JP5556661B2 - インクジェット描画装置 - Google Patents

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Description

本発明はインクジェット描画装置に関し、詳しくは、限られた基材の移動距離で、ヘッドユニットが移動してくる場所を確保しながら、装置本体に位置不動に固定配置されたカメラによって基材上を画像認識することができ、且つ、基材のアライメントと着弾位置の双方の確認が可能なインクジェット描画装置に関する。
インクジェットヘッドを用いて基材(ワーク)上に液滴を着弾させることにより描画を行うインクジェット描画装置は、例えば半導体基板の配線パターンや液晶表示装置におけるカラーフィルターの画素パターンの描画等といった産業用途にも広く利用されている。このような用途においては、生産性を高めるため、一般に多数のインクジェットヘッドを千鳥状に配列することにより長尺なラインヘッドを構成したヘッドユニットを用いて描画を行うことが行われている。
ところで、このようなインクジェット描画装置では、極めて緻密で高精細な描画が要求される。例えば半導体基板の配線パターンの描画では、隣接する配線との短絡が生じることなく液滴をミクロンオーダーで正確な位置に着弾させる必要があり、カラーフィルターの画像パターンの描画では、所定のマトリクス内に所定の色の液滴をミクロンオーダーで正確に着弾させる必要がある。このため、インクジェットヘッドと基材との位置関係や液滴の着弾位置が厳密に管理される必要がある。
そこで、従来、インクジェットヘッドと基材との位置関係を厳密に管理するため、基材をカメラによって画像認識し、これに基づいて基材やインクジェットヘッドの位置補正を行う技術が知られている。
すなわち、特許文献1には、基材の基準位置に対するずれを測定するためのアライメント光学系と画像認識用の位置評価用光学系とをヘッドユニットと同じステージに設け、これら各光学系を用いて、その下方に位置する基材の位置調整等を行うことが開示されている。
特許文献2には、石定盤上に設置されたフレームに画像処理カメラを設置し、その下方に位置する基材を撮像してその位置補正を行うことが開示されている。この装置では、移動部を石製又はセラミックス製とすることで、基材に対して高精度な平行直線を描画できるようにしている。
特許文献3には、ヘッドユニットが支持されるメインキャリッジを有するX軸方向移動機構にカメラキャリッジを設け、このカメラキャリッジでアライメントカメラ及び描画確認カメラを支持し、その下方に位置する基材を撮像してその位置補正等を行うことが開示されている。
特許文献4には、装置フレームにアライメントカメラを設置し、その下方に位置する基材のXY軸座標を検出してその位置補正を行うことが開示されている。また、着弾位置を検出するためのカメラをヘッドと同一のY軸移動機構に設置することが開示されている。
特許文献5には、多数のインクジェットヘッドを配列してラインヘッドを構成したヘッドユニットが開示されている。
特開2000−187115号公報 特開2002−361852号公報 特開2004−243187号公報 特開2006−258845号公報 特開2007−90686号公報
インクジェットヘッドと基材との位置関係や液滴の着弾位置を厳密に管理するためには、基材上のアライメントマーカや液滴の着弾位置を画像認識できるように、カメラを基材の上方に位置するように設ける必要がある。カメラを基材の上方に位置させることで、1台のカメラでも基材表面の広い範囲を画像認識することができるからである。
特許文献1〜3では、カメラをヘッドユニットと同じステージに設け、ヘッドユニットと共に基材の上方の所定位置まで移動可能に構成することにより、カメラによって基材表面の広い範囲を画像認識できるようにしている。
しかし、基材表面を画像認識するためにはカメラの移動を伴うこと、及び、通常の描画動作時もヘッドユニットと一緒にカメラも移動することから、カメラは常に移動による振動の影響を受けることとなり、最悪の場合、カメラの取り付け状態にグラツキが発生し、撮影ポイントが計測のたびにずれてしまう等、高精度な画像認識を行うことが難しくなる問題がある。カメラをヘッドユニットとは別の専用ステージに設け、画像認識時に、このカメラ専用ステージを基材上まで移動させるようにすることも考えられるが、ステージの移動に伴う振動による精度低下の問題は避けられない。また、ステージは大変高価な装置であるため、装置コストも高くなる問題がある。
一方、特許文献4では、装置フレームにアライメントカメラを設置し、基材を載せたステージをこのカメラの下方まで移動させるようにしているため、上述のようなカメラを移動させることによる問題は生じないと考えられる。
しかし、画像認識を行う場合は基材を載せたステージをカメラの下方まで移動させる必要があるため、それだけステージの稼働距離を長く形成しなくてはならず、装置の大型化やコスト高を招く問題がある。反対に、ステージの稼働距離を短く形成しようとすると、カメラとヘッドユニットとが互いに干渉してしまうおそれがあり、ヘッドユニットの移動に支障をきたす別の問題がある。
更に、液滴の着弾位置を厳密に管理する上では、基材上の実際の着弾を確認することにより位置補正を行うことが望まれる。しかも、ラインヘッドの場合、ヘッド全長に亘って着弾位置を確認できる必要がある。
そこで、本発明は、限られた基材の移動距離で、ヘッドユニットが移動してくる場所を確保しながら、装置本体に位置不動に固定配置された複数のカメラによって基材上を画像認識することができ、基材上の座標を検出可能なインクジェット描画装置を提供することを課題とする。
本発明の他の課題は、以下の記載により明らかとなる。
上記課題は、以下の各発明によって解決される。
1.
基材に対してインク滴下処理を行うことによってパターンを形成するための1又は複数のインクジェットヘッドからなるヘッドモジュールと、
前記ヘッドモジュールを主走査方向又は副走査方向の少なくともいずれかに移動させるヘッドモジュール移動手段と、
前記ヘッドモジュールよりも下方に前記基材を載置して支持する基材支持ステージと、
前記基材支持ステージを第1の基準ベクトル方向に直線移動させる第1の直線移動手段、前記基材支持ステージを前記第1の基準ベクトル方向とは独立した第2の基準ベクトル方向に直線移動させる第2の直線移動手段、及び、前記基材支持ステージを前記第1及び第2の基準ベクトルの法線方向と平行なベクトル方向を軸として回転移動させる回転移動手段とを有する基材支持ステージ移動手段と、
前記基材支持ステージに載置された前記基材の表面を撮像する撮像手段と、を備えたインクジェット描画装置であって、
前記基材上の複数のアライメントマーカを前記撮像手段によって撮像し、その撮像結果に基づいて前記基材支持ステージ移動手段により前記基材支持ステージを移動させて前記基材のアライメントを調整するアライメント調整手段を有し、
前記撮像手段は、前記第1の直線移動手段のベクトル方向において、前記ヘッドモジュール移動手段による前記ヘッドモジュールの移動到達可能範囲よりも外側の装置本体に固定配置された少なくとも1台のカメラと、前記第2の直線移動手段のベクトル方向において、前記ヘッドモジュール移動手段による前記ヘッドモジュールの移動到達可能範囲よりも外側の装置本体に固定配置された少なくとも1台のカメラとを有することを特徴とするインクジェット描画装置。
2.
基材に対してインク滴下処理を行うことによってパターンを形成するための1又は複数のインクジェットヘッドからなるヘッドモジュールと、
前記ヘッドモジュールを主走査方向又は副走査方向の少なくともいずれかに移動させるヘッドモジュール移動手段と、
前記ヘッドモジュールよりも下方に前記基材を載置して支持する基材支持ステージと、
前記基材支持ステージを第1の基準ベクトル方向に直線移動させる第1の直線移動手段、前記基材支持ステージを前記第1の基準ベクトル方向とは独立した第2の基準ベクトル方向に直線移動させる第2の直線移動手段、及び、前記基材支持ステージを前記第1及び第2の基準ベクトルの法線方向と平行なベクトル方向を軸として回転移動させる回転移動手段とを有する基材支持ステージ移動手段と、
前記基材支持ステージに載置された前記基材の表面を撮像する撮像手段と、を備えたインクジェット描画装置であって、
前記基材を前記撮像手段によって撮像し、その撮像結果に基づいて前記ヘッドモジュールから前記基材上に滴下されるインク滴の着弾位置を確認する着弾位置確認手段を有し、
前記撮像手段は、前記第1の直線移動手段のベクトル方向において、前記ヘッドモジュール移動手段による前記ヘッドモジュールの移動到達可能範囲よりも外側の装置本体に固定配置された少なくとも1台のカメラと、前記第2の直線移動手段のベクトル方向において、前記ヘッドモジュール移動手段による前記ヘッドモジュールの移動到達可能範囲よりも外側の装置本体に固定配置された少なくとも1台のカメラとを有することを特徴とするインクジェット描画装置。
3.
基材に対してインク滴下処理を行うことによってパターンを形成するための1又は複数のインクジェットヘッドからなるヘッドモジュールと、
前記ヘッドモジュールを主走査方向又は副走査方向の少なくともいずれかに移動させるヘッドモジュール移動手段と、
前記ヘッドモジュールよりも下方に前記基材を載置して支持する基材支持ステージと、
前記基材支持ステージを第1の基準ベクトル方向に直線移動させる第1の直線移動手段、前記基材支持ステージを前記第1の基準ベクトル方向とは独立した第2の基準ベクトル方向に直線移動させる第2の直線移動手段、及び、前記基材支持ステージを前記第1及び第2の基準ベクトルの法線方向と平行なベクトル方向を軸として回転移動させる回転移動手段とを有する基材支持ステージ移動手段と、
前記基材支持ステージに載置された前記基材の表面を撮像する撮像手段と、を備えたインクジェット描画装置であって、
前記基材上の複数のアライメントマーカを前記撮像手段によって撮像し、その撮像結果に基づいて前記基材支持ステージ移動手段により前記基材支持ステージを移動させて前記基材のアライメントを調整するアライメント調整手段と、
前記基材を前記撮像手段によって撮像し、その撮像結果に基づいて前記ヘッドモジュールから前記基材上に滴下されるインク滴の着弾位置を確認する着弾位置確認手段とを有し、
前記撮像手段は、前記第1の直線移動手段のベクトル方向において、前記ヘッドモジュール移動手段による前記ヘッドモジュールの移動到達可能範囲よりも外側の装置本体に固定配置された少なくとも1台のカメラと、前記第2の直線移動手段のベクトル方向において、前記ヘッドモジュール移動手段による前記ヘッドモジュールの移動到達可能範囲よりも外側の装置本体に固定配置された少なくとも1台のカメラとを有することを特徴とするインクジェット描画装置。
4.
前記第1の直線移動手段のベクトル方向において、前記ヘッドモジュール移動手段による前記ヘッドモジュールの移動到達可能範囲よりも外側の装置本体に固定配置された少なくとも1台のカメラは、前記基材上に滴下されるインク滴の着弾位置を確認するための着弾位置確認用カメラであり、
前記第2の直線移動手段のベクトル方向において、前記ヘッドモジュール移動手段による前記ヘッドモジュールの移動到達可能範囲よりも外側の装置本体に固定配置された少なくとも1台のカメラは、前記基材のアライメントを調整するためのアライメント用カメラであることを特徴とする前記3記載のインクジェット描画装置。
5.
前記アライメント用カメラの撮影可能範囲は、主走査方向に沿う撮影可能範囲の長さをCy、副走査方向の前記基材の長さをLx、主走査方向の前記基材の長さをLy、前記アライメントマーカの測定の保証精度をI、目標とする位置ずれの公差精度をMとしたとき、
Cy>2I・Lx/M
(但し、常にM≧Iであり、Cy>Ly>Lxである。)
を満たすように設定されることを特徴とする前記4記載のインクジェット描画装置。
6.
前記着弾位置確認用カメラの撮影可能範囲は、副走査方向の撮影可能範囲の長さをCx、前記ヘッドモジュールの副走査方向の両端の2点のノズル間の幅をHとしたとき、
Cx>H
を満たすように設定されることを特徴とする前記4又は5記載のインクジェット描画装置。
7.
前記基材支持ステージは、カメラ基準位置を計測するための複数のリファレンスマーカを有しており、
前記撮像手段は、前記複数のリファレンスマーカのうちの少なくとも一つを共通に撮影可能に前記各カメラが配置されていることを特徴とする前記1〜6のいずれかに記載のインクジェット描画装置。
8.
前記撮像手段によって前記リファレンスマーカを撮影した結果の位置座標に基づいて、前記撮像手段の各カメラ間の座標を関連付ける演算手段を有することを特徴とする前記7記載のインクジェット描画装置。
9.
前記演算手段は、前記撮像手段によって得られた撮像画像を演算して、各カメラのうちのいずれか1台を基準カメラとして、該基準カメラの座標系に他のカメラの座標を補正することを特徴とする前記8記載のインクジェット描画装置。
本発明によれば、限られた基材の移動距離で、ヘッドユニットが移動してくる場所を確保しながら、装置本体に位置不動に固定配置された複数のカメラによって基材上を画像認識することができ、基材上の座標を検出可能なインクジェット描画装置を提供することができる。
本発明に係るインクジェット描画装置の概略構成を示す斜視図 本発明に係るインクジェット描画装置の概略構成を示す平面図 ヘッドモジュールをノズル面側から見た図 基材支持ステージの平面図 (a)は第1、第2及び第3のカメラの各々の視野と基材支持ステージの移動可能範囲との関係を示す説明図、(b)は基材支持ステージと第1、第2及び第3のカメラの撮影可能範囲との関係を示す説明図 本発明に係るインクジェット描画装置の内部の概略構成を示すブロック図 第1、第2及び第3のカメラの相互の位置関係を定義づけるための処理フローを示すフローチャート 第1、第2及び第3のカメラの相互の位置関係を定義づけるための処理フローを示すフローチャート (a)〜(b)は第1のカメラによるリファレンスマーカの位置座標の取得の様子を説明する図 (a)〜(b)は第2のカメラによるリファレンスマーカの位置座標の取得の様子を説明する図 (a)〜(b)は第3のカメラによるリファレンスマーカの位置座標の取得の様子を説明する図 基材を基材支持ステージ上に設置する際の処理フローを示すフローチャート 基材の平面図 アライメント調整時の測定誤差を説明する図 インクの着弾位置を補正する際の処理フローを示すフローチャート
以下、本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。
図1は本発明に係るインクジェット描画装置の概略構成を示す斜視図、図2はその平面図である。
インクジェット描画装置1は、装置基台2上に、インクジェット描画を行うためのヘッドモジュール3、上面に基材を載置して支持するための基材支持ステージ4、基材支持ステージ4をθ方向に回転移動させるためのθ回転機構5、基材支持ステージ4及びθ回転機構5を共にY方向(以下、主走査方向という場合がある。)に沿って直線移動させるY移動機構6、基材支持ステージ4及びθ回転機構5を共にX方向(以下、副走査方向という場合がある。)に沿って直線移動させるX移動機構7、第1、第2及び第3のカメラ8、9、10をそれぞれ備えている。なお、X方向とY方向とは水平面上で互いに直交する方向であり、この場合、X方向は本発明でいう第2の基準ベクトル方向、Y方向は本発明でいう第1の基準ベクトル方向となる。
また、基材支持ステージ4は、θ回転機構5によって、X、Y方向と直交する法線方向であるZ方向に沿う方向を軸としてθ方向に回転移動することができるようなっているが、このZ方向は本発明にいう第1及び第2の基準ベクトルの法線方向と平行なベクトル方向となる。
図中、11はヘッドモジュール3のためのメンテナンスエリアであり、ここにはヘッドモジュール3のノズル面の乾燥を防ぐためのキャップ動作、ノズル面に付着したインクや汚れを払拭するためのワイプ動作、ノズルから強制的にインクを吸引するサッキング動作、ノズル面を洗浄液で洗浄するクリーニング動作等、ヘッドモジュールの射出精度を保証するための各種メンテナンス装置が装備されている。これらメンテナンス装置は公知のものを使用することができるため、詳細については省略する。
ヘッドモジュール3は、装置基台2上の端部近傍において副走査方向に沿って平行に架設されたガントリ12に、スライダ13及びθ回転機構14を介して取り付けられており、スライダ13がガントリ12に沿ってスライド移動することによりX方向に沿って往復移動し、スライダ13がY方向に沿ってスライド移動することによりY方向に沿って往復移動し、また、θ回転機構14によって、X、Y方向と直交する法線方向であるZ方向に沿う方向を軸としてθ方向に回転移動することができるようなっている。なお、このZ方向は本発明にいう第1及び第2の基準ベクトルの法線方向と平行なベクトル方向となる。
図2において、W1はヘッドモジュール3のX方向に沿う移動可能範囲、W2はヘッドモジュール2のY方向に沿う移動可能範囲をそれぞれ示している。
図3はヘッドモジュール3をノズル面側から見た図である。このヘッドモジュール3は、各々がインクジェット方式によるインク滴下処理を行うことができる複数のヘッド301により構成され、そのヘッド301のノズル面が下面を向き、その下方に配置される基材支持ステージ4の上面と対向可能となるように配置されている。
各ヘッド301は、副走査方向に沿って配列された多数のノズル302を有しており、ヘッド固定具303に開口形成された取付け枠部304にそれぞれ取り付けられ、隣接するヘッド301、301間のノズル302のピッチが同一ピッチとなるように千鳥状に配列されることで一つの長尺状のヘッドモジュール3を構成している。各取付け枠部304にはヘッド301との間にヘッド位置微調整機構305が設けられており、駆動することによってヘッド固定具303に対する各ヘッド301の副走査方向に沿った位置を微調整し、各ヘッド301間の相対的な位置を調整することができるようになっている。ヘッド位置微調整機構305は、例えば電圧を印加することによって機械的な伸縮運動を行う圧電素子や、モータ駆動によって回転して伸縮動作するネジ機構等によって構成することができる。
基材支持ステージ4は、副走査方向に沿って延びるX移動機構7上に、θ回転機構5を介して設けられた平面視矩形状の定盤であり、その上面はヘッドモジュール3からのインク滴下処理によって描画を行う対象である基材を載置するための水平な載置面4aとされ、該載置面4aがヘッドモジュール3のノズル面に対して所定の高さ位置となるように配設されている。この基材支持ステージ4は、θ回転機構5と共にX移動機構7に沿ってスライド移動することによって副走査方向(第2の基準ベクトル方向)に沿って直線移動し、このX移動機構7が、それぞれY方向に沿って延びるY移動機構6、6に沿ってスライド移動することによって、θ回転機構5と共に主走査方向(第1の基準ベクトル方向)に沿って直線移動し、更に、θ回転機構5によって、Z方向に沿う方向を軸としてθ方向に回転移動することができるようなっている。
基材支持ステージ4のX方向、Y方向及びθ方向の各位置は、X移動機構7、Y移動機構6、6及びθ移動機構5にそれぞれ設けられた不図示のエンコーダによって高精度に検出される。
第1のカメラ8と第2のカメラ9は、主に、本実施形態において基材のアライメントを検出するためのアライメント用カメラとして機能するCCD等からなるカメラであり、装置基台2上にY方向に沿って平行に架設されたガントリ15に、互いに予め決められた所定の間隔をおいて、レンズ面が下方向となるように固定状に取り付けられている。これら第1及び第2のカメラ8、9のレンズ面の高さ位置は、基材支持ステージ4の載置面4aに載置された基材の上面よりも高い位置となるように配置されており、基材支持ステージ4がX移動機構7によってガントリ15側に移動してきた時に、近接する第1のカメラ8及び/又は第2のカメラ9によって載置面4a上(基材上)の所定範囲を撮影することができるようになっている。
一般に、基材支持ステージ4のXY方向の移動範囲には限りがあり、基材支持ステージ4上(基材上)の所定範囲をカメラの視野内に送り込めないため、カメラによる撮影範囲が狭くなってしまい、1台のカメラで基材支持ステージ4上の広い範囲をカバーできないという欠点があるが、本実施形態では、カメラの台数を増やすことでこの欠点を補っている。従って、本発明においてアライメント用カメラは、これら第1及び第2のカメラ8、9のように少なくとも2台がY方向に沿って所定間隔をおいて設けられることが好ましい。このとき、別の問題として、複数のカメラ相互の位置関係が定まっていないと、カメラによって撮影された画像の正確な位置を検出できなくなるが、本発明では、これを各カメラ相互の位置関係を定義づけることによって解決している。この点については後述する。
ガントリ15は、装置基台2上におけるメンテナンスエリアとは反対側のY移動機構6の側方であって、ヘッドモジュール3のX方向の移動到達可能範囲W1よりも外側に位置している。ヘッドモジュール3のX方向の移動到達可能範囲W1は、このガントリ15に取り付けられた第1及び第2のカメラ8、9の手前までとされており、ヘッドモジュール3がこのガントリ15側に移動してきても、第1及び第2のカメラ8、9と干渉し合うことはなく、描画動作等に支障は生じない。
第3のカメラ10は、主に、本実施形態においてヘッドモジュール3の各ノズル302から射出されて基材上に着弾したインクを確認するための着弾確認用カメラとして機能するCCD等からなるカメラであり、装置基台2上にX方向に沿って平行に架設されたガントリ16に、レンズ面が下方向となるように予め決められた所定の位置に固定状に取り付けられている。この第3のカメラ10のレンズ面の高さ位置も、基材支持ステージ4の載置面4aに載置された基材の上面よりも高い位置となるように配置されており、基材支持ステージ4がY移動機構6、6によってガントリ16側に移動してきた時に、載置面4a上(基材上)の所定範囲を撮影することができるようになっている。
ガントリ16は、装置基台2上におけるヘッドモジュール3が取り付けられたガントリ12が設けられた端部とは反対側の端部近傍に、ヘッドモジュール3のY方向の移動到達可能範囲W2よりも外側に位置している。ヘッドモジュール3のY方向の移動到達可能範囲W2は、このガントリ16に取り付けられた第3のカメラ10の手前までとされており、ヘッドモジュール3がこのガントリ16側に移動してきても、第3のカメラ10と干渉し合うことはなく、描画動作等に支障は生じない。
図4は基材支持ステージ4の平面図である。同時に基材支持ステージ4の上方に位置しているヘッドモジュール3を点線で示している。
200は基材支持ステージ4の載置面4a上に載置された基材であり、Lxは基材200のX方向に沿う長さ、Lyは基材200のY方向に沿う長さ、Hはヘッドモジュール3に設置されている全ヘッド301のノズル302の両端、すなわち、ヘッドモジュール3内の副走査方向の最端部に位置する2つのヘッド301、301の端部側の各ノズル302、302の2点間の幅(ヘッドモジュール3による記録幅)である。
基材支持ステージ4において、第1及び第2のカメラ8、9が取り付けられたガントリ15側の側端部4bには、第3のカメラ10が取り付けられたガントリ16側の側端部4cの近傍の隅部とY方向に沿うほぼ中央位置とに、それぞれリファレンスマーカm1、m2が設けられていると共に、ガントリ16側の側端部4cにもリファレンスマーカm3が設けられている。
これらリファレンスマーカm1〜m3は、第1、第2及び第3のカメラ8、9、10の相互の位置関係を定義づけるために利用されるものであり、画像認識が容易な例えば平面視正方形状に形成されている。
なお、本実施形態では、リファレンスマーカm1は、第1のカメラ8の位置を規定するために設置されており、第1のカメラ8では撮影可能であるが、第2のカメラ9、第3のカメラ10では撮影できない位置とされている。また、リファレンスマーカm2は、第1のカメラ8、第2のカメラ9では撮影可能であるが、第3のカメラ10では撮影できない位置とされている。更に、リファレンスマーカm3は、第1のカメラ8、第3のカメラ10では撮影可能であるが、第2のカメラ9では撮影できない位置とされている。
ここで、第1、第2及び第3のカメラ8、9、10の視野と、これら第1、第2及び第3のカメラ8、9、10による基材支持ステージ4に対する撮影可能範囲との関係について説明する。
図5(a)は、第1、第2及び第3のカメラ8、9、10の各々の視野と基材支持ステージ4の移動可能範囲との関係の説明図である。小さな矩形状の領域で示されるCAM1は第1のカメラ8の視野、CAM2は第2のカメラ9の視野、CAM3は第3のカメラ10の視野をそれぞれ示しており、各視野CAM1、CAM2、CAM3の配置関係は第1、第2及び第3のカメラ8、9、10の配置関係と一致している。
また、十字で示す線は基材支持ステージ4のXY方向の移動経路を示しており、線の長さは移動可能範囲を示している。
かかる説明図に基づいて図5(b)により基材支持ステージ4と第1、第2及び第3のカメラ8、9、10の撮影可能範囲との関係について説明する。
図中、一点鎖線で示される大きな矩形状の領域A1は第1のカメラ8による基材支持ステージ4を当該カメラ8の視野CAM1内へ動かして撮影することができる撮影可能範囲、二点鎖線で示される大きな矩形状の領域A2は第2のカメラ9による基材支持ステージ4を当該カメラ9の視野CAM2内へ動かして撮影することができる撮影可能範囲、破線で示される大きな矩形状の領域A3は第3のカメラ10による基材支持ステージ4を当該カメラ10の視野CAM3内へ動かして撮影することができる撮影可能範囲である。
なお、実際のインクジェット描画装置1は、固定状の第1、第2及び第3のカメラ8、9、10に対して基材支持ステージ4が移動することによって撮影を行うが、図5(b)では説明の便宜のため、基材支持ステージ4から見た第1、第2及び第3のカメラ8、9、10の視野CAM1、CAM2、CAM3と、各カメラ8、9、10による撮影可能範囲を示している。従って、図5(b)は基材支持ステージ4を固定状とし、該基材支持ステージ4に対して相対的に第1、第2及び第3のカメラ8、9、10を各カメラ8、9、10間の位置関係を維持したまま移動させた状態を示している。
このように、例えば第1のカメラ8のように1台のカメラのみによって基材支持ステージ4上を撮影できる範囲は限られるが、第2のカメラ9及び第3のカメラ10によって撮影できる範囲を合わせると、基材支持ステージ4上の大部分の範囲を撮影可能とすることができることがわかる。従って、第1、第2及び第3のカメラ8、9、10の相互の位置関係の定義づけを行うことにより、これらを1台のカメラによる撮影可能範囲とみなすことができ、後述する基材200のアライメントや着弾位置の確認時の座標を高精度に検出することができる。
図6は、本発明に係るインクジェット描画装置の内部の概略構成を示すブロック図である。
100は全体を制御する演算部であり、ステージコントローラ101、画像処理部102、ヘッド位置微調整機構ドライバ103、吐出制御部104をそれぞれ制御する。
ステージコントローラ101は、演算部100からの制御信号に基づいてステージドライバ105〜108の駆動を制御し、スライダ13をX方向に移動させるためのX軸モータ109、スライダ13をY方向に移動させるためのY軸モータ110、ヘッドモジュール3をθ方向に回転移動させるためのθ移動機構14を駆動させるθ軸モータ111、ヘッドモジュール3をZ方向に沿って昇降移動させるためのZ軸モータ112をそれぞれ駆動させる。なお、Z軸モータ112によって駆動するヘッドモジュール3の昇降機構は、メンテナンスエリア内においてヘッドモジュール3のメンテナンスを行う際に利用される。
また、ステージコントローラ101は、演算部100からの制御信号に基づいてステージドライバ113〜115の駆動を制御し、基材支持ステージ4をX方向に移動させるためのX軸モータ116、Y方向に移動させるためのY軸モータ117、θ方向に回転移動させるためのθ軸モータ118をそれぞれ駆動させる。
画像処理部102は、演算部100からの制御信号に基づいてカメラコントローラ119の駆動を制御し、第1、第2及び第3のカメラ8、9、10の撮像動作及び撮像された画像の処理を行う。
ヘッド位置微調整機構ドライバ103は、演算部100からの制御信号に基づいてヘッドモジュール3の各ヘッド301に設けられたヘッド位置微調整機構305の駆動を制御し、各ヘッド301の取付け位置の微調整を行う。
吐出制御部104は、演算部100からの制御信号に基づいてヘッドモジュール3の各ヘッド301の駆動を制御し、各ノズルから所定の描画データに基づくインク滴下処理を行う。
次に、かかるインクジェット描画装置において、装置基台2上に固定状に配設されている第1、第2及び第3のカメラ8、9、10の相互の位置関係を定義づけるための処理フローについて、図7、図8に基づいて説明する。この処理フローは、例えば図6における演算部100内の所定の記憶領域又は不図示の記憶手段に予め記憶された所定のプログラムに従って演算部100の制御によって実行される。
まず、カメラ位置確認ループが開始され(S1)、この中でリファレンスマーカ確認ループが開始される(S2)。
リファレンスマーカ確認ループでは、最初に、基材支持ステージ4に設けられた複数のリファレンスマーカm1〜m3のうちのいずれか1つ(ここではリファレンスマーカm1とする。)が、これを撮影可能に配置されているカメラ(ここでは第1のカメラ8とする。)で撮影可能位置にあるか否かを確認し(S3)、撮影可能である場合(Yの場合)、リファレンスマーカm1が第1のカメラ8の設置位置の近傍まで来るように基材支持ステージ4を移動させる(S4)。第1のカメラ8の位置及びリファレンスマーカm1の位置は予め決まっているため、基材支持ステージ4の移動をエンコーダによって検出することにより、リファレンスマーカm1が第1のカメラ8の視野CAM1近傍まで来たかどうかを知ることができる。
基材支持ステージ4の移動の後、第1のカメラ8によって撮影された画像に基づいてリファレンスマーカm1のサーチ(画像認識)を開始し(S5)、リファレンスマーカm1の位置が取得できたかどうかを判断し(S6)、取得できない場合(Nの場合)は、オペレータの指示で基材支持ステージ4を移動させ、リファレンスマーカm1が第1のカメラ8の視野CAM1内まで来るようにする(S7)。
ここで、リファレンスマーカm1の位置を取得するための画像認識動作は、リファレンスマーカm1が第1のカメラ8の視野CAM1内の予め決められた所定の位置に来るように基材支持ステージ4を移動させることにより行う。
この様子を図9に示す。この所定の位置としては、第1のカメラ8の視野CAM1内の中心(第1のカメラ8の光軸上)とすることが、画像認識による位置取得を容易にできる点で好ましい。リファレンスマーカm1が第1のカメラ8の視野CAM1内の中心に来たかどうかは、第1のカメラ8の撮影画像を画像認識することによって判別できる。
このため、上記ステップS4〜S7の処理では、このようにリファレンスマーカm1が第1のカメラ8の視野CAM1内の中心に位置するように、基材支持ステージ4を移動させ、撮影画像を画像認識することによってリファレンスマーカm1の位置取得を行う(図9(a))。
画像認識によってリファレンスマーカm1の位置が取得できた場合(Yの場合)、そのときの第1のカメラ8とリファレンスマーカm1との関係(カメラ・マーカ関係)を記憶する(S8)。第1のカメラ8とリファレンスマーカm1との関係とは、リファレンスマーカm1が第1のカメラ8によって撮影できたときのエンコーダによって検出される基材支持ステージ4のX、Y方向の位置座標(X1m1,Y1m1)である。この位置座標は、第1のカメラ8によるリファレンスマーカm1の位置取得時の位置座標として、演算部100又は不図示の記憶手段に記憶される。
リファレンスマーカの確認処理は、撮影可能なリファレンスマーカ全てについて行われる。第1のカメラ8では、リファレンスマーカm1〜m3の全てを撮影可能であるため、以上の第1のカメラ8によるリファレンスマーカの確認処理は、全てのリファレンスマーカm1〜m3についても同様に行われ、リファレンスマーカの数分(ここでは3つ分)だけ繰り返される。すなわち、引き続き、同様にしてリファレンスマーカm2の位置座標の記憶、リファレンスマーカm3の位置座標の記憶が順次行われる(S9)。
図9(b)は第1のカメラ8によってリファレンスマーカm2の確認及び位置取得を行う様子を示しており、これにより基材支持ステージ4のX、Y方向の位置座標(X1m2,Y1m2)が取得され、記憶される。また、図9(c)は第1のカメラ8によってリファレンスマーカm3の確認及び位置取得を行う様子を示しており、これにより基材支持ステージ4のX、Y方向の位置座標(X1m3,Y1m3)が取得され、記憶される。
リファレンスマーカの確認処理は、全てのカメラについて行われる。従って、以上の通り第1のカメラ8によって全てのリファレンスマーカm1〜m3の位置座標が記憶されたら、引き続き、第2のカメラ9、第3のカメラ10によっても、それによって撮影可能なリファレンスマーカの位置座標が記憶される(S10)。
図10(a)〜(c)は、第2のカメラ9によるリファレンスマーカの確認及び位置座標取得の様子を示している。
図5(b)に示したように、リファレンスマーカm1、m3は、第2のカメラ9による撮影可能範囲A2の外であるため、基材支持ステージ4の移動範囲外となり、それらの位置を第2のカメラ9によって取得することはできない(図10(a)、(c))。
しかし、リファレンスマーカm2は、第2のカメラ9による撮影可能範囲A2内であるため、その位置を第2のカメラ9によって取得することができ、その位置座標(X2m2,Y2m2)が取得され、記憶される(図10(b))。
図11(a)〜(c)は、第3のカメラ10によるリファレンスマーカの確認及び位置座標取得の様子を示している。
図5(b)に示したように、リファレンスマーカm1、m2は、第3のカメラ10による撮影可能範囲A3の外であるため、基材支持ステージ4の移動範囲外となり、それらの位置を第3のカメラ10によって取得することはできない(図11(a)、(b))。
しかし、リファレンスマーカm3は、第3のカメラ10による撮影可能範囲A3内であるため、その位置を第3のカメラ10によって取得することができ、上述と同様にしてその位置座標(X3m3,Y3m3)が取得され、記憶される(図11(c))。
以上の処理によって、第1、第2及び第3のカメラ8、9、10とそれらによって撮影可能なリファレンスマーカm1〜m3との間の位置関係が取得され、続いて、この関係に基づいてカメラ位置関係構築ループが開始され(S11)、この中でカメラ位置確認ループが開始される(S12)。以上のように、リファレンスマーカm2は、第1のカメラ8と第2のカメラ9によって共に撮影可能であるため、これによって第1のカメラ8と第2のカメラ9との間が関連付けられる。また、リファレンスマーカm3は、第1のカメラ8と第3のカメラ10によって共に撮影可能であるため、これによって第1のカメラ8と第3のカメラ10との間が関連付けられる。その結果、第1のカメラ8によって第2のカメラ9と第3のカメラ10との間も関連付けることができ、すべてのカメラ8、9、10が関連付けられることになる。
カメラ位置確認ループでは、上記ステップS8において記憶されたカメラ・マーカ関係の位置座標を呼び出し(S13)、まずリファレンスマーカm1が第1のカメラ8で撮影できたかどうか(位置座標が記憶されているかどうか)が判断される(S14)。
撮影できている場合(Yの場合)、続いて基準カメラとの座標の差を記憶する(S15)。ここで、基準カメラとは、第1、第2及び第3のカメラ8、9、10の相互の位置関係を定義づける際の基準となるカメラのことであり、第1、第2及び第3のカメラ8、9、10のうちのいずれか1つのカメラである。特に制限はないが、本実施形態では第1のカメラ8を基準カメラとする。従って、上記ステップS15における第1のカメラ8の基準カメラとの座標の差は0となり、演算部100又は不図示の記憶手段に記憶される。
以上、ステップS12〜S15のカメラ位置確認処理は、全てのカメラについて行われる。従って、引き続き、同様にして第2のカメラ9による基準カメラとの座標の差の記憶、第3のカメラ10による基準カメラとの座標の差の記憶が順次行われる(S16)。
なお、リファレンスマーカm1は、第1のカメラ8によってのみ撮影されるため、第2のカメラ9及び第3のカメラ10と基準カメラとのそれぞれの座標の差は、リファレンスマーカm2、m3によって取得された位置座標によって行われる。
すなわち、第2のカメラ9と基準カメラ(第1のカメラ8)との座標の差(ΔX2,ΔY2)は、リファレンスマーカm2によって取得された位置座標によって、(ΔX2,ΔY2)=(X2m2−X1m2,Y2m2−Y1m2)となり、同じく第3のカメラ10と基準カメラ(第1のカメラ8)との座標の差(ΔX3,ΔY3)は、リファレンスマーカm3によって取得された位置座標によって、(ΔX3,ΔY3)=(X3m3−X1m3,Y3m3−Y1m3)となり、それぞれ記憶される(S17)。これにより、全てのカメラについてカメラ・基準カメラ関係が構築される。
このようにしてカメラ・基準カメラ関係が構築されたら、次いで、得られた座標の差に基づいて、各カメラの座標を基準カメラの座標系に変換する処理を開始する(S18〜S20)。
ここでは第1のカメラ8を基準カメラとしているため、まず、第1のカメラ8については、その基準位置を規定するため、リファレンスマーカm1を撮影し、そのときの位置座標(X1m1,Y1m1)を取得し、第2のカメラ9の座標は(X1m1+ΔX2,Y1m1+ΔY2)によって取得され、第3のカメラ10の座標は(X1m1+ΔX3,Y1m1+ΔY3)によって取得される。
これにより、第1のカメラ8を基準とした第2及び第3のカメラ9、10の位置座標が決定され、第1、第2及び第3のカメラ8、9、10の相互の位置関係が定義付けられることになる。従って、装置基台2上に固定設置された複数のカメラを使用しても、カメラ相互の位置関係が明確となるため、例えば第2のカメラ9で撮影された画像の位置でも、基準カメラである第1のカメラ8における座標で検出することができるようになり、基材200のアライメント検出、着弾位置の確認が正確に行えるようになる。
かかる複数のカメラ相互の位置関係の定義づけは、インクジェット描画装置1の製造段階(工場出荷時等)で予め行っておくようにしてもよいし、インクジェット描画装置1を稼働設置した後に、演算部100等の制御によって予め決められた所定期間毎に自動的に行うようにしてもよい。また、オペレータ等の外部からの指示によって適宜のタイミングで行うようにしてもよい。
次に、かかるインクジェット描画装置において、基材200を基材支持ステージ4上に設置する際の処理フローについて、図12に示すフローチャートに基づいて説明する。この処理フローは、例えば図6における演算部100内の所定の記憶領域又は不図示の記憶手段に予め記憶された所定のプログラムに従って演算部100の制御によって実行される。
まず、基材200を基材支持ステージ4の載置面4a上に載置した後(S100)、基材マーカ確認ループが開始される(S101)。
ここで、基材200の平面図を図13に示す。矩形状をした基材200の表面(描画面)の隣接する2つの隅部には、それぞれ小さなアライメントマーカ201、202が形成されている。ここでは十字型をしているが形状は特に問わない。基材200は、基材支持ステージ4の載置面4a上に、2つのアライメントマーカ201と202を結ぶ直線のベクトル方向が主走査方向であるY方向にほぼ沿うように、且つ、アライメントマーカ201、202が形成されている側縁200aが、第1、第2のカメラ8、9が設けられているガントリ15側に配置されるように、オペレータ又は適宜の輸送手段により載置される。
基材200が載置されたら、アライメント用カメラである第1、第2のカメラ8、9によって基材200が画像確認できるかどうかを判断し(S102)、確認できた場合(Yesの場合)、アライメントマーカ201、202のうちの一方(ここではアライメントマーカ201をサーチするものとする。)の位置が、主走査方向に平行なガントリ15に設けられたいずれかのカメラ、すなわち第1又は第2のカメラ8、9の近傍まで来るように基材支持ステージ4を移動させ(S103)、その第1又は第2のカメラ8、9でアライメントマーカ201をサーチする(S104)。
一方、上記ステップS102で確認できない場合(Noの場合)、アライメントマーカ201の位置が、副走査方向に平行なガントリ16に設けられたいずれかのカメラ、すなわち本実施形態では第3のカメラ10の近傍まで来るように基材支持ステージ4を移動させ(S105)、その第3のカメラ10でアライメントマーカ201をサーチする(S106)。
その結果、いずれかのカメラ8、9又は10によって基材200上のアライメントマーカ201が画像確認できたら、そのマーカ位置を基準カメラである第1のカメラ8による座標系として取得する(S107)。
取得できない場合(Noの場合)、オペレータ指示で基材支持ステージ4を移動させ、基材200上のアライメントマーカ201の座標をいずれかのカメラ8、9又は10によって画像確認し、基準カメラである第1のカメラ8による座標系として取得する(S108)。
例えば、第2のカメラ9で撮影したアライメントマーカ201の座標PCAM2(X2p,Y2p)を基準カメラの座標PCAM1(X1p,Y1p)へ座標変換すると、P(X2p,Y2p)=(X1p−ΔX2,Y1p−ΔY2)となる。
このようにして取得されたアライメントマーカ201の位置座標は、演算部100又は不図示の記憶手段に記憶される(S109)。
以上のステップS102〜S109の処理は、他のアライメントマーカ202についても同様にして行われる(S110)。
ここで、基材200が基材支持ステージ4上に適正な位置に載置されているとすると、アライメントマーカ201と202のX方向の座標は同一となって、基材支持ステージ4をY方向に沿って真っ直ぐに移動させた場合、アライメントマーカ201と202とは同一の軌跡上(主走査方向の方向ベクトル)を移動することになるはずである。これは基材200の移動の理想値であり、これを補正後マーカ予定位置ということにする。この補正後マーカ予定位置の位置座標は、演算部100又は不図示の記憶手段に予め記憶されている。
次に、上記ステップS109で記憶された各アライメントマーカ201、202の位置座標と、予め記憶されている補正後マーカ予定位置の位置座標とを比較し、主走査方向、副走査方向の残差(ずれ角度)を測定する。アライメントマーカ201、202の間の距離が短い場合、画像処理時のカメラ(CCD)に乗るノイズ等の影響によって、計測位置に誤差が生じ、基材支持ステージ4のθ方向の回転角を演算する際の三角関数の計算誤差が大きくなってしまうおそれがあるが、本発明によれば、主走査方向に沿って複数のカメラ(第1及び第2のカメラ8、9)を用いてアライメントマーカ201、202を画像確認できるため、アライメントマーカ201、202間の距離を長く取ることができ、誤差の発生を極力抑えることができる。
このようにして測定された残差の値は、演算部100又は不図示の記憶手段に記憶される(S111)。
次いで、得られた残差の値に基づいて、主走査方向の残差を最小とする基材支持ステージ4のθ回転量及びXY移動量を算出する。算出されたθ回転量、XY移動量は、演算部100又は不図示の記憶手段に一旦記憶され(S112)、引き続いて、この記憶されたθ回転量、XY移動量に基づいてステージドライバ113〜115を駆動させ、基材支持ステージ4のθ方向及びXY方向の位置を補正する(S113)。これによって基材支持ステージ4の載置面4a上に載置された基材200は、基材支持ステージ4を主走査方向に沿って移動させた場合、各アライメントマーカ201、202が主走査方向に沿って同一の軌跡上を移動することができるようになる。
この後、所定の描画データに基づいてヘッドモジュール3からインク滴下処理を行い、基材支持ステージ4をXY方向に移動させながら基材200上に所定のパターンを描画する(S114)。基材支持ステージ4は、基材200の各アライメントマーカ201、202が主走査方向の方向ベクトルと一致するように位置が補正されているため、主走査方向の直線描画安定性に優れ、高精度な描画を行うことができる。
なお、ここで、主走査方向に平行なガントリ15に設けられた第1及び第2のカメラ8、9の各撮影可能範囲A1、A2の合成撮像範囲(A1+A2)が、主走査方向に沿う合成撮像範囲の長さをCy(図5(b)参照)、副走査方向に沿う基材200の長さをLx(図4参照)、リファレンスマーカm1〜m3の測定の保証精度をI、目標とする位置ずれの公差精度をMとした場合、少なくとも、Cy>2I(1/tan(2arcsin(M/2Lx)))の範囲を撮影可能となるように第1及び第2のカメラ8、9を設置すれば、目標とする位置決めの公差精度が保たれる。
すなわち、図14に示すように、基材200上のアライメントマーカ201、202を撮影した位置(測定点)が実際のアライメントマーカ201、202の位置(実位置)に対して保証精度(測定誤差)Iだけずれている場合、ワーストケースとしてその倍の2Iずれることを想定すると、点a1〜点a3によって形成される直角三角形の角θは、tanθ=2I/Cyで表される。一方、上記Iだけずれた場合に基材Pの副走査方向の端縁の位置ずれは、点a3〜点a5によって形成される点a3を頂点とする二等辺三角形となる。従って、公差精度Mは、M=2Lxsin(θ/2)で表される。よって、Cyは、Cy=2I/tan(2arcsin(M/2Lx))で表すことができる。
ここで、一般にLxは数十〜数百mmのオーダーであり、Mは数μmもしくは数nmのオーダーであるから、この計算を近似して、Cy>2I・Lx/Mよりも広い範囲を撮影可能となるように第1及び第2のカメラ8、9を設置することが好ましい。但し、上記式において、常にM≧Iであり、Cy>Ly>Lxを満たす。
なお、保証精度Iとは、第1及び第2のカメラ8、9の光学系の計測時の誤差で決まる精度であり、光学誤差、画像処理時の誤差、アライメントマーカ201、202の加工誤差等を含む。また、公差精度Mとは、許容できる位置ずれの目標値であり、適宜に決められる。また、Lyは主走査方向に沿う基材200の長さである(図4参照)。
この範囲よりも広い範囲が撮影可能となるように第1及び第2のカメラ8、9を設置することで、基材200上に設けられるアライメントマーカ201、202の位置が変わっても、基材支持ステージ4のθ補正を行った時に、基材200の位置決めの精度を目標とする精度M内に収めることができる。このように第1及び第2のカメラ8、9を設置することで、基材200の位置合わせの基準として補正するための基材支持ステージ4のθ回転機構5によるθ回転量を、2つのアライメントマーカ201、202の主走査方向の座標が一致するという条件で計算することが可能になり、直線描画安定に優れたものとなる。従って、例えば基材支持ステージ4がXY方向に直交していないような場合でも、主走査方向の描画の安定性は保証でき、副走査方向は射出タイミングの調整で容易に修正可能であることから、スキュー歪みの補正も容易に可能となる。
これにより、アライメントマーカ間の距離を長くとってもアライメントマーカの撮影が可能となり、また直進安定性も増して描画の精度を向上させることができる。
次に、かかるインクジェット描画装置1において、ヘッドモジュール3から滴下されたインクの着弾位置を補正する際の処理フローについて、図15に示すフローチャートに基づいて説明する。この処理フローは、例えば図6における演算部100内の所定の記憶領域又は不図示の記憶手段に予め記憶された所定のプログラムに従って演算部100の制御によって実行される。
着弾位置の補正をする際使用する基材には着弾位置確認用のテスト基材が用いられ、このテスト基材を基材支持ステージ4の載置面4a上に設置し(S200)、ヘッドモジュール3の全てのヘッド301の各ノズルからインク滴下することによってテスト基材上にテスト画像を描画した後(S201)、ヘッド位置確認ループを開始し(S202)、この中で、ノズル位置確認ループを開始する(S203)。
まず、いずれか1つのヘッド301の各ノズルから滴下されたインク滴による着弾について、テスト基材上に着弾した着弾位置(着弾予定位置)が、副走査方向(X方向)に沿って設けられたガントリ16に取り付けられたいずれかのカメラ、すなわち本実施形態では第3のカメラ10の近傍位置となるように、基材支持ステージ4を移動させ(S204)、第3のカメラ10によってテスト基材上の着弾をサーチする(S205)。
着弾は、第3のカメラ10によって撮影された画像を画像認識することにより、所定のノズル配列パターンとなる着弾パターンを確認することによって有無を確認することができる。従って、着弾の有無の確認によって着弾位置の取得を行い(S206)、取得できない場合(Noの場合)、オペレータの指示により目視で基材支持ステージ4をXY方向に移動させ、上記同様に着弾をサーチする(S207)。
着弾位置を取得できた場合(Yesの場合)、その着弾位置の座標を、既に求められた基準カメラである第1のカメラ8の座標系で演算部100又は不図示の記憶手段に記憶する(S208)。この着弾位置の座標とは、着弾位置確認対象となるヘッド301の各ノズルから滴下された着弾の各ドットの重心位置の座標である。
以上のステップS203〜S208の処理は、そのヘッド301のノズル数分繰り返し行われ、同様にして各々のノズルについて着弾位置座標が求められる(S209)。
また、着弾位置の確認は、ヘッドモジュール3の全てのヘッド301について行われる。従って、以上のステップ203〜S209の処理は、ヘッドモジュール3の全てのヘッド301について繰り返し行われる(S210)。
ヘッドモジュール3の全てのヘッド301について上記の通りにして着弾位置を確認し終えたら、上記ステップ208において記憶された着弾位置の座標に基づいて、着弾全体、すなわちヘッドモジュール3の傾き(Z軸回りの傾き)を推定し、補正が必要な場合のヘッドモジュール3のθ回転量を計算する。計算されたθ回転量の値は、演算部100又は不図示の記憶手段に記憶される(S211)。
次いで、同様に上記ステップ208において記憶された着弾位置の座標に基づいて、ヘッドモジュール3の各ヘッド301の位置、すなわち各ヘッド301相互のずれの有無を推定し、インク滴の射出タイミング及び/又は各ヘッド301の取り付け位置を調整するためのヘッド位置微調整機構305の調整量を計算する。計算された調整量の値は、演算部100又は不図示の記憶手段に記憶される(S212)。
その後、上記ステップ211で記憶されたθ回転量に基づいて、ステージドライバ107を駆動させてθ回転機構14を動作させ、ヘッドモジュール3のθ方向の位置調整を行い(S213)、更に、上記ステップS212で記憶された射出タイミング及び/又はヘッド微調整量に基づいて、吐出制御部104及び/又はヘッド位置微調整機構305を調整することで、着弾位置を補正する(S214)。
ここで、副走査方向に平行なガントリ16に設けられた第3のカメラ10の撮影可能範囲A3において、副走査方向に沿う撮影範囲の長さをCx(図5(b)参照)、ヘットモジュール3に設置されている全ヘッド301のノズル302の両端、すなわち、ヘッドモジュール3内の副走査方向の最端部に位置する2つのヘッド301、301の端部側の各ノズル302、302の2点間の幅(ヘッドモジュール3による記録幅)をHとした場合(図4参照)、第3のカメラ10は、Cx>Hの条件を満たすように設置することが好ましい。
着弾の座標管理をする際には、テスト基材を設置して副走査方向に平行なガントリ16に設置された第3のカメラ10で確認可能な位置、すなわち撮影可能範囲A3内となるように着弾確認用の描画を行い、その着弾位置を確認するが、Cx>Hの条件を満足するように第3のカメラ10を設置することによって、ヘッドモジュール3の全てのヘッド301からの着弾を該第3のカメラ10によって確認することが可能となり、この処理によって、着弾位置と基材支持ステージ4の座標系の位置関係が明らかになる。
更に、この着弾位置の確認によって、ヘッドモジュール3に搭載された各ヘッド301間の位置関係も明らかとなるため、着弾位置の確認の結果、例えばいずれかのヘッド301の副走査方向の位置がずれているような場合には、そのヘッド301について副走査方向に沿う位置を適正な位置とするべく、演算部100からヘッド位置微調整機構305に指令を与え、その位置を調整することができる。
また、着弾位置の確認の結果に応じて、演算部100では、吐出制御部104を制御することにより、インク滴下処理時の開始位置を修正し、適正な位置に着弾するように調整することができる。
本発明に係るインクジェット描画装置1は、以上の処理によって、基材200のθ補正及び着弾の座標管理が可能となり、また、この計測結果から着弾と基材200のオフセットずれも計測可能であるので、結果として、ヘッドモジュール3と干渉せずに基材200に対して着弾を高精度に位置合わせすることができる。
なお、以上の説明では、アライメント用カメラとして、主走査方向に沿うガントリ15に第1及び第2のカメラ8、9の2台のカメラを設置したが、このカメラの台数は3つ以上でもよく、また、1台だけでもよい。
更に、副走査方向に沿うガントリ16には、着弾位置確認用カメラとして第3のカメラ10を1台だけ設置したが、このガントリ16にも副走査方向に所定の間隔をおいて複数のカメラを設置するようにしてもよい。
1 インクジェット描画装置
2 装置基台
3 ヘッドモジュール
301 ヘッド
302 ノズル
303 ヘッド固定具
304 取付け枠部
305 ヘッド位置微調整機構
4 基材支持ステージ
4a 載置面
4b、4c 側端部
m1〜m3 リファレンスマーカ
5 θ回転機構
6 Y移動機構
7 X移動機構
8 第1のカメラ
CAM1 第1のカメラの視野
9 第2のカメラ
CAM2 第2のカメラの視野
10 第3のカメラ
CAM3 第3のカメラの視野
11 メンテナンスエリア
12 ガントリ
13 スライダ
14 θ回転機構
