JP2005028847A - 記録装置におけるアライメント機構を有する装置 - Google Patents

記録装置におけるアライメント機構を有する装置 Download PDF

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孝陽 青▲柳▼
Katsumi Munenaka
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Abstract

【課題】ステージ移動の回数を減らすことで、アライメント時間を短縮するとともに、ステージ精度によって生じるアライメント誤差を低減させる。
【解決手段】第1アライメントマークと、第1アライメントマークが設けられた面と同一面をなす面と第2撮像手段の光軸の交点と、によって第1図形が形成され、第2アライメントマークと、第2アライメントマークが設けられた面と同一面をなす面と第1撮像手段の光軸の交点とによって第2図形が形成され、かつこれら第1図形及び第2図形が点対称の位置に配置し得ることを特徴とする記録装置とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、液滴を吐出して被記録部材に記録を行なうインクジェット記録装置におけるアライメント機構およびアライメント方法を有し、基材へ液体を吐出し付着させる装置に関するものである。
被記録部材に記録を行なう1つの方法として、ヘッドに設けられたノズルから液滴を吐出させて記録を行なうインクジェット方式がある。この方式を採用したものでは、カラー画像を紙に印刷するためのプリンタが最も良く知られている。しかしながら、インクジェット方式は、微小な液滴を所定の場所に着弾させることができるという利点から、プリンタだけでなく、カラーフィルタ製造装置・DNAチップ製造装置等の製造装置にも適用されている。図1にDNAチップ製造装置の一例を示す。
定盤40上には高精度に位置決め可能なY軸ステージ34およびガイドレール35a・35bが平行に固定されている。Y軸ステージ34およびガイドレール35a・35bの可動部分には高精度に位置決め可能なX軸ステージ33が精度良く取り付けられている。X軸ステージ33の可動部分には基板θステージ32が固定されており、さらに基板θステージ32上面にはチャック31が固定されている。チャック31は図示しないポンプとチューブでつながれており、ポンプが空気を吸引することで、被記録部材であるガラス基板20はチャック31に吸着される。これにより、チャック31およびガラス基板20はXY方向に高精度に位置決め可能で、かつ、Z軸まわりの角度(θ方向)の補正も可能な構成となる。また、X軸ステージ33の可動部分にはヘッドアライメントカメラ1が取り付けられている。よって、ヘッドアライメントカメラ1の撮像位置は、チャック31のXY平面内の動きに追従してくるが、チャック31の回転の動きには影響されない。
定盤40上に支柱42a・42bが固定されており、支柱42a・42bにはそれぞれブリッジ41a・41bが固定されている。ブリッジ41aと41bはステー3で固定されており、支柱42a・42bとブリッジ41a・41bの構造物の強度を保っている。このステー3には基板アライメントカメラ2が取り付けられている。さらに、ブリッジ41aと41bの間にはヘッドθステージ30が固定されており、ヘッドθステージ30にはヘッド10が固定されている。これにより、ヘッド10はθ方向の角度補正が可能な構成となる。
DNAチップ製造装置のように、ガラス基板20への描画精度が必要とされる場合、装置の組み立て誤差やヘッド10およびガラス基板20を固定する位置・傾きの誤差による描画精度の低下を防ぐことを目的としてアライメントを行なう。アライメントの方法について、図5を用いて説明する。図5はヘッド10・ガラス基板20・ヘッドアライメントカメラ1・基板アライメントカメラ2の相対関係を示す図である。ヘッド10の下面にはヘッドアライメントマーク11a・11bが設けられている。また、ガラス基板20の表面には基板アライメントマーク21a・21bが設けられている。
まず、ヘッドアライメントカメラ1をヘッドアライメントマーク11aの下に移動させ、ヘッドアライメントマーク11aの位置を読み込む。同様に、ヘッドアライメントマーク11bの下にヘッドアライメントカメラ1を移動させ、ヘッドアライメントマーク11bの位置を読み込む。ヘッドアライメントマーク11a・11bの位置からヘッド10の傾きを算出し、その角度だけヘッド10を補正する。再度、補正後にヘッドアライメントマーク11a・11bの位置を読み込み、補正後のヘッド10の傾き・位置を記憶しておく。次に、基板アライメントカメラ2の下に基板アライメントマーク21aを移動させ、基板アライメントマーク21aの位置を読み込む。同様に、基板アライメントマーク21bを基板アライメントカメラ2の下に移動させて、基板アライメントマーク21bの位置を読み込む。基板アライメントマーク21a・21bの位置からガラス基板20の傾きを算出し、その角度だけガラス基板20を補正する。再度、補正後に基板アライメントマーク21a・21bの位置を読み込み、ガラス基板20の傾き・位置を記憶しておく。補正後の、ヘッド10・ガラス基板20の位置から、両者の相対関係を把握し、描画開始位置を決定する。
また、これまでカラーフィルタ製造装置等のアライメント方法として、様々な提案がなされており、ステージ移動が少なくてすむアライメント方法がある。アライメント精度を高くするために、特許文献1記載の方法では、液滴の着弾位置と参照マークの位置を比較することにより、ステージ補正を行なっている。特許文献2記載の方法では、ガラス基板の替わりとなるブランクに液滴を吐出し、それを基板アライメントカメラで撮影した時の吐出データと、ガラス基板のアライメントマークの位置から、チャックの位置・ヘッドの角度・ガラス基板の角度を補正している。特許文献3に記載されている提案では、ガラス基板の描画領域外に配置された位置合わせ部を基板アライメントカメラで検出することで、インクノズルと描画するべき開口部との位置決めを行なっている。
特表平09−511585号公報 特開2001−286812号公報 特許第02597626号明細書
しかしながら、図5のようなアライメント方法では次のような問題が生じる場合があった。ヘッドアライメントカメラ・基板アライメントカメラが、それぞれヘッドアライメントマーク・基板アライメントマーク読み込みに行くために何回もステージを移動することが必要なため、一般的にステージ移動をする度にその位置決め誤差が積算され、アライメント精度が低下してしまう。また、ステージの移動回数が多いので、それだけアライメントに要する時間が必要となる場合があった。
また、特許文献1及び2の提案では次のような問題が生じる場合があった。ガラス基板に記録を行なう時の描画精度に係る最も大きな要因は、ヘッド自体の吐出性能であり、一般的に1回毎の吐出でも描画位置にバラツキが生じてしまう。よって、チャックの高精度位置決めが実現できるとしても、描画されたドットを基準にしては、チャックの位置やヘッドの回転を補正する際にヘッドの吐出性能による誤差が上積みされ、理想値からのズレが補正前よりも大きくなってしまう可能性がある。
また、特許文献3の提案では、次のような問題が生じる場合があった。カラーフィルタ製造装置とは異なり、DNAチップ製造装置では一般的にガラス基板に描画を行なうための液滴の種類や描画パターンは様々な組み合わせが考えられ、その度にヘッドを交換する必要がある。よって、ヘッドを交換すれば、その度に固定位置に誤差が生じてしまうため、一般的にガラス基板のアライメントだけでなく、ヘッドのアライメントも必要である。ここでのアライメントとは、ガラス基板およびヘッドの角度補正と、ガラス基板とヘッドの相対的な位置合わせがある。ガラス基板およびヘッドの角度補正において、それによって生じる描画位置の誤差を最小限にするためには、ガラス基板の描画される方向とヘッドのノズル列を一致させるのではなく、ガラス基板の描画される方向、および、ヘッドのノズル列をステージの走査方向に一致させる必要がある。
本発明の目的は、以上のような問題点に鑑み、アライメントによる誤差を低減させるとともに、アライメントに要する時間を短縮したアライメント機構を提供することにある。
本出願に係る発明は、液体を吐出する複数の吐出口が開口する吐出口面を有するヘッドと、前記吐出された液体が付着する基材を載置固定し得る固定面を有する固定手段と、該固定手段を搭載し、該固定面を前記吐出口面と所定の位置関係で対向させて配置し、かつ該固定面の少なくとも面方向での移動を可能とするステージと、前記吐出口面の面方向での回転を可能とし、該吐出口面の前記固定面に対する位置を調整して補正するための第1補正手段と、前記固定面の面方向での回転を可能とし、該固定面の前記吐出口面に対する位置を調整して補正するための第2補正手段と、前記ヘッドの前記固定面に対向配置される面を撮像するための第1撮像手段と、前記固定手段の前記ヘッドの吐出口面と対向配置される面を撮像するための第2撮像手段と、を有する装置であって、
前記ヘッドは、該ヘッドの吐出口面と同一面をなす面の前記第1撮像手段により撮像可能な位置に2以上の第1アライメントマークを有し、かつ前記固定手段または該固定手段の固定面に固定された基材は、該固定面または該基材への液体の付着面と同一面をなす面の前記第2撮像手段により撮像可能な位置に2以上の第2アライメントマークを有し、
前記第1アライメントマークと、該第1アライメントマークが設けられた面と同一面をなす面と前記第2撮像手段の光軸の交点と、によって第1図形が形成され、前記第2アライメントマークと、該第2アライメントマークが設けられた面と同一面をなす面と前記第1撮像手段の光軸の交点とによって第2図形が形成され、かつこれら第1図形及び第2図形が点対称の位置に配置し得ることを特徴とする装置に関する。
更に、本発明は前記装置において前記液体が記録用液体であり、かつ前記基材が被記録材であることが好ましい。
記録用液体を吐出する複数の吐出口が開口する吐出口面を有するヘッドと、被記録部材を載置固定し得る固定面を有する固定手段と、該固定手段を搭載し、該固定面を前記吐出口面と所定の位置関係で対向させて配置し、かつ該固定面の少なくとも面方向での移動を可能とするステージと、前記吐出口面の面方向での回転を可能とし、該吐出口面の前記固定面に対する位置を調整して補正するための第1補正手段と、前記固定面の面方向での回転を可能とし、該固定面の前記吐出口面に対する位置を調整して補正するための第2補正手段と、前記ヘッドの前記固定面に対向配置される面を撮像するための第1撮像手段と、前記固定手段の前記ヘッドの吐出口面と対向配置される面を撮像するための第2撮像手段と、を有する記録装置であって、
前記ヘッドは、該ヘッドの吐出口面と同一面をなす面の前記第1撮像手段により撮像可能な位置に2以上の第1アライメントマークを有し、かつ前記固定手段または該固定手段の固定面に固定された被記録部材は、該固定面または該被記録部材の記録面と同一面をなす面の前記第2撮像手段により撮像可能な位置に2以上の第2アライメントマークを有し、
前記第1アライメントマークと、該第1アライメントマークが設けられた面と同一面をなす面と前記第2撮像手段の光軸の交点と、によって第1図形が形成され、前記第2アライメントマークと、該第2アライメントマークが設けられた面と同一面をなす面と前記第1撮像手段の光軸の交点とによって第2図形が形成され、かつこれら第1図形及び第2図形が点対称の位置に配置し得ることを特徴とする記録装置に関する。
更に、更に、本発明は前記装置において本発明は前記基被記録部材が平板形状からなり、平面状の記録面を有することが好ましい。
