JP3136843B2 - ボビン移載傾斜搬送方式のコンベヤー装置 - Google Patents
ボビン移載傾斜搬送方式のコンベヤー装置Info
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- JP3136843B2 JP3136843B2 JP05161395A JP16139593A JP3136843B2 JP 3136843 B2 JP3136843 B2 JP 3136843B2 JP 05161395 A JP05161395 A JP 05161395A JP 16139593 A JP16139593 A JP 16139593A JP 3136843 B2 JP3136843 B2 JP 3136843B2
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- bobbin
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Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ボビン移載傾斜搬送方
式のコンベヤーに関する。特に鉄製ボビン(径600
φ、重量4903N相当)の給排移載作業に有効なコン
ベヤー装置に関する。
式のコンベヤーに関する。特に鉄製ボビン(径600
φ、重量4903N相当)の給排移載作業に有効なコン
ベヤー装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図2に従来技術のボビン給排用としての
搬送コンベヤーの概要を示す。図2によれば、ボビン2
は前工程場5よりコンベヤーの従動側チェーンスプロケ
ットの上部に架せられた供給移載板3を転がって通過
後、それより下位に位置する平坦なローラーチェーンC
に支持棒A,Bを設けている隣り合う2本の支持棒A
a,Ba部の間に落下する状態で積載供給された後、ボ
ビン2aはコンベヤーの回転により搬送されて、該コン
ベヤーより下方に位置する次工程場6へ、落下と後段側
の支持棒Bbにより蹴り出されることによって排出が完
了するボビン給排用コンベヤーであり、ボビン2a、2
b移載供給及び排出の取合い部を段付構造としている。
搬送コンベヤーの概要を示す。図2によれば、ボビン2
は前工程場5よりコンベヤーの従動側チェーンスプロケ
ットの上部に架せられた供給移載板3を転がって通過
後、それより下位に位置する平坦なローラーチェーンC
に支持棒A,Bを設けている隣り合う2本の支持棒A
a,Ba部の間に落下する状態で積載供給された後、ボ
ビン2aはコンベヤーの回転により搬送されて、該コン
ベヤーより下方に位置する次工程場6へ、落下と後段側
の支持棒Bbにより蹴り出されることによって排出が完
了するボビン給排用コンベヤーであり、ボビン2a、2
b移載供給及び排出の取合い部を段付構造としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】(1) しかしながら図2
によれば、ボビン供給時に於いては、コンベヤー支持棒
Aa、Baおよび案内レールへ移載板3から転がり落下
によるボビンの衝撃荷重(運動エネルギー+位置エネル
ギー)が加わり、また、排出時に於いても同様で、共に
支持棒Ab、Bb及び案内レール7の破損やボビン鍔部
の変形を発生させる要因となり問題となっている。
によれば、ボビン供給時に於いては、コンベヤー支持棒
Aa、Baおよび案内レールへ移載板3から転がり落下
によるボビンの衝撃荷重(運動エネルギー+位置エネル
ギー)が加わり、また、排出時に於いても同様で、共に
支持棒Ab、Bb及び案内レール7の破損やボビン鍔部
の変形を発生させる要因となり問題となっている。
【0004】(2) またコンベヤーによるボビン移載に当
っては、「前工程場」、「コンベヤー面上」「次工程
場」と段々に低くなる構成に設定を考慮しないとボビン
移載作業が上手にいかない等で、施設機械との取合いの
高さの関連もあり問題となっていた。
っては、「前工程場」、「コンベヤー面上」「次工程
場」と段々に低くなる構成に設定を考慮しないとボビン
移載作業が上手にいかない等で、施設機械との取合いの
高さの関連もあり問題となっていた。
【0005】本発明の目的は、前記した従来技術の欠点
を解消し、支持棒、案内レールそしてボビンの鍔部の変
形、破損を発生させず、施設機械との取合い高さの問題
もなく、衝撃の生じない有効なコンベヤーを提供するこ
とにある。
を解消し、支持棒、案内レールそしてボビンの鍔部の変
形、破損を発生させず、施設機械との取合い高さの問題
もなく、衝撃の生じない有効なコンベヤーを提供するこ
とにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の特徴は、ボビン
を給排するコンベヤー端部でボビンの積載部となる支持
棒を、ボビンの供給前及び排出後の移載板面に対して、
支持棒を上方に位置させ、傾斜状になる様に勾配を設け
たことにより、ボビン給排の移載作業によるボビン落下
の衝撃力を緩和させたことにありコンベヤー破損及びボ
ビン変形となる影響要因を少くさせたことにある。
を給排するコンベヤー端部でボビンの積載部となる支持
棒を、ボビンの供給前及び排出後の移載板面に対して、
支持棒を上方に位置させ、傾斜状になる様に勾配を設け
