JP5550374B2 - Ni基合金およびNi基合金の製造方法 - Google Patents

Ni基合金およびNi基合金の製造方法 Download PDF

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本発明は、例えば原子力、圧力容器、化学プラント等の分野に利用されるNi基合金およびこのNi基合金の製造方法に関するものである。
Ni基合金は、耐食性、耐熱性に優れていることから、前述の原子力、圧力容器、化学プラント等の高温または腐食環境等の苛酷な使用環境において使用される部材として利用されている。
例えば、非特許文献1には、圧力容器用材料として、Cr、Fe、Nbを含有するNi基合金が開示されている。この非特許文献1に記載されたNi基合金においては、NbによってNi基合金内に固溶しているCを安定化させることにより、さらに耐食性を向上させたものである。また、このNi基合金は、原子力部材としても利用されている。
このようなNi基合金は、通常、次のようにして製造される。まず、配合原料を溶解して、所定成分の溶湯を生成し、この溶湯を鋳込んでインゴットを製出する。得られたインゴットに対して熱間鍛造や熱間圧延等の熱間加工を施して、例えば棒材や板材等の所定形状の加工材とする。そして、この加工材に対して熱処理を行うことで、強度等の特性を調整するのである。
CASES OF ASME BOILER AND PRESSURE VESSEL CODE CASE N−580−1
しかしながら、前述のNi基合金においては、インゴットに対して熱間鍛造や熱間圧延等の熱間加工を行う際に割れが生じ易いといった問題があった。よって、Ni基合金を効率的に、かつ、安定して製出することができなかった。
また、近年、これらのNi基合金に要求される特性も厳しくなっており、従来よりもさらに強度の高い材料が求められている。
この発明は、前述した事情に鑑みてなされたものであって、強度が高く、かつ、熱間加工性に優れたNi基合金およびこのNi基合金の製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明のNi基合金は、Cr;14.0質量%以上17.0質量%以下、Fe;6.0質量%以上10.0質量%以下、Nb;1.0質量%以上3.0質量%以下、C;0.05質量%以下、Cu;0.2質量%以上0.5質量%以下、Mn;1.0質量%以下、Si;0.5質量%以下、S;0.015質量%以下を含み、さらに、AlまたはTiのうち1種以上を、合計で0.21質量%以上1.00質量%以下含有し、残部がNi及び不可避不純物とされていることを特徴としている。
この構成のNi基合金においては、AlまたはTiのうち1種以上を、合計で0.21質量%以上1.00質量%以下含有している。これらAl、Tiは酸化物を生成しやすい元素であり、Ni基合金に添加することによって脱酸剤として作用することになる。よって、Ni基合金中に含まれる酸素量を低減することができ、酸素に起因する熱間加工性の劣化を抑制することができる。
また、Al、Tiは、Ni基合金の強度を向上させる作用を有する元素であり、Ni基合金のさらなる強度向上を図ることが可能となる。
ここで、AlまたはTiのうち1種以上の含有量が0.21質量%未満である場合には、熱間加工性の向上、強度の向上の効果を奏功せしめることができない。一方、AlまたはTiのうち1種以上の含有量が1.00質量%を超えると、Ni基合金内にAl,Tiの酸化物が多く存在し、かえって熱間加工性が劣化するおそれがある。
したがって、AlまたはTiのうち1種以上の含有量は、合計で0.21質量%以上1.00質量%以下としているのである。
また、前述のNi基合金は、Alを0.21質量%以上0.50質量%以下含有することが好ましい。
Alを0.21質量%以上0.50質量%以下含有することで、Ni基合金中の酸素量を確実に低減でき、熱間加工性および強度を確実に向上させることが可能となる。
本発明のNi基合金の製造方法は、前述のNi基合金の製造方法であって、原料を溶解して溶湯を生成し、得られた溶湯を凝固させてインゴットを生成する溶解鋳造工程と、得られたインゴットを加工する加工工程と、を有し、前記溶解鋳造工程が、前記原料を溶解して電極材を形成する1次溶解工程と、前記電極材をエレクトロスラグ溶解法にて溶解する2次溶解工程と、を備えていることを特徴としている。
この構成のNi基合金の製造方法においては、溶解鋳造工程が、前記原料を溶解して電極材を形成する1次溶解工程と、前記電極材をエレクトロスラグ溶解法にて溶解する2次溶解工程と、を備えているので、2次溶解工程においてNi基合金に含まれる非金属介在物量を大幅に低減することができる。すなわち、エレクトロスラグ溶解法(ESR法)によって再度溶解することで、酸化物等の非金属介在物を除去することが可能となるのである。これにより、熱間加工性を大幅に向上させることが可能となる。
ここで、エレクトロスラグ溶解法は、1次溶解工程で得られた電極材を溶融スラグ内に浸漬し、これに通電をすることにより、スラグに発生するジュール熱で電極材を溶融させるものであるが、通常、大気雰囲気で実施されることになる。そこで、Ni基合金に対して、脱酸剤として作用するAlやTiを添加し、その含有量を合計で0.21質量%以上1.00質量%以下とすることにより、この2次溶解工程におけるNi基合金中への酸素の混入を抑えることが可能となるのである。
本発明によれば、強度が高く、かつ、熱間加工性に優れたNi基合金およびこのNi基合金の製造方法を提供することができる。
本発明の実施形態であるNi基合金の製造方法を示すフロー図である。
以下に、本発明の一実施形態であるNi基合金およびこのNi基合金の製造方法について説明する。
本実施形態であるNi基合金は、Cr;14.0質量%以上17.0質量%以下、Fe;6.0質量%以上10.0質量%以下、Nb;1.0質量%以上3.0質量%以下、C;0.05質量%以下、Cu;0.5質量%以下、Mn;1.0質量%以下、Si;0.5質量%以下、S;0.015質量%以下を含み、さらに、AlまたはTiのうち1種以上を、合計で0.21質量%以上1.00質量%以下含有し、残部がNi及び不可避不純物からなる組成を有している。また、Niの含有量が72.0質量%以上とされている。
以下に、これらの元素の含有量を前述の範囲に設定した理由について説明する。
(Cr)
Crは、Ni基合金の不働態化を促進するとともに、酸化性環境において優れた耐食性を有する元素であり、Ni基合金の耐食性を大幅に向上させる作用を有する。また、高温強度を向上させる元素である。
ここで、Crの含有量が14.0質量%未満では、耐食性および高温強度を十分に向上させることができない。一方、Crの含有量が17.0質量%を超えると、耐食性のさらなる向上は認められない。また、Crが酸素や炭素と反応することで非金属介在物が発生しやすくなり熱間加工性が劣化するおそれがある。
このような理由から、Crの含有量を、14.0質量%以上17.0質量%以下に設定している。
(Fe)
Feは、Niよりも安価な元素であることから、Niの代替として用いることでNi基合金の原料費の低減を図ることが可能となる。また、塑性加工性を向上させることが可能となる。
ここで、Feの含有量が6.0質量%未満であると、原料コストの削減及び塑性加工性の向上の効果を奏功せしめることができない。一方、Feの含有量が10.0質量%を超えると、耐食性が劣化することになる。
このような理由から、Feの含有量を、6.0質量%以上10.0質量%以下に設定している。
(Nb)
Nbは、Ni基合金中の炭素と優先的に反応して炭化物を生成することにより、鋭敏化によるCr欠乏層の発生を抑制し、耐食性の劣化を抑制する作用を有する元素である。また、強度を向上させる作用を有する。
ここで、Nbの含有量が1.0質量%未満であると、上述した作用効果を奏功せしめることができなくなる。一方、Nbの含有量が3.0質量%を超えると、熱間加工性が劣化するとともに、溶接性が劣化することになる。
このような理由から、Nbの含有量を、1.0質量%以上3.0質量%以下に設定している。
(C)
C(炭素)は、Ni基合金の強度を向上させる元素である。しかしながら、主成分であるCrと反応して炭化物を生成し、熱間加工性を劣化させるおそれがある。
よって、本実施形態では、Cの含有量を0.05質量%以下に設定している。
(Cu)
Cuは、Niと任意の割合で溶け合う(全率固溶体となる)元素であり、Feよりも耐食性に優れている。しかしながら、Fe系材料との溶接性を劣化させることが知られている。
よって、本実施形態では、Cuの含有量を0.5質量%以下に設定している。
(Mn)
Mnは、脱酸剤としての作用を有するものであるが、高温における耐酸化性や加工性を劣化させるおそれがある。
よって、本実施形態では、Mnの含有量を1.0質量%以下に設定している。
(Si)
Siは、Mnと同様に、脱酸剤としての作用を有するものであるが、多量に添加すると延性および靱性を劣化させるおそれがある。
よって、本実施形態では、Siの含有量を0.5質量%以下に設定している。
(S)
Sは、不可避的に混入される不可避不純物の一種であり、熱間加工性を劣化させる元素である。
よって、本実施形態では、Sの含有量を0.015質量%以下に設定している。
(Al、Ti)
Al、Tiは、脱酸剤として作用する元素であり、Ni基合金に添加することによって、Ni基合金中に含まれる酸素量を低減し、酸素に起因する熱間加工性の劣化を抑制することが可能となる。また、Al、Tiは、Ni基合金の強度を向上させる作用を有する元素であり、Ni基合金のさらなる強度向上を図ることが可能となる。
ここで、AlまたはTiのうち1種以上の含有量が0.21質量%未満である場合には、熱間加工性の向上、強度の向上の効果を奏功せしめることができない。一方、AlまたはTiのうち1種以上の含有量が1.00質量%を超えると、Ni基合金内にAl,Tiの酸化物が多く混入し、かえって熱間加工性が劣化するおそれがある。
このような理由から、AlまたはTiのうち1種以上の含有量を、合計で0.21質量%以上1.00質量%以下としている。
なお、Alを0.21質量%以上0.50質量%以下含有することにより、上述の作用効果を確実に奏功せしめることができる。
また、Ni基合金中に含まれる不可避不純物としては、前述した元素とは別に、Sn,Zr,Pb,Co,W,Mo等が挙げられる。これらの不可避不純物は、総量で1質量%以下であることが好ましい。
次に、本実施形態であるNi基合金の製造方法について、図1のフロー図を参照して説明する。
(溶解鋳造工程S1)
まず、原料を溶解して溶湯を生成し、得られた溶湯を凝固させてインゴットを生成する溶解鋳造工程S1を実施する。ここで、本実施形態においては、溶解鋳造工程S1は、1次溶解工程S11と、2次溶解工程S12と、インゴット生成工程S13と、を備えている。
(1次溶解工程S11)
1次溶解工程S11では、電気炉、誘導炉等を用いて原料を溶解して上記成分の溶湯を生成し、この溶湯を鋳込むことにより、電極材を製出する。なお、この1次溶解工程S11では、13Pa以下の真空雰囲気下、または、Ar等の不活性ガス雰囲気下で、溶解を実施し、溶湯および電極材中の酸素、窒素の低減を図ることが好ましい。
(2次溶解工程S12/インゴット生成工程S13)
次に、得られた電極材を、エレクトロスラグ溶解装置を用いて再溶解する。このエレクトロスラグ溶解装置においては、水冷鋳型内に貯留された溶融スラグに、前述の電極材を浸漬して通電することにより、溶融スラグに発生するジュール熱によって電極材を溶融し、水冷鋳型内で凝固させることでインゴットが生成されることになる。なお、エレクトロスラグ溶解装置による2次溶解工程S12およびインゴット生成工程S13は、通常、大気雰囲気にて実施されることになる。
(加工工程S2)
得られたインゴットは、例えば熱間鍛造や熱間圧延等の熱間加工が施され、例えば丸棒材、角棒材や板材等の加工材とされる。この熱間加工の温度は、例えば800℃から1200℃とされている。
(熱処理工程S3)
次に、所定形状に加工された加工材に対して熱処理を実施し、強度、伸び等の機械的特性を調整する。これにより、所定の特性を有するNi基合金の丸棒材、角棒材や板材等が製出されることになる。なお、熱処理温度は、例えば1000℃から1100℃とされている。また、熱処理には、ガス加熱炉や電気加熱炉等を用いることができる。
以上のような構成とされた本実施形態であるNi基合金およびNi基合金の製造方法によれば、AlまたはTiのうち1種以上を、合計で0.21質量%以上1.00質量%以下含有しているので、Ni基合金中に含まれる酸素量を低減することができ、酸素に起因する熱間加工性の劣化を抑制することができる。
また、Al、Tiは、Ni基合金の強度を向上させる作用を有する元素であることから、Ni基合金のさらなる強度向上を図ることが可能となる。
本実施形態であるNi基合金の製造方法においては、溶解鋳造工程S1が、原料を溶解して電極材を形成する1次溶解工程S11と、電極材をエレクトロスラグ溶解装置を用いて溶解する2次溶解工程S12と、を備えているので、2次溶解工程S12においてNi基合金に含まれる非金属介在物量を大幅に低減することができる。これにより、熱間加工性を大幅に向上させることが可能となる。
また、エレクトロスラグ溶解装置は、通常、大気雰囲気で実施されることになる。そこで、Ni基合金の溶湯に対して、脱酸剤として作用するAlやTiを添加し、その含有量を合計で0.21質量%以上1.00質量%以下とすることにより、この2次溶解工程S12における酸素の混入を抑えることが可能となる。
さらに、エレクトロスラグ溶解装置を用いて2次溶解工程S12およびインゴット生成工程S13とを実施しているので、得られたインゴット内の均質化を図ることができ、高品質のNi基合金を製出することができる。
以上、本発明の実施形態であるNi基合金およびNi基合金の製造方法について説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、その発明の技術的思想を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
例えば、C、Cu,Mn,Si,Sについて成分を規定したもので説明したが、これら以外の不純物元素についても、特性を劣化しない範囲で含有していてもよい。
また、Ni基合金の製造方法の一例について説明したが、加工工程、熱処理工程については、既存の加工方法、熱処理方法を適宜選択して実施してもよい。
さらに、エレクトロスラグ溶解装置の構成等についても、本実施形態に例示したものに限定されることはない。
以下に、本発明の効果を確認すべく行った確認実験の結果について説明する。
本発明例1−6においては、所定の組成となるように配合した原料を、真空溶解炉を用いて高周波溶解し、直径約370mmの円柱状の電極材製出した。なお、溶解温度を1300℃から1500℃とし、真空条件を13Pa以下とした。
この電極材をエレクトロスラグ溶解装置にて再溶解し、直径約470mm×長さ約1350mmのインゴットを製出した。
比較例1−7においては、所定の組成となるように配合した原料を、真空溶解炉を用いて高周波溶解して溶湯を生成し、この溶湯を鋳込むことで、直径約470mm×長さ約1350mmのインゴットを製出した。
このようにして得られた本発明例1−6のインゴットおよび比較例1−7のインゴットに対して、油圧プレス装置を用いて熱間鍛造を実施した。熱間鍛造温度を800℃から1200℃とし、厚さ約180mm、幅約550mm、長さ約2200mmの圧延用スラブを製出した。
(熱間加工性の評価)
前述の熱間鍛造時における割れの発生の有無を観察した。目視にて、長さ(深さ)50mm以上の大きな割れが認められたものを××、長さ(深さ)30mm以上50mm以下の割れが認められたものを×、長さ(深さ)30mm以下の小さな割れが認められたものを△、割れが認められなかったものを○、とした。
(強度)
得られた圧延用スラブから長さ約650mmのブロックを切り出し、このブロックをロール圧延機により800〜1200℃で熱間圧延し、厚さ約30mm、幅約1000mm、長さ約2000mmの板材を製出した。この板材に電気加熱炉を用いて、加熱温度1000℃、保持時間1時間の熱処理を実施後水冷した。熱処理後の板材より、JIS Z 2201 4号試験片を採取し、JIS Z 2241に準拠して強度試験を実施した。
評価結果を表1に示す。
Figure 0005550374
エレクトロスラグ溶解による2次溶解を実施していない比較例1−7においては、熱間鍛造時に大きな割れが確認された。インゴット内に非金属介在物が多く存在し、熱間加工性が劣化しているためと推測される。特に、Al、Tiの含有量が合計で1.0質量%を超えるものでは、熱間割れが著しかった。
また、Al、Tiの添加量が合計で0.21質量%未満である比較例1−4では、強度が不十分であった。
一方、本発明例1−6においては、熱間鍛造時において割れが発生しておらず、熱間加工性が向上していることが確認される。また、強度の向上も確認される。
S1 溶解鋳造工程
S11 1次溶解工程
S12 2次溶解工程

Claims (3)

  1. Cr;14.0質量%以上17.0質量%以下、Fe;6.0質量%以上10.0質量%以下、Nb;1.0質量%以上3.0質量%以下、C;0.05質量%以下、Cu;0.2質量%以上0.5質量%以下、Mn;1.0質量%以下、Si;0.5質量%以下、S;0.015質量%以下を含み、
    さらに、AlまたはTiのうち1種以上を、合計で0.21質量%以上1.00質量%以下含有し、残部がNi及び不可避不純物とされていることを特徴とするNi基合金。
  2. Alを0.21質量%以上0.50質量%以下含有することを特徴とする請求項1に記載のNi基合金。
  3. 請求項1又は請求項2に記載のNi基合金の製造方法であって、
    原料を溶解して溶湯を生成し、得られた溶湯を凝固させてインゴットを生成する溶解鋳造工程と、得られたインゴットを加工する加工工程と、を有し、
    前記溶解鋳造工程が、前記原料を溶解して電極材を形成する1次溶解工程と、前記電極材をエレクトロスラグ溶解法にて溶解する2次溶解工程と、を備えていることを特徴とするNi基合金の製造方法。
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