JP7070324B2 - 回収装置およびヤード移動機 - Google Patents

回収装置およびヤード移動機 Download PDF

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Description

本発明は、ヤード移動機の下方において原料を回収する回収装置およびそれが連結されたヤード移動機に関する。
港湾施設において、貨物船から陸揚げされた鉄鉱石等の原料(ばら物)は、ベルトコンベアによって搬送された後、スタッカーによって積付ヤードに積み付けられる。また、積付ヤードに積み付けられた原料は、リクレーマーによって次工程へ搬送するためのベルトコンベアに払い出される。
ところで、上記のようなスタッカーおよびリクレーマー等のヤード移動機では、原料の積み付けまたは払い出しを行う際には、ヤード移動機に備えられた搬送ベルトによって原料が搬送される。この際に、搬送ベルトから原料が落下する場合がある。特に、搬送ベルトから地面に原料が落下すると、地面上に原料が堆積し、ヤード移動機の走行トラブルの原因になるおそれがある。
地面上に堆積した原料は、例えば、重機を用いた機械作業によって回収することができる。しかしながら、原料の回収だけのために搬送ラインを長時間にわたり停止し、落鉱等の除去作業をすることは、操業上困難なことが多く、堆積物の除去が効率的にできない現実があった。また、機械作業ができない狭い空間では、人による除去作業に頼らざるを得ず、重筋な作業となっていた。そのため、近年では作業員を確保することは難しくなっている。そこで、従来、上記のような回収作業の発生を抑制するために、原料の落下を抑制するための構成を備えたヤード移動機が提案されている。
例えば、特許文献1に開示されたヤード移動機では、ブームに設けられた搬送ベルトとトラフとの間に、搬送ベルトからトラフ上に落下した原料を回収するための原料回収装置が設けられている。特許文献1のヤード移動機では、トラフ上に落下した原料が原料回収装置によって回収され、回収された原料は、原料積付ヤードに排出される。
特開2011-195298号公報
ところで、一般に、ヤード移動機は、複数の搬送ベルトによって、原料の積み付けまたは払い出しを行う。また、複数の搬送ベルトのうちの一部はブームに設けられ、他の一部は地面に設けられる。
特許文献1に開示されたヤード移動機によれば、ブームに設けられた搬送ベルトから地面に原料が落下することを抑制できると考えられる。しかしながら、地面に設けられた搬送ベルトから地面に原料が落下することは抑制できないと考えられる。このため、特許文献1のヤード移動機を用いた場合でも、地面に原料が堆積することを十分に抑制することは難しいと考えられる。
そこで、本発明は、地面に配置された搬送ベルトから落下した原料を回収することができる回収装置およびそれを備えたヤード移動機を提供することを目的とする。
本発明は、下記の回収装置およびヤード移動機を要旨とする。
(1)地面に設けられたレール上を移動可能な走行機体を有し、前記レールに沿って前記地面上に配置された無端状の搬送ベルトとヤードとの間で原料の積み付けまたは払い出しを行うヤード移動機に連結して用いられる回収装置であって、
前記搬送ベルトから落下した前記原料の少なくとも一部を受けるように前記搬送ベルトに沿って前記地面上に配置された回収ベルトと、
前記走行機体に連動して前記レール上を移動する台車と、
前記台車に設けられかつ前記回収ベルトの一部を前記台車上に導く第1ガイド部と、
前記回収ベルトによって前記台車上に搬送された前記原料を前記搬送ベルトに移す移載部と、
を備えた、回収装置。
(2)前記地面上に、前記レールに沿って延びるように一対の前記搬送ベルトが設けられており、
前記回収ベルトは、前記一対の搬送ベルトから落下した前記原料の少なくとも一部を受けるように前記一対の搬送ベルトの間に設けられる、上記(1)に記載の回収装置。
