JP6724071B2 - キャップ着脱用工具 - Google Patents

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Description

本発明は、キャップ着脱用工具に関する。
光接続箱や光配線箱等を構成する光配線ユニットとして、複数の光ファイバ収容トレイを筐体内に挿入して収容するものが知られている。このように筐体内に収容されるそれぞれの光ファイバ収容トレイには、手前側(作業者側)から光コネクタプラグ(以下、単に「光プラグ」と呼ぶことがある)が接続口に対して着脱可能な複数の光アダプタが設けられている。このような光配線ユニットに設けられた光アダプタに関して、例えば、特許文献1には、光プラグが挿入されていないときに接続口を保護するための防塵用キャップが開示されている。
特開2010−145974号公報
複数の光アダプタを備えた光ファイバ収容トレイを筐体に多段に配置すること等により、光配線ユニットの手前側(作業者側)には、複数の光プラグの接続口が高密度に配置されることがある。このように高密度に配置された接続口に対して、作業者がそれぞれのキャップを手でつまんで着脱することになる。このため、着脱時にキャップを落下させてしまうことがあった。
本発明は、光コネクタを接続する接続口に装着されるキャップを着脱する際に、キャップの落下を抑制することができるキャップ着脱用工具を提供することを目的とする。
本発明の幾つかの実施形態は、光コネクタを接続する接続口に装着されるキャップであって、フランジが設けられたキャップ頭部と、前記キャップ頭部に形成された孔部とを有する前記キャップのキャップ着脱用工具であって、前記キャップ頭部が収容される収容部と、前記孔部に挿入される挿入部とを備えるキャップ保持部を有し、前記収容部に前記キャップ頭部が収容された状態で、前記挿入部は、前記キャップを前記接続口に装着する方向に前記孔部に挿入されることを特徴とするキャップ着脱用工具である。
本発明の他の特徴については、後述する明細書及び図面の記載により明らかにする。
本発明の幾つかの実施形態によれば、光コネクタを接続する接続口に装着されるキャップを着脱する際に、キャップの落下を抑制することができる。
図1Aは、初期状態における本実施形態のキャップ着脱用工具10の斜視図である。図1Bは、図1Aにおけるキャップ保持部11部分の拡大図である。 図2は、光配線ユニット90の斜視図である。 図3Aは、保持状態における本実施形態のキャップ着脱用工具10の斜視図である。図3Bは、図3Aにおけるキャップ保持部11部分の拡大図である。 図4Aは、保持状態における、キャップ1付きの本実施形態のキャップ着脱用工具10の斜視図である。図4Bは、図4Aにおけるキャップ保持部11部分の拡大図である。 図5A及び図5Bは、保持状態における、キャップ1付きの本実施形態のキャップ着脱用工具10のキャップ保持部11部分を拡大した断面図である。 図6A〜図6Cは、キャップ1を保持する様子を示す本実施形態のキャップ着脱用工具10の断面図である。 図7A及び図7Bは、キャップ1を保持する様子を示す本実施形態の変形例に係るキャップ着脱用工具10の平面図である。
後述する明細書及び図面の記載から、少なくとも以下の事項が明らかとなる。
光コネクタを接続する接続口に装着されるキャップであって、フランジが設けられたキャップ頭部と、前記キャップ頭部に形成された孔部とを有する前記キャップのキャップ着脱用工具であって、前記キャップ頭部が収容される収容部と、前記孔部に挿入される挿入部とを備えるキャップ保持部を有することを特徴とするキャップ着脱用工具が明らかとなる。このようなキャップ着脱用工具によれば、光コネクタを接続する接続口に装着されるキャップを着脱する際に、キャップの落下を抑制することができる。
前記キャップ頭部が前記収容部に収容された状態で、前記孔部に前記挿入部が挿入される保持状態と、前記保持状態を解除する保持解除状態とを切り替える操作部を有することが望ましい。これにより、光コネクタを接続する接続口に装着されるキャップを着脱する際に、キャップの落下を抑制することができる。
前記キャップ保持部は、前記収容部と前記挿入部との位置関係を復元させるスプリングをさらに備えることが望ましい。これにより、保持状態から保持解除状態に容易に切り替えることができる。
前記孔部に挿入されているときの前記挿入部の端面は、前記挿入部が前記孔部に挿入されていないときの前記キャップ保持部の端面よりも突出していることが望ましい。これにより、キャップ保持部に保持されるキャップが上側に抜けることをさらに抑制することができる。
複数の前記キャップ保持部を有し、前記操作部は、前記複数のキャップ保持部がそれぞれ備える前記挿入部を、複数の前記キャップの前記孔部にそれぞれ挿入させることが望ましい。これにより、光コネクタを接続する接続口に装着される複数のキャップを着脱する際に、キャップの落下を抑制することができる。
===本実施形態===
<キャップ着脱用工具10の概要>
図1Aは、初期状態における本実施形態のキャップ着脱用工具10の斜視図である。図1Bは、図1Aにおけるキャップ保持部11部分の拡大図である。
以下の説明では、図に示すように各方向を定義する。すなわち、キャップ保持部11の挿入部14が突出している方向(図3A及び図3Bを参照)を「前後方向」とし、操作部12から見てキャップ保持部11の側を「前」とし、逆側を「後」とする。キャップ頭部2の収容部13への差し入れ方向(図6A及び図6Bを参照)を「上下方向」とし、収容部13における差し入れ口15の側を「上」とし、逆側を「下」とする。また、「前後方向」及び「上下方向」と直交する方向を「左右方向」とし、前から後を見た時の右側を「右」とし、逆側を「左」とする。
キャップ着脱用工具10は、光コネクタを接続する接続口に装着されるキャップを着脱するための工具である。後述する図2に示すように、光配線ユニット90の光ファイバ収容トレイ92に設けられた光アダプタ93の接続口94には、キャップ1が装着されている。本実施形態のキャップ着脱用工具10は、このような光アダプタの接続口に装着されるキャップを着脱するための工具である。但し、本実施形態のキャップ着脱用工具10は、光配線ユニット90の光ファイバ収容トレイ92以外に設けられた光アダプタの接続口に装着されるキャップを着脱するための工具であっても良い。また、キャップが装着される接続口としては、図2に示すような光アダプタ93の接続口に限られず、例えば光レセプタクルの接続口であっても良い。
本実施形態のキャップ着脱用工具10は、接続口にキャップを着脱する際に、図1Aに示すキャップ保持部11でキャップを保持することにより、キャップの落下を抑制することができる。以下の説明では、キャップ保持部11によりキャップを保持している状態を「保持状態」と呼ぶことがある。また、キャップ保持部11によりキャップを保持していない状態を「保持解除状態」と呼ぶことがある。なお、「保持解除状態」を「初期状態」と呼ぶこともある。図1では、保持解除状態(初期状態)における本実施形態のキャップ着脱用工具10を示している。本実施形態のキャップ着脱用工具10の詳細な構成については、後述する。
図2は、光配線ユニット90の斜視図である。なお、図2では、接続口にキャップが装着されている状態と、接続口にキャップが装着されていない状態との比較を図示するために、光ファイバ収容トレイ92に配列された複数の光アダプタ93の接続口94のうち、光ファイバ収容トレイ92の右側の接続口94については、キャップ1が装着された状態を示し、光ファイバ収容トレイ92の左側の接続口94については、キャップ1が装着されていない(抜去された)状態を示している。
光配線ユニット90は、複数心を有する光ファイバケーブルを単心毎の光ファイバケーブルに分岐すると共に、分岐された単心の光ファイバケーブルの各端部が光配線ユニット90の外部の機器と接続可能に成端された装置である。光配線ユニット90は、筐体91と、筐体91に対してスライド可能に設けられた複数(ここでは3個)の光ファイバ収容トレイ92とを有する。光配線ユニット90の内外の光ファイバケーブル(不図示)をコネクタ接続可能にする複数の光アダプタ93が、光ファイバ収容トレイ92の前側に配列されている。本実施形態では、光アダプタ93は、LCコネクタ同士を接続する光アダプタであるが、これに限られない。
図2に示すように、本実施形態の光配線ユニット90における光ファイバ収容トレイ92では、複数(ここでは12個)の光アダプタ93が左右方向に配列されている。そして、それぞれの光アダプタ93は、単心タイプの光プラグの接続口94が4個ずつ配列されている。このため、光ファイバ収容トレイ92は左右方向に計48個の接続口94を有する。但し、光アダプタ93の配列方向や数はこの限りではない。また、光アダプタ93における接続口94の配列方向や数もこの限りではない。
図2に示すように、光アダプタ93の接続口94には、キャップ1が装着されている。キャップ1は、接続口94を保護する部材である。キャップ1は、例えば防塵用キャップである。すなわち、キャップ1は、接続口94に装着されることで、塵等が接続口94の内部に進入することを抑制する。
キャップ1は、キャップ本体部5と、キャップ頭部2とを有する。
キャップ本体部5は、キャップ1のうち、接続口94に装着される部位である。キャップ頭部2は、キャップ1のうち、接続口94に装着されず、接続口94から外部に飛び出る部位である。また、キャップ頭部2は、キャップ着脱用工具10のキャップ保持部11で保持される部位でもある。キャップ頭部2は、フランジ3と、孔部4とを有する。フランジ3は、キャップ本体部5の外周よりも外側に突出している部位である。孔部4は、キャップ頭部2側のキャップ1の端面から、キャップ本体部5に向かって内部に形成された孔である。孔部4は、キャップ保持部11の挿入部14に挿入される部位でもある。なお、キャップ1を肉薄にして成型時のひずみを抑制するために、孔部4がキャップ1に形成されている。
前述したように、図2に示す光配線ユニット90の光ファイバ収容トレイ92は左右方向に計48個の接続口94を有する。さらに、図2に示す光配線ユニット90では、3個の光ファイバ収容トレイ92が積み重なっているため、光配線ユニット90の手前側(作業者側)には、複数(ここでは、144個)の接続口94が高密度に配置されている。このような高密度に配置された接続口94それぞれに対して、キャップ1が装着されることがある。仮に本実施形態のキャップ着脱用工具10を使用せず、作業者の手作業によりキャップ1の着脱を行う場合、作業者は、例えば着脱対象のキャップ1のキャップ頭部2を手でつまんで着脱を行うことになる。しかし、高密度に配置された接続口94に装着されるキャップ1を手でつまむことが困難な場合がある。このため、接続口94にキャップ1を着脱する際に、キャップ1を不意に落下させてしまうおそれがある。さらに、図2では図示していないが、キャップ1の着脱対象以外の接続口94に、既に光プラグが接続されていることがある。この場合、キャップ1の着脱作業の際、光プラグから手前側(作業者側)に延び出る光ファイバケーブルに触れてしまい、キャップ1を不意に落下させるおそれが高まることがある。さらに、光プラグから延び出る光ファイバケーブルに触れてしまうことで、光ファイバケーブルに曲げや損傷を与え、損失を増大させるおそれもある。
図1Aに示すように、本実施形態のキャップ着脱用工具10は、前後方向に細長い形状である。そして、キャップ着脱用工具10の後側の端部に操作部12が設けられ、キャップ着脱用工具10の前側の端部にキャップ保持部11が設けられている。ここで、後述するように、操作部12は、作業者が手に持つ部位であり、キャップ保持部11は、キャップ1を保持する部位である。つまり、着脱対象のキャップ1のキャップ頭部2を手でつまむ必要がない。これにより、接続口94にキャップ1を着脱する際に、キャップ1を不意に落下させてしまうことを抑制することができる。
さらに、図1Aに示すように、本実施形態のキャップ着脱用工具10は、作業者が手に持つ操作部12と、キャップ1を保持するキャップ保持部11とが、所定の距離だけ離れている。このため、例えば着脱対象のキャップ1を接続口94に装着するときに、作業者は、キャップ1を保持したキャップ保持部11のみを接続口94に接近させることができる。これにより、キャップ1の着脱対象以外の接続口94に接続された光プラグから延び出る光ファイバケーブルに触れてしまうことを抑制することができる。なお、本実施形態のキャップ着脱用工具10によるキャップ1の着脱動作については、後述する。
<キャップ着脱用工具10の構成>
図3Aは、保持状態における本実施形態のキャップ着脱用工具10の斜視図である。図3Bは、図3Aにおけるキャップ保持部11部分の拡大図である。図4Aは、保持状態における、キャップ1付きの本実施形態のキャップ着脱用工具10の斜視図である。図4Bは、図4Aにおけるキャップ保持部11部分の拡大図である。図5A及び図5Bは、保持状態における、キャップ1付きの本実施形態のキャップ着脱用工具10のキャップ保持部11部分を拡大した断面図である。
キャップ着脱用工具10は、本体部20と、本体部20に挿通されたスライド部21とを有する。そして、前述したように、本体部20とスライド部21とで構成されるキャップ着脱用工具10の後側の端部に操作部12が設けられ、キャップ着脱用工具10の前側の端部にキャップ保持部11が設けられている。
キャップ保持部11は、キャップ1を着脱する際にキャップ1を保持する部位である。キャップ保持部11は、キャップ1のキャップ頭部2が前後方向、左右方向及び上下方向にキャップ保持部11から抜けることを規制することにより、キャップ1を保持する。図4A及び図4Bに示すように、キャップ保持部11は、キャップ本体部5がキャップ保持部11から前側を飛び出るようにキャップ1を保持する。これにより、作業者は、キャップ保持部11により保持されたキャップ1のキャップ本体部5を、光アダプタ93の接続口94に相対移動させるだけで、キャップ1を接続口94に容易に着脱させることができる。
キャップ保持部11は、収容部13と、挿入部14とを有する。
収容部13は、キャップ保持部11に保持されるキャップ1のキャップ頭部2を収容する部位である。収容部13は、前述した本体部20の前側端部に設けられた部位である。図4A〜図5Bに示すように、本実施形態のキャップ着脱用工具10では、キャップ頭部2が収容される収容部13の底面により、キャップ1は、下方向の移動が規制される。
図3A〜図4Bに示すように、収容部13の上側には、差し入れ口15が設けられている。差し入れ口15は、キャップ1のキャップ頭部2を収容部13に出し入れするための部位である。差し入れ口15は、収容部13を形作るキャップ保持部11のうち上側が切り欠かれた部分である。
また、図3A〜図4Bに示すように、収容部13の前側には、絞り部17が設けられている。絞り部17は、キャップ頭部2の左右方向、下方向及び前方向の移動を規制する部位である。図4Bに示すように、本実施形態のキャップ着脱用工具10では、絞り部17には、キャップ保持部11から前側を飛び出るキャップ本体部5が載置される。これにより、キャップ1は、左右方向及び下方向の移動が規制される。また、本実施形態のキャップ着脱用工具10では、絞り部17のキャップ本体部5が載置される部分の内周は、キャップ頭部2のフランジ3の外周よりも小さく形成されている。このため、収容部13に収容されたキャップ頭部2がキャップ保持部11に対して前側に移動しても、キャップ頭部2のフランジ3が絞り部17に当たって、キャップ頭部2がキャップ保持部11に対してそれ以上前側に移動できないようになっている。これにより、キャップ保持部11に保持されるキャップ1が前側に抜けることを抑制することができる。
また、図3Bに示すように、収容部13の後側には、内部端面22が設けられている。内部端面22は、キャップ頭部2の後方向の移動を規制する部位である。収容部13に収容されたキャップ頭部2がキャップ保持部11に対して後側に移動しても、キャップ頭部2が内部端面22に当たって、キャップ頭部2がキャップ保持部11に対してそれ以上後側に移動できないようになっている。
挿入部14は、キャップ頭部2の上方向の移動を規制する部位である。挿入部14は、前述したスライド部21の前側端部に設けられた部位である。挿入部14は、前述した本体部20に形成された孔に挿通されており、内部端面22から収容部13に対して突出可能となっている。前述した図1Bに示すように、保持解除状態(初期状態)における本実施形態のキャップ着脱用工具10では、挿入部14は、後側に引っ込んでおり、収容部13に対して突出していない。しかし、図3Bに示すように、保持状態における本実施形態のキャップ着脱用工具10では、挿入部14は、前側に突出しており、収容部13に対して突出している。図4Bに示すように、保持状態における本実施形態のキャップ着脱用工具10では、収容部13にキャップ1が収容されており、キャップ頭部2に形成された孔部4に挿入部14が挿入されることになる。
前述したように、収容部13の上側には、差し入れ口15が設けられており、保持解除状態(初期状態)では、差し入れ口15を通ってキャップ1のキャップ頭部2を収容部13に出し入れ可能となっている。しかし、保持状態では、キャップ頭部2の孔部4に挿入部14が挿入されることで、収容部13に収容されたキャップ頭部2がキャップ保持部11に対して上側に移動しても、キャップ頭部2の孔部4の内壁面が挿入部14に当たって、キャップ頭部2がキャップ保持部11に対してそれ以上上側に移動できないようになっている。これにより、キャップ保持部11に保持されるキャップ1が上側に抜けることを抑制することができる。
前述したように、キャップ保持部11を構成する収容部13の底面により、キャップ頭部2は、下方向の移動が規制される。そして、収容部13の絞り部17により、キャップ頭部2がキャップ保持部11に対して左右方向、下方向及び前方向に移動できないようになっている。また、収容部13の内部端面22により、キャップ頭部2がキャップ保持部11に対して後側に移動できないようになっている。また、キャップ保持部11を構成する挿入部14により、キャップ頭部2がキャップ保持部11に対して上側に移動できないようになっている。したがって、キャップ保持部11は、キャップ1のキャップ頭部2が前後方向、左右方向及び上下方向にキャップ保持部11から抜けることを規制することにより、キャップ1を保持することができる。なお、前述したように、キャップ頭部2がキャップ保持部11に対して下方向に移動を規制する部位は、収容部13の底面と、収容部13の絞り部17との2か所であるが、いずれかでもよい。
前述したように、保持状態における本実施形態のキャップ着脱用工具10では、収容部13にキャップ1が収容されており、キャップ頭部2に形成された孔部4に挿入部14が挿入されている。すなわち、図5A及び図5Bに示すように、挿入部14の前側端面の位置(X1)は、キャップ頭部2の後側端面の位置(X2)よりも前側に位置している。これにより、収容部13に収容されたキャップ頭部2がキャップ保持部11に対して上側に移動しても、キャップ頭部2の孔部4の内壁面が挿入部14に当たって、キャップ頭部2がキャップ保持部11に対してそれ以上上側に移動できないようになっている。
但し、望ましくは、保持状態における本実施形態のキャップ着脱用工具10では、図5A及び図5Bに示すように、挿入部14の前側端面の位置(X1)は、キャップ保持部11の前側端面の位置(X3)よりも前側に位置していても良い。言い換えれば、キャップ頭部2の孔部4に挿入されているときの挿入部14の端面(X1)は、挿入部14が孔部4に挿入されていないときのキャップ保持部11の端面(外部端面23、X3)よりも突出していても良い。これにより、キャップ保持部11に保持されるキャップ1が上側に抜けることをさらに抑制することができる。つまり、図5A及び図5Bに示すように、保持状態における本実施形態のキャップ着脱用工具10では、キャップ頭部2の収容部13への出し入れを容易にするために、キャップ頭部2の後側端面の位置(X2)と、内部端面22との間に隙間24が設けられるように収容部13が形成されることがある。このような隙間24が設けられた場合でも、キャップ保持部11に保持されるキャップ1が上側に抜けることをさらに抑制することができる。但し、キャップ頭部2に形成された孔部4に挿入部14が挿入されていれば(挿入部14の前側端面の位置(X1)がキャップ頭部2の後側端面の位置(X2)よりも前側に位置していれば)、挿入部14の前側端面の位置(X1)は、キャップ保持部11の前側端面の位置(X3)よりも前側に位置していなくても良い。
操作部12は、キャップ1を着脱する際に作業者が手に持つ部位である。また、操作部12は、キャップ1を保持している状態(保持状態)と、キャップ1を保持していない状態(保持解除状態)とを切り替える部位でもある。操作部12は、操作ボタン18を有する。操作ボタン18は、キャップ保持部11の挿入部14と一体的に形成されている部位である。このため、操作ボタン18が前側に移動することで、挿入部14も前側に移動し、収容部13に対して突出する。同様に、操作ボタン18が後側に移動することで、挿入部14も後側に移動し、収容部13に対して突出せずに後側に引っ込んだ状態となる。
前述したように、挿入部14が前側に突出することで、キャップ頭部2に形成された孔部4から挿入部14が挿入され、キャップ頭部2がキャップ保持部11に対して上側に移動できなくなる。これにより、キャップ1は保持状態となる。また、挿入部14が後側に引っ込むことで、キャップ1のキャップ頭部2に形成された孔部4から挿入部14が引き抜かれ、キャップ頭部2がキャップ保持部11に対して上側に移動可能となる。つまり、差し入れ口15を通ってキャップ1のキャップ頭部2を収容部13に出し入れ可能となる。これにより、キャップ1は保持解除状態となる。このように、操作部12の操作ボタン18を前後方向に移動させることにより、挿入部14も前後方向に移動し、キャップ1を保持している状態(保持状態)と、キャップ1を保持していない状態(保持解除状態)とを切り替えることができる。なお、本実施形態のキャップ着脱用工具10では、操作部12は、設けられなくても良い。
<キャップ1の着脱動作>
図6A〜図6Cは、キャップ1を保持する様子を示す本実施形態のキャップ着脱用工具10の断面図である。
図6A〜図6Cでは、接続口に装着されたキャップ1を抜去する際に、本実施形態のキャップ着脱用工具10によりキャップ1を保持する様子を図6Aから図6Cの順に示している。接続口に装着されたキャップ1を抜去する際、作業者は、まずキャップ着脱用工具10を手に持ち、キャップ保持部11をキャップ1のキャップ頭部2側に移動させる。前述したように、キャップ保持部11の収容部13には、差し入れ口15が設けられている。図6Aに示すように、作業者は、差し入れ口15にキャップ頭部2を差し込み、キャップ頭部2を差し入れ口15に通して収容部13に収容する(図6B参照)。なお、キャップ頭部2を差し入れ口15に通して収容部13に収容する際、本実施形態のキャップ着脱用工具10は、初期状態(保持解除状態)である。すなわち、キャップ保持部11の挿入部14は後側に移動し、収容部13に対して突出せずに後側に引っ込んだ状態である。このため、キャップ頭部2を差し入れ口15に通して収容部13に収容することができる。
図6Bに示す状態の後、作業者は、操作部12の操作ボタン18を前側に押圧する。操作ボタン18が前側に移動することで、操作ボタン18と一体的に形成された挿入部14も前側に移動し、収容部13に対して突出する。そして、挿入部14が前側に突出することで、キャップ頭部2に形成された孔部4から挿入部14が挿入され、キャップ頭部2がキャップ保持部11に対して上側に移動できなくなる(図6C参照)。これにより、キャップ1は保持状態となる。そして、作業者は、キャップ1を保持した状態でキャップ着脱用工具10を接続口から手前(後側)に移動させることにより、接続口からキャップ1が抜去されることになる。
なお、キャップ1を接続口に装着する際、キャップ着脱用工具10は図6Cから図6Aの順に示す手順で動作することになる。すなわち、キャップ1を接続口に装着する際、作業者は、まずキャップ1を保持した状態のキャップ着脱用工具10を手に持ち、キャップ保持部11を接続口側に移動させる(図6C参照)。接続口にキャップ1を装着した後、作業者は、操作部12の操作ボタン18を後側に移動させる。操作ボタン18が後側に移動することで、操作ボタン18と一体的に形成された挿入部14も後側に移動し、収容部13に対して引っ込んだ状態となる。挿入部14が後側に引っ込んだ状態となることで、キャップ頭部2に形成された孔部4から挿入部14が引き抜かれ、キャップ頭部2がキャップ保持部11に対して上側に移動できるようになる(図6B参照)。これにより、キャップ1は保持解除状態となる。そして、作業者は、キャップ頭部2を差し入れ口15に通して収容部13から引き抜くことができる(図6A参照)。
図6A〜図6Cに示すように、本実施形態のキャップ保持部11は、スプリング16を有する。スプリング16は、収容部13と挿入部14との位置関係を復元させる部材である。スプリング16は、収容部13が設けられた部材と、挿入部14が設けられた部材との間に配置されている。具体的には、スプリング16の前端部は収容部13が設けられた部材に支持されており、スプリング16の後端部は挿入部14が設けられた部材に支持されている。キャップ1を保持する際に、操作部12の操作ボタン18を前側に押圧することで挿入部14が設けられた部材が前側に押圧されると、スプリング16が圧縮変形すると共に、挿入部14が収容部13に対して前側に移動する。圧縮変形したスプリング16が復元すると、挿入部14が収容部13に対して後側に移動して元の位置に戻ることになる。これにより、保持状態から保持解除状態に容易に切り替えることができる。但し、本実施形態のキャップ保持部11は、スプリング16を有していなくても良い。
<変形例>
図7A及び図7Bは、キャップ1を保持する様子を示す本実施形態の変形例に係るキャップ着脱用工具10の平面図である。
前述した本実施形態では、光アダプタ93は、LCコネクタ同士を接続する光アダプタであった。図2に示すように、単心タイプの光コネクタプラグの接続口94に対してキャップ1が装着されており、キャップ着脱用工具10は、それぞれの接続口94に装着されているキャップ1を一つずつ着脱することができた。しかし、本変形例のキャップ着脱用工具10では、例えばDLCコネクタ同士を接続する光アダプタなど、隣接する複数の接続口を有する光アダプタでも使用可能である。すなわち、複数(ここでは、2個)のキャップ保持部11がそれぞれ備える挿入部14を、複数(ここでは、2個)のキャップ1の孔部4にそれぞれ挿入させることができる。
===その他===
前述の実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。本発明は、その趣旨を逸脱することなく、変更・改良され得ると共に、本発明には、その等価物が含まれることは言うまでもない。
1 キャップ、2 キャップ頭部、3 フランジ、4 孔部、
5 キャップ本体部、10 キャップ着脱用工具、11 キャップ保持部、
12 操作部、13 収容部、14 挿入部、15 差し入れ口、
16 スプリング、17 絞り部、18 操作ボタン、19 持ち手、
20 本体部、21 スライド部、22 内部端面、23 外部端面、
24 隙間、90 光配線ユニット、91 筐体、
92 光ファイバ収容トレイ、93 光アダプタ、94 接続口

Claims (5)

  1. 光コネクタを接続する接続口に装着されるキャップであって、フランジが設けられたキャップ頭部と、前記キャップ頭部に形成された孔部とを有する前記キャップのキャップ着脱用工具であって、
    前記キャップ頭部が収容される収容部と、前記孔部に挿入される挿入部とを備えるキャップ保持部を有し、
    前記収容部に前記キャップ頭部が収容された状態で、前記挿入部は、前記キャップを前記接続口に装着する方向に前記孔部に挿入される
    ことを特徴とするキャップ着脱用工具。
  2. 請求項1に記載のキャップ着脱用工具であって、
    前記キャップ頭部が前記収容部に収容された状態で、前記孔部に前記挿入部が挿入される保持状態と、前記保持状態を解除する保持解除状態とを切り替える操作部を有する
    ことを特徴とするキャップ着脱用工具。
  3. 請求項2に記載のキャップ着脱用工具であって、
    前記キャップ保持部は、前記収容部と前記挿入部との位置関係を復元させるスプリングをさらに備える
    ことを特徴とするキャップ着脱用工具。
  4. 請求項1〜3のいずれに記載のキャップ着脱用工具であって、
    前記孔部に挿入されているときの前記挿入部の端面は、前記挿入部が前記孔部に挿入されていないときの前記キャップ保持部の端面よりも突出している
    ことを特徴とするキャップ着脱用工具。
  5. 請求項2に記載のキャップ着脱用工具であって、
    複数の前記キャップ保持部を有し、
    前記操作部は、前記複数のキャップ保持部がそれぞれ備える前記挿入部を、複数の前記キャップの前記孔部にそれぞれ挿入させる
    ことを特徴とするキャップ着脱用工具。
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