JPH1017152A - リクレーマ - Google Patents

リクレーマ

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JPH1017152A
JPH1017152A JP17359296A JP17359296A JPH1017152A JP H1017152 A JPH1017152 A JP H1017152A JP 17359296 A JP17359296 A JP 17359296A JP 17359296 A JP17359296 A JP 17359296A JP H1017152 A JPH1017152 A JP H1017152A
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JP
Japan
Prior art keywords
bucket
buckets
rotating
bulk material
rotary
Prior art date
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Pending
Application number
JP17359296A
Other languages
English (en)
Inventor
Isao Miyazawa
勲 宮澤
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IHI Corp
Original Assignee
IHI Corp
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Publication date
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Publication of JPH1017152A publication Critical patent/JPH1017152A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バラ物の摺動による摩耗やバケットへのバラ
物付着を防止し、メンテナンスの必要性を減少する。 【解決手段】 本発明に係るリクレーマは、回転フレー
ム3に回動自在に取り付けられるバケット4であって、
径方向内側に側壁部4bが形成されたバケット4を有し
たバケットホイール2と、上記バケット4を上記回転フ
レーム3の回転方向と反対方向に付勢して上記回転フレ
ーム3に押付ける付勢手段11と、上記バケット4をシ
ュート23上の位置で上記付勢手段11の付勢力に抗じ
て回動させる回動手段10,18,20とを備えたもの
である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パイル状に積み付
けられた石炭や鉄鋼石等のバラ物を掻き取って払出すた
めのリクレーマに関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5に示すように、一般にリクレーマ
は、軌道aを走行する走行フレームb上に旋回・起伏可
能なブームcを有し、このブームcの先端部のバケット
ホイールdで、パイル状に積み付けられた石炭や鉄鋼石
等のバラ物eを掻き取るようになっている。掻き取られ
たバラ物eはブームコンベヤf上に落下排出され、さら
に軌道aに沿ったベルトコンベヤg上に落下されて払出
されるようになっている。なおhはバランサ、iはブー
ム起伏用の油圧シリンダである。
【0003】ところで、従来のバケットホイールdには
セミシェルタイプとシェルレスタイプとの二種類があ
る。そしてこれらはいずれも、回転フレームjと複数の
バケットkとが一体化されている。バケットkの径方向
内側の側壁は取り除かれ、バケットkが上方に回転して
くるとバラ物eはその開口部から落下されるようにな
る。そしてそのバラ物eは、図示しないシュートに案内
されて、バケットホイールdの側方に位置するブームコ
ンベヤf上に落下される。
【0004】特にセミシェルタイプにおいては、回転フ
レームjの径方向中心側に、バラ物eを側方のシュート
に導くための傾斜板を一体的に有している。またシェル
レスタイプでは、回転フレームjが環状に形成されてそ
の径方向中心側は空間となっている。この空間にシュー
トがその入口を上方に臨ませて配設されている。さら
に、下部で掻き取ったバラ物eを途中でこぼれさせるこ
となく上部まで運ぶために、固定側ないしブームc側に
は、バケットkの開口部を閉じるためのライナが設けら
れている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のバケットホイールには以下の如き問題があ
る。即ち、石炭や鉄鋼石は積み付け状態にあるときに飛
散防止のためある程度加湿されている。このため、掻取
り・排出を繰り返していくうちにバケットの内面に付着
が生じ、バケットの容積を減少させてしまう。そしてこ
うなると、装置自体の能力が十分に発揮できず、メンテ
ナンスの必要性も生じてしまう。
【0006】また、特に前述のシェルレスタイプのもの
だと、固定されているライナ上を石炭や鉄鋼石が擦り動
くため、ライナの摩耗が生じ、交換を強いられる問題が
ある。また、バケットとライナとの隙間にも細かい石炭
等が挟み込まれ、これが両者を摩耗させるのは勿論のこ
と、回転時の摺動抵抗を発生させて動力を損失させてし
まう。
【0007】このように、最近では装置の自動化が進み
オペレータの数は減少しているものの、メンテナンスに
要する人員やコストはそれ程減少が見られず、この点の
改善が待ち望まれている。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明に係るリクレーマ
は、回転フレームに回動自在に取り付けられるバケット
であって、径方向内側に側壁部が形成されたバケットを
有したバケットホイールと、上記バケットを上記回転フ
レームの回転方向と反対方向に付勢して上記回転フレー
ムに押付ける付勢手段と、上記バケットをシュート上の
位置で上記付勢手段の付勢力に抗じて回動させる回動手
段とを備えたものである。
【0009】この構成にあって、バケットは径方向内側
に側壁部を有し、回転フレームに回動自在に取り付けら
れている。そして付勢手段によって回転フレームに押し
付けられ、掻取時の姿勢に保持される。こうして、バラ
物を掻き取ったバケットがバケットホイールの下部から
上部に回転してくるとき、側壁部によってバラ物のこぼ
れが防止されると共に、従来のようにライナとの摺動が
ないので摩耗は皆無となる。そして上部では、バケット
が回動手段により強制的に逆さにされ、その開口部が下
向きとなるためバラ物のシュート内への落下が可能とな
る。
【0010】一方、上記回動手段は、上記バケットへの
回動力を瞬時的に解放するための解放手段を有するのが
望ましい。こうすると、回動力が解放された瞬間、バケ
ットは付勢手段によって逆転されて回転フレームに叩き
付けられる。このときの衝撃で、バケット内に付着して
いたバラ物も取れるようになり、メンテナンスの必要性
も圧倒的に減少される。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳述する。
【0012】図1及び図2は、本発明に係るリクレーマ
の要部を示す正面図及び左側面図で、図外の部分は図5
に示した従来のものと同様に構成されている。
【0013】図示するように、このリクレーマは、ブー
ム1の先端部にバラ物を掻き取るためのバケットホイー
ル2を有している。バケットホイール2は、ブーム1に
回転自在に取り付けられた回転フレーム3と、回転フレ
ーム3の周方向に沿って一定間隔で設けられた複数のバ
ケット4とから主に構成される。
【0014】回転フレーム3は、中心部のボス部5と、
ボス部5から放射状に延出された複数のスポーク部6
と、スポーク部6の先端部を連結するリング部7とから
一体的に構成される。ボス部5は、ブーム1から延出さ
れた固定軸1aに回転可能に取り付けられ、図示しない
駆動手段からプーリ8(図1では図示省略)で駆動力を
受け、回転駆動されるようになっている。ここで図2か
ら分かるように、固定軸1aは上方に傾斜され、これに
よって回転フレーム3は、その上部がブーム1側に接近
するよう傾斜されることになる。
【0015】リング部7は、周方向に沿ったスポーク部
6のある位置に延出部9を一体的に有している。延出部
9は、リング部7から軸方向に沿って片持ち支持的にブ
ーム1側に延出されている。
【0016】バケット4は、従来と異なり回転フレーム
3とは別部品とされてリング部7のブーム1側に回動可
能に取り付けられている。そしてバケット4は、径方向
外側の側壁部4a、径方向内側の側壁部4b、軸方向に
沿うブーム1側の側壁部4c、反ブーム1側の側壁部4
d、及び底壁部4eから一体的になり、底壁4eの対向
側は開放されてバラ物の出入口となっている。
【0017】またバケット4は、軸方向に沿う回転軸1
0を一体的に有し、この反ブーム1側の端部がリング部
7に挿通されて回動可能に支持されている。そしてこの
端部はリング部7から外側に突出され、この突出部にバ
ネ機構部11が設けられる。特にこのバネ機構部11
が、バケット4を回転フレーム3の回転方向(図中矢示
方向)と反対方向に付勢して回転フレーム3に押付ける
付勢手段を構成する。
【0018】ここでバケット4には、側壁部4b及び底
壁部4eを結ぶコーナー位置に、軸方向長さが延出部9
と略等長とされる当接体12が一体的に設けられる。こ
の当接体12が延出部9に当接することで、バケット4
は回転フレーム3に押し付けられ、回動が規制されるこ
とになる。特に延出部9においては、当接体12の当接
部分に、ゴム等の弾性体からなる緩衝部材13が貼設さ
れている。
【0019】図3はバネ機構部11の一例を示す概略断
面図で、バネ機構部11は円筒状のケーシング14で区
画形成されると共に、その内部に、回転軸10の突出部
15に嵌合されるコイルバネ16を有する。コイルバネ
16の一端はリング部7に係止され、その他端は初期捩
り(初期荷重)を与えられて突出部15のフランジ17
に係止されている。これにより、バケット4には回転フ
レーム3の回転方向と反対方向の付勢力が与えられるこ
とになる。
【0020】一方、図1及び図2に戻って、バケット4
からは回転軸10の他端部がブーム1側に突出され、こ
れには回動レバー18が固設されている。回動レバー1
8は径方向内側に所定長さ延出され、その先端部にはロ
ーラ19が回転自在に設けられている。
【0021】そしてブーム1には、回動レバー18に当
接してバケット4の回動を生じさせるためのカム板20
が固設されている。カム板20は、バケットホイール2
の上部の高さ位置に設けられ、周方向に沿った所定長さ
を有すると共に、回転フレーム3の回転方向前方の端部
において、径方向内側に折曲されてなる折曲部21を有
している。また回転フレーム3の回転方向後方の端部
は、径方向内側に滑らかに湾曲されている。
【0022】さらにブーム1には従来同様のブームコン
ベヤ22が設けられ、バケット4から落下されたバラ物
は、上方が開放されたシュート23に投入され案内され
てブームコンベヤ22に載せられる。
【0023】次に、かかる実施の形態の作用について説
明する。
【0024】このリクレーマにあっては、従来同様、バ
ケットホイール2が一定の設定速度で回転され、バケッ
トホイール2の下部でバラ物を掻き取り、上部で落下排
出させ、ブームコンベヤ22に載せて払出すようになっ
ている。
【0025】詳しくは、バケットホイール2が回転され
ると、バケットホイール2の下部でバケット4がバラ物
を掻き取って内部に収容する。このときバケット4は掻
き取りによる反力を受けるが、この反力は回転フレーム
3の延出部9で受け止められるので掻き取りが可能とな
る。
【0026】次いで、バケット4は、自重と付勢力とに
より延出部9に押し付けられたまま、バケットホイール
2の回転に伴って上方に移動するようになる。このと
き、バケット4には従来と異なり径方向内側に側壁部4
bが形成されているので、バラ物は外部にこぼれること
なく、所定の安息角を保ってバケット4内に保持され
る。
【0027】こうしてやがては、回動レバー18のロー
ラ19がカム板20に当接し、ローラ19がカム板20
上を転動しつつ回動レバー18がカム板20で押され、
バケット4がバネ機構部11の付勢力に抗じて回動され
るようになる。つまり、バケット4はカム板20から回
動力を受け、回転フレーム3の回転方向と同方向に強制
的に回動されるようになる。これにより、バケット4は
逆さとされその開口部は下向きとされ、バケット4内の
バラ物は残らずシュート23内に落下され排出されるよ
うになる。
【0028】なお、カム板20の回転方向後方の端部が
径方向内方に滑らかに湾曲されており、カム板20の固
定軸1a(回転フレーム3の中心)からの距離が、回転
方向前方に至るにつれ順次増大されることから、回転フ
レーム3の回転に伴うバケット4の回動量は比較的ゆっ
くりと増すようになる。
【0029】この後、回動レバー18がカム板20の折
曲部21に至ると、上記回動力は瞬時的に或いは比較的
短時間で解放されるようになる。こうなると、バケット
4は付勢力で回転方向と反対方向に回動され或いは逆転
され、延出部9に、バケット4等の損傷を生じない程度
の速度で叩き付けられる。そしてこのときの衝撃で、バ
ケット4の内面に付着するバラ物を叩き落とすことがで
きる。特に衝撃によるエネルギや音は、緩衝部材13で
効果的に吸収し或いは抑制することができる。なお、叩
き落とされたバラ物は下方のバラ物の山(パイル)に戻
される。また、この後バケット4は、延出部9に押し付
けられる最初の姿勢に戻って次回の掻き取りのために待
機する。
【0030】このように、かかる構成にあっては、従来
のライナの如きバラ物との摺動部材がないので、摩耗は
皆無となり、メンテナンスの必要性を減少できる。そし
てランニングコストも大巾に低減することが可能とな
る。
【0031】また、かかる構成にあっては、回転軸1
0、回動レバー18及びカム板20が、バケット4をシ
ュート23上の位置でバネ機構部11の付勢力に抗じて
回動させる回動手段を構成している。これを設けたこと
で、径方向内側の側壁4bを有するバケット4において
も、バケット4を逆さにしてバラ物を落下させることが
でき、その排出が可能となる。
【0032】さらに、かかる構成にあっては、カム板2
0の折曲部21が、バケット4への回動力を瞬時的に解
放するための解放手段を形成する。これにより、バケッ
ト4に付着したバラ物を1回転毎に1回叩き落とすこと
ができ、バラ物の付着を効果的に防止できる。そしてメ
ンテナンスの必要性も減少でき、装置能力の減少をも防
止することが可能となる。
【0033】次に変形例について説明する。図4はバネ
機構部11の変形例で、これにあっては、回転軸10の
突出部15とケーシング12内面とに、それぞれ可動側
フェースカム24と固定側フェースカム25とが固設さ
れている。そして可動側フェースカム24は、バケット
4が基準位置にあるとき、皿バネ26によって固定側フ
ェースカム25に押し付けられ、係合されている。
【0034】このようにすると、バケット4がカム板2
0で回動されてフェースカム24,25の係合が外れる
と同時に、バケット4には元の位置に復帰するような復
元力ないし付勢力が作用する。これにより、バケット4
は基準位置に戻ることが可能となる。
【0035】以上、本発明の好適な実施の形態について
説明してきたが、本発明は上記形態に限定されず、他の
様々な形態を採ることが可能である。例えば、回動手段
にあって、その構成は上記の如き回動レバーとカム板に
よるものに限定されず、カム板の形状等も任意に変更が
可能である。また、解放手段をシュート上の位置に複数
設け、バラ物をシュート内に複数回叩き落とすようにす
ることも可能である。
【0036】
【発明の効果】本発明は次の如き優れた効果を発揮す
る。
【0037】(1) バラ物の摺動による摩耗をなくす
ことができ、メンテナンスの必要性を減少することがで
きる。
【0038】(2) バケットへのバラ物付着を防止で
き、メンテナンスの減少、装置能力の向上等を図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るリクレーマの要部を示す正面図で
ある。
【図2】図1の左側面図である。
【図3】バネ機構部を示す概略断面図である。
【図4】バネ機構部の変形例を示す概略断面図である。
【図5】一般的なリクレーマを示す全体図である。
【符号の説明】
2 バケットホイール 3 回転フレーム 4 バケット 4b 側壁部 10 回転軸 11 バネ機構部 18 回動レバー 20 カム板 21 折曲部 23 シュート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転フレームに回動自在に取り付けられ
    るバケットであって、径方向内側に側壁部が形成された
    バケットを有したバケットホイールと、上記バケットを
    上記回転フレームの回転方向と反対方向に付勢して上記
    回転フレームに押付ける付勢手段と、上記バケットをシ
    ュート上の位置で上記付勢手段の付勢力に抗じて回動さ
    せる回動手段とを備えたことを特徴とするリクレーマ。
  2. 【請求項2】 上記回動手段が、上記バケットへの回動
    力を瞬時的に解放するための解放手段を有する請求項1
    記載のリクレーマ。
JP17359296A 1996-07-03 1996-07-03 リクレーマ Pending JPH1017152A (ja)

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JP17359296A JPH1017152A (ja) 1996-07-03 1996-07-03 リクレーマ

Applications Claiming Priority (1)

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JP17359296A JPH1017152A (ja) 1996-07-03 1996-07-03 リクレーマ

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ID=15963459

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JP17359296A Pending JPH1017152A (ja) 1996-07-03 1996-07-03 リクレーマ

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