JP3170068U - 飲料水用サーバーの構造 - Google Patents
飲料水用サーバーの構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP3170068U JP3170068U JP2011003452U JP2011003452U JP3170068U JP 3170068 U JP3170068 U JP 3170068U JP 2011003452 U JP2011003452 U JP 2011003452U JP 2011003452 U JP2011003452 U JP 2011003452U JP 3170068 U JP3170068 U JP 3170068U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- tank
- container
- hot water
- air
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Images
Landscapes
- Devices For Dispensing Beverages (AREA)
Abstract
Description
温水タンク13を併設した構成では、同じく、図6に示すように、その温水タンク13から送水管14が引き出されており、その送水管14に開閉自在の供給バルブ15が設けられている。供給バルブ15を開放すれば、温水タンク13内の飲料水wが適宜外部へ供給でき、また、供給バルブ15を閉鎖すれば、その供給が止まるようになっている(例えば、特許文献1,2参照)。
つぎに、この状態から気温が低下した場合(例えば、真冬の夜間であって、暖房が切られた場合、例えば、5℃程度)を想定する。この場合、図4(b)に示すように、容器1内の空気aが収縮することによって、その容器1内に貯水タンク3内の飲料水wと空気aが吸引される。このとき、貯水タンク3の上部に設けた通気口6から貯水タンク3内に空気aが流入する。
さらに、飲料水wを使用することなく、気温が低下した場合(例えば、5℃程度)を想定する。この場合、図4(d)に示すように、再び、容器1内の空気が収縮することによって、その容器1内に貯水タンク3内の飲料水wが吸引される。このとき、通気口6から貯水タンク3内に空気aが流入する。
また、このまま飲料水wを使用することなく、気温が上昇した場合(例えば、25℃程度)、図4(e)に示すように、容器1内の空気aが膨張することにより、その容器1内の飲料水wが貯水タンク3に流下する。このとき、貯水タンク3内の空気aが通気口6から貯水タンク3外へ流出する。
加熱された飲料水wが導水管12内を逆流すると、その導水管12の貯水タンク3側の開口部から加熱された飲料水wが貯水タンク3内に入り込み、貯水タンク3内の飲料水wの温度を上昇させてしまう。本来、加熱されるべきでない貯水タンク3内の飲料水の温度が上昇することは、飲料水の管理上望ましくない。
このため、その膨張圧を逃がすため、貯水タンク3には、前述の通気口6を設ける必要がある。貯水タンク3内の飲料水が、空気に触れることは、衛生上できる限り避けたいところであるが、この構造においては、容器1への供給空気取り入れと温水膨張圧逃がしの2つの理由により必要である。
このため、図5(a)に示すように、温水タンク13内の飲料水wの液面よりも上に空隙を形成するようにし、温水タンク13に内部の空気aを排出する機能(図中の排出手段30)を持たせることで、温水タンク13内と容器1内との大気バランスを維持する手法を採用することが有効である(本願の出願人が先に出願した特願2010−012164参照)。
つぎに、昼間に気温が上昇した場合(例えば、25℃程度)を想定する。この場合、図5(c)に示すように、容器1内の空気aが膨張することにより、その容器1内の飲料水wが温水タンク13に流下する。このとき、温水タンク13内の液面が上昇し、温水タンク13内の空気aが上部の排出手段30から温水タンク13外へ排出される。
なお、この飲料水用サーバーにおいて、飲料水は、その供給源である容器から直接に導水管を通じて温水タンクに導かれるが、その温水タンク内の飲料水が熱膨張した際には、その圧力膨張原因である飲料水の気化空気が排出手段から外部へ排出されるため、温水タンク内の圧力上昇を抑制し、その結果、供給源側への暖かい飲料水の逆流や圧力影響を防止することができる。
その容器1内の飲料水wが、導水管20を通じて貯水タンク3又は温水タンク13へ供給されていくようになっている。
このため、容器1内の飲料水が周囲にこぼれることなく、導水管20を通じて流下するようになっている。
この空気排出手段50は、図1に示すように、貯水タンク3の上端に設けた上向きの凸部50aを貫通するように設けた前記送水管4と、その送水管4に形成された吸引孔50bとで構成されている。
この吸引孔50bは、送水管4の管の周壁に設けられた貫通孔であってもよいし、送水管4に接続された小径の短い分岐管で構成されていてもよい。
これは、飲料水wが貯水タンク3外に供給される際に、その飲料水wの送水管4内の流れに伴って、空気aが吸引孔50bを通じて送水管4内に吸引される作用を利用したものである。
この貯水タンク3内における空気を排出するための機構としては、この実施形態の空気排出手段50によるほか、周知の空気弁など他の構成を採用してもよい。送水管4や供給バルブ5の構成についても、この実施形態に限定されず、他の構成を採用してもよい。
この緩衝タンク40内が、第一導水管部21内の断面よりも相当に大きい断面を有する空間となっているから、その緩衝タンク40は、温水タンク13内の温度が、供給源、貯水タンク3側へ影響することを防止することができる。なお、緩衝タンク40は、温水タンク13内の飲料水wが加熱された際に想定される膨張量よりも大きくすることにより、万が一の排出管31の詰まりなどの故障の際、他への温度影響を防止できる。
また、このまま飲料水wを使用することなく、気温が上昇した場合(例えば、25℃程度)、図3(e)に示すように、容器1内の空気が膨張することにより、その容器1内の飲料水wが温水タンク13及び導入手段10に流入する。このとき、導入手段10側では、補助タンク11内の水位が上昇するものの、開口部10cから飲料水wが漏れ出ることはない。
2 導水管
3 貯水タンク
4 送水管
5 供給バルブ
6 通気口
7 冷却装置
8 台座
9 排出路
10 導入手段
10a 挿入管部(他方の通路)
10b 吸気フィルタ
10c 開口部
11 補助タンク
12 導水管
13 温水タンク
14 送水管
15 供給バルブ
17 加熱装置
18 ドレン管
19 ドレンバルブ
20 導水管
20a 接続管部(一方の通路)
21 第一導水管部
22 第二導水管部
30 排出手段
31 排出管
31a 立上がり部
31b 誘導部
32 液化槽
40 緩衝タンク
Claims (2)
- 加熱装置(17)を有しその加熱装置(17)によって加熱された飲料水を貯留する温水タンク(13)を備え、前記温水タンク(13)に導水管(20)が接続されており、前記導水管(20)を通じて供給源である容器(1)からの飲料水(w)が前記温水タンク(13)に導かれるようになっており、前記温水タンク(13)から送水管(14)が引き出され、その送水管(14)に開閉自在の供給バルブ(15)が設けられた飲料水用サーバーにおいて、
前記導水管(20)は、前記供給源への接続管部(20a)から前記温水タンク(13)へ通じる第一導水管部(21)を備え、前記温水タンク(13)の上部に排出手段(30)が接続され、その排出手段(30)は、前記温水タンク(13)内の飲料水(w)が加熱により膨張した際に空気(a)が入り込むことで内圧が上昇することを抑制する機能を有し、且つ、前記温水タンク(13)内の空気(a)を外部へ排出する機能を有し、
前記導水管(20)は並列する2つの通路(20a,10a)を有し、各通路(20a,10a)の一端は前記容器(1)内に開放され、一方の通路(20a)の他端は前記第一導水管部(21)に接続され、他方の通路(10a)の他端は前記一方の通路(20a)から分岐してその分岐部より上方で大気開放されて前記容器(1)内へ空気(a)を導入する機能を有する導入手段(10)を構成し、前記他方の通路(10a)に補助タンク(11)を設けたことを特徴とする飲料水用サーバー。 - 常温の又は冷却した飲料水を貯留する貯水タンク(3)と、加熱装置(17)を有しその加熱装置(17)によって加熱された飲料水を貯留する温水タンク(13)とを備え、前記貯水タンク(3)及び前記温水タンク(13)に導水管(20)が接続されており、その導水管(20)を通じて供給源である容器(1)からの飲料水(w)が前記貯水タンク(3)及び前記温水タンク(13)に導かれるようになっており、前記貯水タンク(3)及び前記温水タンク(13)からそれぞれ送水管(4,14)が引き出され、その各送水管(4,14)に開閉自在の供給バルブ(5,15)が設けられた飲料水用サーバーにおいて、
前記導水管(20)は、前記供給源への接続管部(20a)から前記温水タンク(13)へ通じる第一導水管部(21)と、前記供給源への接続管部(20a)から前記貯水タンク(3)へ通じる第二導水管部(22)とを備え、前記温水タンク(13)の上部に排出手段(30)が接続され、その排出手段(30)は、前記温水タンク(13)内の飲料水(w)が加熱により膨張した際に空気(a)が入り込むことで内圧が上昇することを抑制する機能を有し、且つ、前記温水タンク(13)内の空気(a)を外部へ排出する機能を有し、
前記導水管(20)は並列する2つの通路(20a,10a)を有し、各通路(20a,10a)の一端は前記容器(1)内に開放され、一方の通路(20a)の他端は前記第一導水管部(21)と前記第二導水管部(22)に接続され、他方の通路(10a)の他端は前記一方の通路(20a)から分岐してその分岐部より上方で大気開放されて前記容器(1)内へ空気(a)を導入する機能を有する導入手段(10)を構成し、前記他方の通路(10a)に補助タンク(11)を設けたことを特徴とする飲料水用サーバー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011003452U JP3170068U (ja) | 2011-06-20 | 2011-06-20 | 飲料水用サーバーの構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011003452U JP3170068U (ja) | 2011-06-20 | 2011-06-20 | 飲料水用サーバーの構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP3170068U true JP3170068U (ja) | 2011-09-01 |
