JP5568211B2 - 1液硬化性樹脂組成物の製造方法とこれによる1液硬化性樹脂組成物を用いたアスファルトルーフィング防水構造 - Google Patents

1液硬化性樹脂組成物の製造方法とこれによる1液硬化性樹脂組成物を用いたアスファルトルーフィング防水構造 Download PDF

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Description

本願発明は、アスファルト系防水工法に用いられる接着剤、シーリング材、下地処理材として硬化性、接着性に優れる1液硬化性樹脂組成物の製造方法とこれによる1液硬化性樹脂組成物を用いた防水構造に関する。
施工現場でアスファルトを熔融し、アスファルトを被防水面に流しながらアスファルトルーフィングを複数枚貼り重ねて防水層を形成していくいわゆるアスファルト防水熱工法は、その防水信頼性の点で現在でも防水工法の主流の座を占めている。該工法のもっとも優れている点は、施工時にはアスファルトの粘性が低く流動性に優れているため高い水密充填性が得られ、かつ施工後アスファルトの冷却とともに固化し連続一体化した防水層が容易に得られる点にある。
前述のアスファルト防水熱工法は、防水効果が極めて優れたものではあるが、この工法にあっては、普通200〜400kgの防水工事用アスファルトを熔解できる熔解釜に入れ、プロパンバーナーなどの加熱源により防水工事用ブローンアスファルトを250〜300℃に熔解させ、次いで作業者が熔解したアスファルトを持ち運び可能な小さな缶に移し、柄杓で流しながらアスファルトルーフィングを貼りつけ防水層を形成する工法である。
そして、この工法では、通常3〜6kg/m2必要とされるアスファルトの熔解作業はほぼ終日行わざるを得ない。そして、250〜300℃の温度で熔解させる理由は、それ以下の温度だとアスファルトの流動性が乏しく、防水工事作業に支障をきたすためである。
ところが、アスファルトを熔融させるときに発生する煙や臭いが近所の住民に不快感を与える、また、アスファルトへの引火や取扱い時の作業員の火傷の危険性など、従来から種々の問題点が指摘されている。
他方、ウレタンの塗膜防水材のように2成分で反応硬化する液状物を塗布して防水層を形成させる防水工法や、溶剤でカットバックした接着剤を用いてルーフィングを貼っていく工法もあるが、2成分の反応硬化では計量ミスや混合不良などがおこりやすく、また、いずれも反応が終了した時点で、あるいは溶剤が揮散した時点で、初めて設計した防水性能が発現するものであって、施工直後に完全な防水性能が得られるものではない。また、液状物中に含まれる溶剤などが施工後のルーフィングを軟化させたり、表面を発泡させたりするなどの不都合を避けがたい。
この他、上記各問題点を解消する対策としてアスファルト系の冷工法がいくつか提案されている。 この冷工法のひとつに、粘着層を有するルーフィングを用いて施工すると言ういわゆる自着工法があり、市場に定着している。しかし、この自着工法にあっても、実際の施工現場において、粘着層だけではルーフィング端末の水密性が十分でない場合が見られ、そのためルーフィング同士の貼り重ね部にシーリング材や接着剤を併用することが一般的である。
前記自着工法におけるシーリング材および接着剤は、作業性確保のために使用されている溶剤などのために接着面を溶解させたり、硬化後に貼りつけた際に十分なアスファルト系粘着材の接着力が得られない場合や、貼りつけ後に内在した溶剤などでルーフィング表面を発泡させたりする場合がある。
また、アスファルト系の冷工法には上記自着工法のほかに次のような工法が提案されている。すなわち、改質アスファルトを水中に分散させた改質アスファルトエマルジョンとエマルジョン用硬化剤を接着剤に用いてアスファルトルーフィングを施工する防水工法である。この工法によれば、熱を加える必要性がなく、またアスファルトの発煙や悪臭の発生やルーフィングを軟化させたりすることはないが、2成分反応硬化における計量ミスや混合不良などの問題は解消されていない。また、アスファルトルーフィングを下地に十分な接着力で接着させるためには、改質アスファルトエマルジョンの水分がなくなるまでの時間を必要とし、反応硬化後にも内在した水分の影響でルーフィングのふくれ現象などがある。
また、変成シリコーン系シーリング及び接着剤の利用が考えられるが、このような接着剤による工法にあっては、溶剤を使用しなくて済むため、体積収縮の問題などは発生しない利点もあるが、アスファルト防水層端末や、アスファルトルーフィングジョイント部、ブローンアスファルトからなるプライマー面への十分な接着力が得られず、このため、接着力の改善が必要となっており、実用化には問題がある。また、オープンタイムをとり硬化した表面にアスファルト系粘着材を裏面に有するいわゆる自着ルーフィングを貼りつけても、十分な接着力が得られず、容易に剥離してしまう問題があり、さらに高温環境に晒される屋上においては、内在した可塑剤が徐々にブリードすることにより、アスファルト系粘着層を軟化させることによる接着力低下だけでなく、界面に可塑剤がブリードすることによるアスファルト系粘着層の剥離などの不都合が生じる。
さらに、防水工事においては、既設の防水層表面や、コンクリート下地表面に対し、下地を平滑かつ新設する防水層の接着性を確保するための下地処理材が塗布される。
このような下地処理材としては、アスファルトを溶剤でカットバックした液状物や、改質アスファルトエマルジョン等があり、これらは前述と同様に、液状物中の溶剤や水分の揮散に非常に時間がかかる点や、残留した溶剤や水分の影響をルーフィングが受け、ふくれやルーフィング表面の発泡につながることという不都合が生じる。
なお、本願に関連して以下の文献が存在する。
特表2001−502753号 特開2006−45313号 特開平11−148202号 特開平08−90705号 特願昭58−166749号 特願平11−309615号 特願平7−70792号
本願発明は、アスファルト系防水工法において、常温で取り扱えるため安全性を確保できしかも、煙、臭いなどによる施工環境の阻害を防止する一方、アスファルト防水工法に用いられるプライマーやルーフィングに対する接着性を改善し、溶剤などによるルーフィング表面の発泡などの問題がなく、かつ硬化後にもアスファルト系粘着材との接着性良好な無溶剤1液硬化性樹脂組成物とこれによる防水構造の提供を目的としている。
本願発明は、以下の工程からなる1液硬化性樹脂組成物の製造方法を提供して、上記従来の課題を解決しようとするものである。 すなわち、
イ. 攪拌機に、変成シリコーン樹脂および水性分散体としての合成樹脂エマルジョンを仕込み均質混合し、所定水分量となるまで加熱減圧脱水する工程、
ロ. 次いで、アスファルトの配合されていない充填剤を投入して均質混合し、所定水分量となるまで加熱減圧脱水する工程、
ハ.工程ロの後 さらに可塑剤を加え、窒素還流下で均質混合し、所定水分量となるまで加熱減圧脱水して冷却した後、脱水剤ならびに接着性付与剤を加える工
ニ. 次いで、変成シリコーン用硬化触媒を配合し、均質混合する工程。
本願発明はさらに、以下の工程からなる1液硬化性樹脂組成物の製造方法を提供して、上記従来の課題を解決しようとするものである。すなわち、
イ. 攪拌機に、変成シリコーン樹脂および水性分散体としての合成樹脂エマルジョンを仕込み均質混合し、所定水分量となるまで加熱減圧脱水する工程、
ロ. 次いで、アスファルトの配合されていない充填剤を投入して均質混合し、所定水分量となるまで加熱減圧脱水する工程、
ハ.工程ロの後 さらに可塑剤でカットバックしたアスファルトを加え、窒素還流下で均質混合し、所定水分量となるまで加熱減圧脱水して冷却した後、脱水剤ならびに接着性付与剤を加える工程、
ニ. 次いで、変成シリコーン用硬化触媒を配合し、均質混合する工程。
本願発明はまた、
施工面に接着剤層を介してアスファルトルーフィングを積層してなるアスファルトルーフィング防水構造において、前記接着剤層を段落番号0013又は0014記載の製造方法に係る1液硬化性樹脂組成物により形成するとともに、アスファルトルーフィングの重ね合わせ部のシーリング部を上記段落0013又は上記段落0014の製造方法に係る1液硬化性樹脂組成物により形成してなるアスファルトルーフィング防水構造を提供して上記従来の課題を解決しようとするものである。
上記の構成により、本願発明は次のような効果を奏する。
1. アスファルト系防水工法において、本願発明に係る無溶剤1液硬化性樹脂組成物は接着剤、シーリング材あるいは下地処理材として使用し、常温での施工作業が可能となり安全性を確保し、しかも、煙、臭いなどによる施工環境の阻害を適正に防止できる。
2. 上記利点に併せて、アスファルト防水工法に用いられるプライマーやルーフィングに対する接着性が改善され、接着剤、シーリング材あるいは下地処理材として使用して、溶剤などによるルーフィング表面の発泡などの問題がなく、かつ硬化後にもアスファルト系粘着材との接着性良好であり、したがって、防水効果が適正万全なアスファルト防水構造を良好な作業性のもとに構築できる。
本願発明において、成分(A)として一般に変成シリコーンと呼ばれる「MSポリマー」(株式会社カネカ製)が用いられる。
また成分(B)であるシラノール縮合触媒としては、従来公知のシラノール縮合触媒を使用することができる。これらの具体例としては、チタン酸エステル類、スズカルボン酸塩、有機スズ化合物、有機アルミニウム化合物類、アミン系化合物、酸性触媒、塩基性触媒などの公知のシラノール触媒などが挙げられる。これらは単独または2種以上組み合わせて使用できる。
上記成分(B)であるシラノール縮合触媒の配合量は、成分(A)である変成シリコーン樹脂が100重量部に対し、0.1〜5重量部が好ましいが、より好ましくは0.2〜2重量部である。0.1部を下回ると十分に硬化せず、5部を上回ると耐熱性が劣る。
さらに、上記成分(C)である可塑剤としては、ジオクチルフタレート(DOP)等のフタル酸エステル系、グリコールエステル系、大豆油エステル、大豆油メチルエステル等が使用できる。これらは単独または2種以上組み合わせて使用できる。
上記成分可塑剤(C)の配合量は、成分(A)と合成樹脂エマルジョンからなる粒子(E)合計100重量部に対して配合量が10〜200重量部が好ましいが、より好ましくは15〜100重量部である。10部を下回ると作業性が低下し、200部を超えると被着体に表面を著しく軟化させ、接着力が低下する。
また、充填剤(D)は、重質炭酸カルシウム、表面処理炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、酸化カルシウム、含水ケイ酸、微粉末シリカ、ケイ酸カルシウム、カオリン、クレー、タルク、カーボンブラック、酸化チタン、酸化亜鉛、コロイダルシリカ等が使用できる。これらは単独または2種以上組み合わせて使用される。
そして、上記充填剤(D)の配合量としては、成分(Aと合成樹脂エマルジョンからなる粒子(E)合計100重量部に対して配合量が50〜400重量部が好ましいが、より好ましくは150〜200重量部である。50部を下回るとコストの面で不利となり、400部を超えると混合が困難かつ作業性が悪くなる。
なお、耐水性が必要な場合、充填剤としてアスファルトを配合することができる。アスファルトとしては、ストレートアスファルト、ブローンアスファルト、セミブローンアスファルト、溶剤脱瀝アスファルトが使用できる。これらは単独又は2種以上を組み合わせて使用される。 すなわち、例えばJIS K 2207に規定されるストレートアスファルトを使用することが出来るが、中でも針入度が高い150-200の使用が好ましく、180-200の使用がさらに好ましい。
針入度が小さいものは、反応性ケイ素基含有ポリエーテル(変成シリコーン樹脂)への分散性が悪く、分散性を改善するためにより多くの可塑剤、あるいは分散安定剤を必要とし、硬化塗膜の物性を低下させ、また被着体への接着界面にブリード物を発生させる。
アスファルトの配合量としては、上記充填剤(D)中、より好ましい上限は30%である。好ましい下限は特に限定されないが、極めて少量であるとアスファルト添加による耐水性が得られないことがある。また50%を上回ると粘度が著しく上昇し、かつアスファルトが凝集しやすくなり製品として安定しない。
水性分散体(E)の例としては、0.001〜5μm程度の油脂または合成樹脂を強制的に分散させたサスペンジョン、強制乳化により得られた熱可塑性樹脂例えばスチレンブタジエンスチレンブロック共重合体などが挙げられるが、乳化重合または乳化分散工程により得られた合成樹脂エマルジョンからなる粒子が安定性、経済性の上で有利である。
合成樹脂エマルジョンから成る粒子としては、スチレンブタジエンスチレンブロック共重合体エマルジョン、スチレンブタジエン共重合体エマルジョン、アクリロニトリルブタジエン共重合体エマルジョン、アクリル系樹脂エマルジョン、ポリクロロプレンエマルジョン、ビニルピリジン共重合体エマルジョン、ポリイソプレンエマルジョン、ポリブタジエンエマルジョン、塩化ビニル系エマルジョン、塩化ビニリデン系エマルジョン、ワックスエマルジョン、ウレタン樹脂系エマルジョン、酢酸ビニル系エマルジョン、エチレン・酢酸ビニル共重合体(EVA)系エマルジョンなどから得られる樹脂粒子が挙げられるが、好ましくはスチレンブタジエン共重合体エマルジョンである。これらは単独または2種以上組み合わせて使用できる。
