JPH08281556A - 薄板研掃装置 - Google Patents

薄板研掃装置

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JPH08281556A
JPH08281556A JP8937695A JP8937695A JPH08281556A JP H08281556 A JPH08281556 A JP H08281556A JP 8937695 A JP8937695 A JP 8937695A JP 8937695 A JP8937695 A JP 8937695A JP H08281556 A JPH08281556 A JP H08281556A
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JP
Japan
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thin plate
cabinet
cleaning
polishing
roller table
Prior art date
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Application number
JP8937695A
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English (en)
Inventor
Sadao Iwai
貞雄 岩井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fukuyama Kyodokiko Corp
Original Assignee
Fukuyama Kyodokiko Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄板或いは軟かい材質の板を高品質でしかも
安定して研掃できる装置を提供する。 【構成】 キャビネット内ローラテーブル5とピンチロ
ーラ4とにより薄板1の搬送を行うようにしたキャビネ
ット2内に、投射速度を調整可能で且つ前記薄板1の表
裏両面同一位置に研掃材を投射するようにした投射機
8,9を対向配置し、且つ前記キャビネット内ローラテ
ーブル5とピンチローラ4の外周面における対応する位
置に、薄板1を挾持して幅方向に波状の曲げを与えるた
めの凹凸を形成せしめ、更に前記薄板1上の研掃材を吹
き飛ばすためのクリーナ装置10,11,12を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は薄板(2mm〜0.2m
m)や軟かい材質の板を、変形させることなしに研掃及
び表面粗し加工を連続して行うことのできる薄板研掃装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の板材の研掃装置は、研掃効率を高
めるために高めに設定された回転数不変のモータによっ
て駆動される投射機により研掃を行うようにしており、
且つ板材の表裏両面を研掃する場合は、高速で投射され
る研掃材によって投射機自体が互に磨耗させられるのを
防止するために、投射位置を互にずらして配置するよう
にしている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記したよう
な従来の研掃装置を用いて薄板或いは軟かい材質の板の
研掃加工を行うと、次のような問題を生じていた。
【0004】(イ)研掃機の設置部分には、研掃材が投
射されるためにコンベヤローラを設置することができ
ず、そのために特に薄板或いは軟かい材質の板等の場合
には支持されるものがないために、大きな投射力によっ
て板が曲げられて変形する。
【0005】(ロ)上記変形の発生により、研掃むらを
生じて品質の低下をまねく。
【0006】(ハ)特に切板等を研掃する際は、その都
度先端が垂れ下ってコンベヤローラに衝突して曲がり、
先端を変形させたり、又搬送不能を生じる。
【0007】(ニ)研掃後に、前記変形を矯正するため
の装置、手数を要する。
【0008】本発明は、上記従来方式の問題点に着目し
てなしたもので、薄板或いは軟かい材質の板を高品質で
しかも安定して研掃するための装置を提供することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記技術的課
題を解決しようしたもので、キャビネット内ローラテー
ブルとピンチローラとにより薄板の搬送を行うようにし
たキャビネット内に、投射速度を調整可能で且つ前記薄
板の表裏両面同一位置に研掃材を投射するようにした投
射機を対向配置し、且つ前記キャビネット内ローラテー
ブルとピンチローラの外周面における対応する位置に、
薄板を挾持して幅方向に波状の曲げを与えるための凹凸
を形成せしめ、更に前記薄板上の研掃材を吹き飛ばすた
めのクリーナ装置を設けたことを特徴とする薄板研掃装
置、に係るものである。
【0010】
【作用】従って、本発明では、ローラテーブルとピンチ
ローラの凹凸形状によって薄板が進行方向の剛性を保持
されつつキャビネット内を搬送され、且つ前記薄板の両
面が対向配置され且つ投射速度を調整できる投射機によ
って同一位置を同時に研掃され、更に前記薄板上の研掃
材がクリーナ装置によって吹き飛ばされることにより、
良好な薄板研掃が行われる。
【0011】
【実施例】以下本発明の実施例を図面に基づいて説明す
る。
【0012】図1、図2は本発明の一実施例を示すもの
で、薄板1をキャビネット2内に搬送させる前面ローラ
テーブル3、ピンチローラ4によりキャビネット2内を
搬送するキャビネット内ローラテーブル5、キャビネッ
ト2外に搬出する後面ローラテーブル6から構成される
搬送装置を設けて無段変速機7により駆動するようにし
ている。
【0013】キャビネット2内における前記キャビネッ
ト内ローラテーブル5のローラ間には、インバータ制御
により回転数を変更して投射速度を調整できる投射機
8,9を、薄板1の上面と下面に同時に研掃材を投射し
て研掃を行うように、上下に対向させて配置している。
図示の場合、薄板1の進行方向2個所に設けている。
【0014】更に、研掃材投射エリアでの薄板1上への
研掃材の滞留を防止するために、エアーを噴出させて研
掃材を下流に吹き飛ばすように投射機8の上流側に設け
られた第1クリーナ装置10、第1クリーナ装置10で
進行方向に吹き飛ばされた研掃材を除去する第2クリー
ナ装置11、ほこり等を除去するようにキャビネット2
外部に設けた仕上クリーナ12からなるクリーナ装置を
設けている。
【0015】キャビネット2の下側には、投射機8,9
により投射された研掃材及びクリーナ装置10,11で
除去された研掃材を集めて回収する回収ホッパ13、該
回収ホッパ13で集めた研掃材をバケットエレベータ1
4に導くためのスクリューコンベヤ15からなる回収装
置が設けられ、更に回収された研掃材を前記投射機8,
9に導くため、前記バケットエレベータ14の上部に設
けたセパレータ16を介してストレージタンク17に研
掃材をストックするようにしている。
【0016】又、キャビネット2の上部前後面には、キ
ャビネット2内に充満するダストを集塵するフード18
が設けられ、該フード18及び前記セパレータ16のダ
ストが集塵ダクト19を介して集塵器20に導かれるよ
うになっている。
【0017】更に、図3、図4に示すように、前記ピン
チローラ4の外周に所要の間隔でフィン21を複数個突
設させ、該フィン21に対応するキャビネット内ローラ
テーブル5のロール外周位置に凹部22を形成し、上記
フィン21と凹部22からなる凹凸により、薄板1を仮
想線で示すように幅方向に波形に曲げて、薄板1の進行
方向における剛性強度を向上させるようにしている。
又、前記キャビネット内ローラテーブル5及びピンチロ
ーラ4に形成される各フィン21及び凹部22の位置
は、図3に示す如く、隣接するローラに対して幅方向に
位置をずらせて形成するようにしている。図中23は投
射機8,9からの研掃材が薄板1面に投射される投射範
囲を示しており、投射機8,9は上下各2台を備え、中
央部に投射範囲のラップ部を有して薄板1の全幅をカバ
ーするようにしている。
【0018】上記構成において、研掃及び表面粗しを行
う薄板の材質及び板厚に応じて、投射機8,9の回転数
をインバータ等により設定することにより投射速度を調
整し、且つ無段変速機7により送り速度が設定された前
面ローラテーブル3により薄板1をキャビネット2内に
搬入し、前記投射速度、投射量、投射方向と幅を設定さ
れた投射機8,9により、研掃材を薄板1の表裏両面同
時に、且つ同一面積に、しかも薄板が受ける両面の投射
負荷が等しくなるように投射して、研掃及び表面粗しを
行う。
【0019】上記したように、対向配置された投射機
8,9により、薄板1の表裏両面における同一面積、位
置に、同一の投射負荷となるように研掃材を同時に投射
するようにしているので、薄板1に対する投射力が表裏
で相殺されて薄板1に曲がり変形が生じるのを防止する
ことができる。
【0020】又、キャビネット内ローラテーブル5とピ
ンチローラ4に形成した凹凸により、薄板1を幅方向に
波形に曲げて搬送するようにしているので、薄板1の進
行方向の曲げ剛性を高め、よって前記両面同時投射によ
る効果と相俟って、薄板1の先端が垂れ下ってローラに
衝突して曲げ変形させられたり、搬送が不能になった
り、曲げ変形による研掃むらを生じるようなことがなく
なる。
【0021】又、薄板1上の研掃材をクリーナ装置1
0,11により吹き飛ばすことにより、研掃材の重みに
よる薄板1の曲がり、及び研掃材の堆積による研掃むら
の発生を防止することができる。
【0022】更に、上記クリーナ装置10,11による
研掃材の吹き飛ばし時、ローラテーブル5がフィン21
形状を有しているので、良好な吹き飛ばし除去が可能と
なる。又、前記ローラ4、ローラテーブル5の凹凸形状
の位置を、薄板1の進行方向に沿って順次変えてあるの
で、薄板1に曲がりぐせをつけることなく、レベラー作
用を生じさせて研掃後の薄板1をフラットにさせること
ができる。
【0023】又、投射機8,9を対向配置した場合、投
射速度が大きいと互に磨耗を生じ合う問題があるが、薄
板1の研掃の場合は投射速度が比較的小さいために余り
問題にはならず、又、投射速度を小さくした場合、搬送
速度に応じて複数回打ちを行うようにして必要な研掃量
を得るようにすることもできる。
【0024】尚、本発明は上記実施例にのみ限定される
ものではなく、キャビネット内ローラテーブル及びピン
チローラに形成する凹凸の形状は種々変更し得ること、
投射機の前後に配置されるローラには同一位置に凹凸を
形成するようにしても良いこと、薄板以外に軟かい材質
の板の研掃にも適用できること、その他本発明の要旨を
逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ること、等
は勿論である。
【0025】
【発明の効果】上記したように、本発明の薄板研掃装置
によれば、対向配置された投射機により、薄板の表裏両
面の同一位置を同時にしかも同一の投射負荷となるよう
に研掃材を投射させて研掃し、且つ凹凸を有したローラ
により薄板を幅方向に波形に曲げながら搬送することに
より、薄板の進行方向の剛性を高めて薄板の曲げ変形を
防止し、更に薄板上の研掃材をクリーナ装置によって吹
き飛ばすようにしたので、薄板を均一且つ安定した状態
で研掃することができる優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】図1のII−II矢視図である。
【図3】搬送装置の平面図である。
【図4】キャビネット内ローラテーブルとピンチローラ
の構成を示す説明図である。
【符号の説明】
1 薄板 2 キャビネット 4 ピンチローラ 5 キャビネット内ローラテーブル 8 投射機 9 投射機 10 クリーナ装置 11 クリーナ装置 12 クリーナ装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 キャビネット内ローラテーブルとピンチ
    ローラとにより薄板の搬送を行うようにしたキャビネッ
    ト内に、投射速度を調整可能で且つ前記薄板の表裏両面
    同一位置に研掃材を投射するようにした投射機を対向配
    置し、且つ前記キャビネット内ローラテーブルとピンチ
    ローラの外周面における対応する位置に、薄板を挾持し
    て幅方向に波状の曲げを与えるための凹凸を形成せし
    め、更に前記薄板上の研掃材を吹き飛ばすためのクリー
    ナ装置を設けたことを特徴とする薄板研掃装置。
JP8937695A 1995-04-14 1995-04-14 薄板研掃装置 Pending JPH08281556A (ja)

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