JP5703471B2 - 固定部材への被固定部材の取付構造 - Google Patents
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Description
本発明は、上記問題を解決し、被取付部材を固定部材に容易に取り付けることができ、固定部材に固定部材から離れる方向への外力が作用したとしても、被固定部材が固定部材から外れることが無い取付構造を提供することを目的とする。
固定部材に、板部を有する被固定部材が取り付けられる構造において、
前記固定部材には、幅方向に連通する係止孔が形成された引掛部が突出形成され、
前記被固定部材の板部には、前記引掛部と係止する係止部が形成され、
前記係止部は、前記板部に連通形成された挿入孔と、この挿入孔の内部面から突出形成され前記係止孔に挿入される係止突起と、前記係止突起と対向する位置の前記挿入孔上に設けられた規制部とから構成され、
前記規制部は、その先端が前記係止突起と対向し、その先端が上方に弾性的に変形可能に構成され、前記板部と一体に形成された抜止片であり、
前記引掛部を前記挿入孔に挿入させた後に、前記係止突起を前記係止孔に挿入させると、前記規制部により前記引掛部の水平方向の移動が規制され、前記係止部が前記引掛部に係止されるように構成されていることを特徴とする。
また、抜止片は、その先端が前記係止突起と対向し、その先端が上方に弾性的に変形可能に構成されているので、引掛部を挿入孔に挿入させて、被固定部材を押し込むと、抜止片の先端が上方に変形し、係止突起が係止孔に挿入可能な状態となり、係止突起が係止孔に挿入されると、抜止片が元の形状に復帰し、前記引掛部の水平方向の移動が規制される。
前記抜止片は、その基端が前記板部と同一平面上に形成され、その先端が一段上方に上がったクランク形状であることを特徴とする。
このため、抜止片のクランク部分により引掛部が挿入孔に案内されるので、引掛部の挿入孔への挿入が容易となる。
このため、引掛部と係止部との係止に加えて、引掛部と第2の係止部の係止により、被固定部材が固定部材に取り付けられるので、被固定部材に作用する上方向の外力に対して、取付構造がより強固となる。また、第2の係止部が係止部から離れた位置に形成されているので、余長トレイに作用する回転方向、左右方向や上方向の外力に対して取付構造がより強固となる。
被固定部材を固定部材から取り外す際には、1つの抜止片を上方に引き上げ、被固定部材を水平方向に移動させて、係止突起を係止孔から抜くだけで、被固定部材を固定部材から取り外すことができ、強固な取付構造でありながら、取り外し作業が容易である。
このため、引掛部に係止部が係止している状態では、係止突起が係止孔に挿入されているので、被固定部材に固定部材から離れる方向への外力が作用したとしても、被固定部材が固定部材から外れることが無い。また、前記規制部により前記引掛部の水平方向の移動が規制されるので、被固定部材に水平方向への外力が作用したとしても、係止突起が係止孔から抜けず、被固定部材が固定部材から外れることが無い。
また、引掛部を挿入孔に挿入させて、被固定部材を水平方向に移動させるだけで、被固定部材を固定部材に取り付けることができ、取付作業が容易である。
更に、従来のようなネジによる取付構造と比較して、ネジが不要となり、部品費を節減することができる。
以下に図面を参照しつつ、本発明の好ましい実施の形態を示す。以下に説明する実施形態では、スプライスユニット100の構成部品である筐体10(固定部材)に、同構成部品である余長トレイ20(被固定部材)を取り付ける構造について、本発明の取付構造について説明する。なお、スプライスユニット100とは、多数の光ファイバが束ねられた光ケーブル又は光ファイバが引き込まれて接続され、光ファイバを各機器に再配線するものであり、ラックに段積みされる。スプライスユニット100は、図1に示されるように、主に、筐体10、余長トレイ20、融着トレイ30、アダプタ接続部40とから構成されている。筐体10内に余長トレイ20が取り付けられ、この余長トレイ20上に融着トレイ30が配設されている。融着トレイ30には、引き込まれた光ケーブルの各光ファイバの心線が融着接続される。余長トレイ20は、融着トレイ30に融着接続された光ケーブルや光ファイバの余長分が巻かれた状態で収納されるものである。アダプタ接続部40は、筐体10の前方に設けられている。各アダプタ接続部40は、融着トレイ30に融着接続された光ケーブルの各光ファイバと接続している。各アダプタ接続部40には、各機器に接続する光ファイバの端部に設けられた光アダプタが接続される。なお、ここでの光ケーブルは複数の光ファイバを束ねたものとして説明を行う。
図3の(B)を用いて、引掛部10bの構造について説明する。引掛部10bは、筐体10の底面10aからアーチ状に突出形成されている。引掛部10bには、引掛部10bの幅方向に連通する係止孔10cが形成されている。図に示される実施形態では、引掛部10bは台形状であり、その外縁に一対の傾斜面10dが形成されている。引掛部10bは円弧形状や四角形状等であっても差し支え無い。
次に、図4や図5を用いて、固定部材(筐体10)への被固定部材(余長トレイ20)の取付方法を説明する。図4の(A)や図5の(A)に示されるように、引掛部10b上に挿入孔20dが位置するように、余長トレイ20を位置させる。次に、図4の(B)や図5の(B)に示されるように、引掛部10bを挿入孔20dに挿入させる。本実施形態では、引掛部10bは台形状であるので、引掛部10bの挿入孔20dへの挿入が容易となっている。また、前記したように、抜止片20gはクランク形状となっているので、抜止片20gのクランク部分により引掛部10bが挿入孔20dに案内され、引掛部10bの挿入孔20dへの挿入が容易となっている。
図2と図6の(B)を用いて、余長トレイ20に第2の係止部20cを形成した実施形態について説明する。第2の係止部20cは、図6の(B)に示されるように、係止部20bから抜止片20gを除去し、係止突起20eをより長く形成した構造のものである。係止突起20eの長さ寸法は、少なくとも、引掛部10bの幅寸法よりも長い。なお、ここに示す係止部20bは第1の係止部となるもので、前述までの構造と同一である。
10a 底面
10b 引掛部
10c 係止孔
10d 傾斜面
20 余長トレイ
20a 板部
20b 係止部(第1の係止部)
20c 第2の係止部
20d 挿入孔
20e 係止突起
20f 囲い部
20g 抜止片
20h 溝
20i 基部
20j 対向部
20k 傾斜面
100 スプライスユニット
900 ケーブルクランプ
Claims (3)
- 固定部材に、板部を有する被固定部材が取り付けられる構造において、
前記固定部材には、幅方向に連通する係止孔が形成された引掛部が突出形成され、
前記被固定部材の板部には、前記引掛部と係止する係止部が形成され、
前記係止部は、前記板部に連通形成された挿入孔と、この挿入孔の内部面から突出形成され前記係止孔に挿入される係止突起と、前記係止突起と対向する位置の前記挿入孔上に設けられた規制部とから構成され、
前記規制部は、その先端が前記係止突起と対向し、その先端が上方に弾性的に変形可能に構成され、前記板部と一体に形成された抜止片であり、
前記引掛部を前記挿入孔に挿入させた後に、前記係止突起を前記係止孔に挿入させると、前記規制部により前記引掛部の水平方向の移動が規制され、前記係止部が前記引掛部に係止されるように構成されていることを特徴とする固定部材への被固定部材の取付構造。 - 前記抜止片は、その基端が前記板部と同一平面上に形成され、その先端が一段上方に上がったクランク形状であることを特徴とする請求項1に記載の固定部材への被固定部材の取付構造。
- 固定部材に、板部を有する被固定部材が取り付けられる構造において、
前記固定部材には、幅方向に連通する係止孔が形成された複数の引掛部が突出形成され、
前記被固定部材の板部には、前記引掛部と係止する第1の係止部及び第2の係止部が形成され、
前記第1の係止部は、前記板部に連通形成された挿入孔と、この挿入孔の内部面から突出形成され前記係止孔に挿入される係止突起と、前記係止突起と対向する位置の前記挿入孔上に設けられた規制部とから構成され、
前記第2の係止部は、前記板部に連通形成された挿入孔と、この挿入孔の内部面から突出形成され前記係止孔に挿入される係止突起とから構成され、
第2の係止部の係止突起は、第1の係止部の係止突起より突出させていることを特徴とする固定部材への被固定部材の取付構造。
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2011
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