JPS62252489A - アクリル系粘着剤組成物 - Google Patents

アクリル系粘着剤組成物

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JPS62252489A
JPS62252489A JP9747386A JP9747386A JPS62252489A JP S62252489 A JPS62252489 A JP S62252489A JP 9747386 A JP9747386 A JP 9747386A JP 9747386 A JP9747386 A JP 9747386A JP S62252489 A JPS62252489 A JP S62252489A
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Toshibumi Hirose
広瀬 俊文
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若宮 美果
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は新規なアクリル系粘着剤組成物に関する。さら
に詳しくは、タック、とりわけ低温下におけるタックと
ポリオレフィン接着性の改良されたアクリル系粘着剤組
成物に関する。
[従来の技術] 粘着剤は感圧接着剤とも呼ばれ、指先で押す程度の小さ
い圧力で対象物表面に容易に接着する性質を有している
粘着剤の用途の例としては、たとえばセロファンテープ
、電気絶縁用ビニルテープ、マスキングテープ、粘着シ
ート、粘着ラベルなどがあげられる。
粘着剤には種々の性質が要求されるが、とくに次の3つ
の性質が重要である。
■粘着力(テープなどの粘着製品を接着面に貼合わせ、
充分に圧力・時間をかけたのち接着面からはがすのに要
する力。用途にもよるが普通大きいほうがよい。) ■タック(粘着剤表面のベトッキの程度。被着体へのく
っつきやすさの尺度となる。普通大きいほうがよい。) ■保持力(耐クリープ性。基材に接着面と平行な力を加
えたとき、基材と接着対象物との相対的位置のずれの大
きさ。ずれが小さい一方がよい。) 従来、粘着剤としては天然ゴム・合成ゴムを主体として
、粘着付与樹脂、軟化剤、充填剤などを配合してえられ
るゴム系粘着剤と、アクリル酸エステルを主なモノマー
として、これにアクリル酸、酢酸ビニルなどの極性モノ
マーを共重合してえられるアクリル系粘着剤とが多く用
いられている。
ゴム系粘着剤はタックや粘着力は比較的良好であり、ポ
リエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィンのよ
うな接着しにくい被着体に対する粘着力(以下、ポリオ
レフィン接着性という)も比較的良好であるが、耐熱性
や耐候性といった耐久性能が不充分である。一方、アク
リル系粘着剤は耐久性は良いが、タックやオレフィン接
着性が不足しているという欠点がある。
アクリル系粘着剤のこの欠点を解決する目的でアクリル
系粘着剤に粘着付与樹脂を配合する方法が知られている
が、ポリオレフィン接着性は改良されるものの、タック
がさらに低下し、とくに低温下におけるタックが低下す
るという問題がある。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は、これら従来のアクリル系粘着剤のもつ欠点、
すなわち、タック、とくに低温下におけるタックおよび
ポリオレフィン接着性が改良され、かつ耐久性を損なわ
れないアクリル系粘着剤組成物をうろことを目的として
なされたものである。
[問題点を解決するための手段] 本発明者らは、これらの問題を解決すべく鋭意検討を続
けた結果、 (A)アルキル基の炭素数が2〜14のアクリル酸のア
ルキルエステルを主体とした単量体を重合してえられる
アクリル系重合体100重量部(B)1分子中に少なく
