JP2021071518A - ダストキャップ抜出工具 - Google Patents

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忠輝 江藤
雄一 杉浦
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雄一 杉浦
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Suzuki Giken Co Ltd
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Abstract

【課題】ダストキャップの抜出操作を容易にするダストキャップ抜出工具を提供する。【解決手段】ダストキャップ挿抜工具10は、基体1と、受け側コネクタに接続されたダストキャップを保持するダストキャップ保持部2と、を備える。ダストキャップ保持部は、基体から先端方向に突出し、突出端部が互いに接近および離間する方向に弾性的に曲げ変形可能である第1保持片7および第2保持片8を有する。第1保持片および第2保持片に、ダストキャップの凸部に係止する係止凸部11,12が形成されている。【選択図】図2

Description

本発明は、ダストキャップ抜出工具に関する。
例えば、光ラックなどでは、複数の光コネクタプラグが接続される受け側光コネクタ(光レセプタクルなど)が用いられている。受け側光コネクタでは、光コネクタプラグが接続されていない光コネクタ挿入孔に、接続部を保護するためのダストキャップが挿入されることがある。
光コネクタの高密度実装が可能な受け側光コネクタでは、隣り合う光コネクタ挿入孔が近接しているため、光コネクタプラグおよびダストキャップの抜き出しおよび挿入の作業は容易でない。光コネクタプラグの挿抜には工具を使用できるが(例えば、特許文献1を参照)、ダストキャップの挿抜は、作業者の手作業で行われることが多い。
特許第4776332号公報
本発明の一態様は、ダストキャップの抜出操作を容易にするダストキャップ抜出工具を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、円筒状の主部と前記主部の外周面から突出する凸部とを有するダストキャップを受け側コネクタから抜出するダストキャップ抜出工具であって、基体と、前記受け側コネクタに接続された前記ダストキャップを保持するダストキャップ保持部と、を備え、前記ダストキャップ保持部は、前記基体から先端方向に突出し、突出端部が互いに接近および離間する方向に弾性的に曲げ変形可能である第1保持片および第2保持片を有し、前記第1保持片および前記第2保持片に、前記ダストキャップの前記凸部に係止する係止凸部が形成されているダストキャップ抜出工具を提供する。
前記ダストキャップ抜出工具は、前記第1保持片および前記第2保持片をそれぞれ一対備え、前記第1保持片と前記第2保持片とによって、周方向位置が異なる4か所において前記ダストキャップを保持することが好ましい。
前記基体の、少なくとも前記先端部を含む長さ部分は、一方向に延在する棒状に形成されていることが好ましい。
前記基体には、磁石体が設けられていることが好ましい。
本発明の一態様によれば、ダストキャップの抜出操作を容易にするダストキャップ抜出工具を提供することができる。
実施形態のダストキャップ挿抜工具を示す斜視図である。 図1に示すダストキャップ挿抜工具の抜出部の斜視図である。 図1に示すダストキャップ挿抜工具の抜出部の側面図である。 図1に示すダストキャップ挿抜工具の挿入部の斜視図である。 図1に示すダストキャップ挿抜工具の挿入部の側面図である。 光コネクタプラグの一例の斜視図である。 光レセプタクルの一例の斜視図である。 光レセプタクルおよびダストキャップの斜視図である。 図1に示すダストキャップ挿抜工具を用いてダストキャップを光レセプタクルから抜き出す動作を示す説明図である。 図1に示すダストキャップ挿抜工具を用いてダストキャップを光レセプタクルから抜き出す動作を示す説明図である。 図1に示すダストキャップ挿抜工具を用いてダストキャップを光レセプタクルから抜き出す動作を示す説明図である。 図1に示すダストキャップ挿抜工具を用いてダストキャップを光レセプタクルに挿入する動作を示す説明図である。 図1に示すダストキャップ挿抜工具を用いてダストキャップを光レセプタクルに挿入する動作を示す説明図である。 図1に示すダストキャップ挿抜工具を用いてダストキャップを光レセプタクルに挿入する動作を示す説明図である。
実施形態のダストキャップ抜出工具(ダストキャップ挿抜工具)の説明に先だって、光コネクタプラグ、光レセプタクルおよびダストキャップについて説明する。
[光コネクタプラグ]
図6は、光コネクタプラグの一例の斜視図である。
図6に示すように、光コネクタプラグ51(光コネクタ)は、例えば、LC形光コネクタ(JIS C5964に準拠)である。光コネクタプラグ51は、外部光ファイバ61の端末に設けられる。
光コネクタプラグ51は、ハウジング52と、光フェルール53と、係合ラッチ54と、ブーツ55とを備える。ハウジング52は、スリーブ状のプラグフレーム56と、ストップリング57とを備える。プラグフレーム56は、矩形筒状とされている。ハウジング52と光フェルール53とは、コネクタプラグ本体60を構成する。
係合ラッチ54は、第1弾性片58と、第2弾性片59とを備える。第1弾性片58は、ハウジング52の側面から斜め後方に突出している。第1弾性片58は、光レセプタクル23の光コネクタ挿入孔27の内面に形成された被係合部(図示略)に係脱可能に係止する(図7参照)。第2弾性片59は、ハウジング52の側面における第1弾性片58の基端より後方の位置を基端として、斜め前方に突出している。
第1弾性片58および第2弾性片59は、先端部が重なるように形成されている。そのため、第2弾性片59がコネクタプラグ本体60に近づく方向に弾性的に曲げ変形すると、第1弾性片58は第2弾性片59に押圧され、コネクタプラグ本体60に近づく方向に弾性的に曲げ変形する。
[光レセプタクル]
図7は、光レセプタクルの一例の斜視図である。図8は、光レセプタクルおよびダストキャップの斜視図である。
図7に示すように、光レセプタクル23は、ハウジング25と、複数の光フェルール(図示略)とを備える。光レセプタクル23は、受け側コネクタの一例である。受け側コネクタとしては、光レセプタクルに代えて、光コネクタアダプタを用いてもよい。
ハウジング25は、概略、直方体状に形成されている。ハウジング25には、複数の光コネクタ挿入孔27が形成されている。光コネクタ挿入孔27は、ハウジング25の前面に開口している。複数の光コネクタ挿入孔27は、一列に並んで形成されている。
光コネクタ挿入孔27は、主部31と、ラッチ挿入部32とを有する。主部31には、光コネクタプラグ51のハウジング52(詳しくはプラグフレーム56)(図6参照)が挿入される。主部31は、矩形状の開口を有する。
ラッチ挿入部32は、主部31の内面から外方に向けた凹状に形成されている。ラッチ挿入部32には、光コネクタプラグ51の係合ラッチ54(詳しくは第1弾性片58)(図6参照)が挿入される。ラッチ挿入部32の幅は、主部31の幅より小さい。
光レセプタクル23の光フェルール(図示略)は、複数の光コネクタ挿入孔27内にそれぞれ設けられる。光コネクタプラグ51が光コネクタ挿入孔27に挿入されると、光フェルール53(図6参照)は、光レセプタクル23の光フェルール(図示略)に突き合わせ接続される。
[ダストキャップ]
図8に示すように、ダストキャップ71は、光レセプタクル23の光コネクタ挿入孔27に挿入されることにより、光フェルール(図示略)などの光学的な接続部を保護することができる。ダストキャップ71は、主部72と、環状凸部73とを備える。主部72は、円筒状に形成されている。主部72は、光レセプタクル23の光コネクタ挿入孔27に挿入され、光フェルール(図示略)などの光学的な接続部に被せられる。「C」は主部72の中心軸である。中心軸Cに沿う方向のうち一方を第1軸方向C1という。第1軸方向C1と反対の方向を第2軸方向C2という。
環状凸部73は、主部72の第1軸方向C1の端部に設けられている。環状凸部73は、主部72の外周面から全周にわたって径方向外方に突出する。環状凸部73は、円環状の凸部である。
環状凸部73は、傾斜部73aと、定径部73bとを備える。傾斜部73aは、第1軸方向C1に向かって主部72の外周面からの突出高さが増す。傾斜部73aの外周面は、第1軸方向C1に行くほど拡径するように傾斜する。定径部73bは、傾斜部73aの第1軸方向C1側に設けられている。定径部73bは一定の外径を有する。定径部73bの外径は傾斜部73aの最大径に等しい。
[ダストキャップ挿抜工具(ダストキャップ抜出工具)]
図1は、実施形態のダストキャップ挿抜工具10(ダストキャップ抜出工具)の斜視図である。図2は、ダストキャップ挿抜工具10の抜出部21の斜視図である。図3は、ダストキャップ挿抜工具10の抜出部21の側面図である。
以下の説明においては、XYZ直交座標系を採用することがある。図1に示すように、X方向は、先端部1aにおける基体1の長さ方向である。Y方向は基体1の厚さ方向である。Y方向はX方向と直交する。Z方向は基体1の高さ方向である。Z方向はX方向およびY方向に直交する。
X方向のうち一方向を+X方向といい、その反対方向を−X方向という。−X方向は前方である。+X方向は後方である。Y方向のうち一方向を+Y方向といい、その反対方向を−Y方向という。Z方向のうち一方向を+Z方向といい、その反対方向を−Z方向という。+Z方向は上方である。−Z方向は下方である。上下方向を「高さ方向」ともいう。ここで定めた位置関係は、ダストキャップ挿抜工具10の使用時の姿勢を限定しない。
図1および図2に示すように、ダストキャップ挿抜工具10は、基体1と、第1ダストキャップ保持部2と、第2ダストキャップ保持部4と、一対の磁石体5,5と、を備える。ダストキャップ挿抜工具10は、「ダストキャップ抜出工具」の一例である。
図1に示すように、基体1の第1長さ部分1Aと、第1ダストキャップ保持部2とは、抜出部21を構成する。抜出部21は、ダストキャップ71を光レセプタクル23(図8参照)から抜き出す機能を有する。基体1の第2長さ部分1Cと、第2ダストキャップ保持部4とは、挿入部22を構成する。挿入部22は、ダストキャップ71を光レセプタクル23(図8参照)に挿入する機能を有する。
基体1は、棒状(スティック状)に形成されている。基体1は、第1長さ部分1Aと、中間部分1Bと、第2長さ部分1Cとを備える。第1長さ部分1Aは、先端部1a(前端部)を含む長さ部分である。第2長さ部分1Cは、後端部1bを含む長さ部分である。
第1長さ部分1Aおよび第2長さ部分1Cは、X方向に延在する。第2長さ部分1Cは、第1長さ部分1Aに比べて高く位置する(すなわち、+Z方向寄りに位置する)。基体1のY方向寸法(厚さ)は、基体1のZ方向寸法(高さ)より小さい。基体1の長さ方向に直交する断面は矩形状である。
第1長さ部分1Aの上面および第2長さ部分1Cの下面には、滑り止め部6が形成されている。滑り止め部6は、長さ部分1A,1Cの長さ方向に並ぶ複数の凸部6aを備える。凸部6aはY方向に沿って延在する。複数の凸部6aは、長さ部分1A,1Cの長さ方向に間隔をおいて形成されている。滑り止め部6は、作業者が基体1を手指で把持してダストキャップ71を光レセプタクル23(図8参照)に対して抜き出しまたは挿入するときに、手指を滑りにくくする。
中間部分1Bは、第1長さ部分1Aの後端と第2長さ部分1Cの前端との間の長さ部分である。中間部分1Bは、第1長さ部分1Aの後端から第2長さ部分1Cの前端にかけて、後方に行くほど上昇する方向に傾斜している。中間部分1Bは、後方に行くほど上昇するように傾斜しているため、作業者が基体1を手指で把持しやすい。
基体1は、例えば、樹脂、金属等で構成される。
図2に示すように、第1ダストキャップ保持部2は、一対の第1保持片7,7と、一対の第2保持片8,8と、位置決め突起9とを備える。第1保持片7、第2保持片8、および位置決め突起9は、基体1と一体に形成されている。
第1保持片7は、基体1(第1長さ部分1A)の先端部1aから先端方向(前方、−X方向)に突出している。第1保持片7は、棒状(または柱状)に形成されている。第1保持片7は、例えば、矩形柱状である。第1保持片7は、上下方向に弾性変形可能である。詳しくは、第1保持片7は、突出端部7aが第2保持片8に接近および離間する方向に弾性的に曲げ変形可能である。
一対の第1保持片7,7は、Y方向に間隔をおいて並んで形成されている。第1保持片7,7の第1面(図3の上面)は、第1長さ部分1Aの第1面1cと面一である。第1保持片7,7の外側面は、それぞれ第1長さ部分1Aの側面1d,1dと面一である。第1保持片7,7のうち一方(+Y方向側の第1保持片7)を第1保持片7Aといい、他方(−Y方向側の第1保持片7)を第1保持片7Bということがある。
第1保持片7の突出端部7aの下面(−Z方向側の面。第2保持片8に対向する面)には、第1係止凸部11が形成されている。第1係止凸部11は、第1保持片7の突出端部7aの下面から下方に突出している。第1係止凸部11のXZ断面の形状は、例えば、突出方向に向かってX方向寸法が徐々に小さくなる形状であってよい。第1係止凸部11は、幅方向(Y方向)に延在する凸部である。第1係止凸部11は、第1保持片7の全幅にわたって形成されていることが好ましい。なお、第1係止凸部11のXZ断面の形状は特に限定されず、半円状、楕円弧状、多角形状(矩形状など)等としてよい。
第2保持片8は、基体1の先端部1aから先端方向(前方、−X方向)に突出している。第2保持片8は、棒状(または柱状)に形成されている。第2保持片8は、例えば、矩形柱状である。第2保持片8は、上下方向に弾性変形可能である。詳しくは、第2保持片8は、突出端部8aが第1保持片7に接近および離間する方向に弾性的に曲げ変形可能である。
一対の第2保持片8,8は、Y方向に間隔をおいて並んで形成されている。第2保持片8,8の第2面(図3の下面)は、第1長さ部分1Aの第2面1eと面一である。第2保持片8,8の外側面は、それぞれ第1長さ部分1Aの側面1d,1dと面一である。第2保持片8,8のうち一方(+Y方向側の第2保持片8)を第2保持片8Aといい、他方(−Y方向側の第2保持片8)を第2保持片8Bということがある。
第2保持片8,8は、第1保持片7,7に対して、Z方向に間隔をおいて形成されている。第2保持片8,8は、それぞれ第1保持片7,7に対向する位置にある。すなわち、第1保持片7Aと第2保持片8Aとは上下に(すなわちZ方向に)並ぶ。第1保持片7Bと第2保持片8Bとは上下に(すなわちZ方向に)並ぶ。
第2保持片8の突出端部8aの上面(+Z方向側の面。第1保持片7に対向する面)には、第2係止凸部12が形成されている。第2係止凸部12は、第2保持片8の突出端部8aの上面から上方に突出している。第2係止凸部12のXZ断面の形状は、例えば、突出方向に向かってX方向寸法が徐々に小さくなる形状であってよい。第2係止凸部12は、幅方向(Y方向)に延在する凸部である。第2係止凸部12は、第2保持片8の全幅にわたって形成されていることが好ましい。なお、第2係止凸部12のXZ断面の形状は特に限定されず、半円状、楕円弧状、多角形状(矩形状など)等としてよい。
図3に示すように、上下に並ぶ保持片7,8の第1係止凸部11と第2係止凸部12とは向かい合う位置にある。第1係止凸部11と第2係止凸部12の突出端どうしの離間距離L1は、ダストキャップ71の環状凸部73(図8参照)の外径より小さい。
上下に並ぶ第1保持片7と第2保持片との離間距離L2(第1係止凸部11および第2係止凸部12がない箇所での離間距離)は、ダストキャップ71の環状凸部73の外径と同じ、またはこの外径より小さいことが好ましい。これにより、第1保持片7および第2保持片8は、環状凸部73を挟持してダストキャップ71を安定的に保持できる。
図2および図3に示すように、位置決め突起9は、基体1の先端部1aから先端方向(前方、−X方向)に突出している。位置決め突起9は、XY平面に沿う板状とされている。位置決め突起9は、第1保持片7,7より低く位置する。位置決め突起9は、第1保持片7,7に対して下方に離れている。位置決め突起9は、第2保持片8,8より高く位置する。位置決め突起9は、第2保持片8,8に対して上方に離れている。位置決め突起9の幅(Y方向寸法)は、第1長さ部分1Aの幅と同じである。位置決め突起9の側面は、それぞれ第1長さ部分1Aの側面1d,1dと面一である。
位置決め突起9の突出長さ(基体1の先端部1aからの突出長さ)は、第1保持片7および第2保持片8の突出長さより小である。そのため、位置決め突起9の突出端部9aは、保持片7,8の突出端部7a,8aに比べ、後方寄り(すなわち、+X方向寄り)に位置する。突出端部9aの端面はXY平面に沿う平坦面である。位置決め突起9は、保持片7,8に保持されたダストキャップ71の傾きを抑え、ダストキャップ71の姿勢を安定化することができる。
図2に示すように、位置決め突起9の突出端部9aよりも前方寄りであって、第1保持片7,7および第2保持片8,8に囲まれた空間は、ダストキャップ71の基端部分(環状凸部73を含む部分)を受け入れる受け入れ空間となる。
図4は、ダストキャップ挿抜工具10の挿入部22の斜視図である。図5は、ダストキャップ挿抜工具10の挿入部22の側面図である。
図4に示すように、第2ダストキャップ保持部4は、一対の第1保持片17,17と、一対の第2保持片18,18と、位置決め突起19とを備える。第1保持片17、第2保持片18、および位置決め突起19は、基体1と一体に形成されている。
第1保持片17は、基体1(第2長さ部分1C)の後端部1bから後方(+X方向)に突出している(図1参照)。第1保持片17は、棒状(または柱状)に形成されている。第1保持片17は、例えば、矩形柱状である。第1保持片17は、上下方向に弾性変形可能である。詳しくは、第1保持片17は、突出端部17aが第2保持片18に接近および離間する方向に弾性的に曲げ変形可能である。
一対の第1保持片17,17は、Y方向に間隔をおいて並んで形成されている。第1保持片17,17の第2面(図5の上面)は、第2長さ部分1Cの第2面1hと面一である。第1保持片17,17の外側面は、それぞれ第2長さ部分1Cの側面1g,1gと面一である。第1保持片17,17のうち一方を第1保持片17Aといい、他方を第1保持片17Bということがある。
第2保持片18は、基体1(第2長さ部分1C)の後端部1bから後方(+X方向)に突出している(図1参照)。第2保持片18は、棒状(または柱状)に形成されている。第2保持片18は、例えば、矩形柱状である。第2保持片18は、上下方向に弾性変形可能である。詳しくは、第2保持片18は、突出端部18aが第1保持片17に接近および離間する方向に弾性的に曲げ変形可能である。
一対の第2保持片18,18は、Y方向に間隔をおいて並んで形成されている。第2保持片18,18の第1面(図5の下面)は、第2長さ部分1Cの第1面1fと面一である。第2保持片18,18の外側面は、それぞれ第2長さ部分1Cの側面1g,1gと面一である。第2保持片18,18のうち一方を第2保持片18Aといい、他方を第2保持片18Bということがある。
第2保持片18,18は、第1保持片17,17に対して、Z方向に間隔をおいて形成されている。第2保持片18,18は、それぞれ第1保持片17,17に対向する位置にある。すなわち、第1保持片17Aと第2保持片18Aとは上下に(すなわちZ方向に)並ぶ。第1保持片17Bと第2保持片18Bとは上下に(すなわちZ方向に)並ぶ。
図5に示すように、上下に並ぶ第1保持片17と第2保持片18の離間距離L3は、ダストキャップ71の環状凸部73の外径(図8参照)と同じ、またはこの外径より小さいことが好ましい。
図4および図5に示すように、位置決め突起19は、基体1(第2長さ部分1C)の後端部1bから後方(+X方向)に突出している(図1参照)。位置決め突起19は、XY平面に沿う板状とされている。位置決め突起19は、第1保持片17,17と、第2保持片18,18との間の高さ位置にある。位置決め突起19は、第1保持片17,17および第2保持片18,18に対して高さ方向に離れている。位置決め突起19の幅(Y方向寸法)は、第2長さ部分1Cの幅と同じである。位置決め突起19の側面は、それぞれ第2長さ部分1Cの側面1g,1gと面一である。
位置決め突起19の突出長さは、第1保持片17および第2保持片18の突出長さより小である。そのため、位置決め突起19の突出端部19aは、保持片17,18の突出端部17a,18aに比べ、−X方向寄りに位置する。突出端部19aの端面はXY平面に沿う平坦面である。位置決め突起19は、保持片17,18に保持されたダストキャップ71を光レセプタクル23の光コネクタ挿入孔27に向けて押圧することができる。
図4に示すように、位置決め突起19の突出端部19aよりも+X方向寄りであって、第1保持片17,17および第2保持片18,18に囲まれた空間は、ダストキャップ71の基端部分(環状凸部73を含む部分)を受け入れる受け入れ空間となる。
図1に示すように、一対の磁石体5,5は、基体1の中間部分1Bの両側面にそれぞれ設けられている。磁石体5は、フェライト磁石などの磁石(図示略)を内蔵する。磁石体5は、全体が磁石で構成されていてもよい。
ダストキャップ挿抜工具10は、磁石体5の吸着力によって、光ラックのフレーム等に付着させることができる。そのため、ダストキャップ挿抜工具10を、挿抜操作の対象となるダストキャップ71が用いられた光ラック等に、着脱自在に設置することができる。よって、ダストキャップ挿抜工具10の使い勝手をよくすることができる。
[ダストキャップ挿抜工具の使用方法]
(ダストキャップの抜き出し)
図9〜図11は、ダストキャップ挿抜工具10を用いてダストキャップ71を光レセプタクル23から抜き出す動作を示す説明図である。
図9および図10に示すように、ダストキャップ挿抜工具10を、抜出部21を光レセプタクル23に向けた姿勢として、ダストキャップ71に向けて前進させ、ダストキャップ71を第1保持片7,7と第2保持片8,8との間に導く。
図10に示すように、第1保持片7および第2保持片8の係止凸部11,12は、環状凸部73の定径部73bを乗り越え、傾斜部73aに係止する(図9参照)。第1保持片7,7と第2保持片8,8とは、周方向位置が異なる4か所において環状凸部73に係止することによって、ダストキャップ71を挟持する。
第1保持片7と第2保持片8とは、互いに離れる方向に弾性的に曲げ変形した状態であることが好ましい。係止凸部11,12は、第1保持片7および第2保持片8の弾性力によって環状凸部73に係止するため、ダストキャップ71が第1保持片7および第2保持片8から外れにくくなる。
図11に示すように、ダストキャップ71を保持したダストキャップ挿抜工具10を、光レセプタクル23から離れる方向に移動させると、ダストキャップ71は光コネクタ挿入孔27から抜き出される。
(ダストキャップの挿入)
図12〜図14は、ダストキャップ挿抜工具10を用いてダストキャップ71を光レセプタクル23に挿入する動作を示す説明図である。
図12および図13に示すように、挿入部22にダストキャップ71を保持させる。すなわち、第1保持片17と第2保持片18とによってダストキャップ71を挟持する。第1保持片17,17と第2保持片18,18とは、周方向位置が異なる4か所において環状凸部73に当接することによって、ダストキャップ71を保持する。
第1保持片17と第2保持片18とは、互いに離れる方向に弾性的に曲げ変形した状態で環状凸部73に当接するのが好ましい。この場合、第1保持片17および第2保持片18は、弾性力によって環状凸部73を挟持するため、ダストキャップ71が第1保持片17および第2保持片18から外れにくくなる。
図13に示すように、ダストキャップ挿抜工具10を光レセプタクル23に近づく方向に移動させる。ダストキャップ71の主部72は光レセプタクル23の光コネクタ挿入孔27に挿入される。この際、位置決め突起19は、ダストキャップ71を光レセプタクル23に近づく方向に押圧してもよい。
図14に示すように、ダストキャップ挿抜工具10を後退させると、ダストキャップ挿抜工具10は、ダストキャップ71から離れる。
[ダストキャップ挿抜工具が奏する効果]
ダストキャップ挿抜工具10は、係止凸部11,12を有する第1保持片7および第2保持片8を備えるため、容易な操作で光レセプタクル23に対してダストキャップ71を抜き出しすることができる。
ダストキャップ挿抜工具10は、それぞれ一対の第1保持片7,7および第2保持片8,8を備え、周方向位置が異なる4か所においてダストキャップ71を保持するため、安定的にダストキャップ71を保持できる。よって、ダストキャップ挿抜工具10の操作性を高めることができる。
基体1の第1長さ部分1Aは、X方向に沿う棒状に形成されているため、光レセプタクル23の前面側のスペースが小さい場合でも、光レセプタクル23に対してダストキャップ71を抜き出しする操作が容易となる。
以上、本発明を好適な実施形態に基づいて説明してきたが、本発明は上述の実施形態に限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の改変が可能である。
実施形態のダストキャップ挿抜工具10は、ダストキャップ71を光レセプタクル23から抜き出す抜出部21と、ダストキャップ71を光レセプタクル23に挿入する挿入部22とを備えるが、ダストキャップ挿抜工具は、挿入部を備えていなくてもよい。
ダストキャップ挿抜工具10では、第1保持片7および第2保持片8は、それぞれ矩形柱状であるが、第1保持片および第2保持片の形状は特に限定されない。第1保持片7および第2保持片8は、互いに平行な板状であってもよい。
ダストキャップ挿抜工具10は、それぞれ一対の第1保持片7,7および第2保持片8,8を備えているが、第1保持片および第2保持片は、それぞれ1つであってもよい。この場合、第1保持片および第2保持片は、互いに平行な板状が好ましい。
抜出部の第1保持片および第2保持片のいずれかには、前記保持片の延出方向と交差する方向に延出する操作部が設けられていてもよい。この構成によれば、操作部によって、保持片をダストキャップに接近および離間する方向に曲げ変形させることができるため、保持片をダストキャップに対して係止および解除することができる。
1・・・基体、1A…第1長さ部分(先端部を含む長さ部分)、1a…先端部、2・・・第1ダストキャップ保持部(ダストキャップ保持部)、5・・・磁石体、7…第1保持片、7a…突出端部、8…第2保持片、8a…突出端部、10・・・ダストキャップ挿抜工具(ダストキャップ抜出工具)、11…第1係止凸部(係止凸部)、12…第2係止凸部(係止凸部)、23・・・光レセプタクル(受け側コネクタ)、71…ダストキャップ、72…主部、73…環状凸部(凸部)。

Claims (4)

  1. 円筒状の主部と前記主部の外周面から突出する凸部とを有するダストキャップを受け側コネクタから抜出するダストキャップ抜出工具であって、
    基体と、
    前記受け側コネクタに接続された前記ダストキャップを保持するダストキャップ保持部と、を備え、
    前記ダストキャップ保持部は、前記基体から先端方向に突出し、突出端部が互いに接近および離間する方向に弾性的に曲げ変形可能である第1保持片および第2保持片を有し、
    前記第1保持片および前記第2保持片に、前記ダストキャップの前記凸部に係止する係止凸部が形成されている、ダストキャップ抜出工具。
  2. 前記第1保持片および前記第2保持片をそれぞれ一対備え、
    前記第1保持片と前記第2保持片とによって、周方向位置が異なる4か所において前記ダストキャップを保持する、請求項1記載のダストキャップ抜出工具。
  3. 前記基体の、少なくとも前記先端部を含む長さ部分は、一方向に延在する棒状に形成されている、請求項1または2に記載のダストキャップ抜出工具。
  4. 前記基体に、磁石体が設けられている、請求項1〜3のうちいずれか1項に記載のダストキャップ抜出工具。
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