JP5567272B2 - 垂直統合された電子機器およびウエハスケールの気密封止によるx−y軸2重質量音叉ジャイロスコープの製造方法 - Google Patents

垂直統合された電子機器およびウエハスケールの気密封止によるx−y軸2重質量音叉ジャイロスコープの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は角速度センサに関する。より詳細には、本発明は2つの振動プルーフマスを有する面内角速度センサに関する。
角速度の感知は、慣性センサを用いて実施されることが多い。慣性角速度センサは、概ね、センサが第1の運動をするように駆動し、第1の運動と感知される角速度との両方に応じたセンサの第2の運動を測定することによって機能する。
多くの場合、センサ内の質量体(通常、プルーフマスと呼ばれる)が、アクチュエータによって、振動するように駆動される。センサの回転によって、角速度(すなわち、回転速度)に比例し、かつ、プルーフマスの速度ベクトルに対する角速度ベクトルの向きに依存するコリオリ力が、振動する質量体に働く。コリオリ力、角速度ベクトルおよび運動量ベクトルは、相互に直交している。例えば、Y軸の回りを回転するセンサ内においてX方向に移動するプルーフマスは、Z方向のコリオリ力を感じる。同様に、Z軸回りを回転するセンサ内においてX方向に移動するプルーフマスは、Y方向のコリオリ力を感じる。最後に、X軸回りを回転するセンサ内においてX方向に移動するプルーフマスは、コリオリ力を感じない。プルーフマスに働くコリオリ力は、通常、コリオリ力に応じたセンサ内の運動の測定によって、間接的に感知される。
最近では、マイクロマシニング技術(MEMS技術としても知られている)の発展によって、様々なMEMS角速度慣性センサが開発されている。MEMS技術は基本的に平面的な技術であり、面内運動を駆動するのに適切なMEMSアクチュエータは、面外運動を駆動するのに適切なMEMSアクチュエータと著しく異なる傾向にある。同様に、コリオリ力に応じた面内運動の測定に適切なMEMSセンサは、コリオリ力に応じた面外運動の測定に適切なMEMSセンサと著しく異なる傾向にある。この差は、構造的な差および性能的な差の両方である。
面内MEMS角速度センサは、上述の運動量、角速度およびコリオリ力の直交性のため、面内角速度成分を検出するには、面外運動を駆動するか、または面外運動を感知する必要がある。対照的に、面外MEMS角速度センサは、面外角速度成分を検出するために、直交する2つの面内運動を駆動し、感知することが可能である。MEMS技術の平面的な性質のため、面内MEMSセンサおよび面外MEMSセンサは著しく異なる傾向にある。
一部の既知の面内MEMS角速度センサは、2つのプルーフマスが振動するように駆動する。例えば、カルダッレリ(Cardarelli)による特許文献1では、面内MEMSセンサが教示されている。カルダッレリの配置では、装置平面はYZ平面である。第1の実施形態において、カルダッレリは、2つの質量体が±Y方向(すなわち面内)に揺動することを教示している。Z軸の回りの角速度によって、2つの質量体に対し、X方向のコリオリ力が生じる。2つの質量体は、その質量体に対するX方向の力によってZ方向のトルクをジンバルに供給するように、Z軸回りに回転可能なジンバルに取り付けられている。この2つの質量体は、反対向きの速度を有するように揺動するので、2つのコリオリ力によって、ジンバルに対してZ軸の回りに正味のトルクが供給される。Z軸回りのジンバルの運動が感知される。
第2の実施形態において、カルダッレリは、2つの質量体が±X方向(すなわち面外)
に揺動することを教示している。Z軸の回りの角速度によって、2つの質量体に対し、Y方向のコリオリ力が生じる。2つの質量体は、その質量体に対するY方向の力によってZ方向のトルクをジンバルに供給するように、Z軸回りに回転可能なジンバルに取り付けられている。この2つの質量体は、反対向きの速度を有するように揺動するので、2つのコリオリ力によって、ジンバルに対してZ軸の回りに正味のトルクが供給される。Z軸回りのジンバルの運動が感知される。
2つのプルーフマスが振動するように駆動する別の公知の面内MEMS角速度センサは、マッコール(McCall)らによる特許文献2により教示されている。マッコールらは、装置平面において側方に配置され、この面方向において互いに関して異なる位相で揺動する、接続されていない2つの質量体を有する面内MEMSセンサを教示している。明確にするため、装置平面をXY平面とし、揺動をX方向とする。センサがY軸回りに回転するとき、Z方向のコリオリ力のため、質量体はZ方向に振動する。質量体のZ方向の振動が感知される。
カルダッレリおよびマッコールらのいずれのアプローチも、角速度の測定値から「コモンモード」の干渉を除去するという要請に動機付けられている。例えば、単一のプルーフマスを有する角速度センサは、感知されるコリオリ力と同じ方向の直線加速度を受ける場合、不正確な読取値を示すことがある。2つの質量体の場合、上述のものを含め、コリオリ力に応じるがコリオリ力と同じ方向の直線加速度にはほぼ応じない、様々な構成が可能である。通常、そのような構成は、その速度が常に等しく、かつ、反対向きであるように、2つの質量体を駆動することに依存している。等しく、かつ、反対向きの速度という条件からの逸脱は、コリオリ力に対する所望の応答を減少させるとともに、直線加速度に対する所望されない応答を増大するので、いずれも不利である。
しかしながら、実際には、2つの質量体を等しくかつ反対向きの速度によって駆動することは簡単でない。例えば、名目上同一で同一に取り付けられた2つの質量体は、実際には異なることがあるので、同じ作用によってこれら2つの質量体を作動させることによって、等しくかつ反対向きではない速度が供給される。同様にアクチュエータの効率も変動する傾向があるので、2つの質量体が同一で同一に取り付けられていたとしても、それら2つの質量体に接続されたアクチュエータの変動によって、やはり、等しくかつ反対向きではない速度が供給されることがある。同様に、アクチュエータに接続された回路が同一でない場合などもある。その結果、既知の2質量体面内角速度センサでは、一般に、2つの質量体の構成によって期待されるコモンモード除去が完全には達成されていない。
米国特許第6,481,283号明細書 米国特許第6,508,122号明細書
本発明の1つの目的は、反対方向に移動するように2つの質量体を機械的に強制することによってコモンモード除去を改良するために、測定精度の改良された面内角速度センサを提供することである。
本発明の別の目的は、感知電子機器および駆動電子機器の垂直統合のために、費用の削減された角速度センサを提供することである。
本発明のさらなる目的は、低費用の気密パッケージを有する角速度センサを提供することである。
本発明のさらに別の目的は、より大きく、移動距離の増大したプルーフマスを提供するバルクMEMS技術の使用のために、性能の改良された角速度センサを提供することであ
る。
本発明の別の目的は、質量体の移動距離を増大させるために、質量体に取り付けられたレバーアームを有し、ねじられた状態で取り付けられ、かつ、静電気学によって駆動される板の使用によって、性能が改良され、費用の削減された角速度センサを提供することである。
本発明のさらなる目的は、X軸角速度センサおよびY軸角速度センサが同じ装置ダイ上に統合されている、低費用の2軸面内ジャイロスコープモジュールを提供することである。
一般に、一態様では、X−Yセンサ平面において角速度のX成分およびY成分を測定するための2軸センサについて記載する。この2軸センサは、角速度のX成分を測定するための第1のサブセンサおよび角速度のY成分を測定するための第2のサブセンサを備える。角速度のX成分を測定するための第1のサブセンサおよび角速度のY成分を測定するための第2のサブセンサは、2軸センサ内の単一の気密封止部内に格納されている。
特定の実施形態には、次の特徴のうちの1つ以上が含まれる。第1のサブセンサおよび第2のサブセンサは、単一の気密封止部内において、バリアシールによって分離されることが可能である。バリアシールは、第1のサブセンサと第2のサブセンサとの間の音響カップリング(acoustic coupling)を減少させることが可能である。バリアシールは、単一の気密封止部内において第1のサブセンサおよび第2のサブセンサの両方に対する圧力の均一化を可能とするように形成された、1つ以上の管路を備えることが可能である。2軸センサはバルクシリコン製造を用いて製造されることが可能である。第1のサブセンサおよび第2のサブセンサは2軸センサの矩形のキャビティ内に格納されることが可能である。
2軸センサは、矩形のキャビティの上方に形成された膜をさらに備えることが可能である。2軸センサは、キャビティにおいて膜を支持する1つ以上の柱をさらに備えることが可能である。2軸センサは、2軸センサに関連し単一の気密封止部の下部を形成する基準ウエハの、ウエハレベルでの統合を支持する1つ以上の柱を備えることが可能である。この1つ以上の柱は、第1のサブセンサおよび第2のサブセンサに関連した機械部品の製造中に膜を一時的に支持することが可能である。2軸センサは、感知モード周波数用の応力分離機構をさらに備えることが可能である。応力隔離機構は1つ以上のビームを備えることが可能である。2軸センサは、2軸センサの製造中の頑健性のための応力分離機構をさらに備えることが可能である。2軸センサの感知モード周波数は2軸センサの駆動モード周波数より低いことが可能である。2軸センサは、第1のサブセンサおよび第2のサブセンサに関連した機械部品の運動を制限するための1つ以上のつまみまたは溝を備えるフレームをさらに備えることが可能である。
