JP2013184747A - ウォーターサーバ - Google Patents

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Abstract

【課題】構造が単純で、外部からエアーを導入せずとも、残液などを生じさずに減容ボトルから内蔵液を流出させて減容化し使い切ることが出来ウォーターサーバを提供する。
【解決手段】内蔵液2の減少に伴い容積も減らす減容ボトル3と、これの口部4に差し込み内蔵液2を流下させる流通孔5a付のボトルインナー5と、これから流下した内蔵液2を受け貯留するタンク6と、このタンク6の最上部位に接続した供給バルブ7と、これらを設置した機体8と、からなり、供給バルブ7は、減容ボトル3より低い位置に、且つ供給バルブ7内の最高部位がボトルインナー5の底面、すなわち、基端開口5bと同一高さに調整されることで、減容ボトル3の内蔵液2は、減容ボトル3の容積を減らしつつボトルインナー5を通り流下してタンク6に貯留され、供給バルブ7を開くことにより、外部エアーを引き込むことなく内蔵液2を外部に流出することで、上記課題を達成出来る。
【選択図】図1

Description

本発明は、減容ボトル内に外部からエアーを導入しなくても、減容ボトル口部から収容している飲用水などの内蔵液を外部に流出させるウォーターサーバに関する。
従来の一般的なウォーターサーバ50は、図15に示すように、ボトル51を置き、その下方の貯留タンク52上に載置する水供給装置を兼ねるタンクカバー53があって、このタンクカバー53は、貯留タンク52を塞ぎ且つパッキン54により封止すると共に、ボトル51の口部55に差し込み内蔵液を取り込み流下させるボトルインナー56を貫通した状態で立設している。一方、この貯留タンク52には、冷却源に接続した冷却パイプ57が巻かれた状態で装備され、さらに冷水コック58にも接続して、この冷水コック58を開けば、内蔵液を冷水として利用できる。また、この貯留タンク52は、加熱タンク59に接続し、この加熱タンク59は、温水コック60にも接続して、この温水コック60を開けば、温水としても利用できる。
このウォーターサーバ50は、貯留タンク52上に載置したボトル51がハードで減容化しない場合、ボトル51の内蔵液は、エアーと置換することで貯蔵タンク52内に流下するが、その際のエアーは、タンクカバー53と貯留タンク52との間に介在するパッキン54のわずかな隙間から侵入してくる外気エアーである。この外気エアーには雑菌や埃が含まれているから、貯蔵タンク52やボトル51内に雑菌や埃が侵入することになり、不衛生となる。
また、貯留タンク52上に載置したボトル51が減容化する場合、ボトル51の内蔵液はエアーと置換しなくても、貯蔵タンク内に流下するが、タンクカバー53と貯留タンク52との間のパッキン54により完全に密封していないと、ボトル51の内蔵液が外部に漏れることになる。
このような状況を解消したウォーターサーバ50Aは、図16に示すように、貯蔵タンク52の天井に、減容ボトルに繋がっている注水パイプ61、及び貯蔵タンク52の液位の低下に伴い貯蔵タンク52内にエアーを導入する空気取り入れ口62を設けてある。注水パイプ61に貯蔵タンク52の液位を見るフロート弁63を設け、空気取り入れ口62に、外部からのエアーのエアー流入口64を有するエアチャンバ65を接続して、このエアチャンバ65内にオゾン発生機66を設けている。貯蔵タンク52の内蔵液を利用すると、液位が低下することになるが、エアー流入口64から外部エアーがエアチャンバ65内に入りオゾン発生機66からのオゾンにより殺菌されて、空気取り入れ口62から貯蔵タンク52内に殺菌された外部エアーが入ることで、貯蔵タンク52の内蔵液の利用が可能となる。
