JP2012040628A - 表面処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】投射材等が装置内から漏れてしまうのを防止又は抑制することができる表面処理装置を得る。
【解決手段】キャビネット本体16の搬入口18及び搬出口20にはシール筒部64、66が取り付けられて棒材12の搬送通路の一部を構成している。シール筒部64、66は、筒状に形成されて棒材12が筒内側を通過可能とされると共に、上部に形成された孔64A、66Aから投射材90が流入されて筒内側に投射材90が溜められている。このため、投射された投射材が飛散しても当該投射材はシール筒部64、66内に溜められた投射材90に堰き止められる。
【選択図】図1

Description

本発明は、棒材等の被処理対象物の表面へ投射材を投射して表面処理をする表面処理装置に関する。
表面処理装置においては、例えば、キャビネット内に被処理対象物を搬入すると共に、搬入された被処理対象物の表面へ投射材を投射してブラスト処理するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−334759公報
しかしながら、このような装置では、投射材等が飛散して装置内から漏れてしまう場合がある。
本発明は、上記事実を考慮して、投射材等が装置内から漏れてしまうのを防止又は抑制することができる表面処理装置を得ることが目的である。
請求項1に記載する本発明の表面処理装置は、所定の搬送方向へ搬送される被処理対象物に対して投射材を投射する投射装置と、前記投射装置により投射された投射材によって前記被処理対象物の表面加工をなす投射室が内部に形成されると共に、前記被処理対象物の搬入用の搬入口及び搬出用の搬出口が形成されたキャビネット本体と、前記キャビネット本体の前記搬送方向の上流側に隣接すると共に前記投射室に前記搬入口で連通する空間を形成し、前記被処理対象物の搬入用の外側入口が前記搬入口に対向して形成されたキャビネット前部と、前記キャビネット本体の前記搬送方向の下流側に隣接すると共に前記投射室に前記搬出口で連通する空間を形成し、前記被処理対象物の搬出用の外側出口が前記搬出口に対向して形成されたキャビネット後部と、前記キャビネット本体の前記搬入口及び前記搬出口に取り付けられて前記被処理対象物の搬送通路の一部を構成し、筒状に形成されて前記被処理対象物が筒内側を通過可能とされると共に、上部に形成された孔から投射材が流入されて筒内側に投射材が溜められるシール筒部と、を有する。
請求項1に記載する本発明の表面処理装置によれば、キャビネット前部の外側入口を通ってキャビネット本体の搬入口から搬入された被処理対象物は、キャビネット本体の投射室に至ると投射装置によって投射材が投射される。投射材が投射された被処理対象物は、キャビネット本体の搬出口を通ってキャビネット後部の外側出口から搬出される。ここで、キャビネット本体の搬入口及び搬出口にはシール筒部が取り付けられて被処理対象物の搬送通路の一部を構成している。シール筒部は、筒状に形成されて被処理対象物が筒内側を通過可能となっており、上部に形成された孔から投射材が流入されて筒内側に投射材が溜められる。このため、投射された投射材が飛散しても当該投射材はシール筒部内に溜められた投射材に堰き止められる。また、流入された投射材のうちシール筒部での収容量を超える分の投射材は、キャビネット前部、キャビネット本体、キャビネット後部のいずれかの下部に落下するので、装置外への漏出が抑えられる。
請求項2に記載する本発明の表面処理装置は、請求項1記載の構成において、前記シール筒部における前記搬送方向の上流側及び下流側の端部の少なくともいずれかには、当該端部の筒内側の下端に隣接配置されて当該筒内側からの投射材の流出を堰き止める堰止部が設けられている。
請求項2に記載する本発明の表面処理装置によれば、シール筒部における搬送方向の上流側及び下流側の端部の少なくともいずれかには、当該端部の筒内側の下端に隣接配置されて当該筒内側からの投射材の流出を堰き止める堰止部が設けられているので、シール筒部の筒内側に投射材が効率的に溜められる。よって、例えば、シール筒部の軸方向長さ(搬送方向に沿った長さ)が抑えられても、シール筒部の内側に十分な量の投射材を溜めることが可能になる。
請求項3に記載する本発明の表面処理装置は、請求項1又は請求項2に記載の構成において、前記外側入口側及び前記外側出口側には、前記搬送方向に対して板面が垂直に配置されて投射材の漏出阻止用とされたシール板が設けられ、前記シール板は、可撓性を備えると共にスリットによって複数に区画されかつ前記被処理対象物の通過時に前記スリットで分割されて前記搬送方向の下流側へそれぞれ撓み変形可能とされている。
請求項3に記載する本発明の表面処理装置によれば、外側入口側及び外側出口側には、搬送方向に対して板面が垂直に配置されて投射材の漏出阻止用とされたシール板が設けられており、これらのシール板は、可撓性を備えると共にスリットによって複数に区画されかつ被処理対象物の通過時にスリットで分割されて搬送方向の下流側へそれぞれ撓み変形可能となっているので、仮に外側入口側及び外側出口側に投射材が飛散してもシール板によって装置外への投射材の漏出が阻止される。