(3)前記第1ガイド部は、前記移載部の上方において前記回収ベルトから前記原料が落下するように、上方から見て前記台車に対する前記回収ベルトの相対的な進行方向を反転させ、
前記移載部は、前記回収ベルトから落下した前記原料を前記一対の搬送ベルトに移す、上記(2)に記載の回収装置。
(4)前記移載部は、前記回収ベルトから落下した前記原料を受け入れる受入部と、前記受入部が受け入れた前記原料を前記一対の搬送ベルトに分割して移すように前記受入部から二股状に分岐した一対の排出部とを有し、
前記第1ガイド部は、前記回収ベルトが前記移載部の上方において前記原料を落下させた後、前記受入部の下方を通るように前記回収ベルトを導く、上記(3)に記載の回収装置。
(5)前記回収ベルトは、帯状のベルト本体と、前記ベルト本体に沿って延びるように前記ベルト本体の両端部に埋め込まれた一対のワイヤとを備え、
前記第1ガイド部は、前記回収ベルトを前記地面上から前記台車上へ引き上げるように前記ベルト本体の前記両端部を支持する一対のプーリを有する、上記(1)から(4)のいずれかに記載の回収装置。
(6)前記搬送ベルトの下方に設けられ、前記搬送ベルトから落下した前記原料を前記回収ベルトに導く第2ガイド部をさらに備える、上記(1)から(5)のいずれかに記載の回収装置。
(7)前記第2ガイド部は、前記搬送ベルトのリターン側から落下した前記原料を前記回収ベルトに向かって移動させるように前記搬送ベルトの前記リターン側の下方に設けられたガイド板と、前記搬送ベルトの前記リターン側を支持するリターンローラの回転運動を振動に変えて前記ガイド板に伝達する振動発生部とを有する、上記(6)に記載の回収装置。
(8)地面に設けられたレール上を移動可能な走行機体を有し、前記レールに沿って前記地面上に配置された無端状の搬送ベルトとヤードとの間で原料の積み付けまたは払い出しを行うヤード移動機であって、
上記(1)から(7)のいずれかに記載の回収装置が連結されたヤード移動機。
本発明によれば、地面上に配置された搬送ベルトから落下した原料を、ヤード移動機を移動させることによって回収することができる。
図1は、本発明の一実施形態に係る回収装置が連結されたヤード移動機を示す概略図である。 図2は、回収装置およびヤード移動機の下部を示す概略図である。 図3は、図1のB-B部分を示す概略断面図である。 図4は、搬送ベルトと回収ベルトとの関係を示す図である。 図5は、第2ガイド部の他の例を示す図である。 図6は、回収ベルトと台車との関係を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る回収装置およびそれが連結されたヤード移動機ついて図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る回収装置が連結されたヤード移動機を示す概略図である。図1に示すように、本実施形態に係る回収装置10は、ヤード移動機100の下方に配置される。
図2は、回収装置10およびヤード移動機100の下部を、図1に矢印Aで示す方向に見た概略図である。なお、図2においては、図面が煩雑になることを避けるために、回収装置10およびヤード移動機100を簡略化して示している。まず、ヤード移動機100について説明する。
図1および図2に示すように、ヤード移動機100は、地面G上に設けられた無端状の一対の搬送ベルト12によって搬送される原料14(図2参照)をヤード200(図2参照)に積み付けするためのスタッカーである。なお、図1においては、搬送ベルト12の軌道を理解し易くするために、搬送ベルト12を一点鎖線で示し、搬送ベルト12の回転方向を一点鎖線の矢印で示している。なお、本明細書において地面G上に設けられたとは、地面Gに直接設けられる場合に限定されず、地面G上に他の部材(例えば床材、または支持部材)を介して設けられる場合を含む。
図1に示すように、ヤード移動機100は、走行機体102、ブーム104、およびトリッパ106を備えている。図1および図2に示すように、ヤード移動機100の走行機体102は、地面Gに設けられた一対のレール112上を移動可能に設けられている。図1においては、レール112の延伸方向(走行機体102の移動方向)を矢印Xで示している。
本実施形態では、一対のレール112は、一方向に延びるように設けられている。一対の搬送ベルト12は、一対のレール112に沿って一方向に延びるように、一対のレール112の間に設けられている。すなわち、本実施形態では、走行機体102は、一対の搬送ベルト12の上方を移動できるように設けられている。なお、走行機体102としては、公知の種々の走行機体の構成を利用できるので、詳細な説明は省略する。
ブーム104は、傾斜角度を調整可能かつ水平方向に旋回可能に走行機体102に支持されている。トリッパ106は、一対の搬送ベルト12から原料14を回収するための装置である。本実施形態では、トリッパ106の上端部において搬送ベルト12から原料14が落下するように、搬送ベルト12の一部がトリッパ106によって斜め上方に引き出されている。トリッパ106は、走行機体102に連結され、走行機体102に連動して一対のレール112上を移動するように構成されている。なお、トリッパ106としては、公知の種々のトリッパの構成を利用できるので、詳細な説明は省略する。
図1のヤード移動機100では、走行機体102に支持されるように無端状の搬送ベルト108が設けられ、ブーム104に支持されるように無端状の搬送ベルト110が設けられている。本実施形態では、トリッパ106の上端部において搬送ベルト12から落下した原料14(図2参照)は、搬送ベルト108および搬送ベルト110を介してヤード200(図2参照)へ搬送される。
なお、ヤード移動機100の構成は上記の例に限定されず、本発明に係る回収装置は、公知の種々のヤード移動機に連結して用いることができる。具体的には、本発明に係る回収装置は、地面に設けられたレール上を移動可能な走行機体を有し、地面上に配置された無端状の搬送ベルトとヤードとの間で原料の積み付けまたは払い出しを行う種々のヤード移動機に連結して用いることができる。したがって、本発明に係る回収装置は、例えば、ヤードから原料の払い出しを行うリクレーマーに連結して用いることもできる。以下、本発明の一実施形態に係る回収装置について詳細に説明する。
図3は、図1のB-B部分を示す概略断面図である。また、図4は、搬送ベルト12と回収ベルト16との関係を示す図である。
図2および図3を参照して、回収装置10は、回収ベルト16と、台車18と、第1ガイド部20と、移載部22と、第2ガイド部24とを備えている。回収ベルト16は、一対の搬送ベルト12から落下した原料14(落鉱、落粉等)の少なくとも一部を受けることができるように、搬送ベルト12に沿って地面G上に配置されている。
図4に示すように、各搬送ベルト12のキャリア側12aは、レール112(図1~図3参照)の延伸方向(図1に矢印Xで示す方向)に並ぶように設けられた複数のキャリアローラ114によって支持され、各搬送ベルト12のリターン側12bは、レール112の延伸方向に並ぶように設けられた複数のリターンローラ116によって支持されている。なお、搬送ベルト12を支持する構成としては、公知のベルトコンベアの構成を利用できるので、詳細な説明は省略する。
本実施形態では、回収ベルト16は、一対の搬送ベルト12の間に配置されている。搬送ベルト12のキャリア側12aの側方からこぼれた原料14の一部は、回収ベルト16上に直接落下する。一方、各搬送ベルト12のリターン側12bの表面から落下した原料14の一部は、第2ガイド部24によって回収ベルト16上に導かれる。
本実施形態では、第2ガイド部24は、各搬送ベルト12のリターン側12bの下方においてレール112の延伸方向に並ぶように設けられた複数のガイド板24aと、複数のリターンローラ116の回転運動を振動に変えて複数のガイド板24aに伝達する複数の振動発生部24bとを有している。ガイド板24aは、例えば、ステンレス鋼等の金属からなり、上方に向かって凸となるように、円弧状に湾曲している。振動発生部24bは、リターンローラ116の外周面から突出するようにリターンローラ116に回転可能に設けられたローラ25aと、ローラ25aに接触できるようにガイド板24aに回転可能に設けられたローラ25bとを有する。
