JP5561309B2 - 現金取扱装置 - Google Patents

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Description

本発明は、現金を取り扱う現金取扱装置に関し、特に、フロントパネルと筐体との間に横ズレが発生していても、その横ズレを許容することができる現金取扱装置に関する。
金融機関や流通機関等では、例えば、自動取引装置(ATM)やキャッシュディスペンサ等の、現金取扱装置が設置されている。現金取扱装置は、現金処理を実行するための様々なユニット群が筐体の内部に収納されている(例えば、特許文献1参照)。
現金取扱装置は、筐体の前側の上部部分に開口部が設けられており、フロントパネルによってその開口部を閉鎖している。フロントパネルには、顧客によって操作される顧客操作部が設けられている。そのため、フロントパネルは、顧客が操作し易いように、また、係員が持ち上げ易いように、斜めに傾斜した形状になっている。
フロントパネルは、その上端部が蝶番によって筐体の天板に回動自在に連結されている(取り付けられている)。フロントパネルは、その蝶番を中心にして、その下端部が上下方向に回動する構成になっている。
係員は、例えば、現金取扱装置のメンテナンスを行う場合に、フロントパネルの下端部を上に持ち上げて、フロントパネルを開放し、筐体の中から所望のユニットを引き出してメンテナンスする。
係員は、メンテナンスが終了すると、ユニットを筐体の中に収納して、フロントパネルの下端部を下に引き下げて、フロントパネルを閉鎖する。なお、筐体は、フロントパネルの閉鎖時に生じる衝撃を吸収する緩衝部材(例えば、ゴム)が、筐体の側板の、フロントパネルの側板との当接部分に設けられている。以下、筐体の側板を「筐体側板」と称し、また、フロントパネルの側板を「パネル側板」と称する。
特開2001−155215号公報
しかしながら、従来の現金取扱装置は、以下に説明するように、製造する際や保守時に、フロントパネルと筐体との間に横ズレが発生した場合に、製造作業者や保守員に負担を強いるとともに、パネル位置の調整作業に時間がかかり、製造時間が長期化する場合がある、という課題があった。
例えば、従来の現金取扱装置は、フロントパネルと筐体とが、同一の横幅で製造されている。したがって、従来の現金取扱装置は、パネル側板の外面と筐体側板の外面とが略同一面になるように構成されている。その従来の現金取扱装置は、製造する際に、フロントパネルと筐体との間に横ズレが発生した場合に、パネル側板の外面と筐体側板の外面との間に横方向の隙間が生じる。
その横方向の隙間は、意外と目立つため、違和感を顧客や係員に与える。例えば、横方向の隙間は、数mm(具体的には、2〜4mm)程度の横ズレが発生しただけで、違和感を顧客や係員に与える。そのため、従来の現金取扱装置は、横ズレが放置されると、装置に対する顧客や係員の信頼性が低下する可能性がある。
したがって、従来の現金取扱装置は、製造する際に、横ズレが発生した場合に、横ズレを解消する必要があった。横ズレの解消は、製造作業者が、蝶番の取り付け位置を調整して、手作業で強制的にフロントパネルを左右に微細に移動させることにより、行われる。以下、「フロントパネルを左右に微細に移動させる」作業を「パネル位置の調整作業」と称する。
しかしながら、フロントパネルは、比較的大きくかつ重たい部材であるため、左右に微細に移動させることが困難である。したがって、従来の現金取扱装置は、製造する際に、フロントパネルと筐体との間に横ズレが発生した場合に、このようなパネル位置の調整作業が必要になるため、製造作業者に負担を強いるとともに、パネル位置の調整作業に時間がかかり、製造時間が長期化する場合があった。
本発明は、前記した課題を解決するためになされたものであり、製造時の製造作業者の負担の軽減及び製造時間の短縮を実現する現金取扱装置を提供することを主な目的とする。
前記目的を達成するため、本発明は、開口部が前側に設けられた筐体と、当該筐体の当該開口部を閉鎖するフロントパネルとを有する現金取扱装置であって、前記筐体は、2枚の筐体側板が1枚の筐体天板の両横から下方向に延在して設けられることによって、前記開口部を形成しており、前記フロントパネルは、その横幅が前記筐体の横幅よりも広く形成されているとともに、2枚のパネル側板が1枚のパネル前板の両横から奥行き方向に延在して設けられており、2枚の前記パネル側板は、それぞれ、前記筐体側板の外側に回り込む構成となっており、前記パネル前板は、その下端部が上下方向に回動するように、その上端部が蝶番によって前記筐体天板に回動自在に連結されている構成とする。
この現金取扱装置は、フロントパネルの横幅が筐体の横幅よりも広く構成されている。そして、この現金取扱装置は、フロントパネルの筐体からはみ出す部分がフロントパネルと筐体との当接部分を遮蔽する。そのため、この現金取扱装置は、仮に、フロントパネルと筐体との間に横ズレが発生して、パネル側板の外面と筐体側板の外面との間に比較的大きな隙間が生じていても、その隙間を隠すことができる。
したがって、この現金取扱装置は、従来の現金取扱装置と異なり、仮に横ズレが発生していても、パネル位置の調整作業を行う必要がない。その結果、この現金取扱装置は、仮に横ズレが発生していても、製造作業者に負担を強いることがなく、また、従来の現金取扱装置よりも製造時間を短縮することができる。
なお、従来の現金取扱装置は、フロントパネルと筐体とが同一の横幅に構成されているため、パネル側板の外面と筐体側板の外面とが略同一面になる。その従来の現金取扱装置は、顧客が操作し易いように、また、係員がフロントパネルを持ち上げ易いように、フロントパネルを傾斜させた構造にする必要がある。そのため、従来の現金取扱装置は、パネル側板と筐体側板との当接部分を同一の傾斜角度に形成する必要がある。したがって、従来の現金取扱装置は、フロントパネル周りの設計の自由度が低い。
これに対して、この現金取扱装置は、フロントパネルの横幅が筐体の横幅よりも広く構成されている。そして、この現金取扱装置は、フロントパネルの筐体からはみ出す部分が、フロントパネルと筐体との当接部分を遮蔽する。そのため、この現金取扱装置は、フロントパネルと筐体との当接部分を同一の傾斜角度に形成する必要がない。したがって、この現金取扱装置は、従来の現金取扱装置よりもフロントパネル周りの設計の自由度を向上させることができる。
本発明によれば、製造時の製造作業者の負担の軽減及び製造時間の短縮を実現する現金取扱装置を提供することができる。
実施形態に係る現金取扱装置の全体の構成を示す図(1)である。 実施形態に係る現金取扱装置の全体の構成を示す図(2)である。 実施形態に係る現金取扱装置の細部の構成を示す図である。 実施形態で用いる現金取扱装置の変形例の構成を示す図である。 実施形態に係る現金取扱装置のフロントパネル周りの構成を示す図である。 比較例に係る現金取扱装置の全体の構成を示す図(1)である。 比較例に係る現金取扱装置の全体の構成を示す図(2)である。 比較例に係る現金取扱装置の細部の構成を示す図(1)である。 比較例に係る現金取扱装置の細部の構成を示す図(2)である。
以下、図面を参照して、本発明の実施の形態(以下、「本実施形態」と称する)につき詳細に説明する。なお、各図は、本発明を十分に理解できる程度に、概略的に示してあるに過ぎない。よって、本発明は、図示例のみに限定されるものではない。また、各図において、共通する構成要素や同様な構成要素については、同一の符号を付し、それらの重複する説明を省略する。
[実施形態]
本実施形態に係る現金取扱装置1は、自動取引装置(ATM)やキャッシュディスペンサ等の、現金を取り扱う装置であって、筐体の前面を覆うカバー部材(特に、いわゆる「フロントパネル」と称される、筐体の前面の上部部分を覆うカバー部材)の横幅が、筐体の横幅よりも広く構成されていることを特徴とする。ここでは、本実施形態に係る現金取扱装置1が自動取引装置(ATM)として構成されている場合を想定して説明する。
<比較例に係る現金取扱装置の構成>
以下、本実施形態に係る現金取扱装置1の特徴を分かり易く説明するために、まず、比較例に係る現金取扱装置101の構成について説明し、次に、その比較例に係る現金取扱装置101の構成と対比させて、本実施形態に係る現金取扱装置1の構成を説明する。ここでは、比較例に係る現金取扱装置101が、本実施形態に係る現金取扱装置1と同様に、自動取引装置(ATM)として構成されている場合を想定して説明する。
まず、図6〜図9を参照して、比較例に係る現金取扱装置101の構成につき説明する。図6及び図7は、それぞれ、比較例に係る現金取扱装置の全体の構成を示す図である。また、図8及び図9は、それぞれ、比較例に係る現金取扱装置の細部の構成を示す図である。
図6及び図7に示すように、比較例に係る現金取扱装置101は、ATM扉4と、筐体102と、フロントパネル103とを有する構成になっている。
ATM扉4は、筐体102の前面の下部部分を覆うカバー部材である。
筐体102は、現金処理を実行する上で必要な様々なユニット群を内部に収納する箱体である。
フロントパネル103は、筐体102の前面の上部部分を覆うカバー部材である。
筐体102は、2枚の側板(以下、「筐体側板121」と称する)が1枚の天板(以下、「筐体天板126」と称する)の両横から下方向に延在して設けられることによって、開口部(図示せず)を形成している。筐体102は、フロントパネル103及びATM扉4によってこれらの開口部を閉鎖している。
ここでは、筐体102とフロントパネル103とが、同一の横幅で構成されている場合を想定して説明する。
ATM扉4は、例えば、左右のいずれか一方(例えば、左側)の部分が、図示せぬ蝶番等の連結部材によって、筐体102に回動自在に取り付けられている。なお、ATM扉4自体は、周知の構成要素であり、また、本発明との関連性が低いので、ここでは、詳細な説明を省略する。
ATM扉4の内部には、固定機構6(図7参照)が設けられている。固定機構6は、フロントパネル103を筐体102に固定するための機構である。固定機構6は、例えば、ネジやロックレバー等によって構成されている。固定機構6自体は、周知の構成要素であり、また、本発明との関連性が低いので、ここでは、詳細な説明を省略する。
