JP5557331B2 - 分電盤 - Google Patents

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Description

本発明は、分電盤の内扉を開放させた状態で、負荷名称ホルダを分岐開閉器に隣接する位置に掛止させることができる構造に関する。
従来、特許文献1に示されるように、負荷名称ホルダは、分電盤の内扉に取り付けられ、分岐開閉器の用途を示す負荷名称板を視認可能に保持するものである。分岐開閉器の交換、電線の変更や交換を行う場合には、殆どの場合において内扉を取り外したり、開放させた状態で作業を行う。このため、分岐開閉器がどの用途のものであるかが、分からなくなってしまうという問題があった。
そこで、特許文献2に示されるように、支持具を分電盤底部の上下に形成し、前記支持具で負荷名称ホルダの両端を挟み込んで、分岐開閉器に隣接する位置に保持させる構造が提案されている。
特許3466051号公報 特開2002―44812号公報
しかしながら、特許文献2に示されるような負荷名称ホルダ保持構造では、部品点数が多くなり、前記支持具で負荷名称ホルダの両端を挟み込んで保持させる必要が有ることから作業性も悪いという問題があった。
本発明は、上記問題を解決し、内扉を開放させた場合において、部品点数が多くならずに、作業性良く負荷名称ホルダを分岐開閉器に隣接する位置に保持させる構造を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、
複数の分岐開閉器を含む内機が収納される箱本体に取り付けられ、前記分岐開閉器のハンドル部分を露出させる開閉器用開口孔が形成された内扉に、負荷名称板を視認可能に保持する負荷名称ホルダが着脱可能に取り付けられた分電盤であって、
前記負荷名称ホルダは前記内扉に取り付けられた保持部材に保持可能にする抜止部材を有し、
複数の分岐開閉器に隣接する位置の内機及び前記負荷名称ホルダの一方に、使用時に基部から折り曲げて突出させる掛止部が形成され、
前記分岐開閉器に隣接する位置の内機及び前記負荷名称ホルダの他方に、掛止孔部が形成され、
前記内扉が前記箱本体から開放した状態で、前記掛止孔部を基部から折り曲げて突出させた前記掛止部で掛止させることにより、前記内扉から取り外された前記負荷名称ホルダが前記分岐開閉器に隣接する位置で掛止されるように構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、
掛止孔部は、幅広部と、この幅広部に連通形成された幅狭部とから構成され、
掛止部は、前記幅狭部よりも幅寸法が小さい支持部と、この支持部の先端に設けられ、前記幅狭部よりも幅寸法が大きく、前記幅広部よりも幅寸法が小さい脱落防止部から構成され、
前記脱落防止部を前記幅広部に通過させた後で、前記支持部を前記幅狭部に挿通させることにより、前記掛止孔部が前記掛止部で掛止されることを特徴とする。
これにより、脱落防止部は幅狭部よりも幅寸法が大きいので、負荷名称ホルダの掛止部から脱落が防止される。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2に記載の発明において、
負荷名称ホルダは、板状の透光部と、この透光部の両側端から形成された負荷名称板保持部とから構成され、負荷名称板が前記透光部と一対の前記負荷名称板保持部との間に差し込まれる構造であり、
前記透光部には、前記負荷名称板に出孔部が形成されていることを特徴とする。
これにより、取出孔部に指等を入れて、負荷名称板を指で上方に掻き出すことにより、負荷名称ホルダを内扉から取り外すこと無く、負荷名称板を負荷名称ホルダから取り出すことが可能となり、便利である。
本発明によれば、負荷名称ホルダは前記内扉に取り付けられた保持部材に保持可能にする抜止部材を有し、複数の分岐開閉器に隣接する位置の内機及び前記負荷名称ホルダの一方に、掛止部が形成され、前記分岐開閉器に隣接する位置の内機及び前記負荷名称ホルダの他方に、掛止孔部が形成され、前記内扉が前記箱本体から開放した状態で、前記掛止孔部が前記掛止部で掛止されることにより、前記内扉から取り外された前記負荷名称ホルダが前記分岐開閉器に隣接する位置で掛止されるように構成されている。このため、簡単な作業により、内扉が箱本体から開放した状態で、内扉から取り外した負荷名称ホルダを、内扉に取り付けた状態そのものを分岐開閉器に隣接する位置に掛止させることができ、作業性に優れ、部品点数が多くならない負荷名称ホルダ保持構造を提供することが可能となる。
外扉を取り外した状態の分電盤の全体斜視図である。 分電盤の内機の斜視図である。 掛止部分の詳細図である。 負荷名称ホルダ下部及び保持部の詳細図である。 負荷名称ホルダの分解斜視図である。 負荷名称ホルダの斜視図及び裏面斜視図である。 抜止部材の斜視図である。 負荷名称ホルダを分電盤に取り付ける手順を示した説明図である。 中間保持部材の説明図である。 掛止部材の詳細図である。 別例の掛止部材の詳細図である。 別例の掛止部材で負荷名称ホルダを掛止させた状態の斜視図である。 掛止部を負荷名称ホルダ側に形成した実施形態の斜視図である。
(本発明の分電盤の構造の説明)
以下に図面を参照しつつ、本発明の好ましい実施の形態を示す。本発明は、内扉2を箱本体1に対して開いた場合に、図2の(A)に示されるように、負荷名称ホルダ11を、箱本体1内の分岐開閉器4に隣接する位置で掛止させることができる構造に関するものである。以下、詳細に説明する。
図1に示されるように、分電盤100は、箱本体1、内扉2、主幹開閉器3、分岐開閉器4を有している。なお、開閉器には、過負荷または短絡の際に、自動的に配線路を遮断させるブレーカが含まれる。箱本体1は、一端が開口した金属製等の箱である。図2は、箱本体1内に収納されて取り付けられる内機の斜視図である。図2に示される内機90は、箱本体1内に取り付けられる。そして、内機90には、主幹開閉器3、分岐開閉器4が取り付けられている。本実施形態では、複数の分岐開閉器4が縦方向に列状に配設され、分岐開閉器4の列が離間して2列設けられている。
図2に示されるように、主幹開閉器3には、複数の主幹リードバー5が接続されている。そして、主幹リードバー5には、各分岐開閉器4が接続される母線バーが接続されている。本実施形態では、母線バーは、分岐開閉器4の列の間に配設されている。図2の(B)に示されるように、分岐開閉器4の列の間には、母線バーを覆う板状の絶縁カバー8が配設されている。この絶縁カバー8によって、母線バーへの接触が防止されるようになっている。
図2の(B)に示されるように、掛止部材9が、分岐開閉器4に隣接する位置に設けられている。本実施形態では、図2の(B)に示されるように、掛止部材9は絶縁カバー8の上部に取り付けられている。図10に示されるように、掛止部材9は、板状の基部9cと、この基部9cの上端に、折曲自在(回動自在)に形成された板状の掛止部9gとから構成されている。掛止部9gは、その基部に形成された支持部9aと、この支持部9aの先端に形成された脱落防止部9bとから構成されている。脱落防止部9bは、支持部9aよりも幅広となっている。基部9cは絶縁カバー8に貼設されている。本実施形態では、基部9cと掛止部9gとの接続部には、折曲溝9dが形成されて、掛止部9gが基部9cに対して折曲自在となっている。掛止部材9は合成樹脂で一体成形されている。このため、低コストで掛止部材9を製造することができる。
掛止部9gを使用しない時には、図10の(A)に示されるように、掛止部9gを、基部9cと同一平面にさせることにより、掛止部9gが絶縁カバー8から突出し無い状態にすることができる。このため、内扉2を閉じた際に掛止部9gが内扉2と干渉することが無く、また、掛止部9gが邪魔にならない。一方で、負荷名称ホルダ11を掛止部9gに掛止させる際には、図10の(B)に示されるように、掛止部9gを、基部9c(絶縁カバー8)から略直交する方向に折り曲げて突出させる。
図1に示されるように、内扉2は、箱本体1の内機を覆うように、箱本体1に開閉可能に取り付けられている。内扉2には、開閉器用開口孔2a、2bが形成され、この開閉器用開口孔2a、2bから主幹開閉器3及び分岐開閉器4のハンドル3a、4a部分が露出している。内扉2は、箱本体1内に収納される主幹開閉器3、分岐開閉器4、主幹リードバー5、母線バー等の内機の露出を防ぎ、これら内機を防護するためのものである。なお、内扉2の外側には、箱本体1の開口部を覆う外扉(図示せず)が開閉可能に取り付けられている。
図1に示されるように、内扉2には、支持部材21及び保持部材22が取り付けられ、これら支持部材21及び保持部材22により、負荷名称ホルダ11が内扉2に着脱可能に取り付けられている。負荷名称ホルダ11が配設される位置は、分岐開閉器4のハンドル4a部分の側方であり、本実施形態では、縦2列に配設されたハンドル4a部分の間に、負荷名称ホルダ11が配設される。
