JP5555452B2 - 半導体装置及びその製造方法並びにデータ処理システム - Google Patents

半導体装置及びその製造方法並びにデータ処理システム Download PDF

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Description

本発明は、半導体装置及びその製造方法並びにデータ処理システムに関し、特に縦型トランジスタを用いる半導体装置及びその製造方法並びにデータ処理システムに関する。
半導体装置、特にメモリデバイスのチップサイズは、低コストの観点から年々縮小されている。これに応じ、DRAM(Dynamic Random Access Memory)では、セルトランジスタ用として4F構造を有する縦型トランジスタの採用が進められている。周辺回路のトランジスタ用としては、セルトランジスタほど縮小化の要請がないことから、従来のプレーナー型トランジスタが引き続き採用されているが、セルと周辺回路とでトランジスタの構造が異なると工程数が大幅に増大してしまうことから、最近では、周辺回路のトランジスタにも4F構造を有する縦型トランジスタの採用することが検討されている(特許文献1参照)。
周辺回路に設置される縦型トランジスタでは、特許文献1に記載されているように、近接する2本のシリコンピラーが用いられる。一方のシリコンピラーはチャネルとして用いられるもので、上部及び下部それぞれに不純物拡散層が設けられ、側面はゲート絶縁膜を介してゲート電極に覆われている。他方のシリコンピラーは、ゲート電極の長さを横方向に延長するためのダミーシリコンピラーであり、延長された部分を利用してゲートコンタクトプラグが設けられる。
上部の不純物拡散層(以下、上部拡散層と称する。)とゲートコンタクトプラグの形成について、簡単に説明する。初めに、シリコンピラー及びゲート電極の形成後、シリコンピラー形成用のハードマスクを残したまま基板全面に層間絶縁膜を堆積し、CMP(Chemical Mechanical Polishing)により表面を平坦化する。次に、チャネル用のシリコンピラー上方の位置に、リソグラフィー法により層間絶縁膜の開口部を設け、チャネル用のシリコンピラーの上部に位置するハードマスクのみを露出させる。そして、露出したハードマスクを熱燐酸により除去し、その内部に上部拡散層を形成する。その後、さらに層間絶縁膜を堆積し、ダミーシリコンピラーとゲート電極の境界付近の位置にコンタクトホールを設け、内部に導電体を埋め込むことでゲートコンタクトプラグを形成する。ゲートコンタクトプラグとダミーシリコンピラーの絶縁は、ダミーシリコンピラーの上部に残るハードマスクによって確保される。
特開2008−288391号公報
ところで、チップサイズが小さくなると、1つの縦型トランジスタを構成する2本のシリコンピラー間の距離も小さくならざるを得ない。そうすると、リソグラフィー法を用いて層間絶縁膜に開口部を設ける際の位置合わせが困難になり、結果としてダミーシリコンピラーの上部に位置するハードマスクも除去されてしまい、ダミーシリコンピラーとゲートコンタクトプラグとがショートしてしまう場合がある。
本発明の一側面による半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板の主面に対して垂直に設けられたシリコンピラーと、前記シリコンピラーの側面の一部分を覆うゲート絶縁膜と、前記シリコンピラーの側面の残りの部分を覆う絶縁体ピラーと、前記ゲート絶縁膜及び絶縁体ピラーを介して前記シリコンピラーを覆うゲート電極と、前記シリコンピラー、前記ゲート絶縁膜、前記絶縁体ピラー、及び前記ゲート電極の上方に設けられた層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜に設けられたコンタクトホールに埋め込まれ、前記ゲート電極及び前記絶縁体ピラーに接するゲートコンタクトプラグとを備え、前記絶縁体ピラーの横方向の膜厚は、前記ゲート絶縁膜の横方向の膜厚に比べて厚いことを特徴とする。
本発明の他の一側面による半導体装置は、半導体基板と、前記半導体基板の主面に対して垂直に設けられたシリコンピラーと、前記シリコンピラーの側面を覆う絶縁膜と、前記絶縁膜を介して前記シリコンピラーを覆うゲート電極と、前記シリコンピラー、前記絶縁膜、及び前記ゲート電極の上方に設けられた層間絶縁膜と、前記層間絶縁膜に設けられたコンタクトホールに埋め込まれ、前記ゲート電極及び前記絶縁膜に接するゲートコンタクトプラグとを備え、前記絶縁膜は、前記ゲートコンタクトプラグに接する部分の横方向の膜厚が、他の部分の横方向の膜厚に比べて厚いことを特徴とする。