Family
ID=78223370
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011003452U Expired - Lifetime JP3170068U (ja) | 2011-06-20 | 2011-06-20 | 飲料水用サーバーの構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3170068U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5583292B1 (ja) * | 2014-02-07 | 2014-09-03 | 株式会社コスモライフ | ウォーターサーバー |
JP2015147615A (ja) * | 2014-06-02 | 2015-08-20 | 株式会社コスモライフ | ウォーターサーバーおよびウォーターサーバー用のサーバートレイ |
-
2011
- 2011-06-20 JP JP2011003452U patent/JP3170068U/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5583292B1 (ja) * | 2014-02-07 | 2014-09-03 | 株式会社コスモライフ | ウォーターサーバー |
WO2015118694A1 (ja) * | 2014-02-07 | 2015-08-13 | 株式会社コスモライフ | ウォーターサーバーおよびウォーターサーバー用のサーバートレイ |
CN106170455A (zh) * | 2014-02-07 | 2016-11-30 | 株式会社宇宙生命 | 饮水机及饮水机用的饮水机托盘 |
JP2015147615A (ja) * | 2014-06-02 | 2015-08-20 | 株式会社コスモライフ | ウォーターサーバーおよびウォーターサーバー用のサーバートレイ |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4824105B2 (ja) | 液体貯留装置 | |
CN101622491B (zh) | 具有隔开的低温空间的低温流体储罐 | |
JP5059135B2 (ja) | 飲料水用サーバー | |
JP4335273B2 (ja) | 飲料水用サーバー | |
JP6084484B2 (ja) | ウォーターサーバー | |
WO2011024390A1 (ja) | 飲料サーバ | |
KR20110061964A (ko) | 냉장고용 물탱크 및 그 제조방법과 냉장고용 물탱크를 포함하는 냉장고 | |
BR102012016750B1 (pt) | Dispensador de bebida, sistema e método para a dispensa de bebida | |
JP3170068U (ja) | 飲料水用サーバーの構造 | |
JP5473087B2 (ja) | 飲料水用サーバー | |
JP5558971B2 (ja) | 液体貯留装置 | |
JP4630913B2 (ja) | 飲料水用サーバー及びその飲料水用サーバーに用いる貯水タンク用の排気手段 | |
RU170383U1 (ru) | Бак криогенный топливный транспортного средства, работающего на сжиженном природном газе | |
CN112320121B (zh) | 船用储罐 | |
JP4859850B2 (ja) | 飲料水用サーバー | |
WO2013057846A1 (ja) | 容器のエア抜き構造及びそれを用いたウォーターサーバー | |
RU118717U1 (ru) | Бак криогенный топливный транспортного средства, работающего на сжиженном природном газе | |
US11262026B2 (en) | Cryogenic liquid dispensing system having a raised basin | |
WO2020235656A1 (ja) | 飲料サーバー | |
JP6368481B2 (ja) | 流体収容分配装置 | |
CA3145132A1 (en) | Device for supplying fluid to a user apparatus | |
WO2012157129A1 (ja) | 容器のエア抜き構造及びそれを用いたウォーターサーバー | |
CN114087538A (zh) | Lng燃气输送加注系统及其控制方法 | |
JP2014240280A (ja) | 冷水タンク及びこれを利用した飲料水サーバー | |
KR20150001586A (ko) | 초저온 단열 저장 탱크 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 3170068 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140810 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |