JP5987827B2 - 排出装置及び引出し装置 - Google Patents

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    • A47B88/463Actuated drawers operated by mechanically-stored energy, e.g. by springs self-opening

Description

本発明は、旋回可能に支持されている少なくとも1つのレバーを備え、このレバーにはスプリングによって排出方向にプリテンションがかけられている、特に移動可能な家具部品用の排出装置、並びに特に家具又は家庭用品の引出し装置に関する。
独国特許出願公開第202006020236は、移動可能な家具部品の開閉装置を開示しており、この場合、少なくとも2つのロックエレメントを備えるロックユニットがあり、これらのロックエレメントは同調して、ほとんど遊びなく互いに連結されている。ロックエレメントの1つはロック機構を有しているため、押すことによって家具部品がロック解除され、続いて開方向に排出される。この装置は、多数の個別部品を使って比較的複雑に構成されており、2つのロックエレメントが切り離されているため多くのスペースを必要とする。
独国特許出願公開第202006020236
従って、本発明の課題は、小型構造であり、引出し装置と連携して、ユーザーが簡単に取り扱うことのできる移動可能な家具部品用排出装置を提供することである。
この課題は、請求項1の特徴を備える排出装置並びに請求項13の特徴を備える引出し装置によって解決される。
本発明に基づき、レバーにはラッチ機構が配置され、このラッチ機構によって、レバーはスプリング力に対抗して閉ポジションでロック可能となる。従って、ロックが解除されると、構成部品が開方向に飛び出し、続いて構成部品によりレバーは再び閉ポジションにロックされることができる。これにより、排出装置を極めて小型に形成することができ、その他のガイドエレメント、自動閉鎖装置又は緩衝装置とは無関係に配置することができる。そのようにして形成されている排出装置は、移動可能な家具部品、例えば引出し、引き戸又はフラップなどに使用することができる。
好ましくは、ラッチ機構が帯状の部分を備える曲線ガイドを含み、この部分にはロック用窪みが形成されている。この場合、制御エレメントをレバーに取り付けることができ、この制御エレメントは曲線ガイド内をガイドされる。この制御エレメントは少なくとも1つのジャーナルを含み、このジャーナルが曲線ガイドの中にかみ合い移動可能にレバーに支持されている。このために、制御エレメントは、レバー内の長孔を通るバーとして形成することができ、レバーの向かい合った面にはジャーナルが突き出しており、このジャーナルはそれぞれ曲線ガイドの中に保持されている。これにより、特に安定したレバーのロックが可能になる。ロック解除のため、ロック用窪みに隣接して傾斜面を配置することができ、この傾斜面により、レバーが旋回する際にバーがレバーに対して相対的に移動可能となるため、簡単な方法でロック解除が行われ、ロック解除プロセスに僅かな距離しか必要ない。
好ましくは、レバーが回転可能にハウジングに支持されており、このハウジングには曲線ガイドが形成されている。この場合、ハウジングは2つの側壁を含むことができ、これらの側壁はそれぞれ内側に溝状の曲線ガイドを有しており、制御エレメントはこの曲線ガイド内をガイドされる。これにより、曲線ガイド及び制御エレメントは、ハウジング又はレバー内に保護された状態で配置されている。もちろん、レバーに曲線ガイドを形成し、例えば移動可能なジャーナルなどの制御エレメントをハウジングに形成することも可能である。
実施形態に基づき、本排出装置は複数のレバーを有し、これらは、連結エレメントを介して互いに連結され、一緒に動くことができる。引出しの後壁に排出装置を取り付ける場合は、複数の排出装置を引出しの幅にわたり配分して設けることが必要となることがある。これにより、排出装置は連結エレメントを介して一緒に動くため、排出装置が個々に作動するのを防止する。
排出装置は、さらに少なくとも1つの引出しガイドを含むことができ、引出しエレメントはこの引出しガイドに移動可能に保持されている。この引出しエレメントには、排出装置を取り付けることができ、排出装置のハウジングは家具本体などの固定部品又は引出しエレメントのいずれかに選択的に取り付けられている。レバーをロック解除するため、引出しエレメントは閉方向に移動させることができ、これによってレバーがスプリング力に対抗して動き、ロックが解除される。
もう1つの変更例では、レバーに磁石が設けられており、この磁石によって制御エレメントを制御することができる。この場合、好ましくは、制御エレメントが金属製であるため、曲線ガイドの特定のポジション、特に磁石がないと制御エレメントが間違った方向に移動するおそれのある分岐部分で、この磁石が制御エレメントに作用する。これにより、誤作動が確実に防止される。さらに、磁石がロック用窪み部分で制御エレメントに作用する際、レバーをロック解除するための切替え経路を最小限まで短縮することができるため、ロック用窪み又はキャッチから出る制御エレメントの最小限の動きで、力が制御エレメントに作用する。この磁力により重力の影響も軽減されるため、本発明に基づく排出装置を、例えば頭上でレバーを下向きにするなど、様々なポジションに問題なく取り付けることができる。レバーの簡単なロック解除により、この排出装置は、特に幅の広い引出しやパネル間の小さな隙間にも使用することができる。もちろん、1個の磁石の代わりに複数の磁石をレバーに設けることも可能である。
