JPH1038578A - 角速度センサ - Google Patents

角速度センサ

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JPH1038578A
JPH1038578A JP8187844A JP18784496A JPH1038578A JP H1038578 A JPH1038578 A JP H1038578A JP 8187844 A JP8187844 A JP 8187844A JP 18784496 A JP18784496 A JP 18784496A JP H1038578 A JPH1038578 A JP H1038578A
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angular velocity
velocity sensor
vibrator
electrode
sensor according
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JP8187844A
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Kikuo Tsuruga
紀久夫 敦賀
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Tokin Corp
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Tokin Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 特性のばらつきを抑制して高精度化し得ると
共に、安価に量産可能である上、小型で簡素な構造の角
速度センサを提供すること。 【解決手段】 この半導体振動型角速度センサでは、シ
リコン基板5及びガラス基板6を接合した基板接合体を
要部構成とし、シリコン基板5は一面の中央部周囲の所
定箇所に設けられた電極8aから延在して梁部12を介
して錘部11a,11bが形成されて成る振動子9,1
0を有する。振動子9,10における振幅が最も大きい
錘部11a,11bを励振用電極やコリオリ力による振
動検出用電極として用いると共に、錘部11a,11b
及び梁部12の間には切り込み部14が形成されている
ため、梁部12の長さを長くせずとも錘部11a,11
bの表面積を大きく確保し、これによって小型で簡素な
構成により増大された静電容量における差をばらつき無
く高感度に検出し得る高精度な特性を得ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一対の橋架構造型
又はカンチレバー型の振動子を形成した半導体基板を含
んで構成されると共に、励振された振動子の回転運動に
伴うコリオリ力によって生じる振動子の変位に応じた励
振出力及び振動出力に基づいて角速度を検出する角速度
センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の角速度センサとしては、
例えば図3に示されるように圧電効果を利用した圧電振
動型角速度センサが挙げられる。
【0003】この圧電振動型角速度センサは、断面が正
方形である金属材料から成る棒状(四角柱状)振動子1
における隣り合う面に厚さ方向に分極された圧電セラミ
ックス薄板2,3を接着すると共に、振動子1の固有振
動のノード点となる2点をリード線4で支持して構成さ
れている。
【0004】この圧電振動型角速度センサでは、駆動用
圧電セラミックス薄板2に共振周波数に等しい周波数の
交流電圧を印加すると、振動子1が駆動用圧電セラミッ
クス薄板2を接合した面方向に屈曲振動する。そこで、
振動子1をその長さ方向の軸(図中ではZ軸)の回りに
回転させると、コリオリ力により振動子1が駆動用圧電
セラミックス薄板2による屈曲振動方向と垂直な方向に
振動する。この振動成分を検出用圧電セラミックス薄板
3より出力電圧として検出すると、角速度に比例した大
きさの電圧が得られ、角速度を算出できる。因みに、こ
の圧電振動型角速度センサは、微細加工が困難であるた
め、比較的大型なものとなっている。
【0005】又、最近では半導体シリコン基板を用いて
マイクロ加工技術の導入により構成された角速度センサ
も多く提案されている。例えば、特開平5−24887
4号公報に開示されている角速度センサは、エッチング
可能な犠牲層及び多結晶シリコンを用いて作成され、振
動子における梁部同士間の錘部が駆動電極により錘部の
厚さと垂直方向に励振され、回転により振動子に発生す
るコリオリ力を梁部の付け根に配置されたフレームに設
