JP5557398B2 - 自動車用フードのシール材及び該シール材の設置方法 - Google Patents

自動車用フードのシール材及び該シール材の設置方法 Download PDF

Info

Publication number
JP5557398B2
JP5557398B2 JP2012183166A JP2012183166A JP5557398B2 JP 5557398 B2 JP5557398 B2 JP 5557398B2 JP 2012183166 A JP2012183166 A JP 2012183166A JP 2012183166 A JP2012183166 A JP 2012183166A JP 5557398 B2 JP5557398 B2 JP 5557398B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
hood
outer shell
sealing material
locking
shape
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2012183166A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2014040170A (ja
Inventor
城児 水野
Original Assignee
化成工業株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 化成工業株式会社 filed Critical 化成工業株式会社
Priority to JP2012183166A priority Critical patent/JP5557398B2/ja
Publication of JP2014040170A publication Critical patent/JP2014040170A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5557398B2 publication Critical patent/JP5557398B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、自動車のエンジンルーム内で暖められた空気を遮断すると共に該エンジンルーム内に冷却空気や走行風を流れ易く送風することにより自動車のエンジンの冷却効果及びエンジンの燃焼効率を向上させる自動車用フードのシール材及び該シール材の設置方法に関するものである。
この種の自動車フードのシール材の従来の技術の例としては、特許第4771806号許公報に開示された自動車のフードシールの構造に係る技術がある。これについて説明すれば、図7に示すように自動車のカウルトップ部やフード1の先端におけるシールラバーとは別に、例えばフード1の先端のシールラバーよりも後方側においてフード1の裏面すなわちフードインナパネル1aにシールラバー2を車幅方向に沿って配設し、フード1の閉時にそのシールラバー2をエンジンルーム3内におけるラジエータコアサポート等の相手側部材4に弾接させることでエンジンルーム3からの熱気の吹き返しを防止している。当該シールラバー2は、図8に示すように、取付基部2aとシールリップ2bとを含むように均一断面形状に押出成形されたタイプものが使用されていて、複数のクリップをもってフードインナパネル1aに固定される。そして、フード1の閉時にシールラバー2のシールリップ2bが弾接することになる相手側部材4の形状が一定しているのに対して、フードインナパネル1aそのものが形状が定形である場合とそれ以外の例えば絞り成形による凹状部等のような形状変化部を有していると、少なくとも凹状部ではシールラバー2の取付基部2aをフードインナパネル1aに着座させることができず、隙間が発生してしまうことになる。その対策として、シールラバー2のうちフードインナーパネル1aの凹状部に相当する部分には取付基部2aの背面側にエプトシール等と称される超軟質なスポンジ状のシール材2cを貼着するようにしている。
特許第4771806号特許公報
従来の技術は、叙上した構成、作用であるので次の課題が存在した。
叙上した従来技術の例によれば、フードインナパネル1aにシールラバー2を固定し、エンジンルーム3から熱気の吹き返しを防止する目的を有するが、該シールラバー2は全体の断面形状が略L字型であって比較的硬質の樹脂材料で成形され、フード1を閉止した際、該シールラバー2の先端が相手側部材4に完全に密閉状態にすることができず、自動車の外部からエンジンルーム3内に暖気を導入することとなりエンジンの燃焼効率が劣化するという問題点があった。加えて、フードインナパネル1aの形状が定形以外の例えば絞り成形による凹状部等のような形状変化部を有しなければ機能しないことからスポンジ状のシール材2cを備え、これが部品点数を増大し該シールラバー2を フードインナパネル1aに固定する工数が増大するという問題点があった。また、フード1の閉止・開放動作の長期の繰返しにより該シールラバー2のシールリップ2bが切損又は変形したままの状態となり機能しなくなるという問題点も発生した。
本発明が解決しようとする課題は、背景技術で述べた問題点を解決することにある。
本発明に係る自動車用フードのシール材及び該シール材の設置方法は特異な構造を有するものであってフードインナパネルに該自動車用フードのシール材を固定し、エンジンルームからの暖気を遮断して外部からの走行風や外気を直接にエンジンルーム内への進入を防止すると共にインタークーラーへ送風される開口部のみに吸入することとし自動車の空力性能の向上を図り加えてエンジンの燃焼効率を良好にする技術を提供することを目的としたものであり、次の構成・手段から成立する。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、定尺状又は長尺状に形成されてあって、本体が第1中空部を長さ方向に貫通形成した略扇筒形状の第1外殻と、該第1外殻の下方に一体形成しかつ側面形状が略半円形の第2中空部を長さ方向に貫通形成した略半円筒状の第2外殻とを備え、前記第2外殻の底壁に長さ方向に所定間隔毎に短径の小孔を貫通形成し、前記第2外殻の裾部分から前方方向に一体に拡張すると共に側面が円弧状に形成されてあって山形突部と谷部とを有し、長さ方向に所定間隔毎に前記谷部の次に前記山形突部を一連に突設させてなるシールリップ片とでなる自動車用フードのシール材に於いて、全体形状が略羽根板形状で形成された頭部、略円柱状の軸部及び係止部で構成され該頭部の中央表面が略矩形状でありかつ、該中央表面から緩やかに板厚を薄くしてその先端部分を先鋭化させた左・右又は前・後の羽根を形成してなり、前記軸部の周縁には係止用傘片を形成し、該係止用傘片の上面と前記頭部の下面との間は空間を設定し、前記係止部は前記軸部に一体形成されかつ左・右又は前・後にフードインナパネルに係合する係止爪を弾出形成してなり、該係止爪は係止爪先端の段差面を形成すると共に前記係止部の基部と前記軸部の下端との結合点に形成した切溝を有してなるクリップを前記自動車用フードのシール材の底壁に係止したことを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、請求項1に記載の自動車用フードのシール材に於いて、
前記シールリップ片の山形突部の先端は円弧状又は半球状に構成すると共に前記シールリップ片の先端の前後幅長(厚さ)t>シールリップ片の幅長(厚さ)tの関係である
ことを特徴とする。
請求項3に記載の発明によれば、自動車用フードのシール材の設置方法に於いて、定尺状又は長尺状に形成されてあって、本体が第1中空部を長さ方向に貫通形成した略扇筒形状の第1外殻と、該第1外殻の下方に一体形成しかつ側面形状が略半円形の第2中空部を長さ方向に貫通形成した略半円筒状の第2外殻とを備え、前記第2外殻の底壁に長さ方向に所定間隔毎に短径の小孔を貫通形成し、前記第2外殻の裾部分から前方方向に一体に拡張すると共に側面が円弧状に形成されてあって山形突部と谷部とを有し、長さ方向に所定間隔毎に前記谷部の次に前記山形突部を一連に突設させてなるシールリップ片とでなる自動車用フードのシール材及び全体形状が略羽根板形状で形成された頭部、略円柱状の軸部及び係止部で構成され該頭部の中央表面が略矩形状でありかつ、該中央表面から緩やかに板厚を薄くしてその先端部分を先鋭化させた左・右又は前・後の羽根を形成してなり、前記軸部の周縁には係止用傘片を形成し、該係止用傘片の上面と前記頭部の下面との間は空間を設定し、前記係止部は前記軸部に一体形成されかつ左・右又は前・後にフードインナパネルに係合する係止爪を弾出形成してなり、該係止爪は係止爪先端の段差面を形成すると共に前記係止部の基部と前記軸部の下端との結合点に形成した切溝を有してなるクリップを備え、該クリップを前記シール材の底壁に係止した後に自動車のフードインナパネルの幅方向に一連に穿孔した嵌入孔に前記クリップの係止爪先端の段差面に前記自動車のフードインナパネルを係合・設置することを特徴とする。
本発明に係る自動車用フードのシール材は、叙上の構成を有するので次の効果がある。
すなわち、請求項1に記載の発明によれば、定尺状又は長尺状に形成されてあって、本体が第1中空部を長さ方向に貫通形成した略扇筒形状の第1外殻と、該第1外殻の下方に一体形成しかつ側面形状が略半円形の第2中空部を長さ方向に貫通形成した略半円筒状の第2外殻とを備え、前記第2外殻の底壁に長さ方向に所定間隔毎に短径の小孔を貫通形成し、前記第2外殻の裾部分から前方方向に一体に拡張すると共に側面が円弧状に形成されてあって山形突部と谷部とを有し、長さ方向に所定間隔毎に前記谷部の次に前記山形突部を一連に突設させてなるシールリップ片とでなる自動車用フードのシール材に於いて、全体形状が略羽根板形状で形成された頭部、略円柱状の軸部及び係止部で構成され該頭部の中央表面が略矩形状でありかつ、該中央表面から緩やかに板厚を薄くしてその先端部分を先鋭化させた左・右又は前・後の羽根を形成してなり、前記軸部の周縁には係止用傘片を形成し、該係止用傘片の上面と前記頭部の下面との間は空間を設定し、前記係止部は前記軸部に一体形成されかつ左・右又は前・後にフードインナパネルに係合する係止爪を弾出形成してなり、該係止爪は係止爪先端の段差面を形成すると共に前記係止部の基部と前記軸部の下端との結合点に形成した切溝を有してなるクリップを前記自動車用フードのシール材の底壁に係止した自動車用フードのシール材を提供する。
このような構成としたので、自動車のフードを閉止した際、該シール材が自動車のフードの重さに潰れ易くすると共に走行風がエンジン内のインタークーラーの開口部に流れ易くし自動車の空力性能の向上を図り加えてエンジンの燃焼効率やエンジンの冷却効果を高め外気又は冷気を円滑に開口部へ規制・導入しインタークーラーを高効率に作動させ、併せて自動車のフードを閉止した際、異音を吸収し、その異音発生を防止できるという効果がある。また、作業者は工具等を把持して係止爪を内方に圧縮して係止部を嵌入孔内に係入しクリップの係入作業が完了すれば、係止爪は復元し、係止爪先端が前記嵌入孔の縁部に接合し、一旦係止した係止部はフードインナパネルから離脱することは全くなく前記クリップの取付けが迅速かつ容易であると共に常に安定してシール材をフードインナパネルに固着することができるという効果がある。
請求項2に記載の発明によれば、前記シールリップ片の山形突部の先端は円弧状又は半球状に構成すると共に前記シールリップ片の先端の前後幅長(厚さ)t>シールリップ片の幅長(厚さ)tの関係であることを特徴とする請求項1に記載の自動車用フードのシール材を提供する。
このような構成としたので、請求項1に記載の発明の効果に加えて、シールリップ片の山形突部の先端の外面が常にエンジンパネルに接触するので自動車のフードを閉止したとき、該シールリップ片の山形突部がエンジンパネルに押圧してもエンジンパネルとの密着度が確保され外気がエンジンルームに直接に流入することがなく、本発明によるシール材はエンジンパネルとのシール性を高め外気又は冷却風をエンジンのインタークーラに適切に流送できるという効果がある。
請求項3に記載の発明によれば、定尺状又は長尺状に形成されてあって、本体が第1中空部を長さ方向に貫通形成した略扇筒形状の第1外殻と、該第1外殻の下方に一体形成しかつ側面形状が略半円形の第2中空部を長さ方向に貫通形成した略半円筒状の第2外殻とを備え、前記第2外殻の底壁に長さ方向に所定間隔毎に短径の小孔を貫通形成し、前記第2外殻の裾部分から前方方向に一体に拡張すると共に側面が円弧状に形成されてあって山形突部と谷部とを有し、長さ方向に所定間隔毎に前記谷部の次に前記山形突部を一連に突設させてなるシールリップ片とでなる自動車用フードのシール材及び全体形状が略羽根板形状で形成された頭部、略円柱状の軸部及び係止部で構成され該頭部の中央表面が略矩形状でありかつ、該中央表面から緩やかに板厚を薄くしてその先端部分を先鋭化させた左・右又は前・後の羽根を形成してなり、前記軸部の周縁には係止用傘片を形成し、該係止用傘片の上面と前記頭部の下面との間は空間を設定し、前記係止部は前記軸部に一体形成されかつ左・右又は前・後にフードインナパネルに係合する係止爪を弾出形成してなり、該係止爪は係止爪先端の段差面を形成すると共に前記係止部の基部と前記軸部の下端との結合点に形成した切溝を有してなるクリップを備え、該クリップを前記シール材の底壁に係止した後に自動車のフードインナパネルの幅方向に一連に穿孔した嵌入孔に前記クリップの係止爪先端の段差面に前記自動車のフードインナパネルを係合・設置することを特徴とする自動車用フードのシール材の設置方法を提供する。
このような構成としたので、自動車のフードを閉止した際該シール材が自動車のフードの重さに潰れ易くすると共に走行風がエンジン内のインタークーラーの開口部に流れ易くし自動車の空力性能の向上を図り加えてエンジンの燃焼効率やエンジンの冷却効果を高め外気又は冷気を円滑に開口部へ規制・導入しインタークーラーを高効率に作動させ、併せて自動車のフードを閉止した際、異音を吸収し、その異音発生を防止できるという効果があり、耐用年数の経過等によりシール材を自動車のフードインナパネルから取外す場合は、作業者は工具等を使用して係止爪を内方に圧縮してフードインナパネルから迅速かつ容易に該クリップを前記シール材から取外すことができるという効果がある。
本発明に係る自動車用フードのシール材の実施の形態を示す図面であって、略中央部分を切断した平面図である。 図1の矢視A−A方向の拡大垂直断面図である。 図1の矢視B−B方向の拡大垂直断面図である。 本発明に係る自動車用フードのシール材に於けるの実施例つまり該シール材の設置方法を示す図面であって、フードのインナーパネルに固定した状態を示す斜視図である。 本発明に係るクリップがフードインナパネルに装着した図を示すものであって、図3の矢視C−C方向の拡大断面図である。 本発明に係る自動車用フードのシール材に於ける実施例を示す図面であって、自動車のフードを省略してあり、該自動車のフードを閉止したとき該シール材が自動車のエンジンパネル上面に位置する状態を示す斜視図である。 従来の技術に於ける自動車のフードシールラバーの装着状態を示す自動車の斜視図である。 従来の技術に於ける自動車のフードシールラバーを示す拡大斜視図である。
本発明に係る自動車用フードのシール材に於ける実施の形態について図1ないし図4等に基づき詳細に説明する。
5は自動車用フードのシール材であって、本体6とこれと結合しかつ前方に拡張したシールリップ片6Cとでなる。該自動車用フードのシール材5は例えば長さLが980ないし1100(mm)、幅長Wが25ないし27(mm)程度の定尺状又は長尺状に形成されている。そして図2に示すように図1の平面図の矢視A−A方向を拡大した断面図から明らかなように本体6は第1中空部6aを長さ方向に貫通形成した略扇筒形状の第1外殻6Aと、該第1外殻6Aの下方に一体形成しかつ側面形状が略半円形の第2中空部6bを長さ方向に貫通形成した略半円筒状の第2外殻6Bとを備えている。前記第1外殻6Aの幅長Sは15ないし16(mm)程度に設定し、前記第2外殻6Bの幅長Sは12ないし13(mm)に設定する。前記第1及び第2外殻6A、6Bの厚さt、t及びtはそれぞれ1.5ないし2(mm)程度に設定してある。
前記自動車用フードのシール材5は図4に示すように自動車のフードアウタパネル(図示せず)の裏面に設置された自動車のフードインナパネル7にクリップ8によりに固定されるものである。該フードインナパネル7は開閉自在であり、閉止したとき、エンジンパネル9を覆設するように設定してある。そして、前記自動車用フードのシール材5は自動車用フードを閉止したとき図1の矢印C方向が自動車の前方、つまりF方向になるようにフードインナパネル7に固定する。また、前記自動車用フードのシール材5の全体は例えば、EPDM製スポンジの柔軟性材料であって、比重Sgが0.5ないし0.7の範囲に設定する。
前記自動車用フードのシール材5の第2外殻6Bの底壁6cは図2、図3に示すようにその厚さtが1.5ないし2(mm)であって、長さ方向つまり、自動車のフードインナパネル7の幅方向に所定間隔Lが例えば100ないし130(mm)毎に短径の小孔6dを貫通している。該小孔6dは真円形であって自動車用フードのシール材5をフードインナパネル7に固定する際、図3及び図5に示す例えば硬質の樹脂材や金属材料等で成形されたクリップ8の頭部8A及び軸部8Bを該小孔6dに嵌入させてある。そして該クリップ8の係止部8Cを例えば予めフードインナパネル7に設けてある嵌入孔10に固定する。8Cはクリップ8の係止部であってその前後に係止爪8a、8bを備え、これが嵌入孔10の縁部つまりフードインナパネル7に緊締固定する。図2に示す底壁6cの底面には該底壁6cの幅長Sは12ないし13(mm)であってその略中心に該シール材5の長さ方向に走らせた小突条6eは小孔6dの設定位置決めをする。尚、該小孔6dは高さtが0.3(mm)で幅長が0.6(mm)に設定する。
前記シールリップ片6Cは前記第2外殻6Bの裾部分から前方C方向に一体に拡張してあり側面が円弧状に形成されてあって山形突部6fと谷部6gとを有し、該シール材5の長さ方向に所定間隔L毎に例えば40ないし180(mm)程度の谷部6gの次に山形突部6fを一連に突設させている。該谷部6gは図3に示すようにシールリップ片6Cが拡張量(長さ)が山形突部6fに比べ短く形成されている。前記シールリップ片6Cの基端からの水平長さSは図2に示すように11ないし12(mm)、その幅長tが1.5ないし1.8(mm)及び垂下長Lが10(mm)程度に成形してある。この垂下長Lは第2外殻6Bの基端からシールリップ片6Cの先端6hの頂点Pまでの距離である。該山形突部6f、6f相互間は谷部6gであり前記本体6の中心から例えば11ないし13(mm)程度突出させてある。よって、山形突部6fは谷部6gからの長さSは5ないし6(mm)に設定され、該谷部6gの第1外殻6Aからのはみ出し部分長さSは2.8ないし4.8(mm)程度である。また、前記山形突部6fと谷部6gとで形成される斜面の水平長さLは7ないし9(mm)程度に設定される。