さらに、家具本体を含む引出し装置も提供され、この家具本体には、引出しエレメントが少なくとも1つの引出しガイドによって移動可能に保持されており、この引出しエレメントは本発明に基づく排出装置によって跳び出させることができる。この場合、排出装置は引出しエレメントの裏面に固定することができ、後壁又はストッパに取り付けられているレバーと相互作用させ、引出しエレメントを閉ポジションから軽く開かれたポジションに動かすことができる。
好ましくは、引出し装置が第1の排出装置を具備しており、この第1の排出装置は、例えば自動閉鎖装置として実施されている閉鎖装置よりも長い距離にわたって作用することができる。次に、押すことによって、この引出しエレメントは閉ポジションに動き、レバーがロックされる。
もう1つの実施形態に従って、このレバーは、開方向に調整可能に引出しエレメントに保持されている。これにより、レバーを引出しエレメントに取り付けた後でも、例えば、家具本体に対してフロントパネルの隙間の大きさを調整するために、さらに調整を行うことができる。この調整は、例えば、レバーを取り付けた状態でも開方向及び閉方向にレバーを移動させることができる偏心機構又はその他の調整装置によって行うことができる。
さらに、引出し装置には、引出しエレメントを閉ポジションから軽く開かれたポジションに動かすことのできる第1の排出装置と、第1の排出装置から離れた場所で作用する第2の排出装置とを設けることができる。これにより、この引出しエレメントを、両方の排出装置の間の中間ポジションで、例えば自動閉鎖装置によってロックすることができる。なぜなら、両方の排出装置及び自動閉鎖装置によって引出しエレメントにかけられるそれぞれの力が、部分的に重なり合うからである。このことにより、ユーザーは軽く開かれたポジション又は閉ポジションのいずれか一方を選んで引出しエレメントをロックできることから、高いレベルの操作快適性が提供される。
代替の方法として、第1の排出装置の力は閉鎖装置又は自動閉鎖装置の力に重なり合うことから、第1の排出装置によって引出しエレメントが加速され、中間ポジションなしに第2の排出装置に達し、次に、引出しエレメントはこの第2の引出し装置によってさらに加速される。排出力が少なくとも2つの排出装置に分配されることにより、第1の排出装置の作動力が減少し、引出しエレメントはより長い距離にわたって加速される。さらに、引出しエレメントが引出しとして実施される場合、作動フィールドはパネルのほぼ全体に達する。この場合、これらの排出装置は、互いに離れた場所に配置することができるか、又は部分的に重なり合うこともできる。
閉鎖装置は、作動機構がロックされた状態において、第1の排出装置のレバーに取り付けられているローラが常にストッパに接触するように作用する。これにより、作動機構の直接的反応が保障されている。さらに、例えば家具本体が開方向に振動したり、傾いたりすることにより、引出しエレメントが意図せずにボディから引き出されることはない。
引出しエレメントを手動で開けることにより、閉鎖装置に打ち勝つことができる。第2の排出装置が作動すると、少なくとも、ユーザーは引出しエレメントを開ける際に支援される。開方向へ手動で開ける場合、第2の排出装置の作動機構はロックされたままになっている。
閉プロセスの際に、閉鎖装置がアクチベータとかみ合って、引出しガイドのスライドレールに達すると、第2の排出装置のレバーに取り付けられているローラがストッパに接触するまで、引出しエレメントは閉められる。
次の開プロセスは、引出しエレメントを閉方向に押すか、又は開方向に引くかのいずれかによって作動させることができる。
好ましいのは、レバーを少なくとも部分的に取り囲む保持エレメントが設けられていることであり、この保持エレメントは、引出しエレメントと共に、レバーを閉ポジションに保持する。これにより、レバーは、保持エレメントと共に引出しエレメントの閉鎖機能を有することができるため、追加の自動閉鎖装置は必要ない。この場合、規定の引張力を超過するとレバーが開放されるように、この保持エレメントを曲がるように形成することができる。これにより、保持エレメントの損傷が防止される。
以下に、添付の図に関連する複数の実施例を用いて、本発明を詳しく説明する。
発明に基づく排出装置の斜視図である。 図1の排出装置を展開した斜視図である。 閉ポジションにおける図1の排出装置を示す図である。 閉ポジションにおける図1の排出装置を示す図である。 ロック解除ポジションにおける図1の排出装置を示す図である。 ロック解除ポジションにおける図1の排出装置を示す図である。 開ポジションにおける図1の排出装置を示す図である。 開ポジションにおける図1の排出装置を示す図である。 閉ポジションに達する直前の図1の排出装置を示す図である。 閉ポジションに達する直前の図1の排出装置を示す図である。 閉ポジションにある排出装置を備える家具を示す図である。 閉ポジションにある排出装置を備える家具を示す図である。 ロック解除時の排出装置を備える家具を示す図である。 ロック解除時の排出装置を備える家具を示す図である。 軽く開かれたポジションにある排出装置を備える家具を示す図である。 軽く開かれたポジションにある排出装置を備える家具を示す図である。 開ポジションにある排出装置を備える家具を示す図である。 開ポジションにある排出装置を備える家具を示す図である。 排出装置を備える引出しエレメントを示す複数の図である。 排出装置を備える引出しエレメントを示す複数の図である。 排出装置を備える引出しエレメントを示す複数の図である。 図11の排出装置の引出しガイドを示す図である。 図11の排出装置の引出しガイドを示す図である。 図11の引出し装置の力と距離のグラフである。 排出装置の変更実施例の斜視図である。 図14の排出装置を展開した斜視図である。 