置した検出電極により容量の変化として検出する構成と
なっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した圧電振動型角
速度センサの場合、金属材料から成る振動子に圧電セラ
ミックス薄膜を接着剤で接着しているが、そのときに接
着位置や接着剤の層の厚さにばらつきを生じ易く、セン
サとしての特性が変化し易いという問題がある。又、振
動子における振動の節に相当するノード点にリード線の
取り付けを溶接で行う必要がある等、このときの固定方
法が煩雑であるため、高精度で小型化,低価格化を具現
することが困難になっている。
【0007】一方、マイクロ加工技術の導入した角速度
センサの場合、検出電極が最も振動変位の大きい錘部で
はなく、梁部の付け根のフレームに設けられているた
め、錘部の厚さ方向の変位による検出感度が小さくなる
上、構造的に形状が大きくなり易いという問題がある。
又、この角速度センサの場合、製造工程では振動子を形
成する一対の錘部に対して多数の駆動電極を設け、更に
そのフレーム端部にも多数の検出電極を設けた上、サー
フェスマイクロマシニングによりシリコン基板上に薄膜
を形成してから所定の形状にエッチングすることを繰り
返す工程を要するため、製造に手間がかかって余り量産
には適さないという問題がある。
【0008】本発明は、このような問題点を解決すべく
なされたもので、その技術的課題は、特性のばらつきを
抑制して高精度化し得ると共に、安価に量産可能である
上、小型で簡素な構造の角速度センサを提供することに
ある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、一面の
中央部周囲の所定箇所に設けられた電極から延在して梁
部を介して錘部が形成されて成ると共に、該錘部及び該
梁部の間に切り込み部が形成された振動子を有する半導
体基板と、電極に振動子の共振周波数に略等しい周波数
の交流電圧を印加させて該振動子を第1の軸方向に励振
させるための励振手段と、振動子の回転運動に伴うコリ
オリ力によって第1の軸方向と直交する第2の軸方向に
生じる振動を検出する振動検出手段とを備え、励振手段
による励振出力及び振動検出手段による振動出力に基づ
いて角速度を算出する角速度センサが得られる。この角
速度センサにおいて、励振手段には電極間におけるクー
ロン力,電磁力,圧電効果,及び薄膜ヒーターの加熱/
冷却に基づく膨張/収縮のうちの何れかを作用させる手
段を用いることや、振動検出手段にはピエゾ抵抗素子,
圧電素子,及び磁気検出素子のうちの何れかを用いるこ
とは好ましい。
【0010】又、本発明によれば、上記角速度センサに
おいて、半導体基板はn型シリコン単結晶基板であり、
振動子はシリコン単結晶基板の局部に添加積層された高
濃度ホウ素添加層を主材としてエッチングにより形成さ
れた角速度センサが得られる。この角速度センサにおい
て、エッチングは異方性エッチング及びドライエッチン
グを含むものであることは好ましい。
【0011】更に、本発明によれば、上記何れかの角速
度センサにおいて、励振手段又は振動検出手段を電極に
おける錘部の厚み方向の空隙を介して配置した少なくと
も一対のものを用いて振動子の励振又は静電容量変化を
検出する角速度センサが得られる。この角速度センサに
おいて、シリコン単結晶基板と接合されると共に、該接
合面の振動子と対向する位置に金属電極が設けられた絶
縁性基板を含むことは好ましい。
【0012】加えて、本発明によれば、励振手段又は振
動検出手段を電極における錘部の厚みと垂直方向の空隙
を介してシリコン単結晶基板の一部に高濃度ホウ素添加
層を主材として配置した少なくとも一対のものを用いて
振動子の励振又は静電容量変化を検出する角速度センサ
や、或いはシリコン単結晶基板と接合されると共に、該
接合面における振動子と対向する位置に金属電極が設け
られた別のシリコン単結晶基板を含む角速度センサが得
られる。後者の角速度センサにおいて、金属電極は、別
のシリコン単結晶基板に形成した絶縁膜及び高濃度ホウ
素添加層のうちの該絶縁膜上に一対で形成され、高濃度
ホウ素添加層が振動子を含むシリコン単結晶基板と直接
接合された基板接合体における金属電極が設けられた別
のシリコン単結晶基板のシリコン部を異方性エッチング
により除去して形成されたものであることは好ましい。
又、上述した何れかの角速度センサにおいて、空隙の形
状は櫛歯状であることは好ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下に実施例を挙げ、本発明の角
速度センサについて、図面を参照して詳細にに説明す
る。
【0014】図1は、本発明の一実施例に係る半導体振
