JP5560384B2 - シートベルト装置 - Google Patents

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Description

本発明は、シートベルト装置に関し、より詳細には、車両衝突時に乗員がウェビングから受ける荷重を緩和するエネルギ吸収機構を備えたシートベルト装置に関する。
従来、車両の乗員等を座席に保持するためのシートベルト装置においては、急な加速、衝突又は減速に反応するセンサによって駆動されて、ウェビングの引き出しを物理的にロックする緊急ロック機構を備え、乗員を効果的及び安全に拘束するようにしている。
また、最近のシートベルト装置には、衝突等による車両の緊急時に、ウェビングの緩みを取り除くことにより、乗員が前方に動き出す前に確実に固定して乗員の保護性能を向上する目的で、プリテンショナが備えられている。プリテンショナの作動には通常火薬を用い、火薬が爆発する際に発生するガスの力でウェビングを急速に引き込むようにしている。また、車両衝突による衝突力が大きいときには、乗員の慣性移動に伴ってウェビングに作用する荷重が予め設定した所定値以上となったときにウェビングの引き出しを所定量許容して、エネルギの吸収を図り、乗員の胸部への負担を軽減するエネルギ吸収機構が設けられている。
このようなシートベルト装置に用いられるエネルギ吸収機構としては、一般的にトーションバーが広く使用されている。トーションバーは、ウェビングを巻き取るスピンドルと同軸に配置され、一端部がスピンドルに固定され、他端部が緊急ロック機構のロック部材(トレッドヘッドとも呼ばれる部品)に固定されている。そして、緊急ロック機構の作動時に、スピンドルに作用するウェビング引き出し方向の荷重が所定値以上になると、トーションバーが捩り変形を起こすことで、衝撃エネルギの吸収を行うようになっている(例えば、特許文献1参照)。
ところで、スピンドルと緊急ロック機構のロック部材は、初期状態では一体に回転するように連結されている必要がある。これは、両者が一体に回転するように連結されていないと、通常のウェビングの巻き取りや引き出しの際の使い勝手が悪くなり、異音やガタツキの発生の原因となるためである。この場合の連結手段としては、例えばピンが使用されている。
日本国特開2007−69686号公報
ところで、ピンでスピンドルとロック部材を連結した場合、強固な連結が行われていても、ピンが一旦剪断されれば、それ以降はピンに関与する荷重がトーションバーのエネルギ吸収荷重(以下、EA荷重という)に乗らなくなるメリットがある。しかし、剪断時に瞬間的に荷重が上昇することがあり、その際の破断荷重がEA荷重に乗るおそれがある。
従来は、ピンの破断荷重がEA荷重に乗ったとしても、そのピンの破断荷重がEA荷重よりも小さいため、特に問題が発生することはなかった。しかし近年では、ボディの衝撃吸収性能の向上や乗員に対する拘束技術の性能向上が図られることによって、EA荷重が低下してきているため、ピンの破断荷重がEA荷重よりも大きくなる場合が発生してきた。
本発明は、前述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、通常の使用時には、スピンドルとロック部材を強固に固定することができて、使い勝手に悪影響を及ぼすことがなく、一方、車両衝突時などには、ピンが低荷重で破断することにより、EA荷重に影響を及ぼさないようにしたシートベルト装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、下記の構成により達成される。
(1) リトラクタフレームと、
該リトラクタフレームに回転自在に取り付けられ、外周にウェビングが巻装されるスピンドルと、
前記リトラクタフレームに対して回転可能かつ緊急時にはロック可能なロック部材と、
前記スピンドルとロック部材を初期状態において一体回転するように連結し、前記スピンドルとロック部材間に所定の相対回転力が作用した際に自身が破断することで、前記スピンドルとロック部材を相対回転可能な状態に分離するピンと、
