JP4670271B2 - 半導体装置 - Google Patents

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Description

本発明は半導体装置に係り、特に、静電力により移動するように構成された可動部分を
有する微小可動構造体を備える半導体装置に関する。
一般に、半導体基板であるシリコン基板などの表面上に微細な構造を形成し、静電力に
よって動作するように構成された可動部分を有する微小可動構造体が知られている。この
ような微小可動構造体は、静電アクチュエータ、光スイッチ、マイクロミラーデバイス、
薄膜振動子などとしての応用が期待されている。
上記の微小可動構造体としては、通信などの信号処理に用いられる薄膜振動子フィルタ
や各種電子機器に用いられるクロック源の薄膜共振子などを構成することのできる薄膜振
動子がある。このような薄膜振動子には、櫛歯型の駆動電極の間に櫛歯型の可動電極を基
板表面に沿ってスライド可能に配置し、この可動電極を振動させることによって駆動電極
と可動電極との間の静電容量が変化することを利用して振動子を構成したものが知られて
いる(例えば、以下の非特許文献1参照)。
「Laterally Driven Resonant Microstructures」 WILLIAM C.TANG, TU−CUONG, H.NGUYEN and ROGER T.HOWE Sensors and Actuators,20(1989)P.25−32
しかしながら、上記従来の薄膜振動子では、可動電極の駆動初期に大きな静電力が必要
となるため、この静電力を高めるために駆動電極と可動電極とを櫛歯状に構成しているが
、これによって、駆動電極と可動電極との間の静電容量が大きくなり、また、櫛歯型の駆
動電極及び可動電極の平面投影面積が大きくなるため、これらの電極と半導体基板との間
の寄生容量も大きくなっている。一方、可動電極の平面スライド動作に起因する静電容量
の変動量は、上記の静電容量の和に較べてかなり小さい。したがって、静電容量の可動電
極が振動することによって生ずる静電容量の変動成分(可変容量)の割合が小さいため、
充分な信号出力を得るためには駆動電圧を高くする必要があることから、低電圧化を図る
事が難しく、省電力化が困難であるという問題点がある。
そこで、本発明は上記問題点の少なくとも一部を解決するものであり、その目的は、微
小可動構造体の電極構造と半導体基板との間の寄生容量を低減することにより、微小可動
構造体の可動部分の動作に起因する可変容量の割合を大きくし、微小可動構造体の駆動電
圧の低電圧化を図った半導体装置を提供することにある。
本発明の半導体装置は、刳り抜かれた部分を有する半導体基板と、前記刳り抜かれた部分を含む半導体基板上に形成された絶縁膜と、前記絶縁膜上に形成され、第1電極と、第2電極と、前記第1電極と前記第2電極とのギャップと、を含む振動体と、を有し、前記振動体の直下に、前記刳り抜かれた部分が形成され、前記振動体と、前記切り抜かれた部分との間には、前記絶縁膜のみが形成され、前記第1電極と前記第2電極との間に静電斥力のみを発生させることにより、前記第2電極が振動することを特徴とする。
また、本発明の半導体装置は、前記半導体装置において、初期状態において、前記第1電極と前記第2電極とのギャップは最小であることを特徴とする。
また、本発明の半導体装置は、前記半導体装置において、前記第1電極には、正の交流電圧が印加され、前記第2電極には、前記正の交流電圧より小さい、正の直流電圧が印加されることを特徴とする。
また、本発明の半導体装置は、前記半導体装置において、前記第1電極には、正の第1交流電圧が印加され、前記第2電極には、前記正の第1交流電圧より小さい、正の第2交流電圧が印加され、前記正の第1交流電圧の位相は、前記正の第2交流電圧の位相とずれていることを特徴とする。
本発明の半導体装置は、静電力によって振動する振動部と電極を有する振動体と、絶縁
膜と、半導体基板とを備える半導体装置であって、前記振動体と前記半導体基板が接合す
る領域の前記半導体基板裏面の少なくとも一部が刳り抜かれ、刳り抜かれた部分の前記振
動体と前記半導体基板の接合する領域が前記絶縁膜のみからなることを特徴とする。
この発明によれば、振動体直下の半導体基板をなくすことにより、半導体基板と振動体
間の寄生容量が低減できる。従って、振動体を高電圧で駆動する必要がなくなり、振動に
よる可変容量をとらえ易くなり、更なる駆動電圧の低電圧化が可能になる。

