JP5507163B2 - 砂付きアスファルトルーフィングの改修工法 - Google Patents

砂付きアスファルトルーフィングの改修工法 Download PDF

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Description

本発明は、砂付きアスファルトルーフィングの改修工法に関し、詳しくは、既設の砂付きアスファルトルーフィングを撤去することなく防水層の改修を行う工法に関する。
ビルやマンションなどの建築物の屋上は長年に亘り日光や風雨に曝されるため、砂付きアスファルトルーフィングなどによる防水加工が施されている。しかしながら、砂付きアスファルトルーフィングによる防水層も、経年劣化するため、劣化部からの浸水による建築物の腐食などを防ぐための改修作業が必要となる。
従来、砂付きアスファルトルーフィングを改修する場合には、まず、既設の砂付きアスファルト防水層(砂付きアスファルトルーフィング)をはつり機で撤去し、生じた廃材を産業廃棄物として廃棄し、次いで、躯体のコンクリート面にモルタルなどで下地調整を施した上に、接着剤で通気緩衝シートを貼着し、その上に、防水材層を形成する、という工程で改修作業が行われている。
上記改修作業では、既設の砂付きアスファルトルーフィングの撤去や下地調整が必要な上、大量の産業廃棄物が生じるなど、作業工程数が多く、また、改修費用も嵩むため、より簡便で経済的な改修工法が求められている。このような観点から、特許文献1,2などでは、既設の防水層を残したまま改修する工法が提案されている。これらの文献では、改修対象となるアスファルト防水層の不良部分を剥ぎ取り、修復した後、通気性下張り緩衝材を敷設し、その上に防水材層を形成している。
特許第2954303号公報 特公平6−21505号公報
既設の防水層を残したまま改修する他の工法として、既設の防水層の上に防水シートを敷き詰め、この上からドリルで穴を開けアンカーピンで留め、浮かし張り状態を形成した上に防水材を塗工する工法がある。しかしながら、この工法では、1m2当たり3箇所程度の穴をあけなければならず煩雑であり、また、ドリルの穴あけ時に騒音が発生するといった問題がある。
一方、上述のように、既設の砂付きアスファルト防水層を撤去した上で改修作業を行う場合には、発生する大量の産業廃棄物を処分するための処分場所の確保が必要となり、また既設の防水層を撤去するため、工事中の急な降雨による漏水事故が避け難い、といった問題があった。さらに、従来の改修工法では、既設の防水層の撤去、新たな防水層を設けるための下地調整、通気緩衝シートを貼着するための接着剤の塗布などが必須の工程となっており、工程数が多く経済的なデメリットもあった。加えて、従来使用されていた一般的な下地調整材は伸び率が極端に低く、熱によって伸縮するアスファルト防水層に追従し難く、疲労により強度が劣化するなど機械的性能が低下しやすいといった問題点があった。
本発明は上記の様な事情に着目してなされたものであって、その目的は、既存の防水層である砂付きアスファルトルーフィングを撤去することなく、簡便に防水層を改修する工法を提供することにある。
上記課題を解決した本発明の改修方法とは、砂付きアスファルトルーフィング層を防水層とする防水層の改修工法であって、上記砂付きアスファルトルーフィング層の表面に、主剤と硬化剤と粉体とを含み、下記(1)〜(3)の要件を満足するプライマー液を塗布し、当該塗膜の硬化後に通気緩衝シートを積層するところに特徴を有する。
(1)上記プライマー液の総質量に対する主剤および硬化剤の合計量が5質量%〜90質量%
(2)上記粉体が、セメントと、粒径1.0mm以下の硅砂、および、炭酸カルシウムを含み、且つ、
(3)上記プライマー液総質量に対する粉体の割合が10質量%〜95質量%
上述のように、本発明の改修工法では、既設の砂付きアスファルトルーフィングをはつることなく、この砂付きアスファルトルーフィング上に直接プライマー液を塗布するため、改修作業に伴う廃材が生じ難い。また、防水層である既設の砂付きアスファルトルーフィングを破壊しないため、改修工事中の降雨に対する漏水のリスクを回避することができる。さらに、砂付きアスファルトルーフィングの撤去作業を省略できるため、大幅に工数を削減することができ、短期間での改修作業が可能となり、また、改修コストを低減することもできる。