様々な調整ポジションにある、図14の排出装置を示す図である。 様々な調整ポジションにある、図14の排出装置を示す図である。 様々な調整ポジションにある、図14の排出装置を示す図である。 様々な調整ポジションにある、図14の排出装置を示す図である。 様々な調整ポジションにある、図14の排出装置を示す図である。 様々な調整ポジションにある、図14の排出装置を示す図である。 様々な調整されたフロントパネルを備える家具を示す図である。 様々な調整されたフロントパネルを備える家具を示す図である。 排出装置を取り付けた引出しエレメントを示す斜視図である。 排出装置の変更実施例を展開した斜視図である。 調整ディスクを示す図である。 調整ディスクを示す図である。 調整ディスクを示す図である。 図21の排出装置を示す図である。 図21の排出装置を示す図である。 様々なポジションにある排出装置のもう1つの実施形態を示す複数の図である。 様々なポジションにある排出装置のもう1つの実施形態を示す複数の図である。 様々なポジションにある排出装置のもう1つの実施形態を示す複数の図である。 様々なポジションにある排出装置のもう1つの実施形態を示す複数の図である。 引出しエレメントに引張力を加えた場合の図25の実施例を示す複数の図である。 引出しエレメントに引張力を加えた場合の図25の実施例を示す複数の図である。 引出しエレメントに引張力を加えた場合の図25の実施例を示す複数の図である。 引出しエレメントに引張力を加えた場合の図25の実施例を示す複数の図である。 引出しエレメントに引張力を加えた場合の図25の実施例を示す複数の図である。 本発明に基づく排出装置のもう1つの実施例を示す2つの斜視図である。 本発明に基づく排出装置のもう1つの実施例を示す2つの斜視図である。 様々なポジションにある図27及び図28の排出装置を示す複数の図である。 様々なポジションにある図27及び図28の排出装置を示す複数の図である。 様々なポジションにある図27及び図28の排出装置を示す複数の図である。 様々なポジションにある図27及び図28の排出装置を示す複数の図である。 様々なポジションにある図27及び図28の排出装置を示す複数の図である。 様々なポジションにある図27及び図28の排出装置を示す複数の図である。 様々なポジションにある図27及び図28の排出装置を示す複数の図である。 様々なポジションにある図27及び図28の排出装置を示す複数の図である。
排出装置1はレバー2を含み、レバー2の一方の端部にはローラ3が回転可能に支持されている。ローラ3は、向かい合った面に、突出するピン4を有しており、これらのピン4は2つの脚5の間にある支持部に固定され、脚5はレバー2と一体形成されている。
レバー2は、軸7を中心に回転可能にハウジング6に支持され、ハウジング6は前壁16を有し、この前壁16は2つの側壁60を互いに接続している。側壁60の各内面には、溝状の曲線ガイド14があけられ、この曲線ガイド14は制御エレメント11を取り付けための外側へ開かれているダクト15を有している。制御エレメント11はバーとして形成され、シリンダ型に形成されており、向かい合った端部には半径方向に突出しているリング12を有し、このリング12には横側に突出したジャーナル13が接続している。このジャーナル13は、それぞれ曲線ガイド14内に移動可能に保持されている。
この場合、制御エレメント11は、レバー2の中にあけられている長孔9を通る。長孔9は太いヘッド部分10を含み、このヘッド部分10からリング型ディスク12を備える制御エレメント11を挿入することができ、制御エレメント1は、次に、軸方向に長孔9の範囲内を確実に移動することができる。長孔9はローラ3の回転軸及び回転軸7に対して面一に延びているか、又はローラ3と回転軸7とで形成される面に延びているため、制御エレメント11は長孔9の中をレバー2の半径方向に動くことができる。
レバー2は、スプリング17によって開方向にプリテンションがかけられており、スプリング17の脚18が前壁16に接触し、向かい合った脚19はレバー2に接触している。
図3〜6には、様々なポジションにおける排出装置1の機能が示されている。
図3A及び3Bでは、レバー2が閉ポジションに配置されている。制御エレメント11のジャーナル13はロック用窪み20にあり、この窪み20は曲線ガイド14の帯状部分の突出部によって形成されている。 スプリング17が軸7を取り囲むレバー2を右へ押すと、それによって、ジャーナル13はロック用窪み20の中に収まる。
レバー2をロックポジションからロック解除するためには、まずこのレバー2が閉方向に押され(図4A及び4B)、それによってレバー2が反時計回りに旋回する。これにより、制御エレメント11のジャーナル13が曲線ガイド14の傾斜部21に向かって押され、長孔9の範囲内で曲線ガイド14の末端ダクト22の中に下方に移動する。
制御エレメント11がロック解除されると、この制御エレメント11は曲線ガイドの範囲内で自由に移動することができ、末端部分22から帯状部分の繰出しダクト23の中に達する。レバー2はスプリング17の力によってストッパのあるエンドダクト24まで時計回りに旋回し、ジャーナル13はレバー2の軽く開かれたポジションにおいてこのストッパに接触している(図5A及び5B)。
次に、レバー2を再び閉ポジションに動かすためには、例えば可動家具部品などの構成部品を、レバー2に取り付けられているローラ3に向かって押し、レバー2を反時計回りに動かす。これにより、制御エレメント11のジャーナル13が帯状部分の収納ダクト25の中に入り、ロック用窪み20に隣接して配置されている上部末端ダクト26の中まで達する(図6A及び6B)。次に、このポジションにおいて、ユーザーは可動構成部品を放すことができるため、スプリング17がレバー2を再び時計回りに押し、これにより制御エレメント11のジャーナル13は上部末端ダクト26からロック用窪み20へ動かされるため、図3A及び3Bに示されているポジションに再び到達する。