15 ガントリ
16 ガントリ
200 基材
201、202 アライメントマーカ

Claims (9)

  1. 基材に対してインク滴下処理を行うことによってパターンを形成するための1又は複数のインクジェットヘッドからなるヘッドモジュールと、
    前記ヘッドモジュールを主走査方向又は副走査方向の少なくともいずれかに移動させるヘッドモジュール移動手段と、
    前記ヘッドモジュールよりも下方に前記基材を載置して支持する基材支持ステージと、
    前記基材支持ステージを第1の基準ベクトル方向に直線移動させる第1の直線移動手段、前記基材支持ステージを前記第1の基準ベクトル方向とは独立した第2の基準ベクトル方向に直線移動させる第2の直線移動手段、及び、前記基材支持ステージを前記第1及び第2の基準ベクトルの法線方向と平行なベクトル方向を軸として回転移動させる回転移動手段とを有する基材支持ステージ移動手段と、
    前記基材支持ステージに載置された前記基材の表面を撮像する撮像手段と、を備えたインクジェット描画装置であって、
    前記基材上の複数のアライメントマーカを前記撮像手段によって撮像し、その撮像結果に基づいて前記基材支持ステージ移動手段により前記基材支持ステージを移動させて前記基材のアライメントを調整するアライメント調整手段を有し、
    前記撮像手段は、前記第1の直線移動手段のベクトル方向において、前記ヘッドモジュール移動手段による前記ヘッドモジュールの移動到達可能範囲よりも外側の装置本体に固定配置された少なくとも1台のカメラと、前記第2の直線移動手段のベクトル方向において、前記ヘッドモジュール移動手段による前記ヘッドモジュールの移動到達可能範囲よりも外側の装置本体に固定配置された少なくとも1台のカメラとを有することを特徴とするインクジェット描画装置。
  2. 基材に対してインク滴下処理を行うことによってパターンを形成するための1又は複数のインクジェットヘッドからなるヘッドモジュールと、
    前記ヘッドモジュールを主走査方向又は副走査方向の少なくともいずれかに移動させるヘッドモジュール移動手段と、
    前記ヘッドモジュールよりも下方に前記基材を載置して支持する基材支持ステージと、
    前記基材支持ステージを第1の基準ベクトル方向に直線移動させる第1の直線移動手段、前記基材支持ステージを前記第1の基準ベクトル方向とは独立した第2の基準ベクトル方向に直線移動させる第2の直線移動手段、及び、前記基材支持ステージを前記第1及び第2の基準ベクトルの法線方向と平行なベクトル方向を軸として回転移動させる回転移動手段とを有する基材支持ステージ移動手段と、
    前記基材支持ステージに載置された前記基材の表面を撮像する撮像手段と、を備えたインクジェット描画装置であって、
    前記基材を前記撮像手段によって撮像し、その撮像結果に基づいて前記ヘッドモジュールから前記基材上に滴下されるインク滴の着弾位置を確認する着弾位置確認手段を有し、
    前記撮像手段は、前記第1の直線移動手段のベクトル方向において、前記ヘッドモジュール移動手段による前記ヘッドモジュールの移動到達可能範囲よりも外側の装置本体に固定配置された少なくとも1台のカメラと、前記第2の直線移動手段のベクトル方向において、前記ヘッドモジュール移動手段による前記ヘッドモジュールの移動到達可能範囲よりも外側の装置本体に固定配置された少なくとも1台のカメラとを有することを特徴とするインクジェット描画装置。
  3. 基材に対してインク滴下処理を行うことによってパターンを形成するための1又は複数のインクジェットヘッドからなるヘッドモジュールと、
    前記ヘッドモジュールを主走査方向又は副走査方向の少なくともいずれかに移動させるヘッドモジュール移動手段と、
    前記ヘッドモジュールよりも下方に前記基材を載置して支持する基材支持ステージと、
    前記基材支持ステージを第1の基準ベクトル方向に直線移動させる第1の直線移動手段、前記基材支持ステージを前記第1の基準ベクトル方向とは独立した第2の基準ベクトル方向に直線移動させる第2の直線移動手段、及び、前記基材支持ステージを前記第1及び第2の基準ベクトルの法線方向と平行なベクトル方向を軸として回転移動させる回転移動手段とを有する基材支持ステージ移動手段と、
    前記基材支持ステージに載置された前記基材の表面を撮像する撮像手段と、を備えたインクジェット描画装置であって、
    前記基材上の複数のアライメントマーカを前記撮像手段によって撮像し、その撮像結果に基づいて前記基材支持ステージ移動手段により前記基材支持ステージを移動させて前記基材のアライメントを調整するアライメント調整手段と、
    前記基材を前記撮像手段によって撮像し、その撮像結果に基づいて前記ヘッドモジュールから前記基材上に滴下されるインク滴の着弾位置を確認する着弾位置確認手段とを有し、
    前記撮像手段は、前記第1の直線移動手段のベクトル方向において、前記ヘッドモジュール移動手段による前記ヘッドモジュールの移動到達可能範囲よりも外側の装置本体に固定配置された少なくとも1台のカメラと、前記第2の直線移動手段のベクトル方向において、前記ヘッドモジュール移動手段による前記ヘッドモジュールの移動到達可能範囲よりも外側の装置本体に固定配置された少なくとも1台のカメラとを有することを特徴とするインクジェット描画装置。
  4. 前記第1の直線移動手段のベクトル方向において、前記ヘッドモジュール移動手段による前記ヘッドモジュールの移動到達可能範囲よりも外側の装置本体に固定配置された少なくとも1台のカメラは、前記基材上に滴下されるインク滴の着弾位置を確認するための着弾位置確認用カメラであり、
    前記第2の直線移動手段のベクトル方向において、前記ヘッドモジュール移動手段による前記ヘッドモジュールの移動到達可能範囲よりも外側の装置本体に固定配置された少なくとも1台のカメラは、前記基材のアライメントを調整するためのアライメント用カメラであることを特徴とする請求項3記載のインクジェット描画装置。
  5. 前記アライメント用カメラの撮影可能範囲は、主走査方向に沿う撮影可能範囲の長さをCy、副走査方向の前記基材の長さをLx、主走査方向の前記基材の長さをLy、前記アライメントマーカの測定の保証精度をI、目標とする位置ずれの公差精度をMとしたとき、
    Cy>2I・Lx/M
    (但し、常にM≧Iであり、Cy>Ly>Lxである。)
    を満たすように設定されることを特徴とする請求項4記載のインクジェット描画装置。
  6. 前記着弾位置確認用カメラの撮影可能範囲は、副走査方向の撮影可能範囲の長さをCx、前記ヘッドモジュールの副走査方向の両端の2点のノズル間の幅をHとしたとき、
    Cx>H
    を満たすように設定されることを特徴とする請求項4又は5記載のインクジェット描画装置。
  7. 前記基材支持ステージは、カメラ基準位置を計測するための複数のリファレンスマーカを有しており、
    前記撮像手段は、前記複数のリファレンスマーカのうちの少なくとも一つを共通に撮影可能に前記各カメラが配置されていることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載のインクジェット描画装置。
  8. 前記撮像手段によって前記リファレンスマーカを撮影した結果の位置座標に基づいて、前記撮像手段の各カメラ間の座標を関連付ける演算手段を有することを特徴とする請求項7記載のインクジェット描画装置。
  9. 前記演算手段は、前記撮像手段によって得られた撮像画像を演算して、各カメラのうちのいずれか1台を基準カメラとして、該基準カメラの座標系に他のカメラの座標を補正することを特徴とする請求項8記載のインクジェット描画装置。
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