上記砂付きアスファルトルーフィング層と上記プライマー液から形成した塗膜との接着強度は7N/cm以上であるのが好ましい。また、上記プライマー液は、当該プライマー液から形成した塗膜の引張破断伸び率が30%以上であり、且つ、引張破断強度が0.3N/mm2以上であるのが望ましい。さらに、上記通気緩衝シートは、一方の面に、部分的な粘着層を有するものであるのが好ましい。
本発明によれば、既存の防水層を撤去することなく防水層の改修が行えるので、廃棄物の発生がなく、また、施工期間中における漏水事故もない。さらに、短期間で改修作業を終えることができる。
本発明の改修工法により改修した構造体の一例を示す部分断面図である。
<改修工法>
本発明の改修工法とは、砂付きアスファルトルーフィングを防水層とする防水層の改修工法であって、砂付きアスファルトルーフィング層の表面に、主剤と硬化剤と粉体とを含み、下記(1)〜(3)の要件を満足するプライマー液を塗布し、当該塗膜の硬化後に通気緩衝シートを積層するところに特徴を有するものである。
(1)上記プライマー液の総質量に対する主剤および硬化剤の合計量が5質量%〜90質量%
(2)上記粉体が、セメントと、粒径1.0mm以下の硅砂、および、炭酸カルシウムを含み、且つ、
(3)上記プライマー液総質量に対する粉体の総質量が10質量%〜95質量%
本発明者らは、上記従来技術の問題点に着目し、改修対象である砂付きアスファルトルーフィング層をはつることなく、防水層の改修を行う工法について検討を重ねた結果、特定のプライマー液を砂付きアスファルトルーフィング上に直接塗布し、ここに、通気緩衝シートを積層することで、砂付きアスファルトルーフィングをはつることなく、防水層を改修できることを見出し、本発明を完成した。
まず、図1を参照しながら本発明の改修工法および当該工法により得られる防水構造体の一例を説明する。
図1に示される通り、本発明で改修対象とするのは、構造躯体1に設けられた砂付きアスファルトルーフィング2である。まず、改修対象である砂付きアスファルトルーフィング2を清掃し、表面に存在する異物を除去する。
次いで、清掃後の砂付きアスファルトルーフィング2上に、予め調製したプライマー液を塗布し、この塗膜を乾燥させてプライマー層3を形成する。このとき、プライマー液の塗布量は、0.5kg/m2以上2.0kg/m2以下とするのが好ましい。より好ましくは、0.6kg/m2以上1.5kg/m2以下であり、更に好ましくは、1.0kg/m2以上1.3kg/m2以下である。プライマー液の塗布量が多すぎる場合には、塗膜の乾燥に時間を要するため、作業性が悪化する。一方、少なすぎる場合には、砂付きアスファルトルーフィング表面の凹凸を均す効果が得られない場合があり、また、塗膜の乾燥後に積層する通気緩衝シート4と砂付きアスファルトルーフィング2との間の接着が不十分となる場合があるからである。
プライマー液は、ゴムレーキ、ゴムベラ、金鏝(かなこて)などローラー以外のものを用いて塗布するのが好ましい。樹脂と骨材を均一に広範囲に塗布し確実に一定量の骨材成分を凹部に充填できるからである。
プライマー層3を形成した後、プライマー層3上に通気緩衝シート4を積層(載置)する。後述するように、この通気緩衝シートは、構造躯体や砂付きアスファルトルーフィングなどの下地層から発生する水蒸気が、シート下面に連通する非粘着部に沿って通り抜けられる構造となっており、水蒸気は最終的に脱気装置から大気中へと排出される。
その後、隣接する通気緩衝シート同士の隙間からの水の浸入を防ぐため、この隙間をジョイントテープで目張りする(図示せず)。また、通気緩衝シートの端部にも同様に端末テープを貼着し、外部から水が侵入する隙間を塞ぐ。上記ジョイントテープとしては、ポリエステル系フィルムに粘着剤を付与したテープが好ましく端末テープとしては不織布系基材にブチル系粘着剤を付与したテープが好ましい。
ジョイントテープおよび端末テープの貼着、脱気装置の設置後、通気緩衝シート4上に、防水材を塗布し、防水材層5を形成することで、改修作業は完了する。
防水材層5は、通気緩衝シート4を被覆し、硬化後に雨水の浸入を妨げる層である。防水材としては、当該分野において従来公知の塗膜防水材がいずれも使用可能であり、例えば、1液型または2液型のウレタンやウレタンゴム系防水材、アクリルゴム系防水材、クロロプレン系防水材、ゴムアスファルト系防水材、ポリマーセメント、不飽和ポリエステル樹脂、およびビニルエステル樹脂などが挙げられる。また、汎用の屋上用防水材を用いてもよく、例えば、溶剤(トルエン、キシレン、ミネラルスピリットなど)を3質量%〜10質量%含有する市販のウレタン系樹脂の屋上用防水材を使用してもよい。さらに、防水材には、基材となる樹脂以外に、カーボンブラック、酸化チタン、シスアゾ系オレンジ、シアニンブルーなどの着色剤を添加して用いてもよい。
防水材の塗工量としては、2.0kg/m2〜6.0kg/m2とするのが好ましい。より好ましくは2.5kg/m2〜5.0kg/m2であり、更に好ましくはで3.0kg/m2〜4.5kg/m2あり、塗膜の厚みが2.0〜4.0mmとなるように塗布するのが好ましい。なお、防水材の塗布方法は特に限定されず、吹き付け施工、手塗り施工のいずれであってもよい。
また、上記防水材層上には、紫外線などから防水材層を保護するためのトップコートを設けても良い。トップコートとしては、アクリルウレタン塗料、水性アクリルウレタン系塗料、フッ素樹脂、ウレタン系アルミペイント、アクリルエマルションなどが挙げられる。
トップコート層の厚みは10μm〜300μmとするのが好ましい。より好ましくは15μm〜250μmであり、更に好ましくは20μm〜200μmである。
上記改修工法において、プライマー液より形成されるプライマー層と砂付きアスファルトルーフィングとの接着強度は7N/cm以上であるのが好ましい。より好ましくは8N/cm以上であり、更に好ましくは9N/cm以上である。接着強度が高いほど、砂付きアスファルトルーフィングとプライマー層とが強固に接着しており、長期に亘る防水効果が期待でき、また、改修構造体の強度が高いものであるといえる。接着強度の上限は特に限定されない。なお、上記接着強度は、実施例に記載の方法により測定される値である。
<プライマー液>
次に、本発明に係るプライマー液について説明する。本発明に係るプライマー液とは、主剤と硬化剤と粉体とを含むものである。まず、主剤について説明する。
(主剤)
主剤成分は、ウレタンプレポリマーを含有するものである。ウレタンプレポリマーの含有量は、主剤成分の全質量に対して80質量%以上であるのが好ましい。また、主剤成分としてこのウレタンプレポリマーのみを用いてもよい。
主剤成分に含有されるウレタンプレポリマーは、特に限定されず、従来公知のものを用いることができる。例えば、ポリオール化合物とポリイソシアネート化合物とを、ヒドロキシ基(OH基)に対してイソシアネート基(NCO基)が過剰となるように反応させることで得られる反応生成物をウレタンプレポリマーとして用いることができる。
ウレタンプレポリマーを製造する際に使用されるポリイソシアネート化合物は、分子内にイソシアネート基を2個以上有するものであれば特に限定されない。具体的なポリイソシアネート化合物としては、例えば、TDI(例えば、2,4−トリレンジイソシアネート(2,4−TDI))などが挙げられる。
一方、ウレタンプレポリマーを製造する際に使用されるポリオール化合物としては、ヒドロキシ基を2個以上有するものであれば特に限定されない。具体的なポリオール化合物としては、例えば、ポリエーテルポリオール、ポリエステルポリオール、その他のポリオール、これらの混合ポリオールなどが挙げられる。具体的には、ポリプロピレンエーテルジオール、ポリプロピレンエーテルトリオールが好適に例示される。
ウレタンプレポリマーの製造方法は特に限定されず、例えば、上述の当量比のポリオール化合物とポリイソシアネート化合物とを50℃〜130℃で加熱攪拌すればよい。また、必要に応じて、有機スズ化合物、有機ビスマス、アミンなどのウレタン化触媒を用いてもよい。
