JP5718024B2 - 配線受け、及び机 - Google Patents

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Description

本発明は、配線受け、及び机の技術に関する。
机周りの配線を収容する技術が知られている。例えば、特許文献1や2には、机の幕板の内面に固定する配線受けが開示されている。
特許第4447089号公報 特許第4480861号公報
机周りの配線を整理する技術として、机の幕板の内面に固定する配線受けが知られている。従来の配線受けには、複数の配線の一部を載置する載置部(トレイ)に対して、他の配線を保持する保持部を接続した技術がある。この従来の配線受けによれば、配線が複数の場合、一部の配線と他の配線とを分離して整理することができる。但し、上記従来の配線受けは、載置部が配線を載置する機能を有しているにすぎない。したがって、載置部上に複数の配線が載置される場合、これら複数の配線を分離して整理することはできない。また、上記従来の配線受けは、載置部と保持部が別部材で構成されており、使用に際しては二つの部材を接続しなければならない。また、部品点数を削減することができれば、コストの削減も実現できる。
本発明は、上記の問題に鑑み、配線が載置されるトレイ上で複数の配線を分離して係止できる技術を提供することを課題とする。
本発明は、上述した課題を解決するため、配線を載置するトレイ上に複数の配線の一部を係止する第一係止部と、他の配線を係止する第二係止部を設け、トレイ、第一係止部、及び第二係止部を含め、配線受けを一体的に構成することとした。
詳細には、本発明は、机に接続される配線受けであって、複数の配線を載置するトレイと、前記トレイの一辺側に設けられると共に該トレイと一体的に構成され、前記机に該配線受けを固定する固定部と、前記トレイと一体的に構成され、基部が前記一辺側に設けられ先端部が前記トレイの中央部に位置し、該先端部と前記トレイの隙間から挿入される前記複数の配線のうちの一部の配線を前記トレイと挟み込んで係止する第一係止部と、前記トレイと一体的に構成され、基部が前記一辺側と対向する他辺側に設けられ先端部が前記トレイの中央部に位置し、該先端部と前記トレイの隙間から挿入される他の配線を前記トレイと挟み込んで係止する第二係止部と、を備える。
本発明に係る配線受けは、トレイに第一係止部と第二係止部が設けられていることから、トレイ上で複数の配線を分離して係止することができる。その結果、机周りの配線の整理を容易に行うことができる。また、第一係止部と第二係止部を備えることで、種類が異なる配線同士を分離して係止することができる。例えば、複数の配線に、電源ケーブル(強電)と信号ケーブル(弱電)が含まれる場合、これらを分離して係止することができる。その結果、電源ケーブルと信号ケーブルの干渉を抑制することができる。更に、本発明
に係る配線受けは、トレイ、固定部、第一係止部、第二係止部が一体的に構成されている。従って、本発明に係る配線受けは、部品点数の削減が図られており、経済性にも優れている。
一体的に構成するとは、一部材で構成されていることを意味する。配線受けの素材は、特に限定されないが、樹脂とすることが好ましい。また、配線受けの素材を樹脂とすることで、一体成型が可能となり、一体的な構成を容易に実現することができる。また、配線受けの素材を樹脂とすることで、配線受けを軽量化できる。中央部には、トレイの中心を基点とした円形状の領域の他、一辺と他辺との間に位置し、両辺と平行な仮想中心線を含む直線状の領域が含まれる。
ここで、本発明に係る配線受けにおいて、前記トレイは、ベース板と、該ベース板の一辺から立ち上げられた第一壁部と、該ベース板の他辺から立ち上げられた第二壁部とを有し、前記固定部は、前記第一壁部の上端部に設けられ、前記第一係止部の基部は、前記第一壁部の内側面に設けられ、前記第二係止部の基部は、前記第二壁部の内側面に設けられる構成としてもよい。