図7A〜10Bには、家具30に取り付けられている状態の図1の排出装置が示されている。家具30は、少なくとも1つの引出しエレメント35が移動可能に支持されている家具本体32を含んでいる。この引出しエレメント35は、フロントパネル31を有する引出しとして形成されている。フロントパネル31の反対側の面には排出装置1のハウジング6が取り付けられており、このハウジング6にレバー2が旋回可能に支持されている。家具本体32にはブラケットが固定されており、このブラケットの脚によってレバー2のストッパ34が形成されている。図7A及び7Bには、引出しの閉ポジションが示されている。
排出装置1をロック解除するために、フロントパネル31はさらに閉方向に家具本体32の中に押し込まれる。これにより、ハウジング6の裏側のストップ面70が家具本体の後壁33に接触する。しかし、このことは距離を制限することのみに働き、ロック解除には作用しない。ロックを解除するため、レバー2のローラ3がストッパ34に向かって押されと、レバーが僅かに反時計回りに旋回し、制御エレメント11がロック用窪み20から動かされる(図4A及び4B)。
ロックが解除されると、排出装置1はスプリング17の力によって、ストッパ34によりかかっているレバー2を時計回りに旋回させることができる。これにより、引出しエレメント35は、図9A及び9Bに示されているように、軽く開けられたポジションに動かされる。
軽く開けられたポジションに達すると、引出しエレメント35は排出装置1とは無関係に移動することができ、この時、図10A及び10Bに示されているように、レバー2はストッパ34から離れたところに位置している。引出しエレメント35を再び閉ポジションにするためには、このエレメントを閉方向に動かして、レバー2をストッパ34に接触させ、次に、図6A及び8Bに示されているポジションに達するまで反時計回りにスプリング17の力に対抗してレバー2を旋回させる。続いて、フロントパネル31又はグリップエレメントが放されると、スプリング17が引出しエレメント35を軽く開き、それによって引出しエレメントが排出装置1にロックされる。
図11A〜11Cには、引出しエレメント35が詳しく示されている。この引出しエレメント35は、フロントパネル31が固定されているボックス型構造を有している。引出しエレメント35の向かい合った面には、引出しエレメント35が移動可能に保持されている引出しガイド40が配置されている。引出しエレメント35の後壁33には、2つのハウジング6が固定されており、これらのハウジング6には、それぞれレバー2が旋回可能に支持されている。これらのレバー2はロッド36によって互いに接続されているため、同時にしか動かすことができない。従って、フロントパネル31に横から負荷がかかる場合も、両方の排出装置1のロックが解除される可能性がある。それぞれの排出装置1に対してブラケット34が家具本体32に固定されており、このブラケット34の脚がレバー2のストッパを形成している。
図12A及び12Bには引出しガイド40が示されており、この引出しガイドには引出しエレメント35が移動可能に保持されている。引出しガイド40は、家具本体32に取り付けられているガイドレール41を含んでいる。ガイドレール41には、必要に応じて、1つ又は複数のセンタレールを中間に接続した状態で、にスライドレール42が移動可能に支持されており、このスライドレール42には引出しエレメント35が固定されている。スライドレール42には、突起型のアクチベータ44が固定されており、このアクチベータ44は自動閉鎖装置と第2の排出装置に連結可能である。
このために、引出しガイド40にはハウジング43が形成されており、このハウジング43には第1のドライバ45と第2のドライバ48用の曲線ガイドが形成されている。第1のドライバ45は、曲線ガイドに移動可能に支持されており、この曲線ガイドは向かい合った面に角度のある終端部分を有し、この終端部分でドライバ45が旋回することができ、アクチベータ44を開放する。ドライバ45は、引込みスプリング47によって閉方向にプリテンションがかけられている。この場合、ドライバ45は区間を曲線ガイドに沿って移動可能であり、この区間は、排出装置1のレバー2によって軽く開けられたポジションに動かされる引出しエレメント35の区間よりも短い。従って、引出しエレメント35が開方向に動かされると、この開動作はまず排出装置1のレバー2によって支援され、そのように加速された引出しエレメント35はスライドガイド42をさらに開方向に動かす。この短い区間(例えば0.5〜5cm)の後、ドライバ45は角度のある終端部分に達し、そこで旋回するため、アクチベータ44がドライバ45とは無関係に動かされる。アクチベータ44は、次に、もう1つの曲線ガイドに沿ってハウジング43に移動可能に支持されている第2のドライバ48とかみ合う。この場合、曲線ガイドは角度のある終端部分を有しているため、アクチベータ44はドライバ48をこの角度のある終端部分から引き出し、次にこのドライバ48は開スプリング50の力によって開方向に引っ張られる。これにより、引出しエレメント35の開動作は再び第2の排出装置によって支援される。この場合、ドライバ48にはアクチベータ44用のキャッチ49が設けられているため、曲線ガイドの直線部分において、アクチベータ44と第2のドライバ48との間の連結が保障されている。同様に、第1のドライバ45もアクチベータ44用のキャッチ46を有している。引出しエレメント35が繰り出す場合、アクチベータ44はかみ合いから外れ、ドライバ48を自由に越えることができる。