フロントパネル103には、顧客が操作する顧客操作部1aが設けられている。その顧客操作部1aは、紙幣が出し入れされる紙幣入出金部、硬貨が出し入れされる硬貨入出金部、通帳が出し入れされる通帳挿入排出口、カードが出し入れされるカード挿入排出口、入力部及び表示部を兼ねるタッチパネルLCD等が設けられている。なお、通帳挿入排出口の奥には、通帳に取引情報を記帳する通帳記帳部が設けられている。また、カード挿入排出口の奥には、カードから口座情報等を読み取るカードリーダや、取引情報等をレシートに印字するレシート印字部が設けられている。なお、カード挿入排出口は、レシートを排出するレシート排出口を兼ねている。これらの構成要素は、周知であり、また、本発明との関連性が低いので、ここでは、詳細な説明を省略する。
フロントパネル103は、2枚の側板(以下、「パネル側板131」と称する)が1枚の前板(以下、「パネル前板132」と称する)の両横から奥行き方向に延在して設けられた構成になっている。図7に示すように、フロントパネル103は、係員が回動させ易いように、パネル側板131の下端部131bが、傾斜された構成になっている。
パネル前板132は、その上端が、蝶番5によって、筐体天板126に回動自在に連結されている(取り付けられている)。そのため、図7に示すように、パネル前板132は、蝶番5を中心にして、その下端が上下方向に回動する。
比較例に係る現金取扱装置101は、前記した通り、筐体102とフロントパネル103とが、同一の横幅で構成されている。そのため、現金取扱装置101は、筐体102とフロントパネル103との間で横ズレが発生した場合に、横方向の隙間109が筐体側板121の外面とパネル側板131の外面との間に発生する。
ここで、図8及び図9を参照して、現金取扱装置101の筐体102とフロントパネル103との当接部分周りの構成について説明する。図8及び図9は、図6に示す線B−Bに沿って切断した構成を拡大して示している。なお、図8に示す例は、上下の関係で見た場合に、「上」と「下」とが逆になって示されている。
図7及び図8に示すように、現金取扱装置101は、側方から見た場合に、フロントパネル103が筐体102の上に載置された構成になっている。具体的には、現金取扱装置101は、筐体側板121が、上側に開口するように傾斜して形成されている。また、筐体側板121は、後記する筐体第1屈曲部122の上面122aに緩衝部材108が貼付されており、フロントパネル103の閉鎖時に、その筐体第1屈曲部122が、緩衝部材108を介して、パネル側板131を下から支持する。
なお、比較例では、パネル側板131の下端部131bが、筐体側板121との当接部分となる。したがって、比較例では、パネル側板131が、筐体102によって支持される被支持部となる。
一方、図8に示すように、筐体側板121は、その上端部分が逆向きに略垂直に2回折り曲げられた構成(すなわち、L字状と逆L字状とに折り曲げられた構成)になっている。例えば、図8に示す例では、筐体側板121は、その上端部分の後側部分(以下、「筐体第1屈曲部122」と称する)が筐体102の内部方向に向けてL字状に折り曲げられ、その上端部分の前側部分(以下、「筐体第2屈曲部123」と称する)がフロントパネル103の方向に向けて逆L字状に折り曲げられた構成になっている。
なお、比較例では、筐体第1屈曲部122の上面122aが、パネル側板131との当接部分となる。したがって、比較例では、筐体第1屈曲部122が、フロントパネル103を支持する支持部となる。
筐体側板121は、フロントパネル103を好適に支持するために、筐体第1屈曲部122が、パネル側板131の下端部131bの傾斜角度に合わせて、傾斜された構成になっている。
その筐体第1屈曲部122の上面122aには、緩衝部材108が貼付されている。緩衝部材108は、その下面108bが筐体第1屈曲部122の上面122aに貼付され、一方、その上面108aがパネル側板131の下端部131bに当接する構成になっている。
緩衝部材108は、開けられていたフロントパネル103が閉められた場合(すなわち、上方向に持ち上げられていたフロントパネル103が下方向に引き下げられた場合)に、これによって生じる衝撃を吸収する部材である。また、緩衝部材108は、筐体側板121とパネル側板131との間を封止して、異物が筐体側板121とパネル側板131との間から筐体102の内部に侵入するのを防止する。緩衝部材108は、例えばゴム等の、衝撃を吸収し易い素材によって構成されている。
ただし、緩衝部材108は、緩衝部材108が歪んでいたり、筐体102とフロントパネル103との間で横ズレや縦ズレが発生したりした場合に、筐体側板121とパネル側板131との間の全域を完全に封止しきれないときがある。そのため、現金取扱装置101は、緩衝部材108だけでは、異物(特に、シート状の薄い異物)の筐体102の内部への侵入を完全に防止することができない。
そこで、現金取扱装置101は、筐体側板121の上端部分が逆向きに2回折り曲げられることによって、筐体第2屈曲部123(図8参照)が設けられている。筐体第2屈曲部123は、仮に、シート状の薄い異物が緩衝部材108とパネル側板131との間から筐体102の内部に侵入した場合に、その異物と当接して、それ以上の筐体102の内部への侵入を防止する。