第1のサブセンサは、第1の感知サブアセンブリと、第1の感知サブアセンブリの第1の部分を駆動周波数で振動するように駆動する第1のアクチュエータと、角速度のX成分に応じた第1の感知サブアセンブリの第2の部分の運動を感知するための第1のトランスデューサと、を備えることが可能である。第2のサブセンサは、第2の感知サブアセンブリと、第2の感知サブアセンブリの第1の部分を駆動周波数で振動するように駆動する第2のアクチュエータと、角速度のY成分に応じた第2の感知サブアセンブリの第2の部分の運動を感知するための第2のトランスデューサと、を備えることが可能である。第1の結合部および第2の結合部は、所望されないZ軸運動が存在する場合に2軸センサ内のつまみおよび溝によって側方運動が制限されるように設計されることが可能である。第1の
結合部および第2の結合部は1つ以上のビームを含むことが可能である。2軸センサに関連した第1、第2、第3および第4の質量の駆動運動は間接的に感知されることが可能である。第1、第2、第3および第4の質量は間接的に作動されることが可能である。
2軸センサは、第1、第2、第3および第4の質量を間接的に作動させるための1つ以上の分離した電極をさらに備えることが可能である。1つ以上の分離した電極は2軸センサに関連した端板に配置されることが可能である。2軸センサは、第1のフレームおよび第2のフレームの運動を示差的に感知するように第1のフレームおよび第2のフレームに配置された1つ以上の電極をさらに備えることが可能である。2軸センサは、セルフテストモードにおいて2軸ジャイロスコープに関連した共鳴を感知するようにZ軸運動を駆動するように動作することが可能である。2軸センサは、第1のサブセンサおよび第2のサブセンサに関連した1つ以上の機械部品を電磁気干渉(EMI)から遮蔽するための1つ以上の遮蔽部をさらに備えることが可能である。第1のサブセンサおよび第2のサブセンサは500Hzより大きく分離した周波数にて動作することが可能である。2軸センサは、2軸センサに関連した感知モード周波数の測定におけるセルフテストモード動作中に2軸センサのフレームを回転させる1つ以上のアクチュエータをさらに備えることが可能である。この1つ以上のアクチュエータの各々は静電アクチュエータであることが可能である。この静電アクチュエータのうちの1つ以上は平行板電極構成または櫛歯電極構成を利用することが可能である。
図1には、本発明の一実施形態によるジャイロスコープウエハ20の平面図を概略的に示す。図1の実施形態では、図上に示した様々な要素は、好適には単一のシリコンウエハから製造される。ジャイロスコープウエハ20の機械的構成について最初に説明し、次にその動作について説明する。最後に、ジャイロスコープウエハ20の製造について説明する。
機械的構成
図1の実施形態では、中心板28がねじれヒンジ28Aによってフレーム34に取り付けられており、これによって、中心板28が図1上のX軸の回りを回転することが可能である。また、ヒンジ28Aは板28に、X−Y平面における公称位置に位置を回復させる性質を有する、回復トルクを提供することができる。プルーフマス22はヒンジ58によって中心板28に取り付けられており、プルーフマス24はヒンジ56によって中心板28に取り付けられている。中心板28、プルーフマス22およびプルーフマス24が統合されたサブアセンブリは、プルーフマス22および24が必然的にZ軸に沿って反対方向に移動するように、結合部を形成する。
次のように、結合部に追加の要素を組み込むことが好適である:第1の端板26はヒンジ60によってプルーフマス22に取り付けられており、ねじれヒンジ26Aによってフレーム34に取り付けられている;第2の端板30はヒンジ54によってプルーフマス24に取り付けられており、ねじれヒンジ30Aによってフレーム34に取り付けられている。ねじれヒンジ26A,30Aによって、それぞれ板26,30が図1上のX軸回りを回転することが可能となる。また、ねじれヒンジ26A,30Aは、それぞれ板26,30に、X−Y平面における公称位置に板26,30の位置を回復させる性質を有する、回復トルクを提供することができる。
フレーム34は、複数の屈曲部32によって基部36へ取り付けられている。屈曲部32は、フレーム34がその公称位置と異なる位置にZ軸回りを回転するときに、フレーム34に回復トルクを提供するように配置されている。図1には、フレーム34の周辺に対称的に配置された、4つの屈曲部32を示す。図1の構成など、フレーム34の良好な機
械的支持を提供する対称的な屈曲部構成が好適であるが、本発明はそのような屈曲部構成を必要とするものではない。
基部36に対するフレーム34の回転は、フレーム34と基部36との間に配置されるとともにフレーム34および基部36に接続された容量性センサによって、感知可能である。これに代えて、フレーム34が、フレーム34と基部36との間に配置されるとともにフレーム34および基部36に接続された静電アクチュエータを用いて、Z軸回りに角振動するように駆動されることも可能である。そのような容量性センサおよび静電アクチュエータの技術においては様々な構成が知られており、多くの場合、特定の電極構成によっていずれかの機能が提供される。
基部36に対するフレーム34の相対的な角運動の感知または駆動に適切な2つの代表的な電極構成を、図5に38A,38B,38Cおよび40A,40B,40Cとして概略的に示す。これらのまたは同様の電極構成は、好適にはフレーム34の周辺に対称的に配置される。本発明の実施は、特定の電極構成を必要とするものではない。
図1のフレーム34内の要素(すなわち、質量体22,24、板26,28,30を含む好適な結合部)は、ヒンジ26A,28A,30Aによってのみフレーム34に取り付けられている。フレーム34と質量体22,24との間には間隙が存在する。これらのヒンジの取付点以外では、フレーム34と板26,28,30との間にも間隙が存在する。これらの間隙は、結合部がフレーム34と衝突することなく、その設計範囲を通じて運動することを可能とするのに充分なだけ大きい。図1には、これらの間隙を示していない。
図2には、本発明の一実施形態の断面図を概略的に示す。この断面図は、図1のジャイロスコープウエハ20のI線に沿った断面図を含んでいる。図1のジャイロスコープウエハ20は、好適には、図2に示すようにジャイロスコープウエハ20がキャップウエハ42と基準ウエハ44との間に挟まれるように、キャップウエハ42および基準ウエハ44に付けられている。この構成では、キャップウエハ42および基準ウエハ44が周囲環境からジャイロスコープウエハ20を保護するために結合することによって、センサの信頼性および頑丈性を増大させる。さらに、ジャイロスコープウエハ20とウエハ42,44との間の接合は、運動質量体22,24などジャイロスコープウエハ20の重要な要素と、周囲環境との間に気密バリアを提供するように行われることが可能である。
質量体22,24および板26,28,30を含む結合部の運動は、図2、図11aおよび図11bを関連させることによって最も良く認識される。図2上の点26B,28B,30Bは、それぞれねじれヒンジ26A,28A,30Aと位置整合しているので、板26,28,30は、図2の平面(Y−Z平面)において、それぞれ点26B,28B,30Bの回りを回転することが可能である。この結合部の構成要素は、屈曲ヒンジ54,56,58,60によって一体に接続されており、隣接構成要素の相対移動は抑制されているが、Y−Z平面における隣接構成要素の相対的な回転は可能である。
したがって、質量体22が図2上の+Z方向(すなわち、図2上では上)に移動するとき、板28は点28Bの回りを右回りに回転する。また、質量体24は−Z方向に移動することになり、板26,30は図11bに示すように左回りに回転する。同様に、質量体22が−Z方向に移動するとき、板28は左回りに回転し、質量体24は+Z方向に移動し、板26,30は図11aに示すように右回りに回転する。換言すると、質量体22、質量体24および板26,28,30によって形成された結合部では、質量体22,24が必然的にZ軸に沿って反対方向に移動することが保証される。上述のように、フレーム34と板26との間や、フレーム34と板30との間には、間隙が存在する。このことは、図2より明らかである。
キャップウエハ42および基準ウエハ44は、図2に示すように、ジャイロスコープウエハ20の基部36へ取り付けられており、ジャイロスコープウエハ20の他のいずれの構成要素とも接触していない。屈曲部32およびフレーム34はキャップウエハ42とも基準ウエハ44とも接触していないので、それらのウエハはフレーム34のZ軸回りの回転に干渉しない。基準ウエハ44と基部36との間の接続を、図2には46として概略的に示す。接続46は、基準ウエハ44と基部36との間の機械的接続と、基準ウエハ44と基部36との間の電気的接続との両方である。このように、基準ウエハ44上の回路は、図5の電極38A,38B,38Cまたは電極40A,40B,40Cなど、ジャイロスコープウエハ20上の感知/駆動手段に接続されている。
電極48A,48Bは、基準ウエハ44において板30の下に配置される。電極48A,48Bは、図2上に点30Bとして示されている板30の回転軸の、いずれかの側に配置される。同様に、電極50A,50Bは板28の下に配置され、電極52A,52Bは板26の下に配置されている。
図3には、図1の屈曲部32の好適な構成のより詳細な平面図を概略的に示す。図3の構成では、屈曲部32は、ばね32’と、基部屈曲部マウント66とからなる。図3に示すように、マウント66に対するばね32’の取付点は、マウント66からばね32’への(同様に、フレーム34についてはフレーム34からばね32’への)表面応力のカップリングを減少させるためにマウント66の中へ窪んでいる。
基部屈曲部マウント66は、基部36内の応力から屈曲部32を機械的に分離するように作用する基部分離トレンチ41Aに、包囲されている。そのような応力は、パッケージング、接合またはその両方の処理や、熱膨張などの結果、キャップウエハ42および基準ウエハ44によって基部36へ伝達されることがある。図3には、基部つまみ62も示す。基部つまみ62はフレーム溝64に係合されている。フレーム溝64は、図3に概略的に示すように、基部つまみ62の幅より幾らか大きいため、フレーム34は、基部つまみ62がフレーム溝64の壁と衝突するまでの一定の選択範囲内においてのみ、基部36に対して回転可能である。この選択範囲は、選択範囲内の運動によって屈曲部32が損傷を受けないことを保証するように選択される。このように、つまみ62および溝64の組み合わせによって、屈曲部32が保護される。
屈曲部32の好適な構成のさらなる詳細を、図4の断面図に示す。図4は、図3のII線に沿った断面図を含む。II線は、ばね32’の直近に隣接しているが、ばね32’を切断していないため、図4には、断面としてばね32’を示さない。一実施形態では、基部屈曲部マウント66はキャップウエハ42に付けられており、接続46Bを介して基準ウエハ44に接続されている。このように、屈曲部32は、キャップウエハ42および基準ウエハ44に接続されており、基部36から分離。これは、通常、キャップウエハ42および基準ウエハ44が基部36より充分に厚く(ジャイロスコープウエハ20の代表的な厚さは、50マイクロメートルでしかない)、屈曲部32を係留するために充分に大きな機械的剛性を提供するため、有利である。また、図4には、基準分離トレンチ41Cおよびキャップ分離トレンチ41Bも示す。基準分離トレンチ41Cは、基準ウエハ44の上面(すなわち、基準ウエハ44において、基部36に接合されている表面)に存在し得る応力から屈曲部32を分離するように作用する。同様に、キャップ分離トレンチ41Bは、キャップウエハ42の底面(すなわち、キャップウエハ42において、基部36に接合されている表面)に存在し得る応力から屈曲部32を分離するように作用する。屈曲部32がばね32’および基部マウント66からなる図3および図4の屈曲部構成が好適であるが、本発明を実施するために必要なものではない。
図6には、ねじれヒンジ26Aおよび屈曲ヒンジ60の好適な構成をより詳細に示す、ジャイロスコープウエハ20の一部の拡大平面図を概略的に示す。図6に示すように、板26は、ねじれヒンジ26Aによってフレーム34に取り付けられている。ねじれヒンジ26Aの構成は、複数のねじれヒンジ26Aの中心同士を接続する軸の回りを板26が回転することが可能であるようなものである。図6に示すように、ねじれヒンジ26Aの長さを増加させるために、板26にスロットが形成される。これは、板26の所与の回転に順応するためにねじれヒンジ26Aに必要な歪みを減少させるために行われる。
板26は屈曲ヒンジ60によって質量体22へ接続されている。屈曲ヒンジ60の構成は、板22が質量体26に対して(また反対に、質量体26が板22に対して)傾斜可能であるようなものである。図6に示すように、板26に対する質量体22の所与の傾斜に順応するのに屈曲ヒンジ60上に必要な歪みを減少させるために、屈曲ヒンジ60の長さを増加させるように、質量体22にスロットが形成される。
屈曲ヒンジ58,56,54の構成は、好適には、屈曲ヒンジ60について図6に示した構成と同様である。同様に、ねじれヒンジ28A,30Aの構成は、好適には、ねじれヒンジ26Aについて図6に示した構成と同様である。図6に示したヒンジ構成は、本発明の好適な一実施形態に関する。本発明の実施は、特定のヒンジ構成を必要とするものではない。
図19には、本発明の一実施形態によるジャイロスコープウエハ20の平面図を概略的に示す。図19には、屈曲部32に取り付けられたビーム分離屈曲部80を概略的に示す。ビーム分離屈曲部80は、基部36に作用する応力から平面的な歪みのカップリングを減少させる。これらの応力は屈曲部32に作用し、基本の感知モード周波数のシフトを生じる。ビーム分離屈曲部80(最低1つのビームを含む)によって、屈曲部32に取り付けられた機械系にコンプライアンスが提供され、屈曲部32に働く応力が軽減される。適切な応力カップリング低減のため、複数のビームが設計されてよい。
また、図19には、ねじれヒンジ28Aに取り付けられた製造屈曲部81も概略的に示す。一実施形態では、製造屈曲部81はジャイロスコープの製造を補助する。中心に配置されたねじれヒンジ28Aによって、質量体22に対する結合部を通じて中心板28が支持される。ジャイロスコープウエハ20の製造に適切な一連の工程中、ジャイロスコープウエハ20またはその一部に応力が働く場合がある。これらの応力は特定の部分に集中される場合がある。中心のねじれヒンジ28Aに対する製造屈曲部81の取付によって、製造手順の全体を通じ、ヒンジ28Aの頑健性および統合性が改良される。代表的な製造工程は、ジャイロスコープウエハ20の機械部品を形成する深堀り反応性イオンエッチング(DRIE)である。DRIE処理は熱的に誘導される応力を働かせ、屈曲部が形成される領域に応力を集中させる性質を有する。
図19に示すように、一実施形態では、ヒンジ58’,60’は分離した2つのヒンジに分割される。この実施形態では、結合部と質量体との間の運動の調和は、Y軸回りの回転などの所望されない運動に対し、より多くの安定性を提供することによって改良される。加えて、屈曲部32を単一のビームとして示しているが、所望されない運動に対し追加の安定性を提供するために、単一のビームと同じコンプライアンスを与える複数のビームが用いられてもよい。
図20は、さらに本発明の機構についてさらに示すための、図19のジャイロスコープウエハの一部の拡大図である。以下に提供するのは、図20に示す参照の一覧である。
26A ねじれヒンジ
28A ねじれヒンジ
32 ばね
38A 電極
38B 容量的に移動変化を感知するための電極
38C 示差的に38Bからの移動変化を感知するための電極
39 いずれも質量体22,24、結合部およびフレームに接続している電極38B,38C,38Aとは異なる電位にあり得る基層の構造
58’ 分離した屈曲部
60’ 分離した屈曲部
62’ フレーム上のつまみ
64’ 基部上のスロット/溝(62,64のものと相補的)
80 フレーム共振モードを規定する屈曲部の応力分離部
81 軸方向に抑制された屈曲部ビームを製造中のin−situ熱処理から緩和させるための応力分離部
82 共振モードによりフレームを作動させるための構造
83 駆動アセンブリにおけるつまみ
84 駆動アセンブリにおける溝。
図20に示すフレームつまみ62’は、基部溝64’と係合されている。一実施形態では、基部溝64’はフレームつまみ62’の幅より大きいので、フレーム34は、フレームつまみ62が基部溝64の壁と衝突するまでの一定の選択範囲内においてのみ、基部36に対して回転可能である。この選択範囲の運動は、選択範囲内の運動によって屈曲部32が損傷を受けないことを保証するように選択される。このように、つまみ62’および溝64’の組み合わせによって、屈曲部32に保護が提供される。
図20に示すヒンジつまみ83は、質量体溝84と係合されている。一実施形態では、質量体溝84はヒンジつまみ83の幅より大きいので、質量体22は、ヒンジつまみ83が質量体溝84の壁と衝突するまでの一定の選択範囲内においてのみ、移動可能である。この選択範囲は、選択範囲内の運動によって屈曲部26A,28A,58’,60’が損傷を受けないことを保証するように選択される。このように、つまみ83および溝84の組み合わせによって、屈曲部26A,28A,58’,60’が保護される。同様に、ヒンジつまみ83が溝の形態を有し、質量体溝84がつまみの形態を有することが可能である。このように、つまみおよび溝によって、同様に屈曲部26A,28A,58’,60’が保護される。