一方、貯蔵タンク52の内蔵液の水位が設定液位より低下するまで、フロート弁63が開くことはない。設定液位より低下すると、フロート弁63が開き、減容ボトルの内蔵液が注水パイプ61を通り貯蔵タンク52内に流下する。その際、貯蔵タンク52内のエアーは、減容ボトルの内蔵液と置換されることなく、空気取り入れ口62からエアチャンバ65内に入り、エアー流入口64から外部に排出される。なお、減容ボトルに代えて減容化しないボトルであると、貯蔵タンク52内のエアーは、ボトル51の内蔵液と置換されて、貯蔵タンク52内に内蔵液が流下することになる(例えば、特許文献1参照)。
また、ウォーターサーバ50Bは、図17に示すように、容器接続部70の通水筒71の内部を、通水孔73aが形成され、通水管72が接続される通水部73と、この通水部73に開口する通気用小孔74aが形成された通気部74と、に筒状仕切り壁75で仕切り、通気部74に連通する基部71aの開口74bに、貯留タンク76へ垂下された通気管77を接続して、その先端に貯留タンク76内の液位の低下で開くエアー用の開閉弁78aを設けることにより、減容ボトル51A内の内蔵液が残り少なくって、貯留タンク76内の液位が低下したままとなった時に、エアー用の開閉弁78aが開き通気管77から通気部74の通気用小孔74a及び通水孔73aを通して、貯留タンク76内のエアーを減容ボトル51A内へ導入し、減容ボトル51A内の負圧を解消して、残った内蔵液を通水部73及び通水管72を通し、開いている液用の開閉弁78bから貯留タンク76内に流下させるようにしている(例えば、特許文献2参照)。
特開2010−52752号公報 特開2010−228807号公報
特許文献1のウォーターサーバ50Aは、貯蔵タンク52内の液位を見るフロート弁63により、減容ボトルに繋がっている注水パイプ61を開いて内蔵液を流下させるから、貯蔵タンク52の密封状況に関わりなく、内蔵液が注水パイプ61を通り重力で貯蔵タンク52内に流下することが無く、内蔵液が外部に漏れることは有り得ない。しかしながら、貯蔵タンク52の内蔵液の利用を図る際、内蔵液の液位が低下するのに伴い、オゾン殺菌したエアーを貯蔵タンク52内に導入することになって、オゾン発生機66や殺菌するためのエアチャンバ65、未利用のオゾンの吸着用活性炭などの付帯機器が必要となる。
特許文献2のウォーターサーバ50Bは、エアー用の開閉弁78a及び液用の開閉弁78bを別々に設置して、それぞれのエアー及び内蔵液が別々の通気管77及び通水管72を通るようにしている。しかしながら、構造が複雑であり誤動作の可能性もあって、その上、減容ボトルのスプリングバックによる残液を避けるため、貯留タンク76内のエアーを導入するようになっているし、さらに、エアー用の開閉弁78a、液用の開閉弁78bが貯留タンク76内の内蔵液面より上方に存在しているため、液用の開閉弁78bから通水管72を通り、減容ボトル内に貯留タンク76内のエアーが入る可能性がある。その結果、最終的に貯留タンク76内に外部エアーを導入することになる。
そこで、本発明の目的は、構造が単純であるのに、外部からエアーを導入しないでも、残液や液漏れを生じさせない状態で、減容ボトルから内蔵液などを貯蔵タンクに流出させ得てスムーズに減容化して、内蔵液などを使い切ることが出来、その上、別途殺菌のための機器類なども必要としない、ウォーターサーバを提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなることを特徴とするものである。
すなわち、本発明によれば、内蔵液の減少に伴い容積も減らす減容ボトルと、該減容ボトルの口部に差し込み内蔵液を取り込み流下させる流通孔付のボトルインナーと、該ボトルインナーから流下した内蔵液を受け貯留するタンクと、該タンクの最上部位に接続した供給バルブと、これらを設置した機体と、からなり、前記供給バルブは、前記減容ボトルより低い位置に、且つ供給バルブ内の最高部位が前記ボトルインナーの底面と同一高さにすることで、前記減容ボトルの内蔵液は、減容ボトルの容積を減らしつつ前記ボトルインナーを通り流下して前記タンクに貯留され、前記供給バルブを開くことにより、外部エアーを引き込むことなく内蔵液を外部に流出することを特徴とするウォーターサーバが提供される。