本発明の半導体装置は、半導体基板上に形成された第1電極と、前記第1電極に対向配
置される第2電極とを有し、前記第1電極と前記第2電極の少なくとも一方を可動に構成
し、前記第1電極と前記第2電極との間に静電力を発生させることにより、前記第1電極
と前記第2電極を相対的に移動するように構成された微小可動構造体と、絶縁膜とを有す
る半導体装置であって、前記微小可動構造体と前記半導体基板が接合する領域の前記半導
体基板裏面の少なくとも一部が刳り抜かれ、刳り抜かれた部分の前記微小可動構造体と前
記半導体基板の接合する領域が前記絶縁膜のみからなることを特徴とする。
この発明によれば、微小可動構造体直下の半導体基板をなくすことにより、半導体基板
と微小可動構造体間の寄生容量が低減できる。従って、微小可動構造体を高電圧で駆動す
る必要がなくなり、微小可動による可変容量をとらえ易くなり、更なる駆動電圧の低電圧
化が可能になる。
また、本発明は、前記第1電極及び前記第2電極は前記半導体基板の表面に沿って延長
された形状若しくは前記半導体基板の表面に沿って広がった形状を有し、前記第1電極と
前記第2電極の相対的移動方向は、前記半導体基板の表面に平行な平面成分と、前記半導
体基板の表面に直交する直交成分とを共に有することを特徴とする。
この発明によれば、半導体基板の表面に沿って延長した形状若しくは基板の表面に沿っ
て広がった形状を有する第1電極と第2電極の相対的移動方向が半導体基板の表面に平行
な平面成分と、半導体基板の表面に直交する直交成分とを有することにより、静電力によ
って第1電極と第2電極とが相対的に移動したときに、第1電極と第2電極の間の静電容
量の変化量を増大させることができる。このため、駆動電圧を印加して静電力を発生させ
、第1電極と第2電極とを相対的に移動させて静電容量の変化に起因する出力を取り出す
場合に当該出力を効率的に得ることができることから、駆動電圧を低電圧化することが可
能になり、省電力化を図ることができる。また、上記の電極構造は、基板上に薄膜を形成
することによって簡単に形成することができる。
この場合に、上記第1電極と第2電極とが交互に配列された構造を有することによって
静電力をより大きくすることができ、より容易に両電極を相対的に移動させることができ
る。例えば、第1電極と第2電極の少なくとも一方が複数設けられた櫛歯構造を有し、相
互に噛み合うように配置されていることが望ましい。また、静電力が発生していない初期
状態において、第1電極と第2電極が上記の相対的移動方向にずれるように配置されてい
ることが望ましい。これによって、電極間に静電力が働いたときに、当該静電力によって
両電極が上記の相対的移動方向に導かれるように構成できるので、上記の相対的移動方向
を物理的に強制するための構造が必要なくなるため、静電力による駆動ロスを低減できる
また、本発明の別の半導体装置は、前記第1電極と、前記第1電極の上方に対向配置さ
れる前記第2電極は、前記静電力が発生していない状態で前記基板の表面に平行な所定方
向に相互にずれた位置に配置され、前記第1電極と前記第2電極の相対的移動方向は、前
記所定方向に平行な成分を有することを特徴とする。
この発明によれば、半導体基板上において上下方向に対向配置された第1電極と第2電
極とが静電力の発生していない初期状態において基板の表面に平行な所定方向にずれた位
置に配置され、第1電極と第2電極の相対的移動方向が所定方向に平行な平面成分を有す
ることにより、第1電極と第2電極とが相対的に移動したときの第1電極と第2電極の間
の静電容量の変化量を大きくすることができる。このため、駆動電圧を印加して静電力を
発生させ、第1電極と第2電極とを相対的に移動させて静電容量の変化に起因する出力を
取り出す場合に当該出力を効率的に得ることができることから、駆動電圧を低電圧化する
ことが可能になり、省電力化を図ることができる。
この場合に、上記第1電極及び第2電極は基板の表面に沿って広がる平板状に構成され
ていることが好ましい。このように構成すると、半導体基板上の薄膜によって両電極を容
易に形成することができる。また、上記の相対的移動方向が所定方向に平行な平面方向に
近くなるようにするために、第1電極と第2電極の少なくとも一方を上記平面方向に容易
に移動可能な構造とすることが好ましい。例えば、電極を弾性支持するための弾性支持部
を、電極間の相対的移動方向が上記平面方向になるように変形しやすく構成することが望
ましい。
さらに、本発明の異なる半導体装置は、前記静電力として静電斥力のみを及ぼすように
