JP6740284B2 - 光ファイバ収容トレイ、光配線ユニット及び光アダプタ保持部 - Google Patents

光ファイバ収容トレイ、光配線ユニット及び光アダプタ保持部 Download PDF

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Description

本発明は、光ファイバ収容トレイ、光配線ユニット及び光アダプタ保持部に関する。
光接続箱や光配線箱等を構成する光配線ユニットとして、複数の光ファイバ収容トレイを筐体内に挿入して収容するものが知られている。このような光配線ユニットに関して、例えば、特許文献1には、光ファイバ収容トレイの本体上で光アダプタを保持するための光アダプタ保持部(図2に示すアダプタ収納部3)が開示されている。特許文献1に記載されている光アダプタ保持部は、一定のピッチで配列された複数の壁(図2に示す垂直壁4)と、壁の下部で複数の壁同士を連結する連結部とで構成されている。そして、連結部を光ファイバ収容トレイの底板上に固定することで、光アダプタ保持部が光ファイバ収容トレイに取り付けられる。
特開2010−266726号公報
光配線ユニットにおいては、光ファイバ収容トレイを筐体に多段に積み重ねて配置することがある。このとき、特許文献1に記載されているような光配線ユニットでは、光アダプタ保持部の連結部の厚みを確保する必要があるため、光アダプタ保持部の高さ(光ファイバ収容トレイを積み重ねる方向の長さ)を抑制することには限界があった。このため、光ファイバ収容トレイ全体の高さを抑制することにも限界があり、光ファイバ収容トレイを筐体に高密度に配置することができなかった。
本発明は、筐体に高密度に積み重ねて配置することができる光ファイバ収容トレイを提供することを目的とする。
本発明の幾つかの実施形態は、光アダプタを保持する光アダプタ保持部と、前記光アダプタ保持部が取り付けられるトレイ本体とを有する光ファイバ収容トレイであって、前記光アダプタ保持部は、前記光アダプタが間に嵌め込まれることで前記光アダプタを保持する一対の壁部と、前記一対の壁部を連結する連結部とを備え、前記トレイ本体は前記トレイ本体を貫通するように形成された嵌合部を備え、前記連結部を前記嵌合部に嵌合させることで前記光アダプタ保持部前記トレイ本体に取り付けられ、前記連結部は、光を透過する材料で形成されていることを特徴とする光ファイバ収容トレイである。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明の幾つかの実施形態によれば、光ファイバ収容トレイを筐体に高密度に積み重ねて配置することができる。
図1は、本実施形態の光配線ユニット10を前側から見た斜視図である。 図2は、本実施形態の光配線ユニット10を後側から見た斜視図である。 図3Aは、本実施形態の光ファイバ収容トレイ12を上側から見た斜視図である。図3Bは、本実施形態の光ファイバ収容トレイ12を下側から見た斜視図である。 図4は、本実施形態の光ファイバ収容トレイ12の分解斜視図である。 図5Aは、本実施形態の光アダプタ保持部60の平面図である。図5Bは、本実施形態の光アダプタ保持部60の正面図である。 図6Aは、本実施形態の光アダプタ保持部60が光ファイバ収容トレイ12のトレイ本体20に取り付けられる様子を示す図である。図6Bは、比較例の光アダプタ保持部60が光ファイバ収容トレイ12のトレイ本体20に取り付けられる様子を示す図である。 図7は、光ファイバ収容トレイ12のトレイ本体20に取り付けられた状態の光アダプタ保持部60の断面を示す図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
光アダプタを保持する光アダプタ保持部と、前記光アダプタ保持部が取り付けられるトレイ本体とを有する光ファイバ収容トレイであって、前記光アダプタ保持部は、前記光アダプタが間に嵌め込まれることで前記光アダプタを保持する一対の壁部と、前記一対の壁部を連結する連結部とを備え、前記トレイ本体には、嵌合部が形成され、前記連結部を前記嵌合部に嵌合させることで前記光アダプタ保持部を前記トレイ本体に取り付けることを特徴とする光ファイバ収容トレイが明らかとなる。このような光ファイバ収容トレイによれば、光ファイバ収容トレイを筐体に高密度に積み重ねて配置することができる。