また、本発明によれば、内蔵液の減少に伴い容積も減らす減容ボトルと、該減容ボトルの口部に差し込み内蔵液を取り込み流下させる流通孔付のボトルインナーと、該ボトルインナーから流下した内蔵液を受け貯留するタンクと、該タンクの最下部位に取水口を向けたパイプに接続した供給バルブと、前記タンクからの内蔵液を受け貯留する第2タンクと、該第2タンクの最下部位と前記タンクの最上部位とを接続し前記第2タンクの最下部位に流出口を向けた連絡パイプと、前記第2タンクの最上部位に接続した第2供給バルブと、これらを設置した機体と、からなり、前記供給バルブ及び第2供給バルブは、前記減容ボトルより低い位置に、且つ両供給バルブ内の最高部位が前記ボトルインナーの底面と同一高さにすることで、前記減容ボトルの内蔵液は、減容ボトルの容積を減らしつつ前記ボトルインナーを通り流下して前記タンクに貯留され且つ前記連絡パイプにより前記第2タンクに貯留され、前記供給バルブ及び第2供給バルブを開くことにより、外部エアーを引き込むことなく内蔵液を外部に流出することを特徴とするウォーターサーバが提供される。
また、本発明によれば、内蔵液の減少に伴い容積も減らす減容ボトルと、該減容ボトルの口部に差し込み内蔵液を取り込み流下させる流通孔付のボトルインナーと、該ボトルインナーから流下した内蔵液を2系統以上に分ける分岐パイプにて受け貯留する2以上のタンクと、該2以上のタンクの最上部位に接続した2以上の供給バルブと、これらを設置した機体と、からなり、前記2以上の供給バルブは、前記減容ボトルより低い位置に、且つ前記2以上の供給バルブ内の最高部位が前記ボトルインナーの底面と同一高さにすることで、前記減容ボトルの内蔵液は、減容ボトルの容積を減らしつつ前記ボトルインナーを通り流下して前記2以上のタンクに貯留され、前記2以上の供給バルブを開くことにより、外部エアーを引き込むことなく内蔵液を外部に流出することを特徴とするウォーターサーバが提供される。
また、本発明によれば、前記機体に、前記減容ボトルを覆うカバーと該カバー内に接続した加圧源と前記カバーに設けた過圧開放弁とからなる減容補助装置を、取り付けたウォーターサーバが提供される。
また、本発明によれば、前記減容ボトルは、これに内蔵液を収容する際、前記口部にこれの容量に相当する無菌エアーを封入してなるウォーターサーバが提供される。
また、本発明によれば、前記機体に設置したボトルインナー上を摺動して前記流通孔を開閉するスライドカバーと、該スライドカバーと前記機体との間に介在して前記ボトルインナーの流通孔を閉鎖方向に弾発するバネとからなる外気侵入防止弁を備えてなるウォーターサーバが提供される。
上記第1の課題解決手段による作用は、内蔵液入り減容ボトルの口部にボトルインナーを差し込み設置してあり、タンクが内蔵液により満杯の状態であって、その内蔵液を利用するために供給バルブを開くと、供給バルブより高い位置にある減容ボトルの内蔵液の位置エネルギーにより、外部エアーを引き込むことなく、減容ボトルを減容させながらタンクの内蔵液が供給バルブから外部に流出する。減容ボトルが空になったら外し、そのあとに内蔵液入り減容ボトルを設置する。
上記第2の課題解決手段による作用は、内蔵液入り減容ボトルの口部にボトルインナーを差し込み設置してあり、タンク及び第2タンクが内蔵液により満杯の状態であって、その内蔵液を利用するために供給バルブを開くと、供給バルブより高い位置にある減容ボトルの内蔵液の位置エネルギーにより、外部エアーを引き込むことなく、減容ボトルを減容させながら、タンクの内蔵液のみが供給バルブから外部に流出する。また、第2供給バルブを開くと、これより高い位置にある減容ボトルの内蔵液の位置エネルギーにより、第2タンク内に外部エアーを引き込むことなく、減容ボトルを減容させながら、タンクを経由した第2タンクの内蔵液のみが、第2供給バルブから外部に流出する。減容ボトルが空になったら外し、そのあとに内蔵液入り減容ボトルを設置する。