ローラ25aの回転軸およびローラ25bの回転軸は、リターンローラ116の回転軸に対して平行に設けられている。本実施形態では、リターンローラ116が回転することによって、ローラ25aが円運動し、ローラ25aとローラ25bとが接触する。このとき、ローラ25bがローラ25aによって下方に押されることによって、ガイド板24aに振動が発生する。その結果、搬送ベルト12からガイド板24a上に落下した原料14を、回収ベルト16へ円滑に移動させることができる。
なお、リターンローラに設けられるローラ25aの数は、2つ以上であってもよい。また、図4に示した第2ガイド部24の構成は一例であり、例えば、リターンローラ116が断面多角形状を有し、ローラ25bがリターンローラ116の角部に接触できる場合には、ローラ25aは設けられていなくてもよい。また、振動発生部24bが設けられていなくてもよい。この場合、例えば、別途準備した加振装置によってガイド板24aを振動させてもよい。また、ガイド板24a上の原料14を水で流すことによって回収ベルト16上へ移動させてもよい。
また、ガイド板の形状も上述の例に限定されず、ガイド板は、搬送ベルト12から落下した原料14を、搬送ベルト12の幅方向外側に導くことができるように傾斜面を有していればよい。したがって、例えば、ガイド板が、三角形状を有していてもよい。また、例えば、図5に示すように、ガイド板24aの代わりに、回収ベルト16側が下となるように傾斜して設けられた平板状のガイド板24cを用いてもよい。なお、ガイド板の下端が地面Gよりも高いことが好ましく、回収ベルト16の上面よりも高いことがより好ましい。
なお、詳細な説明は省略するが、第2ガイド部24が、搬送ベルト12のキャリア側12aの側方からこぼれ落ちた原料14の一部も回収ベルト16上へ導くことができるように構成されていてもよい。
図4に示すように、回収ベルト16は、帯状のベルト本体16aと、ベルト本体16aに沿って延びるようにベルト本体16aの両端部に埋め込まれた一対のワイヤ16bとを有している。ベルト本体16aは、例えば樹脂からなり、ワイヤ16bは、例えば金属からなる。図1に示すように、回収ベルト16の一端は、支持部材118に固定されている。また、回収ベルト16の他端は、引張装置120によって引っ張られている。本実施形態では、引張装置120は、特に、一対のワイヤ16b(図4参照)に張力を付与するように構成されている。
図1~図3に示すように、台車18は、それぞれ複数の車輪を含む複数の支持機構26によって一対のレール112上に移動可能に支持されている。なお、図2および図3においては、図面が煩雑になることを避けるために、支持機構26を簡略化して示している。本実施形態では、台車18は、例えば、図示しない連結部材を介してヤード移動機100の走行機体102またはトリッパ106に連結されている。これにより、台車18は、走行機体102の移動に連動して、レール112上を図1に矢印Xで示す方向に移動する。以下、矢印Xで示す方向を、台車18の移動方向Xと記載する。
図6は、回収ベルト16と台車18との関係を示す図である。図6(a)に示すように、台車18は、移動方向Xに延びる基礎フレーム部18aと、基礎フレーム部18aの中央部において上方に突出するように設けられる中央フレーム部18bと、基礎フレーム部18aの移動方向Xにおける両端部と中央フレーム部18bの上端部とを連結するように設けられた一対の傾斜フレーム部18cとを有している。中央フレーム部18bには、移載部22が支持されている。移載部22については後述する。なお、台車の構成は上述の構成に限定されず、第1ガイド部および移載部を支持できる構成であればよい。
図2、図3および図6を参照して、第1ガイド部20は、回収ベルト16の一部を台車18上に導くように台車18に設けられている。本実施形態では、第1ガイド部20は、中央フレーム部18b上に設けられた複数の回転支持部材20aと、中央フレーム部18b上に設けられた複数の回転支持部材20b(図3および図6参照)と、一対の傾斜フレーム部18c上に設けられた複数の回転支持部材20c,20d(図6参照)と、中央フレーム部18bの内側に設けられた複数の回転支持部材20eとを有している。複数の回転支持部材20a~20eはそれぞれ、台車18に回転可能に支持されている。
図3に示すように、各回転支持部材20aは、外周面の中央部が径方向内側に凹んだシーブ形状を有するプーリであり、回収ベルト16の幅方向における端部(ワイヤ16bが埋め込まれた部分)を支持している。図6を参照して、本実施形態では、移動方向Xにおける移載部22の一方側において、回収ベルト16の幅方向における両端部を支持するように一対の回転支持部材20aが設けられている。同様に、移動方向Xにおける移載部22の他方側において、回収ベルト16の幅方向における両端部を支持するように一対の回転支持部材20aが設けられている。
図3および図6を参照して、上記一方側の一対の回転支持部材20aの間、および上記他方側の一対の回転支持部材20aの間にそれぞれ回転支持部材20bが配置されている。本実施形態では、回転支持部材20bは円筒形状を有するローラであり、回収ベルト16の中央部を支持している。
一対の回転支持部材20aと、その間に配置される回転支持部材20bとは、同軸上に配置されている。また、回転支持部材20bの直径は、回転支持部材20aの直径よりも小さい。このような回転支持部材20a,20bによって回収ベルト16を支持することにより、後述するように原料14を台車18上に引き上げる際に、主にワイヤ16bに張力を付与することができる。これにより、ワイヤ16bに対してベルト本体16aの中央部を下方に凹ませることができ、回収ベルト16から原料14がこぼれ落ちることを抑制できる。
図6を参照して、回収ベルト16の幅方向における両端部を支持するように、複数の回転支持部材20cが設けられている。本実施形態では、回収ベルト16の幅方向に並ぶ一対の回転支持部材20cを一つの組として、複数組の回転支持部材20cが回収ベルト16の搬送方向に沿って並べられている。各回転支持部材20cは、例えば、回転支持部材20aと同様にシーブ形状を有しており、複数の回転支持部材20cによって、回収ベルト16の幅方向における両端部が支持されている。回収ベルト16の幅方向に並ぶ一対の回転支持部材20cの間にそれぞれ、回転支持部材20dが設けられている。各回転支持部材20dは、例えば、回転支持部材20bと同様に円筒形状を有するローラであり、回収ベルト16の中央部を支持している。各回転支持部材20eは、例えば、円筒形状を有している。
図6に示すように、本実施形態では、台車18が移動方向Xにおける一方側(矢印X1で示す方向)に移動した場合には、複数の回転支持部材20a~20eに支持された回収ベルト16は、台車18に対して、矢印Y1で示す方向に相対的に移動する。一方、台車18が移動方向Xにおける他方側(矢印X1で示す方向とは反対の方向)に移動した場合には、回収ベルト16は、台車18に対して、矢印Y1で示す方向とは反対の方向に相対的に移動する。すなわち、回収ベルト16は、台車18に対して、台車18の移動方向とは反対方向に相対的に移動する。
ここで、本実施形態では、第1ガイド部20は、台車18が一方向に移動する際に、移載部22の上方において回収ベルト16から原料14が落下するように、上方から見て台車18に対する回収ベルト16の相対的な進行方向を反転させるように構成されている。本実施形態では、複数の回転支持部材20a,20b,20eによって、台車18に対する回収ベルト16の相対的な進行方向が反転される。本実施形態では、図6(c)に示すように、台車18が移動方向Xにおける一方側(矢印X1で示す方向)に移動する場合には、移載部22の一方側において、台車18上に導かれた回収ベルト16から移載部22に原料14が落下する。一方、図示は省略するが、台車18が移動方向Xにおける他方側に移動する場合には、移載部22の他方側において、台車18上に導かれた回収ベルト16から移載部22に原料14が落下する。