負荷名称ホルダ11は、ポリカーボネートやアクリル樹脂等の透明な樹脂で構成されている。図5や図6に示されるように、負荷名称ホルダ11は、縦長の板状の透光部11aと、この透光部11aの両側端から透光部11aと対向するように折り曲げ形成された負荷名称板保持部11bとから構成されている。透光部11aと、一対の負荷名称板保持部11bとの間に、紙製等の負荷名称板(図示せず)が差し込まれて、負荷名称板が負荷名称ホルダ11で視認可能に保持されるようになっている。なお、負荷名称板は、各分岐開閉器4の出力先の名称が記載された板である。なお、負荷名称板は、樹脂製や金属製であっても差し支え無い。負荷名称板は各分岐開閉器4のハンドル4a部分に隣接する位置に配設されるので、作業者は各分岐開閉器4の出力先の名称が容易に認識できる。
図5、図6に示されるように、透光部11aの上部には、掛止孔部11cが連通形成されている。掛止孔部11cは、幅広部11eと、幅広部11e上側に連通形成された幅狭部11fとから構成されている。図3に示されるように、幅広部11eは、脱落防止部9bよりも幅寸法が大きくなっていて、脱落防止部9bが幅広部11eに挿入可能となっている。幅狭部11fは、支持部9aよりも、幅寸法が大きくなっている。一方で、幅狭部11fは、脱落防止部9bよりも幅寸法が小さくなっている。
図5や図6に示されるように、透光部11aには、取出孔部11gが形成されている。本実施形態では、掛止孔部11cに取出孔部11gが連通形成されている。取出孔部11gの長手方向は、負荷名称板の差込方向と同一方向となっている。取出孔部11gに指や工具を入れて、負荷名称板を上方に掻き出すことにより、負荷名称ホルダ11を内扉2から取り外すこと無く、負荷名称板を負荷名称ホルダ11から取り出すことができる。図5に示されるように、透光部11aの下部には、2つの取付孔11dが横方向に並列して形成されている。
図1に示されるように、支持部材21は、略“コ”字形状であり、横長の板状の支持部21aと、この支持部21aの両端から直交方向(内扉2方向)に延出する取付部21bとから構成されている。取付部21bが内扉2に取り付けられて、支持部材21が内扉2に取り付けられている。内扉2と支持部21aとは所定寸法離間している。
図1に示されるように、保持部材22は、支持部材21と相対する位置の内扉2に取り付けられている。本実施形態では、保持部材22は支持部材21の下方位置の内扉2に取り付けられている。保持部材22は、略“コ”字形状であり、横長の板状の保持部22aと、この保持部22aの両端から直交方向(内扉2方向)に延出する取付部22bとから構成されている。取付部22bが内扉2に取り付けられて、保持部材22が内扉2に取り付けられている。内扉2と保持部22aとは所定寸法離間している。図4に示されるように、保持部22aの支持部材21との対向部分には、係止凹部22cが形成されている。保持部22aの係止凹部22cの両側には、係合孔22dが形成されている。なお、支持部材21及び保持部材22は同じ部材を使用しても良いものである。また、支持部材21は略“口”状、または、保持部材22方向のみ開口部を形成した箱状にしておき、内扉2側の水平部に取付部22bを形成し、内扉2に取り付けるものであって良い。
図7を用いて、抜止部材12の説明をする。紙面上側を抜止部材12の上側、紙面下側を抜止部材12の下側、紙面手前側を抜止部材12の表側、紙面奥側を抜止部材12の裏側とする。抜止部材12は、基部12aと、基部12aの上端部に並列して2つ形成された脱落防止腕部12eと、基部12aの両側端に形成された固定部12fが一体成形されて構成されている。脱落防止腕部12eは、基部12aから裏側に直交する方向に延出する保持片12gと、保持片12gの先端から上方向に延出する脱落防止片12hとから構成されている。固定部12fは、基部12aから奥側に直交する方向に延出する延出片12iと、延出片12iの先端から外側に延出する差込片12jとから構成されている。
