JPH0699537A - ゴムアスファルトシートとfrp塗膜層との複合防水層 - Google Patents

ゴムアスファルトシートとfrp塗膜層との複合防水層

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JPH0699537A
JPH0699537A JP29064292A JP29064292A JPH0699537A JP H0699537 A JPH0699537 A JP H0699537A JP 29064292 A JP29064292 A JP 29064292A JP 29064292 A JP29064292 A JP 29064292A JP H0699537 A JPH0699537 A JP H0699537A
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JP
Japan
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rubber asphalt
layer
frp
base
sheet
Prior art date
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Pending
Application number
JP29064292A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Yamamura
裕光 山村
Keizo Yamaguchi
敬三 山口
Takashi Hoshino
隆 星野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TOWA KOGYO KK
Original Assignee
TOWA KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ゴムアスファルトシートを使用しFRP層と複
合して防水層を形成することでコンクリート下地の亀裂
に追従するし且つ膨れを生じない表面に段付きがなく平
滑で且つ硬度が大きいカラフルで露出歩行や駐車場に適
する防水層を開発するのが目的です。 【構成】ポリエステル不織布に30〜70%の面積を占
めるようにゴムアスファルトを部分的にコーテイングし
たシートを下地に貼着し、その上面にアクリル系モノマ
ーで希釈したビニールエステル樹脂を塗布し不織布に含
浸させてゴムアスファルト部ではゴムアスファルトに接
し、非ゴムアスファルト部では不織布を浸透して下地に
接着すると同時に不織布を補強芯材としてFRPを形成
してゴムアスファルトとエステル樹脂が交互に下地に接
着するため、下地の亀裂に追従し且つ膨れを生じない下
層のFRPとなし、更にガラスマットとポリエステル樹
脂とから成るFRPを積層した複合防水層です。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
【0002】ゴムアスファルトを部分的にコーテングす
るために貼付したポリエステルの繊維布を強化芯材とす
るようにエステル樹脂を含浸したFRP層にゴムアスフ
ァルト層を混在するFRP下層に更にFRPを積層する
FRP複合防水層に関する。
【従来の技術】
【0003】従来はエステル樹脂に硬化剤を混入した液
体を下地に接着するようにガラス若くはポリエステルの
繊維布に塗布し浸透させて2〜3層を重ね合わせたFR
P層を防水層とするのが通例でありますが、エステル樹
脂が下地コンクリートと全面的に接着すると接着強度が
強くコンクリートの亀裂に追従できないので下地の亀裂
に伴ひFRP層に引き裂きが起こる難点があります。
【発明が解決しようとする課題】
【0004】FRPの防水層は上述のように下地コンク
リートとの接着強度が強くてコンクリートの亀裂追従性
が悪いが反面に膨れが起こらない利点があるので、下地
の亀裂には追従するが膨れを生じ易いのはゴムアスファ
ルト層であるので、下地との接着をゴムアスファルト層
とエステル樹脂層とが交互に混在させることで亀裂に追
従し且つ膨れることのないFRP層を下層とすること
で、更にこれにFRPを積層したFRP複合防水層を開
発せんとするものであります。