上記第3の課題解決手段による作用は、内蔵液入り減容ボトルの口部にボトルインナーを差し込み設置してあり、2以上のタンクが内蔵液により満杯の状態で、その内蔵液を利用するために、2以上の供給バルブを開くと、2以上の供給バルブより高い位置にある減容ボトルの内蔵液の位置エネルギーにより、外部エアーを引き込むことなく、減容ボトルを減容させながら、分岐パイプを経由して2以上のタンクに流入した内蔵液が、2以上の供給バルブからそれぞれ外部に流出する。減容ボトルが空になったら外し、そのあとに内蔵液入り減容ボトルを設置する。
上記第4の課題解決手段による作用は、何らかの原因により、通常使用で減容ボトルの減容が不十分であるとき、加圧源によりカバー内を加圧状態にして、減容ボトルの減容を補助し、通常使用と同じようにして外部に内蔵液を流出させる。
上記第5の課題解決手段による作用は、減容ボトルが完全に減容して内蔵液を全て流出させたあと、減容ボトルに内蔵液を収容する際に封入した口部の容量に見合う無菌エアーにより、減容しない口部内に残っている内蔵液と置換して、内蔵液を外部に流出させる。
上記第6の課題解決手段による作用は、内蔵液入り減容ボトルの口部にボトルインナーを差し込み設置してある状態から、減容ボトルを外すと、外気侵入防止弁のバネの弾発力により、スライドカバーがボトルインナー上を閉鎖方向に摺動して、ボトルインナーの流通孔を閉鎖する。
本発明によれば、外部からエアーを導入しないでも、残液や液漏れを生じさせない状態で、減容ボトルから内蔵液などを貯蔵タンクに流出させ得てスムーズに減容化でき、その上、別途殺菌などのための機器類なども必要とせず、さらに、構造が単純であるから低コストにでき、且つ誤動作もしない、などの効果がある。
本発明によれば、上記の効果に加えて、1つの減容ボトルから内蔵液などを直列に繋いだ2つのタンク及び第2タンクに流出でき、両タンクに接続した供給バルブ及び第2供給バルブから内蔵液をそれぞれ供給出来る、などの効果がある。
本発明によれば、上記の効果に加えて、並列に2系統以上に分ける分岐パイプにより、2系統以上の供給バルブから内蔵液を2系統以上に供給出来る、などの効果がある。
本発明によれば、上記の効果に加えて、減容ボトルの設置状況不良やその品質にブレがあるなどの原因があっても、減容ボトルを確実に減容化でき、内蔵液を完全に消費しきることが出来る、などの効果がある。
本発明によれば、上記の効果に加えて、減容ボトル及びその口部内にある全ての内蔵液を、外部エアーを導入しなくても完全に外部に流出させる、など効果がある。
本発明によれば、上記の効果に加えて、減容ボトルを外した状態でも、外気侵入防止弁によりボトルインナーの流通孔を直ちに閉鎖するから、外部エアーがタンク内に侵入することがない、などの効果がある。
本発明の実施の形態を示すウォーターサーバの系統図である(実施例1)。 図1のウォーターサーバに使用される減容ボトルの口部にキャップを被せた状態の断面図(実施例1)。 本発明のウォーターサーバの外気侵入防止弁を示す断面図である(実施例1)。 図3の外気侵入防止弁の使用状況を示す断面図である(実施例1)。 図1のウォーターサーバに減容補助装置を設置した状態を示す系統図である(実施例1)。 本発明のウォーターサーバの使用状況を示す系統図である(実施例1)。 本発明のウォーターサーバの使用状況を示す系統図である(実施例1)。 本発明のウォーターサーバの使用状況を示す系統図である(実施例1)。 本発明のウォーターサーバの使用状況を示す系統図である(実施例1)。 本発明のウォーターサーバの使用状況を示す系統図である(実施例1)。 本発明のウォーターサーバの使用状況を示す系統図である(実施例1)。 本発明の他の実施形態を示すウォーターサーバの系統図である(実施例2)。 本発明の他の実施形態を示すウォーターサーバの系統図である(実施例3)。 本発明の他の実施形態を示すウォーターサーバの系統図である(実施例4)。 従来のウォーターサーバを示す系統図である。 従来のウォーターサーバを示す断面図である。 従来のウォーターサーバを示す断面図である。
