JP2004131955A - 脱気下地緩衝シートを用いたfrp防水工法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来のFRP防水工法は、コンクリート下地面にプライマーを介して直接柔軟性を有する不飽和ポリエステル樹脂をFRPに含浸させて防水層を形成させている。しかしこの工法はコンクリート下地内に存在する水分の蒸気化により下地とFRP層の間で剥離が生じ、温度の上昇と共に部分的に膨れ上がるフクレ現象が多発する。また下地と防水層の間に緩衝剤が存在しないので、建物の振動により発生する下地のクラックにより防水層にも亀裂が入る。そこでこのような欠点がなく、且つ簡便に施工しうるFRP防水工法が強く望まれていた。
【解決方法】下地に接着剤を塗布し、その上に合成樹脂フィルムと長繊維不織布を以下に一体化させた脱気下地緩衝シートを重ねて接着材が不織布の厚みの一部に浸透させるようにし、ついで合成樹脂フィルム側にプライマーを介してFRP防水層を形成させることにより前記課題を解決した。
【選択図】図1
【解決方法】下地に接着剤を塗布し、その上に合成樹脂フィルムと長繊維不織布を以下に一体化させた脱気下地緩衝シートを重ねて接着材が不織布の厚みの一部に浸透させるようにし、ついで合成樹脂フィルム側にプライマーを介してFRP防水層を形成させることにより前記課題を解決した。
【選択図】図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、FRP防水工事におけるFRP防水工法の脱気下地緩衝工法に関する。
【従来の技術】
【0002】
従来のFRP防水工法は、コンクリート下地面にプライマーを介して直接柔軟性を具備する不飽和ポリエステル樹脂をガラス繊維補強剤に含浸させて防水層を形成する、いわゆる密着工法と呼ばれるものである。しかし、この工法は、コンクリート下地内に存在する水分の蒸気化によりコンクリート下地とFRP防水層との間で剥離が生じ、温度の上昇と共に部分的に膨れ上がる、いわゆるフクレ現象が多発する。そのうえ、コンクリート下地と防水層との間に緩衝剤が存在しないため、建物の振動等により発生するコンクリート下地のクラックにより防水層にも亀裂が発生する場合がある。
このような、防水機能上の欠陥に対する対策として例えば、防水層とコンクリート下地との接着を点及び線状の部分接着することにより非接着部分を通気層として利用する方法〔特許文献1参照〕が開発されている。しかしながら、仕上がり面にて接着部分と非接着部分との間に高低差が生じるうえ、更に外気温の商工に伴う熱膨張収縮の発生による非接着部分に撓みが生じ、美観性を損なうのみならず、降雨、降雪後に水溜まりが発生する場合がある。
【0003】
【特許文献1】
特許第552216号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来工法の欠点を解消し、防水層にフクレ現象や亀裂が発生せず、かつ仕上げ面の平滑性に優れた防水工法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、合成樹脂フィルムと長繊維不織布とを上下に貼り合わせた脱気下地緩衝シートの不燃布側を下地に接着剤を用いて接着した後、合成樹脂フィルム側にプライマーを介してFRP防水層を形成させることを特徴とする防水工法である。
さらに本発明は、脱気下地緩衝シートの不織布側を下地に接着剤を用いて接着する際、下地全体に塗布した接着剤が不織布にその厚みの10〜90%浸透するよう接着条件を設定し、下地とは充分に接着するが、地下から上昇してくる蒸気を通過させ、脱気装置から外部に放出させるだけの接着剤の非浸透部を設けた防水工法である。
【0006】
即ち本発明は、
(1)合成樹脂フィルムと長繊維不織布とを上下一体に密着させた脱気下地緩衝シートの不織布側を下地に接着剤を用いて接着した後、合成樹脂フィルム側にプライマーを介してFRP防水層を形成させることを特徴とする防水工法、
