JP5558971B2 - 液体貯留装置 - Google Patents
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Description
この種の液体貯留装置では、貯留タンクから排出管が引き出され、その排出管に供給バルブが設けられているので、その供給バルブを開閉操作することで、外部への供給量を適宜調整できる。
この飲料水用サーバーでは、ミネラルウォーター等の飲料水を収容した容器を用い、その容器内の飲料水をサーバー本体に設けた貯留タンク内に移して貯留した後、その貯留した飲料水を常温又は冷温で、あるいは、その貯留した飲料水を加熱して、適宜外部に用意したコップやペットボトル等に供給できるようにしている。
この飲料水用サーバーSでは、容器1から導水管2を通じて貯留タンクT内に飲料水wを注入した際、内部の飲料水wの減少とともに縮小変形可能な柔軟なフィルムで構成された容器1が用いられる。
排気弁6としては、例えば、図6(a)(b)に示すものが挙げられ、この排気弁6を手動で操作することにより、空気aが貯留タンクT外に排出されると、その排出後の空隙を満たすように、飲料水wが導水管2を通じて貯留タンクTに流下する(例えば、特許文献1参照)。
この作用により、貯留タンクの上部に介在する気体を、貯留タンク内の液体とともに貯留タンク外へ排出することができる。
例えば、上流側から所定の液圧が付加されることで貯留タンクに液体を供給できる液体供給管(例えば、水道管等)を接続して、排出管に設けた弁の開閉動作に連動して液体供給管から貯留タンク内に自動的に液体を補充できるようにする手法がある。また、所定量の液体を溜めた別の液体供給源(例えば、液体を収容した可塑性を有する容器等)を貯留タンクに接続しておき、落差圧や、あるいは、貯留タンク内の液体及び気体の排出に伴って負圧になる貯留タンク内とその液体供給源内との圧力バランスにより、自動的に液体供給源から貯留タンクに液体を補充できるようにしてもよい。
貯留タンクの上面部材とは、その貯留タンク内の空間の上方を閉じる部材であり、この部材の直下に空気が溜まることとなる。このため、この上面部材の直下、すなわち、この上面部材の下面近傍に吸引孔を設けることが、タンク内の空気を残らず排出する上で有効である。
ポケット部があれば、そのポケット部内の空間に気体が溜まりやすくなり、排出管内を流れる液体の流れによる気体の吸引も効果的である。
排出管の開口が貯留タンクの下部に臨んでいれば、貯留タンク内における上部と下部の温度差に対し、比較的低温状態にある液体を主として排出し、気体の存在しない状態で吸引孔より混入する比較的高温状態のタンク上部の液体との混合によって生じ得る温度上昇を軽減することができる。
また、可撓性を有する素材で形成され、その容器内の飲料水が導水管を通じて貯留タンク内へ流下してその容器内の飲料水が減少する際に前記容器は収縮変形してその内部に前記導水管側から気体が侵入しないようになっている容器を採用することもできる。
なお、この液体貯留装置及び飲料水用サーバーには、貯留タンク内の液体、及び、貯留タンク内に介在していた気体が、排出管内の液体の流れに引かれて貯留タンク外に排出された際に、その排出した液体、及び、排出した気体の介在していた空間に見合う量の液体が、第一のタンクから貯留タンク内に補充される手段を付加することができる。
第一のタンクと第二のタンクの間に、このような貯留タンクを介在させることにより、加熱装置によって温められた液体(飲料水)が冷水供給用又は常温水供給用のタンクに、また、冷却装置により冷やされた液体が温水供給用のタンクに相互に影響する熱量的ロス(燃費ロス)及び品質維持性能の障害を抑制することができる。
供給バルブ5を開放すれば、貯水タンク3内の飲料水wが、適宜外部のコップやペットボトル等の容器へ供給でき、また、供給バルブ5を閉鎖すれば、その供給が止まるようになっている。その供給バルブ5の開閉は、例えば、レバーの操作により可能である。
この温水タンク13は、内部に飲料水wを収容可能な空間を備えるとともに、図示しない加熱装置を備え、内部の飲料水wが温められた状態で貯留されるようになっている。
供給バルブ15を開放すれば、温水タンク13内の温められた飲料水wが、適宜外部のコップやペットボトル等の容器へ供給でき、また、供給バルブ15を閉鎖すれば、その供給が止まるようになっている点は、貯水タンク3の場合と同様である。
この導水管12を通じて、貯水タンク3内の飲料水wが、その自重により、前記温水タンク13内へ流下するようになっている。
また、その排出管4は、前記開口4aから上方へ伸びて、前記貯水タンク3の前記ポケット部30aにおいて、上面部材である蓋3aを貫通してその貯水タンク3外へ引き出されている。
すなわち、図2に矢印aで示すように、排出管4内の飲料水wに流れが生じると、その流れによって、吸引孔30bに矢印b方向の吸引力が作用し、その結果、吸引孔30bから排出管4内に空気aが引き込まれるのである。
また、吸引孔30bを、排出管4から分岐する管で構成してもよい。その管の向きは、その上端に開口する上向きであることが好ましいが、空気aを吸引可能な位置であれば、側方に開口する横向きとすることもできる。
例えば、排出管4が上下方向に配管されて上面部材を貫通している場合において、前記吸引孔30bとしては、その上面部材の直下で、排出管4から分岐して側方に開口する横向きの管とすることができる。
容器1内の飲料水wが、その自重により、徐々に貯水タンク3内へ流下していくとともに、容器1は、その内部空間の容積が縮小するように収縮変形していく(図3(b)参照)。
この点、特に、飲料水用サーバーSを机やテーブル等の卓上に載置する場合を想定すると、供給バルブ5の位置は、床面に立った人が操作しやすい高さであることが望ましく、また、その卓上において、供給バルブ5の下にコップやペットボトル等を置くスペースが必要となる。このため、卓上飲料水用サーバーの場合は、供給バルブ5の位置は、必然的に、その机やテーブルへの載置面よりも一定距離以上の高い位置となることが一般的であった。
このため、従来の飲料水用サーバーSの場合と比較して、貯水タンク3に対する供給バルブ5の位置を高くすることができる。すなわち、これにより、飲料水用サーバーSを小型化することが可能となる。装置が小型化することにより、容器1の装填位置を低く設定することができ、その結果、容器1の着脱が容易となる。
すなわち、貯水タンク3を、気体aの排出機能を有する液体貯留装置の貯留タンクTとして機能させているほか、中間タンク43も、気体aの排出機能を有する液体貯留装置の貯留タンクTとして機能させている。
この実施形態では、第二のタンク13からの熱影響を最小限にするため、連通管42を、第一のタンク3の上部から引き出している点は、前述の実施形態と同様である。
また、その排出管44は、前記開口44aから上方へ伸びて、前記中間タンク43の前記ポケット部30aにおいて、上面部材である蓋43aを貫通してその中間タンク43外へ引き出されている。
中間タンク43内の空間において、蓋43aの直下に空気aが溜まることとなるから、この蓋43aの直下、すなわち、この上面部材としての蓋43aの下面近傍に吸引孔30bを設けることが、中間タンク43内の空気を残らず排出する上で有効である。吸引孔30bの作用は、前述の実施形態の排出手段30と同様である。
2 導水管
3 貯水タンク(第一のタンク)
3a,43a 蓋
3b 仕切板
4 排出管
4a,44a 開口
5 供給バルブ
6 排気弁
7 冷却装置
9 排出路
10 導入装置
11,41 開閉バルブ
12 導水管
13 温水タンク(第二のタンク)
14 排出管
15 供給バルブ
17 加熱装置
18 ドレン管
19 ドレンバルブ
30 排出手段
30a ポケット部
30b 吸引孔
42 連通管(導水管)
43 中間タンク
44 排出管(導水管)
a 気体(空気)
w 液体(飲料水)
S 飲料水用サーバー
T 貯留タンク
Claims (7)