第一係止部の基部と第二係止部の基部を、第一壁部の内側面と第二壁部の内側面の夫々に設けることで、各基部をベース板上に設けるよりも、各係止部の収容量を多くすることができる。換言すると、本発明によれば、トレイのベース板上のスペースを最大限活用することができる。
また、本発明に係る配線受けにおいて、前記第一係止部の基部及び先端部と、前記第二係止部の基部及び先端部とが互いに対応する位置に設けられているようにしてもよい。互いに対応する位置に設けられているとは、換言すると、第一係止部の基部及び先端部と、第二係止部の基部及び先端部が、何れも、一辺と他辺と直交する同一の仮想直線上に位置することを意味する。本発明によれば、配線を挿入する位置が集約されることから、配線の整理をより容易に行うことができる。
また、本発明に係る配線受けにおいて、第一係止部は、一辺側の両端部に設けられ、第二係止部は、他辺側の両端部に設けるようにしてもよい。これにより、配線を安定的に係止できる。また、本発明に係る配線受けにおいて、第一係止部と第二係止部は、係止する配線の収容量を互いに異なるようにしてもよい。これにより、第一係止部と第二係止部を用途に応じて使い分けることができる。
また、本発明に係る配線受けにおいて、前記固定部は、前記机の幕板に設けられた被固定部と接続され、前記被固定部は、前記固定部を収容する収容部と、前記収容部の入口に設けられ、該収容部に収容される前記固定部の抜けを規制する規制部とを有し、前記固定部は、前記収容部に収容される被収容部と、前記被収容部に設けられ、前記規制部と接する突起部とを有する構成としてもよい。本発明では、突起部が規制部を乗り越えることで、配線受けを固定状態と非固定状態にすることができる。すなわち、机に対する配線受けの着脱を容易に行うことができる。
なお、本発明は、上述した本発明に係る配線受けを含む机として特定することもできる。
本発明によれば、配線が載置されるトレイ上で複数の配線を分離して係止できる技術を提供することができる。
実施形態に係る配線受けの前面側の斜視図を示す。 実施形態に係る配線受けの背面側の斜視図を示す。 実施形態に係る配線受けの背面図を示す。 実施形態に係る配線受けの上面図を示す。 実施形態に係る配線受けの正面図を示す。 実施形態に係る配線受けの側面図を示す。 実施形態に係る配線受けのA−A断面図を示す。 実施形態に係る配線受けのB−B断面図を示す。 実施形態に係る配線受けを机に接続した正面図を示す。 実施形態に係る配線受けを机に接続した断面図を示す。 実施形態に係る配線受けと机の分解斜視図を示す。 実施形態に係る配線受けを机に接続する前の状態を示す。 実施形態に係る配線受けを机に接続した後の状態を示す。 実施形態に係る配線受けを上方に移動させた状態を示す。 実施形態に係る固定部の下垂片の下端を幕板側に押圧する状態を示す。 実施形態に係る上板部が湾曲し、突起部が後壁側に近づいた状態を示す。 実施形態に係る配線受けが机ら取り外された状態を示す。 実施形態に係る配線受けに信号ケーブルを係止する状態を示す。 実施形態に係る配線受けに電源ケーブルを係止する状態を示す。 実施形態に係る配線受けに信号ケーブルと電源ケーブルが係止された状態を示す。 実施形態に係る配線受けを机に接続した使用状態を示す。 実施形態に係る配線受けに電源タップを係止した使用状態を示す。 実施形態に係る配線受けに信号ケーブルと電源ケーブルを係止した使用状態を示す。 実施形態に係る配線受けに電源ケーブルを係止し、余剰ケーブルを配線受けの周囲に巻きつけた使用状態を示す。
次に、本発明の実施形態について図面に基づいて説明する。なお、以下で説明する実施形態は本発明を実施するための例示であり、本発明は以下で説明する態様に限定されない。
<構成>
[配線受け]
図1から図3各図(図3Aから図3F)に示すように、実施形態に係る配線受け1は、ベース板2、後壁3、前壁4、固定部5A,5B、第一係止部6A,6B、第二係止部7A,7Bを備える。実施形態に係る配線受け1は、樹脂によって構成され、ベース板2、後壁3、前壁4、固定部5A,5B、第一係止部6A,6B、第二係止部7A,7Bが一体的に形成されている。ベース板2、後壁3、前壁4がトレイ20を構成している。
ベース板2は、複数の配線を載置する。本実施形態のベース板2は、上面視長方形である。固定部5A,5B、第一係止部6A,6B、及び第二係止部7A,7Bの下方には、固定部5A,5B、第一係止部6A,6B、及び第二係止部7A,7Bの外郭とほぼ同じ大きさの切り欠きが形成されている。ベース板2の裏面には、ベース板2の強度を増すため、長手方向の両端部の縁、及び両端部の縁と平行に所定の間隔でベース板のリブ21が複数本形成されている。配線には、信号ケーブル(弱電)10A、電源ケーブル(強電)10B、電源タップ10Cなどが含まれる。以下、特に区別する必要が無い場合には、単に配線という。
後壁3は、本発明の第一壁部に相当し、ベース板2に載置される配線がベース板2から脱落するのを規制する。後壁3は、ベース板2の後辺から垂直に立ち上げられることで形成されている。また、ベース板2の裏面と同じく、後壁3の強度を増すため、縁および所定の間隔で後壁のリブ31が複数本形成されている。後壁3は、凡そ横長の長方形であるが、二箇所が上方に突出しており、この突出した部分に固定部5A,5Bが夫々形成されている。なお、固定部5A,5Bは、第一係止部6A,6Bと上下方向において重ならないよう、端部から離れた位置に形成されている。固定部5A,5Bの詳細については、後述する。
前壁4は、本発明の第二壁部に相当し、後壁3と同じく、ベース板2に載置された配線がベース板2から脱落するのを規制する。前壁4は、ベース板2の前辺から垂直に立ち上げられており、後壁3と平行である。なお、前壁4は、横長の長方形であるが、後壁3と異なり、配線の脱落を規制できさえすればよい。従って、前壁4の高さは、後壁3よりも低く形成されている。
第一係止部6A,6Bは、ベース板2に載置される配線を係止する。第一係止部6A,6Bは、後述する第二係止部7A,7Bよりも収用量が大きく形成されている。従って、
第一係止部6A,6Bは、信号ケーブルよりも径が大きい電源ケーブル10Bの係止により適している。第一係止部6A,6Bは、全体としてC字状であり、第一係止部の基部61A,61B、第一係止部のアーム部62A,62B、第一係止部の先端部63A,63Bを有する。第一係止部の基部61A,61Bは、後壁3の長手方向における両端部の近傍に位置している。第一係止部のアーム部62A,62Bは、中央部は直線状に形成され、直線状の部分はベース板2と平行である。中央部の両端部は、下方に向けて湾曲しており、一方には第一係止部の基部61A,61Bが、他方には第一係止部の先端部63A,63Bが形成されている。第一係止部の先端部63A,63Bとベース板2の表面との間には、配線を挿入する為の隙間が形成されている。この隙間は、係止する配線の種類や第一係止部6A,6Bの撓み量等に基づいて適宜設計することができる。第一係止部の先端部63A,63Bは、第一係止部の基部61A,61Bよりも下方に位置している。これにより、第一係止部6A,6Bの収容量を大きくすることができ、また、収容された配線の抜けをより確実に防止することができる。
第二係止部7A,7Bは、ベース板2に載置される配線を係止する。第二係止部7A,7Bは、前述した第二係止部7A,7Bよりも収用量が小さく形成されている。従って、第二係止部7A,7Bは、電源ケーブル10Bよりも径が小さい信号ケーブル10aの係止により適している。第二係止部7A,7Bは、ほぼ直線状であり、第二係止部の基部71A,71B、第二係止部のアーム部72A,72B、第二係止部の先端部73A,73Bを有する。第二係止部の基部71A,71Bは、前壁4の長手方向における端部の近傍に接続されている。第二係止部のアーム部72A,72Bは、ほぼ直線状であるが、第二係止部の基部71A,71Bに近接する部分が湾曲している。また、第二係止部のアーム部72A,72Bは、第二係止部の先端部73A,73Bがベース板2を臨むように形成されている。すなわち、第二係止部のアーム部72A,72Bは、ベース板2と非平行である。第二係止部の先端部73A,73Bとベース板2の表面との間には、配線を挿入する為の隙間が形成されている。この隙間は、係止する配線の種類や第二係止部7A,7Bの撓み量等に基づいて適宜設計することができる。第二係止部の先端部73A,73Bは、第二係止部の基部71A,71Bよりも下方に位置している。これにより、第二係止部7A,7Bの収容量を大きくすることができ、また、収容された配線の抜けをより確実に防止することができる。
なお、第一係止部6A,6Bと第二係止部7A,7Bは、互いに対応する位置に形成されている。換言すると、第一係止部の基部61A,61B及び第一係止部の先端部63A,63Bと、第二係止部の基部71A,71B及び第二係止部の先端部73A,73Bが、何れも、ベース板2の前辺と後辺と直交する同一の仮想直線上に位置している(図3B参照)。これにより、配線を挿入する位置が集約され、配線の整理をより容易に行うことができる。
固定部5A,5Bは、机8に配線受け1を固定する。固定部5A,5Bは、上部が机8に設けられた固定レール9に収容され、固定レール9に設けられた規制部94と突起部53A,53Bが接することで、机8に配線受け1を固定する。固定部5A,5Bは、下面が開放された箱型形状であり、延出部51A,51B、上板部52A,52B、垂下部53A,53B、側板部55A,56A、55A,56B、突起部53A,53Bを有する。垂下部53A,53Bと対向する面は、後壁3の突出した部分によって形成されている。延出部51A,51Bは、後壁3から突出した部分が更に上方に延出することで形成されている。上板部52A,52Bは、箱型形状の固定部5A,5Bの上面を形成し、一辺が延出部51A,51Bの基端と接続され、他端には板状の垂下部53A,53Bが下方に向けて接続されている。上板部52A,52Bは、延出部51A,51Bと直交、換言するとベース板2と平行である。垂下部53A,53Bは、箱型形状の固定部5A,5Bの前面を形成する。垂下部53A,53Bの下端は、開放端となっている。側板部55A,56A、55A,56Bは、箱型形状の固定部5A,5Bの側面を形成し、一辺が後壁3の突出した部分に接続され、他端は開放端となっている。突起部53A,53Bは、上板部52A,52B他端が延出されることで形成されている。固定レール9は、規制部94を有することで、入口が一部狭く形成されている。従って、突起部53A,53Bが規制部94を一端乗り越えると、固定レール9が規制部94と引っ掛かり、固定部5A,5Bが固定状態となる。すなわち、固定状態では、一方では延出部51A,51Bが幕板83と接し、他方では固定部5A,5Bが規制部94と接している。
[机]
図4A、図4B、図5に示すように、実施形態に係る机8は、天板81、天板81を支持する二つの脚部82、机8の後部を覆う幕板83を備える。また、実施形態に係る机8は、後部に設けられた配線を収容するダクトを開閉するカバー84を更に有している。また、幕板83の内側には、配線受け1の固定部5A,5Bが収容される固定レール9が設けられている。
図6A、図6Bに示すように、固定レール9は、本発明の被固定部に相当し、配線受け1の固定部5A,5Bの上部を収容する。本実施形態の固定レール9は、横方向に伸びるレールからなり、レール接続部91、レール上板部92、レール垂下部93、規制部94を有する。レール上板部92は、幕板83と接続されている。レール上板部92は、固定レール9の上部をカバーすると共に、一辺がレール接続部91に接続され、他辺にはレール垂下部93が接続されている。レール上板部92は、レール接続部91とレール垂下部93と直交している。換言すると、レール接続部91とレール垂下部93は平行である。レール垂下部93の下端には、レール接続部91側に突出した規制部94が形成されている。
<固定手順>
次に、配線受け1を机8に固定する手順について、図6A、図6Bに基づいて説明する。図6A、図6Bは、第一係止部6B及び第二係止部7Bを含む断面を示す。まず、配線受け1が固定レール9の下方に位置する状態で、配線受け1を下方から上方へ移動させる。配線受け1が上方へ移動したことで、突起部53A,53Bが規制部94を乗り上げると、固定部5A,5Bの上部が固定レール9に収容され、固定状態となる。すなわち、固定レール9は、規制部94を有することで、入口が一部狭く形成されている。従って、突起部53A,53Bが規制部94を一端乗り越えると、固定部5A,5Bの下方への移動が規制され、固定状態となる。固定状態では、一方では延出部51A,51Bが幕板83と接し、他方では固定部5A,5Bが規制部94と接している。
図6Cから図6Fは、実施形態に係る配線受けを机から取り外す様子を示す。図6Cから図6Fは、第一係止部6B及び第二係止部7Bを含む断面を示す。固定した配線受け1を机8から取り外す場合には、配線受け1を一旦上方に移動させ(図6C参照)、延出部51A,51Bが固定レール9に当接した状態で、固定部5の下垂片54A,54Bの下端を幕板83側に押圧する(図6D参照)。固定部5の下垂片54A,54Bの下端が幕板83側に押圧されると、上板部52A,52Bが湾曲し、突起部53A,53Bが後壁3側に近づく(図6E参照)。その結果、固定部5A,5Bの下方への移動の規制状態か解除され、配線受け1を下方に移動させることで、配線受け1を机8から取り外すことが
できる(図6F参照)。
<使用手順>
次に、図7Aから図7Cに基づいて、実施形態に係る配線受けの使用手順について説明する。図7Aから図7Cは、第一係止部6B及び第二係止部7Bを含む断面を示す。以下、信号ケーブル10Aと電源ケーブル10Bを係止する場合について説明する。なお、信号ケーブル10Aの径は、電源ケーブル10Bの径よりも小さい。そこで、以下、第二係止部7A,7Bを信号ケーブル10A用、第一係止部6A,6Bを電源ケーブル10B用として説明する。
信号ケーブル10Aを係止する場合、図7Aに示すように、第二係止部の先端部73A,73Bを上方に持ち上げる。これにより、第二係止部7A,7Bが撓み、第二係止部の先端部73A,73Bとベース板2との間隔が広くなる。この状態で信号ケーブル10Aを挿入する。信号ケーブル10Aを挿入後、第二係止部の先端部73A,73Bを上方に持ち上げていた状態を解除すると、樹脂製の第二係止部7A,7Bの弾性により、第二係止部の先端部73A,73Bが自然に元の位置へ戻り、信号ケーブル10Aが係止される。複数の信号ケーブル10Aを係止する場合には、一度に複数の信号ケーブル10Aを挿入するか、若しくは、上記手順を繰り返せばよい。
電源ケーブル10Bを係止する場合も基本的には同様の手順でよい。すなわち、図7Bに示すように、第一係止部の先端部63A,63Bを上方に持ち上げる。これにより、第一係止部6A,6Bが撓み、第一係止部の先端部63A,63Bとベース板2との間隔が広くなる。この状態で電源ケーブル10Bを挿入する。電源ケーブル10Bを挿入後、第一係止部の先端部63A,63Bを上方に持ち上げていた状態を解除すると、樹脂製の第一係止部6A,6Bの弾性により、第一係止部6A,6Bが自然に元の位置へ戻り、電源ケーブル10Bが係止される。複数の電源ケーブル10Bを係止する場合には、一度に複数の電源ケーブル10Bを挿入するか、若しくは、上記手順を繰り返せばよい。
以上により、図7Cに示すように、配線受け1に信号ケーブル10Aと電源ケーブル10Bが係止される。なお、信号ケーブル10Aや電源ケーブル10Bの係止状態を解除する場合には、再度、第二係止部の先端部73A,73B又は第一係止部の先端部63A,63Bを上方に持ち上げ、各先端部とベース板2との間隔を広げればよい。
<使用例>
次に、上述した実施形態に係る配線受け1の使用例について説明する。図8Aは、配線受け1を机8に固定した使用状態を示す。図8Bは、配線受け1に電源タップ10Cを係止した使用状態を示す。図8Cは、配線受け1に信号ケーブル10Aと電源ケーブル10Bを係止した使用状態を示す。図8Dは、配線受け1に電源ケーブル10Bを係止し、余
剰ケーブルを配線受け1の周囲に巻きつけた使用状態を示す。このように、実施形態に係る配線受け1には、種々の配線を係止することができる。
<効果>
以上説明した、実施形態に係る配線受け1は、ベース板2に第一係止部6A,6Bと第二係止部7A,7Bが設けられていることから、ベース板2上で複数の配線を分離して係止することができる。その結果、机8周りの配線の整理を容易に行うことができる。また、第一係止部6A,6Bと第二係止部7A,7Bを備えることで、信号ケーブル10Aと電源ケーブル10Bといったように、種類が異なる配線同士を区別して係止することができる。また、電源ケーブル10Bと信号ケーブル10Aとを分離して係止することができるので、電源ケーブル10Bと信号ケーブル10Aの干渉を抑制することができる。更に、実施形態に係る配線受け1は、ベース板2、固定部5A,5B、第一係止部6A,6B、第二係止部7A,7Bが一体的に形成されている。従って、実施形態に係る配線受け1は、部品点数の削減が図られており、経済性にも優れている。
<変形例>
固定部5A,5Bは、配線受け1と机8とを固定できればよい。例えば、固定部5A,5Bは、フック、マグネット、面ファスナー等によって構成してもよい。第一係止部6A,6Bや第二係止部7A,7Bは、両者を同形状としてもよい。また、第一係止部6A,6Bや第二係止部7A,7Bの形状、大きさ、設ける位置は適宜変更することができる。例えば、第一係止部6A,6Bや第二係止部7A,7Bは、後壁3ではなく、各基部をベース板2上に設けるようにしてもよい。
以上、本発明の好適な実施形態を説明したが、本発明に係る配線受けはこれらに限らず、可能な限りこれらの組合せを含むことができる。
1・・・配線受け
2・・・ベース板
3・・・後壁
4・・・前壁
5A,5B・・・固定部
6A,6B・・・第一係止部
7A,7B・・・第二係止部
8・・・机
9・・・固定レール
10A・・・信号ケーブル
10B・・・電源ケーブル

Claims (4)

  1. 机に接続される配線受けであって、
    複数の配線を載置するトレイと、
    前記トレイの一辺側に設けられると共に該トレイと一体的に構成され、前記机に該配線受けを固定する固定部と、
    前記トレイと一体的に構成され、基部が前記一辺側に設けられ先端部が前記トレイの中央部に位置し、該先端部と前記トレイの隙間から挿入される前記複数の配線のうちの一部の配線を前記トレイと挟み込んで係止する第一係止部と、
    前記トレイと一体的に構成され、基部が前記一辺側と対向する他辺側に設けられ先端部が前記トレイの中央部に位置し、該先端部と前記トレイの隙間から挿入される他の配線を前記トレイと挟み込んで係止する第二係止部と、を備え
    前記トレイは、ベース板と、該ベース板の一辺から立ち上げられた第一壁部と、該ベース板の他辺から立ち上げられた第二壁部とを有し、
    前記固定部は、前記第一壁部の上端部に設けられ、
    前記第一係止部の基部は、前記第一壁部の内側面に設けられ、
    前記第二係止部の基部は、前記第二壁部の内側面に設けられている、
    配線受け。
  2. 前記第一係止部の基部及び先端部と、前記第二係止部の基部及び先端部とが互いに対応する位置に設けられている、請求項に記載の配線受け。
  3. 前記固定部は、前記机の幕板に設けられた被固定部と接続され、
    前記被固定部は、前記固定部を収容する収容部と、前記収容部の入口に設けられ、該収容部に収容される前記固定部の抜けを規制する規制部とを有し、
    前記固定部は、前記収容部に収容される被収容部と、前記被収容部に設けられ、前記規制部と接する突起部とを有する、請求項1又は2に記載の配線受け。
  4. 請求項1からの何れか1項に記載の配線受けを備える机。
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