構成されていることを特徴とする。
この発明によれば、静電力が生じていない状態では第1電極と第2電極とが最も接近し
た状態となるので駆動電圧を上げなくても駆動初期の駆動力を大きくすることができる。
また、静電力が発生しているときには静電斥力のみが及ぼされることによって第1電極と
第2電極とが常に初期状態よりも相互に離れた状態となっているため、第1電極と第2電
極の間の静電容量が小さくなることから、相対的に駆動時における静電容量の変化量の割
合を大きくすることができる。したがって、駆動電圧を印加して静電力を発生させ、第1
電極と第2電極とを相対的に移動させて静電容量の変化に起因する出力を取り出す場合に
当該出力を効率的に得ることができることから、駆動電圧を低電圧化することが可能にな
り、省電力化を図ることができる。また、静電斥力のみで駆動することから、駆動電圧が
過剰となっても電極間の衝突が発生することがないため、過電圧駆動による短絡破壊対策
が不要になるという利点もある。
上記の各発明においては、前記第1電極と前記第2電極の間の静電容量の変化に基づく
電気信号を出力可能に構成されていることが好ましい。これによれば、電極間の相対的移
動状態を電気的に出力することができるため、電気的に電極の移動速度や位置関係を観測
したり、相対的移動状態に起因する電気的な周波数特性を獲得したりすることができる。
また、前記静電力に基づいて前記第1電極と前記第2電極とを相対的に振動させるよう
に構成されていることが好ましい。これによって電極間の相対振動に応じた波形を有する
電気信号を出力することが可能になるため、周波数フィルタや共振子などとして用いるこ
とのできる静電振動子を構成することができる。
さらに、上記第1電極と第2電極の少なくとも一方は弾性支持部を介して基板に接続さ
れていることが望ましい。この弾性支持部は、第1電極と第2電極の相対的移動方向に対
応するように、当該相対的移動方向の両電極の移動を容易にする構造を有していることが
好ましい。
次に、添付図面を参照して本発明の実施形態について詳細に説明する。
(第1実施形態)
最初に、図1及び図2を参照して本発明に係る第1実施形態の微小可動構造体を有する
半導体装置について説明する。図1は半導体装置の概略平面図、図2は半導体装置の概略
断面図である。振動体である微小可動構造体100は、シリコン基板などで構成される半
導体基板101の上に酸化シリコンなどで構成される絶縁膜102が形成され、その上に
、ポリシリコンなどで第1電極層110及び第2電極層120が形成されている。ここで
、絶縁膜102は半導体基板101と第1電極層110及び第2電極層120とを電気的
に絶縁するためのものである。半導体基板101(絶縁膜102)と微小可動構造体10
0の接合する領域の半導体基板101の裏面は、絶縁膜102まで刳り抜かれ、凹部10
7が形成されている。
第1電極層110は、半導体基板101(絶縁膜102)に基端が固定されてなる弾性
支持部111と、この弾性支持部111の先端に接続された第1電極112とを有する。
弾性支持部111は第1電極112を図2の矢印で示す方向、すなわち、半導体基板10
1の表面に対して斜め方向に移動させることができるように構成されている。この斜め方
向は、半導体基板101の表面に平行な平面成分と、半導体基板101の表面に直交する
直交成分とを有する方向である。第1電極層110は全体として櫛歯状に形成され、複数
の第1電極112が並列配置されている。第1電極112はそれぞれ半導体基板101の
表面に沿った所定方向(図示左右方向)に延長された形状を有する。
第2電極層120は、半導体基板101(絶縁膜102)上に形成された基部121と
、この基部121の基板面から或る程度上方に離れた部位(図示例では上端)に基端が固
定されてなる弾性支持部122と、弾性支持部122の先端に接続された第2電極123
とを有する。弾性支持部122は、第2電極123を図2の矢印で示す方向、すなわち、
半導体基板101の表面に対して斜め方向に移動させることができるように構成されてい
る。この斜め方向は、半導体基板101の表面に対して平行な平面成分と、半導体基板1
01の表面に直交する直交成分とを有する方向である。第2電極層120は上記第1電極
層110と噛み合うように配置された櫛歯状に構成されている。複数の第2電極123は
並列配置され、その並列方向に第1電極112と交互に配置されている。第2電極123