以下に、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図面において、1はウォーターサーバであり、このウォーターサーバ1は、内蔵液2の減少に伴い容積も減らす減容ボトル3と、この減容ボトル3の口部4に差し込み内蔵液2を取り込み流下させる流通孔5a付のボトルインナー5と、このボトルインナー5から流下した内蔵液2を受け貯留するタンク6と、このタンク6の最上部位に接続した供給バルブ7と、これらを設置した機体8と、からなり、供給バルブ7は、減容ボトル3より低い位置に、且つ供給バルブ7内の最高部位がボトルインナー5の底面、すなわち、基端開口5bと同一高さに調整されることで、減容ボトル3の内蔵液2は、減容ボトル3の容積を減らしつつボトルインナー5を通り流下してタンク6に貯留され、供給バルブ7を開くことにより、外部エアーを引き込むことなく内蔵液2を外部に流出するものである。
減容ボトル3は、内蔵液2の減少に伴いその容積も減らすものであれば、特に限定がないが、内蔵液2を収容する、例えば、球体状のボトル本体10と、このボトル本体10に内蔵液2を流出入させ且つキャップ11を被せる口部4と、からなり、ボトル本体10は、その形状が垂直方向の中央部分が最大径をなし、この最大径部に折り返し部12を設けて上半部13と下半部14に分け、これら上半部13と下半部14とが同形であり、且つ折り返し部12から離れるに従い狭まる形状である。そして、減容ボトル3は、ボトル本体10に内蔵液2が不収容時に、上半部13及び下半部14の何れか一方が、いずれか他方に折り返し部12を境に折り返し収納でき、且つ、ボトル本体10に内蔵液2が収容時に、口部4を下側に向け開口すると、ボトル本体10の内蔵液が減るに従い、大気圧により下半部14が収縮して折り返し部12を境にして徐々に折り返り、上半部13内に徐々に収納して行くことで減容し、外気を導入しないでボトル本体10の内蔵液2を外部に供給することが出来るものである。
なお、この減容ボトル3は、内蔵液2を収容する際、この口部4にこれの容量に相当する無菌エアーを封入するのが良い。減容ボトルとはいえ、口部4は減容化出来ないから、それに相当する量の無菌エアー15を封入しておけば、ボトル本体10を完全に減容して内蔵液2を全て流出させたあと、減容ボトル3に内蔵液2を収容する際に封入した口部4の容量に相当する無菌エアー15により、減容しない口部4内に残っている内蔵液2と置換して、内蔵液2を供給バルブ7から外部に流出させ得る。
また、前記キャップ11は、減容ボトル3の口部4に打栓あるいは螺着などにより被せて密封するものであり、その天板20の周縁からスカート壁21を垂下させてなる。そして、天板20の中止部に孔20aがあり、その孔20aに延設したインナー口22があって、このインナー口22にインナーキャップ23を嵌めている。したがって、減容ボトル3の口部4にキャップ11を被せてあると、ウォーターサーバ1に減容ボトル3を装着する際、口部4を下側に向けても内蔵液2が流出することは無い。なお、減容ボトル3の内蔵液2は、飲料水、ジュースなど、特に限定がない。
前記ボトルインナー5は、その先端部に流通孔5aを有し、その基端開口5b側が機体8の減容ボトル受け24の底板24aを貫通し、その状態で底板24aに立設している。そして、このボトルインナー5には外気侵入防止弁25が備えてある。この外気侵入防止弁25は、図3、4に示すように、ボトルインナー5上を摺動して流通孔5aを開閉するスライドカバー26と、このスライドカバー26と減容ボトル受け24の底板24aとの間に介在して、スライドカバー26をボトルインナー5の流通孔5aを閉鎖方向に弾発するバネ27と、からなる。したがって、減容ボトル受け24から減容ボトル3を外すと、外気侵入防止弁25のスライドカバー26をバネ27により、ボトルインナー5上を閉鎖方向に摺動させて、流通孔5aを直ちに閉鎖するから、外部エアーがタンク6内に侵入することがない。