前記緊急時に前記ロック部材を前記リトラクタフレームに対してロックさせて前記スピンドルのウェビング引き出し方向への回転を阻止する緊急ロック手段と、
前記緊急時であって前記緊急ロック手段が作動する前に前記ウェビングを所定長さだけ巻き取るために前記スピンドルを巻き取り方向に回転させるプリテンショナと、
前記スピンドルに一端が固定されると共に他端が前記ロック部材に固定され、前記緊急時に前記ロック部材が前記緊急ロック手段によってロックされた状態で前記スピンドルに所定値以上のウェビング引き出し方向の回転力が作用したとき、前記スピンドルと前記ロック部材との相対回転を許容しながら衝撃エネルギを吸収するエネルギ吸収機構と、
を有するシートベルト装置であって、
前記ピンの破断荷重は、前記ロック部材とスピンドルの相対回転方向の違いにより異なっており、前記スピンドルが前記ロック部材に対してウェビング引き出し方向に相対回転しようするときの破断荷重が、前記スピンドルが前記ロック部材に対してウェビング巻き取り方向に相対回転しようとするときの破断荷重よりも大きくするように設定されていることを特徴とするシートベルト装置。
(2) 前記ピンが、前記スピンドルまたは前記ロック部材のうちの一方に一体に突設され、そのピンが、前記スピンドルまたは前記ロック部材のうちの他方に形成された孔に嵌合されることで、当該ピンによって、前記スピンドルとロック部材が初期状態において一体回転するように連結されていることを特徴とする上記(1)に記載のシートベルト装置。
(3) 前記スピンドルと前記ピンが、アルミニウム合金素材のダイキャスト成形品として一体に形成されていることを特徴とする上記(2)に記載のシートベルト装置。
(4) 前記ピンが、前記スピンドル及び前記ロック部材とは別体に形成され、該ピンが、前記スピンドル及び前記ロック部材にそれぞれ形成された孔に嵌合されることで、当該ピンによって、前記スピンドルとロック部材が初期状態において一体回転するように連結されていることを特徴とする上記(1)に記載のシートベルト装置。
(5) 前記ピンが、高強度樹脂、軽合金、及び鋼材のいずれかの材料で形成されていることを特徴とする上記(4)に記載のシートベルト装置。
(6) 前記ピンの基部の周囲の一部に、前記ロック部材とスピンドルの相対回転方向の違いにより前記ピンの破断荷重を異ならせるための切欠が設けられており、
前記スピンドルが前記ロック部材に対してウェビング引き出し方向に回転しようするときには、前記深い切欠と反対側の前記ピンの基端の位置が破断の基準点となり、前記スピンドルが前記ロック部材に対してウェビング巻き取り方向に回転しようするときには、前記深い切欠の底の位置に相当する前記ピンの基端の位置が破断の基準点となるように設定されていることを特徴とする上記(2)から(5)のいずれかに記載のシートベルト装置。
(7) 前記ピンの基部の周囲の一部に、前記ロック部材とスピンドルの相対回転方向の違いにより前記ピンの破断荷重を異ならせるための切欠が設けられており、
前記スピンドルが前記ロック部材に対してウェビング引き出し方向に回転しようするときの、前記ピンに破断のための押圧力が作用する作用点から破断の基準点までの距離よりも、前記スピンドルが前記ロック部材に対してウェビング巻き取り方向に回転しようするときの、前記ピンに破断のための押圧力が作用する作用点から破断の基準点までの距離の方が長いことを特徴とする(2)から(5)のいずれかに記載のシートベルト装置。
(8) 前記ピンの周方向の一部に、前記ロック部材とスピンドルの相対回転方向の違いにより破断荷重を異ならせるための衝撃エネルギ吸収用のクッション部が設けられており、
前記スピンドルが前記ロック部材に対してウェビング引き出し方向に相対回転することによって前記ピンに所定以上の荷重がかかったときに、前記クッション部が圧潰することで衝撃エネルギの一部を吸収し、前記スピンドルが前記ロック部材に対してウェビング巻き取り方向に相対回転することによって前記ピンに所定以上の荷重がかかったときに、前記クッション部が無い側で前記ピンがその荷重を受けることで破断するように設定されていることを特徴とする上記(1)から(5)のいずれかに記載のシートベルト装置。
本発明のシートベルト装置によれば、ピンの破断荷重は、ロック部材とスピンドルの相対回転方向の違いにより異なっている。通常スピンドルが引出し方向に急な加速度が加わるとウェビング引き出し加速度検出手段(WSI)の働きによりロック部材が働きロック状態となる。一方、巻き取り時には、どの様なときでもスピンドルがロックすることはない。ピンに加わる荷重を見ると、引出し時にはロック状態のとき最大の静荷重応力が加わる。それに対して巻き取り時にはプリテンショナ作動時に、最大の衝撃力が加わる。
本発明では、ピンの破断荷重が、スピンドルがロック部材に対してウェビング引き出し方向に相対回転しようとするときの方が、スピンドルがロック部材に対してウェビング巻取り方向に相対回転しようとするときよりも大きくなるように設定される。これによりプリテンショナ作動時には、ピンを相対的に低荷重で破断することができ、EA荷重に影響を及ぼさないようにすることができる。
乗員による引出し動作など通常使用時における引き出し方向の回転荷重や、プリテンショナが作動しない程度の急ブレーキ時における引き出し方向への回転荷重ではピンの破断が生じない。緊急時にプリテンショナが作動すると、スピンドルがウェビング巻取り方向に急速回転する。そのプリテンショナの駆動力は非常に大きく、衝撃的に大きな荷重が発生するので、その方向に相対的に小さい破断荷重を発揮するピンはその作動中に破断し、スピンドルとロック部材のピンによる結合が解除される。スピンドルとロック部材はトーションバーを介して結合されているが、実際には、それぞれの結合部分に多少のガタ(隙間など)が存在することと、トーションバーの弾性域における捩れの角度分の変形により、ピンが破断する。
プリテンショナによる巻き取り終了後、乗員に加わる車両前方向への加速度によってシートベルトが引出され始めると同時に緊急ロック手段が作動し、ロック部材がロックされる。スピンドルに所定以上のウェビング引き出し方向の回転力が作用して、エネルギ吸収機構が衝撃エネルギを吸収するとき、ピンを破断するための荷重が抵抗として乗らない。そのためEA荷重(エネルギ吸収荷重)が低く設定されている場合でも、通常の使用時の使い勝手を悪くすることなく、緊急時のエネルギ吸収性能の適正化を図ることができる。
この場合のピンは、スピンドルまたはロック部材のうちの一方に一体に突設して、他方に形成した孔に嵌合させることにより、スピンドルとロック部材を連結することができる。その場合は、スピンドルとピンを、アルミニウム合金素材のダイキャスト成形品で形成すると、シートベルト装置の軽量化を図る上で好ましい。
また、ピンは、スピンドル及びロック部材と別体に形成して、スピンドル及びロック部材にそれぞれ形成した孔に嵌合させることで、スピンドルとロック部材を連結することもできる。その場合は、ピンを、高強度樹脂、軽合金、及び鋼材のいずれかの材料で形成することができる。
また、ロック部材とスピンドルの相対回転方向の違いによりピンの破断荷重を異ならせる手段としては、スピンドルまたはロック部材のうちの一方に突設されたピンの基部の周囲の一部に切欠を設けることが挙げられる。また、ピンの周方向の一部に衝撃エネルギ吸収用のクッション部を設けることでも、同様の作用を得ることができる。
本発明の第1実施形態のシートベルト装置の要部を示す分解斜視図である。 図1に示すようにシートベルト装置の要部断面図である。 同シートベルト装置のスピンドルとトレッドヘッドを、スピンドルと一体のピンで連結する場合の手順を示し、(a)はスピンドルの端面にピンを突設した状態を示す断面図、(b)はそのピンにトレッドヘッドの孔を嵌めた状態を示す断面図、(c)はピンの頭を加締めてスピンドルとトレッドヘッドとを連結した状態を示す断面図である。 ピンによる連結部をスピンドルの回転方向に沿った面で切断して示し、(a)はピンの基端に切欠を形成してあることを示す断面図、(b)はスピンドルの回転方向の違いによるピンに対する破断荷重の作用を示す断面図である。 (a)は、スピンドルがウェビング引き出し方向に回転しようとするときのピンの破断を説明するための図であり、(b)は、スピンドルがウェビング巻き取り方向に回転しようとするときのピンの破断を説明するための図である。 