前記スチレンブタジエン共重合体エマルジョンは、必要に応じて以下の単量体を共重合することができる。すなわち、共重合可能な単量体は、(メタ)アクリル酸アルキルエステル単量体、エチレン系不飽和カルボン酸単量体、シアン化ビニル系単量体などが挙げられる。これらは単独で、又は2種以上を組み合わせて用いることができるが、その総和がスチレンブタジエン共重合成分に対し30%を上回らない範囲で使用することができる。
乳化剤としては、例えば脂肪酸石鹸、ロジン酸石鹸、アルキルスルホン酸塩、ジアルキルアリールスルホン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレンアルキル硫酸塩及びポリオキシエチレンアルキルアリール硫酸塩などのアニオン性乳化剤を用いることができる。必要に応じて、前記アニオン性乳化剤にポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリールエーテル及びポリオキシエチレンオキシプロピレンブロックコポリマーなどのノニオン性乳化剤などの公知のものを使用することができる。また、親水基と親油基を有する界面活性剤の化学構造式の中にエチレン性二重結合を導入した反応性界面活性剤も使用でき、更に、ベタイン型などの両性乳化剤及びポリビニルアルコールなどの水溶性高分子の保護コロイド乳化剤なども必要に応じて用いることができる。
スチレンブタジエン共重合体エマルジョンは、ガラス転移点が10〜−50℃の範囲であるものが好ましく、特に−10〜−50℃であるものがより好ましい。ガラス転移点が10℃を超えると20℃以上の気温では接着付与効果が発現しづらく、−50℃を下回ると製造工程時に均一に分散しないことがある。
接着改善効果をもたらす上記合成樹脂エマルジョン(E)の配合量としては、変成シリコーン樹脂(A)100重量部に対し、5〜30%が好ましい。5%を下回ると接着改善効果が得られず、30%を上回ると、粘度が著しく上昇し、かつエマルジョンが凝集しやすくなり製品として安定しない。
スチレンブタジエン共重合体エマルジョンの接着改善作用の機序作用の詳細は明らかでないが、単体では変成シリコーン樹脂との相溶性が悪く、安定に分散させることは困難である。また変成シリコーン樹脂に完全に溶解する樹脂では、接着改善効果が得られない。これに対し、予め水分散体となっているスチレンブタジエン共重合体が変成シリコーン樹脂に微細に分散されることによって、アスファルト防水層端末やアスファルト系プライマー塗工面、変成シリコーン樹脂層の界面に選択的に吸着するためと推測される。 また、湿気硬化後の表面にも同様の効果が得られ、作業性改善のために添加されている可塑剤成分を硬化体内部に保持し、ブリード現象を抑制するため、アスファルト系粘着材を有する自着ルーフィングを貼り合せた場合でも十分な接着性が付与される。
本願発明に係る1液硬化性変成シリコーン樹脂組成物には、さらに用途に応じて、着色顔料、タレ防止剤、紫外線吸収剤、酸化防止剤、脱水剤、接着性付与剤、老化防止剤、金属不活性化剤、オゾン劣化防止剤、光安定剤等の1種または2種以上を添加しても良い。
なお、これら任意成分の添加量は、本願発明の作用効果を妨げない範囲で通常量使用することが出来る。脱水剤としては、公知の脱水剤が使用できるが、低分子量シラン化合物が好ましい。具体的には、A−171(モメンティブ・バフォーマンス・マテリアルズ製)が挙げられる。接着性付与剤としては、公知のシランカップリング剤が使用できるが、その中ではアミノシランが好ましい。具体的には、A−1120(モメンティブ・バフォーマンス・マテリアルズ製)が挙げられる。
本願発明に係る1液硬化性樹脂組成物の製造にあっては、工程1として変成シリコーン樹脂と水性分散体としての合成樹脂エマルジョンとを均一混合し、合成樹脂エマルジョンに含有される水分を加熱脱水することによって変成シリコーン樹脂中に合成樹脂エマルジョン粒子を微細に分散させる。
前記工程1において可塑剤(C)を同時に仕込み、均一混合してしまうと、
イ:水性分散体(合成樹脂エマルジョン)が可塑剤を介して変成シリコーン樹脂に相溶し、接着性付与効果が得られない、
ロ:変成シリコーン樹脂が低粘度化し、合成樹脂エマルジョン粒子の微細な分散状態を作れなくなり接着力が低下する、等々の不都合が生じる。
また、充填剤(D)を同時に仕込むと、
ハ:合成樹脂エマルジョンの水分が充填材へ吸収され、加熱脱水効率が著しく低下する一方、
ニ:充填剤が凝集し塊状となって均一な混練状態を得ることが出来ない、等々の不都合が生じる。
さらに、充填剤アスファルトのみとすると、合成樹脂エマルジョンとアスファルトが凝集し、変成シリコーン樹脂への分散状態が得られないばかりか、極端に高粘度となり混合困難な状態となり好ましくない。