はそれぞれ半導体基板101の表面に沿った所定方向(図示左右方向)に延長された形状
を有する。
第1電極112と第2電極123とは、両電極の間に静電力が発生していない状態(以
下、単に「初期状態」という。)では、図2に示すように、上下方向及び左右方向にやや
ずれた位置に配置されている。図示例では、第1電極112は第2電極123よりもやや
上方及び左側にずれた位置(高さ)に配置されている。これによって、第1電極112と
第2電極123との間に静電力が生じた場合には、図示矢印に沿って第1電極112と第
2電極123とがそれぞれ移動し、両電極の相対的移動方向もまた図示矢印に沿った方向
となる。例えば、第1電極112と第2電極123との間に交流電圧を印加した場合、第
1電極112と第2電極123との間に周期的に変動する静電力が発生し、これによって
第1電極112と第2電極123とが相対的に振動することになる。
上記のように第1電極112と第2電極123が相対的に移動すると、第1電極112
と第2電極123との間隔が変化するので、両者間の静電容量が変化する。例えば、上述
のように第1電極112と第2電極123とが相対的に振動すると、静電容量は周期的に
増減を繰り返すことになる。
本実施形態では、第1電極112と第2電極123の間の相対的移動方向が半導体基板
101の表面に平行な平面成分と、半導体基板101の表面に直交する直交成分とを有す
るので、両電極間の静電容量の変化量が従来の平面スライド動作を行う櫛歯電極に較べて
大きくなる。例えば、上記の第1電極112と第2電極123との間の静電容量は、相対
的移動方向及び移動範囲を適宜に設定することによって、電極間隔の2乗にほぼ反比例す
るように構成することができる。これによって、従来と同じ駆動電圧で駆動した場合でも
静電容量の変化に伴う電気信号の出力を大きくすることができるため、駆動電圧を低下さ
せて省電力化を図ることが可能になる。さらに、微小可動構造体100直下の半導体基板
101を刳りぬくことにより、微小可動構造体100の接合する領域が絶縁膜102のみ
となり、半導体基板101と微小可動構造体100間の寄生容量が低減できる。従って、
微小可動構造体100を高電圧で駆動する必要がなくなり、微小可動による可変容量をと
らえ易くなり、更なる駆動電圧の低電圧化が可能になる。
本実施形態の微小可動構造体100は以下のようにして形成できる。まず、絶縁膜10
2に基部121を形成し、次に、PSG(燐ドープガラス)や樹脂層などで構成される犠
牲層(図示せず)を形成し、その上に第1電極112及び第2電極123を形成する。第
1電極112と第2電極123とは初期状態の高さが異なるため、犠牲層を凹凸状に形成
し、その上に電極層を一時に形成した後、第1電極112と第2電極123とをそれぞれ
パターニングによって形成してもよく、また、第1電極を形成した後に、さらにその上に
犠牲層を形成し、この犠牲層の上に第2電極を形成するようにしてもよい。
いずれにしても、第1電極112及び第2電極123を形成した後に、さらに別の犠牲
層を形成して、この犠牲層の上に弾性支持部111,122を形成する。これらの弾性支
持部111,122の弾性特性を最適化するためにその形状を適宜に設定する必要がある
場合には、下地層となる犠牲層の表面をその形状に合わせて予め成形しておく。また、弾
性特性を最適化するために、弾性支持部の材質を、基部121や第1電極112及び第2
電極123と異なる材質、例えば、Alなどの金属としてもよい。上記の全ての犠牲層は
、その上層に所望の層を形成した後に、ウエットエッチングなどによって除去される。
薄膜振動子100が形成された後、微小可動構造体100が形成された領域の半導体基
板101の裏面を絶縁膜102まで刳り抜いて凹部107を形成する。刳り抜きは、刳り
抜かない部分にレジストを形成して、ウエットエッチングやドライエッチングによって行
うことができる。エッチングストップは、半導体基板101と絶縁膜102のエッチング
レートの違いによって行う。従って、エッチングレートの違いの大きい、つまり選択比の
大きなエッチングを行うのが好ましい。
例えば、ウエットエッチングとしては、KOHやTMAH溶液(水酸化テトラメチルア
ンモニウム)が使用できる。また、ドライエッチングとしては、RIE(リアクティブ・
イオン・エッチング)やRIE(リアクティブ・イオン・エッチング)とCDE(ケミカ
ル・ドライ・エッチング)のコンビネーションによるエッチングが使用できる。
さらに、レジストの形成を行わないで、FIB(収束イオンビーム)加工による刳り抜