なお、本実施形態では、第1ガイド部20は、回収ベルト16が移載部22の上方において原料14を落下させた後、移載部22の後述する受入部22aの下方を通るように回収ベルト16を導く。本実施形態では、一対の回転支持部材20eによって、回収ベルト16が受入部22aの下方を通るように導かれる。このように回収ベルト16を導くことによって、移載部22の下方の空間を有効利用でき、回収装置10の小型化が可能になる。
図3に示すように、移載部22は、回収ベルト16によって台車18上に搬送された原料14を搬送ベルト12に移す。本実施形態では、移載部22は、回収ベルト16から落下した原料14を受け入れる受入部22aと、受入部22aが受け入れた原料14を一対の搬送ベルト12に分割して移すように受入部22aから二股状に分岐した一対の排出部22bとを有している。本実施形態では、回収ベルト16が一対の排出部22bの間を通るように、回収ベルト16、第1ガイド部20および移載部22が配置されている。
以上のように、本実施形態では、回収ベルト16は、搬送ベルト12から落下した原料14の少なくとも一部を受けることができるように、地面G上に配置されている。また、台車18は、ヤード移動機100(走行機体102)の移動に連動してレール112上を移動する。台車18が移動することによって、回収ベルト16上の原料14が、移載部22を介して搬送ベルト12に戻される。すなわち、本実施形態では、作業員の特別な作業を必要とせず、ヤード移動機100を単に移動させることによって、搬送ベルト12から回収ベルト16上に落下した原料14を、搬送ベルト12に戻すことができる。これにより、地面G上に原料14が堆積することを防止できる。
また、本実施形態では、搬送ベルト12のリターン側12bの表面から剥がれ落ちた原料14を、第2ガイド部24によって回収ベルト16上に導くことができる。これにより、搬送ベルト12の下方に原料14が堆積することを十分に抑制でき、搬送ベルト12および搬送ベルト12を支持する支持機構(リターンローラ116等)の損傷を十分に抑制できる。
また、本実施形態では、回収ベルト16は、張力を付与した状態で地面G上に載置しているだけでよく、回収ベルト16を回転させる必要がない。これにより、回収装置10の構成を簡略化できる。なお、回収ベルト16の下方に堆積した原料14は作業員が回収する必要があるが、本実施形態では、回収ベルト16を回転させる機構等が設けられていないので、回収ベルト16の周辺では作業がし易く、作業員は、回収ベルト16の下方に堆積した原料14を容易かつ短時間で回収することができる。なお、落鉱量が少ないコンベヤー搬送ラインでは、回収装置10をヤード移動機100に常に連結しておく必要は無く、必要時のみ連結してヤード移動機100を走行させるだけで、落鉱回収が可能となる。通常、積み付け作業時はヤード移動機100の走行速度が遅いため、落鉱回収作業には適さないので、積み付けが完了した後などに回収装置10をヤード移動機100に連結してヤード移動機100を走行させるのが好ましい。
また、本実施形態では、移動方向Xにおいて、走行機体102の一方側に台車18が設けられている。言い換えると、搬送ベルト12による原料14の搬送方向において、走行機体102の上流側に台車18が設けられている。この場合、搬送ベルト12から落下した原料14を回収装置10によって効率よく回収することができる。ただし、搬送ベルト12による原料14の搬送方向において、走行機体102の下流側に台車18が設けられてもよい。