上記ウレタンプレポリマーは、単独で、または、2種以上を組み合わせて使用することができる。
プライマー液を調製する際のウレタンプレポリマーの配合量は、後述する硬化剤成分の固形分100質量部に対して10質量部〜1100質量部であるのが好ましく、より好ましくは15質量部〜1000質量部であり、さらに好ましくは20質量部〜800質量部である。上記ウレタンプレポリマーの含有量が上述した範囲であると、得られるプライマー層の耐溶剤性および柔軟性が良好となる。
なお、硬化剤成分の固形分100質量部とは、硬化剤に、後述するアクリル系エマルジョンと、スチレン−ブタジエン系エマルジョンの双方が含まれる場合には、これらの固形分の合計量となる(以下同様)。
主剤成分には、上記ウレタンプレポリマー以外の成分が含まれていてもよく、例えば、シリコーン樹脂、変成シリコーン樹脂、エポキシ樹脂などを主剤成分として添加してもよい。
(硬化剤)
上記プライマー液に含まれる硬化剤成分は、アクリル系エマルジョンおよび/またはスチレン−ブタジエン系エマルジョンであるのが好ましい。これらのエマルジョンにおける固形分量は、硬化剤成分の100質量%に対して40質量%以上であるのが好ましい。上限は特に限定されず、硬化剤成分の全てがアクリル系エマルジョンおよび/またはスチレン−ブタジエン系エマルジョンであってもよい。
なお、本発明においては、上記含有量の算出に関して、硬化剤成分として別添加し得る水は、このエマルジョンを構成する水分として扱うものとする。
・アクリル系エマルジョン
アクリル系エマルジョンとしては、特に限定されず、従来公知のアクリル系エマルジョンを用いることができる。例えば、複数種の(メタ)アクリル酸および/またはそのエステル系モノマーを、乳化分散剤を用いて共重合(乳化重合)して得られる水性エマルジョンなどを好適に用いることができる。なお、上記共重合では、必要に応じて、(メタ)アクリル酸エステル系モノマー以外の他のモノマーを共重合させても良い。
また、アクリル系エマルジョンは、固形分が30質量%〜70質量%であるのが好ましく、35質量%〜65質量%であるのがより好ましい。
上記アクリル系エマルジョンとして市販品を用いてもよく、その具体例としては、旭化成ラテックス(「A1500」、固形分:45質量%、平均粒子径:190nm、旭化成ケミカルズ社製)、旭化成ラテックス(「Z871」、固形分:49質量%、平均粒子径:220nm、旭化成ケミカルズ社製)などが挙げられる。
・スチレン−ブタジエン系エマルジョン
スチレン−ブタジエン系エマルジョン(以下、「SBR系エマルジョン」という。)としては、特に限定されず、スチレンおよびブタジエンを主成分とする合成高分子の水分散体である従来公知のSBR系エマルジョンを用いることができる。
なお、スチレンおよびブタジエンの付加重合においては、必要に応じて他のモノマーを共重合させてもよい。
また、上記SBR系エマルジョンは、固形分が30質量%〜70質量%であるのが好ましく、35質量%〜65質量%であるのがより好ましい。
上記SBR系エマルジョンとしては、市販品を用いてもよく、その具体例としては、旭化成ラテックス(「L3200」、固形分:48質量%、平均粒子径:167nm、旭化成ケミカルズ社製)、旭化成ラテックス(「A6500」、固形分:50質量%、平均粒子径:220nm、旭化成ケミカルズ社製)などが挙げられる。
また、硬化剤として上述以外のものを用いてもよく、例えば、硬化剤成分の全質量に対して10質量%未満の量で、エチレン−酢酸ビニル系エマルジョンやエポキシ系エマルジョンなどの他のエマルジョンや、活性水素基を有するポリエーテルポリオールやアミンなどを硬化剤として含有して用いてもよい。
作業性に優れる点から、アクリル系エマルジョンを用いるのが好ましい。