前記光アダプタ保持部が取り付けられる前記トレイ本体上の設置面に接触する取り付け面を、前記壁部が備えることが望ましい。これにより、光ファイバ収容トレイを筐体に高密度に積み重ねて配置することができる。
前記連結部は、前記設置面に対して前記壁部とは反対側に突出していることが望ましい。これにより、光アダプタ保持部の連結部を光ファイバ収容トレイの嵌合部に嵌合させることができる。
前記設置面に平行であり、かつ前記一対の壁部を連結する方向と交差する方向において、前記連結部の幅は、前記壁部の周縁部における前記連結部が連結する辺の長さより小さいことが望ましい。これにより、光アダプタ保持部の連結部を光ファイバ収容トレイの嵌合部に嵌合させると共に、光アダプタ保持部全体を光ファイバ収容トレイのトレイ本体に固定することができる。
前記光アダプタ保持部は、光を透過する材料で形成されていることが望ましい。これにより、光アダプタ保持部で接続される光コネクタの接続状態を視認することができる。
前記連結部は、前記光アダプタ保持部で保持される前記光アダプタで接続されるフェルールの突き当て面の直下に設けられることが望ましい。これにより、光アダプタ保持部で接続される光コネクタの接続状態を視認することができる。
複数の光ファイバ収容トレイが配列される光配線ユニットであって、前記光ファイバ収容トレイは、光アダプタを保持する光アダプタ保持部と、前記光アダプタ保持部が取り付けられるトレイ本体とを有し、前記光アダプタ保持部は、前記光アダプタが間に嵌め込まれることで前記光アダプタを保持する一対の壁部と、前記一対の壁部を連結する連結部とを備え、前記トレイ本体には、嵌合部が形成され、前記連結部を前記嵌合部に嵌合させることで前記光アダプタ保持部を前記トレイ本体に取り付けることを特徴とする光配線ユニットが明らかとなる。このような光配線ユニットによれば、光ファイバ収容トレイを筐体に高密度に積み重ねて配置することができる。
光ファイバ収容トレイのトレイ本体に取り付けられる光アダプタ保持部であって、光アダプタが間に嵌め込まれることで前記光アダプタを保持する一対の壁部と、前記一対の壁部を連結し、前記トレイ本体に形成された嵌合部に嵌合する連結部とを有することを特徴とする光アダプタ保持部が明らかとなる。このような光アダプタ保持部によれば、光ファイバ収容トレイを筐体に高密度に積み重ねて配置することができる。
===本実施形態===
<光配線ユニット10の全体構成>
図1は、本実施形態の光配線ユニット10を前側から見た斜視図である。図2は、本実施形態の光配線ユニット10を後側から見た斜視図である。なお、図1及び図2では、筐体11の上板と、光ファイバ収容トレイ12の蓋部とが取り外された状態の光配線ユニット10を図示している。
以下の説明では、図に示すように各方向を定義する。すなわち、光配線ユニット10の筐体11に対して光ファイバ収容トレイ12をスライドさせる方向を「前後方向」とし、光ファイバ収容トレイ12を引き出す側を「前」とし、逆側(光ファイバ収容トレイ12を押し込む側)を「後」とする。なお、前後方向のことを「引き出し方向」又は「押し込み方向」と呼ぶことがある。また、光配線ユニット10の前側の面を「正面」、光配線ユニット10の後側の面を「背面」と呼ぶことがある。また、複数の光ファイバ収容トレイ12が積み重なる方向を「上下方向」とし、トレイ本体20の底板から見て押さえ部70の側を「上」とし、逆側を「下」とする。また、「前後方向」及び「上下方向」と直交する方向を「左右方向」とし、前から後を見た時の右側を「右」とし、逆側を「左」とする。
光配線ユニット10は、複数心を有する光ファイバケーブルを単心毎の光ファイバケーブルに分岐すると共に、分岐された単心の光ファイバケーブルの各端部が光配線ユニット10の外部の機器と接続可能に成端された装置である。光配線ユニット10は、光接続箱と呼ぶことがある。さらに、光配線ユニット10は、光成端箱又は光配線箱と呼ぶこともある。図1及び図2に示すように、本実施形態の光配線ユニット10では、複数心を有する光ファイバケーブル部分から単心毎の光ファイバケーブル部分にあらかじめ分岐された光ファイバケーブル1が光ファイバ収容トレイ12(後述)に収容されている。本実施形態では、光ファイバケーブル1として、ファンアウトコード(ファンアウトケーブル)が使用される。但し、光ファイバケーブル1として、ファンアウトコードが使用されなくても良い。例えば、光配線ユニット10内に分岐部が設けられ、分岐部において複数心を有する光ファイバケーブルと、単心の各光ファイバケーブルとが接続されても良い。
光配線ユニット10は、筐体11と、複数の光ファイバ収容トレイ12とを有する。
筐体11は、複数の光ファイバ収容トレイ12を収容する部材である。また、筐体11は、不図示のラックに取り付けられることで、光配線ユニット10をラックに固定する部材でもある。筐体11の正面が開口していることにより、光ファイバ収容トレイ12を筐体11に対して前側に引き出すことができる。
光ファイバ収容トレイ12は、光ファイバケーブル1を収容する部材である。図1及び図2に示すように、本実施形態の光ファイバ収容トレイ12は、板状に形成されている。本実施形態の光配線ユニット10では、複数(ここでは、3個)の光ファイバ収容トレイ12が上下方向に積み重ねられている。但し、本実施形態の光配線ユニット10において光ファイバ収容トレイ12が積み重ねられる方向や数はこの限りではない。
また、光ファイバ収容トレイ12には光ファイバケーブル1が収容されている。光ファイバ収容トレイ12の前側にはトレイ本体側光アダプタ25が設けられ、光ファイバ収容トレイ12の後側にはプレート側光アダプタ35が設けられている。前述した光ファイバケーブル1の複数心側の端部がプレート側光アダプタ35に接続可能であり、分岐された後の単心側の端部がトレイ本体側光アダプタ25に接続可能となっている。光ファイバケーブル1の両端部には不図示の光コネクタプラグが設けられており、プレート側光アダプタ35及びトレイ本体側光アダプタ25にそれぞれの光コネクタプラグが挿入されることでプレート側光アダプタ35及びトレイ本体側光アダプタ25に接続可能となる。なお、光ファイバケーブル1の両端部に光コネクタプラグと、それぞれが接続する光アダプタが設けられるのではなく、光コネクタレセプタクルが設けられても良い。また、トレイ本体側光アダプタ25は、光アダプタ保持部60を介してトレイ本体20に取り付けられ、上側から押さえ部70により押さえられている。光ファイバ収容トレイ12には、光ファイバケーブル1以外の部品が収容されても良い。
なお、図1及び図2では、一部の光ファイバケーブル1(ここでは、2組)のみ光ファイバ収容トレイ12に収容されている様子を図示している。実際には、複数(ここでは、4個)のプレート側光アダプタ35に接続される分だけ光ファイバケーブル1を光ファイバ収容トレイ12に収容することができる。また、図1及び図2においては、光ファイバケーブル1とプレート側光アダプタ35及びトレイ本体側光アダプタ25との接続箇所の図示を省略している。
本実施形態の光配線ユニット10は、光ファイバ収容トレイ12を前後方向に移動可能にするスライドレール81(図1及び図2では不図示、後述する図3Bを参照)を有する。スライドレール81は、固定側レールと可動側レールとを有する。例えば、スライドレール81の固定側レールが筐体11に取り付けられ、スライドレール81の可動側レールが光ファイバ収容トレイ12に取り付けられている。可動側レールが固定側レールに対して前後方向に移動することで、光ファイバ収容トレイ12が筐体11に対して前後方向に移動することができる。すなわち、光ファイバ収容トレイ12が筐体11に対してスライド可能となる。なお、スライドレール81は、光ファイバ収容トレイ12の左右に一対ずつ設けられている。但し、スライドレール81は、設けられなくても良い。
また、本実施形態の光配線ユニット10は、光ファイバ収容トレイ12を筐体11に対して取り外し可能にする連結機構82(図1及び図2では不図示、後述する図3Bを参照)を有する。連結機構82は、光ファイバ収容トレイ12とスライドレール81との間に設けられている。連結機構82が光ファイバ収容トレイ12側部分とスライドレール81側部分に分離することで、光ファイバ収容トレイ12を筐体11から容易に取り外すことができる。なお、連結機構82は、光ファイバ収容トレイ12の左右に一対ずつ設けられている。但し、連結機構82は、設けられなくても良い。
<光アダプタ保持部60>
図3Aは、本実施形態の光ファイバ収容トレイ12を上側から見た斜視図である。図3Bは、本実施形態の光ファイバ収容トレイ12を下側から見た斜視図である。図4は、本実施形態の光ファイバ収容トレイ12の分解斜視図である。なお、図3A〜図4では、蓋部及び押さえ部70が取り外された状態の光ファイバ収容トレイ12を図示している。
光アダプタ保持部60は、トレイ本体側光アダプタ25を保持すると共に、トレイ本体側光アダプタ25をトレイ本体20に固定する部材である。図3A及び図4に示すように、本実施形態の光ファイバ収容トレイ12では、光アダプタ保持部60は、複数(ここでは、6個)のトレイ本体側光アダプタ25が左右に配列されるように保持している。そして、本実施形態の光ファイバ収容トレイ12では、これら複数のトレイ本体側光アダプタ25を保持する光アダプタ保持部60が、トレイ本体20上に左右に複数(ここでは、2個)配列されている。
図3B及び図4に示すように、トレイ本体20には、窓部21が形成されている。窓部21は、トレイ本体20の底板に形成された貫通孔(開口)である。本実施形態の光ファイバ収容トレイ12では、窓部21に光アダプタ保持部60の一部(後述する連結部62)が嵌合している。このように窓部21に連結部62が嵌合することによって、トレイ本体20に光アダプタ保持部60が取り付けられる。なお、窓部21は、連結部62が嵌合できる形状であれば貫通孔(開口)に限られず、例えば凹部であっても良い。このため、窓部21のことを、「嵌合部21」と呼ぶことがある。
図5Aは、本実施形態の光アダプタ保持部60の平面図である。図5Bは、本実施形態の光アダプタ保持部60の正面図である。なお、図5A及び図5Bの左側の図は、トレイ本体側光アダプタ25を保持した状態の光アダプタ保持部60を図示し、図5A及び図5Bの右側の図は、トレイ本体側光アダプタ25を取り外した状態の光アダプタ保持部60を図示している。また、図5A及び図5Bでは、トレイ本体20の底面上の左側に配列された6個のトレイ本体側光アダプタ25(図3A参照)を保持する光アダプタ保持部60を図示している。下記の説明は、トレイ本体20の底面上の右側に配列された6個のトレイ本体側光アダプタ25(図3A参照)を保持する光アダプタ保持部60についても同様である。
光アダプタ保持部60は、壁部61と、連結部62とを有する。
壁部61は、トレイ本体側光アダプタ25を保持する部位である。壁部61は、連結部62の上部に立設された板状の部位である。図5A及び図5Bに示すように、光アダプタ保持部60は、複数の壁部61を有している。一対の壁部61の間の空間が、トレイ本体側光アダプタ25を保持する部位となる。具体的には、トレイ本体側光アダプタ25は、一対の壁部61の間に嵌め込まれることで保持される。
なお、光アダプタ保持部60の両端部に位置する壁部61は、両端部に位置する壁部61以外の壁部61とは形状が異なっている。これは、光アダプタ保持部60をトレイ本体20に固定するためのねじ穴等が設けられる為である。光アダプタ保持部60の全ての壁部61が同じ形状であっても良い。また、壁部61にはトレイ本体側光アダプタ25に設けられた耳部27が係合する溝部64が形成されている。溝部64にトレイ本体側光アダプタ25の耳部27が係合することにより、トレイ本体側光アダプタ25に前後方向の力が加えられてもトレイ本体側光アダプタ25が動いてしまうことを抑制することができる。
壁部61は、取り付け面63を有する。取り付け面63は、光アダプタ保持部60が取り付けられるトレイ本体20の底面上の設置面26に接触する面である。図5Bに示すように、本実施形態では、トレイ本体20の底面上の光アダプタ保持部60の高さは、壁部61の高さと同一となる。
連結部62は、複数の壁部61を連結する部位である。連結部62は、複数の壁部61の下部に設けられた板状の部位である。連結部62が複数の壁部61を連結することで、図5A及び図5Bに示すように、壁部61を上部に立設させるようにして支持することができる。図5Bに示すように、本実施形態では、連結部62は、トレイ本体20の設置面26に対して下側に突出している。言い換えれば、トレイ本体20の設置面26に対して壁部61とは反対側に突出している。これにより、連結部62を光ファイバ収容トレイ12の嵌合部21に嵌合させることができる。
図5Aに示すように、前後方向(設置面26に平行であり、かつ壁部61を連結する方向と交差する方向)において、連結部62の幅は、壁部61の下辺の長さより小さくなるように形成されている。これにより、壁部61の下辺において、連結部62によって連結されていない部分が取り付け面63となる。したがって、光アダプタ保持部60の連結部62を光ファイバ収容トレイ12の嵌合部21に嵌合させると共に、光アダプタ保持部60全体を光ファイバ収容トレイ12のトレイ本体20に固定することができる。
図6Aは、本実施形態の光アダプタ保持部60が光ファイバ収容トレイ12のトレイ本体20に取り付けられる様子を示す図である。図6Bは、比較例の光アダプタ保持部60が光ファイバ収容トレイ12のトレイ本体20に取り付けられる様子を示す図である。なお、図6A及び図6Bにおいて、壁部61の高さをH1、連結部62の高さ(厚さ)をH2としている。
図6Aに示すように、本実施形態の光アダプタ保持部60では、連結部62が壁部61の下部に突出するように設けられている。そして、突出した連結部62が、トレイ本体20の窓部21に嵌合することで、トレイ本体20に光アダプタ保持部60が取り付けられる。したがって、トレイ本体20の底板の上側には壁部61部分のみが載置されることになる。このため、トレイ本体20の底板の上側に突出している高さは、H1となる。すなわち、窓部21に嵌合した連結部62のH2の分だけトレイ本体20の底板の上側に突出している高さを抑えることができる。したがって、本実施形態では、光ファイバ収容トレイ12を筐体11に高密度に積み重ねて配置することができる。
図6Bに示すように、比較例の光アダプタ保持部60では、連結部62が壁部61の下部と一体化しており、壁部61の下部に突出するように設けられていない。このため、連結部62は、トレイ本体20の窓部21に嵌合せず、窓部21に跨るようにしてトレイ本体20の底板の上側に載置される。したがって、トレイ本体20の底板の上側には壁部61と連結部62とが載置されることになる。このため、トレイ本体20の底板の上側に突出している高さは、H1+H2となる。すなわち、本実施形態と比較すると、連結部62のH2の分だけトレイ本体20の底板の上側に突出している高さが高くなってしまう。
図7は、光ファイバ収容トレイ12のトレイ本体20に取り付けられた状態の光アダプタ保持部60の断面を示す図である。図7では、光アダプタ保持部60で保持されたトレイ本体側光アダプタ25において接続された光コネクタ90A及び光コネクタ90Bも図示している。但し、光コネクタ90A及び光コネクタ90Bのフェルール91A及び91Bのみ実線で示し、その他は破線で示している。
本実施形態では、光アダプタ保持部60は、光を透過する材料で形成されることがある。また、図7に示すように、連結部62は、光アダプタ保持部60で保持されるトレイ本体側光アダプタ25で接続されるフェルール91A・91Bの突き当て面の直下に設けられる。すなわち、トレイ本体20の窓部21も、光アダプタ保持部60で保持されるトレイ本体側光アダプタ25で接続されるフェルール91A・91Bの突き当て面の直下に設けられる。これにより、光アダプタ保持部60で接続される光コネクタ90A・90Bのフェルール91A・91Bの突き当て面から漏れ出た光Lを、光アダプタ保持部60を透過してトレイ本体20の窓部21を介して外部から確認することができる。すなわち、光アダプタ保持部60で接続される光コネクタ90A・90Bの接続状態を視認することができる。
