JP2015044493A - カウルルーバー - Google Patents

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芳伸 下川
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正信 北島
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Abstract

【課題】太陽光に照射される部位とボンネットに隠蔽される部位との間において温度差が生じたとき、太陽光に照射される部位の湾曲を抑制することができるカウルルーバーを提供する。【解決手段】第1カウルルーバー部材24Aは、第2カウルルーバー部材24Bに突出する突出部39を有する。第2カウルルーバー部材24Bは突出部39が挿入する貫通孔40を有する。第1カウルルーバー部材24A、第2カウルルーバー部材24Bの温度差を起因とした線膨張差による貫通孔40と突出部39との車両幅方向の相対的変位を許容するように、貫通孔40が車両幅方向へ延びて形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、自動車においてフロントガラスとボンネットとの間に設置されるカウルルーバーに関する。
従来、カウルルーバーとしては、例えば特許文献1に開示されるような構成が提案されている。カウルルーバーは、フロントガラスとボンネットとの間の隙間を塞ぐとともに、車室内に外気を取り入れるための空気取入れ口を有している。
特許文献1のようなこの種のカウルルーバーは、自動車に装着された状態では、外部に露出して太陽光を直接に受ける露光部位と、太陽光がボンネットにより隠蔽されて太陽光を受け難い日陰部位とが出現する。
このため、夏期の炎天下等においては、ルーバー本体の前記両部位間において大きな温度差が生じ、その温度差に伴う線膨張差により応力が発生して、最も剛性の低い部分に変形が生じるおそれがあった。
特開2009−286322号公報
この変形は、カウルルーバーの太陽光に露光した部位の上方への湾曲として表われ、この結果、カウルルーバーの露光した部位の湾曲により、外観が低下する問題がある。
本発明の目的は、太陽光に照射される部位と、ボンネットに隠蔽される部位との間において温度差が生じたとき、太陽光に照射される部位の湾曲を抑制することができるカウルルーバーを提供することにある。
上記問題点を解決するために、本発明は、フロントガラスとボンネットとの間に設置されるカウルルーバーにおいて、車両幅方向に延びて形成されるとともに前記フロントガラスに連結される第1カウルルーバー部材と、前記車両幅方向に延びて形成されるとともに前記ボンネットに隠れて配置される第2カウルルーバー部材と、前記第1カウルルーバー部材及び第2カウルルーバー部材とを連結するとともに、前記第1、第2カウルルーバー部材の温度差を起因とした線膨張差による前記車両幅方向の相対的変位を許容する連結部を備えるものである。
前記連結部が、前記第1、第2カウルルーバー部材のいずれか一方の部材から他方の部材に突出する突出部と、前記他方の部材に設けられるとともに前記突出部が挿入された溝または孔を含み、前記第1、第2カウルルーバー部材の温度差を起因とした線膨張差による前記溝または前記孔と前記突出部との前記車両幅方向の相対的変位を許容するように、前記溝または前記孔が前記車両幅方向へ延びて形成されていることが好ましい。
また、前記突出部の先端は、前記孔を貫通するとともに、前記孔の周縁に係止して、前記突出部の前記孔からの反貫通方向への移動を禁止する係止部が設けられていることが好ましい。
また、前記第1カウルルーバー部材と前記第2カウルルーバー部材において、前記車両幅方向の中央部は、相互に移動不能に連結されていることが好ましい。
本発明によれば、太陽光に照射される部位である第1カウルルーバー部材と、ボンネットにより隠蔽される部位である第2カウルルーバー部材との間において温度差が生じたとき、第1カウルルーバー部材の湾曲を抑制することができる。