図2に於いて第1外殻6Aの頂点Pと第2外殻6Bの頂点Pとの垂直方向距離Lは9ないし10(mm)程度に設定すると共に該第2外殻6Bの頂点Pと下端点Pとの垂直方向距離Lは6.5ないし7.0(mm)程度に設定する。よって、本体6の垂直長さLは全長で15.5.ないし17(mm)程度に設定する。前記第2外殻6Bの前・後下端6i、6iは側面形状が半球状となっており長さ方向に延在形成されている。該下端6i、6i自体の前後幅長は少なくとも1(mm)程度を確保し自動車のフードを閉止したときの衝撃力に耐荷するように構成する。また前記シールリップ片6Cの山形突部6fの先端6hは側面が円弧状又は半球状に構成すると共に前後幅長tが2.0ないし2.5(mm)に設定し、シールリップ片6Cの幅長tよりも幅広に構成している。つまり、先端6hの前後幅長t>シールリップ片6Cの幅長tの関係が成立する。このようにしたので自動車のフードを閉止したとき該シールリップ片6Cの山形突部6fがエンジンパネル9に押圧してもエンジンパネル9との密着度が確保され外気がエンジンルームに直接に流入することがない。また併せて前記第2外殻6Bの前・後下端6i、6iの前方に隣接して幅長が1(mm)程度の凹陥6jを長さ方向に一連に形成かつ第1外殻6Aの第1中空部6aの底面、つまり第2外殻6Bの頂点P2部分の前後と第1外殻6Aの第1中空部6aの前後側面とで形成した挟角θ、θが110°ないし120°に設定すると共に第2外殻6Bの前方側面とシールリップ片6Cの前面とで形成した挟角θ、θが120°ないし130°に設定したので自動車のフードの開閉に伴う破線で示すような該シールリップ片6Cの圧縮・反転動作が円滑となりかつシールリップ片6Cの長寿命化を実現できる。
また一方、第1外殻6Aの前後外面と、第2外殻6Bの前後外面とで形成した挟角θ、θが75ないし80°に設定しかつ、第1外殻6Aの第1中空部6a内に対向して形成した挟角θ、θが45ないし60°に設定すると共に該第1外殻6Aの挟角θ、θ部分の厚さtが1.2ないし1.3(mm)程度に設定する。
次に、本発明に係る自動車用フードのシール材に於ける動作等を説明する。
自動車のフードを閉止したとき、第1外殻6Aの厚さt>挟角θの部分の厚さtとの関係から先ず第1外殻6Aの上半分が両方の挟角θ、θ部分の厚さtの部分を支点として円滑に折曲し、該第1外殻6Aの上部分の自動車のフードの重さ等の圧縮力により該第1外殻6Aは扁平状となり、次に第2外殻6Bの前後外面とで形成した挟角θ、θの両方が折曲する。この際、第2外殻6Bが略半円形の第2中空部6bを有すること及び該第2外殻6Bの前後外面に生ずる反力D、D(矢印で示す)により、第2外殻6Bの底壁6cが変形せず潰れることなく挟角θ、θの両方の部分が円滑に押し潰される。自動車用フードのシール材5の全体は例えば、EPDM製スポンジの柔軟性材料であって、比重Sgが0.5ないし0.7の範囲に設定したので自動車のフードを閉止したとき速やかに押し潰される。そしてこのときの反力D、Dは0ないし10N/100(mm)の反力値であり、シール材5は完全に押し潰され、該自動車のフードが浮き上がることはない。一方、シールリップ片6Cの山形突部6fが破線で示すように反転する。そして、先端6hの前後幅長t>シールリップ片6Cの幅長t、の関係が成立し、シールリップ片6Cの山形突部6fの先端6hの外面が常にエンジンパネル9に接触するので自動車のフードを閉止したとき、該シールリップ片6Cの山形突部6fがエンジンパネル9に押圧してもエンジンパネル9との密着度が確保され外気がエンジンルームに直接に流入することがない。加えて、フードインナパネル7の表面は自動車のフードを補強する部材やその内部に機能部品を装着することから一部が多数の凹凸状7a〜7fが突出形成されこの部分間に前記シールリップ片6Cの谷部6gを嵌入させてシール材5のフードインナパネル7への密着度を高める。よって、本発明に係るシール材5はエンジンパネル9とのシール性を高め外気又は冷却風をエンジンのインタークーラに適切に流送できる。
次に本発明に係る自動車用フードのシール材の実施例、つまり該シール材の設置方法について図5、図6等で説明する。
自動車用フードのシール材5を実際の自動車や車両に適用する場合は、図5に示すようにクリップ8を前記シール材5に係止すると共に該クリップ8をフードインナパネル7に固定する。
ここで、クリップ8の構造について説明する。該クリップ8は大概すれば頭部8A、軸部8B及び係止部8Cで構成される。該頭部8Aは全体形状が略羽根板形状で形成されてあり略円柱状の前記軸部8Bに一体形成されている。その中央表面8cが略矩形状であってその左・右又は前・後に羽根8d、8dを形成している。該羽根8d、8dは中央表面8cから緩やかに板厚を薄くしてその先端部分を先鋭化させている。軸部8Bの周縁には係止用傘片8eを形成している。該係止用傘片8eの上面8fと頭部8Aの下面8gとの間は空間を設定し、その空間にはクリップ8をシール材5の底壁6cを係止する。係止部8Cは軸部8Bに一体形成されかつその左・右又は前・後にフードインナパネル7に係合する係止爪8a、8bを弾出形成している。8h、8iは切溝であり係止爪8a、8bの基部と前記軸部8Bの下端との結合点に形成してある。これによりフードインナパネル7に結合する際、該係止爪8a、8bは円滑に内方に湾曲し、係止爪先端8j、8kの段差面8m、8nにフードインナパネル7を係合する。