上記プライマー液から形成される塗膜は、引張破断伸び率が30%以上であるのが好ましい。より好ましくは35%以上であり、更に好ましくは40%以上である。引張破断伸び率が小さすぎる場合には、アスファルトの伸縮に追随することができず、砂付きアスファルトルーフィングの補強効果が得られ難い。また、上記塗膜の引張破断強度は0.3N/mm2以上であるのが好ましい。より好ましくは0.35N/mm2以上であり、更に好ましくは0.4N/mm2以上である。引張破断強度が小さすぎる場合には、所定の硬度が得られず、通気緩衝シートとの接着力が得られ難くなる。なお、上記引張破断伸び率および引張破断強度は、実施例に記載の方法により測定される。
上述のように、本発明に係るプライマー液は、ウレタンプレポリマーを主剤とし、アクリル系エマルジョンなどを硬化剤とする2液硬化型ウレタン塗料を含むものである。したがって、このプライマー液から形成されるプライマー層はウレタン樹脂により構成されることとなる。ウレタン樹脂は、アスファルトとの接着性が良好であるため、経年劣化により生じた砂付きアスファルトルーフィング内の間隙がウレタン樹脂により満たされ、結果として、砂付きアスファルトルーフィング層全体を補強することができる。
(粉体成分)
上記プライマー液に含まれる粉体成分は、硬化剤成分として用いるエマルジョンと主剤成分として用いるウレタンプレポリマーとの分離を抑え、プライマー層を補強する成分である。また、当該粉体成分は、砂付きアスファルトルーフィング表面に生じた凹部に入り込むことによって、砂付きアスファルトルーフィング表面を平滑にし、プライマー層上に積層する通気緩衝シートとの接着性を向上させる効果も有する。
粉体成分は、珪砂、セメントおよび炭酸カルシウムからなる群から選択される少なくとも1種を含有するものであるのが望ましい。
上記セメントとしては、ポルトランドセメントが一般的であり、ポルトランドセメントとは、CaO、Al23,SiO2などを主成分とする石灰質成分や粘度質成分などの粉体を適切な割合で混合したもので、水と反応して水和物を形成することによって硬化するセメントである。
炭酸カルシウムを用いることにより、プライマー液の流動性を向上でき、さらに、塗膜硬化後のプライマー層の水保持性が良好となる。したがって、炭酸カルシウムをプライマー液の必須成分とするのが好ましい。
上記珪砂としては、天然珪砂、人造珪砂がいずれも使用可能である。但し、上記珪砂の粒子径は1.0mm以下であるのが望ましい。より好ましくは0.6mm以下であり、更に好ましくは0.4mm以下である。粒子径が大き過ぎる場合には、砂付きアスファルトルーフィング表面に生じた凹部に侵入することができず、表面平滑化の効果が得られ難いからである。一方、粒子径が小さすぎる場合には、砂付きアスファルトルーフィングの凹部を均すために、粉体成分を多量に使用しなければならず経済的でない。したがって、粒子径は0.02mm以上であるのが好ましく、より好ましくは0.05mm以上であり、更に好ましくは0.1mm以上である。なお、上記粒子径は、例えば、JIS Z8801−1に規定された所定の目開きを有する金属製編篩などを用いて、篩い分け法により測定される。
粉体成分としては、珪砂、セメントまたは炭酸カルシウムを単独で用いてもよく、また、これらの2種以上を組み合わせて用いてもよい。これらの成分の配合割合は、粉体成分の総量を100質量%とした場合に、珪砂:セメント:炭酸カルシウムが、60質量%〜80質量%:0質量%〜20質量%:10質量%〜30質量%となるようにするのが好ましい。
本発明に係るプライマー液総質量に対する粉体成分の割合は、10質量%以上、95質量%以下であるのが望ましい。より好ましくは20質量%以上、80質量%以下であり、更に好ましくは40質量%以上、70質量%以下である。粉体の割合が多すぎる場合には塗装しにくく、少なすぎる場合には、砂付きアスファルトルーフィング表層のレベリング効果や、主剤と硬化剤との分離抑制効果が得られ難いからである。
(その他の添加剤)
本発明に係るプライマー液には、上記各成分以外に、本発明の目的を損なわない範囲で、添加剤を含有することができる。添加剤としては、例えば、可塑剤、消泡剤、硬化助剤、着色剤、難燃剤、防カビ剤、触媒などが挙げられる。
これらの各種添加剤を含有させる場合、上述した主剤成分、硬化剤成分および粉体成分のいずれにも含有させることができる。