更に、更に、本発明は前記装置において本発明は前記吐出口面が複数の吐出口が並列配置された平面からなり、該吐出口面と前記平面状の記録面とが平行に配置されることが好ましい。。
本発明によれば、ヘッドアライメントカメラでヘッドアライメントマークを撮像するステージ位置で、同時に基板アライメントで基板アライメントマークを撮像することが可能なため、ステージ移動の回数を減らすことで、アライメント時間を短縮するとともに、ステージ精度によって生じるアライメント誤差を低減させることができる。
本発明の記録装置は、ヘッドと固定手段とステージと第1補正手段と第2補正手段と第1撮像手段と第2撮像手段とを有する記録装置であって、
前記ヘッドは、該ヘッドの吐出口面と同一面をなす面の前記第1撮像手段により撮像可能な位置に2以上の第1アライメントマークを有し、かつ前記固定手段または該固定手段の固定面に固定された被記録部基材材は、該固定面または基材へ該被記録部材の液体の付着記録面と同一面をなす面の前記第2撮像手段により撮像可能な位置に2以上のアライメントマークを有し、前記第1アライメントマークと、該第1アライメントマークが設けられた面と同一面をなす面と前記第2撮像手段の光軸の交点と、によって第1図形が形成され、前記第2アライメントマークと、該第2アライメントマークが設けられた面と同一面をなす面と前記第1撮像手段の光軸の交点とによって第2図形が形成され、かつこれら第1図形及び第2図形が点対称の位置に配置し得ることを特徴とする。
ヘッド側の第1アライメントマークは、ヘッドの有する吐出口面と同一面をなす面に各吐出口と所定の位置関係で設けられている。これにより第1アライメントマークを基準として吐出口の記録装置内での配置位置の特定が可能となる。この第1アライメントマークが設けられる面は吐出口面の一部に設けてもよいし、吐出口面以外に新たな面として、吐出口面と同一面をなすように設けてもよい。また、固定手段側の第2アライメントマークは、固定手段の有する基被記録部材の固定面と同一面をなす固定手段の有する面の固定面と所定の位置関係で、あるいは固定面に固定された基被記録部材への液体の付着の記録面と同一面をなす基被記録部材の有する面の液体の付着記録面と所定の位置関係で設けられる。これにより、第2アライメントマークを基準として、固定面または液体の付着記録面の記録装置内の配置位置を特定できる。第2アライメントマークについても、固定面と第2アライメントマークが設けられた面、あるいは液体の付着記録面と第2アライメントマークが設けられた面とが連続した同一平面を形成してもよいし、これらが分離されて設けられていてもよい。なお、より簡易な構成とする上では、第2アライメントメークは固定面または液体の付着記録面と同一平面を形成する面に設けられていることが好ましい。
本発明のアライメント機構は、第1撮像手段で第1アライメントマークの1つを撮像するステージ位置で、同時に第2撮像手段で第2アライメントマークの1つを撮像することが可能であり、ステージ移動の回数を減らすことで、アライメント時間を短縮するとともに、ステージ精度によって生じるアライメント誤差を低減させることができる。
本発明のアライメント機構は例えば、DNAチップ製造装置、カラーフィルター製造装置及びインクジェット記録装置などに使用することができる。
以下、図面に基づいて本発明の実施例を説明する。本体装置の構成は従来例と同一であるので、従来例の説明で用いた図1も本発明の実施例を説明する図として詳細は省略する。図2は本発明におけるアライメント機構の詳細を示す斜視図であり、図3は本発明におけるアライメント機構の詳細を示す平面図である。アライメント機構の構成も従来例と同一であるため、従来例と同一符号を付してその説明は省略する。ただし、アライメント機構の構成要素の配置に特徴がある。これについて、図3をもとに説明する。
ヘッド10下面に設けられたヘッドアライメントマーク(第1アライメントマーク)11aと11bはX方向にx1だけ離れている。図中では、ヘッドアライメントマーク11a・11bを「○」で示す。また、ヘッドアライメントマーク11bからY方向にy1だけ離れた位置を基板アライメントカメラ(第2撮像手段)2の中心は捕らえている。ヘッドアライメントマーク11aと11bを結ぶ直線は、ヘッドアライメントマーク11bと基板アライメントカメラ2を結ぶ直線と直交している。ガラス基板20(固定手段)の上面に設けられた基板アライメントマーク(第2アライメントマーク)21aと21bはX方向にx2だけ離れている。図中では、基板アライメントマーク21a・21bを「+」で示す。また、基板アライメントマーク21aからY方向にy2だけ離れた位置をヘッドアライメントカメラ(第1撮像手段)1の中心は捕らえている。基板アライメントマーク21aと21bを結ぶ直線は、基板アライメントマーク21aとヘッドアライメントカメラ1を結ぶ直線と直交している。さらに、ヘッドアライメントマーク11a・11b間の距離x1と基板アライメントマーク21a・21b間の距離x2は等しく、ヘッドアライメントマーク11b・基板アライメントカメラ2間の距離y1と基板アライメントマーク11a・ヘッドアライメントカメラ1間の距離y2は等しい。この結果、ヘッドアライメントマーク11aと、ヘッドアライメントマーク11aが設けられた面と基板アライメントカメラ2の光軸との交点とにより第1図形が形成される。また、基板アライメントマーク21aと、基板アライメントマーク21aが設けられた面とヘッドアライメントカメラ1の光軸の交点とにより第2図形が形成される。また、第1図形と第2図形は点対称となる。なお、ヘッドはステージに対向する面に複数の吐出口が配置された吐出口面を有する。
最初に、上記位置関係となるように、ヘッドアライメントカメラ1・基板アライメントカメラ2の水平方向の位置を調整する必要がある。これは基準となるヘッド10・ガラス基板20を用意して行なう。しかし、基準となるヘッド10・ガラス基板20も、装置上に固定しただけでは位置・傾きに誤差があるため、個別にアライメントを行なう必要がある。これは、従来例で説明した方法で傾きの補正を行なえばよい。従来例でのアライメントを行なった後に、ヘッドアライメントカメラ1の画像の中心にヘッドアライメントマーク11aが来るようにX軸ステージ33・Y軸ステージ34を移動させる。この時、基板アライメントカメラ2の画像の中心に基板アライメントマーク21bが来るように図示しないカメラ位置調整手段で基板アライメントカメラ2の水平方向の位置を調整し、固定する。次に、ヘッドアライメントカメラ1の画像の中心にヘッドアライメントマーク11bが来るようにX軸ステージ33・Y軸ステージ34を移動させる。これで調整は終了のため、固定した基板アライメントカメラ2の水平方向位置は、今後移動させることはない。
次に、ヘッドアライメントカメラ1・基板アライメントカメラ2の観察位置の基準を設ける必要がある。これは、ヘッドアライメントカメラ1・基板アライメントカメラ2の光軸が一致する位置にすれば良い。ここで、光軸は同方向に伸びており、ステージの固定面に直交する方向である。具体的には、ヘッドアライメントカメラ1と基板アライメントカメラ2との間に、ガラスに十字マークを設けた調整部材を挿入する。そして、ヘッドアライメントカメラ1と基板アライメントカメラ2とで調整部材の見え方が同じになるように、ヘッドアライメントカメラ1の位置をX軸ステージ33・Y軸ステージ34の移動で調整する。そして、ヘッドアライメントカメラ1と基板アライメントカメラ2とで調整部材の見え方が同じになった時のステージ位置を基準とする。この時のステージ位置を(X0,Y0)とする。
ヘッド10・ガラス基板20が装置上に新たに固定された場合、ヘッド10・ガラス基板20は位置・傾きに誤差をもっている。ヘッド10には図示しない位置決めのための穴があり、これを装置上の図示しない位置決めピンに嵌めこんで仮の位置決めを行なう。この場合、ヘッドの位置決め穴・ピンの位置精度、位置決め穴とピンの隙間等が、ヘッド10の位置・傾きの誤差要因となる。同様に、チャック31の図示しない突き当て部にガラス基板20の端面を突き当てて、ガラス基板20の仮の位置決めを行なう。よって、突き当て部の位置精度やガラス基板20の端面の加工精度等が、ガラス基板20の位置・傾きの誤差要因となる。これらの位置精度・加工精度を積み上げれば、ヘッドアライメントマーク11a・11bおよび基板アライメントマーク21a・21bが理想位置からどれだけずれる可能性があるのかが分かる。ヘッドアライメントマーク11a・11bおよび基板アライメントマーク21a・21bが理想位置から最大にずれた場合でも、ヘッドアライメントカメラ1および基板アライメントカメラ2が、それぞれヘッドアライメントマーク11a・11bおよび基板アライメントマーク21a・21bを捕らえることができるように、ヘッドアライメントカメラ1・基板アライメントカメラ2の視野は広くなっている。
新たなヘッド10・ガラス基板20で描画を開始する場合のアライメント方法について、図4をもとに説明する。ヘッド10・ガラス基板20の傾きは説明のため、誇張して図示している。図4(a)に、基板アライメントカメラ2が基板アライメントマーク21bを捕らえる位置にX軸ステージ33・Y軸ステージ34を移動させた状態を示す。基板アライメントカメラ2の視野内に基板アライメントマーク21bを捕らえるようにするには、理想位置にある基板アライメントマーク21bを基板アライメントカメラ2が画像の中心で捕らえるようにX軸ステージ33・Y軸ステージ34を移動させるだけでよい。この時、ヘッドアライメントカメラ1の視野内にヘッドアライメントマーク11aも存在している。つまり、新たなヘッド10・ガラス基板20を装置上に固定し、アライメントを行なう際、ヘッドアライメントマーク11a・基板アライメントマーク21bを取り込むためのステージ位置は毎回同じとなる。ここで、基板アライメントマーク21bおよびヘッドアライメントマーク11aの画像を取り込み、マークの位置を記憶しておく。
次に、X軸ステージ33のみを駆動させて、ヘッドアライメントカメラ1がヘッドアライメントマーク11bを、基板アライメントカメラ2が基板アライメントマーク21aを捕らえるようにする。この状態を図4(b)に示す。この時も、基板ヘッドアライメントマーク11b・アライメントマーク21aが理想位置にあると仮定し、X軸ステージ33を駆動させるだけで、ヘッドアライメントカメラ1・基板アライメントカメラ2の視野内にそれぞれヘッドアライメントマーク11b・アライメントマーク21aが存在する。ここで、基板アライメントマーク21aおよびヘッドアライメントマーク11bの画像を取り込み、マークの位置を記憶しておく。
ここで、記憶したヘッドアライメントマーク11aと11bの画像を比較することで、ヘッド10のヘッドアライメントマーク11aと11bを結んだ直線が、X軸ステージ33の走査方向に対してどれだけ傾いているのかが分かる。この角度だけヘッドθステージ30でヘッド10の角度を補正する。同様に、記憶した基板アライメントマーク21aと21bの画像を比較することで、ガラス基板20の基板アライメントマーク21aと21bを結んだ直線が、X軸ステージ33の走査方向に対してどれだけ傾いているのかが分かる。この角度だけ基板θステージ32でガラス基板20の角度を補正する。
補正後の状態を図4(c)に示す。この時、ヘッド10・ガラス基板20を回転させたため、ヘッド10・ガラス基板20の相対位置関係は不明のままである。よって、再度、ヘッドアライメントマーク11bの位置をヘッドアライメントカメラ1で、基板アライメントマーク21aの位置を基板アライメントカメラ2で取り込む。この時のステージ位置を(Xm , Ym)とする。ただし、ステージ位置(Xm , Ym)は図4(b)の状態から変わっていない。そして、画像内で理想位置からのずれを算出する。ヘッドアライメントカメラ1で捕らえた画像の中で、ヘッドアライメントマーク11bの理想位置からのずれを(xh , yh)とする。また、基板アライメントカメラ2で捕らえた画像の中で、基板アライメントマーク21aの理想位置からのずれを(xg , yg)とする。以上で求めた、ヘッドアライメントマーク11bのずれ量(xh , yh)、基板アライメントマーク21aのずれ量(xg , yg)、現在のステージ位置(Xm , Ym)、先に求めているヘッドアライメントカメラ1・基板アライメントカメラ2の光軸が一致するステージ位置(X0 , Y0)から、基板アライメントマーク21aに対するヘッドアライメントマーク11bの水平面内での位置関係は以下のように表現できる。
( Xm−X0+xh−xg , Ym−Y0+yh−yg
これにより、ヘッド10とガラス基板20の相対位置関係を算出することができた。
図1は本発明の実施例・従来例に係る記録装置の斜視図である。 図2は本発明の実施例に係るアライメント機構の詳細を説明する斜視図である。 図3は本発明の実施例に係るアライメント機構の詳細を説明する平面図である。 図4(a)はX軸ステージ駆動前のアライメント機構の動作を説明する説明図である。図4(b)はX軸ステージ駆動後のアライメント機構の動作を説明する説明図である。図4(c)は補正後のアライメント機構の動作を説明する説明図である。 図5は従来例のアライメント機構の詳細を説明する斜視図である。
符号の説明
1 ヘッドアライメントカメラ
2 基板アライメントカメラ
3 ステー
10 ヘッド
11a,11b ヘッドアライメントマーク
20 ガラス基板
21a,21b 基板アライメントマーク
30 ヘッドθステージ
31 チャック
32 基板θステージ
33 X軸ステージ
34 Y軸ステージ
35a,35b ガイドレール
40 定盤
41a,41b ブリッジ
42a,42b 支柱

Claims (4)

  1. 液体を吐出する複数の吐出口が開口する吐出口面を有するヘッドと、前記吐出された液体が付着する基材を載置固定し得る固定面を有する固定手段と、該固定手段を搭載し、該固定面を前記吐出口面と所定の位置関係で対向させて配置し、かつ該固定面の少なくとも面方向での移動を可能とするステージと、前記吐出口面の面方向での回転を可能とし、該吐出口面の前記固定面に対する位置を調整して補正するための第1補正手段と、前記固定面の面方向での回転を可能とし、該固定面の前記吐出口面に対する位置を調整して補正するための第2補正手段と、前記ヘッドの前記固定面に対向配置される面を撮像するための第1撮像手段と、前記固定手段の前記ヘッドの吐出口面と対向配置される面を撮像するための第2撮像手段と、を有する装置であって、
    前記ヘッドは、該ヘッドの吐出口面と同一面をなす面の前記第1撮像手段により撮像可能な位置に2以上の第1アライメントマークを有し、かつ前記固定手段または該固定手段の固定面に固定された基材は、該固定面または該基材への液体の付着面と同一面をなす面の前記第2撮像手段により撮像可能な位置に2以上の第2アライメントマークを有し、
    前記第1アライメントマークと、該第1アライメントマークが設けられた面と同一面をなす面と前記第2撮像手段の光軸の交点と、によって第1図形が形成され、前記第2アライメントマークと、該第2アライメントマークが設けられた面と同一面をなす面と前記第1撮像手段の光軸の交点とによって第2図形が形成され、かつこれら第1図形及び第2図形が点対称の位置に配置し得ることを特徴とする装置。
  2. 請求項1記載の装置において、前記液体が記録用液体であり、かつ前記基材が被記録部材であることを特徴とする装置。
  3. 前記基材が平板形状からなり、平面状の面を有する請求項1又は2に記載の装置。
  4. 前記吐出口面が複数の吐出口が並列配置された平面からなり、該吐出口面と前記平面状の面とが平行に配置される請求項1〜3の何れかに記載の装置。
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