請求項4に記載する本発明の表面処理装置は、請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の構成において、前記キャビネット後部の内部に吹付口が配置されて前記被処理対象物へ向けて気体の吹き付けが可能な吹付装置が設けられている。
請求項4に記載する本発明の表面処理装置によれば、キャビネット後部の内部に吹付口が配置されて被処理対象物へ向けて気体の吹き付けが可能な吹付装置が設けられているので、被処理対象物の上に残留した投射材等が吹付装置の気体の吹き付けによって吹き落とされる。
請求項5に記載する本発明の表面処理装置は、請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の構成において、前記投射装置は、インペラの回転により投射材に遠心力を付与して投射材を投射する遠心式の投射装置とされて前記キャビネット本体内に配置されている。
請求項5に記載する本発明の表面処理装置によれば、投射装置は、インペラの回転により投射材に遠心力を付与して投射材を投射する遠心式の投射装置となっており、キャビネット本体内に配置されているので、被処理対象物に対して効率良く投射できる。また、遠心式の投射装置は、エアノズル式の投射装置に比べてキャビネット本体内の気圧の変動が抑えられるので、シール筒部内で投射材を溜めた状態が容易に維持される。
請求項6に記載する本発明の表面処理装置は、請求項5記載の構成において、前記投射装置は、前記キャビネット本体内で前記搬送方向の上流側及び下流側に配置され、前記搬送方向の上流側に配置された上流側投射装置は、前記搬送方向の上流側、前記被処理対象物の搬送通路側、前記搬送方向の下流側の順に回転するようにインペラの回転方向が設定され、かつ投射材を放出する部位が前記インペラの回転軸に対して前記搬送方向の上流側に設定されており、前記搬送方向の下流側に配置された下流側投射装置は、前記搬送方向の下流側、前記被処理対象物の搬送通路側、前記搬送方向の上流側の順に回転するようにインペラの回転方向が設定され、かつ投射材を放出する部位が前記インペラの回転軸に対して前記搬送方向の下流側に設定されている。
請求項6に記載する本発明の表面処理装置によれば、搬送方向の上流側に配置された上流側投射装置は、搬送方向の上流側、被処理対象物の搬送通路側、搬送方向の下流側の順に回転するようにインペラの回転方向が設定され、かつ投射材を放出する部位がインペラの回転軸に対して搬送方向の上流側に設定されているので、投射材の大部分は、搬入口から遠ざかる方向(キャビネット本体内の内向き)へ投射される。このため、搬入口からの投射材の流出が抑えられる。搬送方向の下流側に配置された下流側投射装置は、搬送方向の下流側、被処理対象物の搬送通路側、搬送方向の上流側の順に回転するようにインペラの回転方向が設定され、かつ投射材を放出する部位がインペラの回転軸に対して搬送方向の下流側に設定されているので、投射材の大部分は、搬出口から遠ざかる方向(キャビネット本体内の内向き)へ投射される。このため、搬出口からの投射材の流出が抑えられる。
請求項7に記載する本発明の表面処理装置は、請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の構成において、前記被処理対象物が棒材とされると共に前記棒材を回転させながら前記搬送方向へ搬送する回転搬送手段が設けられ、前記投射装置からの投射が前記棒材の軸心側へ向くように前記投射装置による投射方向と前記回転搬送手段による搬送位置が設定されている。
請求項7に記載する本発明の表面処理装置によれば、被処理対象物が棒材とされると共に棒材を回転させながら搬送方向へ搬送する回転搬送手段が設けられ、投射装置からの投射が棒材の軸心側へ向くように投射装置による投射方向と回転搬送手段による搬送位置が設定されているので、被処理対象物である棒材に対して投射装置による投射が効率良くなされる。
請求項8に記載する本発明の表面処理装置は、請求項7記載の構成において、前記投射室で投射材が投射される範囲を前記棒材が通過する間に前記回転搬送手段が前記棒材を三回転以上回転させるように設定されている。
請求項8に記載する本発明の表面処理装置によれば、投射室で投射材が投射される範囲を棒材が通過する間に棒材は回転搬送手段によって三回転以上回転させられるように設定されているので、棒材の表面加工が全周に亘ってむらなくなされる。
以上説明したように、本発明に係る表面処理装置によれば、投射材等が装置内から漏れてしまうのを防止又は抑制することができるという優れた効果を有する。
本発明の一実施形態に係るショットブラスト装置を示す正面図である。 図1のショットブラスト装置の平面図である。 図1のショットブラスト装置の右側面図である。 図1のショットブラスト装置の搬入口側を拡大して示す部分拡大図である。 図1のショットブラスト装置の搬出口側を拡大して示す部分拡大図である。 図5の6−6線に沿った拡大断面図である。
(実施形態の構成)
本発明の一実施形態に係る表面処理装置としてのショットブラスト装置について図1〜図6を用いて説明する。図1には、ショットブラスト装置10が正面図にて示されており、図2には、ショットブラスト装置10が平面図にて示されており、図3には、ショットブラスト装置10が右側面図にて示されている。
なお、本実施形態に係るショットブラスト装置10は、棒材12を被処理対象物としている。図中において適宜示される矢印Xは、棒材12が搬送される搬送方向(以下、「棒材搬送方向」という。)を示している。
図1に示されるように、ショットブラスト装置10は、キャビネット14を備えている。キャビネット14の大部分を構成するキャビネット本体16の内部には、棒材12への投射材の投射によって棒材12の表面加工をなす投射室16A(「加工室」、「研掃室」ともいう。)が形成されている。また、キャビネット本体16には、棒材搬送方向の上流側(図中左側)に棒材12の搬入用とされた搬入口18が形成されると共に、棒材搬送方向の下流側(図中右側)に棒材12の搬出用とされた搬出口20が形成されている。
キャビネット本体16の棒材搬送方向の上流側には、キャビネット14の一部を構成するキャビネット前部22が隣接している。キャビネット前部22は、投射室16Aに搬入口18で連通する空間22Aを形成している。また、キャビネット前部22には、棒材12の搬入用の外側入口24がキャビネット本体16の搬入口18に対向して形成されている。
これに対して、キャビネット本体16の棒材搬送方向の下流側には、キャビネット14の一部を構成するキャビネット後部26が隣接している。キャビネット後部26は、投射室16Aに搬出口20で連通する空間26Aを形成している。また、キャビネット後部26には、棒材12の搬出用の外側出口28がキャビネット本体16の搬出口20に対向して形成されている。
キャビネット14の内部には、棒材12を回転させながら搬送する回転搬送手段としての回転搬送装置30が設けられている。回転搬送装置30は、棒材12が載せられる複数のコンベアローラ32と、これらのコンベアローラ32を回転駆動する駆動機構(図示省略)と、を含んで構成されている。複数のコンベアローラ32は、棒材12の搬送通路に沿って所定の間隔をおいて配置されている。各コンベアローラ32は、その軸線方向の両端側から中央側へ向けて徐々に小径となって当該軸線方向の中央部が括れた所謂、鼓型に形成されている(図6参照)。図2に示されるように、各コンベアローラ32の軸線方向は、棒材搬送方向に対して傾斜し、かつ互いに平行に設定されている。
これらのコンベアローラ32は、駆動機構(図示省略)によって同時に同速度で回転するようになっている。前記駆動機構は、モータ(図示省略)の出力軸の回転を、動力伝達機構(図示省略)を介してコンベアローラ32へ伝達することでコンベアローラ32を駆動している。また、回転搬送装置30は、図1に示される投射室16Aで後述する投射装置36により投射材が投射される範囲を棒材12が通過する間に棒材12を三回転以上回転させるように設定されている。
キャビネット本体16内には、棒材12の搬送通路の上方側に複数台(本実施形態では計四台)の投射装置36が配置されている。投射装置36は、キャビネット本体16内で棒材搬送方向の上流側及び下流側にそれぞれ二台ずつ配置されている。これら四台の投射装置36は、棒材搬送方向に所定の間隔をおいて配置され、棒材搬送方向へ搬送される棒材12に対して投射材を投射するようになっている。本実施形態の投射装置36は、インペラ37A、37Cの回転により投射材(ショット、本実施形態では一例として鋼球)に遠心力を付与して投射材を投射する遠心式の投射装置(インペラーユニット、遠心投射手段)とされている。インペラ37A、37Cの回転軸37X、37Zは、本実施形態では、水平に配置されて棒材搬送方向に直交する方向に沿って設けられている。
四台の投射装置36のうち棒材搬送方向の上流側に計二台配置された上流側投射装置36Aは、棒材搬送方向の上流側(図中左側)、棒材12の搬送通路側(図中下側)、棒材搬送方向の下流側(図中右側)の順に回転するように(図1では矢印A方向(時計回り方向)に)インペラ37Aの回転方向が設定され、かつ投射材を放出する部位37Bがインペラ37Aの回転軸37Xに対して棒材搬送方向の上流側(図中左側)に設定されている。
これに対して、四台の投射装置36のうち棒材搬送方向の下流側に計二台配置された下流側投射装置36Bは、棒材搬送方向の下流側(図中右側)、棒材12の搬送通路側(図中下側)、棒材搬送方向の上流側(図中左側)の順に回転するように(図1では矢印B方向(反時計回り方向)に)インペラ37Cの回転方向が設定され、かつ投射材を放出する部位37Dがインペラ37Cの回転軸37Zに対して棒材搬送方向の下流側(図中右側)に設定されている。
これらによって、投射装置36(36A、36B)は、それぞれ投射方向の分布の中心がキャビネット本体16の棒材搬送方向に沿った長さ方向の中央部寄りに向く方向(内向き)となるように設定されている。また、投射装置36による投射方向と回転搬送装置30による搬送位置とは、投射装置36からの投射が棒材12の軸心側へ向くことになるように設定されている。
投射装置36による投射は、本実施形態では、棒材12の表面に付着するスケール・錆等の付着物を除去するためになされる。投射装置36は、図示しないECU(Electronic Control Unit、制御手段)に接続されており、投射に関する制御がなされるようになっている。
投射装置36の上方側には、ショット供給装置38(流量調整装置)が配置されている。ショット供給装置38は、投射装置36へ投射材を供給する装置であり、投射材の供給部に開閉可能なショットゲート(図示省略)を備えている。ショット供給装置38は、前記ショットゲートの開度を変更することによって投射装置36への投射材の供給量を変更可能となっている。
投射装置36には、ショット供給装置38を介して循環装置40が連結されている。循環装置40は、投射装置36によって投射された投射材を搬送して投射装置36へ循環させる装置であり、キャビネット14の内部の底部側に配置されたスクリュウコンベヤ42及び装置上下方向に延びるバケットエレベータ44(図3参照)を備えている。
スクリュウコンベヤ42は、水平に配置されて棒材搬送方向を軸方向として延在し、一端がキャビネット前部22内の下部に、他端がキャビネット後部26の下部に、それぞれ至っており、軸部の両端側がキャビネット14側に回転可能に支持されている。このスクリュウコンベヤ42は、駆動力伝達機構46(図3参照)に接続されて駆動モータの駆動力によって回転するようになっており、キャビネット14の下部に溜まった投射材を棒材搬送方向とは反対方向へ搬送可能なネジ部を備えている。
スクリュウコンベヤ42における棒材搬送方向とは反対方向の端部に対しては、バケットエレベータ44の収集口(図示省略)が臨むように配置されている。換言すれば、スクリュウコンベヤ42は、バケットエレベータ44の下端部側の前記収集口へ投射材を搬送することができるように配置されている。バケットエレベータ44は、公知構造であるため詳細説明を省略するが、図3に示されるように、ショットブラスト装置10の上部及び下部に配置されたプーリ44Aに無端ベルト44Bが巻き掛けられると共に、無端ベルト44Bに多数のバケット(図示省略)が取り付けられている。またプーリ44Aはモータに接続されて回転駆動可能とされている。これにより、バケットエレベータ44は、スクリュウコンベヤ42で回収した(一時貯留された)投射材を前記バケットで掬い上げると共に、プーリ44Aをモータで回転させることによって、バケット内の投射材をキャビネット14の上方側へ向けて搬送するようになっている。
また、バケットエレベータ44の上部側の近傍には、セパレータ48が配置されている。セパレータ48は、循環装置40の循環経路に設けられ、投射材以外の異物(線材表面から脱落した微細スケール等)、及びバケットエレベータ44で搬送された投射材(すなわち投射装置36で投射された投射材)のうち割れた投射材を分離除去するようになっている。セパレータ48には、ダクトを介して図示しない集塵機が接続されている。前記集塵機は、粉塵を含む空気を吸引して収集するようになっている。一方、セパレータ48に対して、再利用可能な投射材を落とし込む下端部の下方側には、図1に示される上部スクリュウコンベヤ50の一端側が設けられている。上部スクリュウコンベヤ50は、水平方向に配置されて棒材搬送方向を軸方向として延在しており、投射材を棒材搬送方向へ搬送するようになっている。上部スクリュウコンベヤ50の下方側には、投射材貯蔵用のショットタンク52が設けられている。ショットタンク52は、ショット供給装置38に連結されている。
一方、キャビネット前部22の外側入口24側には、投射材の漏出阻止用とされたシール板54が設けられ、キャビネット後部26の外側出口28側にも同様に投射材の漏出阻止用とされたシール板56が設けられている。図4に示されるように、シール板54は、外側入口24に取り付けられた円筒状の筒体60の内側に配置されている。また、図5に示されるように、シール板56は、外側出口28に取り付けられた円筒状の筒体62の内側に配置されている。
図4及び図5に示されるように、筒体60、62は、棒材搬送方向を軸心方向として配置されており、シール板54、56は、その外周部が筒体60、62に固定されて棒材搬送方向に対して板面が垂直に配置され、棒材搬送方向に沿って複数枚(本実施形態ではいずれも三枚)が直列的に配置されている。これらのシール板54、56は、ゴム等で形成されて可撓性を備えている。図3に示されるように、シール板54は、スリットS(切欠)によって複数に区画されかつ棒材12の通過時にスリットSで分割されて棒材搬送方向の下流側へそれぞれ撓み変形可能とされている(図示省略)。図示を省略するが、図5に示されるシール板56にも同様のスリットが形成されて同様に撓み変形可能とされている。
図4及び図5に示されるように、キャビネット本体16の搬入口18にはシール筒部64がフランジ部61を介して取り付けられ、キャビネット本体16の搬出口20にはシール筒部66がフランジ部63を介して取り付けられている。なお、本実施形態では、シール筒部64は、キャビネット前部22内に配置される構成部と、キャビネット本体16内に配置される構成部とが別部品で構成されているが、これらの構成部を備えた一部品で構成されてもよい。また、シール筒部66は、キャビネット本体16内に配置される構成部と、キャビネット後部26内に配置される構成部とが別部品で構成されているが、これらの構成部を備えた一部品で構成されてもよい。
シール筒部64、66は、棒材12の搬送通路の一部を構成し、筒状に形成されて棒材12が筒内側を通過可能とされると共に、上部には投射材を流入させるための孔64A、66Aが貫通形成されている。シール筒部64、66の上方側には、ホッパ68、70が配置されており、ホッパ68、70の内部空間とシール筒部64、66の筒内側空間とが孔64A、66Aを介して連通している。ホッパ68、70の上方側には、ショット供給管72、74がホッパ68、70(ひいてはシール筒部64、66)への投射材供給用として設けられており、ショット供給管72、74は、ショットタンク52(図1参照)に通じている。