なお、このように添加剤を含有させる場合、上述したアクリル系エマルジョンおよび/またはスチレン−ブタジエン系エマルジョンの硬化剤成分における含有量(質量%)および上述したウレタンプレポリマーの硬化剤成分における含有量(質量%)の算出においては、これらの各種添加剤の含有量は含まないものとする。
本発明のプライマー液の製造方法は特に限定されないが、主剤成分と硬化剤成分とは別々に保存しておき、施工前に混合してプライマー液を製造するのが好ましい。例えば、上述した主剤成分、硬化剤成分および粉体成分、ならびに、所望により配合する添加剤を施工時に一度に混合して調製する方法;上述した主剤成分および粉体成分ならびに所望により配合する添加剤を予め混合し、施工時に上述した硬化剤成分を混合して調製する方法;などが挙げられる。
上記プライマー液は、砂付きアスファルトルーフィング上に塗布して、プライマー層を形成するのに用いられる。プライマー層を構成するウレタン樹脂は、アスファルトとの接着性が良好であり、熱によるアスファルトの伸縮にも追随可能な柔軟性を有するため、砂付きアスファルトルーフィング層が全体的に補強される。また、粉体成分が、経年劣化により砂付きアスファルトルーフィング層に生じたクラックなどに侵入することで、表面の凹凸が均されるため、プライマー層上に積層される通気緩衝シートとの接着性を向上できる。
<通気緩衝シート>
次に、通気緩衝シートについて説明する。上記通気緩衝シートとしては、従来公知のものはいずれも使用可能であるが、例えば、基材と、基材の一方の面に設けられた改質アスファルトの層と、この改質アスファルト層を覆う被覆層とを有するものが好ましく、さらに、プライマー層側(施工面側)に位置する通気緩衝シートの面に、部分的な粘着層を有するものが好ましい(自着層付き通気緩衝シート)。粘着層により、通気緩衝シートを上記プライマー層に接着、固定することができ、施工時の当該シートのズレや、施工後、気温変化による当該シートの膨張に由来するシワやズレを防止することができる。なお、ここで「自着」とは、上記プライマー層と接着性を有することを意味する。
上記基材としては、例えば、PETフィルムなどの合成樹脂フィルム、ポリエステル繊維やガラス繊維から形成された不織布、ガラスメッシュ、および、これらのうちの2種以上を組み合わせたものが挙げられる。
改質アスファルト層を構成する改質アスファルトとしては、アスファルトに、合成ゴムや合成樹脂を加えたものが挙げられ、例えば、アスファルトに、ブローンとワックスとを加えたものが好ましい。
上記被覆層は、改質アスファルト層を被覆できる層であれば良く、被覆層としては、例えば、基材として例示した材料を使用することができる。
上述のように、粘着層は、通気緩衝シートの施工面側に位置する面に、部分的に存在している。したがって、通気緩衝シートの施工面側には、粘着層が存在しない部位(非粘着部)が存在するが、この非粘着部は連通しているのが好ましい。非粘着部が連通していることにより、施工面に生じた蒸気などを脱気筒などの脱気装置やドレインへと導くことができるからである。なお、上記粘着部と非粘着部とは、タイル(粘着部)と目地(非粘着部)の様な態様で設けられているのが好ましい。上記粘着層を構成する材料としては、アクリル系粘着剤、ゴム系粘着剤、ウレタン系粘着剤、ポリエステル系粘着剤など従来公知の粘着剤が挙げられる。
なお、通気緩衝シートの使用前は、粘着層は、離型紙により覆われている。
上記本発明の改修工法によれば、既設の砂付きアスファルトルーフィング上に直接プライマー液を塗工し、改修作業を行うため、旧防水層である砂付きアスファルトルーフィングを撤去する必要がなく、産業廃棄物の発生を抑えることができる。また、改修段階において、旧防水層を破壊しないため、突然の降雨に対する漏水のリスクを回避することができる。