係る構成において、比較例に係る現金取扱装置101は、フロントパネル103と筐体102とが、同一の横幅で製造されているため、パネル側板131の外面と筐体側板121の外面とが略同一面になる。その比較例に係る現金取扱装置101は、製造する際に、フロントパネル103と筐体102との間に横ズレが発生した場合に、パネル側板131の外面と筐体側板121の外面との間に横方向の隙間109(図9参照)が生じる。
その横方向の隙間109は、意外と目立つため、違和感を顧客や係員に与える。例えば、横方向の隙間は、数mm(具体的には、2〜4mm)程度の横ズレが発生しただけで、違和感を顧客や係員に与える。そのため、現金取扱装置101は、横ズレが放置されると、装置に対する顧客や係員の信頼性が低下する可能性がある。
したがって、比較例に係る現金取扱装置101は、製造する際に、横ズレが発生した場合に、横ズレを解消する必要がある。横ズレの解消は、製造作業者が、蝶番5の取り付け位置を調整して、手作業で強制的にフロントパネル103を左右に微細に移動させることにより、行われる。以下、「フロントパネル103を左右に微細に移動させる」作業を「パネル位置の調整作業」と称する。
しかしながら、フロントパネル103は、比較的大きくかつ重たい部材であるため、左右に微細に移動させることが困難である。したがって、現金取扱装置101は、製造する際に、フロントパネルと筐体との間に横ズレが発生した場合に、このようなパネル位置の調整作業が必要になるため、製造作業者に負担を強いるとともに、パネル位置の調整作業に時間がかかり、製造時間が長期化する可能性がある。
また、現金取扱装置101は、図9に示すように、厚さT1の緩衝部材108が、筐体側板121とパネル側板131との間に介在する構成になっている。そのため、緩衝部材108は、側面部分が厚さT1分だけ常に外部に露出する。
また、現金取扱装置101は、筐体102とフロントパネル103との間で横ズレが発生して、幅W1の横方向の隙間109が発生した場合に、緩衝部材108が、その横方向の隙間109を介して、外部に露出する。すなわち、この場合に、緩衝部材108は、正面部分が幅W1分だけ外部に露出する。
このような緩衝部材108の露出部分は、悪意のある人物によって、悪戯(例えば刃物で切られる等)がなされる可能性がある。比較例に係る現金取扱装置101は、このような悪戯を防止することができない。
<実施形態に係る現金取扱装置の構成>
以下、図1〜図3を参照して、本実施形態に係る現金取扱装置の構成につき説明する。図1及び図2は、それぞれ、実施形態に係る現金取扱装置の全体の構成を示す図である。また、図3は、実施形態に係る現金取扱装置の細部の構成を示す図である。
なお、各図において、比較例と同様の構成要素(図6〜図9参照)については、同一の符号を付し、それらの説明を省略する。また、以下、比較例の構成要素を本実施形態の構成要素に読み替えて説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る現金取扱装置1は、筐体2と、フロントパネル3と、ATM扉4とを有する構成になっている。
筐体2は、現金処理を実行する上で必要な様々なユニット群を内部に収納する箱体である。
フロントパネル3は、筐体2の前面の上部部分を覆うカバー部材である。
筐体2は、2枚の側板(以下、「筐体側板21」と称する)が1枚の天板(以下、「筐体天板26」と称する)の両横から下方向に延在して設けられることによって、開口部(図示せず)を形成している。筐体2は、フロントパネル3及びATM扉4によってこれらの開口部を閉鎖している。
フロントパネル3は、2枚の側板(以下、「パネル側板31」と称する)が1枚の前板(以下、「パネル前板32」と称する)の両横から奥行き方向に延在して設けられた構成になっている。図3に示すように、フロントパネル3は、顧客操作部1aの各ユニットを顧客が操作し易いように、パネル側板31の下端部31bが、傾斜された構成になっている。
パネル前板32は、その上端が、蝶番5によって、筐体天板26に回動自在に連結されている(取り付けられている)。そのため、図2に示すように、パネル前板32は、蝶番5を中心にして、その下端が上下方向に回動する。
なお、比較例に係る現金取扱装置101は、筐体102とフロントパネル103とが、同一の横幅で構成されていた。これに対して、本実施形態に係る現金取扱装置1は、フロントパネル3の横幅が、筐体2の横幅よりも若干広く(長く)構成されている。そのため、現金取扱装置1は、フロントパネル3の筐体2からはみ出した部分が、筐体側板21の外面とパネル側板31の外面との間の横方向の隙間9(図3参照)を遮蔽する遮蔽機構10として機能する。
ここで、図3を参照して、現金取扱装置1の筐体2とフロントパネル3との当接部分周りの構成について説明する。図3は、図1に示す線A−Aに沿って切断した構成を拡大して示している。なお、図3に示す例は、上下の関係で見た場合に、「上」と「下」とが逆になって示されている。
図2及び図3に示すように、現金取扱装置1は、側方から見た場合に、フロントパネル3が筐体2の上に載置された構成になっている。具体的には、現金取扱装置1は、筐体側板21が、上側に開口するように傾斜して形成されている。また、筐体側板21は、フロントパネル3の閉鎖時に、後記する筐体屈曲部22(図3参照)の上面22aが後記する緩衝部材8の下面8bと当接することによって、緩衝部材8を介して、パネル前板32を下から支持する。
なお、本実施形態では、パネル前板32の内面32bの外端部分が、筐体側板21との当接部分となる。したがって、本実施形態では、パネル前板32が、筐体2によって支持される被支持部となる。なお、内面32bは、フロントパネル3が閉じられた状態では、下側に向いている。以下、内面32bを「下面32b」と称する。
一方、図3に示すように、筐体側板21は、その上端部分が逆向きに略垂直に1回折り曲げられた構成(すなわち、L字状に折り曲げられた構成)になっている。例えば、図3に示す例では、筐体側板21は、その上端部分(以下、「筐体屈曲部22」と称する)が筐体2の内部方向に向けてL字状に折り曲げられた構成になっている。
なお、本実施形態では、筐体屈曲部22の上面22aが、パネル前板32との当接部分となる。したがって、本実施形態では、筐体屈曲部22が、フロントパネル3を支持する支持部となる。
筐体側板21は、フロントパネル3を好適に支持するために、筐体屈曲部22が、パネル前板32の下面32bの傾斜角度に合わせて、傾斜された構成になっている。
そのパネル前板32の下面32bの外端部分には、緩衝部材8が貼付されている。緩衝部材8は、その下面8bが筐体屈曲部22の上面22aに当接し、一方、その上面8aがパネル前板32の下面32bの外端部分に貼付された構成になっている。
緩衝部材8は、開けられていたフロントパネル3が閉められた場合(すなわち、上方向に持ち上げられていたフロントパネル3が下方向に引き下げられた場合)に、これによって生じる衝撃を吸収する部材である。また、緩衝部材8は、筐体側板21とパネル前板32との間を封止して、異物が筐体側板21とパネル前板32との間から筐体2の内部に侵入するのを防止する。緩衝部材8は、例えばゴム等の、衝撃を吸収し易い素材によって構成されている。
なお、本実施形態では、フロントパネル3は、パネル前板32の下面32bに補強部材40が取り付けられている。補強部材40は、パネル前板32を補強するとともに、パネル側板31との間で緩衝部材8を挟み込んで、緩衝部材8を固定する。補強部材40は、その先端部分が筐体2の下部方向に向けて略垂直(L字状)に折り曲げられた形状になっており、その先端部分で緩衝部材8に当接する。以下、補強部材40の先端部分を「補強側板41」と称する。
補強側板41の長さは、緩衝部材8の大きさに応じて設定可能であり、衝撃部材8を挟み込める程度の長さとする。なお、補強側板41は、延在方向の長さをパネル前板32の下面(内面)32bと筐体屈曲部22の上面22aとの間の距離より短くなるように設定し、補強側板41と筐体屈曲部22とが当接しない構成にしてもよい。また、補強側板41は、筐体屈曲部22の上面22aに達する長さであってもよい。
本実施形態では、緩衝部材8は、補強側板41とパネル側板31との間の空間に挿入されるようにして、パネル前板32の下面32bに取り付けられる。そのため、現金取扱装置1は、緩衝部材8を簡単に取り付けることができる。
また、本実施形態では、緩衝部材8の貼付位置は、パネル前板32の下面32bの外端部分となる(図3参照)。したがって、本実施形態では、緩衝部材8は、パネル前板32の裏側に隠された構成になる。そのため、現金取扱装置1は、緩衝部材8を外部から隠すことができ、その結果、悪意のある人物からの緩衝部材8への悪戯を防止することができる。
係る構成において、現金取扱装置1は、前記した通り、フロントパネル3の横幅が、筐体2の横幅よりも若干広く(長く)構成されている。そのため、現金取扱装置1は、フロントパネル3の筐体2からはみ出した部分が、筐体側板21の外面とパネル側板31の外面との間の横方向の隙間9(図3参照)を遮蔽する遮蔽機構10として機能する。したがって、現金取扱装置1は、横方向の隙間9が、外部から秘匿された状態になる。
このような現金取扱装置1は、製造時のフロントパネル3と筐体2との間の横ズレを許容することができ、横ズレを解消するためのパネル位置の調整作業を不要にすることができる。そのため、現金処理装置1は、製造時の製造作業者の負担を軽減することができるとともに、製造時間を短縮することができる。
また、現金取扱装置1は、前記した通り、緩衝部材8を外部から隠すことができ、その結果、悪意のある人物からの緩衝部材8への悪戯を防止することができる。
<現金取扱装置の変形例の構成>
以下、図4を参照して、本実施形態に係る現金取扱装置の変形例の構成につき説明する。図4は、実施形態に係る現金取扱装置の変形例の構成を示す図である。
図4に示すように、変形例に係る現金取扱装置1Aは、遮蔽機構10A内部に配置された補強側板41Aの先端部分が、筐体側板21から離間する方向に折り曲げられた構成となっている。
図4に示す例では、補強側板41Aは、微細な傾斜角度θ1が胴体部分に与えられており、また、その傾斜角度θ1よりも著しく大きな傾斜角度θ2が先端部分に与えられた構成になっている。以下、補強側板41Aの先端部分を「傾斜部42」と称する。また、補強側板41Aの胴体部分を「胴体部43」と称する。補強側板41A(胴体部43と傾斜部42)に与える傾斜は、筐体2の内部方向への傾斜であり、パネル側板31から遠ざかる方向の傾斜である。