動型角速度センサの要部構成を示したもので、同図
(a)はその平面図に関するもの,同図(b)は同図
(a)のA−A´線方向における側面断面図に関するも
のである。
【0015】この半導体振動型角速度センサは、n型シ
リコン単結晶基板(以下、単にシリコン基板と呼ぶ)5
及び絶縁性基板としてのガラス基板6を接合した基板接
合体から成っている。シリコン基板5の一部にはエッチ
ングにより静電容量を作成するための空隙部(ギャッ
プ)7が形成されている。シリコン基板5における空隙
部7内側(点線部内側)には高濃度ホウ素拡散を行って
高濃度ホウ素拡散部8が形成され、そのシリコン基板5
の反対面からは高濃度ホウ素拡散部8をエッチストップ
にして異方性エッチングを行ってダイヤフラムを形成
し、このダイヤフラムから反応性イオンエッチング(以
下、RIEとする)等のドライエッチングを行って一対
の振動子9,10を形成している。振動子9は錘部11
a及び梁12から成り、錘部11a及び梁12の間には
切り込み部(スリット)14が設けられている。振動子
10は錘部11b及び梁部12から成り、ここでも錘部
11b及び梁部12の間には同様な切り込み部14が設
けられている。
【0016】又、ガラス基板6上には振動子9,10の
錘部11a,11bの形状に合わせた金属製の検出用電
極13a,13bがスパッタ蒸着や真空蒸着により形成
されている。シリコン基板5及びガラス基板6は、陽極
接合技術を用いて接合されており、錘部11a,11b
の厚さ方向の静電容量が形成されている。錘部11a,
11bの厚さ方向と垂直方向には高濃度ホウ素拡散部8
を数カ所RIEによって切断することにより、3つの電
極8a,8b,8cが形成されている。このうち、電極
8aを振動子9,10を励振させるための励振用電極と
して利用し、電極8b,8cをその対向電極として利用
する。尚、それぞれの電極8a,8b,8cの高濃度ホ
ウ素拡散を用いた引き回しは略図する。
【0017】半導体振動型角速度センサを構成する場
合、振動子9,10の共振周波数に略等しい周波数の交
流電圧を印加させて振動子9,10を第1の軸方向(例
えばX軸方向)に励振させるための電極8aに接続され
た励振手段(略図する)と、振動子9,10の回転運動
に伴うコリオリ力によって第1の軸方向(例えばX軸方
向)と直交する第2の軸方向(ここではZ軸方向を示
す)に生じる振動を検出するための検出用電極13a,
13bに接続された振動検出手段(略図する)とを備
え、これらの励振手段による励振出力と振動検出手段に
よる振動出力とに基づいて角速度を算出するようになっ
ている。
【0018】励振手段としては電極間におけるクーロン
力,電磁力,圧電効果,及び薄膜ヒーターの加熱/冷却
に基づく膨張/収縮のうちの何れかを作用させる手段を
用いれば良く、振動検出手段としてはピエゾ抵抗素子,
圧電素子,及び磁気検出素子(ホール素子,HF素子,
コイル等)のうちの何れかを用いれば良い。
【0019】この半導体振動型角速度センサにより角速
度の検出を行う場合、例えば励振用電極としての電極8
aに関して、電極8b及び電極8cに同時にパルス電圧
又は交流電圧を加えると、振動子9,10はそれぞれ対
向電極8b,8cとの間でX軸方向において静電気力
(クーロン力)によって引き寄せられては離れるという
振動をする。この状態で検出用電極13a,13bは、
回転が無ければコリオリ力が発生せずにギャップ長や静
電容量値も等しいが、Y軸方向に回転するとコリオリ力
が発生して振動子9,10はZ軸方向に振動する力を受
ける。但し、振動子9,10の励振方向の位相が180
度ずれているので、振動子9,10のZ軸方向への振動
も位相が180度ずれる。そのために検出用電極13
a,13bのギャップに差が生じて静電容量が変化して
差を発生する。この静電容量の差を求めれば角速度の大
きさに対応した出力が得られる。
【0020】或いは上述した検出用電極13a,13b
を励振用電極とし、対向電極8b,8cを検出用電極と
して同様に動作させても角速度センサとして動作する。
【0021】従って、この角速度センサは、励振手段又
は振動検出手段を電極における錘部11a,11bの厚
み方向の空隙を介して配置した少なくとも一対のものを
用いて振動子9,10の励振又は静電容量変化を検出す
る構成(或いは錘部11a,11bの厚みと垂直方向の
空隙を介してシリコン基板5の一部に高濃度ホウ素添加
層を主材として配置した少なくとも一対のものを用いる
構成としても良い)となる。又、このような角速度セン
サでは、可能な限り感度を上げるために梁部12の長さ
もできるだけ長くし、錘部11a,11bの表面積を大
きくして静電容量を大きくすべく、梁部12と錘部11
a,11bとの間に切り込み部14を形成して可能な限
り小型の角速度センサになるようにしている。更に、感
度を上げるために錘部11a,11bの厚さと垂直方向
の空隙の面積を大きくなるように、それぞれの空隙の形
状を櫛歯状にすることも効果的である。
【0022】図2は、本発明の他の実施例に係る半導体
角速度センサの要部構成を示した側面断面図である。
【0023】この半導体角速度センサは、先の一実施例
のセンサと比べて基本構成は同じであるが、錘部11
a,11bの厚さ方向の対向電極を形成するため、ガラ
ス基板6の代わりに図示されない別のシリコン単結晶基
板(以下、単に別のシリコン基板とする)を用いたこと
である。
【0024】この別のシリコン基板の一部にはエッチン
グにより比較的大きな空隙部15が形成され、空隙部1
5を形成した面にLPCVD等により酸化膜や窒化膜等
の絶縁膜16が空隙部15内だけに残るように蒸着され
ている。ここでの絶縁膜16上の振動子9,10に対向
する位置には金属蒸着により(或いはポリシリコンを蒸
着して高濃度ホウ素を添加しても良い)金属電極17,
18が配置されている。絶縁膜16で覆われてない残り
の面には高濃度ホウ素拡散層19が形成されている。こ
の別のシリコン基板と、一実施例で振動子9,10を形
成したシリコン基板5とを高温で直接接合して基板接合
体を得て静電容量を形成する。最後に異方性エッチング
により別のシリコン基板におけるシリコン部を除去して
図示のような形状にする。
【0025】即ち、この半導体角速度センサは、シリコ
ン基板5と接合されると共に、接合面の振動子と対向す
る位置に金属電極17,18が設けられた別のシリコン
基板を用いて得られるが、ここでの金属電極17,18
は別のシリコン基板に形成した絶縁膜16及び高濃度ホ
ウ素添加層19のうちの絶縁膜16上に一対で形成され
たものを含んで高濃度ホウ素添加層19が振動子9,1
0を含むシリコン基板5と直接接合された基板接合体に
おける別のシリコン基板のシリコン部を異方性エッチン
グにより除去して形成されたものとなる。
【0026】このような角速度センサの場合も、動作上
は一実施例の場合と同様であり、その製造工程は一実施
例の場合よりも複雑になるが、シリコン基板同士を接合
した基板接合体の構造であるため、接合時の熱による残
留応力が少なく、温度特性の優れたものとなる。
【0027】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の角速度
センサによれば、振動子としての振幅が最も大きい錘部
を振動子を励振させるための励振用電極やコリオリ力に
よる振動子の振動を検出するための検出用電極として用
いるため、従来の圧電振動型角速度センサやマイクロ加
工技術を用いた角速度センサよりも効率良く励振を行
い、高精度に角度検出を行うことができる。特に、振動
子の錘部及び梁部の間に切り込み部(スリット)を形成
することにより、梁部の長さを長くせずとも錘部の表面
積を大きく確保し、これによって小型で簡素な構成によ
り増大された静電容量における差をばらつき無く高感度
に検出し得る高精度な特性が得られるようになる。又、
製造工程においても、簡素な構成であるため、ノード点
でワイヤを接続する必要や機械加工や接着,溶接等の工
程も必要無い上、従来のようにサーフェスマイクロマシ
ニング等の緻密なマイクロ加工技術により半導体基板上
に薄膜を形成し、所定の形状にエッチングすることを繰
り返す工程が必要無く、周知の汎用的なマイクロ加工技
術を用いて容易に製造できる。この結果、小型で簡素な
構造の高精度な角速度センサを安価に量産できるように
なる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に係る半導体振動型角速度セ
ンサの要部構成を示したもので、(a)はその平面図に
関するもの,(b)は(a)のA−A´線方向における
側面断面図に関するものである。
【図2】本発明の他の実施例に係る半導体角速度センサ
の要部構成を示した側面断面図である。
【図3】従来の圧電効果を利用した振動型角速度センサ
の要部構成の外観を示した斜視図である。
【符号の説明】
1,9,10 振動子 2,3 圧電セラミックス 4 リード線 5 シリコン基板 6 ガラス基板 7,15 空隙部(ギャップ) 8,19 高濃度ホウ素拡散層 8a,8b,8c 電極 11a,11b 錘部 12 梁部 13a,13b,17,18 電極 14 切り込み部(スリット) 16 絶縁膜

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一面の中央部周囲の所定箇所に設けられ
