JPH0237773Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0237773Y2 JPH0237773Y2 JP1986162633U JP16263386U JPH0237773Y2 JP H0237773 Y2 JPH0237773 Y2 JP H0237773Y2 JP 1986162633 U JP1986162633 U JP 1986162633U JP 16263386 U JP16263386 U JP 16263386U JP H0237773 Y2 JPH0237773 Y2 JP H0237773Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- conveyor belt
- cleaning roll
- cleaning
- shaped elastic
- belt
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
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- 238000005299 abrasion Methods 0.000 description 3
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Landscapes
- Cleaning In General (AREA)
- Rollers For Roller Conveyors For Transfer (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
本考案は石炭、コークス、石膏、鉱石等の運搬
用コンベヤベルトの戻り側の最初の地点へベルト
の下面から押しつけて汚れ等付着物を取除くコン
ベヤベルトのクリーニング装置に関するものであ
る。
用コンベヤベルトの戻り側の最初の地点へベルト
の下面から押しつけて汚れ等付着物を取除くコン
ベヤベルトのクリーニング装置に関するものであ
る。
<従来の技術>
従来、このようにコンベヤベルトをクリーニン
グするための装置としては、噴射ノズルを設けた
水洗式のものや、ゴム板、セラミツクチツプ、例
えば実開昭57−187623号超硬合金チツプ等を取付
けた掻取板をベルト下面に当てる掻取式、更にナ
イロン等のブラシロール式のもの(例えば特開昭
57−33114号)が使用されている。
グするための装置としては、噴射ノズルを設けた
水洗式のものや、ゴム板、セラミツクチツプ、例
えば実開昭57−187623号超硬合金チツプ等を取付
けた掻取板をベルト下面に当てる掻取式、更にナ
イロン等のブラシロール式のもの(例えば特開昭
57−33114号)が使用されている。
<考案が解決しようとする問題点>
前記従来の装置のうち、水洗式のものは洗浄効
果は抜群に良いが、設備費が大であるし、使用後
の水処理費も高い。掻取式は、接触不良、ベルト
の振動に追従し難いためクリーニング効果に劣
り、コンベヤベルト自体を削つて傷めるし、チツ
プの摩耗交換に費用と手間がかかる難点がある。
また、ブラシロール方式のものは、他のものに比
べて掻取効果が落ち、特に粘着物の場合は効果に
劣る難点を有している。しかも、ベルトの進行方
向と反対方向に回転させるから、ブラシの摩耗も
著しい欠点がある。
果は抜群に良いが、設備費が大であるし、使用後
の水処理費も高い。掻取式は、接触不良、ベルト
の振動に追従し難いためクリーニング効果に劣
り、コンベヤベルト自体を削つて傷めるし、チツ
プの摩耗交換に費用と手間がかかる難点がある。
また、ブラシロール方式のものは、他のものに比
べて掻取効果が落ち、特に粘着物の場合は効果に
劣る難点を有している。しかも、ベルトの進行方
向と反対方向に回転させるから、ブラシの摩耗も
著しい欠点がある。
<問題点を解決するための手段>
本考案は上記のような従来のコンベヤベルトの
クリーニング装置における難点を解決するため
に、回転軸1に対してデイスク状の弾性体2とス
ペーサ3とを交互に固定したクリーニングロール
4と、そのクリーニングロール4をコンベヤベル
トの進行方向に対して斜めに設置する軸受フレー
ム5と、クリーニングロール4の周速をコンベヤ
ベルトの移動速度とは異なるように同一方向へ回
転させる回転軸1の駆動装置6と、クリーニング
ロール4のコンベヤベルト面への圧接力調整装置
7とからなり、前記デイスク状弾性体2の変形に
よる面接触部でコンベヤベルト付着物を除去する
構造のものを開発したのである。
クリーニング装置における難点を解決するため
に、回転軸1に対してデイスク状の弾性体2とス
ペーサ3とを交互に固定したクリーニングロール
4と、そのクリーニングロール4をコンベヤベル
トの進行方向に対して斜めに設置する軸受フレー
ム5と、クリーニングロール4の周速をコンベヤ
ベルトの移動速度とは異なるように同一方向へ回
転させる回転軸1の駆動装置6と、クリーニング
ロール4のコンベヤベルト面への圧接力調整装置
7とからなり、前記デイスク状弾性体2の変形に
よる面接触部でコンベヤベルト付着物を除去する
構造のものを開発したのである。
ここでいう移動速度が異なるとは、コンベヤベ
ルトの速度がクリーニングロール4の周速よりも
速いか、また遅いことをいう。
ルトの速度がクリーニングロール4の周速よりも
速いか、また遅いことをいう。
<作用>
本装置は多数のデイスク形弾性体がコンベヤベ
ルトの接触面で若干変形する程度に圧接されてい
るから、ベルト面の凹凸部があつても、また、振
動による波打ちがあつても、接触面から離れず追
従性が良い。コンベヤベルトの進行方向斜めにデ