第2実施形態のシートベルト装置に係る、ピンがスピンドル及びトレッドヘッドと別体に形成されている場合のピンの連結部を示し、(a)は図4と同じ方向に沿った面で切断した断面図、(b)は(a)のVb−Vb矢視断面図、(c)は(a)及び(b)図中の矢印Bの方向の荷重によりクッション部である突起が潰れた状態を示す断面図である。 図6のピンによってスピンドルとトレッドヘッドを連結する場合の手順を示し、(a)はスピンドルの端面にピンを嵌める孔を形成した状態を示す断面図、(b)はその孔にトレッドヘッドの孔を合わせた状態を示す断面図、(c)はトレッドヘッドの孔とスピンドルの孔にピンを嵌め込んで頭部を加締めた状態を示す断面図、(d)はピンの回り止め部の構成を示す(c)のVId−VId矢視断面図である。 第3実施形態のシートベルト装置に係る、ピンがスピンドル及びトレッドヘッドと別体に形成されている場合を示す図で、(a)はスピンドル側の構成を示す断面図、(b)はトレッドヘッドの孔とスピンドルの孔にピンを嵌め込んで頭部を加締めた状態を示す断面図である。
以下、本発明に係るシートベルト装置の各実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1及び図2に示すように、第1実施形態のシートベルト装置10は、車体(図示省略)に取り付けられるリトラクタフレーム11と、リトラクタフレーム11に回転自在に取り付けられ、外周にウェビングが巻装される略円筒状のスピンドル12と、リトラクタフレーム11に対して回転可能かつ緊急時にはロック可能なロック部材としてのトレッドヘッド14と、スピンドル12とトレッドヘッド14を初期状態において一体回転するように連結し、スピンドル12とトレッドヘッド14間に所定の相対回転力が作用した際に自身が破断することで、スピンドル12とトレッドヘッド14を相対回転可能な状態に分離するピン20と、緊急時にトレッドヘッド14をリトラクタフレーム11に対してロックさせてスピンドル12のウェビング引き出し方向(図4及び図5中の矢印F方向)への回転を阻止する緊急ロック手段15と、を備えている。
また、シートベルト装置10は、前記緊急時であって緊急ロック手段15が作動する前にウェビングを所定長さだけ巻き取るためにスピンドル12を巻き取り方向(図4及び図5中の矢印R方向)に急速回転させるプリテンショナ18と、スピンドル12内に装着されてスピンドル12の軸中心に沿って延びると共に、軸方向一端部がそのスピンドル12に一体的に固定されると共に軸方向他端部がトレッドヘッド14に固定されるトーションバー13と、を備えている。トーションバー13は、前記緊急時にトレッドヘッド14が緊急ロック手段15によってロックされた状態でスピンドル12に所定値以上のウェビング引き出し方向(図4及び図5中の矢印F方向)の回転力が作用したとき、捩れ変形することにより、スピンドル12とトレッドヘッド14との相対回転を許容しながら、衝撃エネルギを吸収するエネルギ吸収機構として作用する。
また、その他に、スピンドル12をウェビング巻き取り方向に常時付勢する図示しない巻取バネ装置やカバー16などが備わっている。
緊急ロック手段15には、車両加速度検出手段やウェビング引き出し加速度検出手段等の、車両緊急時を検出するためのセンサ15aがカバー16内に搭載されており、センサ15aの動きによってパウル15bがリトラクタフレーム11と係合することで、トレッドヘッド14をリトラクタフレーム11にロックさせる。
また、スピンドル12のトレッドヘッド14側の端部には六角穴12aが設けられており、その六角穴12aに六角ナット17が、スピンドル12と一体回転可能に、且つ、スピンドル12に対して軸方向スライド可能な状態で収容されている。この六角ナット17にはトレッドヘッド14の雄ネジ部14aが螺合されており、スピンドル12の回転に伴って六角ナット17が回転したとき、トレッドヘッド14の雄ネジ部14aに螺合する雌ネジ部17aのリード作用によって六角ナット17が軸方向に移動する。そして、スピンドル12の内部ストッパ壁にこの六角ナット17が突き当たることで、それ以上、トレッドヘッド14に対してスピンドル12が回転しないように規制される。
スピンドル12とトレッドヘッド14を連結するピン20は、スピンドル12の周方向に間隔をおいて複数(図示例の場合180°の間隔をおいて2本)設けられている。図3に示すように、ピン20は、アルミニウム合金等の軽合金素材のダイキャスト成形品として形成されたスピンドル12の端面に一体に突設されており、そのピン20が、トレッドヘッド14に形成された孔22に嵌合されることで、当該ピン20によって、スピンドル12とトレッドヘッド14とが初期状態において一体回転するように連結されている。この場合、図3(a)のように突設されたピン20は、図3(b)のようにトレッドヘッド14の孔22に挿通させた後、図3(c)のように頭部をハンマ100で打ち込むことにより、トレッドヘッド14の孔22の開口段部22aに加締められている。
ここで重要なことは、トレッドヘッド14とスピンドル12の相対回転方向の違いによりピン20の破断荷重が異なるように構成されている点である。即ち、スピンドル12がトレッドヘッド14に対してウェビング引き出し方向に相対回転しようするときは、ピン20が大きな破断荷重を発揮し、スピンドル12がトレッドヘッド14に対してウェビング巻き取り方向に相対回転しようとするときは、ピン20が小さな破断荷重を発揮するように設定されている。
具体的には、図4(a)及び(b)に示すように、ピン20の基部の周囲の一部に、トレッドヘッド14とスピンドル12の相対回転方向の違いによりピン20の破断荷重を異ならせるための切欠28が設けられている。
この切欠28の有無により、スピンドル12の回転方向の違いに応じて、次のような働きの違いが生じる。即ち、スピンドル12がトレッドヘッド14に対してウェビング引き出し方向(矢印F方向)に回転しようするときには、深い切欠28と反対側の浅い切欠側のピン20の基端の位置が破断の基準点となり、スピンドル12がトレッドヘッド14に対してウェビング巻き取り方向(矢印R方向)に回転しようするときには、深い切欠28の底の位置に相当するピン20の基端の位置が破断の基準点となる。即ち、「破断の基準点」とは、トレッドヘッド14からピン20に働く力をスピンドル12の本体部分が受け、ピン20に作用する力のモーメントの支点としてみなされるスピンドル12本体の場所である。
ピン20に破断のための押圧力が作用する部分の最下点(本発明では、作用点)から基準点までの距離をa、b(但しa>b)とすると、スピンドル12がウェビング引き出し方向(矢印F方向)に回転しようとするときには、図4(b)中矢印Bで示す押圧力が、基準点から近い距離bのところに作用する。そして、図5(a)に示すように、ピン20は主に剪断力により、トレッドヘッド14との接触面の下部が起点となって、ほぼ同時に破断する。また、スピンドル12がウェビング巻き取り(矢印R方向)に回転しようとするときには、図4(b)中矢印Aで示す押圧力が、基準点から遠い距離aのところに作用する。このため、図5(b)に示すように、ピン20は主に曲げ応力により、浅い切欠側のピン20の基端の位置が起点となって、深い切欠28に向かって曲げ破断する。ここで、剪断荷重(剪断応力)Bは曲げ破断荷重(曲げ応力)Aよりも大きくなる(B>A)ので、前述したスピンドル12の回転方向の違いによる破断荷重の違いを実現することができる。
次に作用を説明する。
例えば、車両衝突を何らかの手段が検知(または予知)すると、最初にプリテンショナ18が作動し、スピンドル12がウェビング巻き取り方向(矢印R方向)に急速回転し、ウェビングの緩みを取り除く。その際、プリテンショナ18の駆動力は比較的大きいので、その方向に小さな破断荷重を発揮するピン20はその時点で破断し、トレッドヘッド14からスピンドル12が分離される。
次に、緊急ロック手段15が作動してトレッドヘッド14がロックされ、その状態でスピンドル12に所定値以上のウェビング引き出し方向(矢印F方向)の回転力が作用すると、トーションバー13が捩られながら衝撃エネルギを吸収する。その際、トーションバー13が捩られ始める最初の段階から、既にピン20は破断しているので、ピン20を破断するための荷重が抵抗として乗らなくなる。そのため、EA荷重(エネルギ吸収荷重)が低く設定されている場合でも、通常の使用時の使い勝手を悪くすることなく、緊急時のエネルギ吸収性能の適正化を図ることができる。
このように、本実施形態のシートベルト装置によれば、ピン20の破断荷重は、トレッドヘッド14とスピンドル12の相対回転方向の違いにより異なっている。通常スピンドル12が引出し方向に急な加速度が加わるとWSIの働きによりトレッドヘッド14が働きロック状態となる。一方、巻き取り時には、どの様なときでもスピンドル12がロックすることはない。ピン20に加わる荷重を見ると、引出し時にはロック状態のとき最大の静荷重応力が加わる。それに対して巻き取り時にはプリテンショナ作動時に、最大の衝撃力が加わる。
本実施形態では、ピン20の破断荷重が、スピンドル12がトレッドヘッド14に対してウェビング引き出し方向(矢印F方向)に相対回転しようとするときの方が、スピンドル12がトレッドヘッド14に対してウェビング巻取り方向(矢印R方向)に相対回転しようとするときよりも大きくなるように構成される。これによりプリテンショナ作動時には、ピン20を相対的に低荷重で破断することができ、EA荷重に影響を及ぼさないようにすることができる。
乗員による引出し動作など通常使用時における引き出し方向の回転荷重や、プリテンショナ18が作動しない程度の急ブレーキ時における引き出し方向への回転荷重ではピン20の破断が生じない。緊急時にプリテンショナ18が作動すると、スピンドル12がウェビング巻取り方向に急速回転する。そのプリテンショナ18の駆動力は非常に大きく、衝撃的に大きな荷重が発生するので、その方向に相対的に小さい破断荷重を発揮するピン20はその作動中に破断し、スピンドル12とトレッドヘッド14のピン20による結合が解除される。スピンドル12とトレッドヘッド14はトーションバー13を介して結合されているが、実際には、それぞれの結合部分に多少のガタ(隙間など)が存在することと、トーションバー13の弾性域における捩れの角度分の変形により、ピン20が破断する。
プリテンショナ18による巻き取り終了後、乗員に加わる車両前方向への加速度によってシートベルトが引出され始めると同時に緊急ロック手段が作動し、トレッドヘッド14がロックされる。スピンドル12に所定以上のウェビング引き出し方向の回転力が作用して、エネルギ吸収機構が衝撃エネルギを吸収するとき、ピン20を破断するための荷重が抵抗として乗らない。そのためEA荷重(エネルギ吸収荷重)が低く設定されている場合でも、通常の使用時の使い勝手を悪くすることなく、緊急時のエネルギ吸収性能の適正化を図ることができる。
上述した実施形態においては、ピン20をスピンドル12側に一体に設けた場合を示したが、トレッドヘッド14側にピン20を一体に設け、スピンドル12側にピン20の嵌まる孔を設けて、その孔にピン20を嵌めることにより、スピンドル12とトレッドヘッド14を連結してもよい。
(第2実施形態)
図6(a)〜図7(d)は、本発明の第2実施形態のシートベルト装置に係る、ピン20Bの連結部の構造を示す。ピン20Bは、スピンドル12及びトレッドヘッド14とは別体に形成される。そして、スピンドル12及びトレッドヘッド14にそれぞれ形成した孔21、22にそのピン20Bを嵌合させることにより、スピンドル12とトレッドヘッド14を連結する。ピン20Bをスピンドル12などと別体に形成した場合、ピン20Bを高強度樹脂、軽合金、及び鋼材のいずれかの任意の材料で形成することができる。
この場合、ピン20Bの周方向の一部に、トレッドヘッド14とスピンドル12の相対回転方向の違いにより破断荷重を異ならせるための衝撃エネルギ吸収用の圧潰突起(クッション部)24を設けている。このピン20Bの場合、スピンドル12がトレッドヘッド14に対してウェビング引き出し方向(矢印F方向)に相対回転することによってピン20Bに所定以上の荷重がかかったときに、図6(c)のように圧潰突起24が潰れることで衝撃エネルギの一部を吸収し、スピンドル12がトレッドヘッド14に対してウェビング巻き取り方向(矢印R方向)に相対回転することによってピン20Bに所定以上の荷重がかかったときに、圧潰突起24の無い側でピン20Bがその荷重を受けることで低荷重で破断するようになっている。
また、ピン20Bの周方向の方向性を規定するために、ピン20Bの外周に回り止め用の係合凹凸部27を設けている(図7(d)参照)。
なお、ピン20Bでトレッドヘッド14とスピンドル12を連結する場合は、まず、図7(a)、(b)のように、スピンドル12側の孔21とトレッドヘッド14側の孔22の位置を合わせ、その状態でピン20Bを両孔22、21に圧入し、さらにピン20Bの頭部を潰すなどしてトレッドヘッド14の孔22の開口段部22aにピン20Bの頭部を加締める。これにより、簡単にトレッドヘッド14とスピンドル12を連結することができる(図7(c)参照)。
(第3実施形態)
図8(a)及び(b)は、本発明の第2実施形態のシートベルト装置に係る、ピン20Cの連結部の構造を示す。このピン20Cも、スピンドル12及びトレッドヘッド14とは別体に形成されており、第2実施形態と同様、外周には回り止め用の係合凹凸部27を設けている。また、スピンドル12には、ピン20Cの基部の周囲の一部に、トレッドヘッド14とスピンドル12の相対回転方向の違いによりピン20の破断荷重を異ならせるための切欠26が設けられている。
従って、第1実施形態と同様、スピンドル12がトレッドヘッド14に対してウェビング引き出し方向(矢印F方向)に相対回転しようするときは、ピン20Cが大きな破断荷重を発揮し、スピンドル12がトレッドヘッド14に対してウェビング巻き取り方向(矢印R方向)に相対回転しようとするときは、ピン20Cが小さな破断荷重を発揮するようになっているので、車両衝突時にピン20を低荷重でプリテンショナ18の作動によって破断することができ、EA荷重に影響を及ぼさないようにすることができる。
尚、本発明は、前述した各実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。
例えば、切欠28,26は主にスピンドル12に設けられているが、破断荷重を適切に計算することでピン20自体に切欠が設けられてもよい。即ち、本発明の「ピン20の基部の周囲」とは、ピン20の根本付近周囲のスピンドル部分だけでなく、ピン20自体の太さ、径などが、ピン20の長手方向に対して途中で変わるように、ピン20自体の周囲も含む。当該切欠は、ピン20の基部の周囲であればスピンドルのみ設けられても、ピンのみに設けられてもよく、或いは、両方に設けられてもよい。
本出願は、2009年3月18日出願の日本特許出願(特願2009−065685)、に基づくものであり、その内容はここに参照として取り込まれる。
10 シートベルト装置
11 リトラクタフレーム
12 スピンドル
13 トーションバー(エネルギ吸収機構)
14 トレッドヘッド(ロック部材)
15 緊急ロック手段
18 プリテンショナ
20,20B,20C ピン
21,22 孔
26,28 切欠

Claims (8)

  1. リトラクタフレームと、
    該リトラクタフレームに回転自在に取り付けられ、外周にウェビングが巻装されるスピンドルと、
    前記リトラクタフレームに対して回転可能かつ緊急時にはロック可能なロック部材と、
    前記スピンドルとロック部材を初期状態において一体回転するように連結し、前記スピンドルとロック部材間に所定の相対回転力が作用した際に自身が破断することで、前記スピンドルとロック部材を相対回転可能な状態に分離するピンと、
    前記緊急時に前記ロック部材を前記リトラクタフレームに対してロックさせて前記スピンドルのウェビング引き出し方向への回転を阻止する緊急ロック手段と、
    前記緊急時であって前記緊急ロック手段が作動する前に前記ウェビングを所定長さだけ巻き取るために前記スピンドルを巻き取り方向に回転させるプリテンショナと、