本発明による半導体装置の製造方法は、シリコン基板の主面の一部をエッチングし、溝を形成する工程と、前記溝内に絶縁膜を堆積する工程と、前記シリコン基板と前記絶縁膜との境界を跨るマスク膜を用いて前記シリコン基板の主面をエッチングすることにより、シリコンピラーと絶縁体ピラーからなる複合ピラーを形成する工程と、前記シリコンピラーの側面にゲート絶縁膜を形成する工程と、前記シリコン基板の主面に導電材料を成膜し、これをエッチバックすることによりゲート電極を形成する工程と、前記複合ピラー及び前記ゲート電極の側面を覆う第1の層間絶縁膜を成膜する工程と、前記マスク膜を除去することにより前記複合ピラーの上面を露出させる工程と、前記マスク膜の除去により形成されたスルーホール内にシリコンを選択的エピタキシャル成長させる工程と、前記第1の層間絶縁膜及び前記複合ピラーを覆う第2の層間絶縁膜を成膜する工程と、前記第2の層間絶縁膜にコンタクトホールを形成する工程と、前記コンタクトホール内に前記シリコンピラーと電気的に接続されたコンタクトプラグを形成する工程とを備えることを特徴とする。
本発明によるデータ処理システムは、上記半導体装置と、データプロセッサと、ROMと、ストレージデバイスと、I/Oデバイスとを備え、これらがシステムバスにより相互に接続されていることを特徴とする。
本発明によれば、ダミーシリコンピラーとゲートコンタクトプラグとがショートしてしまうことを防止できる。
本発明の実施の形態による半導体装置の構造を示す図であり、(a)は略断面図、(b)は略平面図である。(a)は(b)のA−A’線断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図である。(a)は図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図、(b)は略平面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図である。(a)は図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図、(b)は略平面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本実施の形態による半導体装置の製造方法を説明するための工程図であり、図1(b)のA−A’線断面に対応する略断面図である。 本発明の実施の形態の変形例による半導体装置の構造を示す図であり、(a)は略断面図、(b)は略平面図である。(a)は(b)のB−B’線断面図である。 本発明の実施の形態の変形例による半導体装置の構造を示す図であり、(a)は略断面図、(b)は略平面図である。(a)は(b)のC−C’線断面図である。 本発明の実施の形態の変形例による半導体装置の構造を示す略平面図である。 本発明の実施の形態によるデータ処理システムの構成を示すブロック図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の好ましい実施の形態について詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の形態による半導体装置10の構造を示す図であり、(a)は略断面図、(b)は略平面図である。図1(a)は、図1(b)のA−A’線断面図となっている。
図1(a)及び(b)に示すように、本実施の形態による半導体装置10は、シリコン基板11の主面に形成されたSTI(Shallow Trench Isolation)12と、STI12に囲まれた領域(活性領域)内に形成されたシリコンピラー14とを備えている。
シリコンピラー14は四角柱であり、その4つの側面のうち図面右側の側面を除く3つの側面はゲート絶縁膜15Aで覆われ、図面右側の側面は、ダミーピラー(絶縁体ピラー)15Bで覆われている。ゲート絶縁膜15Aは、シリコンピラー14の側面を熱酸化することで形成された熱酸化膜である。一方、ダミーピラー15Bは、シリコンピラー14に隣接する位置に、CVD(Chemical Vapor Deposition)法によりシリコン酸化膜を堆積させることで形成された気相成長膜である。ダミーピラー15Bの横方向の膜厚Tは、ゲート絶縁膜15Aの横方向の膜厚Tに比べて厚くなっている。
ゲート絶縁膜15A及びダミーピラー15Bの外周を取り囲むようにして、ポリシリコン膜からなるゲート電極16が形成されている。ゲート電極16は、ゲート絶縁膜15A及びダミーピラー15Bを挟んでシリコンピラー14の側面に対向している。
STI12の上部には、シリコンピラー14及びダミーピラー15Bを形成する際にマスクとして用いた基板保護膜(シリコン酸化膜)18及びキャップ絶縁膜(シリコン窒化膜)19が、除去されずに残っている。シリコンピラー14及びダミーピラー15Bの上部では基板保護膜18及びキャップ絶縁膜19は除去されており、代わりに第1の拡散層20が形成されている。第1の拡散層20の基になるシリコン膜は選択的エピタキシャル成長によってシリコンピラー14上に形成されたものであることから、第1の拡散層20はシリコンピラー14の上のみに形成され、ダミーピラー15B上には形成されていない。
シリコンピラー14の下部には第2の拡散層23が形成されている。第2の拡散層23は、シリコンピラー14の真下の領域ではなく、シリコンピラー14が形成されていないシリコン基板11の平坦領域に形成されている。
半導体装置10はさらに、シリコン基板11の主面を覆うシリコン酸化膜からなる層間絶縁膜30を備えている。層間絶縁膜30の膜厚は、上記した第1の拡散層20やキャップ絶縁膜19の高さを超える膜厚に設定されている。
層間絶縁膜30には、3本のスルーホール導体DC1(第1の拡散層コンタクトプラグ),DC2(第2の拡散層コンタクトプラグ),GC(ゲートコンタクトプラグ)が形成されている。第1の拡散層コンタクトプラグDC1の下部は第1の拡散層20の上面に、第2の拡散層コンタクトプラグDC2の下部は第2の拡散層23に、ゲートコンタクトプラグGCの下部はゲート電極16の上面に、それぞれ接している。なお、ゲートコンタクトプラグGCは、ゲート電極16の上面のうち、ダミーピラー15Bの周縁に位置する部分の一部(ダミーピラー15Bを挟んでシリコンピラー14と反対側の一部分)に接している。各コンタクトプラグDC1,DC2,GCの各上部は、層間絶縁膜30上に形成された配線パターン60〜62にそれぞれ接続されている。
以上のような構造を有する半導体装置10では、シリコンピラー14がトランジスタのチャネルとなる。第1の拡散層20はソース及びドレインの一方として機能し、第2の拡散層23はソース及びドレインの他方として機能する。トランジスタのソース/ドレイン/ゲートは、各コンタクトプラグDC1,DC2,GCによって配線パターン60〜62に引き出される。
トランジスタのオンオフ制御は、ゲートコンタクトプラグGCを通じてゲート電極16に与える電界により行う。チャネルは、第1の拡散層20と第2の拡散層23との間に位置するシリコンピラー14内に形成される。
以上説明した半導体装置10の構造によれば、ゲートコンタクトプラグGCとシリコンピラーとがショートしてしまうことを防止できる。つまり、ダミーピラー15Bは絶縁膜で構成されているので、仮にゲートコンタクトプラグGCとダミーピラー15Bとが接触したとしても、シリコンピラーとのショートは発生しない。
また、ダミーピラー15Bが絶縁膜で構成されていることから、ダミーピラー上のキャップ絶縁膜19が除去されてしまっても、ゲートコンタクトプラグGCとシリコンピラーとのショートが発生することはない。したがって、シリコンピラー14上のキャップ絶縁膜19を除去するリソグラフィー工程を行う際、ダミーピラー上のキャップ絶縁膜19を残すようにするための精細な位置合わせを行わなくてよくなっている。
さらに、ダミーピラー15Bとシリコンピラー14とが密着しているため、応力低減目的などでゲート電極16の横方向の膜厚を変更する際に、併せてダミーピラー15Bとシリコンピラー14との間隔を調整する必要がなくなっている。すなわち、ダミーピラー15Bとシリコンピラー14との間に隙間がある場合、応力低減目的などでゲート電極16の横方向の膜厚を変更するとしたらダミーピラー15Bとシリコンピラー14との間の間隔も調整しなくてはならなくなるが、半導体装置10ではダミーピラー15Bとシリコンピラー14の間隔がそもそもゼロであることから、そこにはゲート電極16が入り込む余地がなく、したがって、ゲート電極16の横方向の膜厚を変更しても、そのこととは関わりなくダミーピラー15Bとシリコンピラー14の間隔をゼロに維持することが可能となっている。逆に言えば、ゲート電極16の横方向の膜厚を柔軟に変更することが可能になっている。
また、ダミーピラー15Bとシリコンピラー14の間隔がそもそもゼロであることから、間隔のバラつきが生じない。これにより、配線パターン60〜62とコンタクトプラグDC1,DC2,GCとの位置ずれが防止されている。
また、ダミーピラー15Bが絶縁膜で構成されていることから、ゲート電極16と半導体基板11との間の浮遊容量が小さくなるという効果も奏される。
次に、本実施の形態による半導体装置10の製造方法について詳細に説明する。
図2〜図25は、本実施の形態による半導体装置10の製造方法を説明するための工程図である。図2、図3、図4(a)、図5、図6、図7(a)、及び図8〜図25の各図は、図1(b)のA−A’線断面に対応する半導体装置10の断面を示している。図4(b)及び図7(b)は、半導体装置10の略平面図である。
半導体装置10の製造では、まずシリコン基板11を用意し、このシリコン基板11上にSTI12を形成することにより、STI12に囲まれた活性領域13を形成する(図2)。なお、実際のシリコン基板11には多数の活性領域が形成されるが、図面では1つの活性領域のみを示している。特に限定されるものではないが、本実施の形態の活性領域13は矩形状を有している。
STI12の形成では、シリコン基板11の主面に約220nmの深さを有する溝をドライエッチングにより形成し、溝の内壁を含む基板全面に薄いシリコン酸化膜を約1000℃の熱酸化により形成した後、溝の内部を含む基板全面に400〜500nmの厚みを有するシリコン酸化膜をCVD(Chemical Vapor Deposition)法によって堆積させる。その後、シリコン基板11上の不要なシリコン酸化膜をCMPにより除去して、シリコン酸化膜を溝の内部にのみ残すことにより、STI12が形成される。
次に、活性領域13内にシリコンピラー14を形成する。シリコンピラー14の形成では、まずシリコン基板11の全面にシリコン酸化膜からなる基板保護膜40を形成し、その上にさらに、シリコン窒化膜からなる絶縁膜41を形成する(図3)。特に限定されるものではないが、基板保護膜40及び絶縁膜41はCVD法で形成することができ、基板保護膜40の膜厚は約5nm、絶縁膜41の膜厚は約120nmであることが好ましい。なお、以下では、基板保護膜40及び絶縁膜41の積層膜をハードマスクM1と総称する場合がある。
その後、ハードマスクM1をパターニングすることにより、活性領域13の一部の領域にあるハードマスクM1を除去する(図4(a)及び(b))。なお、活性領域13内に不要なシリコンピラーが形成されないよう、STI12を覆うハードマスクM1のエッジは、活性領域13の外周よりもやや外側に位置させることとしてもよい。
さらに、こうしてパターニングされたハードマスクM1を用いて、ドライエッチングにより活性領域13の露出面を掘り下げる(図5)。このエッチング工程により、シリコン基板11の主面に対してほぼ垂直なシリコンピラー50と、溝51とが形成される。
次に、溝51の内部を含む基板11の全面に、厚さ300〜400nmのシリコン酸化膜をCVD法によって堆積させる。その後、シリコン窒化膜をストッパとするCMPにより、ハードマスクM1の上に堆積したシリコン酸化膜を除去して、溝51の内部のみにシリコン酸化膜を残す。さらに、ウェットエッチングを行って絶縁膜41を除去し、シリコンをストッパとするCMPによりシリコン酸化膜を除去して、図6に示すように、シリコンピラー50の上面と、溝51内に形成されたシリコン酸化膜52の上面とが面一となるようにする。
次に、全面にシリコン酸化膜からなる基板保護膜18を形成し、その上にさらに、シリコン窒化膜からなる絶縁膜19を形成する。特に限定されるものではないが、基板保護膜18及び絶縁膜19はCVD法で形成することができ、基板保護膜18の膜厚は約5nm、絶縁膜19の膜厚は約120nmであることが好ましい。なお、以下では、基板保護膜18及び絶縁膜19の積層膜をハードマスクM2と総称する場合がある。
その後、絶縁膜19をパターニングすることにより、活性領域13の一部の領域にある絶縁膜19を除去する(図7(a)及び(b))。このパターニングでは、残された絶縁膜19がシリコン基板11とシリコン酸化膜52との境界を跨るようにする。なお、この場合も、STI12を覆う絶縁膜19のエッジは、活性領域13の外周よりもやや外側に位置させることとしてもよい。
こうしてパターニングされたハードマスクM2を用いて、ドライエッチングにより活性領域13の露出面(シリコンピラー50の露出面とシリコン酸化膜52の露出面)を掘り下げる(図8)。このエッチング工程により活性領域13に溝が形成され、掘り下げられなかった部分により、シリコン基板11の主面に対してほぼ垂直な一辺の側壁を有するシリコンピラー14と、絶縁体からなるダミーピラー15Bとが形成される。以下の説明では、シリコンピラー14とダミーピラー15Bとを複合ピラーPと総称する場合がある。複合ピラーPの上部に残存する絶縁膜19は、キャップ絶縁膜となる。
次に、複合ピラーPの側面にサイドウォール絶縁膜43を形成する(図9)。サイドウォール絶縁膜43は、ハードマスクM2を残したまま基板11の全面を熱酸化膜42により保護した後、シリコン窒化膜を形成し、さらにこのシリコン窒化膜をエッチバックすることより形成する。これにより、活性領域13の外周面(STI12の内周面)と、複合ピラーPの側面とがサイドウォール絶縁膜43に覆われた状態となる。
次に、活性領域13の露出面(つまり活性領域13の底面)にシリコン酸化膜22を熱酸化により形成する(図10)。このとき、複合ピラーPの上面及び側面は、それぞれハードマスクM2及びサイドウォール絶縁膜43によって覆われているので熱酸化されることはない。特に限定されるものではないが、シリコン酸化膜22の膜厚は約30nmであることが好ましい。
次に、複合ピラーPの下部に第2の拡散層23を形成する(図11)。第2の拡散層23は、活性領域13の表面に形成されたシリコン酸化膜22を介して、シリコン基板11中の不純物とは反対の導電型を有する不純物をイオン注入することにより形成する。
次に、サイドウォール絶縁膜43及び熱酸化膜42をウェットエッチングにより除去する(図12)。これにより、活性領域13の底面に形成されたシリコン酸化膜22、並びに、複合ピラーPの側面が露出した状態となる。複合ピラーPの上面は、ハードマスクM2で覆われたままである。
次に、シリコンピラー14の側面にゲート絶縁膜15Aを形成する(図13)。ゲート絶縁膜15Aは熱酸化により形成することができ、その膜厚は約5nmであることが好ましい。
次に、ポリシリコン膜からなるゲート電極16を形成する(図14)。ゲート電極16は、基板11の全面に約30nmの膜厚を有するポリシリコン膜をCVD法により形成した後、異方性ドライエッチングによって、ポリシリコン膜をエッチバックすることにより形成する。これにより、複合ピラーPの側面がゲート電極16で覆われた状態となる。STI12の側面にもポリシリコン膜が残るが、このポリシリコン膜はゲート電極として機能するものではない。なお、ゲート電極16の材料には、ポリシリコン膜の他に、例えばタングステンなどの金属材料を用いることも可能である。
次に、HDP(High Density Plasma)法により基板11全面にシリコン酸化膜44(第1の層間絶縁膜)を成膜し、その表面をCMP法により研磨して平坦化する(図15)。このとき、ハードマスクM2がストッパとしての役割を果たすようにすることで、シリコン酸化膜44の膜厚を確実に制御することが可能になる。こうして、活性領域13内はシリコン酸化膜44で埋められた状態となる。
次に、基板11の全面にシリコン酸化膜からなるマスク酸化膜45を形成する。マスク酸化膜45はCVD法により形成することができ、その膜厚は約5nmとすることが好ましい。そして、複合ピラーPの上方に設けられたハードマスクM2が露出し、かつSTI12の上方に設けられたハードマスクM2が露出しないように、マスク酸化膜45をパターニングする(図16)。その後、ドライエッチング又はウェットエッチングにより、露出したハードマスクM2内のシリコン窒化膜19を除去する。これにより、複合ピラーPの上方に、基板保護膜18を底面とするスルーホール44aが形成される(図17)。
次に、シリコンピラー14の上部にLDD(lightly doped drain)領域14aを形成する(図18)。LDD領域14aは、シリコンピラー14の上面に接して設けられた基板保護膜18を介して、シリコン基板11中の不純物と逆の導電型を有する低濃度の不純物を、浅くイオン注入することにより形成する。
次に、スルーホール44aの内璧面にサイドウォール絶縁膜21を形成する(図19)。サイドウォール絶縁膜21は、基板11の全面にシリコン窒化膜を形成した後、これをエッチバックすることにより形成する。特に限定されるものではないが、サイドウォール絶縁膜21の膜厚は約10nmとすることが好ましい。このように、サイドウォール絶縁膜21はスルーホール44aの内璧面に形成され、スルーホール44aは複合ピラーPの形成に用いたハードマスクM2を構成する絶縁膜19を除去することによって形成されるものであることから、平面的に見て、筒状のサイドウォール絶縁膜21の外周部と複合ピラーPの外周部とは一致している。
次に、希フッ酸によりスルーホール44a底面の基板保護膜18を除去し(図20)、その後、スルーホール44a内にシリコンを選択的エピタキシャル成長させる(図21)。そして、形成されたシリコンエピタキシャル層20aに、シリコン基板11中の不純物と逆の導電型を有する高濃度の不純物をイオン注入することにより、第1の拡散層20を形成する(図22)。このような製造方法を採用することにより、第1の拡散層20は、スルーホール44a内のシリコンピラー14の上方にのみ自己整合的に形成され、ダミーピラー15Bの上方には形成されない。
次に、基板11の全面にシリコン酸化膜を堆積し、CMPにより表面を平坦化することで、層間絶縁膜46(第2の層間絶縁膜)を形成する(図23)。そして、パターニングにより、層間絶縁膜46に第1〜第3のスルーホール30a〜30c(コンタクトホール)を形成する(図24)。第1のスルーホール30aは、シリコンピラー14の真上に形成され、層間絶縁膜46を貫通して第1の拡散層20に達している。第2のスルーホール30bは、複合ピラーPの隣に設けられた活性領域13内の空き領域に形成され、層間絶縁膜44〜46を貫通して第2の拡散層23に達している。第3のスルーホール30cは、ダミーピラー15Bの側面のうち、ダミーピラー15Bを挟んでシリコンピラー14と反対側の部分の真上であって、かつゲート電極16を露出させる位置に形成され、層間絶縁膜44,46を貫通してゲート電極16に達している。
次に、第1〜第3のスルーホール30a〜30c内に窒化チタン及びタングステンをこの順で埋め込むことにより、窒化チタンとタングステンの積層膜からなる第1の拡散層コンタクトプラグDC1、第2の拡散層コンタクトプラグDC2、及びゲートコンタクトプラグGCを形成する(図25)。その後、さらに上層に、図1に示した配線パターン60〜62を形成し、半導体装置10が完成する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は、上記の実施形態に限定されることなく、本発明の主旨を逸脱しない範囲で種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることはいうまでもない。
例えば、上記実施の形態では1つのシリコンピラー14に対して1つのダミーピラーを設けたが、複数のシリコンピラー14に対して1つのダミーピラーを設けるようにすることも可能である。
図26は、2つのシリコンピラー14に対して1つのダミーピラーを設けた例による半導体装置10の構造を示す図であり、(a)は略断面図、(b)は略平面図である。図26(a)は、図26(b)のB−B’線断面図となっている。
図26(a)及び(b)に示すように、本変形例による半導体装置10は、図示したシリコンピラー14−1を含む四角柱形状のシリコンピラー14を2本有し、それぞれの4つの側面のうち図面右側の側面を除く3つの側面はそれぞれゲート絶縁膜15A−1,15A−2で覆われ、図面右側の側面は、共通のダミーピラー15Bで覆われている。
2つのシリコンピラー14はそれぞれゲート絶縁膜15A−1,15A−2を介して、共通のゲート電極16に接続される。ゲート電極16は、ゲートコンタクトプラグGCを介して配線パターン62に接続される。また、2つのシリコンピラー14の上部にはそれぞれ拡散層20−1,20−2が形成されており、これらはそれぞれ、第1の拡散層コンタクトプラグDC1−1,DC1−2を介して共通の配線パターン60に接続される。第2の拡散層23は2本のシリコンピラー14の下部に共通に形成されており、2つの第2の拡散層コンタクトプラグDC2−1,DC2−2を介して配線パターン61に接続される。
以上の構成により、本変形例による半導体装置10では、図1などに示した半導体装置10に比べてトランジスタのチャネルサイズが2倍になっており、より大電流を流すことが可能となっている。なお、図26では2つのシリコンピラー14に対して1つのダミーピラーを設けた例を示したが、シリコンピラー14の数は、回路に要求される電流量に応じて適宜変更可能である。
また、複数のシリコンピラー14に対して1つのダミーピラーを設ける場合、各シリコンピラー14により構成されるトランジスタを直列接続してより高耐圧な回路を構成することも可能である。
図27は、2つのシリコンピラー14に対して1つのダミーピラーを設け、2つのシリコンピラー14により構成されるトランジスタを直列接続した例による半導体装置10の構造を示す図であり、(a)は略断面図、(b)は略平面図である。図27(a)は、図27(b)のC−C’線断面図となっている。
図27(a)及び(b)に示すように、本変形例による半導体装置10と図26に示したものとを比較すると、第2の拡散層コンタクトプラグが設けられていない点、及び第1の拡散層コンタクトプラグDC1−1,DC1−2が、共通の配線パターン60ではなく、それぞれ異なる配線パターン60,61に接続されている点で相違する。この構成により、本変形例による半導体装置10では、2つのシリコンピラーによって構成されるトランジスタが第2の拡散層23を介して直列に接続されているので、より高耐圧な回路が実現されている。
なお、異なる活性領域に形成されたトランジスタを相互に直列接続することにより、さらに高耐圧な回路を得ることも可能である。図28は、そのような例による半導体装置10の略平面図を示している。同図の例では、2つの活性領域13−1,13−2にそれぞれ図27に示したトランジスタが形成されている。そして、双方の第1の拡散層コンタクトプラグDC1−1同士が配線パターン63によって接続され、配線パターン60は一方の第1の拡散層コンタクトプラグDC1−2に、配線パターン61は他方の第1の拡散層コンタクトプラグDC1−2にそれぞれ接続されている。また、配線パターン62は、双方のゲートコンタクトプラグGCに共通に接続されている。このような構成により、さらに高耐圧な回路が実現される。
図29は、本発明の好ましい実施形態による半導体装置を用いたデータ処理システム100の構成を示すブロック図であり、本実施形態による半導体装置がDRAMである場合を示している。
図29に示すデータ処理システム100は、データプロセッサ120と、本実施形態による半導体記憶装置(DRAM)130が、システムバス110を介して相互に接続された構成を有している。データプロセッサ120としては、例えば、マイクロプロセッサ(MPU)、ディジタルシグナルプロセッサ(DSP)などを含まれるが、これらに限定されない。図29においては簡単のため、システムバス110を介してデータプロセッサ120とDRAM130とが接続されているが、システムバス110を介さずにローカルなバスによってこれらが接続されていても構わない。
また、図29には、簡単のためシステムバス110が1組しか描かれていないが、必要に応じ、コネクタなどを介しシリアルないしパラレルに設けられていても構わない。また、図29に示すデータ処理システムでは、ストレージデバイス140、I/Oデバイス150、ROM160がシステムバス110に接続されているが、これらは必ずしも必須の構成要素ではない。
ストレージデバイス140としては、ハードディスクドライブ、光学ディスクドライブ、フラッシュメモリなどが挙げられる。また、I/Oデバイス150としては、液晶ディスプレイなどのディスプレイデバイスや、キーボード、マウスなどの入力デバイスなどが挙げられる。また、I/Oデバイス150は、入力デバイス及び出力デバイスのいずれか一方のみであっても構わない。さらに、図29に示す各構成要素は、簡単のため1つずつ描かれているが、これに限定されるものではなく、1又は2以上の構成要素が複数個設けられていても構わない。
DC1,DC2 拡散層コンタクトプラグ
GC ゲートコンタクトプラグ
M1,M2 ハードマスク
P 複合ピラー
60〜62 配線パターン
30a〜30c スルーホール
10 半導体装置
11 シリコン基板
13 活性領域
14,50 シリコンピラー
14a LDD領域
15A ゲート絶縁膜
15B ダミーピラー(絶縁体ピラー)
16 ゲート電極
18,40 基板保護膜
19 キャップ絶縁膜
20 第1の拡散層
20a シリコンエピタキシャル層
21,43 サイドウォール絶縁膜
22 シリコン酸化膜
23 第2の拡散層
30,44,46 層間絶縁膜
30a〜30c,44a スルーホール
41 絶縁膜
42 熱酸化膜
45 マスク酸化膜
51 溝
52 シリコン酸化膜
60〜63 配線パターン

Claims (9)

  1. 半導体基板と、
    前記半導体基板の主面に対して垂直に設けられたシリコンピラーと、
    前記シリコンピラーの側面の一部分を覆うゲート絶縁膜と、
    前記シリコンピラーの側面の残りの部分を覆う絶縁体ピラーと、
    前記ゲート絶縁膜及び絶縁体ピラーを介して前記シリコンピラーを覆うゲート電極と、
    前記シリコンピラー、前記ゲート絶縁膜、前記絶縁体ピラー、及び前記ゲート電極の上方に設けられた層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜に設けられたコンタクトホールに埋め込まれ、前記ゲート電極及び前記絶縁体ピラーに接するゲートコンタクトプラグとを備え、