前記タンク6は、機体8の下部に設置され、その最上部位に供給バルブ7が接続されると共に、最下部位にドレーンバルブ28が接続されていて、さらに、パイプ29により前記ボトルインナー5の基端開口5bと接続されている。
前記供給バルブ7は、減容ボトル3より低い位置ではあるが、タンク6の最上部位にパイプ30を介して接続されている。その上、供給バルブ7内の最高部位が、ボトルインナー5の基端開口5bと同一高さとなるように調整される。なお、タンク6の最上部位と供給バルブ7とを接続するパイプ30内の最高部位が、供給バルブ7内の最高部位より高くならないようにする。
図5は減容補助装置31を示すもので、この減容補助装置31は、機体8に取り付け且つ減容ボトル3を覆うカバー32と、このカバー32内に接続したコンプレッサーなどの加圧源33と、カバー32に設けた過圧開放弁34と、からなる。この減容補助装置31は、何らかの原因により、通常使用で減容ボトル2の減容が不十分であるとき、加圧源33によりカバー32内を加圧状態にして、減容ボトル2の減容を補助し、通常使用と同じようにして、減容ボトル2を減容し供給バルブ7から内蔵液2を外部に流出させるものである。なお、過圧開放弁34は、カバー32内が設定圧力より高くなった時、開放してカバー32内を設定圧力以下に保持するものである。
次に、上記構成になるウォーターサーバ1の使用状況を説明する。
まず、ボトル本体10に内蔵液2を収容する際、口部4にこれの容量に相当する無菌エアー15を封入し、その状態で口部4にキャップ11を被せて密封した減容ボトル3を用意する。次に、図2の内蔵液2入りの減容ボトル3を、キャップ11を被せた口部4を下側にして、機体8の減容ボトル受け24上に載置すると、図3、4に示すように、減容ボトル受け24の底板24a上に立設しているボトルインナー5がキャップ11の孔20aを通り、インナー口22に嵌めてあるインナーキャップ23を押し上げて、インナー口22から外し、この状態と共に、外気侵入防止弁25のスライドカバー26をバネ27に抗して押し下げ、ボトルインナー5上を開放方向に摺動させて流通孔5aを開放するから、減容ボトル3とタンク6とがボトルインナー5及びパイプ29により密封状態で連通することになる。
この時、タンク6が図6に示すように空である場合は、供給バルブ7が閉であるとタンク6内のエアーが抜けないから、減容ボトル3から内蔵液2がタンク6に流下しない。そこで、供給バルブ7を開にすると、図7に示すように、減容ボトル3から内蔵液2がタンク6に流下するに従い、タンク6内のエアーが供給バルブ7から外部に抜けて行き、減容ボトル3も減用化しつつ内蔵液2をタンク6に流下させる。図8のように供給バルブ7から内蔵液2が供給され、必要量の内蔵液2を得たら、図9のように供給バルブ7を閉じて内蔵液2の供給を止める。
図10に示すように、内蔵液2の利用に伴い、減容ボトル3の下半部14が収縮して折り返し部12を境に折り返り、上半部13内に完全に収納して、減容ボトル3に内蔵液2が無くなると、タンク6に内蔵液2が有っても、供給バルブ7から内蔵液2を供給することが出来なくなる。したがって、図11のように、減容ボトル受け24から減容ボトル3を外すと、図3に示すように、外気侵入防止弁25のスライドカバー26がバネ27により押し上げ、ボトルインナー5上を閉鎖方向に摺動させて流通孔5aを直ちに閉じるから、流通孔5aからボトルインナー5を通じてタンク6内に外部エアーが入ることがない。また、供給バルブ7の開閉に関係なく、図11におけるタンク6、パイプ29、30に介在する内蔵液2の状況は変わらず、これらが外部エアーに触れることがない。そのあと、再び、機体8の減容ボトル受け24に内蔵液2入りの減容ボトル3を載置して、内蔵液2の利用を図る。
図12は本発明の実施例2におけるウォーターサーバ1Aを示すものであり、実施例1との相違点は、タンク6が2つに分かれ、すなわち、一方のタンク6A及び第2タンク6Bが有り、これらを直列にし、タンク6A及び第2タンク6Bに収容した内蔵液2に対して、例えば、冷却したり加熱したりし、特性を変えそれぞれの目的に適合させようとする点にある。すなわち、タンク6Aの最下部位に取水口40aを向けたパイプ40に接続した供給バルブ7Aと、タンク6Aからの内蔵液2を受け貯留する第2タンク6Bと、第2タンク6Bの最下部位とタンク6Aの最上部位とを接続し第2タンク6Bの最下部位に流出口41aを向けた連絡パイプ41と、第2タンク6Bの最上部位にパイプ42で接続した第2供給バルブ7Bと、これらを設置した機体8Aとからなる。
供給バルブ7A及び第2供給バルブ7Bは、減容ボトル3より低い位置に、且つ両供給バルブ7A、7B内の最高部位がボトルインナー5の基端開口5bと同一高さに、機体8Aに取り付けることで、減容ボトル3の内蔵液2は、減容ボトル3の容積を減らしつつボトルインナー5を通り流下してタンク6に貯留され且つ連絡パイプ41により第2タンク6Bに貯留され、供給バルブ7A及び/または第2供給バルブ7Bが開かれることにより、外部エアーを引き込むことなく内蔵液2が外部に流出されるのである。なお、タンク6Aには冷却源に接続した冷却パイプが装備され、第2タンク6Bは加熱源に接続した加熱パイプが装備されていれば、供給バルブ7Aからは冷水が、第2供給バルブ7Bからは温水が得られる。
図13は本発明の実施例3におけるウォーターサーバ1Bを示すものであり、実施例2との相違点は、実施例2のタンク6A及び第2タンク6Bを並列にし、すなわち、ボトルインナー5から流下した内蔵液2を分岐パイプ43にて2系統以上に分け、この分岐パイプ43にて2系統以上に分けた内蔵液2を、最低部位にて受け貯留する2以上のタンク6C、6D、……とした点にある。その他の構成作用は、実施例2と同様なので図面に符号を付して詳細な説明を省略する。
図14は本発明の実施例4におけるウォーターサーバ1Cを示すものであり、実施例1との相違点は、タンク6がなく、ボトルインナー5の基端開口5bがパイプ44により供給バルブ7に直接接続している点にある。その他の構成作用は、実施例2と同様なので図面に符号を付して詳細な説明を省略する。
以上、本発明の実施例1ないし4を説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更は適宜可能であることは理解されるべきである。
本発明のウォーターサーバは、構造が単純にし、外部からエアーを導入しなくても、残液や液漏れを生じさせることなく、減容ボトルから内蔵液を貯蔵タンクに流出させてスムーズに減容化して、内蔵液などを使い切って、別途殺菌のための機器類も不必要としたい場合などに、その利用可能性が極めて高くなる。
1、1A、1B、1C、50、50A、50B ウォーターサーバ
2 内蔵液
3、51A 減容ボトル
4、55 口部
5、56 ボトルインナー
5a 流通孔
5b 基端開口
6、6A、6C、6D タンク
6B 第2タンク
7、7A 供給バルブ
7a 最極部
7B 第2供給バルブ
8、8A 機体
8a、8b 部位
10 ボトル本体
11 キャップ
12 折り返し部
13 上半部
14 下半部
15 無菌エアー
20 天板
20a 孔
21 スカート壁
22 インナー口
23 インナーキャップ
24 減容ボトル受け
24a 底板
25 外気侵入防止弁
26 スライドカバー
27 バネ
28 ドレーンバルブ
29、30、40、42、44 パイプ
31 減容補助装置
32 カバー
33 加圧源
34 過圧開放弁
40a 取水口
41 連絡パイプ
41a 流出口
43 分岐パイプ
51 ボトル
52 貯留タンク
53 タンクカバー
54 パッキン
57 冷却パイプ
58 冷水コック
59 加熱タンク
60 温水コック
61 注水パイプ
62 空気取り入れ口
63 フロート弁
64 エアー流入口
65 エアチャンバ
66 オゾン発生機
70 容器接続部
71 通水筒
71a 基部
72 通水管
73 通水部
73a 通水孔
74 通気部
74a 通気用小孔
74b 開口
75 筒状仕切り壁
76 貯留タンク
77 通気管
78a エアー用の開閉弁
78b 液用の開閉弁