これらによって、ショットタンク52(図1参照)の投射材がショット供給管72、74及びホッパ68、70を介してシール筒部64、66の孔64A、66Aからシール筒部64、66の筒内側に流入する構造になっており、シール筒部64、66の筒内側には投射材が溜められるようになっている。より具体的には、棒材12の搬送時に棒材搬送方向に見て棒材12とシール筒部64、66の筒内面との間の隙間が投射材90によって塞がれる(シールされる)ように、常時ホッパ68、70側からシール筒部64、66の筒内側に投射材90が流入される構造になっている。すなわち、棒材12の搬送時にはシール筒部64、66の両端側から投射材90が流れ落ちるが、その分をホッパ68、70側からシール筒部64、66の筒内側に補給する構成である。
なお、ショット供給管72、74の上部内側には調整弁(図示省略)が設けられてホッパ68、70内に常時所定量以上の投射材が貯留されるように制御されるのが好ましい。一例として、ホッパ68、70に投射材の貯留用を検出するセンサが取り付けられ、このセンサが接続される制御部に弁調整手段が接続されると共に、前記制御部が前記センサの検出結果に基づいて前記弁調整手段に指令を出すことによって前記弁調整手段が前記調整弁の開度を変更(調整)する構成が適用可能である。
図4に示されるように、シール筒部64における棒材搬送方向の上流側の端部には短筒状のガイド筒部材76が取り付けられている。ガイド筒部材76に形成されたガイド孔76Aは、シール筒部64側(棒材搬送方向の下流側)へ向けて徐々に小径となっており、ガイド筒部材76の軸心は、シール筒部64の軸心と一致するように配置されている。ガイド孔76Aのシール筒部64側(棒材搬送方向の下流側)の開口部の内径は、シール筒部64の内径に比べて若干小さく設定されている。
これにより、シール筒部64における棒材搬送方向の上流側の端部には、当該端部の筒内側の下端にガイド筒部材76の一部を構成する堰止部76Bが隣接配置される構成となっており、この堰止部76Bは、シール筒部64の筒内側からの投射材90の流出を堰き止める部位とされている。
ガイド筒部材76における棒材搬送方向の上流側の開口端には遮蔽板77が取り付けられて自然状態でガイド筒部材76の開口部を塞いでいる。遮蔽板77は、シール板54と同様にゴム等で形成されて可撓性を備えると共にシール板54と同様のスリット(図示省略)が形成されている。
また、シール筒部64における棒材搬送方向の下流側の端部には、フランジを構成する平板部65を介して短筒状のガイド筒体78が取り付けられている。ガイド筒体78は、棒材搬送方向に直列に配置された複数個(本実施形態では計三個)のガイド筒部材78A、78B、78Cが一体化されることで構成されている。ガイド筒部材78A、78B、78Cに形成されたガイド孔79A、79B、79Cは、いずれもシール筒部64側(棒材搬送方向の上流側)へ向けて徐々に小径となっており、ガイド筒部材78A、78B、78Cの軸心は、シール筒部64の軸心と一致するように配置されている。各ガイド孔79A、79B、79Cのシール筒部64側(棒材搬送方向の上流側)の開口部の径は、いずれもシール筒部64の内径に比べて若干小さく設定されている。
これにより、シール筒部64における棒材搬送方向の下流側の端部には、当該端部の筒内側の下端にガイド筒部材78Aの一部を構成する堰止部78Dが隣接配置される構成となっており、この堰止部78Dは、シール筒部64の筒内側からの投射材90の流出を堰き止める部位とされている。なお、本実施形態の変形例として、例えば、シール筒部64における棒材搬送方向の下流側の端部に、当該端部が突き当てられる蓋体を隣接配置すると共に、この蓋体にシール筒部64の貫通部と同軸で棒材12の通過用とされた貫通孔が形成されかつ前記貫通孔がシール筒部64の内径よりも小径に設定される構成とすることで、前記蓋体の一部を堰止部としてもよい。また、前記蓋体に代えて、シール板54と同様の構成の遮蔽板を配置することで、この遮蔽板の一部を堰止部としてもよい。
このように、シール筒部64に対してガイド筒部材76及びガイド筒体78が取り付けられると共にガイド筒部材76に遮蔽板77が取り付けられることで、シール筒部64の筒内側に投射材90を溜め易い構造になっている。
図5に示されるように、シール筒部66における棒材搬送方向の下流側の端部には短筒状のガイド筒部材80が取り付けられている。ガイド筒部材80に形成されたガイド孔80Aは、シール筒部66側(棒材搬送方向の上流側)へ向けて徐々に小径となっており、ガイド筒部材80の軸心は、シール筒部66の軸心と一致するように配置されている。ガイド孔80Aのシール筒部66側(棒材搬送方向の上流側)の開口部の内径は、シール筒部66の内径に比べて若干小さく設定されている。
これにより、シール筒部66における棒材搬送方向の下流側の端部には、当該端部の筒内側の下端にガイド筒部材80の一部を構成する堰止部80Bが隣接配置される構成となっており、この堰止部80Bは、シール筒部66の筒内側からの投射材90の流出を堰き止める部位とされている。
ガイド筒部材80における棒材搬送方向の下流側の開口端には遮蔽板81が取り付けられて自然状態でガイド筒部材80の開口部を塞いでいる。遮蔽板81は、シール板54と同様にゴム等で形成されて可撓性を備えると共にシール板54と同様のスリット(図示省略)が形成されている。
また、シール筒部66における棒材搬送方向の上流側の端部には、フランジを構成する平板部67を介して短筒状のガイド筒体82が取り付けられている。ガイド筒体82は、棒材搬送方向に直列に配置された複数個(本実施形態では計三個)のガイド筒部材82A、82B、82Cが一体化されることで構成されている。ガイド筒部材82A、82B、82Cに形成されたガイド孔83A、83B、83Cは、いずれもシール筒部66側(棒材搬送方向の下流側)へ向けて徐々に小径となっており、ガイド筒部材82A、82B、82Cの軸心は、シール筒部66の軸心と一致するように配置されている。各ガイド孔83A、83B、83Cのシール筒部66側(棒材搬送方向の下流側)の開口部の径は、いずれもシール筒部66の内径に比べて若干小さく設定されている。
これにより、シール筒部66における棒材搬送方向の上流側の端部には、当該端部の筒内側の下端にガイド筒部材82Aの一部を構成する堰止部82Dが隣接配置される構成となっており、この堰止部82Dは、シール筒部66の筒内側からの投射材90の流出を堰き止める部位とされている。なお、本実施形態の変形例として、例えば、シール筒部66における棒材搬送方向の下流側の端部に、当該端部が突き当てられる蓋体を隣接配置すると共に、この蓋体にシール筒部66の貫通部と同軸で棒材12の通過用とされた貫通孔が形成されかつ前記貫通孔がシール筒部66の内径よりも小径に設定される構成とすることで、前記蓋体の一部を堰止部としてもよい。また、前記蓋体に代えて、シール板56と同様の構成の遮蔽板を配置することで、この遮蔽板の一部を堰止部としてもよい。
このように、シール筒部66に対してガイド筒部材80及びガイド筒体82が取り付けられると共にガイド筒部材80に遮蔽板81が取り付けられることで、シール筒部66の筒内側に投射材90を溜め易い構造になっている。
一方、キャビネット後部26の内部には、ガイド筒部材80よりも棒材搬送方向の下流側に吹付装置としてのエアブロア装置84の吹付口86Aが配置されている。図5の6−6線に沿った拡大断面図である図6に示されるように、エアブロア装置84は、搬送通路側(棒材12側)へ向けられたノズル86を備え、ノズル86は、搬送通路周りに複数個(本実施形態では計四個)配置されている。これらのノズル86は、搬送通路側(棒材12側)へ向けて棒材搬送方向の上流側へ若干傾斜する向きに設定されている(図5参照)。また、これらのノズル86は、搬送通路周りに配置されたダクト88にそれぞれ接続されており、ダクト88は、図示しない圧縮空気供給部に接続されている。これらによって、エアブロア装置84は、棒材12(搬送通路)へ向けて気体(本実施形態では圧縮空気)の吹き付けが可能になっている。エアブロア装置84は、ECU(図示省略)に接続されており、吹き付けに関する制御がなされるようになっている。
(実施形態の作用・効果)
次に、上記実施形態の作用及び効果について説明する。
図1に示されるように、キャビネット前部22の外側入口24を通ってキャビネット本体16の搬入口18から搬入された棒材12は、回転搬送装置30によって回転させられながら棒材搬送方向へ搬送させられる。キャビネット本体16の投射室16Aに至ると投射装置36によって投射材が投射される。投射装置36による投射方向と回転搬送装置30による搬送位置とは、投射装置36からの投射が棒材12の軸心側へ向くことになるように設定されているので、棒材12に対して投射装置36による投射が効率良くなされる。また、投射室16Aで投射材が投射される範囲を棒材12が通過する間に棒材12は回転搬送装置30によって三回転以上回転させられるので、棒材12の表面加工が全周に亘ってむらなくなされる。
投射材が投射された棒材12は、キャビネット本体16の搬出口20を通ってキャビネット後部26の外側出口28から搬出される。ここで、キャビネット本体16の搬入口18及び搬出口20にはシール筒部64、66が取り付けられて棒材12の搬送通路の一部を構成している。図4及び図5に示されるように、シール筒部64、66は、筒状に形成されて棒材12が筒内側を通過可能とされると共に、上部に形成された孔64A、66Aから投射材90が流入されて筒内側に投射材90が溜められている。このため、投射された投射材が飛散しても当該投射材はシール筒部64、66内に溜められた投射材90に堰き止められる。また、流入された投射材90のうちシール筒部64、66での収容量を超える分の投射材は、ガイド筒部材76、80やガイド筒体78、82を経てキャビネット前部22、キャビネット本体16、及びキャビネット後部26のいずれかの下部に落下するので、装置外への漏出が抑えられる。
また、本実施形態に係るショットブラスト装置10では、シール筒部64、66における棒材搬送方向の上流側及び下流側の端部には、当該端部の筒内側の下端に堰止部76B、78D、82D、80Bが隣接配置されているので、シール筒部64、66の筒内側からの投射材90の流出が堰止部76B、78D、82D、80Bによって堰き止められる。このため、シール筒部64、66の筒内側に投射材が効率的に溜められ、シール筒部64、66の軸方向長さ(棒材搬送方向に沿った長さ)が抑えられても、シール筒部64、66の内側に十分な量の投射材90を溜めることが可能になる。よって、投射材90によるシール性が高められる。
また、外側入口24側及び外側出口28側には、棒材搬送方向に対して板面が垂直に配置されて投射材の漏出阻止用とされたシール板54、56が設けられている。このシール板54、56は、可撓性を備えると共にスリットS(図3参照)によって複数に区画されかつ棒材12の通過時にスリットSで分割されて棒材搬送方向の下流側へそれぞれ撓み変形可能となっているので、仮に外側入口24側及び外側出口28側に投射材が飛散してもシール板54、56によって装置外への漏出が阻止される。
また、図5に示されるように、キャビネット後部26の内部に吹付口86Aが配置されて棒材12へ向けて気体の吹き付けが可能なエアブロア装置84が設けられているので、棒材12の上に残留した投射材等がエアブロア装置84の気体の吹き付けによって吹き落とされる。
また、投射装置36は、インペラ37A、37Cの回転により投射材に遠心力を付与して投射材を投射する遠心式の投射装置となっており、キャビネット本体16内に配置されているので、棒材12に対して効率良く投射できるが、このような遠心式の投射装置は、エアノズル式の投射装置に比べてキャビネット本体16内の気圧の変動が抑えられるので、シール筒部64、66内で投射材90を溜めた状態が容易に維持される。
さらに、上流側投射装置36Aは、棒材搬送方向の上流側、棒材12の搬送通路側、搬送方向の下流側の順に回転するようにインペラ37Aの回転方向が設定され、かつ投射材を放出する部位37Bがインペラ37Aの回転軸37Xに対して棒材搬送方向の上流側に設定されているので、投射材の大部分は、搬入口18から遠ざかる方向(キャビネット本体16内の内向き)へ投射される。このため、搬入口18からの投射材の流出が抑えられる。一方、下流側投射装置36Bは、棒材搬送方向の下流側、棒材12の搬送通路側、棒材搬送方向の上流側の順に回転するようにインペラ37Cの回転方向が設定され、かつ投射材を放出する部位37Dがインペラ37Cの回転軸37Zに対して搬送方向の下流側に設定されているので、投射材の大部分は、搬出口20から遠ざかる方向(キャビネット本体16内の内向き)へ投射される。このため、搬出口20からの投射材の流出が抑えられる。
以上説明したように、本実施形態に係るショットブラスト装置10によれば、投射材等が装置内から漏れてしまうのを防止又は抑制することができる。
(実施形態の補足説明)
なお、上記実施形態では、図4及び図5に示されるシール筒部64、66の端部に堰止部76B、78D、82D、80Bが隣接配置されており、シール筒部64、66の内側に投射材90を効率良く溜める観点からは、このような構成が好ましいが、例えば、シール筒部の軸方向の長さを長く確保できるような場合等には、シール筒部の端部に堰止部が隣接配置されていない構成とすることも可能である。また、堰止部がシール筒部における搬送方向の上流側及び下流側の端部の一方側にのみ隣接配置されている構成であってもよい。
また、上記実施形態では、外側入口24側及び外側出口28側にシール板54、56が配置されており、投射材の装置外への漏出阻止の観点からはこのような構成がより好ましいが、外側入口側及び外側出口側にシール板が配置されない構成やシール板に代えて、ブラシ体等が配置された構成とすることも可能である。
また、上記実施形態では、キャビネット後部26の内部に吹付装置としてのエアブロア装置84の吹付口86Aが配置されているが、このような吹付装置を設けない構成とすることも可能である。また、吹付装置は、圧縮空気を吹き付けるエアブロア装置84に代えて、外気導入用のファンを含んで構成された吹付装置を適用してもよい。
また、上記実施形態では、ショットブラスト装置10には、投射材を遠心力で加速して投射する遠心式のショット投射装置が投射装置36として適用されているが、表面処理装置に適用される投射装置は、例えば、圧縮空気とともに投射材を圧送しノズルから噴射するエアノズル式の投射装置等のような他の投射装置であってもよい。
また、上記実施形態では、投射装置36がキャビネット本体16内に配置されているが、投射装置は、キャビネット本体の外側に配置されてダクト等を介してキャビネット本体に連結されたようなものであってもよい。
また、上記実施形態では、投射装置36のインペラ37A、37Cの回転軸37X、37Zは、水平に配置されて棒材搬送方向に直交する方向に沿って設けられているが、例えば、インペラの位置が搬送通路と同じ高さ位置の場合には、水平面に対して垂直に配置されて棒材搬送方向に直交する方向に沿って投射装置のインペラの回転軸が設けられる等、インペラの回転軸の方向は上記実施形態の例に限定されない。
また、上記実施形態では、投射装置36は、キャビネット本体16内で棒材搬送方向の上流側及び下流側に配置されているが、投射装置は、例えば、キャビネット本体内で被処理対象物の搬送方向に沿った長さ方向の中央部にのみ配置されていてもよい。
また、上記実施形態では、表面処理装置は、ショットブラスト装置10とされているが、表面処理装置は、例えば、ショットピーニング装置であってもよい。
また、上記実施形態では、被処理対象物が棒材12とされたショットブラスト装置10について説明したが、表面処理装置は、例えば、被処理対象物が線材や板状部材等のような他の被処理対象物を処理するための表面処理装置であってもよい。