    た電極から延在して梁部を介して錘部が形成されて成る
    と共に、該錘部及び該梁部の間に切り込み部が形成され
    た振動子を有する半導体基板と、前記電極に前記振動子
    の共振周波数に略等しい周波数の交流電圧を印加させて
    該振動子を第1の軸方向に励振させるための励振手段
    と、前記振動子の回転運動に伴うコリオリ力によって前
    記第1の軸方向と直交する第2の軸方向に生じる振動を
    検出する振動検出手段とを備え、前記励振手段による励
    振出力及び前記振動検出手段による振動出力に基づいて
    角速度を算出することを特徴とする角速度センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の角速度センサにおいて、
    前記励振手段は、前記電極間におけるクーロン力,電磁
    力,圧電効果,及び薄膜ヒーターの加熱/冷却に基づく
    膨張/収縮のうちの何れかを作用させる手段を用いたこ
    とを特徴とする角速度センサ。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の角速度センサにおいて、
    前記振動検出手段には、ピエゾ抵抗素子,圧電素子,及
    び磁気検出素子のうちの何れかを用いたことを特徴とす
    る角速度センサ。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3の何れか一つに記載の角速
    度センサにおいて、前記半導体基板はn型シリコン単結
    晶基板であり、前記振動子は前記シリコン単結晶基板の
    局部に添加積層された高濃度ホウ素添加層を主材として
    エッチングにより形成されたことを特徴とする角速度セ
    ンサ。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の角速度センサにおいて、
    前記エッチングは異方性エッチング及びドライエッチン
    グを含むものであることを特徴とする角速度センサ。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5の何れか一つに記載の角速
    度センサにおいて、前記励振手段又は前記振動検出手段
    を前記電極における前記錘部の厚み方向の空隙を介して
    配置した少なくとも一対のものを用いて前記振動子の励
    振又は静電容量変化を検出することを特徴とする角速度
    センサ。
  7. 【請求項7】 請求項6記載の角速度センサにおいて、
    前記シリコン単結晶基板と接合されると共に、該接合面
    における前記振動子と対向する位置に金属電極が設けら
    れた絶縁性基板を含むことを特徴とする角速度センサ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜5の何れか一つに記載の角速
    度センサにおいて、前記励振手段又は前記振動検出手段
    を前記電極における前記錘部の厚みと垂直方向の空隙を
    介して前記シリコン単結晶基板の一部に高濃度ホウ素添
    加層を主材として配置した少なくとも一対のものを用い
    て前記振動子の励振又は静電容量変化を検出することを
    特徴とする角速度センサ。
  9. 【請求項9】 請求項1〜5の何れか一つに記載の角速
    度センサにおいて、前記シリコン単結晶基板と接合され
    ると共に、該接合面における前記振動子と対向する位置
    に金属電極が設けられた別のシリコン単結晶基板を含む
    ことを特徴とする角速度センサ。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の角速度センサにおい
    て、前記金属電極は、前記別のシリコン単結晶基板に形
    成した絶縁膜及び高濃度ホウ素添加層のうちの該絶縁膜
    上に一対で形成され、該高濃度ホウ素添加層が前記振動
    子を含む前記シリコン単結晶基板と直接接合された基板
    接合体における金属電極が設けられた別のシリコン単結
    晶基板のシリコン部を異方性エッチングにより除去して
    形成されたことを特徴とする角速度センサ。
  11. 【請求項11】 請求項8記載の角速度センサにおい
    て、前記空隙の形状は櫛歯状であることを特徴とする角
    速度センサ。
JP8187844A 1996-07-17 1996-07-17 角速度センサ Withdrawn JPH1038578A (ja)

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