JP5989513B2 - 防水仕上げ構造及び防水仕上げ方法 - Google Patents
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実施例1として,NCO基含有濃度2.5%,粘度12.3Pa・s/25℃,固形分85%の湿気硬化型ウレタン樹脂接着剤を使用し,下地に対する塗布量は0.3〜0.5kg/m2とし,塗布は金鏝にて均一に塗布した。通気性シートは繊維質基材が目付け量180g/m2のポリエステル繊維から加工された不織布であって、この片面に0.3mmのポリエチレンフィルム製の非通気層を積層したものを使用した。非通気層の上には,溶剤型ウレタンプライマーJU−70を0.1kg/m2塗布乾燥後,繊維強化材として坪量450g/m2
のガラス繊維マットJR−98(商品名,アイカ工業(株)製)をおいたのち、硬化剤を配合した不飽和ポリエステル樹脂(アイカ工業(株),ジョリエースJE−2000)を1.5kg/m2
塗布して該ガラス繊維マットに浸透、硬化させて繊維強化樹脂層を形成した。更にトップコートとして硬化剤を配合した不飽和ポリエステル樹脂(アイカ工業(株),ジョリエースJE−2080)を0.4kg/m2
塗布した。
実施例2として,NCO基含有濃度2.5%,粘度12.3Pa・s/25℃,固形分85%の湿気硬化型ウレタン樹脂接着剤を使用し,下地に対する塗布量は0.3〜0.5kg/m2とし,塗布は金鏝にて均一に塗布した。通気性シートは繊維質基材が目付け量230g/m2のポリエステル繊維から加工された不織布であって、この片面に0.3mmのポリエチレンフィルムを積層したものを使用した。非通気層の上には,溶剤型ウレタンプライマーJU−70を0.1kg/m2塗布乾燥後,繊維強化材として坪量450g/m2
のガラス繊維マットJR−98をおいたのち、硬化剤を配合した不飽和ポリエステル樹脂(アイカ工業(株),ジョリエースJE−2000)を1.5kg/m2
塗布して該ガラス繊維マットに浸透、硬化させて繊維強化樹脂層を形成した。更にトップコートとして硬化剤を配合した不飽和ポリエステル樹脂(アイカ工業(株),ジョリエースJE−2080)を0.4kg/m2
塗布した。
実施例3として,NCO基含有濃度2.5%,粘度4.0Pa・s/25℃,固形分80%の湿気硬化型ウレタン樹脂接着剤を使用し,下地に対する塗布量は0.3〜0.5kg/m2とし,塗布は金鏝にて均一に塗布した。通気性シートは繊維質基材が目付け量180g/m2のポリエステル繊維から加工された不織布であって、この片面に0.3mmのポリエチレンフィルム製の非通気層を積層したものを使用した。非通気層の上には,溶剤型ウレタンプライマーJU−70を0.1kg/m2塗布乾燥後,繊維強化材として坪量450g/m2
のガラス繊維マットJR−98をおいたのち、硬化剤を配合した不飽和ポリエステル樹脂(アイカ工業(株),ジョリエースJE−2000)を1.5kg/m2
塗布して該ガラス繊維マットに浸透、硬化させて繊維強化樹脂層を形成した。更にトップコートとして硬化剤を配合した不飽和ポリエステル樹脂(アイカ工業(株),ジョリエースJE−2080)を0.4kg/m2
塗布した。
実施例4として,NCO基含有濃度3.0%,粘度22.4Pa・s/25℃,固形分55%の湿気硬化型ウレタン樹脂接着剤を使用し,下地に対する塗布量は0.3〜0.5kg/m2とし,塗布は金鏝にて均一に塗布した。通気性シートは繊維質基材が目付け量180g/m2のポリエステル繊維から加工された不織布であって、この片面に0.3mmのポリエチレンフィルム製の非通気層を積層したものを使用した。非通気層の上には,溶剤型ウレタンプライマーJU−70を0.1kg/m2塗布乾燥後,繊維強化材として坪量450g/m2