次に本発明に係る自動車用フードのシール材5の設置方法、つまり該シール材を自動車のフードインナパネル7に固定する手順等について説明する。
工場等で製作された自動車用フードのシール材5に於いて、予め自動車用フードのシール材5の第2外殻6Bの底壁6cは図2、図3に示すようにその厚さtが1.5ないし2(mm)であって、長さ方向つまり、自動車のフードインナパネル7の幅方向に所定間隔Lが例えば100ないし130(mm)毎に短径の小孔6dを貫通形成する。
そこで、前記シール材5の全部に設定した例えば9個の小孔6d・・・に対して、クリップ8を係入する。具体的には作業者は該クリップ8を把持し頭部8Aのいずれか一方の羽根8dを底壁6cの小孔6d内へ外方から差込む。この際、該小孔6d部分は変形自在であり、該羽根8dは容易に底壁6cの上面に這込む。そして、クリップ8の頭部8Aの下面8gが底壁6cの上面に密着する。この際、軸部8Bの係止用傘片8eが底壁6cを挟着する。又、一方クリップ8は前記シール材5の特定部分等では底壁6cの内方から小孔6dに係入してもよい。この際は、図3に示すように、第2外殻6Bの上壁(第1外殻6Aの底壁)6kに於いて該クリップ8の頭部8Aの前後又は左右幅長Wの広さ、つまり垂直ラインh、h間を削除した部分から該クリップ8を挿入することもできる。
次に、前述したクリップ8をシール材5に挿置した状態で例えば自動車や車両の組立現場まで搬送する。自動車や車両の製造工場では予め自動車のフードインナパネル7には該シール材5の装着されたクリップ8と同一数の嵌入孔10・・・を自動車のフードインナパネル7の幅方向に一連に穿孔してある。作業者は工具等を把持して係止爪8a、8bを図5の破線E、Eに示すように内方に圧縮して係止部8Cを嵌入孔10内に係入する。クリップ8の係入作業が完了すれば、係止爪8a、8bは復元し、係止爪先端8j、8kが前記嵌入孔10の縁部に接合する。この際、係止爪8a、8bは段差面8m、8nを形成してあり、一旦係止した係止部8Cはフードインナパネル7から離脱することはない。耐用年数の経過等によりシール材5を自動車のフードインナパネル7から取外す場合は、作業者は工具等を使用して係止爪8a、8bを内方に圧縮してフードインナパネル7から離脱する。そして該クリップ8を前記シール材5から取外す。
而して、自動車を走行した場合、図6に示すように該自動車の前方Fから走行風や外気が矢印G1、G2方向に流送するが、当該自動車用フードのシール材5はフードインナパネル7の表面が自動車のフードを補強する部材やその内部に機能部品を装着することからフードインナパネル7の一部が多数の凹凸状7a〜7fが突出形成されこの部分間を前記シールリップ片6Cの谷部6gに嵌入させて該シール材5のフードインナパネル7への密着度を高めている。殊に、シールリップ片6Cとフードインナパネル7が密着した構成であり外気がその部分からエンジンルーム内に直接に侵入することを完全に防止する。そして当該自動車用フードのシール材5に遮断されると共にエンジンルーム内に流送されることなく該シールリップ片6Cや第1及び第2外殻6A、6Bの前面に伝達・誘導されて矢印G3方向に流送され該シール材5の略U字形曲面5Aに沿って這込みエンジンパネル9に形成した開口部11を経てインタークーラー(図示せず)に導入される。一方エンジンルーム内ではその動作により熱風を発生することとなるが、当該熱風はシール材5の内側内を矢印H方向に示すように旋回し該熱風は自動車の外部からの走行風や外気と混流することなく矢印G1、G2の如き方向に流送しない。よって、自動車の前方Fからは新鮮な空気が流送されかつ車載用ラジエータ側からエンジンへ流送される。エンジンにより暖められた空気は遮断されエンジンは常に燃焼効率を高めることができる。
本発明に係る自動車用フードのシール材は自動車の他に各種車両、建設機械、農業機械、大型発電機等に利用することができる。
5 自動車用フードのシール材
5A 略U字形曲面
6 本体
6A 第1外殻
6B 第2外殻
6C シールリップ片
6a 第1中空部
6b 第2中空部
6c 底壁
6d 小孔
6e 小突条
6f 山形突部
6g 谷部
6h 先端
6i 下端
6j 凹陥
6k 第2外殻の上壁
7 フードインナパネル
7a〜7f 凹凸状
8 クリップ
8A 頭部
8B 軸部
8C 係止部
8a 係止爪
8b 係止爪
8c 中央表面
8d 羽根
8e 係止用傘片
8f 係止用傘片の上面
8g 頭部の下面
8h 切溝
8i 切溝
8j 係止爪先端
8k 係止爪先端
8m 段差面
8n 段差面
9 エンジンパネル
10 嵌入孔