カウルルーバーを装着した状態の自動車を示す要部斜視図。 一実施形態のカウルルーバーを示す平面図。 図2の3−3線において断面にしたカウルルーバーの装着状態を示す拡大断面図。 図2のカウルルーバーの裏面側の一部を拡大して示す部分斜視図。 (a)は貫通孔と突出部との位置関係の説明図、(b)は、固定部の説明図、(c)は貫通孔と突出部との他の位置関係の説明図。 他の実施形態における貫通孔と突出部との位置関係の説明図。
以下、本発明を具体化したカウルルーバーの一実施形態を図1〜図5に従って説明する。
図1及び図2に示すように、この実施形態のカウルルーバー21は、自動車のフロントガラス22とボンネット23との間に設置される。このカウルルーバー21は、それぞれ同一の合成樹脂により車両幅方向に延びるように形成された第1カウルルーバー部材24Aと第2カウルルーバー部材24Bが、相互に連結されることにより構成されている。第1カウルルーバー部材24Aは、外部に露出して太陽光を直接に受ける車両後方側の部位である。また、第2カウルルーバー部材24Bは、ボンネット23により隠蔽されて太陽光を受け難い車両前方側の部位である。
図3に示すように、第1カウルルーバー部材24Aは、前後方向で切断した状態では、フロントガラス22に沿って配置される後部と、該後部に対して上方へ屈曲して形成された前部とにより断面V字状に形成されている。図2及び図3に示すように、第1カウルルーバー部材24Aの後端縁には、フロントガラス22の外面に接触するシール部25が形成されている。また、第1カウルルーバー部材24Aの後端裏面には、フロントガラス22の外面に接触するスポンジ等の帯状弾性体26が貼着されている。
図1、図4に示すように、第1カウルルーバー部材24Aの後端裏面には、前記帯状弾性体26との間でフロントガラス22を把持するための複数の把持爪27が車両幅方向に間隔をおいて突設されている。第1カウルルーバー部材24Aの後部において、中央部の開口には、車室内に外気を取り込むために、第1カウルルーバー部材24Aと同材質の合成樹脂よりなる格子状の空気取入れ口28が取り付けられている。
図2に示すように、第1カウルルーバー部材24Aの車両幅方向において一側部には、ワイパ29の軸部を挿通するための一対の挿通孔30が形成されている。
第1カウルルーバー部材24Aの前部において、第2カウルルーバー部材24Bとの間の境界部には、ボンネット23の後端縁に近接状態で対応する断面山形状の突条部32が形成されている。突条部32において、ボンネット23側に向く側部32aには、複数の突出部39が、ボンネット23側に向かって突出するとともに車両幅方向において所定間隔を有するよう配置されている。
図3に示すように、突出部39の先端には、係止部44を有する。係止部44は、突出部39を挟むように相互に反対側に位置する一対の係止片43により構成されている。一対の係止片43の基端は係止部44の先端に一体に弾性を有して連結されている。係止片43は、前記弾性により第2カウルルーバー部材24Bの貫通孔40を挿入できるように変形可能である。係止片43の先端は、図3に示すように、貫通孔40を貫通した後は貫通孔40の周縁に係止可能に延出されている。
図3に示すように、第2カウルルーバー部材24Bの後端部は、突条部32の側部32aに重ね合わして配置され、該重ね合わせ部位には、各突出部39にそれぞれ対応する貫通孔40が形成されている。図2に示すように、各貫通孔40は、車両幅方向に延出されている。各突出部39は、それぞれ対応する貫通孔40に貫通されている。本実施形態では、突出部39と貫通孔40とにより連結部が構成されている。
また、図3に示すように前記突出部39の係止部44において、係止片43は貫通孔40の周縁に係止して、突出部39の貫通孔40からの反貫通方向への離脱が防止されている。図5(a)には、車両幅方向において、中央部から左側における貫通孔40と突出部39の配置関係が図示されている。同図に示すように、中央部から左側における貫通孔40と突出部39の配置関係は、貫通孔40の長さ方向の中央部よりも、突出部39が右寄りに位置するように偏位させている。