とも1個の反応性珪素基を有するポリエーテル1〜70
重量部、および(C)硬化用触媒0.1〜10重量部 を含むアクリル系粘着剤組成物により上記目的が達せら
れることを見出し、本発明を完成した。
[実施例] 本発明において(A)成分として用いられるアクリル系
重合体は、アルキル基の炭素数が2〜14のアクリル酸
のアルキルエステルを主体とした単量体を重合してえら
れる重合体である。
このようなアクリル系重合体を形成する単量体を具体的
にあげると、アクリル酸のエチル、プロピル、n−ブチ
ル、イソブチル、■−エチルプロピル、■−メチルペン
チル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、l−
エチルブチル、2−エチルブチル、3−エチルブチル、
2−エチルヘキシル、3.5.5−トリメチルヘキシル
、デシル、ドデシルなどのエステルが例示されうる。こ
れらは単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい。
また、本発明に使用されるアクリル系重合体は、比較的
少ない量の他の共重合可能な単量体を共重合によって含
んでいてもよい。
これらの単量体を具体的にあげると、エチレン、プロピ
レン、塩化ビニル、アクリロニトリル、メタクリル酸ア
ルキルエステル、アクリル酸、メタクリル酸、ヒドロキ
シエチルアクリレート、ヒドロキシエチルメタクリレー
ト、ヒドロキシプロピルアクリレート、グリシジルメタ
クリレート1、N−メチロールアクリルアミド、N−ブ
トキシメチルアクリルアミドやN−メチロールアクリル
アミド、トリメトキシシリルプロピルメタクリレートな
どが例示できるが、これらに限定されるものではない。
これらは単独で用いてもよく、2種以上併用してもよい
これらの共重合可能な単量体の使用量は、単量体全量の
0.5〜50重量%が好ましく、1〜20重量%がさら
に好ましい。
アクリル系重合体(A)の重合方法としては、酢酸エチ
ル、トルエンなどの有機溶剤中で重合する溶液重合法、
単量体を水中あるいは有機溶剤中に乳化剤を用いて乳化
して重合する乳化重合法、あるいは懸濁剤を用いて単量
体を水中に分散させて重合する懸濁重合法などを用いる
ことができる。
(A)成分の分子量にはとくに限定はないが、数万〜数
百万のものが好適に用いられる。また、(A)成分の酸
価(KOHI1g/g)はIOをこえることが好ましい
。10以下では硬化がおそく、保持力が不安定になる。
(B)成分のポリエーテルは反応性珪素基を有すること
が必要である。
反応性珪素基とは、珪素原子と結合した加水分解性基や
シラノール基のごとく、湿分や添加剤により縮合、反応
するものであって、代表的には一般式(1): (式中、R1は同種もしくは異種の炭素数1〜20の1
価の炭化水素基またはトリオルガノシロキシ基、aは0
,1.2または3、bは0.1または2、ただし1≦a
+b≦4、Xはシラノール基または加水分解可能な基よ
り選ばれた異種もしくは同種の基、Iは0−18から選
ばれた整数)により示される。
このような反応性珪素基を有するポリエーテルは、たと
えば一般式(2): で示される水素化珪素化合物と、一般式(3):RII
Iは水素または炭素数1〜2oの1価の有機基、CはO
または1の整数)で示されるオレフィン基を有するポリ
エーテルとを、白金ブラック、塩化白金酸、白金アルコ
ール化合物、白金オレフィンコンプレックス、白金アル
デヒドコンプレックス、白金ケトンコンプレックスなど
の白金系化合物を触媒として付加反応させることにより
製造することができる。
一般式(1)あるいは一般式(2)において、RIは炭
素数1〜20の同種または異種の1価の炭化水素基、た
とえばメチル、エチルなどのアルキル基、シクロヘキシ
ルなどのシクロアルキル基、フェニル基などのアリール
基、ベンジル基などのアラルキル基より選ばれ、さらに
一般式(R−)3S10− (R−は炭素数1〜20の