さらに、上記プライマー液は、砂付きアスファルトルーフィングとの接着性の良い樹脂成分(ウレタン樹脂)を含有しているため、経年劣化により砂付きアスファルトルーフィングに生じたクラック部分にプライマー液が侵入することにより、砂付きアスファルトルーフィング層全体が補強される。また、プライマー層を構成するウレタン樹脂は柔軟であり、熱による砂付きアスファルトルーフィング層の伸縮にも追随できるため、当該プライマー液を用いることにより、構造体の防水効果を一層高めることができる。加えて、本発明に係るプライマー液は、粉体成分を含むものであり、当該粉体成分が砂付きアスファルトルーフィング層の凹部に入り込むことによって、その表面が平滑となり、通気緩衝シートと砂付きアスファルトルーフィングとの接着性が良好なものとなる。すなわち、本発明に係るプライマー層は、従来の改修工法において異なる工程として設けられていた下地調整材の機能を備えたものといえる。したがって、本発明の改修工法によれば、従来必須であった旧防水層の撤去作業に加えて、下地調整作業も省略できるため、大幅に工程数を削減でき、工期の短縮およびコストの低減が可能となる。
以下、実施例を挙げて本発明をより具体的に説明するが、本発明はもとより下記実施例によって制限を受けるものではなく、前・後記の趣旨に適合し得る範囲で適当に変更を加えて実施することも勿論可能であり、それらはいずれも本発明の技術的範囲に包含される。
[接着強度 180°剥離試験]
後記実験例で製造したプライマー液を、アスファルト面、砂付きアスファルトルーフィング面(サイズ:厚さ4mm、静岡瀝青工業株式会社製「ポリテックスCP40(商品名)」)上に、膜厚が2mmとなるように塗布した。また、このとき、材質:ポリエステルスパンボンド、目付け:50g/m2の布を、上記アスファルトや砂付きアスファルトルーフィングとは接触しないように、プライマー層中に塗り込んだ。これを、23℃、50%相対湿度の条件下で168時間養生させた後、引っ張り試験機に設置し、布の端部をつかみ具に把持させ、引張速度100mm/分で引張って180°剥離試験を行い、接着強度(N/cm)を測定した。
[引張破断伸び率および破断破断強度]
後記実験例で製造したプライマー液からシートを作製し、これを23℃、50%相対湿度の条件下で168時間養生させてダンベル型2号試験片(JIS K7113)を調製した。得られた試験片を、チャック間距離が60mmとなるように引張試験機に取り付け、引張速度100mm/分で引張り、試験片が破壊した際の伸度(%)および引張強度(N/mm2)を測定した。なお、測定は3回行い、その平均値を引張強度、伸度として表に記載した。
[柔軟性(屈曲性)]
プライマー液を23℃、50%相対湿度の条件下で24時間養生させて硬化物(サイズ:50mm×50mm×2mm)を得た。
得られた硬化物を指で180度程度湾曲させた(長辺の中心で半分に折り曲げた)際に、容易に折れてしまうものを柔軟性に劣るものとして「×」と評価し、折れずに湾曲したものを柔軟性に優れるものとして「○」と評価した。
<プライマー液の調製>
主剤と硬化剤と粉体とを、1:2:4(質量比)で混合した。
主剤としては、下記方法で得られたウレタンプレポリマーを用いた。数平均分子量4000のポリプロピレンエーテルトリオール(「EXCENOL(登録商標)4030」、旭硝子社製)1600質量部と、数平均分子量2000のポリプロピレンエーテルジオール(「EXCENOL(登録商標)1020」、旭硝子社製)900質量部とを、反応容器に入れて減圧下で110℃に加熱し、6時間脱水処理した。
次いで、脱水処理後の反応容器内に、トリレンジイソシアネート(「コスモネート(登録商標)T−80」、三井化学ポリウレタン社製)を、NCO基/OH基の当量比が1.9となるように攪拌しながら添加した。その後、反応容器内を80℃に加熱し、窒素雰囲気下でさらに24時間混合して、ウレタンプレポリマーを得た。
硬化剤としては、アクリル系エマルジョン(「Z871」、旭化成ケミカルズ社製、固形分49質量%、平均粒子径:220nm)を使用し、粉体としては、ポルトランドセメント10質量部、7号珪砂(株式会社ニッチツ製「秩父7号珪砂」、平均粒径:0.2mm以下)70質量部、炭酸カルシウム(丸尾カルシウム株式会社製「スーパーS」、平均粒子径2.7μm(公証値))20質量部を混合したものを用いた。