き又はレーザーによる刳り抜き等で凹部107を形成することも可能である。
半導体基板101の刳り抜きは、微小可動構造体100形成前、微小可動構造体100
形成後のいずれで行っても良い。微小可動構造体100と回路を、例えばワイヤーボンデ
ィングやハンダバンプや金属バンプで接合する場合には、接合時の圧力に対する半導体基
板101の強度を考慮すると、微小可動構造体100と回路を接合後に刳り抜きによる凹
部107の形成を行うのが望ましい。
なお、上記の製造方法では、弾性支持部を電極とは別の工程で形成しているが、電極と
弾性支持部とを同時に同材質で成膜などによって形成しても構わない。
(第2実施形態)
次に、図3及び図4を参照して本発明に係る第2実施形態の微小可動構造体200を有
する半導体装置について説明する。この半導体装置は、半導体基板201の上に絶縁膜2
02を形成し、半導体基板201(絶縁膜202)と微小可動構造体200の接合する領
域の半導体基板201の裏面は、絶縁膜202まで刳り抜かれ、凹部207が形成されて
いる。その絶縁膜上に、第1電極層210及び第2電極層220が形成されている点で、
上記第1実施形態と同様である。
この実施形態では、第1電極層210は、半導体基板201(絶縁膜202)上におい
てその表面に沿って広がるように形成された平板状の電極として構成されている。図示例
では、第1電極層210の平面形状は円形である。また、第2電極層220は、基板20
1(絶縁膜202)上に形成された基部221と、この基部221に基端が接続された弾
性支持部222と、この弾性支持部222の先端に接続された第2電極223とを有する
。弾性支持部222は、半導体基板201の表面と平行な方向に撓みやすく、半導体基板
201の表面と直交する方向には撓みにくく構成することが好ましい。例えば、図示例と
は異なるが、図4に示す上下方向の厚みtを図3に示す幅wよりも大きくすることによっ
て上記のように構成できる。第2電極223は基板の表面に沿って広がるように平板状に
形成されている。図示例では、第2電極223の平面形状は円形である。なお、第2電極
223は第1電極層210とほぼ同じ平面形状、或いは、ほぼ同じ面積を有するように構
成されている。
本実施形態では、初期状態において、第1電極層210と第2電極223とが半導体基
板201の表面上において平面的に相互に所定方向(図3では図の右上と左下を結ぶ線に
沿った方向)にずれた位置に形成されている。そして、上記弾性支持部222によって第
2電極223は上記の所定方向に移動可能な状態で支持されている。
本実施形態において、それぞれに所定の電位を与えることにより第1電極層210と第
2電極223との間に静電力を発生させると、当該静電力によって図示矢印方向に第2電
極223が移動する。ここで、静電力によって第2電極223が半導体基板201の表面
に対して完全に平行な方向ではなく、当該表面に対して傾斜した方向に移動するように構
成されていてもよい。例えば、両電極間に静電引力を発生させたとき、図3に実線で示す
矢印の向きに第2電極223が移動しながら徐々に下降していくように、すなわち基板表
面に対して斜めに移動するように構成されていてもよい。いずれにしても、本実施形態で
は、第2電極223が平面方向に移動することによって第1電極層210との対向面積が
増減するため、静電容量の変化量が移動距離のほぼ2乗に比例し、従来よりも大幅に静電
容量の変動率を増大できる。したがって、従来と同じ駆動電圧で駆動した場合でも静電容
量の変化に伴う電気信号の出力を大きくすることができるため、駆動電圧を低下させて省
電力化を図ることが可能になる。さらに、微小可動構造体200直下の半導体基板201
を刳り抜くことにより、微小可動構造体200の接合する領域が絶縁膜202のみとなり
、半導体基板201と微小可動構造体200間の静電容量が低減できる。従って、微小可
動構造体200を高電圧で駆動する必要がなくなり、微小振動又は移動による可変容量を
とらえ易くなり、更なる駆動電圧の低電圧化が可能になる。
(第3実施形態)
次に、図5及び図6を参照して、本発明に係る第3実施形態の微小可動構造体300を
有する半導体装置について説明する。この半導体装置は、半導体基板301(絶縁膜30
2)上に形成された第1電極層310と、半導体基板301(絶縁膜302)上に基部3
21が固定され、この基部321に基端が接続された弾性支持部322と、弾性支持部3
22の先端に接続された第2電極323とを有する点で、上記第2実施形態と同様である