のガラス繊維マットJR−98をおいたのち、硬化剤を配合した不飽和ポリエステル樹脂(アイカ工業(株),ジョリエースJE−2000)を1.5kg/m2
塗布して該ガラス繊維マットに浸透、硬化させて繊維強化樹脂層を形成した。更にトップコートとして硬化剤を配合した不飽和ポリエステル樹脂(アイカ工業(株),ジョリエースJE−2080)を0.4kg/m2
塗布した。
比較例1として,NCO基含有濃度2.5%,粘度4.0Pa・s/25℃,固形分80%の湿気硬化型ウレタン樹脂接着剤を使用し,下地に対する塗布量は0.15kg/m2とし,塗布は金鏝にて均一に塗布した。通気性シートは繊維質基材が目付け量180g/m2のポリエステル繊維から加工された不織布であって、この片面に0.3mmのポリエチレンフィルム製の非通気層を積層したものを使用した。非通気層の上には,溶剤型ウレタンプライマーJU−70を0.1kg/m2塗布乾燥後,繊維強化材として坪量450g/m2
のガラス繊維マットJR−98をおいたのち、硬化剤を配合した不飽和ポリエステル樹脂(アイカ工業(株),ジョリエースJE−2000)を1.5kg/m2
塗布して該ガラス繊維マットに浸透、硬化させて繊維強化樹脂層を形成した。更にトップコートとして硬化剤を配合した不飽和ポリエステル樹脂(アイカ工業(株),ジョリエースJE−2080)を0.4kg/m2
塗布した。
比較例2として,NCO基含有濃度6.0%,粘度0.1Pa・s/25℃,固形分40%の湿気硬化型ウレタン樹脂接着剤を使用し,下地に対する塗布量は0.2kg/m2とし,塗布は金鏝にて均一に塗布した。通気性シートは繊維質基材が目付け量180g/m2のポリエステル繊維から加工された不織布であって、この片面に0.3mmのポリエチレンフィルム製の非通気層を積層したものを使用した。非通気層の上には,溶剤型ウレタンプライマーJU−70を0.1kg/m2塗布乾燥後,繊維強化材として坪量450g/m2
のガラス繊維マットJR−98をおいたのち、硬化剤を配合した不飽和ポリエステル樹脂(アイカ工業(株),ジョリエースJE−2000)を1.5kg/m2
塗布して該ガラス繊維マットに浸透、硬化させて繊維強化樹脂層を形成した。更にトップコートとして硬化剤を配合した不飽和ポリエステル樹脂(アイカ工業(株),ジョリエースJE−2080)を0.4kg/m2
塗布した。
比較例3として,NCO基含有濃度2.0%,粘度2.0Pa・s/25℃,固形分95%の湿気硬化型ウレタン樹脂接着剤を使用し,下地に対する塗布量は0.4kg/m2とし,塗布は金鏝にて均一に塗布した。通気性シートは繊維質基材が目付け量180g/m2のポリエステル繊維から加工された不織布であって、この片面に0.3mmのポリエチレンフィルム製の非通気層を積層したものを使用した。非通気層の上には,溶剤型ウレタンプライマーJU−70を0.1kg/m2塗布乾燥後,繊維強化材として坪量450g/m2
のガラス繊維マットJR−98をおいたのち、硬化剤を配合した不飽和ポリエステル樹脂(アイカ工業(株),ジョリエースJE−2000)を1.5kg/m2
塗布して該ガラス繊維マットに浸透、硬化させて繊維強化樹脂層を形成した。更にトップコートとして硬化剤を配合した不飽和ポリエステル樹脂(アイカ工業(株),ジョリエースJE−2080)を0.4kg/m2
塗布した。