基部12aの下端には、裏側に突出する挟持片12kが形成されている。基部12aの表側には、係止部12bが突出形成されている。係止部12bの外縁形状は、保持部材22の係止凹部22cに対応した形状となっている。基部12aの下部の表側には、2つの係合突起12cが形成されている。本実施形態では、係合突起12cは、係止部12bの両側に形成されている。係合突起12cには、上側に向かって徐々に突出量が大きくなる傾斜面12dが形成されている。
図6の(B)に示されるように、脱落防止片12h及び差込片12jが、取付孔11dに挿入されて、延出片12iを脱落防止片12h側に撓ませて透光部11aの裏面側から突出して、抜止部材12が負荷名称ホルダ11に取り付けられている。部材12が負荷名称ホルダ11に取り付けられている状態では、当接片12kが、透光部11aの下部に当接している。
負荷名称板を透光部11aと一対の負荷名称板保持部11bとの間に差し込ませると、負荷名称板が保持片12gで保持され、脱落防止片12hにより負荷名称板が負荷名称ホルダ11から脱落しないようになっている。なお、脱落防止片12hは、保持片12gの先端から上方向に突出する構造の他に、上奥方向に傾斜させる構造であっても良い。負荷名称板が脱落防止片12hによって保持片12g上に案内され、負荷名称板が曲がっても、保持片12gを通り抜けて負荷名称ホルダ11から抜け落ちることを防止するものである。
(負荷名称ホルダを内扉へ取り付ける方法の説明)
次に図8を用いて、負荷名称ホルダ11の内扉2への取付方法について説明する。図8の(B)に示されるように、負荷名称ホルダ11の上端を、下側から支持部材21の支持部21aと内扉2の間に差し込ませ、負荷名称ホルダ11を内扉2と平行にさせる(図8の(C)の状態)。次に、図8の(D)に示されるように、負荷名称ホルダ11を下方に移動させる。すると、係合突起12cの傾斜面12d(図4に示す)が、係止凹部22cの縁面と当接する。更に、負荷名称ホルダ11を下方に移動させると、傾斜面12dにより、脱落防止部材12が内扉2側に移動し、係合突起12cが保持部22aを乗り越えて、係合孔22dに係合する。この状態では、係止部12bが係止凹部22cで受容され、負荷名称ホルダ11が内扉2に保持される。この状態では、係合突起12cが係合孔22dに係合しているので、負荷名称ホルダ11の内扉2からの不用意の脱落が防止される。この状態では、負荷名称ホルダ11の上端は、内扉2、支持部21a、及び、取付部21bの間に通過した状態で支持されている。このため、負荷名称ホルダ11が手前側又は左右側に傾くこと無く、負荷名称ホルダ11の内扉2からの脱落が防止される。支持部材21の上方向近くに箱本体が形成し支持部材21の上方向にスペースがなく支持部材21の上方向側から負荷名称ホルダ11を挿入することが出来ない場合でも、負荷名称ホルダ11を支持部材21と保持部材22の間から挿入することにより保持することが出来るものである。なお、支持部材21の支持部21aの高さを保持部材22の保持部22aより高くすれば支持部材21の上方向側より負荷名称ホルダ11を挿入することも可能である。
(負荷名称ホルダを内扉から取り外す方法の説明)
負荷名称ホルダ11を内扉2から取り外すには、抜止部材12の係止部12bを押圧し、係合突起12cと係合孔22dとの係合を解除させ、負荷名称ホルダ11を上方に引き上げることにより行われる。係止部12bが保持部材22の保持部22aより突出形成されているので、作業者は押圧すべき場所を容易に認識することができる。このように、簡単な作業により、負荷名称ホルダ11を内扉2から取り外すことができる。
(負荷名称ホルダの分岐開閉器に隣接する位置への掛止方法の説明)
以下に、内扉2を箱本体1から開放させた状態で、内扉2に取り付けられた保持部材22に保持可能にする抜止部材12を有する負荷名称ホルダ11を、箱本体1内の分岐開閉器4に隣接する位置の内機で掛止させる手順について説明する。
内扉2を開放させ、或いは、内扉2を箱本体1から取り外して、箱本体1の開口部分を開口させる。図3の(A)に示されるように、脱落防止部9bを幅広部11eに通過させた後に、保持部9aを幅狭部11fに挿入させて、負荷名称ホルダ11を掛止部9gで掛止させる(図2の(A)の状態)。脱落防止部9bは幅狭部11fよりも幅寸法が大きいので、負荷名称ホルダ11が掛止部9gから脱落しないようになっている。図2の(A)に示されるように、本発明では、内扉2から取り外した負荷名称ホルダ11を、分岐開閉器4に隣接する位置の内機(本実施形態では、絶縁カバー8)に掛止させることができるので、内扉2が箱本体1から開放又は取り外された状態であっても、作業者は各分岐開閉器4の出力先の名称を容易に認識することができる。なお、図10に示すように掛止部材9は掛止部9gが上方となるように、つまり掛止部9gより基部9cと掛止部9gとの接続部である折曲溝9dが下方に設置することが望ましい。掛止部9gが下方になるように取り付けた場合においては負荷名称ホルダ11を掛止めする前や掛止め時に掛止部9g自身の重さなどで掛止部9gが基部9cと同一平面になるためである。このように、内扉2に保持形成した負荷名称ホルダ11を保持部材22から取り外したものをそのまま内機に取付可能に形成した本発明では、分岐開閉器4に隣接する位置の内機に掛止部9gを設け、負荷名称ホルダ11に掛止孔部11cを形成したので、簡単な作業により、負荷名称ホルダ11を分岐開閉器4に隣接する位置の内機に掛止させることが可能となった。
(中間部材の説明)
図9の(A)に示されるように、負荷名称ホルダ11の中間部分を保持する中間保持部材23を内扉2に取り付けてもよい。中間保持部材23は、図9の(B)に示されるように、横長板状の基部23aと、基部23aの両端から直交方向に折曲形成された腕部23bと、腕部23bの先端から内側に屈曲形成された脱落防止部23cと、脱落防止部23cから外側に開放する誘部23e、誘部23eより更に外側に開放する撓部23dが一体に形成されている。基部23aが、支持部材21と保持部材22の間位置の内扉2に取り付けられている。なお、中間保持部材23は、樹脂や薄い金属で構成され、腕部23b、脱落防止部23c、誘部23e、及び、撓部23dが変形可能となっている。
負荷名称ホルダ11の上端を、下側から支持部材21の支持部21aと内扉2の間に差し込ませ、この状態から、負荷名称ホルダ11を内扉2と平行に移動させ内扉2方向に押し込むと、負荷名称ホルダ11の両端が撓23dと当接し、一対の腕部23b及び脱落防止部23c、誘部23eが拡開して、負荷名称ホルダ11の両端が一対の誘部23eにより案内されながら脱落防止部23cを乗り越え、一対の腕部23bで保持される。なお、負荷名称ホルダ11が腕部23bで保持している状態で撓部23dを指で押圧することにより、腕部23b、脱落防止部23c、誘部23eが外側に撓み負荷名称ホルダ1を内扉2方向から取り出すことも可能である。負荷名称ホルダ11が、支持部材21と保持部材22のみで保持される構造では、負荷名称ホルダ11が振動により内扉2と接触して、内扉2を損傷させてしまう恐れがあるが、本実施形態では、負荷名称ホルダ11の中間部分が、中間保持部材23で保持されているので、負荷名称ホルダ11の振動が抑止され、内扉2の損傷が防止される。また、負荷名称ホルダ11の形状が長くなる場合でも安定して保持することができ、長くなる場合には中間保持部材23の数を増やして保持すれば良いものである。
(他の実施形態の説明)
図11に掛止部材の別例を示す。図11に示される掛止部材19は、板状の基部19cの表面に収納凹部19eが凹陥形成され、この収納凹部19eに掛止部19gが収納可能となっている。掛止部19gは、収納凹部19eの下端に、回動可能(折曲可能)に取り付けられている。本実施形態では、基部19cと掛止部19gとの接続分には、折曲溝19dが形成されて、掛止部19gが基部19aに対して折曲自在となっている。掛止部材19は合成樹脂で一体成形されている。このため、低コストで掛止部材19を製造することができる。掛止部19gは、その基部に形成された支持部19aと、この支持部19aの先端に形成された脱落防止部19bとから構成されている。脱落防止部19bは、支持部19aよりも幅広となっている。掛止部19aの先端には、引出凹部19fが形成されている。このため、作業者が引出凹部19fに指を引っ掛けることにより、容易に、収納凹部19eに収納された掛止部19gを引き出すことができる。図12に示されるように、掛止部19aを負荷名称ホルダ11の掛止孔部11cに挿入させると、負荷名称ホルダ11が掛止部11gで掛止される。幅狭部11fは、脱落防止部19bよりも幅寸法が小さくなっているので、負荷名称ホルダ11が掛止部19gから脱落しない。
以上説明した実施形態では、掛止部9g、19g及び掛止孔部11cは、それぞれ、1つのみ形成されているが、複数の掛止部9g、19g及び掛止孔部11cを形成して、負荷名称ホルダ11を各分岐開閉器4のハンドル4a部分に隣接する位置に掛止する実施形態であっても差し支え無い。