。また、個々の電極形状についても第2実施形態と同様であるので、それらの説明は省略
する。
本実施形態では、第1電極層310の直上位置に第2電極323が配置されている点で
、上記第2実施形態とは異なる。この場合、第1電極層310と第2電極323との間に
静電力が発生すると、第2電極323は図6の矢印で示すように上下方向に移動する。た
だし、本実施形態は、第1電極層310と第2電極323との間に生ずる静電力を静電斥
力とし、図6に示す初期状態で第1電極層310と第2電極323との間隔が最も小さく
、駆動中には初期状態よりも第1電極310と第2電極323の間隔が大きい状態で第2
電極323が動作するようになっている。この詳細については後述する。
(微小可動構造体の製造方法)
次に、本発明に係る微小可動構造体の製造方法について説明する。この製造方法は、上
記第2実施形態を製造する場合を例にとり説明する。もちろん、寸法形状などを若干変更
するだけで上記第3実施形態を製造する場合に以下の方法を適用することも可能である。
図7は、上記第2実施形態の製造工程を示す概略工程断面図(a)〜(g)である。上
記の微小可動構造体200を製造する場合には、最初に、図7(a)に示すように半導体
基板201の表面上に熱酸化、塗布焼成処理、蒸着やスパッタリングなどにより酸化シリ
コンなどの絶縁膜202を形成する。この絶縁膜202は、半導体基板201が或る程度
導電性を有する場合に、半導体基板201と、上記の第1電極層210及び電第2電極層
220で構成される構造との間の絶縁を確保するためのものである。半導体基板201は
回路構造を一体に構成する上では例えばシリコン基板などあることが好ましい。
次に、図7(b)に示すように構造層203を所定領域に形成し、さらに、図7(c)
に示すように、この構造層203の上を覆い、しかも、構造層203から平面的に外れた
位置まで広がる犠牲層204を形成する。犠牲層204は構造層203に対して高い選択
性をもって除去できる素材であればよく、PSG(燐ドープガラス)などの無機材料やレ
ジストその他の合成樹脂などで形成できる。また、構造層203は、上記第1電極層21
0及び第2電極層220の一部となるものであり、例えばポリシリコン(多結晶シリコン
)で構成される。この構造層203は、上記第1電極層210となるようにパターニング
される。実際には、例えば、構造層203の成膜、パターニング、犠牲層204の成膜、
パターニングの順で上記構造が形成される。
次に、図7(d)に示すように、上記構造層203及び犠牲層204の上に構造層20
5が形成される。この構造層205は、犠牲層204の上を覆い、さらにこの犠牲層20
4を平面的に外れた位置まで広がるように形成される。構造層205は上記構造層203
と同様の素材で構成できる。上記構造層205は、上記の基部221、弾性支持部222
及び第2電極223が構成されるようにパターニングされる。
次に、上記のように構造層205をパターニングすることによって上記犠牲層204の
一部が露出するので、その露出部分を通して図7(e)に示すように犠牲層204を除去
する。この犠牲層204の除去は、ウエットエッチングによって行うことができる。これ
によって、図3及び図4に示す構造が形成される。
なお、図7(f)に示すように、上記構造層205の一部を除去し、この除去部分に構
造層205とは別の素材(206)を形成することによって、上記の弾性支持部222を
構成することができる。このようにすると、弾性支持部222を、基部221や第2電極
223とは別の素材、例えば、金属薄膜などで構成することができる。
微小可動構造体200が形成された後、図7(g)に示すように微小可動構造体200
が形成された領域の半導体基板201の裏面を絶縁膜202まで刳り抜いて凹部207を
形成する。刳り抜きは、半導体基板201の裏面の刳り抜かない部分にレジストを形成後
、RIE(リアクティブ・イオン・エッチング)で行った。
(微小可動構造体の動作)
図8には、上記微小可動構造体100,200,300における半導体基板上に構成さ
れた上記構造の等価回路を示す。ここで、Caは第1電極と第2電極との間の可変成分、
Rは抵抗(損失)、Lはインダクタンス、Coは静電容量の定常成分、Cpは微小可動構
造体100,200,300の寄生容量である。ここで、Ca,Coは、主に第1電極と
第2電極との間の静電容量に基づき、Cpは、第1電極及び第2電極と半導体基板との間