【課題を解決するための手段】
【0005】ゴムアスファルトシートのコンクリート面
に接着する強度は垂直剥離で引っ張り速度0.5mm/
minでは2kg/cmat20℃で,0.4kg/
cmat60℃であるので、コンクリート下地の亀裂
に追従するが膨れを生じ易く、 一方エステル樹脂に硬
化剤を混入した液体が硬化した樹脂とコンクリートとの
接着強度は垂直剥離で引っ張り速度0.5mm/min
では7.5kg/cmat20℃で、7kg/cm
at60℃でコンクリート面との剥離試験てはコンクリ
ートが破断する強度であるため、この樹脂で形成される
FRPの防水下層は下地亀裂追従性に乏しい反面膨れを
生じ難いのでありますからゴムアスファルトの軟接着部
とエステル樹脂の強接着部とを交互に混在させるように
下地に貼着することができるFRP層を形成すると、下
地の亀裂に追従し且つ膨れのない下層のあるFRPの複
合防水層が得られると考えた。
【作用】
【0006】上記の試験データーからゴムアスファルト
を部分的にポリエステルの不織布に30〜70%の面積
を占めるようにコーテイングしたシートを下地に貼付け
て、ゴムアスファルト層で下地に接着させて、ゴムアス
ファルトコンパウンドのカットバック性の乏しいアクリ
ル系モノマーで希釈したビニールエステル樹脂に硬化剤
を混入した液体をシートの上面に塗布してローラーで圧
着してゴムアスファルト部では繊維布に含浸してゴムア
スファルト層と接し、非ゴムアスファルト部では繊維布
を浸透して樹脂が下地に接着すると、或る面積の範囲で
考えるとゴムアスファルトと樹脂とが交互に下地に貼着
しているため平均接着強度は下地の亀裂に追従し、膨れ
を抑えることができる強度が得られると考えた、その接
着強度はゴムアスファルトの占める面積は30〜70%
であることが実験を重ねて推定した、防水層の下地との
接着強度としては垂直剥離強度が下地コンクリートに含
有する水分の温度に平衡する蒸気圧より小さいときは膨
れを生ずるとの理論が成立すると推定される、現場で施
工される防水層の垂直剥離強度は試験データーより著し
く小さい値を示すためと下地とシートとの界面に空気が
共存する場合にはシート防水層は膨れを生じ易いのでゴ
ムアスファルトシートも60℃以上になると膨れ現象が
起こることが多い。水の温度に平衡する蒸気圧は次の如
くであります 上述からゴムアスファルト防水シートの試験垂直剥離強
度は0.4kg/cmat60℃であるから4,00
0mm/HOと換算すると、現場の施工や剥離速度等
を考慮すると実用値は試験値より相当下廻ると推定され
るので、上表の水の蒸気圧2040mm/HOat6
0℃に近似値となると膨れ現象が起こる確率があるので
60℃以上では膨れが生ずることがあると推定した。
【実施例】
【0007】下地コンクリートを平滑に仕上げてからウ
レタン系プライマーを150〜25g/mを塗布して
処理する。ゴムアスファルトシート1は図1に示す如く
ポリエステル不織布(120g/m)4の幅1,00
0mmに厚さ1mm×幅30mm×長さ170mmの矩
形状のゴムアスファルト層を間隔30mmを保つように
縦列に並べ、横30mmを隔て次ぎのゴムアスファルト
層が縦列に千鳥状を形成するように部分的にコーテイン
グしたゴムアスファルト層2と非ゴムアスファルト部3
とを配置したシートであります。このゴムアスファルト
シート1はウレタン系プライマー6を塗布した下地7に
図2のように貼着するとゴムアスファルト層のみが下地
に接着する、シートの継ぎ合わせは50〜100mmラ
ップしてジョイントとする。下地7に貼着したゴムアス
ファルトシート1の上面にアクリル系モノマーで希釈し
たビニールエステル樹脂に硬化剤1%を混入した液体を
1kg/mの割合で塗布し、ローラーで圧着して不織
布に含浸するとゴムアスファルト層2は樹脂の接触によ
り殆どカットバックされずに樹脂と接着し、非ゴムアス
ファルト部3では不織布を浸透して樹脂は下地7に強固
に接着するのでゴムアスファルト部と樹脂部との交互に
下地接着して下地7の亀裂に追従するような接着強度を
保ち且つ温度が70℃に上昇した時にも膨れのないよう
にポリエステル不織布を補強芯材とするゴムアスファル
ト層を混在するFRP防水下層が形成するので、更に図
3に示す如くガラスマット9を重ねてポリエステル樹脂
8を塗布し、耐候性の富むトップコート用ポリエステル
樹脂10を塗布して露出歩行に適用するゴムアスファル
ト層を混在したFRP複合防水層を構成する。この発明
ではシートはSBS,SBR合成ゴムを混入したアスフ
ァルトの外に未加硫ブチルゴムをポリエステル不織布に
部分的にコーテイングしたものを使用することができ
る。又この下層のFRPはアスファルトをカットバック
する性能が乏しいのでアスファルトコンクリート下地に
も適用できる。
【発明の効果】本発明は下地コンクリートにポリエステ
ル不織布に部分的にゴムアスファルトを間隔を保って配
列するようにコーテングしゴムアスファルトシートを下
地に貼着して、アクリル系モノマーで希釈したエステル
樹脂を上面に塗布するとゴムアスファルト層は殆どカッ
トバックされることなく下地に軟接着し、非ゴムアスフ
ァルト部では強接着するので温度上昇しても膨れが殆ど
生じなく且つ下地亀裂にも追従する下層のFRPが形成
されるので、更に耐候性に富むポリエステル樹脂を積層
することで露出歩行防水層や駐車場の床面の施工の適用
できるのでカラフルな継ぎ目ないFRP複合防水層を経
済的に施工ができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】ポリエステル不織布4にゴムアスファルトを厚
さ1mm×幅30mm×長さ170mmの矩形状にコー
テングしたゴムアスファルト層2を間隔30mmに保っ
て縦列とし横30mmを隔てて千鳥状に縦列に配置した
ゴムアスファルトシート1の平面図です、ゴムアスファ
ルトのない部分は非ゴムアスファルト部3で示す。
【図2】ゴムアスファルトシート1を下地7にウレタン
系プライマー6を塗布してから貼着してゴムアスファル
ト層を下地の接着し、その上面にアクリル系モノマーで
希釈したビニールエステル樹脂に硬化剤を混入した液体
を塗布してローラーで不織布に含浸するように圧着して
ゴムアスファルト層2と接し、非ゴムアスファルト部3
は不織布を浸透して樹脂が下地7に強接着して下地亀裂
に追従し且つ膨れを殆ど生じないFRPの下層の断面図
です。
【図3】FRPの下層の上にガラスマット(380g/
)9を重ねポリエステル樹脂8を塗布し更に耐候性
に富むトップコート用のポリエステル樹脂10を塗布し
たFRP複合防水層の断面図です。
【符号の説明】
1:ゴムアスファルトをポリエステル不織布に部分的に
コーテイングしたゴムアスファルトシート 2:ポリエステル不織布にコーテイングしたゴムアスフ
ァルト層 3:非ゴムアスファルト部(ゴムアスファルトをコーテ
イングしない不織布の部分) 4:ポリエステル不織布 5:アクリル系モノマーで希釈したビニールエステル樹
脂の硬化したもの 6:ウレタン系プライマー 7:下地 8:ポリエステル樹脂 9:ガラスマット 10:トップコート用ポリエステル樹脂

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項 1】ポリエステルの繊維布の裏面に30〜7
    0%の面積を占めるように部分的にゴムアスファルトを
    コーテイングしたシートを下地に貼合わせた上面にアク
    リル系モノマーで希釈したエステル樹脂に硬化剤を混合
    した液体を塗布し、ゴムアスファルトのコーテングされ
    ている部分の繊維布を樹脂で含浸してゴムアスファルト
    シートと接し、非ゴムアスファルト部分では樹脂は繊維
    布を浸透して下地に接着することで繊維布を補強芯材と
    するゴムアスファルトを混在するFRP層を形成して下
    地と軟接着するゴムアスファルト部と、強接着するエス
    テル樹脂で貼着する部とが混在して接着するため、下地
    の亀裂に追従し且つ膨れのない防水層が構成されるの
    で、このFRP層を下層とし更に耐候性に富むFRP層
    を積層して露出歩行に適するゴムアスファルト層を混在
    するFRPの複合防水層。
JP29064292A 1992-09-18 1992-09-18 ゴムアスファルトシートとfrp塗膜層との複合防水層 Pending JPH0699537A (ja)

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