Claims (3)

  1. 定尺状又は長尺状に形成されてあって、本体が第1中空部を長さ方向に貫通形成した略扇筒形状の第1外殻と、該第1外殻の下方に一体形成しかつ側面形状が略半円形の第2中空部を長さ方向に貫通形成した略半円筒状の第2外殻とを備え、前記第2外殻の底壁に長さ方向に所定間隔毎に短径の小孔を貫通形成し、前記第2外殻の裾部分から前方方向に一体に拡張すると共に側面が円弧状に形成されてあって山形突部と谷部とを有し、長さ方向に所定間隔毎に前記谷部の次に前記山形突部を一連に突設させてなるシールリップ片とでなる自動車用フードのシール材に於いて、全体形状が略羽根板形状で形成された頭部、略円柱状の軸部及び係止部で構成され該頭部の中央表面が略矩形状でありかつ、該中央表面から緩やかに板厚を薄くしてその先端部分を先鋭化させた左・右又は前・後の羽根を形成してなり、前記軸部の周縁には係止用傘片を形成し、該係止用傘片の上面と前記頭部の下面との間は空間を設定し、前記係止部は前記軸部に一体形成されかつ左・右又は前・後にフードインナパネルに係合する係止爪を弾出形成してなり、該係止爪は係止爪先端の段差面を形成すると共に前記係止部の基部と前記軸部の下端との結合点に形成した切溝を有してなるクリップを前記自動車用フードのシール材の底壁に係止したことを特徴とする自動車用フードのシール材。
  2. 前記シールリップ片の山形突部の先端は円弧状又は半球状に構成すると共に前記シールリップ片の先端の前後幅長(厚さ)t>シールリップ片の幅長(厚さ)tの関係である
    ことを特徴とする請求項1に記載の自動車用フードのシール材。
  3. 定尺状又は長尺状に形成されてあって、本体が第1中空部を長さ方向に貫通形成した略扇筒形状の第1外殻と、該第1外殻の下方に一体形成しかつ側面形状が略半円形の第2中空部を長さ方向に貫通形成した略半円筒状の第2外殻とを備え、前記第2外殻の底壁に長さ方向に所定間隔毎に短径の小孔を貫通形成し、前記第2外殻の裾部分から前方方向に一体に拡張すると共に側面が円弧状に形成されてあって山形突部と谷部とを有し、長さ方向に所定間隔毎に前記谷部の次に前記山形突部を一連に突設させてなるシールリップ片とでなる自動車用フードのシール材及び全体形状が略羽根板形状で形成された頭部、略円柱状の軸部及び係止部で構成され該頭部の中央表面が略矩形状でありかつ、該中央表面から緩やかに板厚を薄くしてその先端部分を先鋭化させた左・右又は前・後の羽根を形成してなり、前記軸部の周縁には係止用傘片を形成し、該係止用傘片の上面と前記頭部の下面との間は空間を設定し、前記係止部は前記軸部に一体形成されかつ左・右又は前・後にフードインナパネルに係合する係止爪を弾出形成してなり、該係止爪は係止爪先端の段差面を形成すると共に前記係止部の基部と前記軸部の下端との結合点に形成した切溝を有してなるクリップを備え、該クリップを前記シール材の底壁に係止した後に自動車のフードインナパネルの幅方向に一連に穿孔した嵌入孔に前記クリップの係止爪先端の段差面に前記自動車のフードインナパネルを係合・設置することを特徴とする自動車用フードのシール材の設置方法。
JP2012183166A 2012-08-22 2012-08-22 自動車用フードのシール材及び該シール材の設置方法 Active JP5557398B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012183166A JP5557398B2 (ja) 2012-08-22 2012-08-22 自動車用フードのシール材及び該シール材の設置方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2012183166A JP5557398B2 (ja) 2012-08-22 2012-08-22 自動車用フードのシール材及び該シール材の設置方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2014040170A JP2014040170A (ja) 2014-03-06
JP5557398B2 true JP5557398B2 (ja) 2014-07-23

Family

ID=50392827

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2012183166A Active JP5557398B2 (ja) 2012-08-22 2012-08-22 自動車用フードのシール材及び該シール材の設置方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5557398B2 (ja)

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5750418U (ja) * 1980-09-09 1982-03-23
JPH06298013A (ja) * 1993-04-15 1994-10-25 Toyoda Gosei Co Ltd 自動車フード用シール部材
JP2006213288A (ja) * 2005-02-07 2006-08-17 Nishikawa Rubber Co Ltd 自動車用フードシール構造及び自動車用フードシール

Also Published As

Publication number Publication date
JP2014040170A (ja) 2014-03-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6168828B2 (ja) 自動車のウエザーストリップ
JP3890565B2 (ja) ドアウエザーストリップの組付構造
US6964441B2 (en) Bumper spoiler and bumper structure
JP6207389B2 (ja) ドレンホース
JP2010006255A (ja) カウルサイドシール
JP5557398B2 (ja) 自動車用フードのシール材及び該シール材の設置方法
JP3646577B2 (ja) 車両のインタークーラ冷却用ダクト
JP4599535B2 (ja) 自動車のカウルルーバ装置
JP6054781B2 (ja) グラスランの取付構造
JP4867814B2 (ja) ワイパーブレード
JP6846461B2 (ja) カウルトップ構造
JP5660828B2 (ja) ウェザーストリップの取付構造
JPH07232666A (ja) 自動車のカウルトップカバー
JPH09132089A (ja) カウルトップカバーのシール部材取付構造
JP4419068B2 (ja) 車両のラジエータシュラウド装置
JP2015044493A (ja) カウルルーバー
JP3873812B2 (ja) ケース締結構造
JP2020083203A (ja) ウェザーストリップ、ウェザーストリップの取付構造、およびウェザーストリップの取付方法
JP2004168288A (ja) バンパスポイラ、及びその取付構造
CN219262777U (zh) 导风罩组件和散热器总成
CN217532521U (zh) 车门和车辆
JP2006327553A (ja) カウルトップカバー
JP3063887B2 (ja) デフロスタグリルとインスツルメントパネル開口部との結合構造
JP3881665B2 (ja) パッキン及びその装着方法
JP3850496B2 (ja) カウルトップカバー

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20140310

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20140310

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20140428

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140502

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140509

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140602

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5557398

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250