また、掛止部材9、19を、以上説明した実施形態と上下逆に取り付けても差し支え無い。
また、以上説明した実施形態では、内扉2から取り外された負荷名称ホルダ11は、絶縁カバー8に設けられた掛止部9g、19gで掛止される構造であるが、本発明はこの構造に限定されず、分岐開閉器4に隣接する位置の内機や分岐開閉器4上に掛止部9g、19gを設け、この掛止部9g、19gに負荷名称ホルダ11が掛止される構造であっても良い。また、掛止部材9、19は絶縁カバー8と一体に形成する構造であっても良い。
図13に、掛止部9gを負荷名称ホルダ11側に形成した実施形態の斜視図を示して、以上説明した実施形態と異なる点について説明する。図13の(B)に示されるように、本実施形態では、負荷名称ホルダ11の透光部11a裏面の上部に、掛止部材9が取り付けられ、掛止部9gが形成されている。一方で、図13の(A)に示されるように、絶縁カバー8の上部に、掛止孔部8aが連通形成されている。掛止孔部8aは、幅広部8bと、幅広部8b上側に連通形成された幅狭部8cとから構成されている。幅広部8bは、脱落防止部9bよりも幅寸法が大きくなっていて、脱落防止部9bが幅広部8bに挿入可能となっている。幅狭部8cは、支持部9aよりも、幅寸法が大きくなっている。一方で、幅狭部8cは、脱落防止部9bよりも幅寸法が小さくなっている。また、掛止部材9、19は負荷名称ホルダ11と一体に形成する構造であっても良い。
以上、現時点において、もっとも、実践的であり、かつ好ましいと思われる実施形態に関連して本発明を説明したが、本発明は、本願明細書中に開示された実施形態に限定されるものではなく、請求の範囲および明細書全体から読み取れる発明の要旨あるいは思想に反しない範囲で適宜変更可能であり、そのような変更を伴う分電盤もまた技術的範囲に包含されるものとして理解されなければならない。
1 箱本体
2 内扉
3 主幹開閉器
4 分岐開閉器
5 主幹リードバー
8 絶縁カバー
9 掛止部材
9a 支持部
9b 脱落防止部
9c 基部
9g 掛止部
11 負荷名称ホルダ
11a 透光部
11b 負荷名称板保持部
11c 掛止孔部
11e 幅広部
11f 幅狭部
11g 取出孔部
12 抜止部材
19 掛止部材(別例)
21 支持部材
22 保持部材
23 中間保持部材
90 内機
100 分電盤

Claims (3)

  1. 複数の分岐開閉器を含む内機が収納される箱本体に取り付けられ、前記分岐開閉器のハンドル部分を露出させる開閉器用開口孔が形成された内扉に、負荷名称板を視認可能に保持する負荷名称ホルダが着脱可能に取り付けられた分電盤であって、
    前記負荷名称ホルダは前記内扉に取り付けられた保持部材に保持可能にする抜止部材を有し、
    複数の分岐開閉器に隣接する位置の内機及び前記負荷名称ホルダの一方に、使用時に基部から折り曲げて突出させる掛止部が形成され、
    前記分岐開閉器に隣接する位置の内機及び前記負荷名称ホルダの他方に、掛止孔部が形成され、
    前記内扉が前記箱本体から開放した状態で、前記掛止孔部を基部から折り曲げて突出させた前記掛止部で掛止させることにより、前記内扉から取り外された前記負荷名称ホルダが前記分岐開閉器に隣接する位置で掛止されるように構成されていることを特徴とする分電盤。
  2. 掛止孔部は、幅広部と、この幅広部に連通形成された幅狭部とから構成され、
    掛止部は、前記幅狭部よりも幅寸法が小さい支持部と、この支持部の先端に設けられ、前記幅狭部よりも幅寸法が大きく、前記幅広部よりも幅寸法が小さい脱落防止部から構成され、
    前記脱落防止部を前記幅広部に通過させた後で、前記支持部を前記幅狭部に挿通させることにより、前記掛止孔部が前記掛止部で掛止されることを特徴とする請求項1に記載の分電盤。
  3. 負荷名称ホルダは、板状の透光部と、この透光部の両側端から形成された負荷名称板保持部とから構成され、負荷名称板が前記透光部と一対の前記負荷名称板保持部との間に差し込まれる構造であり、
    前記透光部には、前記負荷名称板に取出孔部が形成されていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の分電盤。
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