衝撃の例に見られるような非常に大きな加速度が存在する場合、機械的構造の生存性(survivability)は重要である。溝64’,84に沿ったつまみ62’,83は、一連の許容可能な運動を選択することによって、破損しがちな構造を保護する。これらの運動は、面内および面外の加速度によって誘導され、構造の質量体に慣性力を働かせる場合がある。z加速度が存在する場合、優勢な慣性力は実質的に質量体22,24に作用する。結合部ならびにヒンジ54,58,60およびねじれヒンジ26A,28A,30Aは、Z加速度による質量体の運動が純粋にZ方向にはならないように設計されている。質量体22,24はX軸の回りを回転し、かつ、Y方向に移動するように設計されている。ジャイロスコープウエハの厚さおよびX軸回りの質量体の回転に関連して、複数のジャイロスコープウエハ構造間の適切な間隙の大きさを選択することによって、Z加速度によって誘導される運動は制限される。図21には、運動の制限を補助するとともに、ジャイロスコープウエハ20の機械部品を保護する干渉を、概略的に示す。
動作
図1および図2の実施形態は2つの動作モードを有する。第1の好適な動作モードでは、質量体22,24は振動するように駆動され、Y方向の角速度を測定するためにフレー
ム34の運動が感知される。第2の動作モードでは、フレーム34が振動するように駆動され、Y方向の角速度を測定するために質量体22,24の運動が感知される。これらの2つの方法について、順番に説明する。
第1の好適な動作モードは、結合部を振動するように駆動するためのアクチュエータを含む。図1および図2の実施形態では、図2の電極48A,48B,50A,50B,52A,52Bによって、静電アクチュエータが提供される。電極48A,48B,50A,50B,52A,52Bは、静電的相互作用を介して板30,28,26と相互作用する。この場合、電極と対応する板との間の電位差が増大すると、力が増大する。板26,28,30は、通常、同じ電位に保持される。一般性を失うことなく、この電位を基準電位0とすることが可能である。
電極48A,48B,50A,50B,52A,52Bは、図2に示すように、好適には分離した電極である。この主な理由は、板と電極との間の静電的相互作用は引力(斥力ではなく)である傾向にあるためであり、各々の方向にトルクを提供するには、図2に示すように、回転軸の各々の側に電極要素が必要である。電極48A,48B,50A,50B,52A,52Bと、対応する板(それぞれ30,28,26)との間の間隙は、板の所与の回転を得るのに必要な電圧を可能な限り減少させる一方、アクチュエータによる板の運動のために適切なクリアランスを依然として提供するように、好適には、製造の際に所定の間隙高さdに精密に制御される。電極48A,48B,50A,50B,52A,52Bは、好適には、質量体22,24によって形成された結合部の振動モードを励起するように、協調的に電気的に駆動され、板26,28,30はZ方向(すなわち、面外方向)において質量体22,24の振動を互いにほぼ逆位相とする。この振動モードに対応する結合部の運動を、図11aおよび図11bに概略的に示す。
また、図1にすべて示すように、板26が質量体22へ向かって延びるレバーアームを備え、板30が質量体24へ向かって延びるレバーアームを備え、板28が質量体22,質量体24の両方へ向かって延びるレバーアームを備えることが好適である。板26,28,30から延びるレバーアームによって、屈曲ヒンジ(54,56,58,60)と板の回転の軸(26B,28B,30B)との間の距離が増大し、これによって、所与の板の回転によって提供される質量体22,24の変位が増大する。そのような移動変位の増大は、ジャイロスコープ性能を改良するため、より低費用で所望のレベルの性能を提供するため、またはその両方のために、非常に所望される。質量体22,24の移動の増大に順応するために、基準ウエハ44において質量体22,24の下に、それぞれ凹部45,47が形成される。また、キャップウエハ42も、ジャイロスコープウエハ20の可動部分すべてを順応するのに充分な空間を可能とするように構成され、また、凹部(図示せず)を備えることが可能である。
ジャイロスコープウエハ20が角速度ΩでY軸の回りを回転するとき、質量体22,24はジャイロスコープウエハ20の基準座標系において、振動するX方向のコリオリ力を経験する。質量体22,24に対するコリオリ力は、この2つの質量体がZ軸に沿って反対方向に移動しているので、X軸に沿って反対方向である。質量体22,24に対するコリオリ力は、Z軸回りのフレーム34に対する振動トルクを誘導し、この振動トルクによってフレーム34の角振動が決定される。フレーム34の角振動の振幅はΩに依存する(理想的にはΩに比例する)ので、この振幅を測定することによって角速度Ωが測定される。
ジャイロスコープの感度を改良するために、ジャイロスコープ構造の機械的共振を利用することが好適である。したがって、質量体22,24を含む結合部を、基本の結合部共振モード周波数に等しいまたはほぼ等しい周波数で駆動することが好適である。好適には
、基本の結合部共振モード(すなわち、最低の周波数を有する機械的モード)は、図11aおよび図11bに示すように質量体22,24の逆相振動に対応する。そのような対応は、結合部およびその支持屈曲部の設計中に保証されることが可能である。結合部固有周波数またはその近傍で駆動周波数を選択することによって、所与のアクチュエータ力によって提供される結合部の運動が増大する。
また、基本のフレーム共振モードがZ軸回りのフレーム34の剛体角振動に対応することを保証することも好適である。これは、フレーム34および屈曲部32の適切な設計によって可能である。さらに、フレーム基本周波数が結合部基本周波数より大きいことが好適である。これは、駆動周波数をフレーム34の他のいずれの共振モードよりもフレーム34の基本モードの周波数に近づけることによって、ジャイロスコープの動作と干渉し得るフレーム34の高次の機械的モードの励起を最小化することで保証される。
この実施形態では、フレーム34の角振動振幅はトランスデューサによって感知される。好適には、トランスデューサは、フレーム34と基部36との間に配置されるとともにフレーム34および基部36に接続された容量性センサである。そのような容量性センサに適切な2つの電極構成を図5に示す。38A,38B,38Cとして図5に示す構成を樹状(tree)構成と呼び、図5の40A,40B,40Cを放射状(radial)構成と呼ぶ。矩形の構成に関しては、図20に示すように、キャビティ縁部90の周辺に沿ってトランスデューサを配置することが可能である。
樹状構成では、電極38Aはフレーム34に取り付けられており、フレーム34と共に移動するが、電極38B,38Cはいずれも基部36へ取り付けられており、フレーム34と共に移動しない。1つの電極38A、1つの電極38Bおよび1つの電極38Cからなる「単位局部セル」が、フレーム34と基部36との間の領域において、所望の通りに繰り返されることが可能である。2つのそのような「単位局部セル」を図5に示す。図20には、複数の「単位局部セル」38A,38B,38Cを示す。一実施形態では、質量体22,24、ばね32、フレーム34および電極38Aを含むすべての可動構造がバルクシリコンから形成され、機械的に接続されている。この要素の集合的な群は同じ電位を共有する。したがって、感知電極38B,38Cを遮蔽するために電位遮蔽部39A,39B(図20に示す)を複数の領域に配置することが可能である。遮蔽部39Aは、電磁気干渉(EMI)から電極38B,38Cを保護する。すべての可動構造の電位とほぼ等しい電位によって、所望されない手法では可動構造に作用し得る静電気力が最小化される。同様に、電磁気的・静電気的な妨害から基準ウエハ44およびキャップウエハ42の両方を保護するために、基準ウエハ44およびキャップウエハ42の両方の上に平面構造からなる遮蔽部のパターニングを行ってもよい。
戻って図5を参照すると、電気的には、複数の電極38Aはすべて互いに接続されており、複数の電極38Bはすべて互いに接続されており、複数の電極38Cはすべて互いに接続されている。したがって、2つのキャパシタ、すなわち、電極38A,38B間のキャパシタABと、電極38A,38C間のキャパシタACとが形成される。そのような、電極38Bが電極38Cに接続されていない構成は分離フィンガー(split−finger)構成として知られている。フレーム34の運動によってキャパシタAB,ACの静電容量は変化するので、回路を用いてこれらの静電容量を測定することで、フレーム34の運動が感知される。電極38Aは、表面に垂直な軸の回りを巡るように配置されたフレーム34からなる。「単位局部セル」では、38B,38Cが極めて接近することによって、寄生容量が等しくないために検出が損なわれ得る領域が最小化される。局部的な示差の対に接する領域は、ジャイロスコープウエハ20の厚さの領域未満である。そのような回路は、好適には、基準ウエハ44上に配置される。
同様に、放射状構成では、電極40Aはフレーム34に取り付けられており、フレーム34と共に移動するが、電極40B,40Cは基部36へ取り付けられており、フレーム34と共に移動しない。やはり、2つのキャパシタが形成され、回路(好適には、基準ウエハ44に配置されている)を用いてこれらの静電容量を測定することによって、フレーム34の運動が感知される。