たことにより、ボビン給排の移載作業によるボビン落下
の衝撃力を緩和させたことにありコンベヤー破損及びボ
ビン変形となる影響要因を少くさせたことにある。
【0007】即ち、本発明の上記目的は、ボビンの前工
程場によりコンベヤーへの供給移載と、該コンベヤーか
ら次工程場への搬送排出移載とを行うチェーンアタッチ
メントに支持棒を設け、前記ボビンを前後2本の支持棒
で積載搬送し前段の支持棒でボビンの転出を阻止し後部
の支持棒により蹴り出しを与えるローラーチェーンコン
ベヤー装置において、前記ボビンを積載支持する棒の移
動軌跡を、前記前工程場でこれに同水準に設けられる供
給積載板より僅かに上り勾配となし、それ以降は前記次
工程場に向けて下り勾配となし、この下り勾配の延長線
上に排出移載板を設置し、前記排出移載板と次工程場を
同水準に設置してなることを特徴とするボビン移載傾斜
搬送方式のコンベヤー装置により解決するものである。
程場によりコンベヤーへの供給移載と、該コンベヤーか
ら次工程場への搬送排出移載とを行うチェーンアタッチ
メントに支持棒を設け、前記ボビンを前後2本の支持棒
で積載搬送し前段の支持棒でボビンの転出を阻止し後部
の支持棒により蹴り出しを与えるローラーチェーンコン
ベヤー装置において、前記ボビンを積載支持する棒の移
動軌跡を、前記前工程場でこれに同水準に設けられる供
給積載板より僅かに上り勾配となし、それ以降は前記次
工程場に向けて下り勾配となし、この下り勾配の延長線
上に排出移載板を設置し、前記排出移載板と次工程場を
同水準に設置してなることを特徴とするボビン移載傾斜
搬送方式のコンベヤー装置により解決するものである。
【0008】
【実施例】本発明の実施例を図1により説明する。
【0009】図1は、本発明であるコンベヤー1により
鉄ボビン2を前工程場5より次工程場6へ搬送する移載
状態を示す側面図である。鉄ボビン2は、前工程場5よ
り従動側チェーンスプロケットの上部に架けられた供給
移載板3面上を転がり、それより僅かに上方の定位置に
待機させたローラーチェーンCに支持固定された前段側
支持棒Aaに衝突し、供給移載板3とに架せられた状態
で鉄ボビン2aは停止する。停止状態の鉄ボビン2a重
心Gaの位置は、コンベヤー1の前段側支持棒Aa側へ
片寄りの状態位置にある。コンベヤー1を回動すること
により前段側支持棒Aaが、次工程場6方向へ進むと共
に鉄ボビン2aは転がり、後段側支持棒Baが上方へ移
動し、鉄ボビン2の鍔面部は、支持棒Aa、Baに積載
されてコンベヤー1への鉄ボビン2aの供給移載が完了
する。供給された鉄ボビン2bは、支持棒Ab及びBb
に積載されてコンベヤー1の排出移載板4を通過した時
点で、鉄ボビン2bは排出移載板4上と後段側支持棒3
bに支持されながら、鉄ボビン2bはコンベヤー1の回
動により、徐々に重心Gbを同レベルの次工程場6側へ
移動すると共に、後段側支持棒Bbにより押され(蹴ら
れ)、排出移載板4面上を転がり次工程場6へ移載され
ることにより、傾斜搬送方式とするコンベヤー1のボビ
ン給排とする移載作業が終了する。
鉄ボビン2を前工程場5より次工程場6へ搬送する移載
状態を示す側面図である。鉄ボビン2は、前工程場5よ
り従動側チェーンスプロケットの上部に架けられた供給
移載板3面上を転がり、それより僅かに上方の定位置に
待機させたローラーチェーンCに支持固定された前段側
支持棒Aaに衝突し、供給移載板3とに架せられた状態
で鉄ボビン2aは停止する。停止状態の鉄ボビン2a重
心Gaの位置は、コンベヤー1の前段側支持棒Aa側へ
片寄りの状態位置にある。コンベヤー1を回動すること
により前段側支持棒Aaが、次工程場6方向へ進むと共
に鉄ボビン2aは転がり、後段側支持棒Baが上方へ移
動し、鉄ボビン2の鍔面部は、支持棒Aa、Baに積載
されてコンベヤー1への鉄ボビン2aの供給移載が完了
する。供給された鉄ボビン2bは、支持棒Ab及びBb
に積載されてコンベヤー1の排出移載板4を通過した時
点で、鉄ボビン2bは排出移載板4上と後段側支持棒3
bに支持されながら、鉄ボビン2bはコンベヤー1の回
動により、徐々に重心Gbを同レベルの次工程場6側へ
移動すると共に、後段側支持棒Bbにより押され(蹴ら
れ)、排出移載板4面上を転がり次工程場6へ移載され
ることにより、傾斜搬送方式とするコンベヤー1のボビ
ン給排とする移載作業が終了する。
【0010】
【発明の効果】本発明のボビン移載傾斜搬送方式のコン
ベヤー装置によれば、以下の効果がある。
ベヤー装置によれば、以下の効果がある。
【0011】(1) ボビン給排時に於いて、前工程場より
コンベヤーそして次工程場への落下によるボビン移載が
ほぼ無くなり、その衝撃力によってのローラーチェーン
や支持棒の破損及びボビンの変形等を大幅に減らすこと
ができる。
コンベヤーそして次工程場への落下によるボビン移載が
ほぼ無くなり、その衝撃力によってのローラーチェーン
や支持棒の破損及びボビンの変形等を大幅に減らすこと
ができる。
【0012】(2) コンベヤーによるボビン移載作業で発
生する衝撃音の発生をかなり消音することが可能な為、
安全衛生面上に対し効果大である。
生する衝撃音の発生をかなり消音することが可能な為、
安全衛生面上に対し効果大である。
【0013】(3) コンベヤーのボビン移載を行う供給側
及び排出側で、ボビン給排の傾斜角度を、ボビンを積載
する支持棒を持ったコンベヤーとすることで衝撃吸収材
とするゴム材や吸収(ダンパー)機構等の布設の要が無
く、従来のコンベヤーとも価格に差が無く安価で合理性
にかなったコンベヤーである。
及び排出側で、ボビン給排の傾斜角度を、ボビンを積載
する支持棒を持ったコンベヤーとすることで衝撃吸収材
とするゴム材や吸収(ダンパー)機構等の布設の要が無
く、従来のコンベヤーとも価格に差が無く安価で合理性
にかなったコンベヤーである。
【0014】(4) 既設の施設機械の取合い高さに問われ
ること無く、コンベヤー端部のボビン給排部での、ボビ
ン移載傾斜を考慮することで、前工程場から次工程場へ
のボビン搬送を容易にすることができる。
ること無く、コンベヤー端部のボビン給排部での、ボビ
ン移載傾斜を考慮することで、前工程場から次工程場へ
のボビン搬送を容易にすることができる。
【図1】本発明のボビン移載傾斜搬送方式のコンベヤー
装置の一実施例を示す側面図。
装置の一実施例を示す側面図。
【図2】従来技術のコンベヤーに於けるボビン給排作業
の概要を示す側面図である。
の概要を示す側面図である。
1 コンベヤー 2a、2b 鉄ボビン(またはボビン) 3 給排移載板 4 排出移載板 5 前工程場 6 次工程場 7 案内レール 8 駆動側チェーンスプロケット 9 従動側チェーンスプロケット Aa、Ab 前段側支持棒 Ba、Bb 後段側支持棒 C ローラーチェーン Ga、Gb 重心
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 千田 敬司 茨城県日立市日高町5丁目1番1号 日 立電線株式会社日高工場内 審査官 一色 貞好 (56)参考文献 実開 昭63−107314(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B65G 17/24 B65G 17/06
Claims (1)
- 【請求項1】ボビンの前工程場によりコンベヤーへの供
給移載と、該コンベヤーから次工程場への搬送排出移載
とを行うチェーンアタッチメントに支持棒を設け、前記
ボビンを前後2本の支持棒で積載搬送し前段の支持棒で
ボビンの転出を阻止し後部の支持棒により蹴り出しを与
えるローラーチェーンコンベヤー装置において、前記ボ
ビンを積載支持する棒の移動軌跡を、前記前工程場でこ
れに同水準に設けられる供給積載板より僅かに上り勾配
となし、それ以降は前記次工程場に向けて下り勾配とな
し、この下り勾配の延長線上に排出移載板を設置し、前
記排出移載板と次工程場を同水準に設置してなることを
特徴とするボビン移載傾斜搬送方式のコンベヤー装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05161395A JP3136843B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | ボビン移載傾斜搬送方式のコンベヤー装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP05161395A JP3136843B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | ボビン移載傾斜搬送方式のコンベヤー装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0710241A JPH0710241A (ja) | 1995-01-13 |
JP3136843B2 true JP3136843B2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=15734283
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP05161395A Expired - Fee Related JP3136843B2 (ja) | 1993-06-30 | 1993-06-30 | ボビン移載傾斜搬送方式のコンベヤー装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3136843B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106276302B (zh) * | 2016-08-31 | 2018-08-10 | 浙江双友物流器械股份有限公司 | 一种货物的移送装置 |
CN113860083A (zh) * | 2021-10-19 | 2021-12-31 | 国网山东省电力公司济南市历城区供电公司 | 一种电力通信施工放线架 |
-
1993
- 1993-06-30 JP JP05161395A patent/JP3136843B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0710241A (ja) | 1995-01-13 |
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Date | Code | Title | Description |
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LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |