JPH08253296A - 飲料用冷水ディスペンサ - Google Patents

飲料用冷水ディスペンサ

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Publication number
JPH08253296A
JPH08253296A JP14504895A JP14504895A JPH08253296A JP H08253296 A JPH08253296 A JP H08253296A JP 14504895 A JP14504895 A JP 14504895A JP 14504895 A JP14504895 A JP 14504895A JP H08253296 A JPH08253296 A JP H08253296A
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JP
Japan
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water
cold water
heat
water dispenser
container
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Application number
JP14504895A
Other languages
English (en)
Inventor
Masahiro Osawa
正弘 大澤
Izumi Azuma
泉 東
Hisanori Ishita
尚紀 井下
Shozo Iwamoto
昌三 岩本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Fuji Electric Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】小型,軽量で、かつ騒音発生が殆どなく、しか
も水道水のカルキ,臭気なども除去して良質な冷水が随
時給水できる家庭用向きに好適な飲料用冷水ディスペン
サを提供する。 【構成】水道に接続して水道水を貯留する断熱構造の水
リザーバ11と、水リザーバの側面に冷却フィン12を
介して伝熱的に結合したた飲料水冷却用の熱電冷却素子
のサーモモジュール14と、サーモモジュールの発熱面
側に伝熱結合した放熱用のヒートパイプ16と、水リザ
ーバから引出した冷水出口側配管路に接続したろ過式浄
水器17と、電源部18とを本体ケース10に組み込ん
で構成し、水リザーバに貯留した飲料水をサーモモジュ
ールへの給電により冷却し、水リザーバから抽出した冷
水をさらに浄水器でろ過して外部へ給水する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、家庭,オフイスなどで
使用する比較的小型の飲料用冷水ディスペンサに関す
る。
【0002】
【従来の技術】家庭などで飲料用の冷水が欲しい場合
に、一般には水道水を瓶などの容器に汲み置きし、これ
を冷蔵庫で冷して飲むようにしている。また、水道水に
混入している異物,カルキ,臭気などを除去して浄水を
得るために、中空糸膜,活性炭などを採用した家庭用の
浄水器も広く普及している。
【0003】一方、食堂,オフイスなどで使用する冷水
ディスペンサとして、図18で示すような圧縮式冷凍機
を用いたものが知られている。図において、1は冷水デ
ィスペンサの本体ケース、2は冷水ノズルであり、ケー
ス1内に収設した冷却水槽3の水中には水道配管と前記
冷水ノズル2との間に配管接続した飲料水冷却コイル
4,および冷凍機の蒸発コイル5が浸漬配置されてお
り、蒸発コイル5は圧縮機6,凝縮器7,キャピラリチ
ューブ8などと組合わせて蒸気圧縮式冷凍サイクルを構
成している。なお、10は電装ボックスである。かかる
構成で、冷凍機を運転すると冷却水槽3に蓄えた水が冷
却され、冷却コイル4との熱交換により水道から給水さ
れた飲料水が冷水になる。そして、必要時に冷水ノズル
2を開放すると冷水が供給されとともに、冷却コイル4
には新たに水道から飲料水が補給される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】最近になり、生活用品
の多様化から、家庭などでも必要時に簡単に冷水が得ら
れるようにした家庭用の小型冷水ディスペンサの開発が
進められている。ところで、家庭で使用する場合に、冷
水ディスペンサには次記のような条件が要求される。す
なわち、 1)冷水ディスペンサの設置場所は台所,あるいはダイ
ニングルームであることから、できるだけ場所をとらな
いコンパクトサイズで、かつ手軽に移動できるように軽
量な構成であることが必要である。
【0005】2)冷水の消費量は1回に約2リットル程
度であり、それ以上の多量な冷水を貯えるために電力を
浪費することは経済的にも得策でない。 3)さらに、運転に伴う騒音は就寝,安息の妨げになる
ことから、できる限り静粛であることが望ましい。 かかる観点から圧縮式冷凍機を搭載した従来の冷水ディ
スペンサを検討すると、電動圧縮機を採用しているため
に重量が重く、かつ大形であって消費電力も大きい。ま
た、機械振動,騒音が発生して静粛性に欠けなど、家庭
での使用には不適である。
【0006】本発明は上記の点にかんがみなされたもの
であり、その目的は家庭での使用を考慮して全体の構成
が小型,軽量で、かつ騒音発生が殆どなく、しかも水道
水のカルキ,臭気なども除去して良質な冷水が随時得ら
れるようにした使い勝手のよい飲料用冷水ディスペンサ
を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明によれば、水道などから補給した飲料用水を
貯留する断熱構造の水リザーバと、水リザーバに付設し
て貯留水を冷却する熱電冷却素子のサーモモジュール
と、サーモモジュールの発熱面側に伝熱結合した放熱用
のヒートパイプと、サーモモジュールの電源部と、前記
水リザーバに接続した水道水の入口管, もしくは冷水の
出口管のいずれか一方に接続したろ過式浄水器とを具備
し、これら部品を一括して本体ケース内に組み込んで飲
料用冷水ディスペンサを構成するものとする。
【0008】そして、前記構成の冷水ディスペンサは、
次記のような付加要件を加えた態様で実施することがで
きる。 (1)前記構成における水リザーバは、水道管に接続し
た密閉形水槽、あるいは飲料用水を汲み置きする開閉蓋
付き水槽とし、また、その水槽は内外二重構造のポット
状容器で、かつ内容器と外容器との間を真空空間とした
断熱容器で構成する。
【0009】(2)前項(1)において、水リザーバに
付設したサーモモジュールを含む冷却ユニットは具体的
に、水リザーバの内壁面一部を冷却フィン付き冷却板で
仕切るとともに、該冷却板の外面側にサーモモジュール
の吸熱面を重ね合わせ、さらに該サーモモジュールの発
熱面に受熱ブロックを介して放熱用ヒートパイプの蒸発
部を伝熱的に結合して組立てる。
【0010】(3)前項(2)において、冷却板に設け
た冷却フィンを断面コ字形に屈曲した形状でその底辺長
が異なる複数枚のフィンプレートの集合体となし、かつ
各プレートの底辺部を重ね合わせて櫛歯状に組立てて実
施することができ、この場合に各フィンプレートの板厚
を内側から外側への配列順に合わせて段階的に厚くして
構成する。
【0011】(4)前項(1)の水リザーバに(3)項
の冷却フィンを組合わせた構成において、水リザーバ内
の冷水と新たに水道から補給した飲料水とが混ざって冷
水温度が低下するのを防ぐために、冷却フィン組立体の
フィン配列を縦向きとし、かつその縦,横外形寸法を水
リザーバの内部空間の寸法に合わせてフィンプレートの
周縁が水リザーバの内壁面に当接するように収設すると
ともに、櫛歯状に並ぶフィンプレートの上,下端部を1
枚おきに切欠き、該プレートを仕切隔壁として水道に通
じる飲料水入口と冷水出口との間で水リザーバ内にジグ
ザグに曲がりくねった蛇行状の状の通水路を形成する。
【0012】(5)前項(1)項で述べた汲み置き形の
水リザーバに対しては、水リザーバから引出した冷水出
口側配管路に送水ポンプを接続して冷水の供給を行うも
のとする。そして、水リザーバ内での熱交換効率を高め
る手段として、水リザーバの水槽内部にはサーモモジュ
ール設置側の壁面に向けて開口する水噴射ノズルを追加
装備するとともに、該水噴射ノズルを前記送水ポンプよ
りも下流側の配管路に切換弁を介して分岐接続した構成
がある。また、この場合に水噴射ノズルを清掃するメン
テナンス性を考慮して、水噴射ノズルを水リザーバに対
して着脱可能に設置するのがよい。
【0013】また、本発明によれば、先記の目的を達成
する飲料用冷水ディスペンサの構成として、上面を閉塞
する密閉蓋,および該密閉蓋を貫通して引き入れた水道
水補給用の入口管,および冷水抽出用の出口管を備えた
ポット形の水リザーバに対し、水リザーバの上面中央部
に槽内の水面下に没入するよう膨出する金属製のポケッ
ト状容器を設けるとともに、容器の内側空間にサーモモ
ジュール,および放熱用ヒートパイプの蒸発部を取付け
た受熱ブロックを伝熱的に組合わせて収設した構成があ
る。
【0014】そして、かかる構成の冷水ディスペンサ
は、次記のような付加要件を加えた態様で実施すること
ができる。 (a)水リザーバの水槽を、内外二重構造の容器で、か
つ内容器と外容器との間を真空空間とした断熱容器とし
て構成する。 (b)ポケット状容器を水リザーバの上面に配した着脱
可能な密閉蓋と一体に設けて構成する。
【0015】(c)ポケット状容器の内側には、断面が
方形状になる受熱ブロックを挟んでその対向二面と容器
の内周壁面との間にサーモモジュールと冷熱ブロックを
重ね合わせて伝熱的に介装する。 (d)ポケット状容器の内側には、断面が方形状になる
受熱ブロックを挟んでその周囲四面と容器の内周壁面と
の間にそれぞれサーモモジュールと冷熱ブロックを重ね
合わせて伝熱的に介装する。
【0016】(e)前項(c),(d)において、受熱ブ
ロックを先細りの角錐体に形成するとともに、ポケット
状容器の内周壁面に添わせて分散配置した冷熱ブロック
の内側壁面を前記受熱ブロックの壁面と平行な傾斜平坦
面となして両者間にサーモモジュールを挟持させる。 (f)前項(c),(d)の構成において、ポケット状容
器を擂鉢状に形成し、かつ該容器の内周傾斜面に添わせ
て内側壁面が平坦面である冷熱ブロックを傾斜姿勢に分
散配置するとともに、容器内の中央に配置した受熱ブロ
ックを冷熱ブロックの傾斜壁面と平行な先細りの角錐体
に形成して両者間にサーモモジュールを挟持させる。
【0017】(g)ポケット状容器の左右側壁面を平坦
面となし、かつ断面が方形状になる受熱ブロックを挟ん
でその対向二面と平坦な容器壁面との間にサーモモジュ
ールを伝熱的に介装する。 (h)ポケット状容器の左右側壁面を平坦面となし、か
つ断面が方形状になる受熱ブロックを挟んで容器壁面と
の間の一方側にサーモモジュールを、他方側に断熱スペ
ーサを介装する。
【0018】(i)ポケット状容器の内側には、断面が
方形状になる受熱ブロックを挟んでその対向二面のう
ち、一方の面と容器壁面との間にサーモモジュールと冷
熱ブロックを重ね合わせて伝熱的に介装し、他方の面と
容器壁面との間には断熱ブロックを介装する。 (j)ポケット状容器の内側には、断面が方形状になる
受熱ブロックを挟んでその対向二面のうち、一方の面と
容器壁面との間にサーモモジュールと冷熱ブロックを重
ね合わせて伝熱的に介装し、他方の面と容器壁面との間
にはサーモモジュールと同じ厚さの断熱スペーサと冷熱
ブロックを重ね合わせて介装する。
【0019】(k)前項(c)ないし(g)の構成にお
いて、ポケット状容器を囲繞してその外周面上に冷却フ
ィンを伝熱的に装着する。 (l)前項(k)の構成において、ポケット状容器の外
周面における冷却フィンの装着部位に、内側へ一段引っ
込んだフィン保持用の括れ段部を形成する。 (m)前項(k)の構成において、冷却フィンを周方向
に分割した二つ割り構造となしてポケット状容器の周面
上に締結支持する。
【0020】(n)前項(h)ないし(j)において、
サーモモジュールないし冷熱ブロックの配置面域に対向
してポケット状容器の外周面上に冷却フィンを設ける。 (o)冷水抽出用の出口管の先端を水リザーバの底部付
近に開口するとともに、該出口管に対して密閉蓋の内側
近傍箇所に小径の空気抜き穴を開口する。 (p)水道水補給用の入口管を水リザーバ内の上部空間
に開口するとともに、上面に水道水の吹出口が分散開口
した構造の散水ノズルを前記入口管の先端に接続して水
リザーバ内に配置する。
【0021】(q)前項(p)において、散水ノズルの
下方に、水道水の導入に伴うリザーバ貯留水の攪拌を抑
える網目状の緩衝部材を敷設する。
【0022】
【作用】上記の構成の冷水ディスペンサにおいて、水道
から補給した飲料水を水リザーバ内に貯えた状態で、サ
ーモモジュールに直流電源より電力を供給すると、ペル
チェ効果によりサーモモジュールの吸熱面に冷熱が発生
し、冷却フィンを介して水リザーバ内の貯留水を冷却す
る。一方、サーモモジュールの発熱面には水リザーバ側
から吸収した熱と、熱電冷却素子自身にジュール熱が生
じるが、この熱は放熱用ヒートパイプを通じて大気中に
放熱される。ここで、水リザーバ内の水温を検出してサ
ーモモジュールを通電制御することにより、冷水温度が
一定に保たれる。また、水リザーバから引出した水道水
の入口管, ないしは冷水の出口管に接続したろ過式浄水
器により、水リザーバに導入される水道水, あるいは水
リザーバから抽出される冷水が浄化される。したがっ
て、必要時に水リザーバから冷水を抽出すれば、塩素,
異臭成分を含まない冷水が取り出せる。
【0023】しかも、飲料水の冷却手段として、サーモ
モジュールを用いた電子冷却方式を採用したことにより
圧縮式冷凍機のような騒音の発生がなく,かつ軽量,小
形化が図れるなど、家庭用冷水ディスペンサとして好適
な数々の利点が得られる。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。 実施例1:図1ないし図3は、本発明の請求項1,2,
5に対応した水道管接続方式の実施例を示すものであ
る。図において、10は本体ケースであり、該ケース内
には周面を断熱材で覆った密閉構造の水リザーバ11、
冷却フィン12と組合わせて水リザーバ11の一側面を
仕切る高伝熱性の金属で作られた冷却板13、冷却板1
3の背面に伝熱結合した熱電冷却素子のサーモモジュー
ル14、サーモモジュール14の発熱面側に受熱ブロッ
ク15を介して伝熱的に取付けた放熱用ヒートパイプ1
6、中空糸膜,活性炭等のろ過要素を内蔵したカセット
式の浄水器17,およびサーモモジュールの電源部18
などが一括して図示のようなレイアウトで組み込まれて
いる。なお、22は温度センサである。
【0025】ここで、水リザーバ11には入口管19,
出口管20が引出してあり、入口管19は水道管に水止
栓を介して接続され、一方の出口管20は浄水器17の
取付台17aに接続されている。また、浄水器17取付
台17aから引出した出口側配管21には図示されてな
い冷水ノズルが接続されている。また、サーモモジュー
ル14は吸熱面を冷却板13に,発熱面を受熱ブロック
15に重ね合わせて冷却板13と受熱ブロック15との
間に密着して挟持されており、かつ受熱ブロック15に
は放熱用ヒートパイプ16の蒸発部が圧入されている。
このヒートパイプ16は鉛直に配置され上部の凝縮部に
は放熱フィン16aが設けてあり、この放熱フィン16
aに対向して側方には送風ファン23を配備して強制風
冷を行っている。
【0026】上記の構成で、電源部18よりサーモモジ
ュール14に所定の極性で直流電力を供給すると、サー
モモジュール14の吸熱面の温度が下がり、冷却板1
3,冷却フィン12を介して水リザーバ11を満たして
いる飲料水を冷却する。また、サーモモジュール14の
発熱面側からは、飲料水から吸収した熱とサーモモジュ
ール自身のジュール熱が受熱ブロック15に伝熱し、ヒ
ートパイプ16の凝縮部へ熱輸送された後、放熱フィン
16aより大気中に熱放散される。ここで、水リザーバ
11に配した温度センサ22の検出温度を基に電源部1
8でサーモモジュール14の通電制御を行うことによ
り、水リザーバ11に蓄えた飲料水をほぼ所定の水温
(通常は10℃前後)に保たれる。そして、出口側配管
21に接続した冷水の必要時に冷水ノズルを開放する
と、水道の水圧で水リザーバ11から冷水が抽出され、
浄水器17でろ過された浄水が供給される。また、水リ
ザーバ11からの冷水抽出に入れ替わって水道からは入
口管19を通じて新たな飲料水が補給され、再び所定の
水温になるまで前記した冷却動作が行われる。
【0027】図4は図1に示した実施例の応用例を示す
ものであり、この実施例においては、冷却板13が水リ
ザーバ11の上面側に取付けてあり、さらにサーモモジ
ュール14の受熱ブロック15に結合した放熱用ヒート
パイプ16は凝縮部を上にして途中箇所が略直角に曲げ
て配管されている。このように、サーモモジュール14
に伝熱結合した冷却板13を水リザーバ11の上面に設
置し、冷却フィン12のフィンプレートを水中に浸漬さ
せた配置とすることで、水リザーバ11の内部には冷却
動作に伴って上下方向に飲料水の対流が生じ、冷却フィ
ン12との熱交換で低温になった水が対流により下降
し、これと入れ替わりに槽内の底部側に溜まっている水
が上昇移動して冷却フィン12と熱交換するので飲料水
の冷却が促進される。しかも、冷却フィン12は縦向き
となるので飲料水の対流を妨げることがない。
【0028】次に、前記構成に採用した冷却フィン12
についての好ましい実施例(本発明の請求項6,7に対
応する)を図5に示す。図において、冷却フィン12
は、断面コ字形に屈曲した形状でその底辺長が異なる複
数枚のフィンプレート12a〜12cの集合体よりな
り、各フィンプレート12a〜12cを図示のように配
列するとともに、その底辺部を重ね合わせて一体化し、
これをボルト24により冷却板13へ締結して組立て構
成されている。ここで、各フィンプレート12a,12
b,12cの板厚t1,t2,t3 は、外側に並ぶフィンプ
レート,つまり底辺長の長いフィンプレート程厚くなる
ようにt1 >t2 >t3 の関係になるように定めてあ
る。かかる構成によれば、冷却板13の背面に配したサ
ーモモジュール14の吸熱面から見た各フィンプレート
の伝熱抵抗が均等化され、これにより各フィンプレート
の温度,したがってフィンプレートに接する水リザーバ
11の貯留水を均一に冷却することができる。
【0029】また、図6〜図8は前記構造の冷却フィン
を巧みに取り入れた本発明の請求項8に対応する水リザ
ーバの応用実施例を示すものである。この実施例におい
ては、冷却フィン12を構成する各フィンプレート12
a〜12cの縦,横外形寸法が水リザーバ11の内部空
間の縦,横寸法と一致するように設定して作られてお
り、かつフィンプレートの配列を縦向きとして、フィン
プレートの周縁が水リザーバ11の内壁面へ当接するよ
うにして冷却板13と組合わせて水リザーバ11の側面
に組み込まれいる。さらに、各フィンプレート12a〜
12cについて、その上,下端部が1枚おきに切欠き部
を12dで表すように切欠かれている。
【0030】かかる構成によれば、冷却フィン12の各
フィンプレート12a〜12cを仕切壁として、水リザ
ーバ11の内部にはフィンプレートの間を縫って入口管
19と出口管20との間にジグザグに曲がりくねった蛇
行状の通水路が画成されることになる。つまり、入口管
19から流入した水は図8の鎖線矢印Sで表すような蛇
行経路を辿って各フィンプレートの間を縫うように出口
管20に向けて通流する。そして、冷却時には各フィン
プレートの相互間で飲料水が上下方向に対流を繰り返し
ながら効果的に冷却されるとともに、この状態から水リ
ザーバ11より冷却水を抽出すると、冷水は出口管20
に近い方から流出し、これに入れ代わって入口管19か
ら流入した温度の高い飲料水はフィンプレートの壁に阻
まれ、既に低温になっている冷水と直接混じり合うこと
が回避される。したがって、水リザーバ11から連続的
に冷水を抽出しても、その吐出量に対する水温変化が少
なく、十分に冷やされた低温の冷水を供給することがで
きる。
【0031】次に、先記した浄水器17を、図1の構成
とは逆に水リザーバ11へ水道水を補給する入口管側に
接続した応用実施例を図19に示す。すなわち、水リザ
ーバ11から引出した入口管19に浄水器17が接続さ
れ、該浄水器17を通じて浄化した水道水を水リザーバ
17へ導入して冷却するようにしている。 実施例2:図9は本発明の請求項1,3,9,10,1
1に対応した汲置型の冷水ディスペンサの実施例を示す
ものである。この実施例においては、水リザーバ11が
上面に断熱構造の開閉蓋11aを備えており、飲料水は
開閉蓋11aを開放して水リザーバ11に補給するよう
にしている。なお、25は開閉蓋11aの固定金具であ
る。また、水リザーバ11の底部側から引出した出口管
20には送水ポンプ26が接続されており、その出口側
管路が切換弁(電磁弁)27を介して浄水器17が接続
されている。さらに、水リザーバ11の内部には側壁面
に取付けた冷却フィン付き冷却板13の板面に向けて開
口する水噴射ノズル28が配置されており、該ノズルは
水リザーバ11の底部に設置して前記切換弁27に分岐
配管接続されたノズル固定台28aへ取り外し可能に固
定されている。
【0032】かかる構成で、飲料水の冷却中は前記切換
弁27を水噴射ノズル側に切換えておき、この状態で送
水ポンプ26を運転する。これにより、水リザーバ11
に汲み置きされた飲料水は送水ポンプ16,切換弁2
7,水噴射ノズル28を通じてサーモモジュール14の
吸熱面側に伝熱結合されたフィン付き冷却板13に向け
て吹出するように循環送流され、この水噴射により飲料
水は冷却フィン12と熱交換して冷却される。これによ
り汲み置き水を静止状態に保ったままと比べて、熱交換
効率が向上して冷却時間の短縮,並びに消費電力の節減
化が図れる。なお、この水循環動作はサーモモジュール
14への通電と並行して行われ、水温が所定温度に低下
すれば、水温センサの信号を基にサーモモジュール14
の通電,および送水ポンプ26の運転が停止する。そし
て、この状態から図示されてない冷水ノズルを開放する
と、制御部からの指令で切換弁27が浄水器17側に切
換わるとともに送水ポンプ26が始動し、水リザーバ1
1に貯えている冷水が送水ポンプ26,浄水器17,出
口側配管21を経由して供給される。
【0033】なお、長期使用の間に水噴射ノズル28に
水垢などが付着するが、前記のように水噴射ノズル28
を取り外し可能に装着することで、洗浄する際のメンテ
ナンス作業が簡単に行えて便利である。 実施例3:図10〜図17,および図20〜図27は本
発明の請求項12〜29に対応する冷水ディスペンサの
実施例を示すものであり、この実施例は、冷水ディスペ
ンサの小型,コンパクト化を狙いに、水リザーバを魔法
瓶式のポット形容器とし、以下述べるようにサーモモジ
ュールを含む冷却ユニットをポット形容器の密閉蓋を利
用して水リザーバの頂部へ巧みに組み込んで構成されて
いる。
【0034】まず、図10,図11はこの実施例の基本
構造を示すものであり、水リザーバ11は上面を開放し
たポット状容器であり、その上面には図9の実施例にお
ける開閉蓋11aとほぼ同様に金属板の内壁と断熱材を
組合わせた密閉蓋11bを備え、この密閉蓋を貫通して
水道水導水用の入口管19,および冷水抽出用の出口管
20が水リザーバ11から引出してある。ここで、入口
管19の先端は水リザーバ11の上部空間に開口し、出
口管20は先端が水リザーバ11の底面付近に開口して
いる。また、水リザーバ11の本体は金属内容器11c
と外容器11dを組合わせた内外二重構造容器としてな
り、かつ内容器と外容器の間を真空圧1×10-3mmHg以
下の真空空間11eとした真空断熱構造で構成されてい
る。
【0035】ここで、前記密閉蓋11bの下面側中央部
には、金属製蓋板を絞り加工して水リザーバ11の槽内
へ膨出する断面円形のポケット状容器29が形成されて
いる。そして、このポケット状容器29を囲繞してその
外周面には鋳造品として作られた二つ割り構造の冷却フ
ィン12が締結ボルト30を介して装着されており、さ
らにポケット状容器29の内側空間には冷熱ブロック3
1,サーモモジュール14,および放熱用ヒートパイプ
16の蒸発部と結合した受熱ブロック15が次記のよう
に伝熱的に組み合わせて収納されている。
【0036】すなわち、サーモモジュール14は断面方
形状になる受熱ブロック15を挟んでその対向二面に発
熱面が密接し、サーモモジュール14の吸熱面とポケッ
ト状容器29の内壁面との間には断面形状が半月状であ
る伝熱性の高い金属材料で作られた冷熱ブロック31が
介装されており、前記の締結ボルト30により冷却フィ
ン12とともに各部品の相互が伝熱的に密着し合うよう
に締付けて組立てられている。なお、32はプラスチッ
クなどの断熱材で作られた部品保持用のスペーサであ
る。
【0037】かかる構成による飲料水の冷却作用は先記
した実施例1,2と同様であり、水リザーバ11の槽内
に貯えた飲料水から奪った熱は冷却フィン12,ポケッ
ト状容器29,冷熱ブロック31を伝熱してサーモモジ
ュール14に吸熱され、その発熱面側から受熱ブロック
12,放熱用ヒートパイプ16を介して大気中に放熱さ
れる。このようにして、水道から給水して水リザーバ1
1に溜めておいた飲料水を所定の水温(10℃前後)に
維持するように、水温センサの検知信号を基にサーモモ
ジュール14を通電制御する。そして、この状態で入口
管19に接続した水道の水止栓(図示せず)を開くと、
水道水が入口管19を通じて水リザーバ11に流入する
と同時に、水道水の水圧により水リザーバ11からは出
口管20を通じて冷水が押し出され、実施例1,2と同
様に浄水器,冷水ノズルを経て外部に供給される。ま
た、水道水の補給に伴って水リザーバ11の貯留水の水
温が高くなると、再び前記した冷却動作で所定水温まで
冷却される。
【0038】次に、図10,図11で示した構成を基本
とするいくつかの応用実施例を図面に基づいて説明す
る。まず、図12の構成においては、ポケット状容器2
9はその左右側面が平坦面であり、サーモモジュール1
4は受熱ブロック15を挟んでその対向二面に発熱面が
密接するとともに、吸熱面がポケット状容器29の平坦
面に直接接するように介装されており、さらに締結ボル
ト30には圧縮ばね33を介装して左右両側から冷却ユ
ニットの組立体を加圧するようにしている。かかる構成
により図11における冷熱ブロック31を省略して部品
点数の削減,および伝熱抵抗を低めることができる。
【0039】これに対して、図13は図12に配した左
右一対のサーモモジュール14のうち、右側のサーモモ
ジュール14をダミーの断熱スペーサ34に置き換えて
受熱ブロック15から冷却水への熱進入を防止し、さら
にポケット状容器29の外側には冷却フィンの代わりに
端板35を配して締結ボルト30,圧縮ばね33を介し
て一体に締付けて構成されている。この組立構造はサー
モモジュールの使用枚数が少ない小容量の冷水ディスペ
ンサに好適である。
【0040】一方、図14では、受熱ブロック15を正
方形としてその周囲四辺にサーモモジュール14を配
し、さらに各サーモモジュール14と断面円形のポケッ
ト状容器29との間にそれぞれ半月状の冷熱ブロック3
1を介装して構成されている。この組立構造は容量の大
きな冷水ディスペンサに好適である。また、図15のよ
うにサーモモジュール14を受熱ブロック15の左右両
側で上下2基ずつ配備し、合計4基のサーモモジュール
14を組み込んで構成することもできる。この構成は図
14の例と同様に容量の大きな冷水ディスペンサに採用
される。
【0041】さらに、図20では、図11で受熱ブロッ
ク15の両側に配したサーモモジュール14のうち右側
のサーモモジュールを使用せずに、この代わりに受熱ブ
ロック15とポケット状容器29との間に樹脂などで作
られた断面円弧状の断熱ブロック38を介装し、さらに
放熱フィン12はサーモモジュール14を装備した容器
29の左半分の領域にのみ設け、右半分の領域に配した
連結バンド12a,および締結ボルト30を介して放熱
フィン14を固定するようにしている。この組立構造
は、図13と同様に小容量の冷水ディスペンサ向きに好
適である。
【0042】なお、図20において、断熱ブロック38
を設ける代わりに、容器29内の左側に配した冷熱ブロ
ック31と同じ冷熱ブロック31に、サーモモジュール
14と同じ厚さの断熱スペーサ(図13における断熱ス
ペーサと同等なもの)を重ね合わせて置き換えることも
できる。この構成によれば、断熱ブロック38を特別に
用意する必要がなく、冷熱ブロック31の部品を共用部
品として利用できるのでコスト的に有利となる。
【0043】ところで、前記した各実施例における冷却
ユニットの組立構造では、サーモモジュール14と冷熱
ブロック31,および受熱ブロック15との間,および
冷熱ブロック31とポケット状容器29との間で高い伝
熱性を確保するためには、前記各部品に対して高い寸法
精度が要求され、部品の寸法が僅かでも小さいと各部品
の相互間が密着せずに伝熱経路の熱抵抗が増大してしま
う。その対策としては部品相互間の接触面に伝熱グリー
スなどを塗布しておく方法もあるが、寸法誤差から部品
相互間に0.5mm以上の隙間が生じると、たとえ伝熱グリ
ースを塗布しても伝熱性が悪化する。
【0044】かかる点、図26,あるいは図27に示す
冷却ユニットの組立構造を採用することにより、部品の
寸法精度に殆ど影響を受けることなく部品相互間で高い
伝熱性を確保することができる。すなわち、図26の構
成においては、受熱ブロック15の外形を下方に向けて
先細りとなる角錐体に形成するとともに、ポケット状容
器29の内周壁面に添わせて分散配置した冷熱ブロック
31を図示のように縦断面が三角形を呈した形状とし、
その内側壁面を受熱ブロック15のテーパー面と平行な
傾斜平坦面となして両者間にサーモモジュール14を挟
持させて組立てる。この組立構造によれば、放熱フィン
付きヒートパイプ16と一体化した受熱ブロック15の
重量荷重がサーモモジュール14に対し垂直方向に分力
として作用し、この分力で受熱ブロック15とサーモモ
ジュール14の間,およびサーモモジュール14と冷熱
ブロック31との間が押しつけ状態に密着し合う。これ
により、各部品の寸法精度に殆ど左右されることなく部
品相互間に高い伝熱性が確保できる。
【0045】また、図27は図26をさらに改良した組
立構造を示す。この組立構造では、図26で述べた構成
条件に加えて、ポケット状容器29を底面に向けて径小
となる擂鉢状容器に形成し、該容器の内周壁面に添わせ
て傾斜姿勢に配置した冷熱ブロック31と角錐体になる
受熱ブロック15の壁面とが平行となるように対面させ
た上で、受熱ブロック15と冷熱ブロック31との間に
サーモモジュール14を挟持させる。これにより、受熱
ブロック15より加わる重量荷重の分力で冷熱ブロック
31がポケット状容器29の壁面に押しつけられて両者
が伝熱的に密着し合うようになる。
【0046】一方、図16は図11,図15の実施例に
採用したポケット状容器29の断面構造を示しものであ
り、冷却フィン12の装着部位に対応して容器29の外
周面には断面を縮小して内側に一段引っ込んだ括れ段部
29aが絞り加工により形成してある。この括れ段部2
9aは冷却フィン12の脱落防止を図ったものであり、
二つ割り構造の冷却フィン12を括れ段部29aの周面
に重ねてボルト30(図11参照)で締結することで、
冷却フィン12が定位置に安定支持される。なお、括れ
段部29aの段差は0.5〜1mm程度で十分である。
【0047】さらに、図17はポケット状容器29を一
体に設けた密閉蓋11bの応用実施例を示すものであ
り、プラスチックなどの断熱材で作られた蓋本体36の
中央開口部に絞り加工で作られた金属製のポケット状容
器29が嵌合して気密にシール結合されている。なお、
37は密閉蓋11bを水リザーバ11の上面に固定する
ためのフック金具で、図10に示した固定金具25と係
合し合うものである。
【0048】次に、先記した図10の構成に対し、その
給水系に改良の手を加えた応用実施例を図21に示す。
すなわち、図21の構成では、まず冷水抽出用の出口管
20に対して、水リザーバ内の上部空間に向けて開放し
た小径な空気抜き穴39が開口している。また、水リザ
ーバ11の上部空間には、水道水補給用の入口管19の
先端に接続した散水ノズル40が配備され、さらに散水
ノズル40の下方側には網目状の緩衝部材として金網が
敷設されている。
【0049】ここで、前記の空気抜き穴39,散水ノズ
ル40,金網41について、その機能と詳細構造を説明
する。まず、空気抜き穴39は、図22で示すように密
閉蓋11bの近傍箇所に穿孔されており、その穴径は出
口管20の口径に比べて極端に小径な穴である。そし
て、この空気抜き穴39は次記のように機能する。すな
わち、水リザーバ11へ空の状態から水道水を給水する
と、給水開始当初はリザーバ内の空気が出口管20の先
端開口面20aを通じて管内に入り、出口管を通じて外
部に抜け出すが、リザーバ内の貯留水位Hが上昇して出
口管20の開口が水面下に没した後は、リザーバ内に閉
じ込められている空気が前記の空気抜き穴39を通じて
図示矢印のように外部に排気される。したがって、空気
抜き穴39が水面下に没する水位まで水道水を水リザー
バ11に補給して満杯状態に貯留することができる。か
かる点、仮に空気抜き穴39を設けないと、水リザーバ
11の貯留水位は水道水圧とリザーバ内の上部空間に封
じ込められている空気圧とが平衡した水位で停止してし
まい、それ以上に水を貯えることができない。なお、空
気と水の密度比は約1:100であることから、理論的
には空気抜き穴39の穴径を出口管20の管径の約1/
100程度の小径穴でよい。
【0050】したがって、水リザーバ11の満杯状態で
入口管19より水道水を新たに導入しつつ、出口管20
を通じて冷水を抽出すると、リザーバの上部に溜まって
いる給水直後の生温い水は、抵抗の大きな空気抜き穴3
9を通じて出口管20に流入することが殆どなく、リザ
ーバ内の底部側に停滞して十分に冷えた冷水がリザーバ
の底面近くに開口する出口管20の開口端面20aを通
じて外部に抽出されるようになる。
【0051】一方、先記した散水ノズル40は、図2
3,図24で示すように外形が馬蹄形をなす中空管であ
って、その上面には多数の水道水吹出口40aが分散開
口しており、水リザーバ11に引き込んだ水道水補給用
入口管19の先端に接続して中央のポケット状容器29
を取り囲むようにして水リザーバ11の上部空間に収容
配置される。なお、各吹出口40aの開口面積の合計
は、入口管19の断面積の5倍程度になるよう定めてあ
る。
【0052】かかる構造の散水ノズル40を入口管19
の先端に接続して水リザーバ11に水道管より水道水を
給水すると、入口管19を通じて押し込み導入された水
道水は散水ノズル40の上面に開口した吹出口40aよ
り上向きに吹出し、上方の密閉蓋11bに突き当たって
水流の流速が減速した後、方向転換して下方に流下す
る。したがって、水道水の動圧で水リザーバ11で低温
状態に蓄えた貯留冷水が新たに導入された温度の高い水
道水と攪拌し合うことが抑えられる。つまり、リザーバ
の底部側に溜まっている冷水は新たに導入した水道水と
入り交じって水温が高まった状態で抽出されることはな
く、リザーバの底部側から低温状態を保ったまま出口管
20を通じて抽出される。
【0053】さらに、前記の散水ノズル40と組合わせ
て、散水ノズル40の下方側に水攪拌の緩衝部材として
機能する金網41を敷設することにより、冷水と補給水
道水との攪拌抑制効果をより一層高めることができる。
ここで、金網41は図25で示すように細かなメッシュ
の金網を水リザーバ11の断面形状に合わせてリング状
に裁断したものであり、前記散水ノズル40の底面にね
じ止め,ろう付けなどして固定される。
【0054】このような金網41を散水ノズル40の下
方に敷設しておくことにより、入口管19より散水ノズ
ル40を通じてリザーバ内に水道水を導入した際に金網
41が緩衝部材として働き、該金網を境にその下面側の
領域を満たしている貯留水に水道水の導入による水攪拌
の影響が及ぶのを抑制する。つまり、水道水の導入に伴
って金網41の上面側で水の攪拌が生じても、下面側で
は殆ど静水状態を保つ。しかも、冷水の抽出と入れ替わ
りに新たに導入した水道水が金網41を通過する際に
は、金網のメッシュ目により整流されるのでリザーバの
底部側では冷水と導入直後の水道水との不要な攪拌が生
じることがなく、これにより冷水を低温状態のまま出口
管20を通じて外部に取り出すことができる。
【0055】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の構成によれ
ば、小型,軽量で運転に伴う騒音発生もなく、しかも水
道なとから補給した飲料水を冷却,浄化して随時供給で
きるようにした家庭での使用に好適な飲料用の冷水ディ
スペンサを提供することができる。
【0056】また、飲料水の冷却手段として熱電冷却素
子のサーモモジュールを使用し、かつサーモモジュール
の放熱手段としてヒートパイプを採用した上で、本発明
の各請求項に記載した構造を採用することにより、水道
管接続型,あるいは汲置型の冷水ディスペンサとして飲
料水を効率よく冷却して給水することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1に対応する冷水ディスペンサ
の全体構成を示す縦断面図
【図2】図1の左側面図
【図3】図1の右側面図
【図4】図1と異なる実施例を示す全体構成の縦断面図
【図5】図1,図5に採用した冷却フィン組立体の構成
斜視図
【図6】実施例1における水リザーバの別な実施例を示
す横断面図
【図7】図6の水リザーバの縦断面図
【図8】図6の水リザーバに組み込んだ冷却フィン組立
体の構成斜視図
【図9】本発明の実施例2に対応する冷水ディスペンサ
の全体構成の縦断面図
【図10】本発明の実施例3に対応する冷水ディスペン
サの冷却ユニットの構成断面図
【図11】図10の矢視A−A断面図
【図12】図10の冷却ユニットに関する別な実施例の
構造を示す横断面図
【図13】図10の冷却ユニットに関する別な実施例の