なお、前述した図1及び図2に示すように、押さえ部70にも窓部71が形成されている。押さえ部70の窓部71についても同様に、図7に示すように、光アダプタ保持部60で保持されるトレイ本体側光アダプタ25で接続されるフェルール91A・91Bの突き当て面の直上に設けられる。これにより、光アダプタ保持部60で接続される光コネクタ90A・90Bのフェルール91A・91Bの突き当て面から漏れ出た光Lを、光アダプタ保持部60を透過してト押さえ部70の窓部71を介して外部から確認することができる。すなわち、光アダプタ保持部60で接続される光コネクタ90A・90Bの接続状態を視認することができる。
===その他===
前述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
1 光ファイバケーブル、10 光配線ユニット、
11 筐体、12 光ファイバ収容トレイ、20 トレイ本体、
21 窓部(嵌合部)、25 トレイ本体側光アダプタ(第1光コネクタ接続部)、
26 設置面、27 耳部、30 プレート、
35 プレート側光アダプタ(第2光コネクタ接続部)、
36 プレート固定用ねじ、40 保持部、60 光アダプタ保持部、
61 壁部、62 連結部、63 取り付け面、64 溝部、
70 押さえ部、71 窓部、
81 スライドレール、82 連結機構、
90A・90B 光コネクタ、91A・91B フェルール

Claims (6)

  1. 光アダプタを保持する光アダプタ保持部と、前記光アダプタ保持部が取り付けられるトレイ本体とを有する光ファイバ収容トレイであって、
    前記光アダプタ保持部は、前記光アダプタが間に嵌め込まれることで前記光アダプタを保持する一対の壁部と、前記一対の壁部を連結する連結部とを備え、
    前記トレイ本体は前記トレイ本体を貫通するように形成された嵌合部を備え
    前記連結部を前記嵌合部に嵌合させることで前記光アダプタ保持部前記トレイ本体に取り付けられ、
    前記連結部は、光を透過する材料で形成されている
    ことを特徴とする光ファイバ収容トレイ。
  2. 請求項1に記載の光ファイバ収容トレイであって、
    前記光アダプタ保持部が取り付けられる前記トレイ本体上の設置面に接触する取り付け面を、前記壁部が備える
    ことを特徴とする光ファイバ収容トレイ。
  3. 請求項2に記載の光ファイバ収容トレイであって、
    前記連結部は、前記設置面に対して前記壁部とは反対側に突出している
    ことを特徴とする光ファイバ収容トレイ。
  4. 請求項2又は3に記載の光ファイバ収容トレイであって、
    前記設置面に平行であり、かつ前記一対の壁部を連結する方向と交差する方向において、
    前記連結部の幅は、前記壁部の周縁部における前記連結部が連結する辺の長さより小さい
    ことを特徴とする光ファイバ収容トレイ。
  5. 請求項に記載の光ファイバ収容トレイであって、
    前記連結部は、前記光アダプタ保持部で保持される前記光アダプタで接続されるフェルールの突き当て面の直下に設けられる
    ことを特徴とする光ファイバ収容トレイ。
  6. 複数の光ファイバ収容トレイが配列される光配線ユニットであって、
    前記光ファイバ収容トレイは、光アダプタを保持する光アダプタ保持部と、前記光アダプタ保持部が取り付けられるトレイ本体とを有し、
    前記光アダプタ保持部は、前記光アダプタが間に嵌め込まれることで前記光アダプタを保持する一対の壁部と、前記一対の壁部を連結する連結部とを備え、
    前記トレイ本体は前記トレイ本体を貫通するように形成された嵌合部を備え
    前記連結部を前記嵌合部に嵌合させることで前記光アダプタ保持部前記トレイ本体に取り付けられ、
    前記連結部は、光を透過する材料で形成されている
    ことを特徴とする光配線ユニット。
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