の静電容量などに基づく寄生容量によるものである。また、静電容量の可変成分Caは、
第1電極と第2電極の相対的移動に起因するもの、典型的には電極間のギャップ変化に起
因するものである。
この微小可動構造体、特に振動子として用いた場合の性能は、上記静電容量の可変成分
と定常成分(寄生容量を含む)の比γ=Ca/(Co+Cp)によって大きく影響を受け
る。このγ値が大きくなると、静電容量の可変成分Caによる充放電電流が大きくなるの
で、駆動電圧(励振電圧)が低くても出力電位を大きくすることができるため、出力信号
のS/N比が高くなる。したがって、駆動電圧を低電圧化することが可能になるため、省
電力化を図ることができる。特に、本実施形態では、微小可動構造体100,200,3
00が形成された領域の半導体基板の裏面が刳り抜かれているため、絶縁膜を介した第1
電極及び第2電極と半導体基板との間の寄生容量であるCpを小さくすることができる。
その結果、振動子としての性能をさらに高めることができる。
図9は、本実施形態の微小可動構造体100,200,300のインピーダンスの周波
数特性を、模式的に示した図である。点線は、微小可動構造体100,200,300が
形成された領域の半導体基板の裏面を刳りぬいて凹部を形成しない状態での周波数特性を
表し、実線は、半導体基板の裏面を刳りぬいた状態での周波数特性を表す。半導体基板の
裏面を刳り抜いた場合、第1電極及び第2電極と半導体基板との間の寄生容量であるCp
が減少して、共振周波数でのインピーダンス変化が大きくなり、振動子としてさらに利用
しやすくなる。
図10は、上記実施形態の微小可動構造体100に接続された回路構造の具体例を示す
ものである。この回路構造は、交流電源E、負荷抵抗R、直流バイアス電圧Vdcを含
む。交流電源Eは第1電極112に接続され、直流バイアス電圧Vdcは第2電極123
に接続されている。交流電源Eにより所定の交流電位viを第1電極に印加すると、第1
電極と第2電極は静電力によって上述のように相対的に振動する。そして、この機械的振
動によって電極間ギャップが変化するため、電極間の静電容量Csが変動するので、上記
の機械的振動と同期して直流バイアス電圧Vdcに基づいて負荷抵抗Rを流れる電流が
変動し、これによって出力端子Voの電位が振動し、機械的振動に対応した振動波形が出
力される。このような回路構造の構成は一例であり、他の適宜の回路構成を採用すること
ができる。また、通信回路などの種々の電子回路内に上記振動子構造を組み込む形で構成
することも可能である。
図11は、上記第3実施形態の微小可動構造体300における第1電極層310の駆動
波形A、第2電極323の駆動波形B及び第1電極層310と第2電極323の間の電位
差Cの時間変動を示すグラフである。一般的に静電アクチュエータは電極間の静電引力に
よって動作するように構成されているが、本実施形態は電極間に静電斥力を発生させるよ
うに駆動される。図10に示す駆動方法は、片側バイアス駆動であり、第1電極層310
には正の交流電圧+Vaを印加し、第2電極323には、交流電圧+Vaと同極性(正)
の直流電圧+Vdを印加する。これによって、第1電極層310と第2電極323の間に
は静電斥力が発生し、電位差Cの増減に従って静電斥力が増減することによって、第2電
極323が振動する。
図12は、上記とは異なる駆動態様を示すグラフである。このグラフでは、駆動波形A
,Bの同極性の交流電圧+Va,+Va′と、これらの駆動波形A,Bを第1電極層31
0と第2電極323とにそれぞれ印加したときの電極間の電位差Cを示す。この駆動方法
は位相差駆動であり、同極性の交流波形を相互に僅かに位相をずらして両電極に印加する
ことにより、電極間に周期的に変動する電位差Cが生ずるので、第1電極層310と第2
電極層323の間の静電斥力が増減し、これによって第2電極323が振動する。
この第3実施形態では、上記のいずれの駆動方法であっても、電極間に生じた静電斥力
によって駆動されるので、静電力が発生していない初期状態において第1電極層310と
第2電極323とが最も接近しており、上記のように常時同極性の電圧が印加されている
状態では、静電斥力によって電極間の距離は初期状態よりも常に大きくなっている。した
がって、駆動前は初期状態であるから電極間隔が小さいため、より小さな駆動電圧であっ
ても駆動を開始することができ、駆動中には、電極間隔が大きくなっているため、静電容
量の定常成分Coが小さくなることから、上記γ値を大きくすることができる。したがっ