なお、上述の実施形態では、移載部22は、回収ベルト16から落下した原料14を一対の搬送ベルト12に分割して移すように構成されているが、回収ベルト16から落下した原料14を一方の搬送ベルト12のみに移すように構成されてもよい。例えば、一対の排出部22bのうちの一方が設けられていなくてもよい。また、上述の実施形態では、一対の搬送ベルト12が敷設される場合について説明したが、搬送ベルト12の数は1つであってもよい。この場合、移載部は、回収ベルト16から落下した原料14を、敷設された1つの搬送ベルト12に移すように構成されていればよい。
本発明によれば、地面上に配置された搬送ベルトから落下した原料を、ヤード移動機を移動させることによって回収することができる。
G 地面
112 レール
102 走行機体
12 搬送ベルト
14 原料
200 ヤード
10 回収装置
16 回収ベルト
18 台車
20 第1ガイド部
20b 回転支持部材(プーリ)
22 移載部
22a 受入部
22b 排出部
24 第2ガイド部
24a,24c ガイド板
24b 振動発生部

Claims (8)

  1. 地面に設けられたレール上を移動可能な走行機体を有し、前記レールに沿って前記地面上に配置された無端状の搬送ベルトとヤードとの間で原料の積み付けまたは払い出しを行うヤード移動機に連結して用いられる回収装置であって、
    前記搬送ベルトから落下した前記原料の少なくとも一部を受けるように前記搬送ベルトに沿って前記地面上に配置された回収ベルトと、
    前記走行機体に連動して前記レール上を移動する台車と、
    前記台車に設けられかつ前記回収ベルトの一部を前記台車上に導く第1ガイド部と、
    前記回収ベルトによって前記台車上に搬送された前記原料を前記搬送ベルトに移す移載部と、
    を備えた、回収装置。
  2. 前記地面上に、前記レールに沿って延びるように一対の前記搬送ベルトが設けられており、
    前記回収ベルトは、前記一対の搬送ベルトから落下した前記原料の少なくとも一部を受けるように前記一対の搬送ベルトの間に設けられる、請求項1に記載の回収装置。
  3. 前記第1ガイド部は、前記移載部の上方において前記回収ベルトから前記原料が落下するように、上方から見て前記台車に対する前記回収ベルトの相対的な進行方向を反転させ、
    前記移載部は、前記回収ベルトから落下した前記原料を前記一対の搬送ベルトに移す、請求項2に記載の回収装置。
  4. 前記移載部は、前記回収ベルトから落下した前記原料を受け入れる受入部と、前記受入部が受け入れた前記原料を前記一対の搬送ベルトに分割して移すように前記受入部から二股状に分岐した一対の排出部とを有し、
    前記第1ガイド部は、前記回収ベルトが前記移載部の上方において前記原料を落下させた後、前記受入部の下方を通るように前記回収ベルトを導く、請求項3に記載の回収装置。
  5. 前記回収ベルトは、帯状のベルト本体と、前記ベルト本体に沿って延びるように前記ベルト本体の両端部に埋め込まれた一対のワイヤとを備え、
    前記第1ガイド部は、前記回収ベルトを前記地面上から前記台車上へ引き上げるように前記ベルト本体の前記両端部を支持する一対のプーリを有する、請求項1から4のいずれかに記載の回収装置。
  6. 前記搬送ベルトの下方に設けられ、前記搬送ベルトから落下した前記原料を前記回収ベルトに導く第2ガイド部をさらに備える、請求項1から5のいずれかに記載の回収装置。
  7. 前記第2ガイド部は、前記搬送ベルトのリターン側から落下した前記原料を前記回収ベルトに向かって移動させるように前記搬送ベルトの前記リターン側の下方に設けられたガイド板と、前記搬送ベルトの前記リターン側を支持するリターンローラの回転運動を振動に変えて前記ガイド板に伝達する振動発生部とを有する、請求項6に記載の回収装置。
  8. 地面に設けられたレール上を移動可能な走行機体を有し、前記レールに沿って前記地面上に配置された無端状の搬送ベルトとヤードとの間で原料の積み付けまたは払い出しを行うヤード移動機であって、
    請求項1から7のいずれかに記載の回収装置が連結されたヤード移動機。
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