図13には、引出しエレメント35の力と距離のグラフが示されている。広く開けられている範囲では、第1の排出装置81及び第2の排出装置82、並びに自動閉鎖装置として実施されている閉鎖装置83が作用せず、引出しエレメント35はスライドレール42によって自由に移動することができる。引出し装置35が閉方向に動く場合、まず、アクチベータ44がドライバ48と接続され、次に、閉方向へ開スプリング50の力に打ち勝つ必要があることから、第2の排出装置82が作動する。ドライバ48が曲線ガイドの角度のある終端部分に達すると、ドライバ48が旋回し、アクチベータ44を開放する。これにより、短い移行部分において、第2の排出装置82による力はアクチベータに作用しない。次に、排出装置1、1’、81のローラ3、3’がストッパ34に接触する。引出しエレメント35を完全に閉められたポジションに動かしたい場合、スプリング17の力に打ち勝ち、引出しエレメント35を完全に家具本体32の中に押し込むことが必要であり、それによって排出装置1、1’、81は閉ポジションにロックされる。さらに、アクチベータ44は引込みスプリング47の力により閉方向に引かれるドライバ48とかみ合う。さらに、力と距離のグラフでは、システム摩擦84及びその結果生じる力の経過85が示されている。
図14には、排出装置1’の変更された実施例が示されており、この場合、旋回可能なレバー2はハウジング6に支持されており、このことは前述した実施例で説明されている。 レバー2には、端部に回転可能なローラ3’が形成されており、このローラ3’は複数のリング型のリブを有し、それらの間にはリング型の凹部が設けられている。この場合、ローラ3’は弾力のある材料から作られ、ローラ3’の形状により、衝突時の騒音の発生が少なくなる。この場合、ローラ3’は角度のついたストッパ34に接触することができ、このストッパ34は家具本体に取り付けられる。
ハウジング6は、調整機構によって引出しエレメントに保持されているため、レバー2はハウジング6と一緒に開方向に調整されることができる。この調整機構はプレート61を含み、このプレート61にハウジング6が固定されている。プレート61は、突出した端部が取付けプレート64に隣接して配置されており、この取付けプレート64は引出しエレメント35に固定される。このために取付けプレート64には2つのプラグ68が固定されており、これらのプラグは引出しエレメント35の底面の該当する開口部にはめ込むことができる。
図15には、調整機構の個別部品が示されている。プラグ66はボルト67によってプレート61に固定され、その際、プラグ66はボルト67がねじ込まれる際に拡大し、開口部に固定される。
プレート61には、取付けプレート64の部分に、開方向に対して垂直に合わせられた長孔62があけられ、この長孔62の中にカム63がはめ込まれている。カム63は、偏心配置されたプラグ73を含み、このプラグ73は、取付けプレート64の中央開口部65の中にはめ込まれている。さらに2つのピン68が設けられており、これらはプレート61の開口部の中にはめ込まれており、それぞれ取付けプレート64の長孔67の中を開方向にガイドされている。
図16A及び16Bには、ピン68が長孔69の中央部に配置されているポジションの調整機構が示されている。このポジションから、ピン68は、カム63の回転によって閉方向には長さtの分だけ移動し、開方向には長さsの分だけ移動することができ、従って調整範囲vが生じる。カム63の中には、ドライバなどのツール用保持部が形成されているため、引出しエレメントの下側からカム63を回転させることにより、開ポジションを調整することができる。
図17及び17Bには、調整機構のポジションが最大閉方向に配置されている場合を示している。ピン68は長孔69の端部に達している。
図18では、カム63が逆方向に回転させられたため、ピン68が最大開方向に配置されている。
この調整動作は、家具の側では図19A及び19Bに示されているように見える図19Aでは、フロントパネル31が家具本体32に直接接触し、そのため初期のパネルの隙間yは距離tの分だけ縮小されている。
図19Bでは、フロントパネル31と家具本体32との間の開口隙間が拡大され、その際、初期の開口隙間yが距離sの分だけ拡大されている。これにより、家具本体32に対するフロントパネル31の後調整を、調整機構によって行うことができる。
図20には、引出しとして形成されている引出しエレメント35が排出装置を取り付けた状態で示されている。排出装置は、ハウジング6と共にプレート61に保持されており、プレート61は取付けプレート64に対して調整可能である。
本発明は、示されている実施例に制限されない。もちろん1つ又は複数の排出装置1を引出しエレメント35に取り付けることができる。引出しの代わりに、引出しエレメント35は引き戸として又はその他の直線的に移動可能な構成部品としても形成することができる。さらに、排出装置1は、もちろん、プラップ、ドア又はその他の移動可能な構成部品にも使用することができる。
もう1つの図示されていない実施例では、引出しエレメント35を、2つの排出装置の作用範囲の間にある中間ポジションでロックすることができる。自動閉鎖装置は第1の排出装置よりも大きな作用範囲を有しており、自動閉鎖装置のスプリングは排出装置1のレバー2に向かって引出しエレメントを押す。排出装置1のスプリング17の力は、そのような中間ロックを可能にするため、自動閉鎖装置のスプリング力よりも大きい。
図21には、旋回可能なレバー2を備える排出装置のもう1つの実施例が示されており、このレバー2は、図14に示されている実施例に従って、ハウジング6に支持されており、片側に回転可能なローラ3’を有している。レバー2には、曲線ガイド14内を移動可能な制御エレメント11が通されている。ハウジング6は、プレート97に固定され、その際、プレート97は凹部100を有し、その中にハウジング6の突出部が差し込まれている。さらに、プレート97は、引出しエレメント35の移動方向に長いスロット98を含んでいる。このスロット98の中にはロックエレメント107がかみ合い、これらのエレメントは調整プロセスの際にスロット98の中を滑る。スロット98はスライド面を有し、このスライド面上をロックエレメント107の突出部が滑ることができる。
さらに、取付けプレート101が設けられており、このプレートは、例えば、開口部102を通るボルトによって、引出しエレメント35に固定することができる。取付けプレート101には、開口部104を備える支持部103が調整ディスク105を回転可能に支持するために設けられており、この場合、調整ディスク105はプラグ96と一緒に開口部104の中にかみ合い、リブ状の調整ウォーム106を有している。この場合、調整ディスク105は、取付けプレート101の上に突き出しているため、手で回すことができる。図22A〜22Cに示されているように、プラグ96はツールホルダ108を有しており、ツールを使って操作することができる。
図23で分かるように、プレート97は調整ディスク105に向かい合う面に、隣り合う突出部99を持つ列を含み、これらの突出部は調整ウォーム106の間にかみ合うため、調整ディスク105が回転すると、プレート97は取付けプレート101に対して移動する。これにより、ハウジング6はレバー2と共に引出しエレメント35の運動方向に移動することができる。これにより、図24に示されているように、調整ディスク105によってパネルの隙間調整を行うことができる。
図25A〜26Eでは、すでに説明した排出装置が引出しエレメント35に固定されており、この場合、ハウジング6に回転可能に支持されているレバー2のローラ3’が、ブラケットによって形成されているストッパ34に接触している。ブラケット34には、さらに、板バネなどの保持エレメント55が設けられている。
図25Aには、閉ポジションにある引出しエレメント35が示され、フロントパネル31と家具本体32とは僅かに離れている。フロントパネル31に軽い引張力が作用すると、保持エレメント55は引出しエレメント35が開くのを防止する。なぜなら、保持エレメント55はローラ3’を乗り越えており、引出しエレメント35が開くのを防いでいるからである。
次に、フロントパネル31が押し込まれ、ロック機構がロック解除(図25B)されると、ハウジング6は家具本体の中にさらに入り込むものの、最初は、レバー2のローラ3’のポジションは変化しない。ロック機構のロック解除後、ストッパ34に接触しているレバー2が押され、その際、レバー2は時計回りに旋回する。それによって、ローラ3’が下方へ滑り、保持エレメント55(図25C)から離れる。
図25Dには、開ポジションの引出しエレメント35が示されており、レバー2はストッパ34及び保持エレメント55から離れた場所に位置している。引出しエレメント35が再び閉ポジションにされると、 レバー2のローラ3’がまずストッパ34に接触し、次にローラ3’が再び保持エレメント55に接触するまで旋回する。そうすると、図25Aに示されているポジションが達成される。
図26Aには、図25で示された閉ポジションにある排出装置が示されている。フロントパネル31への押込み力の代わりに、フロントパネル31へ引張力が作用する場合、まず、曲がることのできる保持エレメント55がレバー2のローラ3’を閉ポジションに保持し、その際、ロック機構はロック解除されない。しかし、特定の力を超えると、保持エレメント55が上方へ曲がり(図26B)、レバー2のローラ3’がストッパ34から離れる。次に、保持エレメント55のスプリング力に打ち勝つことによって、引出しエレメント35が開けられる(図26C)。図26Dでは、開ポジションの引出しエレメント35が示されており、このポジションでは、作動していないレバー2がストッパ34から離れている。
次に、引出しエレメント35を再び閉ポジションにしたい場合、レバー2のローラ3’が、まず、ストッパ34のほうへ曲がっている保持エレメント55に接触する。保持エレメント55の力により、レバー2は僅かに反時計回りの方向に旋回するため、ロック機構が作動する。引出しエレメント35は、ロック機構の作動後、開方向に移動する。その後、引出しエレメント35は、ロック機構のロックまでユーザーによって閉方向に動かされる。この場合、レバー2は、図26Aに示されているポジションに達するまで、再びストッパ34に沿って保持エレメント55の下で上方へ移動する。このプロセスは、排出装置の構成部品を損傷から保護する。
図25及び26に示されている実施例では、保持エレメント55が、例えばプラスチック又は金属製の板バネとして、曲がるように形成されている。この保持エレメント55を曲がらないように形成することも可能であるが、それによって引出しエレメント35はフロントパネル31を引くことによって開けることができなくなる。そのため、引出しエレメント35を開けるには、押し込んで、ロック機構をロック解除することによってのみ行うことができる。
図27及び28には、本発明に基づく排出装置のもう1つの実施例が示されており、この場合、レバー2は軸7を中心に回転可能に支持されている。レバー2の片側には回転可能なローラ3’が配置されており、このローラ3’はピン4でレバー2の脚5に保持されている。ローラ3’には、弾力のある材料から作られているリング3”、特にゴム製リングが配置され、ローラ3’又はリング3”がストッパ34に接触する際の衝突音を防止する。
レバー2を旋回可能に支持しているハウジング6は、プレート97’上にあり、このプレート97’は移動可能に取付けプレート101’に保持されている。このために、プレート97’はエッジ側に突起部98’を有しており、これらは取付けプレート101’の対応する側面ガイドの中に保持されている。これらのガイドは、内側を向く突出部107’を有し、これらの突出部107’が突起部98’に重なり合う。取付けプレート101’には、前述した実施例の場合と同様に、開口部104’を備える支持部103’が形成されており、この支持部103’には調整ウォーム106’を備える調整ディスク105’が回転可能に支持されている。調整ウォーム106’は、プレート97’の下部に配置されている突出部の中にかみ合うため、調整ディスク105’を回転させることにより、プレート97’のポジションが変更され、パネルの隙間を調整するか、又はハウジング6の位置を別の位置に合わせる。
ハウジング6の側壁60には、スプリング17の脚18用の支持部56が形成されている。スプリング17の向かい合った面に形成されている脚18は、レバー2の中にあけられている支持部57の中に差し込まれる。
さらに、レバー2には長孔9に隣接して、磁石110用の凹部が形成されている。磁石110は、金属、好ましくは鋼製の制御エレメント11に引力を及ぼす。有利な効果を利用するため、制御エレメント11は、好ましくは強磁性材料から製造されている。
図29及び30には、ロックされた制御エレメント11によって引出しエレメントが閉ポジションにある排出装置が示されている。レバー2のローラ3’は、図25及び26に関連して説明されたように、ストッパ34に接触することができる。閉じられたロックポジションでは、制御エレメント11のジャーナル13はロック用窪み20又は曲線ガイド14のキャッチの中にある。マグネット110は、制御エレメント11の少し下にあるため、磁力は矢印111の方向に作用し、長孔9内の制御エレメント13を下方へ引っ張る。しかし、制御エレメント11は、向かい合った面に取り付けられているジャーナル13によってロック用溝20の中に保持されているため、下方へ動くことはできない。
次に、引出しエレメントが閉方向へ動くことによってレバー2がロック解除されると、図31に示されているポジションになる。レバー2が反時計回りに旋回するとすぐに、磁石110は制御エレメント11を下方へ末端ダクト22の方に引っ張るため、制御エレメント13はロック解除される。急激な動作の際、制御エレメント11の移動による機械的なロック解除が傾斜部21に沿って可能であっても、制御エレメント11が傾斜部21に向かって動く必要はない。頭上に取り付ける場合も、制御エレメント11が重力に逆らって移動することにより、制御エレメント11は磁石110の力によってロック解除できると考えられる。
図32では、レバー2がさらに反時計回りに旋回しているので、制御エレメントのジャーナル13が末端ダクト22の中に入り込む。次に、引出しエレメントが放されると、レバー2はスプリング17の力によって時計回りに旋回し、引出しエレメントを跳び出させる。これによって、制御エレメント11のジャーナル13は曲線ガイド14に沿って帯状部分の繰出しダクト23の中に移動し、図33に示されているポジションになる。帯状部分にはコーナ部分が含まれ、この場合、エンドダクト24は省略されている。制御エレメント11がこのコーナ部分に達した場合、レバー2はそのエンドポジションにある。
図34に示されているように、制御エレメント11は、レバー2のエンドポジションにおいて磁石110と隣接しており、この磁石110は、次に、矢印112で示されているように、制御エレメント11を長孔9に沿って上方へ引っ張る。このコーナ部分は、制御エレメント11のために分岐部分を形成している。というのも、制御エレメント11は、選択的に、繰出しダクト23に戻るか、又は収納ダクト25の中に移動することができるからである。磁石110の力があるため、制御エレメント11は、繰出しダクト23とは反対の収納ダクト25側に保持されるため、誤作動が確実に回避される。
図35に示されているように、重力が制御エレメント11を下方へ引っ張っても、制御エレメントのジャーナル13は収納ダクト25の上方の壁にある。重力は磁石110の力よりも小さいため、制御エレメント11は、繰出しダクト23の反対側にある、収納ダクト25の上方の壁に沿って移動する。
レバー2は引出しエレメントが収納される場合、再び、反時計回りに旋回し、図36に示されているポジションになる。制御エレメント11は、この場合、上部の末端ダクト26の中を移動しているため、次に、引出しエレメントが放されると、スプリング17はレバー2を時計回りに旋回させる。そうすると、制御エレメント11は再びロック用窪み20の中に押し込まれ、図29及び30に示されているポジションになる。
1 排出装置
1’ 排出装置
2 レバー
3 ローラ
3’ ローラ
3” リング
4 ピン
5 脚
6 ハウジング
7 軸
9 長孔
10 ヘッド部分
11 制御エレメント
12 リング/ディスク
13 ジャーナル
14 曲線ガイド
15 ダクト
16 前壁
17 スプリング
18 脚
19 脚
20 ロック用窪み
21 傾斜部
22 末端ダクト
23 繰出しダクト
24 エンドダクト
25 収納ダクト
26 末端ダクト
30 家具
31 フロントパネル
32 家具本体
33 後壁
34 ストッパ
35 引出しエレメント
36 ロッド
40 引出しガイド
41 ガイドレール
42 スライドレール
43 ハウジング
44 アクチベータ
45 ドライバ
46 キャッチ
47 引込みスプリング
48 ドライバ
49 キャッチ
50 開口スプリング