同種または異種の1価の炭化水素基を示す)で示される
トリオルガノシロキシ基であってもよい。一般式(1)
あるいは一般式(2)において、Xはシラノール基また
は異種もしくは同種の加水分解可能な基を示すが、この
例としてはハロゲン基、ハイドライド基、アルコキシ基
、アシルオキシ基、ケトキシメート基、アミノ基、アミ
ド基、アミノオキシ基、メルカプト基、アルケニルオキ
シ基などがあげられる。
一般式(2)で示される水素化珪素化合物としては、具
体的にはトリクロロシラン、メチルジクロロシラン、ジ
メチルクロロシラン、トリメチルシロキシジクロロシラ
ンなどのハロゲン化シラン類;トリメトキシシラン、ト
リエトキシシラン、メチルジメトキシシラン、フェニル
ジメトキシシラン、1.3.3.5.5.7.7−へブ
タメチル−1,1−ジメトキシテトラシロキサンなどの
アルコキシシラン類;メチルジアセトキシシラン、トリ
メチルシロキシメチルアセトキシシランなどのアシロキ
シシラン類;ビス(ジメチルケトキシメート)メチルシ
ラン、ビス(シクロへキシルケトキシメート)メチルシ
ラン、ビス(ジエチルケトキシメート)トリメチルシロ
キシシランなどのケトキシメートシラン類;ジメチルシ
ラン、トリメチルシロキシメチルシラン、l、l−ジメ
チル−2,2−ジメチルジシロキサンなどのハイドロシ
ラン類;メチルトリ(イソプロペニルオキシ)シランな
どのアルケニルオキシシラン類などがあげられるが、こ
れらに限定されるものではない。
この方法においては、一般式(′2Jの水素化珪素化合
物と一般式(3)のオレフィン基を有するポリエーテル
とを反応させたのち、一部または全部のX基をさらに他
の加水分解可能基またはヒドロキシル基に変換すること
ができる。たとえばX基がハロゲン基、ハイドライド基
のばあいには、アルコキシ基、アシルオキシ基、アミノ
オキシ基、アルケニルオキシ基、ヒドロキシル基などに
変換して使用する方が好ましい。
一般式(3)において、R■は水素原子または炭素数1
〜20の1価の有機基であるが、水素原子または炭化水
素基が好ましく、さらに水素原子がとくに好ましい。R
■は同種または異種の炭素数1〜20の2価の有機基で
あるが、炭化水素基およびエーテル結合、エステル結合
、ウレタン結合、カーボネート結合を含む炭化水素基が
好ましく、とくにメチレン基が好ましい。
一般式(3)で示されるオレフィン基を有するポリエー
テルの具体的製造法は、特開昭54−6097号公報な
どにおいて本発明者らがすでに開示している方法、ある
いはエチレンオキシド、プロピレンオキシドなどのエポ
キシ化合物を重合する際に、アリルグリシジルエーテル
などのオレフィン基含有エポキシ化合物を添加して共重
合することにより側鎖にオレフィン基を導入する方法な
どにより製造されつる。
本発明で使用するポリエーテル(B)の主鎖は、本質的
に一般式 −R■−〇 −(RI″は2価の有機基であ
るが、その大部分が炭素数1〜4の炭化水素基であると
き最も有効である)で示される化学的に結合された繰返
し単位を有するものである。RIVは具体的には、−C
I、 −1−CH2CH2−1 CH3 −CH2CH2CH2CH2−などがあげられる。1種
だけの繰返し単位からなっていてもよいし、2種類以上
の繰返し単位よりなるポリエーテルも有効に使用され、
とくに CH3が好ましい。
! −CICI! − ポリエーテルの分子量は500〜15000のものが有
効に使用されうるが、好ましくは3000〜12000
の分子量を有するものがよい。このようなポリエーテル
は、特開昭53−129247号公報、特開昭54−8
097号公報などに提示されている方法により製造する
ことができる。
アクリル系重合体(A)100重量部に対するポリエー
テル(B)の混合割合は1〜70重量部、好ましくは3
〜50重量部の範囲で任意に選ぶことができる。(B)
成分が1重量部未満では混合効果かえられに<<、7G
重量部をこえると粘着力かえられにくくなる。