て、駆動電圧を低電圧化することが可能になり、省電力化を図ることができる。また、初
期状態において電極間隔が最小になることから、駆動電圧が過剰になったときに両電極が
衝突するなどの事故を防止することができる。換言すれば、過電圧駆動による電極の短絡
破壊を防止することができ、当然のことながら、このような短絡破壊対策を別途講ずる必
要もなくなる。
(第4実施形態)
図13に第1実施形態において、基部121と半導体基板101(絶縁膜102)の接
合する部分のみ半導体基板101を刳り抜いた場合の半導体装置の概略断面図を示した。
刳り抜きは、接合する部分の一部分でも構わないが、接合する部分の全体を刳り抜けば、
電極と半導体基板101の絶縁膜102を介した寄生容量低減に効果的である。また、第
1実施形態のように接合部分以外も刳り抜けば、寄生容量の低減に効果があるが、半導体
基板101の強度等も考慮して刳り抜く領域を選択する。
尚、本発明の半導体装置は、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要
旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
(変形例1)
上記各実施形態では、基本的に高周波フィルタや共振子などとして用いられる振動子と
して構成する場合について述べたが、本発明に係る微小可動構造体を有する半導体装置は
、振動子に限らず、各種の駆動源として用いられる静電アクチュエータ、光伝播路を切り
換えるための光スイッチ、反射角度を可変に構成したマイクロミラーデバイスなど、種々
の微小静電動作機構を有する半導体装置として用いることができる。
(変形例2)
半導体装置の基板は、シリコン以外のGaAs,SiGe等でも適用可能であり、構造
体もシリコンに限定されることなく、GaAs,SiGe等でも形成可能である。
(変形例3)
上記実施形態は、振動体を備えた半導体装置であれば適用可能である。例えば、リニア
型、屈曲型、屈曲改良型、径振動基本型などの構造を持つものにも適用できる。
(変形例4)
上記実施形態の絶縁膜は、酸化シリコンに限定されず絶縁膜であれば適用可能である。
例えば、窒化シリコン等の半導体製造で使用される絶縁膜であれば好ましい。
第1実施形態の半導体装置の概略平面図。 半導体装置の概略断面図。 第2実施形態の半導体装置の概略平面図。 半導体装置の概略断面図。 第3実施形態の半導体装置の概略平面図。 半導体装置の概略断面図。 半導体装置の製造方法を示す概略工程断面図。 第1電極及び第2電極を備えた構造の等価回路図。 凹部を形成した場合のインピーダンスの周波数特性を示す図。 第1実施形態に接続される回路構造の例を示す回路図。 第3実施形態の駆動態様を示すグラフ。 第3実施形態の異なる駆動態様を示すグラフ。 第4実施形態の概略断面図。
符号の説明
100,200,300…微小可動構造体、101,201,301…半導体基板、10
2,202,302…絶縁膜、107,207,307…半導体基板に刳り抜かれた凹部
、110,210,310…第1電極層、111,122,222,322…弾性支持部
、123,223,323…第2電極、120,220,320…第2電極層、121,
221,321…基部、123,223,323…第2電極。

Claims (1)

  1. 刳り抜かれた部分を有するシリコン基板と、
    前記刳り抜かれた部分を含む前記シリコン基板上に形成された酸化シリコンからなる絶縁膜と、
    前記絶縁膜上に形成され、第1電極と、第2電極と、前記第1電極と前記第2電極とのギャップと、を含む振動体と、を有し、
    前記振動体の直下に、KOH溶液を用いたウエットエッチングにより、前記刳り抜かれた部分が形成され、
    前記振動体と、前記刳り抜かれた部分との間には、前記絶縁膜のみが形成され、
    第1電極および第2電極はアルミからなり、
    初期状態において、前記第1電極と前記第2電極とのギャップは最小であり、
    前記第1電極と前記第2電極との間に静電斥力のみを発生させることにより、前記第2電極が振動する振動子であって、
    前記第1電極には、正の第1交流電圧が印加され、
    前記第2電極には、前記正の第1交流電圧より小さい、正の第2交流電圧が印加され、 前記正の第1交流電圧の位相は、前記正の第2交流電圧の位相とずれていることを特徴する振動子
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