JP5545113B2 - 表面処理装置 - Google Patents

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Description

本発明は、線材等の被処理対象物の表面へ投射材を投射して表面処理をする表面処理装置に関する。
表面処理装置においては、例えば、キャビネット内に線材等を搬入すると共に、搬入された線材等の表面へ投射材を投射してブラスト処理するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−334759公報
しかしながら、このような装置は、無駄な投射を抑える観点で改善の余地がある。
本発明は、上記事実を考慮して、無駄な投射を抑えることができる表面処理装置を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明の表面処理装置は、所定の搬送方向へ搬送される被処理対象物に対して投射材を投射する投射装置と、前記投射装置に対して前記搬送方向の上流側及び下流側の少なくともいずれかに配置され、前記被処理対象物の有無を検知する検知手段と、前記投射装置への投射材の供給用とされ、前記投射装置への投射材の供給量を変更可能な投射材供給装置と、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記投射材供給装置による前記投射装置への投射材の供給量を調節する制御手段と、を有し、前記検知手段は、前記被処理対象物が搬送される搬送通路の上方側に配置された装置であって、前記搬送方向と直交する水平方向の支軸の回りに回転移動可能とされ、自由状態では長手方向が上下方向となる姿勢で配置されるアームと、前記アームにおけるその自由状態で前記支軸よりも下方側の下端となる部位に取り付けられると共に、搬送中の前記被処理対象物によって押される位置に配置され、前記支軸と平行な軸線回りに回転自在なローラと、前記アームにおけるその自由状態で前記支軸よりも上方側の上端となる部位に取り付けられた磁性体と、搬送中の前記被処理対象物が前記ローラを押して前記アームを回転移動させた場合に前記磁性体が近接する位置に配置され、前記磁性体の近接を検出する近接スイッチと、を備える
請求項1に記載する本発明の表面処理装置によれば、投射材供給装置から投射装置へ投射材の供給がなされ、投射装置は、所定の搬送方向へ搬送される被処理対象物に対して投射材を投射する。投射装置に対して搬送方向の上流側及び下流側の少なくともいずれかに検知手段が配置されており、この検知手段により被処理対象物の有無が検知される。ここで、制御手段は、検知手段の検知結果に基づいて、投射材供給装置による投射装置への投射材の供給量を調節する。このため、無駄な投射が抑えられる。
ここで、この表面処理装置の検知手段によれば、搬送中の被処理対象物がローラを押してアームを回転移動させた場合に磁性体が近接スイッチに近接するようになっており、近接スイッチが磁性体の近接を検出することで、被処理対象物の検知がなされる。
請求項2に記載する本発明の表面処理装置は、請求項1記載の構成において、前記被処理対象物が搬送される速度を検出する速度検出手段が設けられると共に、前記制御手段は、前記速度検出手段の検出結果に基づいて、前記投射材供給装置による前記投射装置への投射材の供給量を調節する。
請求項2に記載する本発明の表面処理装置によれば、被処理対象物が搬送される速度が速度検出手段によって検出される。ここで、制御手段は、速度検出手段の検出結果に基づいて、投射材供給装置による投射装置への投射材の供給量を調節する。このため、無駄な投射が効果的に抑えられる。
請求項3に記載する本発明の表面処理装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記投射装置により投射された投射材によって前記被処理対象物の表面加工をなす投射室が内部に形成されると共に、前記被処理対象物の搬入用の搬入口及び搬出用の搬出口が形成されたキャビネットと、前記キャビネットの搬入口側に配置され、前記被処理対象物が内側を通過可能な第一筒状部と、前記第一筒状部の内側に配置されて前記被処理対象物の通過時に前記被処理対象物と前記第一筒状部の内面との間で投射材の漏出阻止用とされた第一シール体と、を備えた第一シール部と、前記キャビネットの搬出口側に配置され、前記被処理対象物が内側を通過可能な第二筒状部と、前記第二筒状部の内側に配置されて前記被処理対象物の通過時に前記被処理対象物と前記第二筒状部の内面との間で投射材の漏出阻止用とされた第二シール体と、を備えた第二シール部と、前記第二シール部よりも前記搬送方向の下流側に気体流出口が配置され、前記キャビネットの内側へ向けた気流を発生させる気流発生装置と、を有する。
請求項3に記載する本発明の表面処理装置によれば、キャビネットの搬入口から搬入された被処理対象物は、キャビネットの投射室に至ると投射装置によって投射材が投射される。投射された被処理対象物は、キャビネットの搬出口から搬出される。また、キャビネットの搬入口側には第一シール部が配置されており、この第一シール部には、被処理対象物が通過可能な第一筒状部の内側に第一シール体が配置されている。第一シール体は、被処理対象物の通過時に被処理対象物と第一筒状部の内面との間で投射材の漏出阻止用となっている。このため、投射された投射材の搬入口側からの漏出が第一シール体によって阻止される。
これに対して、キャビネットの搬出口側には第二シール部が配置されており、この第二シール部には、被処理対象物が通過可能な第二筒状部の内側に第二シール体が配置されている。第二シール体は、被処理対象物の通過時に被処理対象物と第二筒状部の内面との間で投射材の漏出阻止用となっている。このため、基本的には投射された投射材の搬出口側からの漏出が第二シール体によって阻止される。但し、搬出口側からは被処理対象物の搬出に伴って被処理対象物上に残留した投射材が搬出される可能性がある。しかしながら、本願発明では、第二シール部よりも搬送方向の下流側に気流発生装置の気体流出口が配置され、気流発生装置がキャビネットの内側へ向けた気流を発生させるので、被処理対象物上に投射材が残留していても、そのような投射材は、キャビネットの内側へ戻される。
請求項4に記載する本発明の表面処理装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の構成において、前記投射装置によって投射された投射材を前記キャビネットの上方側へ搬送するバケットエレベータを含んで構成され、前記投射材を前記投射装置へ循環させる循環装置と、前記循環装置の循環経路に設けられ、前記投射材以外の異物及び投射された前記投射材のうち割れた投射材を分離除去するセパレータと、前記セパレータに接続され、粉塵を含む空気を吸引する集塵機と、を有する。
請求項4に記載する本発明の表面処理装置によれば、投射装置によって投射された投射材がバケットエレベータによってキャビネットの上方側へ搬送され、バケットエレベータを含む循環装置によって投射装置へ循環させられる。循環装置の循環経路にはセパレータが設けられ、投射材以外の異物及び投射された投射材のうち割れた投射材がセパレータによって分離除去される。また、セパレータに接続された集塵機によって粉塵を含む空気が吸引される。この集塵機の吸引によってセパレータ等を介してキャビネットの内部が負圧になるので、気流発生装置によって発生したキャビネットの内側へ向けた気流がキャビネットの内部に容易に入り込み、第二シール部を通過してしまった投射材がキャビネットの内側へ効率的に戻される。すなわち、投射材が循環利用されつつ、投射材や異物の装置外への漏出が効果的に防止又は抑制される。
以上説明したように、本発明に係る表面処理装置によれば、無駄な投射を抑えることができるという優れた効果を有する。
本発明の第1の実施形態に係るショットブラスト装置を示す正面図である。 図1のショットブラスト装置の左側面図である。 図1のショットブラスト装置の搬入口側を拡大して示す部分拡大図である。 図1のショットブラスト装置の搬出口側を拡大して示す部分拡大図である。 図3のブラシを示す断面図である。図5(A)は図3の5A−5A線に沿った拡大断面図である。図5(B)は図3の5B−5B線に沿った拡大断面図である。 図3の矢印6方向視で図示した拡大図である。 図4の気流発生装置の一部を拡大して示す半断面の斜視図である。 図1のショット供給装置の概略構成等を示す模式的な構成図である。 本発明の第2の実施形態に係るショットブラスト装置を示す正面図である。 図9のショットブラスト装置の左側面図である。 図9のショットブラスト装置の右側面図である。
[第1実施形態]
本発明の第1の実施形態に係る表面処理装置としてのショットブラスト装置について図1〜図8を用いて説明する。図1には、ショットブラスト装置10が正面図にて示されており、図2には、ショットブラスト装置10が左側面図で示されている。
なお、本実施形態に係るショットブラスト装置10は、金属製の線材12を被処理対象物としている。図中において適宜示される矢印Xは、線材12が搬送される搬送方向(以下、「線材搬送方向」という。)を示している。
図1に示されるショットブラスト装置10に対して線材搬送方向(線材走行方向)の上流側(図中左側)には、図示しない線材供給装置が配置されている。線材供給装置は、ショットブラスト装置10への線材12の供給用とされ、ショットブラスト装置10でブラスト処理される前の線材12が巻かれた巻出部と、前記巻出部から巻き出された線材12をショットブラスト装置10の搬入側ガイドローラ14に案内するガイドローラと、を含んで構成されている。
また、ショットブラスト装置10に対して線材搬送方向の下流側(図中右側)には、図示しない巻取装置が配置されている。前記巻取装置は、駆動モータで回転駆動されるリールを備えており、ショットブラスト装置10でブラスト処理されて搬出側ガイドローラ16から搬出された線材12を前記リールによって所定の速度および所定の張力で巻き取る装置である。なお、線材12の搬送には、前記巻取装置の他、抽伸機(ダイスにより線材12を規定の太さに引き抜く装置であって往復運動しながら線材12を挟んで引っ張る動作を繰り返す線材走行駆動手段を備える装置)等が適用される。
図1に示されるように、ショットブラスト装置10は、キャビネット18を備えている。キャビネット18の内部には、線材12への投射材の投射によって線材12の表面加工をなす投射室18A(「加工室」、「研掃室」ともいう。)が形成されている。また、キャビネット18には、線材搬送方向の上流側(図中左側)に線材12の搬入用とされた搬入口20が形成されると共に、線材搬送方向の下流側(図中右側)に線材12の搬出用とされた搬出口22が形成されている。
また、キャビネット18の内部には、複数のガイド筒部材(案内部材)24が線材12の搬送通路に沿って所定の間隔を置いて配置されている。ガイド筒部材24は、キャビネット18に固定されており、略筒状に形成されている。ガイド筒部材24に形成されたガイド孔は、線材搬送方向の下流側へ向けて徐々に小径となっており、ガイド孔の軸心は線材12の搬送通路の中心と一致するように配置されている。
複数のガイド筒部材24のうち、搬入口20及び搬出口22に設けられたガイド筒部材24には、各々の線材搬送方向の下流側部位に短筒状のガイド筒25が二個直列的に取り付けられている。ガイド筒25に形成されたガイド孔は、線材搬送方向の下流側へ向けて徐々に小径となっており、このガイド孔の軸心はガイド筒部材24のガイド孔の軸心と一致するように配置されている。
また、キャビネット18には、線材12の搬送通路を挟んだ上下左右に計四台の投射装置26が取り付けられている。これら四台の投射装置26は、線材搬送方向に所定の間隔を置いて配置されている。本実施形態の投射装置26は、線材搬送方向へ搬送される線材12に対して投射材(ショット、本実施形態では一例として鋼球)を遠心力で加速して投射する遠心式ショット投射装置(インペラーユニット、遠心投射手段)とされている。すなわち、投射装置26は、前述のように四台設けられることで、線材12に向けて上下左右方向から投射材を投射するようになっている。このような投射は、本実施形態では、線材12の表面に付着するスケール・錆等の付着物を除去するためになされる。図8に示されるように、投射装置26は、制御手段としてのECU46(Electronic Control Unit)に接続されている。
投射装置26の上方側には、投射材供給装置としてのショット供給装置28(流量調整装置)が配置されている。ショット供給装置28は、投射装置26へ投射材Sを供給する装置である。ショット供給装置28は、投射材貯蔵用のショットタンク38のホッパ38Aの下方側に配置されてケース体28Cを備えており、ケース体28Cは、外筒部28C1の内側に内筒部28C2が形成されている。また、ショット供給装置28は、ケース体28Cの内筒部28C2の下部開口部28C3を開閉可能なショットゲート28Aを備えている。
ショットゲート28Aは、円弧板面状の開閉部28A1が内筒部28C2の下部開口部28C3を開閉すると共に、開閉部28A1の一端から略直角に曲げられて先細り状とされた略三角状の支持部28A2を備えている。支持部28A2は、内筒部28C2と外筒部28C1との間に配置され、支持部28A2の上端部からは軸部28Jが突出してケース体28Cの外筒部28C1に回転可能に支持されている。また、支持部28A2において、軸部28Jと開閉部28A1側の端部との間からはピン28Pが突出している。このピン28Pは、ショットゲート28A(開閉部28A1)が下部開口部28C3を全閉する位置方向へ図示しない付勢手段によって付勢されると共に、アーム28B1の一端に回転自在に取り付けられている。アーム28B1の他端は、ロッド28B2の先端に回転自在に取り付けられている。また、ロッド28B2の基端はピストン28B3に固定されており、ピストン28B3は、シリンダ28B4(本実施形態では一例としてエアシリンダ)内で流体圧によって往復運動可能となっている。
すなわち、ショット供給装置28は、ピストン28B3が往復運動してロッド28B2が伸縮することでショットゲート28Aが揺動してショットゲート28Aの開度を変更可能となっている。本実施形態では、ショットゲート28Aは、全開及び半開の二段階で開く設定が可能となっており、全開、半開及び全閉のいずれかに設定されるようになっている。このように、ショットゲート28Aの開度(下部開口部28C3の開口面積に対する開き割合)を変更することによって投射装置26への投射材の供給量を多段階で変更可能(調整可能)となっている。ショット供給装置28は、シリンダ28B4がエア方向制御機器(電磁弁等)29Aを介してエア供給源29Bと接続されており、エア方向制御機器29Aは、ECU46に接続されている。ECU46は、エア方向制御機器29Aを制御することで、ピストン28B3の変位を制御できるようになっている。
図1に示されるように、投射装置26には、ショット供給装置28を介して循環装置30が連結されている。循環装置30は、投射装置26によって投射された投射材を搬送して投射装置26へ循環させる装置であり、キャビネット18の内部の底部側に配置されたスクリュウコンベヤ32及び装置上下方向に延びるバケットエレベータ34(図2参照)を備えている。
スクリュウコンベヤ32は、水平に配置されて線材搬送方向を軸方向として延在しており、軸部の両端側がキャビネット18側に回転可能に支持されている。このスクリュウコンベヤ32は、駆動モータ36に接続されて駆動モータ36の駆動力によって回転するようになっており、キャビネット18の下部に溜まった投射材を図中の左右両側から中央側へ搬送可能な左右対称のネジ部を備えている。
スクリュウコンベヤ32の軸線方向における中央部側に対しては、バケットエレベータ34の収集口34Dが臨むように配置されている。換言すれば、スクリュウコンベヤ32は、バケットエレベータ34の下端部側の収集口34Dへ投射材を搬送することができるように配置されている。バケットエレベータ34は、公知構造であるため詳細説明を省略するが、図2に示されるように、ショットブラスト装置10の上部及び下部に配置されたプーリ34A(図中では上側のみ図示)に無端ベルト34Bが巻き掛けられると共に、無端ベルト34Bに多数のバケット34Cが取り付けられている。またプーリ34Aはモータに接続されて回転駆動可能とされている。これにより、バケットエレベータ34は、スクリュウコンベヤ32(図1参照)で回収した(一時貯留された)投射材をバケット34Cで掬い上げると共に、プーリ34Aをモータで回転させることによって、バケット34C内の投射材をキャビネット18の上方側へ向けて搬送するようになっている。
また、図1及び図2に示されるように、バケットエレベータ34の上部側の近傍には、セパレータ40が配置されている。セパレータ40は、循環装置30の循環経路に設けられ、投射材以外の異物(線材表面から脱落した微細スケール等)、及びバケットエレベータ34で搬送された投射材(すなわち投射装置26で投射された投射材)のうち割れた投射材を分離除去するようになっており、再利用可能な投射材を落とし込む下端部の下方側に、投射材貯蔵用のショットタンク38が配置されている。セパレータ40としては、本実施形態では一例としてサイクロンが適用されている。このサイクロンは、略円筒状のケースを備えると共に、ケースに吸入された投射材を含む空気を案内して前記空気へ旋回流を生じさせる案内部を備えている。なお、サイクロンに代えてセトリングチャンバーを適用することも可能である。また、図1に示されるセパレータ40には、ダクト41を介して集塵機42が接続されている。図1では、集塵機42をブロック化して図示している。集塵機42は、粉塵を含む空気を吸引して収集するようになっている。なお、前記粉塵は、キャビネット18及びセパレータ40で発生する粉塵である。
ショットブラスト装置10における線材搬送方向の最下流側(搬出側ガイドローラ16よりも下流側)には、線材12の有無を検知する検知手段としての線材検知装置44が搬送通路の上方側に配置されている。図4に示されるように、線材検知装置44は、装置正面側から装置背面側へ向かう方向を軸方向とする支軸44Aがショットブラスト装置10の図示しない取付ブラケットに回転可能に支持されている。この支軸44Aにはアーム44Bが一体に形成されている。アーム44Bは、支軸44Aの軸方向に対して直交する方向に延在して支軸44A回りに回転移動可能(揺動可能)とされており、自由状態では長手方向が上下方向となる姿勢となる(二点鎖線参照)。アーム44Bには、自由状態で下端となる部位に支軸44Aと軸線が平行なローラ44Cが回転自在に取り付けられている。また、アーム44Bには、自由状態で上端となる部位に金属等の磁性体44Dが取り付けられている。
線材検知装置44においてアーム44Bに対して線材搬送方向の上流側(図中左側)には、近接スイッチ44Eが配置されている。近接スイッチ44Eは、磁性体44Dが所定範囲内まで接近した際に近接スイッチ44Eを含む電気回路(制御回路部)を導通状態にする構成とされている。すなわち、線材12が線材検知装置44の下方側を通過した際にローラ44Cが押されてアーム44Bが回転移動した状態では、磁性体44Dが近接スイッチ44Eに近接することにより、近接スイッチ44Eが磁性体44Dの近接を検出、換言すれば、線材12の存在を検出するようになっている。図8に示されるように、近接スイッチ44Eは、ECU46に接続されている。ECU46は、線材検知装置44の検知結果に基づいて、ショット供給装置28による投射装置26への投射材の供給量を調節するようになっている。
一方、図3に示されるように、搬入側ガイドローラ14の軸部14Aの近傍には、速度検出手段としての速度検出センサ45が配置されている。速度検出センサ45は、搬入側ガイドローラ14が回転した場合に搬入側ガイドローラ14と一体的に回転する軸部14Aの回転速度に基づいて、線材12が搬送される速度を検出するようになっている。図8に示されるように、速度検出センサ45は、ECU46に接続されている。ECU46は、速度検出センサ45の検出結果に基づいて、ショット供給装置28による投射装置26への投射材の供給量を調節するようになっている。
具体的には、ECU46は、速度検出センサ45の検出速度が所定速度未満の場合で線材検知装置44が線材12(図1参照)を検知した状態では、ショット供給装置28におけるショットゲート28Aの開度が半開となるようにピストン28B3を変位させ、速度検出センサ45の検出速度が所定速度以上の場合で線材検知装置44が線材12を検知した状態では、ショット供給装置28におけるショットゲート28Aの開度が全開となるようにピストン28B3を変位させる。また、ECU46は、速度検出センサ45が線材12(図1参照)の搬送速度を検出しておらず(線材12の搬送状態を検出しておらず)かつ線材検知装置44が線材12を検知している状態では、ショットゲート28Aの開度を維持するように、すなわち、ピストン28B3の位置を変えないように制御し、速度検出センサ45が線材12の搬送速度を検出しておらずかつ、線材検知装置44が線材12を検知していない状態では、ショットゲート28Aの開度が全閉となるようにピストン28B3を変位させる。
なお、ショットゲート28Aの開度は、より細かく(いわば無段階に)設定可能となっていてもよく、ECU46は、速度検出センサ45の検出速度に応じてショットゲート28Aの開度(換言すれば投射材の供給量)を、例えば比例的に変更するように、ピストン28B3の変位量を制御してもよい。
図3に示されるように、キャビネット18の搬入口20側には、搬入口20よりも線材搬送方向の上流側に第一シール構造部50(第一シール筒)が設けられ、第一シール構造部50のケース体51がキャビネット18に対して取り付けられている。すなわち、第一シール構造部50は、搬入側ガイドローラ14とキャビネット18との間に設けられている。ケース体51の底板部51Cは、線材搬送方向の下流側へ向けて装置下方側に傾斜しており、投射材がケース体51内に入ってしまった場合に当該投射材をキャビネット18側へ向けて落とし込むことが可能な構造になっている。なお、ケース体51の内部空間の下部とキャビネット18の内部空間とは、図示しない所定部位で連通している。また、ケース体51の上端開口部には、蓋体51Dが取り外し可能に装着されている。
第一シール構造部50のケース体51には、搬入口20の対向部に貫通孔51A、51Bが形成されており、上流側の貫通孔51Aにガイド筒部材(案内部材)52が配置されている。ガイド筒部材52は、キャビネット18の搬入口20に配置されたガイド筒部材24とほぼ同様の形状とされてガイド筒部材24と軸心が一致するように配置されている。このガイド筒部材52は、ガイド孔52Aの出口側が絞られることで搬送時における線材12の揺れ抑制機能も果たしている。
ガイド筒部材52とガイド筒部材24との間には、第一シール部54が設けられている。第一シール部54は、線材12が内側を通過可能な第一筒状部56と、第一筒状部56の内側に配置された第一シール体58と、を備えている。第一シール体58は、線材12の通過時に線材12と第一筒状部56の内面との間で投射材の漏出阻止用として機能する。なお、第一筒状部56における線材搬送方向の最上流部位及び最下流部部位には、搬送通路用の貫通孔が形成された平板部56Cが設けられている。
これに対して、図4に示されるように、キャビネット18の搬出口22側には、搬出口22よりも線材搬送方向の下流側に第二シール構造部60(第二シール筒)が設けられ、第二シール構造部60のケース体61がキャビネット18に対して取り付けられている。すなわち、第二シール構造部60は、キャビネット18と搬出側ガイドローラ16との間に設けられている。ケース体61の底板部61Cは、線材搬送方向の下流側へ向けて装置下方側に傾斜しており、投射材がケース体61内に入ってしまった場合に当該投射材をキャビネット18側へ向けて落とし込むことが可能な構造になっている。なお、ケース体61の内部空間の下部とキャビネット18の内部空間とは、図示しない所定部位で連通している。また、ケース体61の上端開口部には、蓋体61Dが取り外し可能に装着されている。
第二シール構造部60のケース体61内には、第二シール部64が設けられている。第二シール部64が線材搬送方向に沿って直列的に複数(本実施形態では二個)配置されている。第二シール部64は、線材12が内側を通過可能な第二筒状部66と、第二筒状部66の内側に配置された第二シール体68と、を備えている。第二シール体68は、線材12の通過時に線材12と第二筒状部66の内面との間で投射材の漏出阻止用として機能する。なお、第二筒状部66における線材搬送方向の最上流部位及び最下流部部位には、搬送通路用の貫通孔が形成された平板部66Cが設けられている。
図5には、第一シール部54が断面図にて示されており、図5(A)は図3の5A−5A線に沿った断面図、図5(B)は図3の5B−5B線に沿った断面図となっている。なお、第二シール部64(図4参照)は、第一シール部54と実質的に同様の構造となっているので、その図示及び説明を省略する。
図5に示されるように、第一筒状部56は、断面V字形状の受樋ケース56Aと、受樋ケース56Aに対応して配置された断面逆V字形状の蓋体56Bと、によって形成されている。なお、図5には、図示されていないが、受樋ケース56Aの内面及び蓋体56Bの内面にゴム等の弾性体が貼り付けられていてもよい。受樋ケース56Aには、投射材抜き孔156が貫通形成されている。
図3及び図4に示されるように、第一シール体58及び第二シール体68は、複数の長尺材としてのブラシの毛158、168を含んで構成されている。これらの第一シール体58及び第二シール体68には、本実施形態では、ブラシの毛158、168が単一方向を向いた正面視で略四角形状(図5参照)のブラシ部材58A、68Aが複数用いられると共に、複数のブラシ部材58A、68Aが線材搬送方向に沿って直列的に配置されている。また、図5及び図6に示されるように、第一シール体58は、各ブラシ部材58Aのブラシの毛158の方向が配列方向に見て交差するように(本実施形態では直交するように)配置されている。図示を省略するが、図4に示される第二シール体68も、各ブラシ部材68Aのブラシの毛168の方向が配列方向に見て交差するように(本実施形態では直交するように)配置されている。これにより、図3に示される第一シール体58及び図4に示される第二シール体68は、ブラシの毛158、168が複数方向から延出して交差することでラビリンス構造を形成している。なお、ブラシの毛158、168は、本実施形態では、一例として樹脂繊維で形成されたものが適用されているが、樹脂製以外のゴム製や金属製であってもよい。
図5に示されるように、ブラシ部材58Aは、ブラシの毛158を保持するブラシ基部258が第一筒状部56に取り付けられると共に、ブラシの毛158の部分が線材搬送方向視で略U字状になるようにスリット58Bが形成されている。スリット58Bによって短くなったブラシの毛158の先端は、線材12に接するように設定されており、スリット58Bの幅は、線材12の直径に略等しく設定されている。図示を省略するが、図4に示されるブラシ部材68Aも同様の構造となっている。
図4に示されるように、第二シール部64よりも線材搬送方向の下流側には、気流発生装置70の気体流出口としての吹出口72が配置されている。気流発生装置70は、キャビネット18の内側へ向けた気流を発生させる構成部であり、第二シール構造部60のケース体61の上方側に設けられたブロアファン74を備えている。ブロアファン74は、外気導入用とされ、駆動モータの駆動力によって作動可能とされており、排気側がダクト76に接続されている。図4及び図7に示されるように、ダクト76の下端部は、略矩形箱状のケース部78の上端に連結されている。ケース部78の略高さ方向中央部には、筒状体としてのガイド筒体80が線材搬送方向に貫通するように一体的に配設されている。なお、ダクト76及びガイド筒体80は気流発生装置70の一部を構成している。
ガイド筒体80は、第二シール部64よりも線材搬送方向の下流側に配置されて略筒状に形成されており、その軸心部を線材12が通過可能とされている。ガイド筒体80は、搬送通路に沿って貫通したガイド孔80Aが線材搬送方向の上流側から線材搬送方向の下流側へ向けて一旦徐々に小径となってから吹出口72を境にして徐々に大径となっている。ガイド孔80Aの軸心は線材12の搬送通路の中心と一致するように配置されている。
また、ガイド筒体80には、ケース部78の内部空間78Aとガイド孔80Aとを連通する通風孔としての通風スリット80Bが形成されている。通風スリット80Bは、キャビネット18(図4参照)の内側へ向けた気流の風向を指向させるために形成され、ガイド筒体80の外周側から軸心部側へ向けて線材搬送方向の上流側に傾斜しており、ガイド筒体80の軸心部周りの全周に亘って形成されている。前述した吹出口72は、通風スリット80Bのガイド孔80A側の開口部に設けられている。
(作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
図1に示されるように、線材供給装置(図示省略)から供給された線材12は、搬入側ガイドローラ14によって高さ位置が決められた状態で、第一シール部54を経てキャビネット18の搬入口20側から搬入される。線材12が搬入側ガイドローラ14上を通過する際には、線材12が搬送される速度が速度検出センサ45(図3参照)によって検出される。
この線材12は、キャビネット18の投射室18Aで投射装置26によって投射材が投射され、線材12の表面に付着するスケール・錆等の付着物が除去される。その後、線材12は、キャビネット18の搬出口22側から搬出され、第二シール部64を経て、搬出側ガイドローラ16上を通過する。搬出側ガイドローラ16よりも線材搬送方向の下流側では、線材検知装置44によって線材12の有無が検知される。その後、線材12は図示しない巻取装置によって巻き取られる。
ここで、図8に示されるECU46は、速度検出センサ45の検出結果及び線材検知装置44の検知結果に基づいて、ショット供給装置28による投射装置26への投射材の供給量を調節する。具体的には、ECU46は、速度検出センサ45の検出速度が所定速度未満の場合で線材検知装置44が線材12(図1参照)を検知した場合には、ショット供給装置28におけるショットゲート28Aの開度が半開となるようにピストン28B3を変位させ、速度検出センサ45の検出速度が所定速度以上の場合で線材検知装置44が線材12を検知した場合には、ショット供給装置28におけるショットゲート28Aの開度が全開となるようにピストン28B3を変位させる。また、ECU46は、速度検出センサ45が線材12(図1参照)の搬送速度を検出しておらず(線材12の搬送状態を検出しておらず)かつ線材検知装置44が線材12を検知している場合には、ショットゲート28Aの開度を維持するように、すなわち、ピストン28B3の位置を変えないように制御し、速度検出センサ45が線材12の搬送速度を検出しておらずかつ、線材検知装置44が線材12を検知していない場合には、ショットゲート28Aの開度が全閉となるようにピストン28B3を変位させる。これらによって、ショット供給装置28による投射装置26への投射材の供給量が調節される。
また、本実施形態に係るショットブラスト装置10では、キャビネット18の搬入口20側には第一シール部54が配置されており、この第一シール部54には、線材12が通過可能な第一筒状部56の内側に第一シール体58が配置されている。第一シール体58は、線材12の通過時に線材12と第一筒状部56の内面との間で投射材の漏出阻止用となっている。このため、投射された投射材の搬入口20側からの漏出が第一シール体58によって阻止される。これに対して、キャビネット18の搬出口22側には第二シール部64が配置されており、この第二シール部64には、線材12が通過可能な第二筒状部66の内側に第二シール体68が配置されている。第二シール体68は、線材12の通過時に線材12と第二筒状部66の内面との間で投射材の漏出阻止用となっている。このため、基本的には投射された投射材の搬出口22側からの漏出が第二シール体68によって阻止される。但し、搬出口22側からは線材12の搬出に伴って線材12上に残留した投射材や粉塵が搬出される可能性がある。
しかしながら、本実施形態に係るショットブラスト装置10では、第二シール部64よりも線材搬送方向の下流側には気流発生装置70の吹出口72が配置され、気流発生装置70がキャビネット18の内側へ向けた気流を発生させるので、線材12上に投射材や粉塵が残留していても、そのような投射材や粉塵は、気流と共にキャビネット18の内側へ戻される。
一方、図1に示されるキャビネット18の内部では、投射装置26によって投射されて落下した投射材が、キャビネット18の内部の底部側でスクリュウコンベヤ32によって線材搬送方向に沿った長さ方向の両側(図中の左右両側)から中央部側へ搬送されて集められる。スクリュウコンベヤ32による投射材の搬送先にはバケットエレベータ34の下端部が配置されているので、集められた投射材がバケットエレベータ34によってキャビネット18の上方側へ搬送され、バケットエレベータ34を含む循環装置30によって投射装置26へ循環させられる。循環装置30の循環経路にはセパレータ40が設けられ、投射材以外の異物及び投射された投射材のうち割れた投射材がセパレータ40によって分離除去される。また、セパレータ40に接続された集塵機42によって粉塵を含む空気が吸引される。この集塵機42の吸引によってセパレータ40等を介してキャビネット18の内部が負圧になるので、気流発生装置70によって発生したキャビネット18の内側へ向けた気流がキャビネット18の内部に容易に入り込み、投射材がキャビネット18の内側へ効率的に戻される。
以上説明したように、本実施形態に係るショットブラスト装置10によれば、投射材等が装置内から漏れてしまうのを防止又は抑制すると共に、無駄な投射を抑えることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2の実施形態に係る表面処理装置としてのショットブラスト装置について、図9〜図11を用いて説明する。図9には、本発明の第2の実施形態に係るショットブラスト装置90が正面図にて示され、図10には、ショットブラスト装置90が左側面図にて示され、図11には、ショットブラスト装置90が右側面図にて示されている。これらの図に示されるように、ショットブラスト装置90は、スクリュウコンベヤ32(図1参照)に代えて、キャビネット18の底部に傾斜部92が形成されている点で、第1の実施形態に係るショットブラスト装置10(図1参照)とは異なる。他の構成は、第1の実施形態とほぼ同様の構成となっている。よって、第1の実施形態と実質的に同様の構成部については、同一符号を付して説明を省略する。
図9に示されるように、キャビネット18の底部には、線材搬送方向に沿った長さ方向の中央部へ向けて下方側に傾斜した一対の傾斜部92が形成されている。傾斜部92の水平面に対する傾斜角度Aは、25°≦A≦45°に設定されていることが好ましく、本実施形態では、一例として、A=28°に設定されている。また、キャビネット18の線材搬送方向に沿った長さL1と、一対の傾斜部92の線材搬送方向に沿った長さの和L2(図中のL21とL22との和)とは、L2≧(3/4)×L1の関係が成り立つように設定されている。また、一対の傾斜部92の下端部間にバケットエレベータ34の下端部(収集口34D側)が配置されている。
(作用・効果)
以上説明した第2の実施形態に係るショットブラスト装置90によっても、前述した第1の実施形態と同様の作用によって、投射材等が装置内から漏れてしまうのを防止又は抑制すると共に、無駄な投射を抑えることができる。
また、本実施形態に係るショットブラスト装置90によれば、投射されて落下した投射材が一対の傾斜部92に沿って流れ落ちることで、投射材が線材搬送方向に沿った長さ方向の中央部側へ集められる。集められた投射材は、バケットエレベータ34によってキャビネット18の上方側へ搬送され、バケットエレベータ34を含む循環装置30によって投射装置26へ循環させられる。
また、キャビネット18の底部に設けられた傾斜部92の水平面に対する傾斜角度Aが25°≦Aに設定されることで、傾斜部92上に落下した投射材が傾斜部92に沿って容易に流れる。一方、ショットブラスト装置90の高さが高くなると、作業者の操作位置を高くするための嵩上げ手段が必要になったりピットを掘ってピット内にショットブラスト装置90の下部を配置することでショットブラスト装置90を低い位置に設置したりする必要が生じてしまうが、本実施形態では、A≦45°に設定されることで、ショットブラスト装置90の高さ寸法が抑えられる。
また、キャビネット18の線材搬送方向に沿った長さL1と、一対の傾斜部92の線材搬送方向に沿った長さの和L2とを、L2≧(3/4)×L1の関係が成り立つように設定しているので、傾斜部92上に落下した投射材は、傾斜部92によって狭い限られた範囲に集められる。本実施形態では、バケットエレベータ34が一台で処理できる範囲に投射材が集められており、投射材は、一台のバケットエレベータ34によって効率良くキャビネット18の上方側へ搬送される。
[実施形態の補足説明]
なお、上記実施形態では、図1等に示されるショットブラスト装置10、90には、投射材を遠心力で加速して投射する遠心式ショット投射装置が投射装置26として適用されているが、表面処理装置に適用される投射装置は、例えば、圧縮空気とともに投射材を圧送しノズルから噴射するエアノズル式の投射装置等のような他の投射装置であってもよい。
また、上記実施形態では、図4に示されるように、検知手段が近接スイッチ44Eを備えた線材検知装置44となっているが、本発明の実施形態ではない参考例として、検知手段は、例えば、投光器及び受光器を備えて被処理対象物の有無による受光量の変化によって当該被処理対象物の有無を検知するフォトセンサ等のような他の検知手段であってもよい。
また、上記実施形態では、検知手段としての線材検知装置44が投射装置26に対して線材搬送方向の下流側に配置されているが、被処理対象物の有無を検知する検知手段は、投射装置に対して線材搬送方向(被処理対象物の搬送方向)の上流側に配置されてもよく、また、投射装置に対して前記線材搬送方向の上流側及び下流側の両方に配置されてもよい。
また、上記実施形態では、図3に示されるように、速度検出手段としての速度検出センサ45が投射装置26に対して線材搬送方向の上流側に配置されているが、被処理対象物が搬送される速度を検出する速度検出手段は、投射装置に対して線材搬送方向(被処理対象物の搬送方向)の下流側に配置されてもよい。
また、上記実施形態では、図8に示されるように、ショット供給装置28は、ショットゲート28Aが揺動することで内筒部28C2の下部開口部28C3を開閉して投射装置への投射材の供給量を変更可能となっているが、投射材供給装置は、例えば、ショットゲートがスライド移動することで内筒部(28C2)の下部開口部(28C3)を開閉して投射装置26への投射材の供給量を変更可能とする構成であってもよい。
また、上記実施形態では、ECU46は、線材検知装置44の検知結果及び速度検出センサ45の検出結果に基づいて、ショット供給装置28による投射装置26への投射材の供給量を調節しているが、制御手段は、検知手段の検知結果のみに基づいて、投射材供給装置による投射装置への投射材の供給量を調節してもよい。この場合、制御手段は、例えば、検知手段が被処理対象物を検知した場合にはショットゲートを全開にし、検知手段が被処理対象物を検知しない場合にはショットゲートを全閉にする設定が適用可能である。
また、上記実施形態では、図1等に示される気流発生装置70が外気導入用のブロアファン74を含んで構成されているが、気流発生装置は、例えば、圧縮空気を供給する圧縮空気供給装置を含んで構成されると共に、圧縮空気供給装置に接続されたノズルの先端に気体流出口としての噴射口を備えた気流発生装置等のような他の気流発生装置であってもよい。
また、上記実施形態では、気流発生装置70は、通風スリット80Bが形成されたガイド筒体80を備えているが、気流発生装置は、このような筒状体を備えずにノズルが搬送通路側へ向けてキャビネットの搬出口側に傾斜して向けられた構造を備えた気流発生装置であってもよい。
また、上記実施形態では、ガイド筒体80の軸心部周りの全周に亘って通風スリット80Bが形成された構成となっているが、通風孔は、例えば、筒状体の軸心部周りに間隔をおいて複数形成されてもよい。
また、上記実施形態では、第一シール体58及び第二シール体68がラビリンス構造を形成しており、投射材の漏れを防止するためにはこのような構造がより好ましいが、第一シール体や第二シール体は、例えば、単一方向に延出されたブラシの毛のみで構成されたもの等のようなラビリンス構造を形成しない第一シール体や第二シール体であってもよい。
また、上記実施形態では、第一シール体58及び第二シール体68がブラシの毛158、168によってラビリンス構造を形成しているが、第一シール体や第二シール体は、例えば、弾性変形可能な複数のゴム製の線状体又は細帯状体が複数方向から延出して交差することで形成されてラビリンス構造を形成するもの等のような他の第一シール体や第二シール体であってもよい。また、第一シール体及び第二シール体には、前記複数のゴム製の線状体又は細帯状体の延出方向が単一方向を向いた部材が複数用いられると共に、前記複数の部材が前記搬送方向に沿って直列的に配置されかつ各部材の延出方向が配列方向に見て交差するように配置されてもよい。
また、上記実施形態では、第一シール体58及び第二シール体68には、ブラシの毛158、168が単一方向を向いたブラシ部材58A、68Aが複数用いられると共に、複数のブラシ部材58A、68Aが搬送方向に沿って直列的に配置されかつ各ブラシ部材58A、68Aのブラシの毛158、168の方向が配列方向に見て交差するように配置されているが、第一シール体や第二シール体には、例えば、単一のブラシ部材が適用されると共にそのブラシの毛が複数方向から延出して交差することでラビリンス構造が形成されたものを適用してもよい。
また、上記実施形態では、ブラシの毛158を保持するブラシ基部258が直線状に形成されているが、ブラシの毛を保持するブラシ基部は、円形状や螺旋形状等のような他の形状に形成されたものであってもよい。
また、上記実施形態では、第二シール部64が搬送方向に沿って直列的に複数(二個)配置されており、投射材の漏れを防止する観点からはこのような構成がより好ましいが、第二シール部が一個配置される構成でもよい。また、第二シール部64が搬送方向に沿って直列的に三個以上配置されてもよい。
また、上記実施形態では、第一シール部54を含む第一シール構造部50が、キャビネット18の搬入口20に対して線材搬送方向の上流側に隣接して設けられているが、第一シール部を含む構造部は、キャビネットの搬入口に対して線材搬送方向(被処理対象物の搬送方向)の下流側に隣接して設けられてもよい。
また、上記実施形態では、第二シール部64を含む第二シール構造部60が、キャビネット18の搬出口22に対して線材搬送方向の下流側に隣接して設けられているが、第二シール部を含む構造部は、キャビネットの搬出口に対して線材搬送方向(被処理対象物の搬送方向)の上流側に隣接して設けられてもよい。
また、上記実施形態では、循環装置30が設けられており、投射材を循環させて再利用する観点からは循環装置30が設けられる構成が好ましいが、循環装置がない表面処理装置であってもよい。
また、上記第2の実施形態では、傾斜部92の水平面に対する傾斜角度Aが25°≦A≦45°に設定されており、装置の高さ寸法を抑えながら投射材を容易に流し落とす観点からは、このような構成がより好ましいが、傾斜部の水平面に対する傾斜角度AがA<25°やA>45°に設定されたものとすることも可能である。
また、上記第2の実施形態では、キャビネット18の線材搬送方向に沿った長さL1と、傾斜部92の線材搬送方向に沿った長さの和L2(図9のL21とL22との和)とが、L2≧(3/4)×L1の関係が成り立つように設定されており、傾斜部92上に落下した投射材を狭い限られた範囲に集める観点からは、このような設定がより好ましいが、L2<(3/4)×L1となるような設定にすることも可能である。
さらに、上記実施形態では、表面処理装置は、ショットブラスト装置10、90とされているが、表面処理装置は、例えば、ショットピーニング装置であってもよい。
さらにまた、上記実施形態では、被処理対象物が線材12とされたショットブラスト装置10、90について説明したが、表面処理装置は、例えば、被処理対象物が表面処理装置の上流側から巻き出されて下流側で巻き取られる帯鋼や、棒状部材、板状部材等のような他の被処理対象物を処理するための表面処理装置であってもよい。
また、上記実施形態では、ショットブラスト装置10、90は、第一シール部54、第二シール部64及び気流発生装置70を備えた構成となっているが、表面処理装置は、これらのいずれかを備えない構成やこれらの全てを備えない構成であってもよい。
なお、上記実施形態及び上述の複数の変形例は、適宜組み合わされて実施可能である。
10 ショットブラスト装置(表面処理装置)
12 線材(被処理対象物)
18 キャビネット
18A 投射室
20 搬入口
22 搬出口
26 投射装置
28 ショット供給装置(投射材供給装置)
30 循環装置
34 バケットエレベータ
40 セパレータ
42 集塵機
44 線材検知装置(検知手段)
44A 支軸
44B アーム
44C ローラ
44D 磁性体
44E 近接スイッチ
45 速度検出センサ(速度検出手段)
46 ECU(制御手段)
54 第一シール部
56 第一筒状部
58 第一シール体
64 第二シール部
66 第二筒状部
68 第二シール体
70 気流発生装置
72 吹出口(気体流出口)
90 ショットブラスト装置(表面処理装置)
S 投射材
X 線材搬送方向(搬送方向)

Claims (4)

  1. 所定の搬送方向へ搬送される被処理対象物に対して投射材を投射する投射装置と、
    前記投射装置に対して前記搬送方向の上流側及び下流側の少なくともいずれかに配置され、前記被処理対象物の有無を検知する検知手段と、
    前記投射装置への投射材の供給用とされ、前記投射装置への投射材の供給量を変更可能な投射材供給装置と、
    前記検知手段の検知結果に基づいて、前記投射材供給装置による前記投射装置への投射材の供給量を調節する制御手段と、
    を有し、
    前記検知手段は、前記被処理対象物が搬送される搬送通路の上方側に配置された装置であって、
    前記搬送方向と直交する水平方向の支軸の回りに回転移動可能とされ、自由状態では長手方向が上下方向となる姿勢で配置されるアームと、
    前記アームにおけるその自由状態で前記支軸よりも下方側の下端となる部位に取り付けられると共に、搬送中の前記被処理対象物によって押される位置に配置され、前記支軸と平行な軸線回りに回転自在なローラと、
    前記アームにおけるその自由状態で前記支軸よりも上方側の上端となる部位に取り付けられた磁性体と、
    搬送中の前記被処理対象物が前記ローラを押して前記アームを回転移動させた場合に前記磁性体が近接する位置に配置され、前記磁性体の近接を検出する近接スイッチと、
    を備える、表面処理装置。
  2. 前記被処理対象物が搬送される速度を検出する速度検出手段が設けられると共に、
    前記制御手段は、前記速度検出手段の検出結果に基づいて、前記投射材供給装置による前記投射装置への投射材の供給量を調節する請求項1記載の表面処理装置。
  3. 前記投射装置により投射された投射材によって前記被処理対象物の表面加工をなす投射室が内部に形成されると共に、前記被処理対象物の搬入用の搬入口及び搬出用の搬出口が形成されたキャビネットと、
    前記キャビネットの搬入口側に配置され、前記被処理対象物が内側を通過可能な第一筒状部と、前記第一筒状部の内側に配置されて前記被処理対象物の通過時に前記被処理対象物と前記第一筒状部の内面との間で投射材の漏出阻止用とされた第一シール体と、を備えた第一シール部と、
    前記キャビネットの搬出口側に配置され、前記被処理対象物が内側を通過可能な第二筒状部と、前記第二筒状部の内側に配置されて前記被処理対象物の通過時に前記被処理対象物と前記第二筒状部の内面との間で投射材の漏出阻止用とされた第二シール体と、を備えた第二シール部と、
    前記第二シール部よりも前記搬送方向の下流側に気体流出口が配置され、前記キャビネットの内側へ向けた気流を発生させる気流発生装置と、
    を有する請求項1又は請求項2に記載の表面処理装置。
  4. 前記投射装置によって投射された投射材を前記キャビネットの上方側へ搬送するバケットエレベータを含んで構成され、前記投射材を前記投射装置へ循環させる循環装置と、
    前記循環装置の循環経路に設けられ、前記投射材以外の異物及び投射された前記投射材のうち割れた投射材を分離除去するセパレータと、
    前記セパレータに接続され、粉塵を含む空気を吸引する集塵機と、
    を有する請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の表面処理装置。
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