さらに、上記実施形態では、棒材12を回転させながら搬送する回転搬送手段としての回転搬送装置30が設けられているが、被処理対象物を回転させずに搬送する搬送手段が設けられた構成であってもよい。
さらにまた、上記実施形態では、投射室16Aで投射材が投射される範囲を棒材12が通過する間に回転搬送装置30が棒材12を三回転以上回転させるように設定されており、棒材12の表面加工が全周に亘ってむらなく行う観点からはこのような構成が好ましいが、投射室で投射材が投射される範囲を棒材が通過する間に回転搬送手段が棒材を三回転以上回転させるように設定されていないものとすることも可能である。
なお、上記実施形態及び上述の複数の変形例は、適宜組み合わされて実施可能である。
10 ショットブラスト装置(表面処理装置)
12 棒材(被処理対象物)
16 キャビネット本体
16A 投射室
18 搬入口
20 搬出口
22 キャビネット前部
22A 空間
24 外側入口
26 キャビネット後部
26A 空間
28 外側出口
30 回転搬送装置(回転搬送手段)
36 投射装置
36A 上流側投射装置(投射装置)
36B 下流側投射装置(投射装置)
37A インペラ
37B 投射材を放出する部位
37C インペラ
37D 投射材を放出する部位
37X 回転軸
37Z 回転軸
54 シール板
56 シール板
64 シール筒部
64A 孔
66 シール筒部
66A 孔
76B 堰止部
78D 堰止部
80B 堰止部
82D 堰止部
84 エアブロア装置(吹付装置)
86A 吹付口
S スリット
X 棒材搬送方向(搬送方向)

Claims (8)

  1. 所定の搬送方向へ搬送される被処理対象物に対して投射材を投射する投射装置と、
    前記投射装置により投射された投射材によって前記被処理対象物の表面加工をなす投射室が内部に形成されると共に、前記被処理対象物の搬入用の搬入口及び搬出用の搬出口が形成されたキャビネット本体と、
    前記キャビネット本体の前記搬送方向の上流側に隣接すると共に前記投射室に前記搬入口で連通する空間を形成し、前記被処理対象物の搬入用の外側入口が前記搬入口に対向して形成されたキャビネット前部と、
    前記キャビネット本体の前記搬送方向の下流側に隣接すると共に前記投射室に前記搬出口で連通する空間を形成し、前記被処理対象物の搬出用の外側出口が前記搬出口に対向して形成されたキャビネット後部と、
    前記キャビネット本体の前記搬入口及び前記搬出口に取り付けられて前記被処理対象物の搬送通路の一部を構成し、筒状に形成されて前記被処理対象物が筒内側を通過可能とされると共に、上部に形成された孔から投射材が流入されて筒内側に投射材が溜められるシール筒部と、
    を有する表面処理装置。
  2. 前記シール筒部における前記搬送方向の上流側及び下流側の端部の少なくともいずれかには、当該端部の筒内側の下端に隣接配置されて当該筒内側からの投射材の流出を堰き止める堰止部が設けられている請求項1記載の表面処理装置。
  3. 前記外側入口側及び前記外側出口側には、前記搬送方向に対して板面が垂直に配置されて投射材の漏出阻止用とされたシール板が設けられ、前記シール板は、可撓性を備えると共にスリットによって複数に区画されかつ前記被処理対象物の通過時に前記スリットで分割されて前記搬送方向の下流側へそれぞれ撓み変形可能とされている請求項1又は請求項2に記載の表面処理装置。
  4. 前記キャビネット後部の内部に吹付口が配置されて前記被処理対象物へ向けて気体の吹き付けが可能な吹付装置が設けられている請求項1〜請求項3のいずれか1項に記載の表面処理装置。
  5. 前記投射装置は、インペラの回転により投射材に遠心力を付与して投射材を投射する遠心式の投射装置とされて前記キャビネット本体内に配置されている請求項1〜請求項4のいずれか1項に記載の表面処理装置。
  6. 前記投射装置は、前記キャビネット本体内で前記搬送方向の上流側及び下流側に配置され、
    前記搬送方向の上流側に配置された上流側投射装置は、前記搬送方向の上流側、前記被処理対象物の搬送通路側、前記搬送方向の下流側の順に回転するようにインペラの回転方向が設定され、かつ投射材を放出する部位が前記インペラの回転軸に対して前記搬送方向の上流側に設定されており、
    前記搬送方向の下流側に配置された下流側投射装置は、前記搬送方向の下流側、前記被処理対象物の搬送通路側、前記搬送方向の上流側の順に回転するようにインペラの回転方向が設定され、かつ投射材を放出する部位が前記インペラの回転軸に対して前記搬送方向の下流側に設定されている請求項5記載の表面処理装置。
  7. 前記被処理対象物が棒材とされると共に前記棒材を回転させながら前記搬送方向へ搬送する回転搬送手段が設けられ、前記投射装置からの投射が前記棒材の軸心側へ向くように前記投射装置による投射方向と前記回転搬送手段による搬送位置が設定されている請求項1〜請求項6のいずれか1項に記載の表面処理装置。
  8. 前記投射室で投射材が投射される範囲を前記棒材が通過する間に前記回転搬送手段が前記棒材を三回転以上回転させるように設定されている請求項7記載の表面処理装置。
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