この理由は、両カウルルーバー部材24A,24Bにおける温度差による線膨張差により、車両幅方向において、中央部から右側の部位は、第1カウルルーバー部材24Aの方が第2カウルルーバー部材24Bよりも大きく右側に移動するためである。すなわち、突出部39の方が、貫通孔40よりも大きく左側に移動するためである。
また、同様の理由で、中央部から左側における貫通孔40と突出部39の配置関係は、貫通孔40の長さ方向の中央部よりも、突出部39が左寄りに位置するように偏位させている。
この両者の配置関係は、温度差によって生じる線膨張差を予め試験等により計測し、その計測値に基づいて、貫通孔40の長さと、突出部39と貫通孔40の配置関係が決定されている。また、貫通孔40の前後方向長さについては、線膨張差による移動の際、前記突出部39の車両幅方向の移動を阻害しないように、余裕を持った長さに設定されている。
なお、貫通孔40の長さが、前記線膨張差に比して十分ある場合には、図5(c)に示すように突出部39の貫通孔40に対する配置関係は、中央部でもよい。
そして、第1カウルルーバー部材24Aと第2カウルルーバー部材24Bとを連結する際に、貫通孔40に対して係止部44の両係止片43の基端を弾性変形させながら貫通させる。係止部44の係止片43は、貫通孔40を貫通した後は、図3に示すようにその弾性力により復帰して、貫通孔40の周縁に対して横移動可能、すなわち、車両幅方向に向かって移動可能に係止する。
また、第1カウルルーバー部材24Aの側部32aと、第2カウルルーバー部材24Bの前記重ね合わせ部位において、車両幅方向の中央部は、相互に移動不能に連結されている。この連結方法は、限定するものではない。
例えば、図5(b)に示すように、第1カウルルーバー部材24Aの側部32aに、軸部32bを突出させ、第2カウルルーバー部材24Bに形成された嵌合孔42に対して前記軸部32bを嵌合してもよい。図2には、軸部32bの位置が示されている。或いは、車両幅方向の中央部を相互に接着剤等により接着固定してもよい。
図2に示すように、第2カウルルーバー部材24Bにおいて、車両幅方向の両側端部には、カウルルーバー21を図示しないクリップ等により同じく図示しない車体フレームに取り付けるための一対の取付孔31が形成されている。
図3に示すように、車両前方側の第2カウルルーバー部材24Bには、雨水を受けるための樋部33が突条部32に沿って車両幅方向に延びるように形成されている。また、図2に示すように、樋部33の両側端部には、雨水を排出するための一対の排出口34が形成されている。また、図3に示すように、第2カウルルーバー部材24Bの前端上部には、ボンネット23の裏面に接触するゴム製のシール材35が第2カウルルーバー部材24B上に突設した複数の係止突起36により係止保持されている。
図4に示すように、第1カウルルーバー部材24A、及び第2カウルルーバー部材24Bの裏面には、カウルルーバー21の全体を補強するための左右方向に延びる補強リブ37が突出形成されている。なお、図4では、第1カウルルーバー部材24Aの裏面の補強リブ37が図示されている。また、図4に示すように前記空気取入れ口28の後端部の両側と対応する位置において、補強リブ37上には、フロントガラス22の下部内面に設けられた図示しないヒータに給電線を導くための凹部38が形成されている。
(実施形態の作用)
次に、上記のように構成されたカウルルーバー21の作用を説明する。
車両が強い直射日光を受けた場合、カウルルーバー21の第1カウルルーバー部材24Aは直にその日光を受けるとともに、第2カウルルーバー部材24Bはボンネット23で覆われる。このため、第1カウルルーバー部材24Aは、第2カウルルーバー部材24Bより高温になる。このため、第1カウルルーバー部材24Aが第2カウルルーバー部材24Bよりも膨張する。すなわち、太陽光の照射に伴う第1カウルルーバー部材24A,第2カウルルーバー部材24B間に温度差による線膨張差が生ずる。
両カウルルーバー部材24A,24Bにおいて、車両幅方向の中央部は、相互に移動不能に連結されている。このため、第1カウルルーバー部材24Aにおいて、車両幅方向の側部は前記線膨張差だけ、各突出部39は第2カウルルーバー部材24Bよりも車両幅方向に相対的に移動する。この線膨張差分の移動は、貫通孔40と突出部39との相対移動となるが、本実施形態では、その線膨張差分の移動があっても、貫通孔40は車両幅方向において長くされている。このため、前記移動は阻害されることがない。この結果、カウルルーバー21における、第1カウルルーバー部材24Aの湾曲が生ずることはない。
仮に、第1カウルルーバー部材24Aと第2カウルルーバー部材24Bとが車両幅方向において、全体が移動不能に一体に連結されていた場合、カウルルーバー21上の補強リブ37の各凹部38と対応する剛性の低い部分に上方への湾曲変形が生じる虞がある。しかし、本実施形態では、このようなことはない。
上記のように構成されたカウルルーバー21によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1) 本実施形態のカウルルーバー21では、第1カウルルーバー部材24Aと第2カウルルーバー部材24Bと、両部材を連結するとともに第1カウルルーバー部材24A、第2カウルルーバー部材24Bの温度差を起因とした線膨張差による前記車両幅方向の相対的変位を許容する連結部を備えている。
このように、本実施形態によれば、第1カウルルーバー部材24A、第2カウルルーバー部材24Bの温度差に起因してその線膨張差分の移動があっても、連結部により、両者の温度差を起因とした線膨張差による車両幅方向の相対的変位を許容する。このため、前記移動は阻害されることがない。この結果、カウルルーバー21における、第1カウルルーバー部材24Aの湾曲が生ずることはない。従って、カウルルーバー21の外観低下を防止することができる。
(2) 本実施形態は、第1カウルルーバー部材24Aは、車両幅方向に延びて形成されるとともにフロントガラス22に連結される。また、第2カウルルーバー部材24Bは、車両幅方向に延びて形成されるとともにボンネット23に隠れて配置される。そして、連結部が、第1カウルルーバー部材24Aから、第2カウルルーバー部材24Bに突出する突出部39と、第2カウルルーバー部材24Bに設けられて、突出部39が挿入する貫通孔40を備えている。また、第1カウルルーバー部材24A、第2カウルルーバー部材24Bの温度差を起因とした線膨張差による貫通孔40と突出部39との車両幅方向の相対的変位を許容するように、貫通孔40が前記車両幅方向へ延びて形成されている。
また、貫通孔40は車両幅方向において長くされている。このため、前記移動は阻害されることがない。この結果、カウルルーバー21における、第1カウルルーバー部材24Aの湾曲が生ずることはない。従って、カウルルーバー21の外観低下を防止することができる。
(3) 本実施形態のカウルルーバー21においては、突出部39の先端は、貫通孔40を貫通するとともに、貫通孔40の周縁に係止して、突出部39の貫通孔40からの反貫通方向への移動を禁止する係止部44が設けられている。この結果、本実施形態によれば、第1カウルルーバー部材24Aと第2カウルルーバー部材24Bの組み付け時に、突出部39が貫通孔40を貫通して係止部44が第2カウルルーバー部材24Bに係止するため、第1カウルルーバー部材24Aと第2カウルルーバー部材24Bとが外れることがない。
(4) 本実施形態のカウルルーバー21においては、第1カウルルーバー部材24Aと第2カウルルーバー部材24Bにおいて、車両幅方向の中央部は、相互に移動不能に連結されている。この結果、前記中央部が第2カウルルーバー部材24Bに移動不能に固定されているため、第1カウルルーバー部材24Aが膨張した場合、車両幅方向の両側部が略同等に膨張することが可能となる。この場合
なお、本実施形態は以下のように変更してもよい。
・ 前記実施形態では、図5(b)に示す構成にして、第1、第2カウルルーバー部材24A,24Bにおいて、車両幅方向の中央部を相互に移動不能にした。この代わりに、第2カウルルーバー部材24Bから突出した軸部(図示しない)を第1カウルルーバー部材24Aに形成された嵌合孔(図示しない)に嵌合させて、第1、第2カウルルーバー部材24A,24Bの車両幅方向の中央部を相互に移動不能にしてもよい。
・ 前記実施形態では、突出部39を貫通孔40に貫通させてその先端に係止部44を設けたが、係止部44を省略するとともに突出部39の先端を貫通させないで、貫通孔40内に挿入するようにしてもよい。
・ 図6に示すように、貫通孔40の縁部に切り欠き部40aを設けて、外部空間と連通させてもよい。そして、この切り欠き部40aに、第1カウルルーバー部材24Aと第2カウルルーバー部材24Bの組み付け時に突出部39を外部空間から入れるようにしてもよい。
・ 前記貫通孔40の代わりに、底部を有する溝としてもよい。この場合、突出部39は係止部44を省略するとともに突出部39の先端を貫通させないで、貫通孔40内に挿入するものとする。
・ 上記した各実施形態では、突出部39を第1カウルルーバー部材24Aに設け、孔(貫通孔を含む)または溝を第2カウルルーバー部材24Bに設けた。この代わりに、突出部39を第2カウルルーバー部材24Bに設け、孔(貫通孔を含む)または溝を第1カウルルーバー部材24Aに設けてもよい。
・ 前記実施形態では、第1カウルルーバー部材24A及び第2カウルルーバー部材24Bは、同一の合成樹脂により形成したが、両部材は同一の合成樹脂により形成する必要はなく、相互に異なる合成樹脂で形成してもよい。この場合においても、第1カウルルーバー部材24Aが日光に当たることにより、第2カウルルーバー部材24Bより高温になって、第2カウルルーバー部材24Bと線膨張差がある場合、突出部に対する溝または孔との関係を上述のように構成してもよい。
・ 前記実施形態では、第1カウルルーバー部材24Aと第2カウルルーバー部材24Bの車両幅方向の中央部において、相互に移動不能に連結したが、相互に移動不能にする部位は、車両指示方向の中央部に限定するものではない。第1カウルルーバー部材24Aと第2カウルルーバー部材24Bを、前記中央部から車両方向において、いずれか一方の側にオフセットした部位で相互に移動不能に連結してもよい。
・ 係止部44の形状は、前記実施形態の形状に限定されるものではなく、貫通孔40に対して貫通可能であって、貫通孔40の外縁に係止するものであればよい。
21…カウルルーバー、22…フロントガラス、23…ボンネット、
24A…第1カウルルーバー部材、24B…第2カウルルーバー部材、
39…突出部、40…貫通孔、44…係止部。

Claims (4)

  1. フロントガラスとボンネットとの間に設置されるカウルルーバーにおいて、
    車両幅方向に延びて形成されるとともに前記フロントガラスに連結される第1カウルルーバー部材と、
    前記車両幅方向に延びて形成されるとともに前記ボンネットに隠れて配置される第2カウルルーバー部材と、
    前記第1カウルルーバー部材及び第2カウルルーバー部材とを連結するとともに、前記第1、第2カウルルーバー部材の温度差を起因とした線膨張差による前記車両幅方向の相対的変位を許容する連結部を備えるカウルルーバー。
  2. 前記連結部が、前記第1、第2カウルルーバー部材のいずれか一方の部材から他方の部材に突出する突出部と、前記他方の部材に設けられるとともに前記突出部が挿入された溝または孔を含み、
    前記第1、第2カウルルーバー部材の温度差を起因とした線膨張差による前記溝または前記孔と前記突出部との前記車両幅方向の相対的変位を許容するように、前記溝または前記孔が前記車両幅方向へ延びて形成されている請求項1に記載のカウルルーバー。
  3. 前記突出部の先端は、前記孔を貫通するとともに、前記孔の周縁に係止して、前記突出部の前記孔からの反貫通方向への移動を禁止する係止部が設けられている請求項2に記載のカウルルーバー。
  4. 前記第1カウルルーバー部材と前記第2カウルルーバー部材において、前記車両幅方向の中央部は、相互に移動不能に連結されている請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載のカウルルーバー。
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