また、現金取扱装置1Aは、筐体側板21の筐体屈曲部22の長さが、パネル側板31の内面と補強側板41Aの外面との間の距離に応じて設定されている。例えば、筐体屈曲部22の長さは、パネル側板31の内面と補強側板41Aの外面との間の距離より数ミリ短く設定してもよいし、パネル側板31の内面と補強側板41Aの外面とに当接する長さに設定してもよい。
現金取扱装置1Aは、筐体屈曲部22の長さの設定により、フロントパネル3の閉鎖時に、補強側板41Aと筐体屈曲部22が当接した状態になるか、又は、適度な隙間が補強側板41Aと筐体屈曲部22の間に生じた状態になるかが、決定される。
このような現金取扱装置1Aは、フロントパネル3が係員によって閉じられる際に、補強側板41Aの外面が筐体側板21の筐体屈曲部22の先端部に当接しながら、その先端部が下方向に下ろされる。このとき、フロントパネル3は、補強側板41Aの外面が筐体側板21の筐体屈曲部22の先端部に当接するため、筐体側板21の先端部によってガイドされて、横方向に位置決めされる。したがって、現金取扱装置1Aは、フロントパネル3を好適な横方向の位置に位置決めすることができる。
また、現金取扱装置1Aは、補強側板41Aの外面と筐体側板21の筐体屈曲部22の先端部との間の接触圧によって、フロントパネル3の閉じる速度を減速させることができるため、フロントパネル3の閉じる際の衝撃を減衰させることができる。さらに、現金取扱装置1Aは、緩衝部材8の衝撃吸収力以外に、その接触圧によって、フロントパネル3の閉じる速度を減速させることができるため、緩衝部材8のサイズを小型化することができ、その結果、フロントパネル3の横幅を小さくすることができる。
なお、現金取扱装置1Aは、好ましくは、あたかもハサミの刃先のような「反り」を、補強側板41Aの外面に与えるとよい。このような「反り」は、補強側板41Aの胴体部43の傾斜角度θ1をフロントパネル3の上端部から下端部に向けて徐々に小さくなるように設定することにより、補強側板41Aの外面に与えることができる。
現金取扱装置1Aは、このような「反り」が補強側板41Aの外面に与えられることにより、フロントパネル3が下方向に下ろされるにしたがって、補強側板41Aの外面と筐体側板21の筐体屈曲部22の先端部との間の、最大接触圧で当接する箇所を、フロントパネル3の上端部から下端部に向けて移動させることができる。
その結果、現金取扱装置1Aは、フロントパネル3を閉じるにしたがって、あたかもハサミを閉じるかのように、フロントパネル3の下端部(自由端)のガタツキを減衰させることができる。
このような現金取扱装置1Aは、現金取扱装置1と同様に、フロントパネル3の横幅をあまり大きくしないで、パネル側板31で筐体側板21を覆うことにより、パネル位置の調整作業を削減することができ、その結果、製造時間を短縮することができる。
さらに、現金取扱装置1Aは、補強側板41Aの延在方向の長さをパネル前板32の下面(内面)32bと筐体屈曲部22の上面22aとの間の距離より長くなるように設定して、筐体側板21の筐体屈曲部22を、パネル側板31と補強側板41Aとの間に挿入することにより、フロントパネル3の左右の位置ズレを抑制することができる。
なお、現金取扱装置1Aは、例えば図5に示す固定機構6や扉機構60等を遮蔽機構10Aによって隠すことができるため、装置のセキュリティを向上させることができる。図5は、実施形態に係る現金取扱装置のフロントパネル周りの構成を示す図である。
図5(a)は、フロントパネル3を筐体2に固定する固定機構6の構成例を示している。図5(a)に示す例では、固定機構6は、第1ブラケット51が筐体側板21の内面に取り付けられ、また、第2ブラケット52が筐体屈曲部22の先端部との間で補強側板41Aを挟むように配置され、第1ブラケット51と第2ブラケット52とが連結部材53で連結固定された構成になっている。
また、図5(b)は、フロントパネル3をATM扉4で固定する扉機構60の構成例を示している。図5(b)に示す例では、扉機構60は、ブラケット71をフロントパネル3に取り付け、緩衝部材62を介してそのブラケット71を筐体2に当接させるとともに、緩衝部材72を介してATM扉4をブラケット71に当接させる構成になっている。この扉機構60は、ATM扉4が筐体2側に閉められることにより、ATM扉4がブラケット71を介してフロントパネル3を固定する構成になっている。
<現金取扱装置の特徴>
本実施形態に係る現金取扱装置1(変更例に係る現金処理装置1Aを含む)は、比較例に係る現金取扱装置101と比較すると、以下のような特徴を有する。
(1)比較例に係る現金取扱装置101は、フロントパネル103と筐体102とが、同一の横幅で製造されているため、パネル側板131の外面と筐体側板121の外面とが略同一面になる。その比較例に係る現金取扱装置101は、製造する際に、フロントパネル103と筐体102との間に横ズレが発生した場合に、パネル側板131の外面と筐体側板121の外面との間に横方向の隙間109(図9参照)が生じる。