構造を示す横断面図
【図14】図10の冷却ユニットに関する別な実施例の
構造を示す横断面図
【図15】図10の冷却ユニットに関する別な実施例の
構造を示す縦断面図
【図16】図10におけるポケット状容器の断面図
【図17】図10の水リザーバ密閉蓋に関する別な実施
例の構成図であり、(a)は縦断面図、(b)は(a)
の平面図
【図18】圧縮式冷凍機を採用した従来の冷水ディスペ
ンサの構成断面図
【図19】実施例1に対する別な実施例を示すディスペ
ンサ全体の構成断面図
【図20】図10の冷却ユニットに関する別な実施例の
横断面図
【図21】図10を改良した別な実施例を示す全体構造
の縦断面図
【図22】図21における出口管部分の拡大図
【図23】図21における散水ノズルの外形斜視図
【図24】図21における散水ノズルの断面側視図
【図25】図21における金網の外形斜視図
【図26】図10における冷却ユニットに関する応用実
施例の組立構造を示す縦断面図
【図27】図26の冷却ユニットをさらに改良した別な
応用実施例の組立構造を示す縦断面図
【符号の説明】
10 本体ケース 11 水リザーバ 11a 開閉蓋 11b 密閉蓋 11c 内容器 11d 外容器 11e 真空空間 12 冷却フィン 12a〜12c フィンプレート 12d 切欠き部 13 冷却板 14 サーモモジュール 15 受熱ブロック 16 ヒートパイプ 17 浄水器 18 電源部 19 入口管 20 出口管 26 送水ポンプ 27 切換弁 28 水噴射ノズル 28a ノズル固定台 29 ポケット状容器 29a 括れ段部 31 冷熱ブロック 34 断熱スペーサ 38 断熱ブロック 39 空気抜き穴 40 散水ノズル 40a 水道水吹出口 41 金網
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩本 昌三 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内

Claims (29)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水道などから補給した飲料用水を貯留する
    断熱構造の水リザーバと、水リザーバに付設して貯留水
    を冷却する熱電冷却素子のサーモモジュールと、サーモ
    モジュールの発熱面側に伝熱結合した放熱用のヒートパ
    イプと、サーモモジュールの電源部と、前記水リザーバ
    に接続した水道水の入口管, もしくは冷水の出口管のい
    ずれか一方に接続したろ過式浄水器とを具備し、これら
    部品を一括して本体ケース内に組み込んで構成したこと
    を特徴とする飲料用冷水ディスペンサ。
  2. 【請求項2】請求項1記載の冷水ディスペンサにおい
    て、水リザーバが水道管に接続した密閉形水槽であるこ
    とを特徴とする飲料用冷水ディスペンサ。
  3. 【請求項3】請求項1記載の冷水ディスペンサにおい
    て、水リザーバが飲料用水を汲み置きする開閉蓋付き水
    槽であることを特徴とする飲料用冷水ディスペンサ。
  4. 【請求項4】請求項2, 3のいずれかに記載の冷水ディ
    スペンサにおいて、水リザーバの水槽が、内外二重構造
    の容器で、かつ内容器と外容器との間を真空空間とした
    断熱容器としてなることを特徴とする飲料用冷水ディス
    ペンサ。
  5. 【請求項5】請求項1記載の冷水ディスペンサにおい
    て、水リザーバの内壁面一部を冷却フィン付き冷却板で
    仕切るとともに、該冷却板の外面側にサーモモジュール
    の吸熱面を重ね合わせ、さらに該サーモモジュールの発
    熱面に受熱ブロックを介して放熱用ヒートパイプの蒸発
    部を伝熱的に結合したことを特徴とする飲料用冷水ディ
    スペンサ。
  6. 【請求項6】請求項5記載の冷水ディスペンサにおい
    て、冷却板に設けた冷却フィンが、断面コ字形に屈曲し
    た形状でその底辺長が異なる複数枚のフィンプレートの
    集合体からなり、かつ各プレートの底辺部を重ね合わせ
    て櫛歯状に組立てたことを特徴とする飲料用冷水ディス
    ペンサ。
  7. 【請求項7】請求項6記載の冷水ディスペンサにおい
    て、冷却フィン組立体に対し、各フィンプレートの板厚
    を内側から外側への配列順に合わせて段階的に厚くした
    ことを特徴とする飲料用冷水ディスペンサ。
  8. 【請求項8】請求項2に記載の水リザーバと請求項6に
    記載の冷却フィンを組合わせた冷水ディスペンサにおい
    て、冷却フィン組立体のフィン配列を縦向きとし、かつ
    その縦,横外形寸法を水リザーバの内部空間の寸法に合
    わせてフィンプレートの周縁が水リザーバの内壁面に殆
    ど当接するように収設するとともに、櫛歯状に並ぶフィ
    ンプレートの上,下端部を1枚おきに切欠き、該プレー
    トを仕切隔壁として水道に通じる飲料水入口と冷水出口
    との間で水リザーバ内にジグザグに曲がりくねった蛇行
    状の通水路を形成したことを特徴とする飲料用冷水ディ
    スペンサ。
  9. 【請求項9】請求項3記載の冷水ディスペンサにおい
    て、水リザーバから引出した冷水出口側配管路に送水ポ
    ンプを接続したことを特徴とする飲料用冷水ディスペン
    サ。
  10. 【請求項10】請求項3記載の冷水ディスペンサにおい
    て、水リザーバから引出した冷水出口側配管路に送水ポ
    ンプを接続し、さらに水リザーバの水槽内部にはサーモ
    モジュール設置側の壁面に向けて開口する水噴射ノズル
    を配備するとともに、該水噴射ノズルを前記送水ポンプ
    よりも下流側の配管路に切換弁を介して分岐接続したこ
    とを特徴とする飲料用冷水ディスペンサ。
  11. 【請求項11】請求項10記載の冷水ディスペンサにお
    いて、水噴射ノズルを、水リザーバに対して着脱可能に
    設置したことを特徴とする飲料用冷水ディスペンサ。
  12. 【請求項12】上面を閉塞する密閉蓋,および該密閉蓋
    を貫通して引き入れた水道水補給用の入口管,および冷
    水抽出用の出口管を備えたポット形の水リザーバに対
    し、該水リザーバの上面中央部に水面下に没入するよう
    膨出する金属製のポケット状容器を設けるとともに、容