- 内部に液体(w)を貯留可能な空間を有する貯留タンク(T;3,43)を備え、その貯留タンク(T;3,43)内から貯留タンク(T;3,43)外へ排出管(4,44)が引き出されており、前記排出管(4,44)を通じて前記貯留タンク(T;3,43)内の液体(w)を前記貯留タンク(T;3,43)外へ排出可能とした液体貯留装置において、
前記排出管(4,44)は液体(w)取込用の開口(4a,44a)と、前記貯留タンク(T;3,43)内の上部に臨む吸引孔(30b)とを備え、前記排出管(4,44)を通じて前記開口(4a,44a)から取り込んだ液体(w)を前記貯留タンク(T;3,43)外へ排出する際に、前記吸引孔(30b)を通じて前記貯留タンク(T;3,43)内の上部に介在する気体(a)を前記排出管(4,44)内に吸引して、その吸引した気体(a)を前記液体(w)とともに前記貯留タンク(T;3,43)外へ排出する機能を有することを特徴とする液体貯留装置。 - 前記排出管(4,44)は、前記貯留タンク(T;3,43)の上面部材(3a,43a)を貫通してその貯留タンク(T;3,43)外へ引き出されており、前記吸引孔(30b)は、前記排出管(4,44)の前記上面部材(3a,43a)を貫通する部分の直下に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体貯留装置。
- 前記吸引孔(30b)は、前記排出管(4,44)の周壁に設けられた内外を貫通する孔であることを特徴とする請求項1又は2に記載の液体貯留装置。
- 前記貯留タンク(T;3,43)内の上部に上方へ突出するポケット部(30a)を設け、前記吸引孔(30b)は、前記ポケット部(30a)内の空間に臨むことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一つに記載の液体貯留装置。
- 前記排出管(4,44)の開口(4a,44a)は、前記貯留タンク(T;3,43)の下部に臨むことを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一つに記載の液体貯留装置。
- 請求項1乃至5のいずれか一つに記載の液体貯留装置を備えた飲料水用サーバーであって、内部に液体(w)を貯留可能な第一のタンク(3)を上方に第二のタンク(13)を下方に並列して設け、前記第一のタンク(3)から引き出した導水管(42)を中間タンク(43)に接続して前記第一タンク(3)内の液体が前記中間タンク(43)に供給されるようにし、前記中間タンク(43)から引き出した前記排出管(44)を前記第二のタンク(13)に接続して、その中間タンク(43)内の液体(w)がその排出管(44)を通じて前記中間タンク(43)外へ排出されてその排出された液体(w)が前記第二のタンク(13)に供給されるようになっており、前記中間タンク(43)を前記液体貯留装置の前記貯留タンク(T)とした飲料水用サーバー。
- 請求項1乃至6のいずれか一つに記載の液体貯留装置の貯留タンク(T;3,43)内に混入した気体(a)の排気方法であって、内部に液体(w)を貯留可能な空間を有する貯留タンク(T;3,43)を備え、その貯留タンク(T;3,43)内から貯留タンク(T;3,43)外へ排出管(4,44)が引き出されており、前記排出管(4,44)は液体(w)取込用の開口(4a,44a)と、前記貯留タンク(T;3,43)内の上部に臨む吸引孔(30b)とを備え、前記排出管(4,44)を通じて前記開口(4a,44a)から取り込んだ液体(w)を前記貯留タンク(T;3,43)外へ排出する際に、前記吸引孔(30b)を通じて前記貯留タンク(T;3,43)内の上部に介在する気体(a)を前記排出管(4,44)内に吸引して、その吸引した気体(a)を前記液体(w)とともに前記貯留タンク(T;3,43)外へ排出することを特徴とする液体貯留装置の貯留タンクの排気方法。
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