JP5549316B2 - リクレーマ装置 - Google Patents

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本発明は、ばら物のパイルからばら物を払い出すために用いるリクレーマ装置に関し、例えば、鉄鋼原料を積み付けたパイルからばら物を払い出すために用いるリクレーマ装置に関する。
従来、ばら物のパイルからばら物を払い出すために用いられるリクレーマ装置が知られている。図4に、従来のリクレーマ装置を示す。図4に示すリクレーマ装置301は、ばら物のパイル201が積付けられた積付場に設置されている。このリクレーマ装置301には、積付場の両側に敷設されたレール202に沿って移動自在な走行台車302、303a、303bと、走行台車302、303a、303bに支持された水平ビーム304と、水平ビーム304に沿って移動自在な横行台車305と、横行台車305に取り付けられた一対のバスケットホイール306、306と、横行台車305に取り付けられてパイル201を掻き崩す一対の掻き崩し器具307、307と、が備えられている。
バスケットホイール306は、横行台車305に対し、下記特許文献1と同様に傾斜して取り付けられている。
図4に示すように、走行台車302の上には、水平ビーム304の一端304aを支持する支持体308が取り付けられている。また、走行台車303a及び303bの上には、水平ビーム304の他端304bを支持する別の支持体309が取り付けられている。
別の支持体309の上には、連結部309aが設けられている。連結部309aには、水平ビーム304が俯仰自在に取り付けられている。更に連結部309aには、バラストアーム310及びバラスト311が取り付けられている。水平ビーム304とバラストアーム310は連結部309a上において相互に連結されている。また、水平ビーム304の上方には、バラストアーム310及びバラスト311と水平ビーム304とを連結する吊り金具313が備えられている。
バスケットホイール306には、有底円筒状の基体部306aと、基体部306aの全周に渡って取り付けられてばら物を掬い取る複数のバスケット306bと、バスケットホイール306を回転駆動する図示略の回転駆動部と、が備えられている。バスケットホイール306は、その回転軸が水平ビーム304に対して傾斜した状態で横行台車305に取り付けられている。
図4に示すように、掻き崩し器具307は、バスケットホイール306よりもパイル201に近い側に設置されている。掻き崩し器具307には、パイル201を掻き崩すための図示しない爪が取り付けられている。爪は、パイル201の払い出し面201aに向けられている。
図4及び図5(a)に示すように、横行台車305には、バスケットホイール306及び掻き崩し器具307に加えて、更に、第1ホッパー321と、第1ベルトコンベア322と、第2ホッパー323とが備えられている。これら、バスケットホイール306、ハロー307、第1ホッパー321、第1ベルトコンベア322及び第2ホッパー323は、横行台車305が水平ビーム304に沿って移動する際に、一体で移動するようになっている。
また、図4に示すように、水平ビーム304の下方には、水平ビーム304に沿って第2ベルトコンベア324が配置されている。第2ベルトコンベア324の先には第3ベルトコンベア325が設置されている。更に、走行台車303a、303bが走行するレール202、202の間には、図示しない地上ベルトコンベアが各レール202に沿って設置されている。
図4及び図5(a)を参照して、従来のリクレーマ装置301の動作を説明する。まず、水平ビーム304に沿って横行台車305を往復移動させて、パイル201に対して掻き崩し器具307を摺動させる。このとき、掻き崩し器具307の爪によってパイル201の払い出し面201aが掻き崩されて、ばら物がパイル201の下方に落下する。落下したばら物は、回転駆動するバスケットホイール306によって掬い上げられる。掬い上げられたばら物は、第1ホッパー321に払い出され、第1ベルトコンベア322、第2ホッパー323、第2ベルトコンベア324の順に搬送される。
第2ベルトコンベアに移されたばら物は、更に第3ベルトコンベア325を介して走行台車303a、303b側に向けて搬送され、更に図示略の地上ベルトコンベアによって積付場の外部に搬出される。
実開平4−49126号公報
次に、従来のリクレーマ装置の問題点を、図5(a)及び図5(b)を参照して説明する。図5(a)及び図5(b)に示すように、バスケットホイール306の有底円筒状の基部306aは、板状の円板部306aと、円板部306aの外周端から立設された筒状の円筒部306aとからなる。そして、円筒部306aの外周面にバスケット306bが取り付けられている。
更に、バスケットホイール306には、円筒部306aの内周面に接する駆動ローラ306c(前記回転駆動部)が備えられている。
第1ホッパー321は、バスケットホイール306との干渉を防ぐために、円筒部306aの内側にあって円板部306aと隣接して配置されている。バスケットホイール306が傾斜していることから、バスケットホイール306の頂部から第1ホッパー321を望むと、頂部に位置しているバスケット306bの直下に、第1ホッパー321が位置する関係になっている。
バスケットホイール306に対する第1ホッパー312の位置が上記の通りであるから、バスケット306bによって掬い取られたばら物Bは、バスケット306bがバスケットホイール306の頂部に差し掛かったときに次々と第1ホッパー321に払い出される。その際、矢印Gに示すように、ばら物の一部が第1ホッパー321と円板部306aとの隙間からこぼれ落ちて、円筒部306aの内面に堆積する。堆積したばら物Bは、バスケットホイール306の回転に伴い、矢印Hに示すように、円筒部306aから下方に落下するが、バスケットホイール6を挟んでH方向とは反対側である矢印Iの方向には落下しない。これは、矢印Iの方向に円板部306aがあり、円板部306aによってばら物Bの落下が遮られるためである。このため、堆積したばら物Bの一部が円筒部306aの内面上に残存してしまう。円筒部306aの内面にばら物Bが残存すると、ばら物Bを含むバスケットホイール306の総重量が増大し、バスケットホイール306自体や横行台車305に負荷がかかって故障の原因になっていた。
また、円筒部306aの内面にばら物Bが残存すると、ばら物Bが駆動ローラ306cと円筒部306aの内面との間に噛み込まれ、これにより駆動ローラ306c及びバスケットホイール6の回転軸に大きな負荷が加わり、故障の原因になっていた。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、バスケットホイールへのばら物の堆積を防止可能なリクレーマ装置を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、本発明は以下の構成を採用する。
[1] ばら物のパイルが積付けられる積付場の幅方向に沿って設置され、前記積付場の幅方向と直交する方向に沿って前記積付場内を移動自在な水平ビームと、回転軸、前記回転軸から放射方向に伸びる複数のスポーク部、前記スポーク部の先端側に取り付けられた複数のバスケット、を有するバスケットホイールと、前記水平ビームに沿って移動自在であり、前記バスケットホイールの前記回転軸を前記水平ビームに沿わせ、かつ前記回転軸を前記水平ビームに対して上下に傾斜させた状態で前記バスケットホイールを保持する横行台車と、が備えられ、更に、前記バスケットホイールの前記スポーク部同士の間の前記回転軸の外周に、前記バスケットホイールの径方向に向いた端面が凹曲面であるスポーク補強部が設けられていることを特徴とするばら物払い出し用のリクレーマ装置。
[2] 前記横行台車に一対の前記バスケットホイールが、所定の間隔を空けて保持されるとともに、前記一対のバスケットホイールの相互に向き合う側と反対側が上側に傾斜するように保持されていることを特徴とする[1]に記載のばら物払い出し用のリクレーマ装置。
[3] 更に、前記バスケットホイールの前記回転軸に接続される回転駆動部が備えられ、前記回転駆動部は、前記一対のバスケットホイールの相互に向き合う側と反対側に取り付けられていることを特徴とする[2]に記載のばら物払い出し用のリクレーマ装置。
] 更に、前記積付場の幅方向両側に敷設された軌道に沿って走行可能であり、前記水平ビームの両端を支持して前記水平ビームを前記積付場の幅方向と直交する方向に沿って移動自在とする走行台車と、前記バスケットホイールよりも前記水平ビームの移動方向前方側に位置するように前記横行台車に保持されて前記パイルを掻き崩すための掻き崩し器具と、が備えられていることを特徴とする[1]乃至[]の何れか一項に記載のば
ら物払い出し用のリクレーマ装置。
本発明のばら物払い出し用のリクレーマ装置は、横行台車に傾斜して取り付けられたバスケットホイールに放射状のスポーク部が備えられると共に、各スポーク部の先端側にバスケットが取り付けられている。このバスケットホイールを回転駆動させてばら物を掬い取ると、バスケットがバスケットホイールの頂部に差し掛かったときにバスケット内のばら物が落下するが、ばら物が落下する方向に放射状のスポーク部があるため、ばら物が各スポーク部の間に堆積することがない。更に、バスケットホイールの回転軸が傾斜しているため、バスケットホイールにおけるばら物の掬い取り位置である下部が、ばら物の払い出し位置である頂部の真下に位置しないことになり、ばら物が頂部から落下してもバスケットホイールの下部には堆積しにくい。このようにして、バスケットホイールへのばら物の堆積を防止できる。その結果、バスケットホイールの総重量が増大することがなく、バスケットホイール及び横行台車に負荷をかける虞がない。
更に、バスケットがバスケットホイールの頂部からバスケット内のばら物が落下する際に、ばら物の一部が回転軸の上に落下する場合がある。しかし、本発明のばら物払い出し用のリクレーマ装置においては、スポーク部同士の間の回転軸の外周に、バスケットホイールの径方向に向いた端面が凹曲面であるスポーク補強部が設けられている。従って、回転軸上に落下するばら物は、凹曲面上に一旦堆積するものの、バスケットホイールの回転に伴って直ちに下方に落下する。このように、スポーク補強部を設けることで、バスケットホイールの回転軸へのばら物の堆積を防止できる。
また、本発明のばら物払い出し用のリクレーマ装置においては、一対のバスケットホイールが、所定の間隔を空けて横行台車に保持され、かつ一対のバスケットホイールの相互に向き合う側と反対側が上側に傾斜するように横行台車に保持されている。これにより、一対のバスケットホイールによってパイルの払い出しを効率的に行える。また、バスケットホイールの相互に向き合う側と反対側が上側に傾斜しているので、バスケットホイールにおけるばら物の掬い取り位置である下部が、ばら物の払い出し位置である頂部よりも積付場の幅方向外側に寄った状態になる。これにより、積付場の両端に積み付けられているばら物を残すことなくバスケットホイールで掬い取ることができる。
更に、本発明のばら物払い出し用のリクレーマ装置においては、バスケットホイールの回転駆動部が、一対のバスケットホイールの相互に向き合う側と反対側に取り付けられている。これにより、回転駆動部にはばら物が堆積することがない。
更に、本発明のばら物払い出し用のリクレーマ装置においては、水平ビームを移動自在とする走行台車と、パイルを掻き崩すための掻き崩し器具とが備えられている。走行台車と前記の横行台車によって、バスケットホイール及び掻き崩し器具を自在に移動させることが可能であり、パイルを効率良く払い出すことができる。
図1は、本発明の実施形態であるリクレーマ装置を示す斜視図である。 図2は、図1のリクレーマ装置の要部を示す模式図であって、(a)はバスケットホイール付近の側面図であり、(b)はバスケットホイール付近の正面図である。 図3は、図1のリクレーマ装置の要部を示す模式図であって、(a)はバスケットホイールの側面図であり、(b)はバスケットホイールの正面図である。 図4は、従来のリクレーマ装置を示す斜視図である。 図5は、従来のリクレーマ装置の要部を示す模式図であって、(a)はバスケットホイールの側面図であり、(b)はバスケットホイールの正面断面図である。
以下、本発明の実施形態であるばら物払出し用のリクレーマ装置について、図面を参照して説明する。図1は本実施形態のリクレーマ装置の斜視図であり、図2(a)はリクレーマ装置のバスケットホイール付近の側面図であり、図2(b)はバスケットホイール付近の正面図である。
図1に示すリクレーマ装置1は、ばら物のパイル101が積付けられた積付場に設置されている。ばら物としては、製鉄所で使用される鉄鉱石、石炭、コークス、焼結原料等を例示できる。また、本実施形態のリクレーマ装置1は、製鉄所に限らず、発電所や金属精錬所等において鉱石や石炭等のばら物を払い出す際にも用いられる。
図1に示すリクレーマ装置1には、積付場の両側に敷設されたレール(軌道)102に沿って走行可能な走行台車2、3a、3bと、走行台車2、3a、3bに支持された水平ビーム4と、水平ビーム4に沿って移動自在な横行台車5と、横行台車5に保持された一対のバスケットホイール6、6と、横行台車5に保持されてパイル101を掻き崩す一対の掻き崩し器具7、7と、が備えられている。
図1に示すように、走行台車2の上には、水平ビーム4の一端4aを支持する支持体8が取り付けられている。また、走行台車3a及び3bの上には、水平ビーム4の他端4bを支持する別の支持体9が取り付けられている。
水平ビーム4は、パイル101が積付けられる積付場の幅方向に沿って設置されている。水平ビーム4は、走行台車2、3a、3bによって、積付場の幅方向と直交する方向に沿って積付場内を移動自在とされている。更に、水平ビーム4の上端部には、横行台車5が走行するための軌道部4aが設けられている。
また、走行台車3a、3b上の別の支持体309には、連結部9aが設けられている。連結部9aには、水平ビーム4が俯仰自在に取り付けられている。更に連結部9aには、バラストアーム10及びバラスト11が取り付けられている。水平ビーム4とバラストアーム10は連結部9a上において相互に連結されており、バラスト11は水平ビーム4が俯仰動作をする際のバランスになる。また、水平ビーム4の上方には、バラストアーム10及びバラスト11と水平ビーム4とを連結する吊り金具13が備えられている。
横行台車5は、台車部5a、5aと、一対のバスケットホイール6、6及び掻き崩し器具7、7を保持する保持部5b、5bとから構成されている。台車部5a、5aは、水平ビーム4の軌道部4aに走行自在に載置されている。また、横行台車5の保持部5b、5bは、水平ビーム4の下側に位置している。保持部5b、5bは、図2(b)に示すビーム体5cによって相互に連結されている。このようにして、横行台車5が、水平ビーム4の長手方向に沿って走行可能な状態で水平ビーム4に取り付けられている。
また、保持部5bは、バスケットホイール6を水平ビーム4に対して傾斜させた状態で保持している。
次に、図1及び図2に示すように、バスケットホイール6は、回転軸6aと、回転軸6aから放射方向に伸びる複数のスポーク部6bと、スポーク部6bの先端側に取り付けられた複数のバスケット6cと、回転軸6aに接続された回転駆動部6dと、から構成されている。また、図2(b)に示すように、バスケットホイール6の回転駆動部6dが取り付けられた側の反対側の回転軸6aには、被接続部6eが設けられている。
図2(b)に示すように、横行台車5の保持部5bには接続部5dが設けられており、接続部5dとバスケットホイール6の被接続部6eが連結されることで、横行台車5にバスケットホイール6が傾斜した状態で保持されている。
更に、図2(a)に示すように、隣り合うスポーク部6b、6bの回転軸6aに近い部分には、隣接するスポーク部6b、6b同士を回転軸6aの近傍にて連結するスポーク補強部6fが備えられている。スポーク補強部6fのバスケットホイールの径方向に向いた端面は凹曲面6fとされている。
バスケットホイール6は、回転軸6aが水平ビーム4に対して傾斜した状態で横行台車5に取り付けられている。より詳細には、バスケットホイール6は、回転軸6aを水平ビーム4に沿わせ、かつ回転軸6aを水平ビーム4に対して上下に傾斜させた状態で横行台車5に保持されている。
図1及び図2(b)に示すように、横行台車5には、一対のバスケットホイール6、6が所定の間隔を空けて保持されるが、その際、一対のバスケットホイール6、6の相互に向き合う側と反対側が上側に傾斜するように保持されている。図2(b)では、バスケットホイール6に対して横行台車5の保持部5bがある側が、一対のバスケットホイール6、6の相互に向き合う側である。図2(b)に示すように、回転軸6aの延長線を符号Aの一点鎖線で示すと、この回転軸6a(A)は、水平ビーム4に対して、一対のバスケットホイール6、6の相互に向き合う側が下側になり、一対のバスケットホイール6、6の相互に向き合う側と反対側が上側になる。
なお、回転駆動部6dは、一対のバスケットホイール6、6の相互に向き合う側と反対側に接続されている。
次に、図1に示すように、掻き崩し器具7は、バスケットホイール6よりもパイル101に近い側に設置されている。掻き崩し器具7には、パイル101を掻き崩すための図示しない爪が取り付けられている。爪は、パイル101の払い出し面101aに向けられている。
また、図1及び図2に示すように、横行台車5には、バスケットホイール6及び掻き崩し器具7に加えて、第1ホッパー21、第1ベルトコンベア22、第2ホッパー23がそれぞれ備えられている。これら、バスケットホイール6、掻き崩し器具7、第1ホッパー21、第1ベルトコンベア22及び第2ホッパー23は、横行台車5が水平ビーム4に沿って移動する際に、一体で移動するようになっている。
図2(b)に示すように、第1ホッパー21は、バスケットホイール6との干渉を防ぐために、バスケットホイールの頂部に位置するバスケットの下側であってスポーク部6bに隣接する位置に配置されている。バスケットホイール6が傾斜していることから、バスケットホイール6の頂部から第1ホッパー21を望むと、頂部に位置しているバスケット6cの直下に、第1ホッパー21が位置する関係になっている。また、第1ホッパー21は、バスケットホイールを6を挟んで回転駆動部6dと反対側に配置されている。
また、第1ホッパーの排出口の下に、第1ベルトコンベア22の一端が位置しており、第1ベルトコンベア22の他端の下には、第2ホッパー23が位置している。また、第2ホッパー23の排出口の下に、第2ベルトコンベア24が位置している。
第2ベルトコンベア24は、水平ビーム4の下方にあって、水平ビーム4に沿って配置されている。第2ベルトコンベア24は、水平ビーム4とほぼ同じ長さに形成されている。これにより、横行台車5の移動に伴って第2ホッパー23の位置が変化しても、常に、第2ホッパー23の直下に第2ベルトコンベア24が位置する関係になる。
また、第2ベルトコンベア24の先には第3ベルトコンベア25が設置されている。更に、走行台車3a、3bが走行するレール2、2の間には、図示しない地上ベルトコンベアがレール2に沿って設置されている。
次に、図1及び図2を参照して、本実施形態のリクレーマ装置1の動作を説明する。
まず、走行台車2、3a、3bによりリクレーマ装置1をパイル101に向けて前進させ、パイル101の払い出し面101aの手前で停止させる。次に、払い出し面101aに掻き崩し器具7を当接させる。次に、横行台車5を水平ビーム4に沿って往復移動させると共に、バスケットホイール6、第1〜第3ベルトコンベア22,24,25及び地上ベルトコンベアを作動させる。
横行台車5を水平ビーム4に沿って往復移動させると、払い出し面101aに当接させた掻き崩し器具7が払い出し面101a上を摺動する。このとき、掻き崩し器具7によって払い出し面101aからばら物が掻き崩され、掻き崩されたばら物は払い出し面101aの下方に落下する。
払い出し面101aから落下したばら物は、回転駆動するバスケットホイール6のバスケット6cによって掬い取られる。バスケット6cに掬い取られたばら物は、バスケット6cがバスケットホイール6の頂部に差し掛かったときに次々と第1ホッパー21に払い出される。
第1ホッパー21に払い出されたばら物は、第1ホッパー21から第1ベルトコンベア22に移される。第1コンベア22は、ばら物を第1ホッパー21側から第2ホッパー23側に向けて搬送する。次いでばら物は、第2ホッパー23に払い出され、第2ホッパー23から第2ベルトコンベア24に移される。
第2ベルトコンベア24に移されたばら物は、更に第3ベルトコンベア25を介して図示略の地上ベルトコンベアに移され、地上ベルトコンベアよって積付場の外部に搬出される。
図3に、パイル101を払い出す際のリクレーマ装置の要部を示す。
図3(b)の矢印Cに示すように、バスケット6cによって掬い取られたばら物Bが第1ホッパー21に払い出される際に、その一部が第1ホッパー21とスポーク部6bとの隙間からこぼれ落ちる場合がある。こぼれ落ちたばら物Bは、図3(b)に示すようにバスケットホイール6の下方に堆積するが、図3(a)に示すように放射状のスポーク部6b、6b同士の間は空隙6gになっているので、一旦堆積したばら物Bは、図3(b)の矢印Dに示すように、直ちにバスケットホイール6の両側にこぼれ落ちる。
また、第1ホッパー21とスポーク部6bとの隙間からこぼれ落ちたばら物の別の一部が、図3(b)の矢印Fに示すように、バスケットホイール6の回転軸6aの上に堆積する場合がある。しかし、回転軸6aとスポーク部6b、6bとの接続部分に凹曲面6fを有するスポーク補強部6fが備えられているので、こぼれ落ちたばら物Bは凹曲面6fに一旦乗った後に、バスケットホイール6の回転に伴ってスポーク補強部6fから下方に落下する。
以上説明したように、本実施形態のリクレーマ装置1によれば、バスケットホイール6に放射状のスポーク部6bが備えられるので、バスケット6cがバスケットホイール6の頂部に差し掛かかりバスケット6c内のばら物Bが落下しても、ばら物Bが落下する方向に放射状のスポーク部6bがあるため、ばら物Bが各スポーク部6bの間に堆積することがない。更に、バスケットホイール6の回転軸6aが傾斜しているため、バスケットホイール6におけるばら物Bの掬い取り位置である下部が、ばら物Bの払い出し位置である頂部の真下に位置しないことになり、ばら物Bが頂部から落下してもバスケットホイール6の下部には堆積しにくい。このようにして、バスケットホイール6へのばら物Bの堆積を防止できる。その結果、バスケットホイール6の総重量が増大することがなく、バスケットホイール6及び横行台5車に負荷をかける虞がない。
また、本実施形態のリクレーマ装置1には、一対のバスケットホイール6、6が備えられているので、一対のバスケットホイール6、6によってパイル101の払い出しを効率的に行える。また、バスケットホイール6の相互に向き合う側と反対側が上側に傾斜しているので、バスケットホイール6におけるばら物Bの掬い取り位置である下部が、ばら物の払い出し位置である頂部よりも積付場の幅方向外側に寄った状態になる。これにより、積付場の両端に積み付けられているばら物を残すことなくバスケットホイール6で掬い取ることができる。
更に、本実施形態のリクレーマ装置1においては、バスケットホイール6の回転駆動部6dが、一対のバスケットホイールの相互に向き合う側と反対側に取り付けられている。これにより、回転駆動部6dがばら物の落下経路から大きく外れるので、回転駆動部6dにばら物Bが堆積することがない。
更に、本実施形態のリクレーマ装置1には、スポーク部6b、6b同士の間の回転軸6aの外周に、バスケットホイール6の径方向に向いた端面が凹曲面6fであるスポーク補強部6fが設けられているので、回転軸6a上に落下するばら物は、凹曲面6f上に一旦堆積して、バスケットホイール6の回転に伴って更に下方に落下する。このように、スポーク補強部6fを設けることで、バスケットホイール6の回転軸6aへのばら物の堆積を防止できる。
更に、本実施形態のリクレーマ装置1には、走行台車2、3a、3bと掻き崩し器具7とが備えられているので、走行台車2、3a、3bと横行台車5によって、バスケットホイール6及び掻き崩し器具7を自在に移動させることが可能であり、パイル101を効率良く払い出すことができる。
1…リクレーマ装置、2、3a、3b…走行台車、4…水平ビーム、5…横行台車、6…バスケットホイール、6a…回転軸、6b…スポーク部、6c…バスケット、6d…回転駆動部、6f…スポーク補強部、6f…凹曲面、7…掻き崩し器具、101…パイル、102…軌道、B…ばら物。

Claims (4)

  1. ばら物のパイルが積付けられる積付場の幅方向に沿って設置され、前記積付場の幅方向と直交する方向に沿って前記積付場内を移動自在な水平ビームと、
    回転軸、前記回転軸から放射方向に伸びる複数のスポーク部、前記スポーク部の先端側に取り付けられた複数のバスケット、を有するバスケットホイールと、
    前記水平ビームに沿って移動自在であり、前記バスケットホイールの前記回転軸を前記水平ビームに沿わせ、かつ前記回転軸を前記水平ビームに対して上下に傾斜させた状態で前記バスケットホイールを保持する横行台車と、
    が備えられ
    更に、前記バスケットホイールの前記スポーク部同士の間の前記回転軸の外周に、前記バスケットホイールの径方向に向いた端面が凹曲面であるスポーク補強部が設けられていることを特徴とするばら物払い出し用のリクレーマ装置。
  2. 前記横行台車に一対の前記バスケットホイールが、所定の間隔を空けて保持されるとともに、前記一対のバスケットホイールの相互に向き合う側と反対側が上側に傾斜するように保持されていることを特徴とする請求項1に記載のばら物払い出し用のリクレーマ装置。
  3. 更に、前記バスケットホイールの前記回転軸に接続される回転駆動部が備えられ、前記回転駆動部は、前記一対のバスケットホイールの相互に向き合う側と反対側に取り付けられていることを特徴とする請求項2に記載のばら物払い出し用のリクレーマ装置。
  4. 更に、
    前記積付場の幅方向両側に敷設された軌道に沿って走行可能であり、前記水平ビームの両端を支持して前記水平ビームを前記積付場の幅方向と直交する方向に沿って移動自在とする走行台車と、
    前記バスケットホイールよりも前記水平ビームの移動方向前方側に位置するように前記横行台車に保持されて前記パイルを掻き崩すための掻き崩し器具と、
    が備えられていることを特徴とする請求項1乃至請求項の何れか一項に記載のばら物払い出し用のリクレーマ装置。
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