    前記スピンドルに一端が固定されると共に他端が前記ロック部材に固定され、前記緊急時に前記ロック部材が前記緊急ロック手段によってロックされた状態で前記スピンドルに所定値以上のウェビング引き出し方向の回転力が作用したとき、前記スピンドルと前記ロック部材との相対回転を許容しながら衝撃エネルギを吸収するエネルギ吸収機構と、
    を有するシートベルト装置であって、
    前記ピンの破断荷重は、前記ロック部材とスピンドルの相対回転方向の違いにより異なっており、前記スピンドルが前記ロック部材に対してウェビング引き出し方向に相対回転しようするときの破断荷重が、前記スピンドルが前記ロック部材に対してウェビング巻き取り方向に相対回転しようとするときの破断荷重よりも大きくするように設定されていることを特徴とするシートベルト装置。
  2. 前記ピンが、前記スピンドルまたは前記ロック部材のうちの一方に一体に突設され、そのピンが、前記スピンドルまたは前記ロック部材のうちの他方に形成された孔に嵌合されることで、当該ピンによって、前記スピンドルとロック部材が初期状態において一体回転するように連結されていることを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。
  3. 前記スピンドルと前記ピンが、アルミニウム合金素材のダイキャスト成形品として一体に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のシートベルト装置。
  4. 前記ピンが、前記スピンドル及び前記ロック部材とは別体に形成され、該ピンが、前記スピンドル及び前記ロック部材にそれぞれ形成された孔に嵌合されることで、当該ピンによって、前記スピンドルとロック部材が初期状態において一体回転するように連結されていることを特徴とする請求項1に記載のシートベルト装置。
  5. 前記ピンが、高強度樹脂、軽合金、及び鋼材のいずれかの材料で形成されていることを特徴とする請求項4に記載のシートベルト装置。
  6. 前記ピンの基部の周囲の一部に、前記ロック部材とスピンドルの相対回転方向の違いにより前記ピンの破断荷重を異ならせるための切欠が設けられており、
    前記スピンドルが前記ロック部材に対してウェビング引き出し方向に回転しようするときには、前記深い切欠と反対側の前記ピンの基端の位置が破断の基準点となり、前記スピンドルが前記ロック部材に対してウェビング巻き取り方向に回転しようするときには、前記深い切欠の底の位置に相当する前記ピンの基端の位置が破断の基準点となるように設定されていることを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載のシートベルト装置。
  7. 前記ピンの基部の周囲の一部に、前記ロック部材とスピンドルの相対回転方向の違いにより前記ピンの破断荷重を異ならせるための切欠が設けられており、
    前記スピンドルが前記ロック部材に対してウェビング引き出し方向に回転しようするときの、前記ピンに破断のための押圧力が作用する作用点から破断の基準点までの距離よりも、前記スピンドルが前記ロック部材に対してウェビング巻き取り方向に回転しようするときの、前記ピンに破断のための押圧力が作用する作用点から破断の基準点までの距離の方が長いことを特徴とする請求項2から5のいずれか1項に記載のシートベルト装置。
  8. 前記ピンの周方向の一部に、前記ロック部材とスピンドルの相対回転方向の違いにより破断荷重を異ならせるための衝撃エネルギ吸収用のクッション部が設けられており、
    前記スピンドルが前記ロック部材に対してウェビング引き出し方向に相対回転することによって前記ピンに所定以上の荷重がかかったときに、前記クッション部が圧潰することで衝撃エネルギの一部を吸収し、前記スピンドルが前記ロック部材に対してウェビング巻き取り方向に相対回転することによって前記ピンに所定以上の荷重がかかったときに、前記クッション部が無い側で前記ピンがその荷重を受けることで破断するように設定されていることを特徴とする請求項1から5のいずれか1項に記載のシートベルト装置。
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