55 保持エレメント
60 側壁
61 プレート
62 長孔
63 カム
64 取付けプレート
65 開口部
66 プラグ
67 ボルト
68 ピン
69 長孔
70 ストップ面
75 プラグ
81 排出装置1
82 排出装置2
83 閉鎖装置
84 システム摩擦
85 結果として生じる力の経過
86 取付けプレート
87 開口部
88 キャッチ
89 開口部
90 調整ディスク
91 調整ディスク
92 プレート
93 スロット
94 突出部
95 凹部
96 プラグ
97 プレート
97’ プレート
98 スロット
98’ 突起部
99 突出部
100 凹部
101 取付けプレート
101’取付けプレート
102 開口部
103 支持部
103’支持部
104 開口部
104’開口部
105 調整ディスク
105’調整ディスク
106 調整ウォーム
106’調整ウォーム
107 ロックエレメント
107’突出部
108 ツールホルダ
110 磁石
111 矢印
112 矢印
t 長さ、距離
s 長さ、距離
v 調整範囲
y パネル隙間

Claims (16)

  1. 旋回可能に支持されている少なくとも1つのレバー(2)を備え、該レバー(2)にはスプリング(17)によって排出方向にプリテンションがかけられている、移動可能な家具部品用の排出装置であって、
    前記レバー(2)にはラッチ機構(11、20)が配置され、構成部品を開方向に跳び出させるために、前記ラッチ機構(11、20)によって前記レバー(2)を前記スプリング(17)の力に対向して閉ポジションでロック可能であり、
    前記ラッチ機構(11、20)は帯状部分を備える曲線ガイド(14)を含み、
    前記帯状部分にロック用窪み(20)が形成され、
    前記レバー(2)に少なくとも1つのジャーナル(13)を含む制御エレメント(11)が取り付けられ、
    前記制御エレメント(11)は、前記ジャーナル(13)が前記曲線ガイド(14)の中にかみ合うことにより、移動可能に前記レバー(2)に支持され、
    前記曲線ガイド(14)内をガイドされることを特徴とする、排出装置。
  2. 前記制御エレメント(11)は、前記レバー(2)内の長孔(9)を通るバーとして形成されていることを特徴とする、請求項1に記載の排出装置。
  3. 傾斜面(21)が、前記ロック用窪み(20)に隣接して配置されていることを特徴とする、請求項1又は2に記載の排出装置。
  4. 前記レバー(2)が、回転可能にハウジング(6)に支持されており、該ハウジング(6)には前記曲線ガイド(14)が形成されていることを特徴とする、請求項1〜3のうちいずれか一項に記載の排出装置。
  5. 前記ハウジング(6)の向かい合った内面には、溝型の前記曲線ガイド(14)が形成されていることを特徴とする、請求項4に記載の排出装置。
  6. 前記排出装置(1)は複数のレバー(2)を含み、該レバー(2)は少なくとも1つの連結エレメント(36)を介して互いに連結され、一緒に動くことができることを特徴とする、請求項1〜5のうちいずれか一項に記載の排出装置。
  7. 前記排出装置(1)が、少なくとも1つの引出しガイド(40)を含み、引出しエレメント(35)は前記引出しガイド(40)に移動可能に保持されていることを特徴とする、請求項1〜6のうちいずれか一項に記載の排出装置。
  8. 前記レバー(2)が、前記ラッチ機構(11、20)をロック解除するため、前記スプリング(17)の力に対抗して移動することを特徴とする、請求項1〜7のうちいずれか一項に記載の排出装置。
  9. 前記レバー(2)には、磁石(110)が配置されており、該磁石(110)によって、前記制御エレメント(11)が制御可能であることを特徴とする、請求項1又は2又は8のうちいずれか一項に記載の排出装置。
  10. 前記引出しエレメント(35)が、少なくとも1つの引出しガイド(40)によって移動可能に保持されている家具本体(32)を備える、家具又は家庭用品の引出し装置であって、
    前記引出しエレメント(35)が、請求項7に記載の排出装置(1)によって跳び出し可能であることを特徴とする引出し装置。
  11. 家具本体(32)に、引出しエレメント(35)の前記レバー(2)のストッパ(34)が固定されていることを特徴とする、請求項9に記載の引出し装置。
  12. 前記引出しエレメント(35)が、自動閉鎖装置(45、46、47)によって閉ポジションの中にプリテンションがかけられ、前記自動閉鎖装置(45、46、47)が前記排出装置(1)をストッパ(34)に向かって押すことを特徴とする、請求項10又は11に記載の引出し装置。
  13. 前記引出しエレメント(35)を開方向に動かすために、第1の排出装置から離れた場所で作用する第2の排出装置が設けられていることを特徴とする、請求項10〜12のうちいずれか一項に記載の引出し装置。
  14. 前記レバー(2)が、少なくとも1つの方向へ調整可能に前記引出しエレメント(35)に保持されていることを特徴とする、請求項10〜13のいずれか一項に記載の引出し装置。
  15. 前記レバー(2)を少なくとも部分的に取り囲む保持エレメント(55)が設けられており、該保持エレメント(55)は、前記引出しエレメント(35)と共に、前記レバー(2)を閉ポジションに保持することを特徴とする、請求項10〜14のうちいずれか一項に記載の引出し装置。
  16. 前記保持エレメント(55)が曲がるように形成されており、規定の引張力を超過した場合に前記レバー(2)を開放することを特徴とする、請求項15に記載の引出し装置。
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