Claims (6)

  1. 内蔵液の減少に伴い容積も減らす減容ボトルと、該減容ボトルの口部に差し込み内蔵液を取り込み流下させる流通孔付のボトルインナーと、該ボトルインナーから流下した内蔵液を受け貯留するタンクと、該タンクの最上部位に接続した供給バルブと、これらを設置した機体と、からなり、前記供給バルブは、前記減容ボトルより低い位置に、且つ供給バルブ内の最高部位が前記ボトルインナーの底面と同一高さにすることで、前記減容ボトルの内蔵液は、減容ボトルの容積を減らしつつ前記ボトルインナーを通り流下して前記タンクに貯留され、前記供給バルブを開くことにより、外部エアーを引き込むことなく内蔵液を外部に流出することを特徴とするウォーターサーバ。
  2. 内蔵液の減少に伴い容積も減らす減容ボトルと、該減容ボトルの口部に差し込み内蔵液を取り込み流下させる流通孔付のボトルインナーと、該ボトルインナーから流下した内蔵液を受け貯留するタンクと、該タンクの最下部位に取水口を向けたパイプに接続した供給バルブと、前記タンクからの内蔵液を受け貯留する第2タンクと、該第2タンクの最下部位と前記タンクの最上部位とを接続し前記第2タンクの最下部位に流出口を向けた連絡パイプと、前記第2タンクの最上部位に接続した第2供給バルブと、これらを設置した機体と、からなり、前記供給バルブ及び第2供給バルブは、前記減容ボトルより低い位置に、且つ両供給バルブ内の最高部位が前記ボトルインナーの底面と同一高さにすることで、前記減容ボトルの内蔵液は、減容ボトルの容積を減らしつつ前記ボトルインナーを通り流下して前記タンクに貯留され且つ前記連絡パイプにより前記第2タンクに貯留され、前記供給バルブ及び第2供給バルブを開くことにより、外部エアーを引き込むことなく内蔵液を外部に流出することを特徴とするウォーターサーバ。
  3. 内蔵液の減少に伴い容積も減らす減容ボトルと、該減容ボトルの口部に差し込み内蔵液を取り込み流下させる流通孔付のボトルインナーと、該ボトルインナーから流下した内蔵液を2系統以上に分ける分岐パイプにて受け貯留する2以上のタンクと、該2以上のタンクの最上部位に接続した2以上の供給バルブと、これらを設置した機体と、からなり、前記2以上の供給バルブは、前記減容ボトルより低い位置に、且つ前記2以上の供給バルブ内の最高部位が前記ボトルインナーの底面と同一高さにすることで、前記減容ボトルの内蔵液は、減容ボトルの容積を減らしつつ前記ボトルインナーを通り流下して前記2以上のタンクに貯留され、前記2以上の供給バルブを開くことにより、外部エアーを引き込むことなく内蔵液を外部に流出することを特徴とするウォーターサーバ。
  4. 前記機体に、前記減容ボトルを覆うカバーと該カバー内に接続した加圧源と前記カバーに設けた過圧開放弁とからなる減容補助装置を、取り付けた請求項1ないし3の1項に記載のウォーターサーバ。
  5. 前記減容ボトルは、これに内蔵液を収容する際、前記口部にこれの容量に相当する無菌エアーを封入してなる請求項1ないし4の1項に記載のウォーターサーバ。
  6. 前記機体に設置したボトルインナー上を摺動して前記流通孔を開閉するスライドカバーと、該スライドカバーと前記機体との間に介在して前記ボトルインナーの流通孔を閉鎖方向に弾発するバネとからなる外気侵入防止弁を備えてなる請求項1ないし5の1項に記載のウォーターサーバ。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112704034A (zh) * 2021-01-06 2021-04-27 山东省淡水渔业研究院(山东省淡水渔业监测中心) 便于精准投料、投药的水产养殖网箱及相应投料、投药方法
CN112704034B (zh) * 2021-01-06 2024-05-24 山东省淡水渔业研究院(山东省淡水渔业监测中心) 便于精准投料、投药的水产养殖网箱及相应投料、投药方法

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