(A)成分と(B)成分とを混合する方法は、(A)成
分が溶液重合法によってえられているばあいには該溶液
と(B)成分とを単に混合し、均−溶解するだけでうろ
ことができる。一方、(A)成分がエマルジョンなどの
水系のばあいには、(B)成分を一旦エマルジョン化し
てから混合する方法などが採用されうる。
本発明のアクリル系粘着剤組成物を硬化させるにあたっ
ては、硬化用触媒(シラノール縮合触媒)(C)を使用
するが、このような硬化用触媒の例としては、たとえば
ジブチル錫ラウレートおよびジブチル錫マレエート、ジ
ブチル錫フタレートなどのごときカルボン酸塩、ジブチ
ル錫ビスアセチルアセトナート、ジブチル錫とスエチル
アセトアセテートなどのキレート化合物、ジブチル錫オ
キサイドとエステル化合物との反応物などの有機錫化合
物、ブチルアミン、ラウリルアミン、モノエタールアミ
ン、トリエチレンテトラミン、ピペリジン、グアニジ・
ン、2−エチル−4−メチルイミダゾール、■、3−ジ
アザビシクロ(5,4,6)ウンデセン−7−(DBU
)などのアミン化合物あるいはそれらのカルボン酸塩、
などの有機酸性リン酸化合物、有機酸性リン酸化合物と
アミン化合物との混合物などが例示されつる。これらの
中では、酸性化合物および(または)塩基性化合物が作
業性の点で好ましく、とりわけ、P−OH結合を有する
有機酸性リン酸化合物とアミン化合物との混合物を用い
るのが、触媒添加時の増粘が少なく、ポットライフが長
く、かつ硬化が速いので好ましい。
硬化用触媒(C)の使用量は(A)成分100重量部に
対して0.1〜10重量部である。該使用部数がそれ未
満でもそれをこえても硬化作業性または硬化物性に悪影
響を与える。
本発明の組成物は粘着特性の調節のために、各種化合物
と併用することができる。そのような化合物としては、
各種粘着付与樹脂、アクリル粘着剤用各種架橋剤、各種
シラン化合物、酸化防止剤、紫外線吸収剤、可塑剤、充
填剤、顔料、界面活性剤などが例示されつるが、これら
に限定されるものではない。
粘着付与樹脂としてはとくに限定はなく、たとえばロジ
ンエステル樹脂、フェノール樹脂、キシレン樹脂、キシ
レンフェノール樹脂、テルペンフェノール樹脂などの極
性基を有する樹脂や、比較的極性の小さい芳香族系、脂
肪族−芳香族共重合体系または脂環式系などの各種石油
樹脂、あるいはクマロン樹脂、低分子量スチレン系樹脂
、テルペン樹脂などの通常の粘着付与樹脂を用いること
ができる。これらの樹脂の具体例としては、ベトロジン
80(三井石油化学■製)、ネオポリマーS(日本石油
化学■製)、タックエースA100(三井石油化学■製
)、フィントン1500 (日本ゼオン■製) 、FT
R6100(三井石油化学■製)、ピコラスチックA 
75(バーキュリーズ社製)、クマロンG−90(日鉄
化学■製) 、YSポリスターT−115、YSポリス
ターS−145(以上、安原油脂■製)、ステベライト
エステル7、フォーラル85、フォーラル105(バー
キュリーズ社製)、ネオポリマーE−100(日本石油
化学■製)などの極性基を有する樹脂などがあげられる
が、これらに限定されるものではない。
アクリル系粘着剤用架橋剤としてはとくに限定はないが
、たとえばポリイソシアネート化合物、ポリグリシジル
化合物、メラミン樹脂、尿素樹脂、多価金属塩、エーテ
ル化アミノ樹脂、酸、酸無水物、アミン、カルボキシル
基を含む重合体などがあげられる。
各種シラン化合物の例としては、各種シランカップリン
グ剤、たとえばメチルトリメトキシシラン、ジメチルジ
メトキシシラン、トリメチルメトキシシラン、n−プロ
ピルトリメトキシシランなどのアルキルアルコキシシラ
ン類;ジメチルジイソプロペノキシシラン、メチルトリ
イソプロペノキシシラン、γ−グリシドキシブロピルメ
チルジイソブロペノキシシランなどのアルキルイソプロ
ペノキシシラン類;γ−グリシド゛キシプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ−グリシドキシプロビルトリメト
キシシラン、ビニルトリメトキシシラン、ビニルジメチ
ルメトキシシラン、γ−アミノプロピルトリメトキシシ
ラン、N−(β−アミノエチル)アミノプロピルメチル
ジメトキシシラン、γ−メルカプトプロピルトリメトキ
シシラン、γ−メルカプトプロピルメチルジメトキシシ
ランなどの官能基を有するアルコキシシラン類;シリコ
ーンワニス類;ポリシロキサン類;トリメチルシラノー
ル、トリエチルシラノール、トリフェニルシラノール、
ジフェニルメチルシラノール、フェニルジメチルシラノ
ール、ジフェニルシランジオールなどのシラノール化合
物:ヘキサメチルジシラザン;エチルシリケートなどが
あげられる。
本発明のアクリル系粘着剤組成物は、粘着剤として、た
とえばテープ、シート、ラベル、箔などに使用しうる。
すなわち、たとえば合成樹脂製または変性天然物製のフ
ィルム、紙、あらゆる種類の布、金属箔、金属化プラス
チック箔、アスベストまたはガラス繊維布などの基材に
塗布し、加熱して乾燥硬化することにより、粘着シート
、テープ、ラベルなどをうろことができる。
以下、実施例をあげて本発明のアクリル系粘着剤組成物
についてさらに詳細に説明する。
合成例1 全末端のうちアリルエーテル基を98%の割合で末端に
有する平均分子ffi 8000のポリプロピレンオキ
シド(ポリプロピレングリコールを出発原料として末端
にアリルエーテル基を導入することにより製造したもの
) 800 g−を撹拌機付き耐圧反応容器にとり、メ
チルジメトキシシラン20gを加え、続いて塩化白金酸
の触媒溶液(H2Pt Cfl s  ・8H208,
9gをイソプロピルアルコール18m1およびテトラヒ
ドロフラン180m1に溶かした溶液) 0.34m1
を加えたのち、80℃で6時間反応させた。
反応率をしるためガスクロマトグラフィーおよび赤外線
分析法により未反応シラン基を定量した結果、末端の8
4%が反応していことがわかり、 CH3 (CH30)2 Sl −CH2C82CH2O−基を
末端にもつポリエーテルかえられた。
合成例2 反応容器中に次表に示す単量体混合物、トルエン 15
0g−および開始剤として過酸化ベンゾイルを仕込み、
80℃で8時間反応させ、固形分濃度約40%、粘度2
0〜130ポイズ(25℃)の4種のアクリル系重合体
A、B、CおよびDをえた。
これらの性状を次表に示す。
[以下余白] 合成例3 (C6H170)2P−OH3,Ogと(CH3)2 
N(CH2) n CH31,9gとをトルエン4.9
g中に混合して硬化用触媒を製造した。
(試験方法) (Dタック: J、Dov式ローリングボール法にて測
定温度23℃および5℃で測定。
(i)粘着カニ粘着テープをステンレス板、ポリエチレ
ン板に貼り、80分放置後に23℃で300mm/分の
剥離速度で180”剥離を行ない、剥離に要する力を測
定。
(至)保持カニ粘着テープを2525−1X25面積で
ステンレス板に貼り、静荷重1kg、温度 80℃、60分後のずれ距離を測定。
実施例1〜5 合成例2でえたアクリル系重合体Aに合成例1でえたポ
リエーテルを所定量加え、均一に混合した。これに合成
例3で作った硬化用触媒を所定量加え、均一に混合して
粘着剤組成物溶液を調製した。
えられた溶液を厚さ25μのポリエステルフィルムに乾
燥後の糊厚が20μになるように塗工し、120℃で3
分間乾燥・硬化させた。
このようにしてえられた粘着シートの粘着特性を測定し
た結果を第1表に示す。第1表から明らかなように、本
発明の組成物はすぐれた粘着特性を示した。
[以下余白] 比較例1 合成例2でえたアクリル系重合体Aのみを用いポリエー
テルおよび硬化用触媒を用いずに実施例1と同じ操作を
行なった。結果を第1表に示す。
実施例6〜12 合成例2でえたアクリル系重合体B−Dに合成例1で作
ったポリエーテルを所定量加え、均一に混合した。これ
に合成例3で作った硬化用触媒の所定量および粘着付与
樹脂としてフォーラル105の溶液を第2表に示す量加
え、均一に混合して粘着剤組成物溶液を調製した。
えられた溶液を厚さ25μのポリスチレンフィルムに乾
燥後の糊厚が約35μになるように塗工し、80℃で2
分乾燥させたのち40℃で7日間エージングし、粘着特
性を測定した。結果を第2表に示す。
なお実施例11および12ではアクリル系重合体の架橋
剤としてコロネー)L(ポリイソシアネート化合物)を
添加した。
比較例2〜6 合成例1のポリエーテルおよび合成例3の硬化用触媒を
用いず、第2表に示す組成の粘着剤組成物溶液を調製し
た。
えられた溶液を実施例6〜12と同様に厚さ25μのポ
リエステルフィルムに乾燥後の糊厚が約35μになるよ
うに塗工し、80℃で2分乾燥させたのち、40℃で7
日間エージングしたものの粘着特性を測定した。結果を
第2表に示す。
[以下余白] 従来のアクリル系粘着剤組成物は通常比較例5および6
のようにアクリル系重合体を架橋して用いている。それ
ゆえ、比較例5と実施例8とを比べたばあい、比較例6
と実施例10とを比べたばあい、本発明の組成物はポリ
オレフィン接着性とタック、とくに低温下でのタックが
従来のアクリル系粘着剤組成物よりすぐれていることが
わかる。もちろんアクリル系重合体を架橋していない粘
着剤組成物(比較例2.3.4)に比べて本発明の粘着
剤組成物(実施例6.8.10)がすぐれていることも
明らかである。
[発明の効果] 本発明のアクリル系粘着剤組成物はポリオレフィン接着
性およびタック、ことに低温下におけるタックが優れて
いる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1(A)アルキル基の炭素数が2〜14のアクリル酸の
    アルキルエステルを主体とした単量体を重合してえられ
    るアクリル系重合体100重量部 (B)1分子中に少なくとも1個の反応性珪素基を有す
    るポリエーテル1〜70重量部、および (C)硬化用触媒0.1〜10重量部 を含むアクリル系粘着剤組成物。 2 アクリル系重合体(A)が、50〜99.5重量%
    のアルキル基の炭素数が2〜14のアクリル酸のアルキ
    ルエステルと0.5〜50重量%の該アクリル酸エステ
    ルと共重合可能な単量体との混合物を重合してえられる
    共重合体である特許請求の範囲第1項記載のアクリル系
    粘着剤組成物。 3 ポリエーテル(B)の反応性珪素基が加水分解性基
    と結合した珪素原子である特許請求の範囲第1項記載の
    アクリル系粘着剤組成物。 4 ポリエーテル(B)が実質的に炭素数1〜4のアル
    キレンオキシド重合体である特許請求の範囲第1項記載
    のアクリル系粘着剤組成物。 5 ポリエーテル(B)の分子量が500〜15,00
    0である特許請求の範囲第1項または第4項記載のアク
    リル系粘着剤組成物。 6 硬化用触媒(C)が酸性化合物および(または)塩
    基性化合物である特許請求の範囲第1項記載のアクリル
    系粘着剤組成物。 7 硬化用触媒(C)がP−OH結合を有する有機酸性
    リン酸化合物とアミン化合物との混合物である特許請求
    の範囲第1項記載のアクリル系粘着剤組成物。 8 アクリル系重合体(A)が酸価(KOHmg/g)
    10をこえる重合体である特許請求の範囲第1項記載の
    アクリル系粘着剤組成物。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US5030691A (en) * 1988-04-28 1991-07-09 Kanegafuchi Chemical Industry Co., Ltd. Curable polymer composition
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