(2)脱気下地緩衝シートの不織布側を下地に接着剤を用いて接着する際、下地全体に塗布した接着剤が不織布にその厚みの10〜90%浸透し、且つ下地との間に接着剤を層として残存させたいようにしたことを特徴とする(1)記載の防水工法、
(3)不織布の厚みが1〜5mmであることを特徴とする(1)または(2)記載の防水工法、および
(4)不織布層に下端を開口する脱気装置を備えたことを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の防水工法、
である。
【0007】
【本発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の工法により形成された防水構造の断面図である。まず、コンクリート下地(1)の表面に塗布された接着剤(2)により、脱気緩衝シート(3)が接着されている。この脱気下地緩衝シート(3)は、定尺品であり、横に隣り合う脱気下地シート(3)の接合は、互を引き合わせたうえ接着テープ(4)を貼り付ける。その後、脱気下地緩衝シート表面にプライマー(5)を介して、FRP下塗り樹脂層(6a)、ガラス繊維補強材(6b)、FRP上塗り樹脂層(6c)の順でFRP防止層(6)が塗布され、更に樹脂のみを塗布した中塗り層(7)と仕上げとして上塗り層(8)により構成される。
脱気下地緩衝シート(3)は、合成樹脂フィルム(3a)とその下に密着した長繊維不燃布(3b)から構成される。合成樹脂フィルム(3a)として、たとえばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド等の合成樹脂共重合体からなるフィルムがあげられる。
また、脱気下地緩衝シート(3)の長繊維不織布(3b)としては、たとえばポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリビニルアルコール、アクリル等の合成繊維の長繊維不織布があげられる。
脱気下地緩衝シート(3)の長繊維不織布(3b)の膜厚は、1〜5mm、好ましくは1.5〜3.0mmが望ましい。これより薄すぎると下地に全面塗布した接着剤(2)が不織布(3b)の内部に浸透して表面の合成樹脂フィルム(3a)にまで達し、不織布の目的である通気層の確保というもう一つの目的を果たす事が困難となり、水蒸気や接着剤の内容物である有機溶剤の外気への放出が出来ない。更に、不織布としての繊維の解れによる柔軟性が失われ下地緩衝性能が損なわれる。逆に、これより厚すぎるとシート自体に剛性が増すため、下地の不陸に対する型沿いが悪くなり、最終の仕上がりが悪くなる。
【0008】
次に本発明の防水工法について、工程順に説明する。
まず、施工前の下地処理としてコンクリート下地表面(1)の不陸を調整し、湿気反応型ウレタン系接着剤(2)を全面に均一に塗布後、連続して脱気下地緩衝シート(3)の不織布側を下側にして、例えば加圧ローラーを用いてコンクリート下地(1)に貼り付ける。接着剤(2)を塗布してから脱気下地緩衝シート(3)を貼り付けるまでの作業を連続させるのは、未だ液状のままの接着剤(2)に脱気下地緩衝シートの不織布(3b)を接触させる事で毛細管現象により不織布内部に接着剤を吸収し易くし、下地と不織布との間にも接着剤を層として残存させず、且つ、不織布の繊維間にも空隙を設けるためである。この接着剤層が残存しないことと、不織布中の空隙により、コンクリート下地内の水蒸気を最短距離で、高率良く不織布の通気層へと導く事ができる。
接着剤(2)の塗布量は、下地の状態や接着剤の粘度、不織布の材質や厚み、押圧力によるが、通常0.35〜0.70kg/m2が望ましい。0.35kg/m2未満では、連続して接着させるため不織布に吸収され、接着に必要な接着剤が不足してしまうことがあり、接着性能の低下がおこる。一方、0.70kg/m2以上では、不織布に吸収される接着剤の余剰分が増加するため、接着剤の層ができたり、不織布中の空隙が不足し、コンクリート下地内の水蒸気を最短距離で透過させることが出来なくなることがある。接着剤の粘度は、他の条件にもよるが通常4000〜20000mPa・s/20℃、好ましくは5000〜15000mPa・s/20℃程度である。接着時の脱気下地緩衝シート上からの押圧は、0.05〜0.5kg/cm2程度が適当で、通常転圧ローラーで圧着する。接着剤が不織布に浸透する高さは、不織布の厚みの10〜90%、好ましくは20〜70%である。この範囲内では水蒸気の通過がスムースで、且つ下地と不織布間の接着力も充分である。
脱気下地緩衝シート(3)が、たとえば1mX25mの定尺品である場合、シート間に突き合わせの目地が生じる。生じた目地にはガラスクロス製接着テープ(4)を隣り合わせる脱気下地緩衝シート(3)双方に貼り付ける。
また、コンクリート下地(1)内の水分に放出させるため、たとえば図2に示すように、既に下地に貼り付けた脱気下地緩衝シート(3)に50mmX50mm角の穴を開け、その上に脱気盤又は脱気筒等の脱気装置(9)を設置する。その場合、立ち上がり面にV又はU字型溝を加工しその先端を一方に通気緩衝シートに他方一方に脱気盤を取り付けるとよい。
【0009】
次に脱気下地緩衝シート(3)の表面にウレタン系プライマーを全面に均一に塗布し、乾燥させる。次いでFRP防水層形成の常法に従い、FRP下塗り樹脂層(6a)を塗布し、ついでガラス繊維補強材(6b)を貼り付け、更にFRP上塗り樹脂層(6c)を塗布し、各樹脂が硬化しないうちに脱泡用ローラーにてガラス繊維補強材に混入した気泡を除去し、FRP防水層(6)を形成し、硬化させる。
次にFRP防水層のガラス繊維の凹凸を緩和させるため、中塗り層(7)を塗布し、硬化させる。最後に仕上げとして上塗り層(8)を全面に均一に塗布し、硬化させる。
中塗り用、または上塗り用の樹脂としては、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アクリルウレタン樹脂などの中塗材、上塗材が用いられる。上塗用には更に適宜の骨材を添加することによりスリップ防止上塗層が形成される。中塗材、上塗材の塗布量は、それぞれ0.3〜1kg/m2程度あり、刷毛、ローラー、スプレーガンなどで均一に塗布し、硬化させることにより施工は完成する。
【0010】
【実施例】以下に実施例をあげて、本発明を具体的に説明する。
実施例1
脱気下地緩衝シート(3)は、厚さ50μmの表面にウレタン系の印刷を施したPET系フィルム(3a)に溶融ポリエチレン樹脂を介して、厚さ2.0mm、目付け量300g/m2のポリエステル系不織布(3b)を一体化することにより得た。
接着剤(2)は、1液製湿気硬化型ウレタン系接着剤((株)ノガワケミカル製、商品名DU−488B)を用いた。
鉄骨造の社屋の屋上デッキプレートスラブを被防水下地とし、1液製湿気硬化型ウレタン系接着剤(粘度8000mPa・s/20℃)を0.35kg/m2の塗布量でローラー刷毛にて全面塗布し、連続して脱気下地緩衝シートを転圧ローラーにて下地に圧着した。また、脱気下地緩衝シート同士の突き合わせ部分には、30mm幅のガラスクロス系接着テープ(大泰化工(株)製、商品名ガラスクロス目地テープ)をはりつけた。これに、ウレタン系プライマー(大泰化工(株)製、商品名コンパックG)を0.2kg/m2の塗布量でローラー刷毛にて立ち上がりを含めて全面塗布し、乾燥後、不飽和ポリエステル樹脂(大泰化工(株)製、商品名DK−633AP)を目付け量450g/m2のチョップドストランドマット(大泰化工(株)製、商品名コンパックマット#45)に含浸させ、FRP防水層を形成した。また、脱気筒を50m2に1基の割合で予め立ち上がりに10mm幅のU字型溝を加工し、一方を脱気下地緩衝シート端末に、もう一方に脱気盤を設置した。FRP防水層の硬化後、中塗り層として不飽和ポリエステル樹脂(大泰化工(株)製、商品名DK−633AP)0.3kg/m2の塗布量にて全面塗布し、上塗り層にポリエステル系樹脂(大泰化工(株)製、商品名ゲルトップ)を塗布し、施工を完了した。
なお、この実施例における接着剤の脱気下地緩衝シートへの浸透深さを測定するため下地にブリキ板(150X300m)10枚を敷き詰めておき、その上に上記実施例と同じ施工をし、施工完了後ブリキ板部分の防水層をサンプリングした。
ノギスにより脱気下地緩衝シート(厚み2mm)における接着剤層の浸透深さ(mm)を測定したところ0.41〜0.63mmで、平均値は0.51mmであった。このことから約1.5mmの通気層が確保されていること確認した。
また接着剤とブリキ板との界面を目視観察したところ、表面積比にして40〜50%の貫通部分(接着剤が連続した層を形成していない部分)が海島状に存在することが確認された。
施工1年経過後に追跡調査を行ったが、防水層への亀裂も無く健全な状態を維持していた。
【0011】
実施例2
脱気下地緩衝シート(3)は、厚さ75μmの表面にウレタン系の印刷を施したPET系フィルムに溶融ポリエチレン樹脂(3a)を介して、厚さ2.0mm、目付け量300g/m2のポリエステル系不織布(3b)を一体化したもの(東洋紡績(株)製)を用いた。
接着剤は、1液性湿気硬化型ウレタン系接着剤((株)ノガワケミカル製、商品名DU−488B)を用いた。
木質造のケイ酸カルシウム板を被防水下地とし、1液性湿気硬化型ウレタン系接着剤を0.35kg/m2の塗布量でくし鏝にて全面塗布し、連続して脱気下地緩衝シートを転圧ローラーにて下地に圧着した。
【0012】
また、脱気下地緩衝シート同士の突き合わせ部分には、30mm幅のガラスクロス系接着テープ(大泰化工(株)製、商品名ガラスクロス目地テープ)を貼り付けた。
これに、ウレタン系プライマー(大泰化工(株)製、商品名コンパックG)を0.2kg/m2の塗布量でローラー刷毛にて立ち上がりを含めて全面塗布し、乾燥後、不飽和ポリエステル樹脂(大泰化工(株)製、商品名DK−633AP)を目付け量380g/m2のチョップドストランドマット(大泰化工(株)製、商品名コンパクマット#38)に含浸させ、更にもう一層同材料にてFRP防水層を形成した。FRP防水層の硬化後、中塗り層として不飽和ポリエステル系樹脂(大泰化工(株)製、商品名DK−633AP)0.3kg/m2の塗布量にて全面塗布し、上塗り層にポリエステル系樹脂(大泰化工(株)製、商品名ゲルトップ)を塗布し、施工を完了した。
実施例1におけると同様にして下地にブリキ板を用いた平行試験を行った。得られたサンプルの接着剤浸透深さを測定したところ、0.36〜0.85mm、平均値0.58mmであり、約1.4mmの通気層の確保が確認された。
また、接着剤とブリキ板との界面を目視観察したところ、表面積に対して40〜60%の貫通部分が海島状に存在していることを確認した。
施工半年経過後に追跡調査を行ったが、防水層への亀裂もなく健全な状態を維持していた。
【0013】
【発明の効果】
本発明は、コンクリート下地に全面塗布した接着剤に連続して脱気下地緩衝シートを貼り付けることにより、不織布層内に通気層を設け、接着材層にも空隙(貫通部分)を設けることによりコンクリート下地内の水分を最短距離で、効率良く脱気装置を通して外気へ放出させることができる。また、コンクリート下地にクラックが生じた場合、不織布により緩衝し、防水層への亀裂を防止することが出来る。なおかつ、下地への脱気下地緩衝シート貼り付けは、全面接着となっているため、平滑性に優れ、美観性が良好な防水工法を実現させた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防水工法により形成された防水構造の断面図である。
【符号の説明】
(1) 下地
(2) 接着剤
(3) 脱気下地緩衝シート
(3a)合成樹脂フィルム
(3b)長繊維不織布
(4) 接着テープ
(5) プライマー
(6) FRP層
(6a)FRP下塗り樹脂層
(6b)ガラス繊維補強材
(6c)FRP上塗り樹脂層
(7) 中塗り層
(8) 上塗り層
(9) 脱気装置
【発明の属する技術分野】
本発明は、FRP防水工事におけるFRP防水工法の脱気下地緩衝工法に関する。
【従来の技術】
【0002】
従来のFRP防水工法は、コンクリート下地面にプライマーを介して直接柔軟性を具備する不飽和ポリエステル樹脂をガラス繊維補強剤に含浸させて防水層を形成する、いわゆる密着工法と呼ばれるものである。しかし、この工法は、コンクリート下地内に存在する水分の蒸気化によりコンクリート下地とFRP防水層との間で剥離が生じ、温度の上昇と共に部分的に膨れ上がる、いわゆるフクレ現象が多発する。そのうえ、コンクリート下地と防水層との間に緩衝剤が存在しないため、建物の振動等により発生するコンクリート下地のクラックにより防水層にも亀裂が発生する場合がある。
このような、防水機能上の欠陥に対する対策として例えば、防水層とコンクリート下地との接着を点及び線状の部分接着することにより非接着部分を通気層として利用する方法〔特許文献1参照〕が開発されている。しかしながら、仕上がり面にて接着部分と非接着部分との間に高低差が生じるうえ、更に外気温の商工に伴う熱膨張収縮の発生による非接着部分に撓みが生じ、美観性を損なうのみならず、降雨、降雪後に水溜まりが発生する場合がある。
【0003】
【特許文献1】
特許第552216号
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
本発明は、前記従来工法の欠点を解消し、防水層にフクレ現象や亀裂が発生せず、かつ仕上げ面の平滑性に優れた防水工法を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明は、合成樹脂フィルムと長繊維不織布とを上下に貼り合わせた脱気下地緩衝シートの不燃布側を下地に接着剤を用いて接着した後、合成樹脂フィルム側にプライマーを介してFRP防水層を形成させることを特徴とする防水工法である。
さらに本発明は、脱気下地緩衝シートの不織布側を下地に接着剤を用いて接着する際、下地全体に塗布した接着剤が不織布にその厚みの10〜90%浸透するよう接着条件を設定し、下地とは充分に接着するが、地下から上昇してくる蒸気を通過させ、脱気装置から外部に放出させるだけの接着剤の非浸透部を設けた防水工法である。
【0006】
即ち本発明は、
(1)合成樹脂フィルムと長繊維不織布とを上下一体に密着させた脱気下地緩衝シートの不織布側を下地に接着剤を用いて接着した後、合成樹脂フィルム側にプライマーを介してFRP防水層を形成させることを特徴とする防水工法、
(2)脱気下地緩衝シートの不織布側を下地に接着剤を用いて接着する際、下地全体に塗布した接着剤が不織布にその厚みの10〜90%浸透し、且つ下地との間に接着剤を層として残存させたいようにしたことを特徴とする(1)記載の防水工法、
(3)不織布の厚みが1〜5mmであることを特徴とする(1)または(2)記載の防水工法、および
(4)不織布層に下端を開口する脱気装置を備えたことを特徴とする(1)〜(3)のいずれかに記載の防水工法、
である。
【0007】
【本発明の実施の形態】
以下、本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明の工法により形成された防水構造の断面図である。まず、コンクリート下地(1)の表面に塗布された接着剤(2)により、脱気緩衝シート(3)が接着されている。この脱気下地緩衝シート(3)は、定尺品であり、横に隣り合う脱気下地シート(3)の接合は、互を引き合わせたうえ接着テープ(4)を貼り付ける。その後、脱気下地緩衝シート表面にプライマー(5)を介して、FRP下塗り樹脂層(6a)、ガラス繊維補強材(6b)、FRP上塗り樹脂層(6c)の順でFRP防止層(6)が塗布され、更に樹脂のみを塗布した中塗り層(7)と仕上げとして上塗り層(8)により構成される。
脱気下地緩衝シート(3)は、合成樹脂フィルム(3a)とその下に密着した長繊維不燃布(3b)から構成される。合成樹脂フィルム(3a)として、たとえばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド等の合成樹脂共重合体からなるフィルムがあげられる。
また、脱気下地緩衝シート(3)の長繊維不織布(3b)としては、たとえばポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミド、ポリビニルアルコール、アクリル等の合成繊維の長繊維不織布があげられる。
脱気下地緩衝シート(3)の長繊維不織布(3b)の膜厚は、1〜5mm、好ましくは1.5〜3.0mmが望ましい。これより薄すぎると下地に全面塗布した接着剤(2)が不織布(3b)の内部に浸透して表面の合成樹脂フィルム(3a)にまで達し、不織布の目的である通気層の確保というもう一つの目的を果たす事が困難となり、水蒸気や接着剤の内容物である有機溶剤の外気への放出が出来ない。更に、不織布としての繊維の解れによる柔軟性が失われ下地緩衝性能が損なわれる。逆に、これより厚すぎるとシート自体に剛性が増すため、下地の不陸に対する型沿いが悪くなり、最終の仕上がりが悪くなる。
【0008】
次に本発明の防水工法について、工程順に説明する。
まず、施工前の下地処理としてコンクリート下地表面(1)の不陸を調整し、湿気反応型ウレタン系接着剤(2)を全面に均一に塗布後、連続して脱気下地緩衝シート(3)の不織布側を下側にして、例えば加圧ローラーを用いてコンクリート下地(1)に貼り付ける。接着剤(2)を塗布してから脱気下地緩衝シート(3)を貼り付けるまでの作業を連続させるのは、未だ液状のままの接着剤(2)に脱気下地緩衝シートの不織布(3b)を接触させる事で毛細管現象により不織布内部に接着剤を吸収し易くし、下地と不織布との間にも接着剤を層として残存させず、且つ、不織布の繊維間にも空隙を設けるためである。この接着剤層が残存しないことと、不織布中の空隙により、コンクリート下地内の水蒸気を最短距離で、高率良く不織布の通気層へと導く事ができる。
接着剤(2)の塗布量は、下地の状態や接着剤の粘度、不織布の材質や厚み、押圧力によるが、通常0.35〜0.70kg/m2が望ましい。0.35kg/m2未満では、連続して接着させるため不織布に吸収され、接着に必要な接着剤が不足してしまうことがあり、接着性能の低下がおこる。一方、0.70kg/m2以上では、不織布に吸収される接着剤の余剰分が増加するため、接着剤の層ができたり、不織布中の空隙が不足し、コンクリート下地内の水蒸気を最短距離で透過させることが出来なくなることがある。接着剤の粘度は、他の条件にもよるが通常4000〜20000mPa・s/20℃、好ましくは5000〜15000mPa・s/20℃程度である。接着時の脱気下地緩衝シート上からの押圧は、0.05〜0.5kg/cm2程度が適当で、通常転圧ローラーで圧着する。接着剤が不織布に浸透する高さは、不織布の厚みの10〜90%、好ましくは20〜70%である。この範囲内では水蒸気の通過がスムースで、且つ下地と不織布間の接着力も充分である。
脱気下地緩衝シート(3)が、たとえば1mX25mの定尺品である場合、シート間に突き合わせの目地が生じる。生じた目地にはガラスクロス製接着テープ(4)を隣り合わせる脱気下地緩衝シート(3)双方に貼り付ける。
また、コンクリート下地(1)内の水分に放出させるため、たとえば図2に示すように、既に下地に貼り付けた脱気下地緩衝シート(3)に50mmX50mm角の穴を開け、その上に脱気盤又は脱気筒等の脱気装置(9)を設置する。その場合、立ち上がり面にV又はU字型溝を加工しその先端を一方に通気緩衝シートに他方一方に脱気盤を取り付けるとよい。
【0009】
次に脱気下地緩衝シート(3)の表面にウレタン系プライマーを全面に均一に塗布し、乾燥させる。次いでFRP防水層形成の常法に従い、FRP下塗り樹脂層(6a)を塗布し、ついでガラス繊維補強材(6b)を貼り付け、更にFRP上塗り樹脂層(6c)を塗布し、各樹脂が硬化しないうちに脱泡用ローラーにてガラス繊維補強材に混入した気泡を除去し、FRP防水層(6)を形成し、硬化させる。
次にFRP防水層のガラス繊維の凹凸を緩和させるため、中塗り層(7)を塗布し、硬化させる。最後に仕上げとして上塗り層(8)を全面に均一に塗布し、硬化させる。
中塗り用、または上塗り用の樹脂としては、ビニルエステル樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、アクリルウレタン樹脂などの中塗材、上塗材が用いられる。上塗用には更に適宜の骨材を添加することによりスリップ防止上塗層が形成される。中塗材、上塗材の塗布量は、それぞれ0.3〜1kg/m2程度あり、刷毛、ローラー、スプレーガンなどで均一に塗布し、硬化させることにより施工は完成する。
【0010】
【実施例】以下に実施例をあげて、本発明を具体的に説明する。
実施例1
脱気下地緩衝シート(3)は、厚さ50μmの表面にウレタン系の印刷を施したPET系フィルム(3a)に溶融ポリエチレン樹脂を介して、厚さ2.0mm、目付け量300g/m2のポリエステル系不織布(3b)を一体化することにより得た。
接着剤(2)は、1液製湿気硬化型ウレタン系接着剤((株)ノガワケミカル製、商品名DU−488B)を用いた。
鉄骨造の社屋の屋上デッキプレートスラブを被防水下地とし、1液製湿気硬化型ウレタン系接着剤(粘度8000mPa・s/20℃)を0.35kg/m2の塗布量でローラー刷毛にて全面塗布し、連続して脱気下地緩衝シートを転圧ローラーにて下地に圧着した。また、脱気下地緩衝シート同士の突き合わせ部分には、30mm幅のガラスクロス系接着テープ(大泰化工(株)製、商品名ガラスクロス目地テープ)をはりつけた。これに、ウレタン系プライマー(大泰化工(株)製、商品名コンパックG)を0.2kg/m2の塗布量でローラー刷毛にて立ち上がりを含めて全面塗布し、乾燥後、不飽和ポリエステル樹脂(大泰化工(株)製、商品名DK−633AP)を目付け量450g/m2のチョップドストランドマット(大泰化工(株)製、商品名コンパックマット#45)に含浸させ、FRP防水層を形成した。また、脱気筒を50m2に1基の割合で予め立ち上がりに10mm幅のU字型溝を加工し、一方を脱気下地緩衝シート端末に、もう一方に脱気盤を設置した。FRP防水層の硬化後、中塗り層として不飽和ポリエステル樹脂(大泰化工(株)製、商品名DK−633AP)0.3kg/m2の塗布量にて全面塗布し、上塗り層にポリエステル系樹脂(大泰化工(株)製、商品名ゲルトップ)を塗布し、施工を完了した。
なお、この実施例における接着剤の脱気下地緩衝シートへの浸透深さを測定するため下地にブリキ板(150X300m)10枚を敷き詰めておき、その上に上記実施例と同じ施工をし、施工完了後ブリキ板部分の防水層をサンプリングした。
ノギスにより脱気下地緩衝シート(厚み2mm)における接着剤層の浸透深さ(mm)を測定したところ0.41〜0.63mmで、平均値は0.51mmであった。このことから約1.5mmの通気層が確保されていること確認した。
また接着剤とブリキ板との界面を目視観察したところ、表面積比にして40〜50%の貫通部分(接着剤が連続した層を形成していない部分)が海島状に存在することが確認された。
施工1年経過後に追跡調査を行ったが、防水層への亀裂も無く健全な状態を維持していた。
【0011】
実施例2
脱気下地緩衝シート(3)は、厚さ75μmの表面にウレタン系の印刷を施したPET系フィルムに溶融ポリエチレン樹脂(3a)を介して、厚さ2.0mm、目付け量300g/m2のポリエステル系不織布(3b)を一体化したもの(東洋紡績(株)製)を用いた。
接着剤は、1液性湿気硬化型ウレタン系接着剤((株)ノガワケミカル製、商品名DU−488B)を用いた。
木質造のケイ酸カルシウム板を被防水下地とし、1液性湿気硬化型ウレタン系接着剤を0.35kg/m2の塗布量でくし鏝にて全面塗布し、連続して脱気下地緩衝シートを転圧ローラーにて下地に圧着した。
【0012】
また、脱気下地緩衝シート同士の突き合わせ部分には、30mm幅のガラスクロス系接着テープ(大泰化工(株)製、商品名ガラスクロス目地テープ)を貼り付けた。
これに、ウレタン系プライマー(大泰化工(株)製、商品名コンパックG)を0.2kg/m2の塗布量でローラー刷毛にて立ち上がりを含めて全面塗布し、乾燥後、不飽和ポリエステル樹脂(大泰化工(株)製、商品名DK−633AP)を目付け量380g/m2のチョップドストランドマット(大泰化工(株)製、商品名コンパクマット#38)に含浸させ、更にもう一層同材料にてFRP防水層を形成した。FRP防水層の硬化後、中塗り層として不飽和ポリエステル系樹脂(大泰化工(株)製、商品名DK−633AP)0.3kg/m2の塗布量にて全面塗布し、上塗り層にポリエステル系樹脂(大泰化工(株)製、商品名ゲルトップ)を塗布し、施工を完了した。
実施例1におけると同様にして下地にブリキ板を用いた平行試験を行った。得られたサンプルの接着剤浸透深さを測定したところ、0.36〜0.85mm、平均値0.58mmであり、約1.4mmの通気層の確保が確認された。
また、接着剤とブリキ板との界面を目視観察したところ、表面積に対して40〜60%の貫通部分が海島状に存在していることを確認した。
施工半年経過後に追跡調査を行ったが、防水層への亀裂もなく健全な状態を維持していた。
【0013】
【発明の効果】
本発明は、コンクリート下地に全面塗布した接着剤に連続して脱気下地緩衝シートを貼り付けることにより、不織布層内に通気層を設け、接着材層にも空隙(貫通部分)を設けることによりコンクリート下地内の水分を最短距離で、効率良く脱気装置を通して外気へ放出させることができる。また、コンクリート下地にクラックが生じた場合、不織布により緩衝し、防水層への亀裂を防止することが出来る。なおかつ、下地への脱気下地緩衝シート貼り付けは、全面接着となっているため、平滑性に優れ、美観性が良好な防水工法を実現させた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の防水工法により形成された防水構造の断面図である。
【符号の説明】
(1) 下地
(2) 接着剤
(3) 脱気下地緩衝シート
(3a)合成樹脂フィルム
(3b)長繊維不織布
(4) 接着テープ
(5) プライマー
(6) FRP層
(6a)FRP下塗り樹脂層
(6b)ガラス繊維補強材
(6c)FRP上塗り樹脂層
(7) 中塗り層
(8) 上塗り層
(9) 脱気装置
Claims (4)
- 合成樹脂フィルムと長繊維不織布とを上下一体に密着させた脱気下地緩衝シートの不織布側を下地に接着剤を用いて接着した後、合成樹脂フィルム側にプライマーを介してFRP防水層を形成させることを特徴とする防水工法。
- 脱気下地緩衝シートの不織布側を下地に接着剤を用いて接着する際、下地全体に塗布した接着剤が不織布にその厚みの10〜90%浸透し、且つ下地との間に接着剤を層として残存させないようにしたことを特徴とする請求項1記載の防水工法。
- 不織布の厚みが1〜5mmであることを特徴とする請求項1または2記載の防水工法。
- 不織布層に下端を開口する脱気装置を備えたことを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の防水工法。
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- 2002-10-08 JP JP2002295087A patent/JP2004131955A/ja active Pending
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