実施例1乃至実施例4および比較例1乃至比較例3の防水仕上げ構造を,各々試験温度25℃雰囲気下で合板下地に接着面約2.5×2.5cm/非接着面2.5×7.5cmの寸法2.5×10cmで形成し、7日間養生したものを試験体とした。その試験体の非接着面端部をバネ計りに固定し,角度90°で5N/secの速度で試験体が破壊するまで引張り荷重を載荷した。該載荷による試験体の破壊状態を目視で確認し,得られた最大載荷量(N)を接着面の幅2.5cmで除して,剥離強度(N/cm)を算出した。破壊状態については以下のように評価した。○:界面破壊がない。△:一部に界面破壊がある。×:全面が界面破壊である。
実施例1乃至実施例4および比較例1乃至比較例3の防水仕上げ構造を,各々下地長手方向の中央に長手方向に直角に2mmの隙間を有するように形成した厚さ8mmのフレキシブル板下地上に下地長手方向に平行に長さ300mm,直角に幅100mmで短冊状に形成したものを試験体とした。その試験体を平面に保ちながら長手方向に対して平行方向に水平移動できる疲労試験機を用いて、20℃に温度調整した雰囲気下で±1.0mmのひずみ負荷を与えた。ひずみ負荷は1周期10分間で500回繰り返し、500回毎にせん断はく離の発生の有無を目視で確認した。評価は以下により行った。○:1500回において試験体3体ともせん断はく離が生じない。△:500回超1,500回未満において試験体1体でもせん断はく離を生じる。×:500回未満において試験片3体ともせん断はく離を生じる。
実施例1乃至実施例4および比較例1乃至比較例3の防水仕上げ構造を,各々試験温度25℃雰囲気下で下地コンパネ(厚さ12mm)上に形成し,以下を基準としてその際の作業性を評価した。○:湿気硬化型ウレタン樹脂接着剤の塗布作業性が良好であり,且つ不織布貼付け作業性が良好である。△:湿気硬化型ウレタン樹脂接着剤の塗布作業性,若しくは不織布貼付け作業性のいずれかが不良である。×:湿気硬化型ウレタン樹脂接着剤の塗布作業性、および不織布貼付け作業性が共に不良である。
実施例1乃至実施例4および比較例1乃至比較例3の防水仕上げ構造を,各々JISA5371の300mm×300mm×厚さ60mmのコンクリート平板上に形成して試験体とした。コンクリート平板の湿気硬化型ウレタン樹脂接着剤を塗布する面は,サンドペーパー#80で十分に研磨し清掃した。該試験体を温度30℃の温水に浸漬し、水面は塗膜表面より10mm下がった位置となるよう調整し、23℃室内に30日間静置し膨れ発生の有無を目視で確認した。評価は以下のように行った。○:膨れの発生がない。×:膨れの発生がある。
評価結果を表1に示す。
Claims (2)
- 樹脂固形分が50〜90重量%,粘度が4.0〜25.0Pa・s/25℃の湿気硬化型ウレタン樹脂接着剤を下地コンクリートに0.3〜0.5kg/m2塗布し,直ちに該塗布面に,目付け量150〜250g/m2の繊維質基材の片面に非通気層が積層された通気性シート体の繊維質基材面が当接するように該通気性シート体を配設し,該通気性シート体の非通気層の上に不飽和ポリエステル樹脂繊維強化樹脂層を形成したことを特徴とする防水仕上げ構造。
- 樹脂固形分が50〜90重量%,粘度4.0〜25.0Pa・s/25℃の湿気硬化型ウレタン樹脂接着剤を下地コンクリートに0.3〜0.5kg/m2塗布し,直ちに該塗布面に,目付け量150〜250g/m2の繊維質基材の片面に非通気層が積層された通気性シート体の繊維質基材面が当接するように該通気性シート体を配設し,該通気性シート体の非通気層の上に不飽和ポリエステル樹脂繊維強化樹脂層を形成することを特徴とする防水仕上げ方法。
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