    器の内側空間にはサーモモジュール,および放熱用ヒー
    トパイプの蒸発部を取付けた受熱ブロックを伝熱的に組
    合わせて収設したことを特徴とする飲料用冷水ディスペ
    ンサ。
  13. 【請求項13】請求項12記載の冷水ディスペンサにお
    いて、水リザーバの水槽が、内外二重構造の容器で、か
    つ内容器と外容器との間を真空空間とした断熱容器とし
    てなることを特徴とする飲料用冷水ディスペンサ。
  14. 【請求項14】請求項12記載の冷水ディスペンサにお
    いて、ポケット状容器を水リザーバの上面に配した着脱
    可能な密閉蓋と一体に設けたことを特徴とする飲料用冷
    水ディスペンサ。
  15. 【請求項15】請求項12記載の冷水ディスペンサにお
    いて、ポケット状容器の内側には、断面が方形状になる
    受熱ブロックを挟んでその対向二面と容器の内周壁面と
    の間にサーモモジュールと冷熱ブロックを重ね合わせて
    伝熱的に介装したことを特徴とする飲料用冷水ディスペ
    ンサ。
  16. 【請求項16】請求項12記載の冷水ディスペンサにお
    いて、ポケット状容器の内側には、断面が方形状になる
    受熱ブロックを挟んでその周囲四面と容器の内周壁面と
    の間にそれぞれサーモモジュールと冷熱ブロックを重ね
    合わせて伝熱的に介装したことを特徴とする飲料用冷水
    ディスペンサ。
  17. 【請求項17】請求項15または16記載の冷水ディス
    ペンサにおいて、受熱ブロックを先細りの角錐体に形成
    するとともに、ポケット状容器の内周壁面に添わせて分
    散配置した冷熱ブロックの内側壁面を前記受熱ブロック
    の壁面と平行な傾斜平坦面となして両者間にサーモモジ
    ュールを挟持させたことを特徴とする飲料用冷水ディス
    ペンサ。
  18. 【請求項18】請求項15または16記載の冷水ディス
    ペンサにおいて、ポケット状容器を擂鉢状に形成し、か
    つ該容器の内周傾斜面に添わせて内側壁面が平坦面であ
    る冷熱ブロックを傾斜姿勢に分散配置するとともに、容
    器内の中央に配置した受熱ブロックを冷熱ブロックの傾
    斜壁面と平行な先細りの角錐体に形成して両者間にサー
    モモジュールを挟持させたことを特徴とする飲料用冷水
    ディスペンサ。
  19. 【請求項19】請求項12記載の冷水ディスペンサにお
    いて、ポケット状容器の左右側壁面を平坦面となし、か
    つ断面が方形状になる受熱ブロックを挟んでその対向二
    面と平坦な容器壁面との間にサーモモジュールを伝熱的
    に介装したことを特徴とする飲料用冷水ディスペンサ。
  20. 【請求項20】請求項12記載の冷水ディスペンサにお
    いて、ポケット状容器の左右側壁面を平坦面となし、か
    つ断面が方形状になる受熱ブロックを挟んで容器壁面と
    の間の一方側にサーモモジュールを、他方側に断熱スペ
    ーサを介装したことを特徴とする飲料用冷水ディスペン
    サ。
  21. 【請求項21】請求項12記載の冷水ディスペンサにお
    いて、ポケット状容器の内側には、断面が方形状になる
    受熱ブロックを挟んでその対向二面のうち、一方の面と
    容器壁面との間にサーモモジュールと冷熱ブロックを重
    ね合わせて伝熱的に介装し、他方の面と容器壁面との間
    には断熱ブロックを介装したことを特徴とする飲料用冷
    水ディスペンサ。
  22. 【請求項22】請求項12記載の冷水ディスペンサにお
    いて、ポケット状容器の内側には、断面が方形状になる
    受熱ブロックを挟んでその対向二面のうち、一方の面と
    容器壁面との間にサーモモジュールと冷熱ブロックを重
    ね合わせて伝熱的に介装し、他方の面と容器壁面との間
    にはサーモモジュールと同じ厚さの断熱スペーサと冷熱
    ブロックを重ね合わせて介装したことを特徴とする飲料
    用冷水ディスペンサ。
  23. 【請求項23】請求項15ないし19のいずれかに記載
    の冷水ディスペンサにおいて、ポケット状容器を囲繞し
    てその外周面上に冷却フィンを伝熱的に装着したことを
    特徴とする飲料用冷水ディスペンサ。
  24. 【請求項24】請求項23記載の冷水ディスペンサにお
    いて、ポケット状容器の外周面における冷却フィンの装
    着部位に、内側へ一段引っ込んだフィン保持用の括れ段
    部を形成したことを特徴とする飲料用冷水ディスペン
    サ。
  25. 【請求項25】請求項23記載の冷水ディスペンサにお
    いて、冷却フィンを周方向に分割した二つ割り構造とな
    してポケット状容器の周面上に締結支持したことを特徴
    とする飲料用冷水ディスペンサ。
  26. 【請求項26】請求項20ないし22のいずれかに記載
    の冷水ディスペンサにおいて、サーモモジュールないし
    冷熱ブロックの配置面域に対向してポケット状容器の外
    周面上に冷却フィンを設けたことを特徴とする飲料用冷
    水ディスペンサ。
  27. 【請求項27】請求項12記載の冷水ディスペンサにお
    いて、冷水抽出用の出口管の先端を水リザーバの底部付
    近に開口するとともに、該出口管に対して密閉蓋の内側
    近傍箇所に小径の空気抜き穴を開口したことを特徴とす
    る飲料用冷水ディスペンサ。
  28. 【請求項28】請求項12記載の冷水ディスペンサにお
    いて、水道水補給用の入口管を水リザーバ内の上部空間
    に開口するとともに、上面に水道水の吹出口が分散開口
    した構造の散水ノズルを前記入口管の先端に接続して水
    リザーバ内に配置したことを特徴とする飲料用冷水ディ
    スペンサ。
  29. 【請求項29】請求項28記載の冷水ディスペンサにお
    いて、散水ノズルの下方に、水道水の導入に伴うリザー
    バ貯留水の攪拌を抑える網目状の緩衝部材を敷設したこ
    とを特徴とする飲料用冷水ディスペンサ。
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Cited By (8)

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