図20には、セルフテスト動作モード中にフレーム34の回転を作動させるために使用可能な構造82を示す。この性能によって、キャラクタリゼーションおよび品質保証測定のために、感知モード周波数が測定されることが可能となる。既知の電気信号の印加によって、計算されたトルクがリングに導入され、基部に垂直な軸の回りを巡るようにリングが移動する。作用を受ける質量体から生成されるトルクによって生じる回転を模したこの変位は、角速度によるコリオリ力である。リングの運動(または変位)は、1つ以上のセンサを較正するための感知モード周波数のキャラクタリゼーションに用いられる。一実施形態では、1つ以上のアクチュエータはセルフテスト動作モード中に符号(sing)を置き換えるために用いられる。アクチュエータは、図5に関連した上述の構成により構成される静電アクチュエータであることが可能である。例えば、静電アクチュエータは櫛歯(または分離フィンガー)電極構成を利用することも、平行板電極構成を利用することも可能である。
第2の動作モードでは、フレーム34はZ軸の回りを角振動するように駆動され、これによってX軸に沿った質量体22,24の反相振動が生じる。ジャイロスコープウエハ20が角速度ΩでY軸の回りを回転するとき、フレーム34の振動によって質量体22,24に対し振動するZ方向のコリオリ力が誘導され、これによって、振動へ質量体22,24を含む結合部が設定される。結合部の振動の振幅はΩに依存する(理想的にはΩに比例する)ので、この振幅を測定することによって角速度Ωが測定される。
この第2の動作モードは第1の好適な動作モードに類似しているため、次の差異はあるが上述の説明を適用可能である。
1)第2の動作モードは、フレーム34を角振動するように駆動するためのアクチュエータを含む。フレーム34および基部36に接続された静電アクチュエータは、フレーム34を角振動するように駆動するための1つの適切な手段である。そのような静電アクチュエータは、図5の構成を含む様々な電極構成を有してよい。
2)第2の動作モードでは、その基本の共振周波数またはその近傍でフレームを駆動することが好適であり、また、結合部基本周波数がフレーム基本周波数より大きいことが好適である。
3)第2の動作モードは結合部の振動を感知するためのトランスデューサを含む。結合部に接続された容量性センサは適切なトランスデューサである。図2の電極48A,48B,50A,50B,52A,52Bによって、そのような容量性センサが提供される。電極52A,52Bの上の板26の運動は、電極52Aと板26との間の静電容量を測定することと、電極52Bと板26との間の静電容量を測定することとによって感知される。板28,30の運動は同様に感知される。
両方の動作モードにおいて、本発明の一実施形態による角速度センサは、有利には、センサがさらされ得る任意の直線加速度によって誘導される誤差を減少させる。第1の動作モードでは、感知される運動はフレーム34の角振動であり、センサの直線加速度は、そのような運動を誘導する性質を有しない。第2の動作モードでは、感知される運動は質量体22,24の逆位相振動であり、この場合も、感知される運動は直線加速度が誘導する性質を有する運動ではない。例えば、Z方向の線形加速度は、質量体22,24の同相の
(逆相の反対)振動を誘導する性質を有する。
組立
好適な実施形態では、上述の構造および動作を有する回転角センサ(すなわち、ジャイロスコープ)は、マイクロマシニング技術(MEMS技術としても知られている)を用いて製造される。2つの形態のMEMS技術、すなわち、バルクMEMSおよび表面MEMSが知られている。バルクMEMSプルーフマス(すなわち、質量体22,24)は表面MEMSプルーフマスより大きな質量を有することが可能であり、また、より大きな範囲の運動を有することが可能であるので、本発明にはバルクMEMS技術が好適である。
図7a〜d、図8a〜d、図9a,b、図10a,bには、本発明の一実施形態を製造するのに適切な代表的な製造手順を概略的に示す。図7a〜dには、キャップウエハ42を製造するのに適切な一連の工程を概略的に示す。図7aでは、キャップウエハ42に裏面位置整合マーク72のパターニングが行われる。位置整合マーク72は、反応性イオンエッチング(RIE)を用いて製造可能である。図7aから図7bへ移る際、キャップウエハ42において位置整合マーク72に面していない表面は洗浄され、次いで、酸化物層70を生成するように熱的に酸化される。酸化物層70は、好適には約0.5マイクロメートルの厚さであり、キャップウエハ42を含水周囲環境において高温(例えば、1000℃より高温)まで加熱することによって製造可能である。図7bから図7cへ移る際、図7cに概略的に示すように、リソグラフによって酸化物層70のパターニングが行われる。図7cから図7dへ移る際、キャップウエハ42において酸化物層70によって保護されていない材料は、約100マイクロメートルの深さまでエッチングが行われる。深堀りRIE(DRIE)は、この工程に適切なエッチング方法である。一般に、酸化物層70によって保護されていない材料には、例えば、プラズマを用いる反応性イオンエッチングを含む様々な技術によって、またはウェット化学エッチングによって、エッチングが行われてよい。大量・低費用製造に好適な方法は、ウェット化学エッチングなど、バッチ向きの処理である。処理のこの時点において、キャップウエハ42は図2に示す構成を有する。エッチングの後、キャップウエハ42は融着に備え洗浄される。適切な洗浄工程には、高温(例えば、300℃より高温)のアッシング工程および過酸化硫黄化合物(sulfuric peroxide)浸漬が含まれる。用いられる洗浄法は、パターニングの行われた酸化物層70を損わずにいる必要がある。
図7e,fは、ウェット化学薬品を用いるシリコンエッチングのシリコンキャップウエハに対する特性を示す。図7eには、シリコンキャップウエハの平面図を示す。図7fには、図7eのシリコンキャップウエハのA−A線に沿った断面図を示す。エッチングは、特定の結晶学的な平面に沿って、優先的に発生する。シリコンキャップウエハにおけるほぼ矩形状の開口によって、シリコンキャップウエハの製造において低費用・高生産性が可能となる。一実施形態では、シリコンキャップウエハにおける凹部(すなわち開口部)は2つの機能を提供する。第1に、凹部の存在によって、自立したサブアセンブリが移動することの可能な場所が規定される。第2に、凹部の深さによって、ジャイロスコープのプルーフマスの運動が順応される。EDP,KOH,TMAHなどのウェット化学薬品は、特徴的な結晶依存性エッチングによる一般的なエッチング液である。一実施形態では、<100>の結晶指数を有するシリコンキャップウエハの平坦なエッジに平行なエッジおよび垂直なエッジは、そのエッジから突出するテーパ状のエッジを有する充分に制御されたエッジを示す。
図8a〜dには、ジャイロスコープウエハ20を製造するのに適切な一連の工程を概略的に示す。ジャイロスコープウエハ20は、好適には極低TTV(total thickness variation)ウエハである。ジャイロスコープウエハ20は、図8aに示すように、過酸化硫黄化合物浸漬を用いて洗浄され、次いで、キャップウエハ42
上のパターニングの行われた酸化物層70に融着される。図7〜10の処理手順において、ジャイロスコープウエハ20に対するキャップウエハ42の接合は、ジャイロスコープウエハ20に対する基準ウエハ44の接合より前の加工段階で行われる。したがって、ジャイロスコープウエハ20にキャップウエハ42を接合するには、以下に限定されるものではないが、共晶金属接合、ガラス接合、はんだ接合、金共晶接合、Si−SiO融着およびSi−Si融着を含む、比較的高温の接合処理が好適である。図8aから図8bへ移る際、ジャイロスコープウエハ20は、通常、約500マイクロメートルの厚さから約40マイクロメートルの厚さまで薄化される。従来の研削および研磨は、この薄化工程を実行するのに適切な方法である。ジャイロスコープウエハ20の薄化は一様に行われることが可能であるが、ジャイロスコープウエハ20のうち質量体22,24となる領域が、ジャイロスコープウエハ20の他の部分より厚くなるように行われることも可能である。厚さの増加は、それによって質量体22,24の質量が増加するので、有益である。
一実施形態では、質量体22,24および他のジャイロスコープ構造構成要素(屈曲部32、板26,28,30およびフレーム34を含む)は、図8bに示すように、膜領域73の基部36から懸架されている。図18aおよび図18bには、それぞれジャイロスコープウエハの断面図および平面図を示す。詳細には、図18aには、図18bのジャイロスコープウエハのC−C線に沿った断面図を示す。
図18aに示すように、一実施形態では、柱75は膜領域73に配置されている。ほぼ矩形の凹部(シリコンキャップウエハの)内の柱75によって、ジャイロスコープウエハ20の薄化処理の一様性が改良される。薄化処理には、薄化処理中に膜領域73に対し垂直の力を加える研削および研磨が含まれる場合がある。その結果、膜領域73は支持されていないため、膜領域73を通じた所望されない厚さ変動が生じることがある。図18bに示すように、一実施形態では、質量体22,24などの重要領域を通じた一様性を改良するために、解放可能な柱77を用いて質量体22,24などの構造を支持する。柱75,77の製造は、キャップウエハ42における凹部27の形成中に行うことが可能である。柱75,77は、酸化物層70によって保護された凹部27内の領域によって得られる。これらの柱は、ジャイロスコープウエハ20、基準ウエハ44およびキャップウエハ42の薄化処理中ならびに最終組立中に、機械的な支持を提供する。また、柱75,77は、凹部27の内部や凹部27の周辺エッジの基部上に配置され得る基部屈曲部マウント66として作用することができる。一実施形態では、柱78は、2軸センサ内の単一の気密封止部の下部を形成する、2軸センサに関連した基準ウエハのウエハレベルでの統合を支持するように備えられる。さらに、2軸センサは、フレーム(例えば、フレーム34)が懸架されている2軸センサのキャビティ内に基部またはアンカーを提供する柱79を備えることが可能である。
戻って図8bを参照する。ジャイロスコープウエハ20が薄化された後、リソグラフによるパターニングおよび続くエッチングによって、図8bに示すスタンドオフ71が形成される。KOHエッチングは、この工程に適切である。スタンドオフ71の目的は、図2の電極48A,B,50A,B,52A,Bなどのアクチュエータ電極の、対応する板(すなわち、それぞれ板30,28,26)からの垂直間隔dを精密に決定することである。
図8bから図8cへ移る際、ジャイロスコープウエハ20上にパターン層46’が堆積される。好適には、パターン層46’は、堆積に次いでパターニングの行われる(例えば、リソグラフと続くエッチングとによって)Ge層である。また、好適には、パターン層46’は、図5に示す種類であり得る、フレーム34と基部36との間の電極を形成する。これに代えて、フレーム34と基部36との間の電極が、パターン層46’の堆積とは別の工程により形成されることも可能である。
図8cから図8dへ移る際、ジャイロスコープウエハ20の機械部品は、ジャイロスコープウエハ20を通じたエッチングによって形成される。エッチングの行われるパターンは、フォトリソグラフによって形成可能である。2マイクロメートルの線幅および2マイクロメートルの間隔がこのエッチングには適切であり、エッチングは酸化物層70で停止する。シリコン・オン・インシュレータ(SOI)アンチ・フッティング・エンハンスメントを用いる深堀りRIEは、この工程に適切なエッチング方法である。このエッチングを、高アスペクト比のフィーチャを生成するのに適切なエッチング処理とともに行うことが好適である。図8dのエッチングが行われた後、図1〜4および図6に示すジャイロスコープウエハ20の機械部品すべてが形成される。これらの部品には、質量体22,24、板26,28,30、屈曲部32、フレーム34およびヒンジ26A,28A,30A,54,56,58,60が含まれる。簡単のため、図8dには板28および質量体22,24しか示していない。
図9a,bには、基準ウエハ44を製造するのに適切な一連の工程を概略的に示す。図9aでは、基準ウエハ44の活性領域を概略的に74として示す。活性領域74には、ジャイロスコープウエハ20と電気的に接触する領域や、ジャイロスコープウエハ20を駆動するための回路およびジャイロスコープウエハ20によって提供される出力信号を感知するための回路を含む。そのような回路は、好適には従来のシリコンCMOS回路である。好適な実施形態では、従来のCMOS処理により堆積される金属の最後の層は、結合金属としての使用に適切な金属層である。また、金属のこの上部の層は、図9aに概略的に示す電極48A,B,50A,B,52A,B(図9bには電極50A,Bのみを示す)および結合パッド76を形成する。図9aから図9bへ移る際、基準ウエハ44において凹部45,47が形成される。凹部45,47は、好適には、DRIEを用いて、約100ミクロンの深さまで製造される。
図10a,bには、ジャイロスコープウエハ20、基準ウエハ44およびキャップウエハ42の最終組立に適切な一連の工程を概略的に示す。図10aでは、示すように、基準ウエハ44は、ジャイロスコープウエハ20上のパターン層46’と基準ウエハ44上の結合パッド76との間の位置整合された金属−金属結合を介して、ジャイロスコープウエハ20に取り付けられている。図7〜10の処理手順において、ジャイロスコープウエハ20に対する基準ウエハ44の接合は、ジャイロスコープウエハ20に対するキャップウエハ42の接合より後の加工段階で行われる。したがって、ジャイロスコープウエハ20に基準ウエハ44を接合するには、以下に限定されるものではないが、共晶金属接合、アルミニウム−ゲルマニウム接合、はんだ接合、インジウム−金接合およびポリマー接合を含む、比較的低温の接合処理が好適である。
図10aにおける板28と電極50A,50Bとの間の分離dは、スタンドオフ71およびパターン層46’の厚さ合計によって決定されるので、スタンドオフ71の高さを選択することによって、精密に制御(または予め決定)されることが可能である。他の電極(例えば、電極48A,Bおよび電極52A,B)と、その対応する板(例えば、それぞれ板30,26)との間の分離も、同じように決定され、通常、全ての板が、同じ所定の距離dによって、その対応する電極から分離されている。図7〜10の処理手順にはジャイロスコープウエハ20上にのみ形成されているスタンドオフ71を示すが、板と電極との間の分離を規定するために、基準ウエハ44上にのみスタンドオフを形成すること、またはジャイロスコープウエハ20および基準ウエハ44の両方にスタンドオフを形成することが可能である。図10aから図10bへ移る際、材料がエッチングによってキャップウエハ42から除かれて、上方から活性領域74に到達することが可能となる。このエッチングはDRIEによって行われることが可能である。上方から活性領域74に到達することを可能とすることによって、図10bの角速度センサに対し電気的な接続が行われる
基準ウエハ44は、好適には金属−金属接合を介してジャイロスコープウエハ20に取り付けられており、気密とされることが可能である。同様に、ジャイロスコープウエハ20は、好適には融着によってキャップウエハ42に取り付けられており、これも気密とされることが可能である。その結果、基準ウエハ44、ジャイロスコープウエハ20およびキャップウエハ42からなるアセンブリ全体は、ジャイロスコープ要素(質量体22,24など)と周囲環境との間に気密バリアを提供することが可能である。
様々なジャイロスコープ市場の幾つかの性能仕様を満たすには、一部の場合、気密バリアによって提供されるエンクロージャ内の圧力を低下させることが有利である(例えば、大気圧より有意に低い0.133Pa(約1mTorr)。このようにして、エンクロージャに充満する空気(または他の気体)による質量体22,24の運動に対する抵抗は、好適に減少される。これに代えて、運動に対する空気抵抗を低減するために、質量体22,24(および結合部の他の可動部品)に穴を提供することが可能である。他の場合、気密のエンクロージャの内に大気圧より大きな圧力を与えることが所望されることがある。
この図7a〜d、図8a〜d、図9a〜bおよび図10a〜bについての説明によって、本発明の好適な一実施形態を製造するのに適切な代表的な一連の工程の概略的な概要が提供される。したがって、上述の単一のステップは本発明の実施にとって不可欠なものでない。さらに、上述の工程のうちの大部分は、上述において言及していないが、半導体処理技術において公知である代替の方法を用いて実行可能である。より一般的には、詳細な説明全体は、一般に、限定ではなく例としてのものである。次に、本発明の実施形態のさらなる例を、簡潔に記載する。
図12は、本発明の一実施形態による基準ウエハ上の電極の構成の概略的な平面図である。図12を見ると、質量体22,24および板26,28,30は示されていないので、結合部のそれらの要素の下の電極を見ることが可能である。図12の構成では、上述のように、電極48A,B,50A,B,52A,Bは、それぞれ板30,28,26を駆動するように作用する。加えて、図12の構成では、質量体の運動、より一般的には、結合部の運動を感知するための電極51A,51Bが提供される。この電極の構成では、回路によって電極48A,52Bが結合部の運動を感知することが可能となる。駆動感知電極51A,Bの機能は、端板26,30の回転運動を感知する48A,52Bによって実行される。同様に、電極52A,48Bは、回路により結合部の運動を感知するように構成可能である。電極51A,51Bによって提供される信号は、有利には、結合部アクチュエータを駆動する回路によって用いられることが可能である。例えば、このように結合部の運動を感知することによって、駆動回路がその基本の機械共振周波数にて結合部を精密に駆動することが可能となる。
図22には、本発明の一実施形態による、端板26と、端板26の運動を感知するための分離電極52C,52Dの平面図を示す。図22に示すように感知電極を再構成することが好適な場合がある。図12に示す構成と比較して、感知電極52Bは2つの(分離した)電極52C,52Dへと再構成される。端板26を、電極52C,Dに対するその相対的な位置を特定するように示す。この実施形態では、感知電極52C,52Dは、傾斜している端板26の示唆的な感知を行うように配置される。2つの分離電極52C,52Dの相対的な大きさは、フレーム(図示せず)から傾斜運動を除去するように選択される。結果的に、電極の感知から生成される信号は、純粋に板の傾斜による。次いで、この情報が、質量体22,24の振動の振幅を制御するために、フィードバックループへ組み込まれる。
戻って図12を参照すると、電極52A,48Bは、結合部を板26,30の外側へ駆動することによって作動させるように構成され得る。図23には、図12の電極52Aを電極52C〜Fで置き換えた実施形態を示す。電極52C,52Dは電気的に接続される。同様に、電極対52E,52Fは一緒に接続される。分離した駆動の目的は、時間を通じて端板26において一定のトルクを得ることである。この時間を通じて平均的な一定のトルクの影響は、コリオリ力に誘導される回転速度が測定される駆動周波数においては全く観察されない。図24には、電極対52C,Dおよび52E,Fに対し位相の異なる2つの入力を形成する、端板26上に生成される一定のトルクを示す図を示す。
図13には、本発明の一実施形態による統合型の2軸ジャイロスコープの平面図を概略的に示す。図13の構成では、Y軸サブセンサ20YおよびX軸サブセンサ20Xは、好適には単一のシリコンチップ21上に製造される。サブセンサ20X,20Yは、好適には図1および図2に関連して記載したようなセンサであり、図13の構成によって、有利には、統合型の角速度センサによる2軸の感知が提供される。そのような統合によって、統合されていない2つの1軸センサと比較して、大幅に費用が低減される。一実施形態では、X軸サブセンサ20XおよびY軸サブセンサ20Yは、別個の周波数で動作される。この実施形態では、すべての基本周波数(4つ)は500Hzより大きく分離されている。各軸速度センサは2つの基本周波数、すなわち、駆動質量体モードおよびフレーム感知モードを有する。2軸ジャイロスコープは、隣接している2つの速度センサを備える。異なる周波数で動作することによって、クロストークが軽減される。加えて、2軸ジャイロスコープは、単一の気密封止リング23によって気密封止されることが可能である。この単一の気密封止リング23は、上述の製造技術を通じて形成されることが可能である。
図17には、本発明の一実施形態による統合型の2軸ジャイロスコープ1700の別の実施形態を示す。図17の構成では、Y軸サブセンサ20YおよびX軸サブセンサ20Xは、単一の気密封止リング23によって提供される気密封止エンクロージャ内において、バリアシール1702によって分離されている。バリアシール1702は、一方の共鳴感知要素から他方の共鳴感知要素への音響カップリングを減少させる。すなわち、バリアシール1702は、Y軸サブセンサ20YとX軸サブセンサ20Xとの間の音響カップリングを減少させる。したがって、2軸ジャイロスコープは、角速度の測定精度を改良することが可能である。一実施形態では、Y軸サブセンサ20YおよびX軸サブセンサ20Xの両方に対する圧力の均一化を可能とするように、バリアシール1702内に管路25A,25Bが形成される。
図14aおよび図14bには、所望されない運動のコモンモード除去をさらに提供する本発明の一実施形態の平面図を概略的に示す。図14aおよび図14bの構成は、2つのフレーム、すなわち、フレーム34Aおよびフレーム34Bを含む。図1において質量体22,24がフレーム34内に配置されているのとほぼ同じように、質量体22A,24Aはフレーム34A内に配置され、質量体22B,24Bはフレーム34B内に配置される。図14aおよび図14bの質量体22A,B,24A,Bは、質量体24A,22Bが同位相で振動するように駆動される。質量体22B,24Bは、質量体22A,24Aのように、逆位相で運動するように結合されている。
フレーム34A,34Bは屈曲部32によって互いに接続され、複数の屈曲部32によって基部36’に接続されている。図14aおよび図14bに示す屈曲部構成は例であり、本発明は他の屈曲部構成を用いても実施可能である。フレーム34A,34Bの同位相の回転は同じ大きさの逆位相回転よりも屈曲部32を伸展させるため、屈曲部32によるフレーム34Aのフレーム34Bに対する接続は、フレーム34A,34Bの逆位相回転に対し同位相回転を抑制する性質を有する。
図14aのセンサが図14aのY軸の回りを回転するとき(または、図14bのセンサが図14bのY軸の回りを回転するとき)、フレーム34A,34Bに与えられるZ方向のトルクは逆位相である。この理由は、フレーム34A,34B内の2つの結合部が互いに対して逆位相で運動しているためである。対照的に、図14aおよび図14bのセンサの角加速度によって、フレーム34A,34Bの同位相回転が生じる。したがって、図14aおよび図14bのセンサは、Z軸回りの角加速度による擬似信号を除外することが可能である。これは、図1の実施形態の提供しない性能である。図14aおよび図14bにおけるフレーム34A,34Bの回転は、上述のように(例えば容量性センサによって)感知されることが可能である。
さらに、図1の実施形態は正味0の直線運動量を有し、駆動された結合部において0でない正味の角運動量を有するが、図14aおよび図14bの実施形態は駆動された結合部において正味0の直線運動量および角運動量を有する。センサパッケージに対する振動の移動は、駆動された結合部が正味0の直線運動量または角運動量を有する時間を減少させる性質を有するので、図14aおよび図14bの実施形態では、図1の実施形態と比較して、パッケージ振動が減少される。振動の減少によって、バイアス誤差および直角位相誤差などの測定誤差を減少させることが可能である。
図14aおよび図14bの実施形態によって提供されるZ方向の角加速度のコモンモード除去の利益を最大化するには、フレーム34A,34Bがほぼ同じ形状を有し、フレーム34A,34Bの内の結合部がほぼ同じ構成および向きを有することが好適である。このレベルの対称性によって、Y方向の角速度に応じた、ほぼ等しく反対向きの運動が提供され、これによって、Y方向の角速度に応じない運動(例えば、Z方向の角加速度による運動)の除去が最大化される。
図15には、フレーム34および基部36が円形でなく矩形である、本発明の代替の一実施形態を概略的に示す。図15のフレーム34内では、図1の実施形態と同様に、質量体22,24は一緒に板26,28,30に結合されている。また、図1の実施形態におけるように、質量体22,24および板26,28,30を含む結合部は、好適には静電アクチュエーター(図15には示さず)によって振動するように駆動される。図15の実施形態のY軸回りの回転によって、質量体22,24に対しX方向のコリオリ力が誘導される。フレーム34は複数の屈曲部32によって基部36へ接続されており、これによって、フレーム34が基部36に対して移動することが可能となる。Y軸回りのセンサの角速度に応じた質量体22,24に対するX方向のコリオリ力は、フレーム34を基部36に対してX方向に移動させる性質を有する。フレーム34と基部36との間の相対運動は、好適には図15に概略的に示した容量性センサ100に感知される。
図15のフレーム34および屈曲部32の構成によって、フレーム34の回転は全体的に抑制され、Y方向の角速度に応じたX方向へのフレーム34の変形が感知される。図15のフレーム34および屈曲部32の代替の構成も用いることが可能であり、これによって、X方向の変形が抑制され(例えば、フレーム34をより堅くすることによって)、フレーム34の回転が感知される。
図16aおよび図16bには、フレーム34と基部36との間の屈曲部32の代替構成の例を示す。図16aには、図1に示した屈曲部32の構成に対して45度だけ回転した屈曲部32の構成を示す。図16bには、フレーム34と基部36との間に対称的に配置された3つの屈曲部32の構成を示す。当然のことながら、本発明は、感知される角速度に応じてフレーム34が基部36に対して移動することを可能とする、フレーム34と基部36との間の屈曲部の任意の構成によって実施可能である。
上述の本発明の実施形態の詳細な説明では、結合部を振動するように駆動する、静電アクチュエータであるアクチュエータを開示した。結合部を振動するように駆動する代替のアクチュエータには、次に限定されないが、電磁気アクチュエータ、圧電アクチュエータおよび熱アクチュエータが含まれる。また、上述の説明では、フレーム34の角振動を感知するための、容量性センサであるトランスデューサを開示した。フレーム34の角振動を感知するための代替のトランスデューサには、次に限定されないが、電磁気センサ、ピエゾ抵抗センサおよび圧電センサが含まれる。
上述の本発明の実施形態の上記の詳細な説明では、フレーム34を角振動するように駆動する、静電アクチュエータであるアクチュエータを開示した。フレーム34を振動するように駆動するための代替アクチュエータは、次に限定されないが、電磁気アクチュエータ、圧電アクチュエータおよび熱アクチュエータが含まれる。また、上述の説明では、結合部の角振動を感知するための、容量性センサであるトランスデューサを開示した。結合部の振動を感知するための代替のトランスデューサには、次に限定されないが、電磁気センサ、ピエゾ抵抗センサおよび圧電センサが含まれる。
本発明の一実施形態によるジャイロスコープウエハの概略的な平面図。 図1のジャイロスコープウエハのI線に沿った断面図。 好適な屈曲構成の詳細を示す概略的な平面図。 図3の屈曲構成のII線に沿った概略的な断面図。 本発明による使用に適切な2つの電極構成の概略図。 図1のジャイロスコープウエハの一部の概略的な拡大図。 本発明の一実施形態によるキャップウエハを製造するための工程の概略的な図。 本発明の一実施形態によるキャップウエハを製造するための工程の概略的な図。 本発明の一実施形態によるキャップウエハを製造するための工程の概略的な図。 本発明の一実施形態によるキャップウエハを製造するための工程の概略的な図。 本発明の一実施形態によるキャップウエハを製造するための工程の概略的な図。 本発明の一実施形態によるキャップウエハを製造するための工程の概略的な図。 本発明の一実施形態によるキャップウエハおよびジャイロスコープウエハからなるアセンブリを製造するための工程の概略図。 本発明の一実施形態によるキャップウエハおよびジャイロスコープウエハからなるアセンブリを製造するための工程の概略図。 本発明の一実施形態によるキャップウエハおよびジャイロスコープウエハからなるアセンブリを製造するための工程の概略図。 本発明の一実施形態によるキャップウエハおよびジャイロスコープウエハからなるアセンブリを製造するための工程の概略図。 本発明の一実施形態による基準ウエハを製造するための工程の概略図。 本発明の一実施形態による基準ウエハを製造するための工程の概略図。 本発明の一実施形態による、キャップウエハ、ジャイロスコープウエハおよび基準ウエハからなるアセンブリを製造するための工程の概略図。 本発明の一実施形態による、キャップウエハ、ジャイロスコープウエハおよび基準ウエハからなるアセンブリを製造するための工程の概略図。 図2の構成が動作時にどのように運動するかを示す概略図。 図2の構成が動作時にどのように運動するかを示す概略図。 本発明の一実施形態による基準ウエハ上の電極の構成の概略図。 本発明の2軸の一実施形態の概略図。 4つのプルーフマスを有する本発明の実施形態の概略図。 4つのプルーフマスを有する本発明の実施形態の概略図。 矩形のフレームを有する本発明の一実施形態の概略図。 (図1の構成に加え)やはり本発明を実施するのに適切である、他の2つの屈曲構成の概略図。 (図1の構成に加え)やはり本発明を実施するのに適切である、他の2つの屈曲構成の概略図。 本発明の2軸の一実施形態の概略図。 本発明の一実施形態により柱を備えるジャイロスコープウエハの断面図。 本発明の一実施形態により柱を備えるジャイロスコープウエハの平面図。 本発明の一実施形態によるジャイロスコープウエハの概略的な平面図。 図19のジャイロスコープウエハの一部の拡大図。 一実施形態によるジャイロスコープの機械部品の運動を制限することを補助する干渉の概略図。 本発明の一実施形態による質量体の運動を感知するための端板および電極の平面図。 本発明の一実施形態による質量体の運動を感知するための端板および電極の平面図。 時間を通じて端板上に生成されるトルクを示す図。

Claims (26)

  1. X−Yセンサ平面において角速度のX成分およびY成分を測定するための2軸センサであって、
    角速度のX成分を測定するための第1のサブセンサと、
    角速度のY成分を測定するための第2のサブセンサと、を備え、
    角速度のX成分を測定するための第1のサブセンサおよび角速度のY成分を測定するための第2のサブセンサは、2軸センサ内の単一の気密封止部内に格納されており、第1のサブセンサ、第2のサブセンサ、および気密封止部は、単一の基板上に統合されており、
    第1のサブセンサおよび第2のサブセンサは、前記単一の気密封止部内において、第1のサブセンサと第2のサブセンサとの間の音響カップリングを減少させるためのバリアシールによって分離されている、2軸センサ。
  2. 前記バリアシールは、前記単一の気密封止部内において第1のサブセンサおよび第2のサブセンサの両方に対する圧力の均一化を可能とするように形成された、1つ以上の管路を備える請求項に記載の2軸センサ。
  3. バルクシリコン製造を用いて製造される請求項1に記載の2軸センサ。
  4. 第1のサブセンサおよび第2のサブセンサが2軸センサの矩形のキャビティ内に格納されていることと、前記矩形のキャビティの上方に形成された膜を備えることと、を含む請求項1に記載の2軸センサ。
  5. 前記キャビティにおいて前記膜を支持する1つ以上の柱を含む請求項に記載の2軸センサ。
  6. 2軸センサのフレームが懸架されるアンカーを前記キャビティ内に提供する1つ以上の柱を含む請求項に記載の2軸センサ。
  7. 2軸センサに関連し前記単一の気密封止部の下部を形成する基準ウエハの、ウエハレベルでの統合を支持する1つ以上の柱を含む請求項に記載の2軸センサ。
  8. 前記柱は、第1のサブセンサおよび第2のサブセンサに関連した機械部品の製造中に前記膜を一時的に支持する請求項に記載の2軸センサ。
  9. 感知モード周波数用の応力分離機構を含む請求項1に記載の2軸センサ。
  10. 応力分離機構は1つ以上のビームからなる請求項に記載の2軸センサ。
  11. 2軸センサの製造中の頑健性のための応力分離機構を含む請求項1に記載の2軸センサ。
  12. 2軸センサの感知モード周波数は2軸センサの駆動モード周波数より低い請求項1に記載の2軸センサ。
  13. 第1のサブセンサおよび第2のサブセンサに関連した機械部品の運動を制限するための1つ以上のつまみまたは溝を備えるフレームを含む請求項1に記載の2軸センサ。
  14. 第1のサブセンサは、
    a)次を含む第1の感知サブアセンブリ、すなわち、
    i)X−Yセンサ平面に平行であり、ほぼ平坦な第1のフレーム、
    ii)X−Yセンサ平面に配置された第1の質量体、
    iii)X−Yセンサ平面において第1の質量体の側方に配置された第2の質量体、および、
    iv)第1のフレーム内において第1のフレームに接続され、第1の質量体および第2の質量体に接続されており、かつ、第1の質量体および第2の質量体がX−Yセンサ平面に垂直な反対の方向に移動するように強制する第1の結合部、を含む第1の感知サブアセンブリと、
    b)第1の感知サブアセンブリの第1の部分を駆動周波数で振動するように駆動する第1のアクチュエータと、
    c)角速度のX成分に応じた第1の感知サブアセンブリの第2の部分の運動を感知するための第1のトランスデューサと、
    を含み、
    第2のサブセンサは、
    a)次を含む第2の感知サブアセンブリ、すなわち、
    i)X−Yセンサ平面に平行であり、ほぼ平坦な第2のフレーム、
    ii)X−Yセンサ平面に配置された第3の質量体、
    iii)X−Yセンサ平面において第3の質量体の側方に配置された第4の質量体、および、
    iv)第2のフレーム内において第2のフレームに接続され、第3の質量体および第4の質量体に接続されており、かつ、第3の質量体および第4の質量体がX−Yセンサ平面に垂直な反対の方向に移動するように強制する第2の結合部、を含む第2の感知サブアセンブリと、
    b)第2の感知サブアセンブリの第1の部分を駆動周波数で振動するように駆動する第2のアクチュエータと、
    c)角速度のY成分に応じた第2の感知サブアセンブリの第2の部分の運動を感知するための第2のトランスデューサと、を含む
    請求項1に記載の2軸センサ。
  15. 第1の結合部および第2の結合部は、所望されないZ軸運動が存在する場合に2軸センサ内のつまみおよび溝によって側方運動が制限されるように設計されている請求項14
    記載の2軸センサ。
  16. 第1の結合部および第2の結合部は1つ以上のビームを含む請求項14に記載の2軸センサ。
  17. 第1、第2、第3および第4の質量体の駆動運動は間接的に感知される請求項14に記載の2軸センサ。
  18. 第1、第2、第3および第4の質量体は間接的に作動される請求項14に記載の2軸センサ。
  19. 1つ以上の分離した電極が第1、第2、第3および第4の質量体を間接的に作動させる請求項18に記載の2軸センサ。
  20. 前記1つ以上の分離した電極は2軸センサに関連した端板に配置されている請求項19に記載の2軸センサ。
  21. 第1のフレームおよび第2のフレームの運動を示差的に感知するように第1のフレームおよび第2のフレームに配置された1つ以上の電極を含む請求項14に記載の2軸センサ。
  22. 2軸センサに関連した感知モード周波数の測定におけるセルフテストモード動作中に2軸センサのフレームを回転させる1つ以上のアクチュエータを含む請求項1に記載の2軸センサ。
  23. 前記1つ以上のアクチュエータの各々は静電アクチュエータである請求項22に記載の2軸センサ。
  24. 前記静電アクチュエータのうちの1つ以上は平行板電極構成または櫛歯電極構成を利用する請求項23に記載の2軸センサ。
  25. 第1のサブセンサおよび第2のサブセンサに関連した1つ以上の機械部品を電磁気干渉(EMI)から遮蔽するための1つ以上の遮蔽部を含む請求項1に記載の2軸センサ。
  26. 第1のサブセンサおよび第2のサブセンサは500Hzより大きく分離した周波数にて動作する請求項1に記載の2軸センサ。
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