その横方向の隙間109は、意外と目立つため、違和感を顧客や係員に与える。そのため、製造作業者は、蝶番5の取り付け位置を調整して、手作業で強制的にフロントパネル103を左右に微細に移動させて、パネル位置の調整作業を行う必要がある。
しかしながら、フロントパネル103は、比較的大きくかつ重たい部材であるため、左右に微細に移動させることが困難である。したがって、比較例に係る現金取扱装置101は、製造する際に、横ズレが発生した場合に、このようなパネル位置の調整作業が必要になるため、製造作業者に負担を強いるとともに、パネル位置の調整作業に時間がかかり、製造時間が長期化する場合がある。
これに対して、本実施形態に係る現金取扱装置1は、フロントパネル3の横幅が筐体2の横幅よりも広く構成されている。そして、本実施形態に係る現金取扱装置1は、フロントパネル3の筐体2からはみ出す部分が、遮蔽機構10として機能して、フロントパネル3と筐体2との当接部分を遮蔽する。そのため、本実施形態に係る現金取扱装置1は、仮に、フロントパネル3と筐体2との間に横ズレが発生して、パネル側板31の外面と筐体側板21の外面との間に比較的大きな隙間9が生じていても、その隙間9を隠すことができる。
したがって、本実施形態に係る現金取扱装置1は、比較例に係る現金取扱装置101と異なり、仮に横ズレが発生していても、パネル位置の調整作業を行う必要がない。その結果、本実施形態に係る現金取扱装置1は、仮に横ズレが発生していても、製造作業者に負担を強いることがなく、また、比較例に係る現金取扱装置101よりも製造時間を短縮することができる。
(2)比較例に係る現金取扱装置101は、フロントパネル103と筐体102とが同一の横幅に構成されているため、パネル側板131の外面と筐体側板121の外面とが略同一面になる。その比較例に係る現金取扱装置101は、顧客が操作し易いように、また、係員がフロントパネル103を持ち上げ易いように、フロントパネル103を傾斜させた構造にする必要がある。そのため、比較例に係る現金取扱装置101は、パネル側板131と筐体側板121との当接部分を同一の傾斜角度に形成する必要がある。したがって、比較例に係る現金取扱装置101は、フロントパネル103周りの設計の自由度が低い。
これに対して、本実施形態に係る現金取扱装置1は、フロントパネル3の横幅が筐体2の横幅よりも広く構成されている。そして、本実施形態に係る現金取扱装置1は、フロントパネル3の筐体2からはみ出す部分が、遮蔽機構10として機能して、フロントパネル3と筐体2との当接部分を遮蔽する。そのため、本実施形態に係る現金取扱装置1は、フロントパネル3と筐体2との当接部分を同一の傾斜角度に形成する必要がない。したがって、本実施形態に係る現金取扱装置1は、比較例に係る現金取扱装置101よりもフロントパネル3周りの設計の自由度を向上させることができる。
(3)比較例に係る現金取扱装置101は、フロントパネル103と筐体102との間の緩衝部材108が外部に露出しているため、緩衝部材108が悪意のある人物によって悪戯される可能性がある。
これに対して、本実施形態に係る現金取扱装置1は、緩衝部材8が外部に露出していないため、比較例に係る現金取扱装置101と異なり、悪意のある人物による緩衝部材8への悪戯を防止することができる。
(4)比較例に係る現金取扱装置101は、異物(特に、シート状の薄い異物)が当接部分から侵入しないように、フロントパネル103と筐体102との当接部分を緩衝部材108で封止する必要がある。しかしながら、比較例に係る現金取扱装置101は、緩衝部材108が外部に露出しているため、シート状の薄い異物が緩衝部材108をすり抜け易い。したがって、比較例に係る現金取扱装置101は、緩衝部材108をすり抜けた異物の筐体102の内部への侵入を防止するために、筐体側板121を2回折り曲げる構成にする必要がある。その筐体102は、比較的大きな部材であり、筐体側板121を加工し難い。そのため、比較例に係る現金取扱装置101は、製造時間及び製造費用がかかる。
これに対して、本実施形態に係る現金取扱装置1は、緩衝部材8が外部に露出していないため、シート状の薄い異物が緩衝部材8をすり抜け難い。したがって、本実施形態に係る現金取扱装置1は、比較例に係る現金取扱装置101と異なり、異物の侵入を防止するために、筐体側板21を2回折り曲げる構成にする必要がなく、筐体側板21を1回折り曲げるだけでよい。その結果、本実施形態に係る現金取扱装置1は、比較例に係る現金取扱装置101よりも製造時間を短縮することができ、かつ、製造費用を低減することができる。
以上の通り、本実施形態に係る現金取扱装置1によれば、製造時や保守時の製造作業者や保守員の負担軽減及び製造や保守時間の短縮を実現することができる。
本発明は、前記した実施形態に限定されることなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の変更や変形を行うことができる。
例えば、実施形態では、緩衝部材8は、パネル前32の下面32bの外端部分に貼付されている。しかしながら、緩衝部材8は、筐体側板21の、パネル前板32の下面32bとの当接部分(すなわち、筐体屈曲部22の上面22a)に貼付することができる。この場合に、緩衝部材8は、その下面8bが筐体屈曲部22の上面22aに貼付され、一方、その上面8aがパネル前板32の下面32bの外端部分に当接する構成になる。