まず、硬化剤と、粉体とを混合し、攪拌した後、ここに主剤を添加し、電動攪拌機を使用して攪拌し、プライマー液(4Pa・s(4000cp))を調製した。
上記プライマー液を用いて、プライマー液から形成される塗膜の物性およびプライマー層の下地層(砂付きアスファルトルーフィングなど)への接着性を評価した。結果を表1に示す。
表1より、本発明に係るプライマー液より形成されるプライマー層は、アスファルト、砂付きアスファルトルーフィング層などの各種材料との接着性が良好であることが分かる。また、本発明に係るプライマー層は、アスファルト防水層(旧防水層)の熱による伸縮にも追随で、防水層としての機械的特性の低下が生じ難いものであると考えられる。
実施例1
施工から15年経過した砂付きアスファルトルーフィング上に、金鏝を用いてプライマー液を塗布した。塗布量は1.2kg/m2であった。25℃で18時間放置し、プライマー液が完全に乾燥し、プライマー層が形成されたのを確認した後、ここに、一方の表面にウレタン樹脂コーティング層を有する通気緩衝シート(静岡瀝青工業株式会社製、「ポリテックスVF08」、1040mm幅)を載置し、シート間をジョイントテープ(静岡瀝青工業株式会社製、「VFラップテープ」、30mm幅)で覆い、シート端部を端末テープ(静岡瀝青工業株式会社製、「VF端末テープ」)で覆った。その後、ウレタン系防水材(ユープレックス株式会社製、「コスミックpro12」)を、塗布量が3.6kg/m2となるように塗布し、砂付きアスファルトルーフィングの改修を行った。
改修後の表面にはシワなどは存在せず、表面性状は良好であった。また、従来の改修工法は、旧防水層の撤去に1日、モルタルなどによる躯体のコンクリート面の調整に2日程度、更にその後、防水材層の形成と、改修に時間を要するものであったが、本発明法では、既存の防水層を撤去する必要がないので、従来の工法に比べて短期間で防水層の改修を行うことができた。
本発明の改修工法によれば、既存の防水層を撤去することなく防水層の改修を行えるので、産業廃棄物の発生を大幅に低減でき、また、施工期間中における漏水事故の発生も低減することができる。さらに、工数を削減できるため、短期間で改修作業を終えることができる。
1 構造躯体
2 砂付きアスファルトルーフィング(砂付きアスファルト防水層)
3 プライマー層
4 通気緩衝シート
5 防水材層

Claims (6)

  1. 砂付きアスファルトルーフィングを防水層とする防水層の改修工法であって、
    上記砂付きアスファルトルーフィング層の表面に、主剤と硬化剤と粉体とを含み、下記(1)〜(3)の要件を満足するプライマー液を塗布し、当該塗膜の硬化後に通気緩衝シートを積層することを特徴とする砂付きアスファルトルーフィングの改修工法。
    (1)上記プライマー液の総質量に対する主剤および硬化剤の合計量の割合が5質量%〜90質量%
    (2)上記粉体が、セメントと、粒径1.0mm以下の硅砂、および、炭酸カルシウムを含み、且つ、
    (3)上記プライマー液総質量に対する粉体の割合が10質量%〜95質量%
  2. 上記砂付きアスファルトルーフィング層と上記プライマー液から形成した塗膜との接着強度が7N/cm以上である請求項1に記載の改修工法。
  3. 上記プライマー液が、当該プライマー液から形成した塗膜の引張破断伸び率が30%以上であり、且つ、引張破断強度が0.3N/mm2以上である請求項1又は2に記載の改修工法。
  4. 上記通気緩衝シートが、一方の面に、部分的な粘着層を有するものである請求項1〜3のいずれかに記載の改修工法。
  5. 上記プライマー液の主剤がウレタンプレポリマーを含み、硬化剤がアクリル系エマルジョンおよび/またはスチレン−ブタジエン系エマルジョンである請求項1〜4のいずれかに記載の改修工法。
  6. 上記プライマー液を、ゴムレーキ、ゴムベラ、又は、金鏝を用いて砂付きアスファルトルーフィング層の表面に塗布する請求項1〜5のいずれかに記載の改修工法。
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