    前記絶縁体ピラーの横方向の膜厚は、前記ゲート絶縁膜の横方向の膜厚に比べて厚いことを特徴とする半導体装置。
  2. 前記絶縁体ピラーは気相成長膜であり、前記ゲート絶縁膜は熱酸化膜であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  3. 半導体基板と、
    前記半導体基板の主面に対して垂直に設けられたシリコンピラーと、
    前記シリコンピラーの側面を覆う絶縁膜と、
    前記絶縁膜を介して前記シリコンピラーを覆うゲート電極と、
    前記シリコンピラー、前記絶縁膜、及び前記ゲート電極の上方に設けられた層間絶縁膜と、
    前記層間絶縁膜に設けられたコンタクトホールに埋め込まれ、前記ゲート電極及び前記絶縁膜に接するゲートコンタクトプラグとを備え、
    前記絶縁膜は、前記ゲートコンタクトプラグに接する部分の横方向の膜厚が、他の部分の横方向の膜厚に比べて厚いことを特徴とする半導体装置。
  4. 前記絶縁膜のうち、前記ゲートコンタクトプラグに接する部分は気相成長膜であり、他の部分は熱酸化膜であることを特徴とする請求項3に記載の半導体装置。
  5. それぞれ前記シリコンピラーの上部及び下部に形成された第1及び第2の拡散層と、
    前記層間絶縁膜に設けられたコンタクトホールに埋め込まれ、前記第1の拡散層に接する第1の拡散層コンタクトプラグと、
    前記層間絶縁膜に設けられたコンタクトホールに埋め込まれ、前記第の拡散層に接する第2の拡散層コンタクトプラグとをさらに備えることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載の半導体装置。
  6. シリコン基板の主面の一部をエッチングし、溝を形成する工程と、
    前記溝内に絶縁膜を堆積する工程と、
    前記シリコン基板と前記絶縁膜との境界を跨るマスク膜を用いて前記シリコン基板の主面をエッチングすることにより、シリコンピラーと絶縁体ピラーからなる複合ピラーを形成する工程と、
    前記シリコンピラーの側面にゲート絶縁膜を形成する工程と、
    前記シリコン基板の主面に導電材料を成膜し、これをエッチバックすることによりゲート電極を形成する工程と、
    前記複合ピラー及び前記ゲート電極の側面を覆う第1の層間絶縁膜を成膜する工程と、
    前記マスク膜を除去することにより前記複合ピラーの上面を露出させる工程と、
    前記マスク膜の除去により形成されたスルーホール内にシリコンを選択的エピタキシャル成長させることにより、第1の拡散層を形成する工程と、
    前記第1の層間絶縁膜及び前記複合ピラーを覆う第2の層間絶縁膜を成膜する工程と、
    前記第2の層間絶縁膜に、それぞれ前記ゲート電極及び前記第1の拡散層を露出させる2つのコンタクトホールを形成する工程と、
    前記2つのコンタクトホール内にそれぞれコンタクトプラグを形成する工程とを備え
    前記2つのコンタクトホールのうちゲート電極を露出させるコンタクトホールは、前記絶縁体ピラーの側面のうち、該絶縁体ピラーを挟んで前記シリコンピラーと反対側の部分の真上の位置に形成されることを特徴とする半導体装置の製造方法。
  7. 前記スルーホール内にシリコンを選択的エピタキシャル成長させる工程では、前記スルーホール内にサイドウォール絶縁膜を形成した後、前記シリコンを選択的エピタキシャル成長させることを特徴とする請求項に記載の半導体装置の製造方法。
  8. 前記シリコンピラーの下部に第2の拡散層を形成する工程をさらに備え、
    前記コンタクトホールを形成する工程では、前記第2の拡散層を露出させるコンタクトホールをさらに形成し、
    前記コンタクトプラグを形成する工程では、前記第2の拡散層を露出させるコンタクトホール内にもコンタクトプラグを形成することを特徴とする請求項6又は7に記載の半導体装置の製造方法。
  9. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の半導体装置と、データプロセッサと、ROMと、ストレージデバイスと、I/Oデバイスとを備え、これらがシステムバスにより相互に接続されていることを特徴とするデータ処理システム。
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