上記1液硬化性樹脂組成物は、従来公知の混練方法で製造することができる。たとえば、攪拌機、コンデンサー、加熱装置、減圧脱水装置、窒素気流装置を備えた密閉式加工釜を用い、釜中に(A)変成シリコーン樹脂および(E)合成樹脂エマルジョンを仕込み、窒素気流装置を用いて、窒素還流下で均質混合し、所定水分量となるまで加熱減圧脱水する工程1、および工程1の後に、(D)充填剤を投入し、窒素気流装置を用いて、窒素還流下で均質混合し、所定水分量となるまで加熱減圧脱水する工程2を有する。
前記工程1および工程2の後、(C)可塑剤を加え、窒素還流下で均質混合し、所定水分量となるまで加熱減圧脱水する。
充填剤中に、アスファルトを配合する場合は、(A)変成シリコーン樹脂および(E)合成樹脂エマルジョンを仕込み、窒素気流装置を用いて、窒素還流下で均質混合し、所定水分量となるまで加熱減圧脱水する工程1、および工程1の後に、(D)充填剤を投入し、窒素気流装置を用いて、窒素還流下で均質混合し、所定水分量となるまで加熱減圧脱水する工程2を行った後、(C)可塑剤、アスファルトまたは予め可塑剤によりカットバックしたアスファルト、場合によっては水分を含有する添加剤を加え、窒素還流下で均質混合し、所定水分量となるまで加熱減圧脱水する。
充填剤添加前にアスファルトを仕込み均一混合した場合、合成樹脂エマルジョンとアスファルトが凝集し、変成シリコーン樹脂への分散状態が得られないばかりか、極端に高粘度となり混合困難な状態となり好ましくない。
この後、最終的に(B)変成シリコーン用硬化触媒を配合し、均質混合して、1液硬化性樹脂組成物を得る。そして密閉容器にこの1液硬化性樹脂組成物を収納すれば最終製品となる。
本願発明に係る1液硬化性樹脂組成物は、アスファルトルーフィング材による防水工法による防水構造において、接着剤、シーリング材、下地処理材として用い、施工効率に優れ防水信頼性の極めて高い防水構造を構築することができる。
以下、1液硬化性樹脂組成物およびこれによるアスファルト防水構造の実施例を順次説明する。
1液硬化性樹脂組成物の実施例
実施例1
該実施例に係る1液硬化性樹脂組成物の製造は次の工程によった。
工程1: 成分(A)としての変成シリコーン樹脂(サイリルAS120、株式会社カネカ製)85重量部に対し、水性分散体(E)としての合成樹脂エマルジョン(スチレンブタジエン共重合体エマルジョン、Nipol LX110、Tg=−47℃)15重量部(乾燥重量)を攪拌機(プラネタリーミキサー)に仕込み、110℃になるまで加熱減圧脱水しながら均一混合した。
工程2: 次いで、充填剤(D)としての炭酸カルシウム(BF300、備北粉化工業株式会社製)を180重量部混合し、再び110℃になるまで加熱減圧脱水し、可塑剤(C)(DIDP、サンソサイザー、新日本理化株式会社製)20重量部を加えさらに加熱減圧脱水をして含有水分量が400ppm以下にした。このようにして得られた混合物を50℃以下まで冷却した後、脱水剤(A-171、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ株式会社製)2重量部、接着性付与剤(A1120、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ株式会社製)2重量部、シラノール縮合触媒(B)としての硬化触媒(U-220H、日東化成株式会社製)1重量部を加え均一に混合して1液硬化性変成シリコーン樹脂組成物(実施例1)を得た。
実施例2
以下の工程により実施例2に係る1液硬化性樹脂組成物を製造した。
工程1: 成分(A)としての変成シリコーン樹脂(サイリルAS120、株式会社カネカ製)85重量部、水性分散体(E)としての合成樹脂エマルジョン(スチレンブタジエン共重合体エマルジョン、Nipol LX110、Tg=−47℃)15重量部(乾燥重量)を攪拌機(プラネタリーミキサー)に仕込み、加熱減圧脱水しながら均一混合した。
工程2: 次いで、充填剤(D)としての炭酸カルシウム(BF300、備北粉化工業株式会社製)を155重量部混合し、再び110℃になるまで加熱減圧脱水し、アスファルト(日石180-200、新日本石油株式会社製)25重量部を可塑剤(C)(DIDP、サンソサイザー、新日本理化株式会社製)20重量部でカットバックしたものを加え、さらに加熱減圧脱水をして含有水分量が400ppmとした。得られた混合物を50℃以下まで冷却した後、脱水剤(A-171、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ株式会社製)2重量部、接着性付与剤(A1120、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ株式会社製2重量部、シラノール縮合触媒(B)としての硬化触媒1重量部を加え均一に混合して1液硬化性変成シリコーン樹脂組成物(実施例2)を得た。
実施例3
以下の工程により実施例3に係る1液硬化性樹脂組成物を製造した。
工程1: 成分 (A)としての変成シリコーン樹脂(サイリルAS120、株式会社カネカ製)85重量部に対し、水性分散体(E)としての合成樹脂エマルジョン(アクリロニトリルブタジエン共重合体エマルジョン、LX531、Tg=−15℃)15重量部(乾燥重量)を攪拌機(プラネタリーミキサー)に仕込み、110℃になるまで加熱減圧脱水しながら均一混合した。
工程2: 次いで、充填剤(D)としての炭酸カルシウム(BF300、備北粉化工業株式会社製)を180重量部混合し、再び110℃になるまで加熱減圧脱水し、可塑剤(C)(DIDP、サンソサイザー、新日本理化株式会社製)20重量部を加えさらに加熱減圧脱水をして含有水分量が400ppm以下にした。このようにして得られた混合物を50℃以下まで冷却した後、脱水剤(A-171、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ株式会社製)2重量部、接着性付与剤(A1120、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ株式会社製)2重量部、シラノール縮合触媒(B)としての硬化触媒(U-220H、日東化成株式会社製)1重量部を加え均一に混合して1液硬化性変成シリコーン樹脂組成物(実施例3)を得た。
比較例1
以下の工程により比較例1に係る1液硬化性樹脂組成物を製造した。
反応性ケイ素基含有ポリエーテル(A)としての変成シリコーン樹脂(サイリルAS120、株式会社カネカ製)100重量部に対し、充填剤(D)としての炭酸カルシウム(BF300、備北粉化工業株式会社製)を180重量部混合し、110℃になるまで加熱減圧脱水しながら均一混合した。
次いで、可塑剤(C)(DIDP、サンソサイザー、新日本理化株式会社製)20重量部を加えさらに加熱減圧脱水をして含有水分量が400ppm以下にした。このようにして得られた混合物を50℃以下まで冷却した後、脱水剤(A-171、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ株式会社製)2重量部、接着性付与剤(A1120、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ株式会社製)2重量部、シラノール縮合触媒(B)としての硬化触媒(U-220H、日東化成株式会社製)1重量部を加え均一に混合して1液硬化性変成シリコーン樹脂組成物(比較例1)を得た。
比較例2
以下の工程により比較例2に係る1液硬化性樹脂組成物を製造した。
反応性ケイ素基含有ポリエーテル(A)としての変成シリコーン樹脂(サイリルAS120、株式会社カネカ製)100重量部に対し、充填剤(D)としての炭酸カルシウム(BF300、備北粉化工業株式会社製)を155重量部混合し、110℃になるまで加熱減圧脱水し、アスファルト(日石180-200、新日本石油株式会社製)25重量部を可塑剤(C)(DIDP、サンソサイザー、新日本理化株式会社製)20重量部でカットバックしたものを加え、さらに加熱減圧脱水をして含有水分量が400ppmとした。このようにして得られた混合物を50℃以下まで冷却した後、脱水剤(A-171、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ株式会社製)2重量部、接着性付与剤(A1120、モメンティブ・パフォーマンス・マテリアルズ株式会社製)2重量部、シラノール縮合触媒(B)としての硬化触媒(U-220H、日東化成株式会社製)1重量部を加え均一に混合して1液硬化性変成シリコーン樹脂組成物(比較例2)を得た。
次に、前記各実施例1〜3に係る1液硬化性樹脂組成物の性能試験をなして、以下の表1に示す結果を得た。 なお、試験においては、対照例として、前記比較例1,2を使用した。
次に、図面に基づいて、アスファルトルーフィング防水構造の実施例を説明する。図1は、アスファルトルーフィング防水構造の第1実施例を示す縦断面図である。
図において、1は、コンクリート下地であり、2はコンクリート下地における施工面に形成された接着剤層であり、この接着剤層2は、前述の1液硬化性樹脂組成に係るいずれかの実施例により塗布形成されている。 また、3はアスファルトルーフィング材であり、このアスファルトルーフィング材3は、前記接着剤層2の硬化前に順次貼付される。
コンクリート下地1における施工面は、レイタンスおよびエフロレッセンスを清掃もしくは高圧水洗浄により除去・乾燥した後に前記接着剤層2が形成されている。なお、アスファルトルーフィング3は、図に示すように各接着剤層2を介して複数枚が積層されることになる。 なお、コンクリート下地1上の接着剤層2は下地処理層としても機能している。
図2は、アスファルトルーフィング防水構造の第2実施例を示す縦断面図である。図において、4はコンクリート下地1の施工面に形成されたアスファルト系プライマー層であり、他の構成は前記第1実施例と同様である。すなわち、アスファルト系プライマー層4上に複数枚のアスファルトルーフィング材が積層され防水層を構成している。
図3は、アスファルトルーフィング防水構造の第3実施例を示す縦断面図である。図において、9は防水層保護のために形成された保護コンクリート層であり、他の構成は前記第1実施例と同様である。すなわち、最上層の接着剤層2が硬化した後、保護コンクリートを直接打設することができる。
図4は、アスファルトルーフィング防水構造の第4実施例を示す縦断面図である。図において、6は前記接着剤層2を介して硬化後の接着剤層2に固着したポリスチレンフォーム等からなる断熱材層である。防水層上の断熱層を固着する目的で接着剤層2を使用する場合は、防水層全面に改めて塗布しても良いが、一定間隔を空けて点張りすることができる。なお、接着剤層2を構成する1液硬化性樹脂組成物は無溶剤のため、溶剤に溶解しやすいポリスチレンフォームなどにも問題なく使用できる。
図5は、アスファルトルーフィング防水構造の第5実施例を示す縦断面図である。図において、1はコンクリート下地、2は前述の1液硬化性樹脂組成に係る上記いずれかの実施例により塗布形成された接着剤層である。 3は前記接着剤層2の硬化前に貼付されたアスファルトルーフィング材であり、このアスファルトルーフィング材3の表面にはさらに接着剤層2を介して砂付きアスファルトルーフィング5が貼付され露出防水層が構成されている。
図6は、アスファルトルーフィング防水構造の第6実施例を示す縦断面図である。図において、1はコンクリート下地、2は前述の1液硬化性樹脂組成物に係るいずれかの実施例により塗布形成された接着剤層で、コンクリート下地1の施工面に塗布形成されている。
6は前記接着剤層2を介してコンクリート下地1に固着されたウレタンフォームまたはポリスチレンフォーム等からなる断熱材層である。この断熱材層6表面には接着剤層2を介してアスファルトルーフィング材3が貼付され、さらにアスファルトルーフィング材3が接着剤層2を介して砂付きアスファルトルーフィング材5が貼付されて、いわゆる露出断熱防水層が形成されている。
なお、この実施例ではコンクリート下地1の施工面に接着剤層2を直接形成したが、コンクリート下地1表面にプライマー処理を施して接着剤層を形成してもよい。
図7は、アスファルトルーフィング防水構造の第7実施例を示す縦断面図である。この実施例は、既設の防水層上に新たな防水層を形成するいわゆる補修防水構造に係る実施例である。 図において、コンクリート下地1上には砂つきアスファルトルーフィング材による既設防水層7が形成されていて、この既設防水層7上には、前述の1液硬化性樹脂組成物に係るいずれかの実施例により塗布形成した下地処理層2を介して粘着層付きアスファルトルーフィング材8が固着されて新規な補修防水層が形成される。 前記粘着層付きアスファルトルーフィング材8はその裏面に粘着剤層が形成されていて、前記接着剤層2が完全に硬化した後に粘着層付きアスファルトルーフィング材8の粘着剤層を押圧していけば粘着剤層と接着剤層は密着される。 接着剤層の完全硬化した後にルーフィング材を敷設できるので良好な施工効率、施工精度を実現できる。
図8は、アスファルトルーフィング防水構造の第8実施例を示す縦断面図である。この実施例は、ルーフィング端末における止水目的で使われるシーリング部に係る実施例である。図において、自着工法などの防水層貼り重ね部において、貼り重ね部の下側ルーフィング表面に表面砂がある場合、予め前述いずれかの実施例に係る1液硬化性樹脂組成物の塗布によりシーリング層10(シーリング部)を形成し、これにより砂面を被覆して平滑になしている。 そして、該シーリング層10(部)が硬化した後にここに粘着層付きアスファルトルーフィング材8の粘着剤層を押圧していけば、粘着剤層とシーリング層は密着される。この場合、硬化前に粘着層付きアスファルトルーフィング材8を貼りつけるような方法でより密着性、水密性を高めることもできる。
図9は、アスファルトルーフィング防水構造の第9実施例を示す縦断面図である。この実施例は、ルーフィング端末における止水目的で形成されるシーリング部に係る実施例である。図において、自着工法などの防水層貼り重ね部において、貼り重ね部の下側ルーフィング表面に表面砂ではなくフィルム層など粘着層が容易に接着できる層が形成されている場合、粘着層付きアスファルトルーフィング材8を貼り重ねて防水層を形成した後、防水層の端末に、前述のいずれかの実施例に係る1液硬化性樹脂組成物によりシーリング部11が形成されている。 シーリング部11は、ルーフィング材の貼り重ね部に100〜150g/m程度、棒状に塗布形成し、水密性を高めるようになっている。
前記の各実施例において、接着剤層2の形成は、1液硬化性樹脂組成物を1.0〜1.5kg/m2程度塗布して形成されている。 また、既設防水層は数年〜20年程度経年したものであっても1液硬化性樹脂組成物が接着剤層、下地処理層として適正に機能するのでその上に新たな防水層を堅固に構築することができる。 さらに、1液硬化性変成シリコーン樹脂組成物の塗布は、常温で取扱いが可能なため様々な器具が使用でき、刷毛、コテ、柄杓、ローラーなど、従来の熱アスファルト防水工法で使用されている器具や、塗装で使用される器具などを用いることができる。
アスファルトルーフィング防水構造の第1実施例の断面図である。 同じく第2実施例の断面図である。 同じく第3実施例の断面図である。 同じく第4実施例の断面図である。 同じく第5実施例の断面図である。 同じく第6実施例の断面図である。 同じく第7実施例の断面図である。 同じく第8実施例の断面図である。 同じく第9実施例の断面図である。
1............コンクリート下地
2............接着剤層(下地処理層)
3............アスファルトルーフィング材
4............アスファルト系プライマー層
5............表面砂アスファルトルーフィング材
6............断熱材層
7............既設防水層
8............粘着層付き表面砂アスファルトルーフィング材
9............保護コンクリート層
10............シーリング層(部)
11............シーリング材(部)

Claims (3)

  1. 以下の工程からなる1液硬化性樹脂組成物の製造方法。
    イ. 攪拌機に、変成シリコーン樹脂および水性分散体としての合成樹脂エマルジョンを仕込み均質混合し、所定水分量となるまで加熱減圧脱水する工程、
    ロ. 次いで、アスファルトの配合されていない充填剤を投入して均質混合し、所定水分量となるまで加熱減圧脱水する工程、
    ハ.工程ロの後 さらに可塑剤を加え、窒素還流下で均質混合し、所定水分量となるまで加熱減圧脱水して冷却した後、脱水剤ならびに接着性付与剤を加える工程、
    ニ. 次いで、変成シリコーン用硬化触媒を配合し、均質混合する工程。
  2. 下の工程からなる1液硬化性樹脂組成物の製造方法。
    イ. 攪拌機に、変成シリコーン樹脂および水性分散体としての合成樹脂エマルジョンを仕込み均質混合し、所定水分量となるまで加熱減圧脱水する工程、
    ロ. 次いで、アスファルトの配合されていない充填剤を投入して均質混合し、所定水分量となるまで加熱減圧脱水する工程、
    ハ.工程ロの後 さらに可塑剤でカットバックしたアスファルトを加え、窒素還流下で均質混合し、所定水分量となるまで加熱減圧脱水して冷却した後、脱水剤ならびに接着性付与剤を加える工程、
    ニ. 次いで、変成シリコーン用硬化触媒を配合し、均質混合する工程。
  3. 施工面に接着剤層を介してアスファルトルーフィングを積層してなるアスファルトルーフィング防水構造において、前記接着剤層を請求項1又は2記載の製造方法に係る1液硬化性樹脂組成物により形成するとともに、アスファルトルーフィングの重ね合わせ部のシーリング部を請求項1又は2記載の製造方法に係る1液硬化性樹脂組成物により形成してなるアスファルトルーフィング防水構造
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