1 現金取扱装置(ATM)
2 筐体
3 フロントパネル
4 ATM扉
5 蝶番
6 固定機構(ネジ、ロックレバー等)
8,62,72 緩衝部材
8a,22a 上面
8b,31b,32b 下面
9 (横方向の)隙間
10 遮蔽機構
21 筐体側板
22 筐体屈曲部(支持部)
31 パネル側板
32 パネル前板(被支持部)
40 補強部材
41,41A 補強側板
42 傾斜部
43 胴体部
51 第1ブラケット
52 第2ブラケット
53 連結部材
60 扉機構
71 ブラケット

Claims (13)

  1. 開口部が前側に設けられた筐体と、当該筐体の当該開口部を閉鎖するフロントパネルとを有する現金取扱装置において、
    前記筐体は、2枚の筐体側板が1枚の筐体天板の両横から下方向に延在して設けられることによって、前記開口部を形成しており、
    前記フロントパネルは、その横幅が前記筐体の横幅よりも広く形成されているとともに、2枚のパネル側板が1枚のパネル前板の両横から奥行き方向に延在して設けられており、
    2枚の前記パネル側板は、それぞれ、前記筐体側板の外側に回り込む構成となっており、
    前記パネル前板は、その下端部が上下方向に回動するように、その上端部が蝶番によって前記筐体天板に回動自在に連結されている
    ことを特徴とする現金取扱装置。
  2. 請求項1に記載の現金取扱装置において、
    さらに、前記フロントパネルの閉鎖時に生じる衝撃を吸収する緩衝部材を有しており、
    前記緩衝部材は、前記パネル前板の内面にあり
    前記筐体側板と前記緩衝部材とが、前記フロントパネルの閉鎖時に当接する
    ことを特徴とする現金取扱装置。
  3. 請求項1に記載の現金取扱装置において、
    さらに、前記フロントパネルの閉鎖時に生じる衝撃を吸収する緩衝部材を有しており、
    前記緩衝部材は、前記筐体側板にあり
    前記パネル前板の内面と前記緩衝部材とが、前記フロントパネルの閉鎖時に当接する
    ことを特徴とする現金取扱装置。
  4. 請求項2又は請求項3に記載の現金取扱装置において、
    2枚の前記筐体側板の先端部分は、それぞれ、前記筐体の内部側に折り曲げられることによって筐体屈曲部を形成しており、
    2枚の前記筐体側板は、それぞれ、上側に開口するように傾斜して形成されており、かつ、前記フロントパネルの閉鎖時に、前記筐体屈曲部の上面が、前記緩衝部材を介して、前記パネル前板を下から支持する
    ことを特徴とする現金取扱装置。
  5. 請求項4に記載の現金取扱装置において、
    前記パネル前板は、前記パネル側板との間で前記緩衝部材を挟み込むことによって前記緩衝部材を固定させる補強部材が、その内面に設けられている
    ことを特徴とする現金取扱装置。
  6. 請求項5に記載の現金取扱装置において、
    前記補強部材は、前記パネル側板と平行な補強側板を備えており、当該補強側板と前記パネル側板との間で前記緩衝部材を挟み込む
    ことを特徴とする現金取扱装置。
  7. 請求項6に記載の現金取扱装置において、
    前記補強側板は、前記パネル前板の内面側から前記筐体屈曲部の上面側に向けて延在して配置されており、かつ、延在方向の長さが前記パネル前板の内面と前記筐体屈曲部の上面との間の距離より短い
    ことを特徴とする現金取扱装置。
  8. 請求項6に記載の現金取扱装置において、
    記筐体屈曲部は、前記補強側板の外面と前記パネル側板の内面との間に挿入することができる長さに設定されており、
    前記補強側板は、前記パネル前板の内面側から前記筐体屈曲部の上面側に向けて延在して配置されており、かつ、延在方向の長さが前記パネル前板の内面と前記筐体屈曲部の上面との間の距離より長い
    ことを特徴とする現金取扱装置。
  9. 請求項6に記載の現金取扱装置において、
    前記補強側板の外面は、前記フロントパネルの閉鎖動作時に、前記筐体側板の前記筐体屈曲部の先端部に当接する
    ことを特徴とする現金取扱装置。
  10. 請求項6に記載の現金取扱装置において、
    前記補強側板の外面と前記筐体側板の前記筐体屈曲部の先端部との間は、前記フロントパネルの閉鎖時に、隙間を有する
    ことを特徴とする現金取扱装置。
  11. 請求項6に記載の現金取扱装置において、
    前記補強側板は、パネル側板から遠ざかる方向に傾斜している
    ことを特徴とする現金取扱装置。
  12. 請求項6に記載の現金取扱装置において、
    前記補強側板は、胴体部分と傾斜部分とを有し、
    前記傾斜部分は、パネル側板から遠ざかる方向に傾斜している
    ことを特徴とする現金取扱装置。
  13. 請求項12に記載の現金取扱装置において、
    前記補強側板の前記胴体部分は、前記傾斜部分の傾斜より少ない角度で傾斜している
    ことを特徴とする現金取扱装置。
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