イスクが傾いて隙間の無い状態で全面に密接し、
コンベヤの移動速度とは異なる周速で積極的に回
転させるから、ベルトの幅方向に掻き取り移動す
ることとなり、デイスク状弾性体の摩耗が少ない
にもかかわらず良好な付着物の掻き取り作用が出
てくる。
ルトの接触面で若干変形する程度に圧接されてい
るから、ベルト面の凹凸部があつても、また、振
動による波打ちがあつても、接触面から離れず追
従性が良い。コンベヤベルトの進行方向斜めにデ
イスクが傾いて隙間の無い状態で全面に密接し、
コンベヤの移動速度とは異なる周速で積極的に回
転させるから、ベルトの幅方向に掻き取り移動す
ることとなり、デイスク状弾性体の摩耗が少ない
にもかかわらず良好な付着物の掻き取り作用が出
てくる。
「従来のブラシロールにおいてコンベヤベルト
の進行方向斜めに配置したものもあるが、これは
取除かれた塵芥をベルトの側方へ放出させるため
であり、本考案のデイスク状弾性体の面接触を助
長させるためのものではない。
の進行方向斜めに配置したものもあるが、これは
取除かれた塵芥をベルトの側方へ放出させるため
であり、本考案のデイスク状弾性体の面接触を助
長させるためのものではない。
<実施例>
以下図面によつて本考案の実施例を詳細に説明
する。
する。
第1図は本考案のコンベヤベルトのクリーニン
グ装置を示す平面図であり、第2図は側面図であ
る。第3図はコンベヤベルトと接しているときの
クリーニングロールの要部拡大側面図である。
グ装置を示す平面図であり、第2図は側面図であ
る。第3図はコンベヤベルトと接しているときの
クリーニングロールの要部拡大側面図である。
第1図及び第2図において、コンベヤベルト8
は装置を明瞭にするために2点鎖線で示してい
る。コンベヤベルト8の両緑部付近には軸受9,
10があり、これらは軸受フレーム5に設けられ
クリーニングロール4をコンベヤベルト8の進行
方向に対して斜めに設置している。
は装置を明瞭にするために2点鎖線で示してい
る。コンベヤベルト8の両緑部付近には軸受9,
10があり、これらは軸受フレーム5に設けられ
クリーニングロール4をコンベヤベルト8の進行
方向に対して斜めに設置している。
クリーニングロール4は回転軸1に対してデイ
スク状の弾性体2とスペーサ3とを交互に固定し
ている。このデイスク状の弾性体2はここでは、
板厚6mm、直径300mmφでHS60の加硫天然ゴム製
である。これと交互に用いたスペーサーはゴム製
で板厚6mm、直径250mmφ中である。ここで、弾
性体やスペーサの直径はこれらの厚みや硬度など
によつて適当に変更使用するから、上記数値に限
定されるものではない。
スク状の弾性体2とスペーサ3とを交互に固定し
ている。このデイスク状の弾性体2はここでは、
板厚6mm、直径300mmφでHS60の加硫天然ゴム製
である。これと交互に用いたスペーサーはゴム製
で板厚6mm、直径250mmφ中である。ここで、弾
性体やスペーサの直径はこれらの厚みや硬度など
によつて適当に変更使用するから、上記数値に限
定されるものではない。
このようなクリーニングロール4の周速は、そ
の回転軸1をチエンドライブ11で、連結してい
る駆動装置6によつてコンベヤベルト8の移動速
度とは異なるように回転させる。ここではコンベ
ヤベルトの速度を110m/minとし、クリーニン
グロール4はその約1/2としている。
の回転軸1をチエンドライブ11で、連結してい
る駆動装置6によつてコンベヤベルト8の移動速
度とは異なるように回転させる。ここではコンベ
ヤベルトの速度を110m/minとし、クリーニン
グロール4はその約1/2としている。
クリーニングロール4には更に、コンベヤベル
ト面への圧接力調整装置7も備えている。圧接力
調整装置7は例えば角ネジ12とその手動ハンド
ル13とにより、軸受9,10を上下に摺動移動
させるようにしたものが簡単である。圧接力調整
装置7は、多数のデイスク形弾性体がコンベアベ
ルトの接触面で若干変形する程度に圧接されるよ
うな機能を有した構造であれば、第3図に示した
ようにデイスク状弾性体の周縁がコンベヤベルト
に接した時から変形が始まり、回転してコンベヤ
ベルトから離れる時に元に復帰する迄の間、コン
ベヤベルトを掻き取る操作が行なわれる。このよ
うなことは他の構造、例えばクリーニングロール
4の軸を固定した状態でその上部のコンベヤベル
トを適当な位置に調節可能に支えローラーで支持
するとか、クリーニングロール4の軸を他の上下
動手段で調節可能とする等の構造をとることによ
つてもできるので、このような構造もここにいう
圧接力調整装置7に含まれる。
ト面への圧接力調整装置7も備えている。圧接力
調整装置7は例えば角ネジ12とその手動ハンド
ル13とにより、軸受9,10を上下に摺動移動
させるようにしたものが簡単である。圧接力調整
装置7は、多数のデイスク形弾性体がコンベアベ
ルトの接触面で若干変形する程度に圧接されるよ
うな機能を有した構造であれば、第3図に示した
ようにデイスク状弾性体の周縁がコンベヤベルト
に接した時から変形が始まり、回転してコンベヤ
ベルトから離れる時に元に復帰する迄の間、コン
ベヤベルトを掻き取る操作が行なわれる。このよ
うなことは他の構造、例えばクリーニングロール
4の軸を固定した状態でその上部のコンベヤベル
トを適当な位置に調節可能に支えローラーで支持
するとか、クリーニングロール4の軸を他の上下
動手段で調節可能とする等の構造をとることによ
つてもできるので、このような構造もここにいう
圧接力調整装置7に含まれる。
以上のような装置を実際に使用してテストした
ところ、70日間の使用によつても、クリーニング
ロール4はその角部が1〜2mm欠ける程度で殆ど
摩耗しなかつた。また、耐摩耗ゴムをクリーニン
グロール4の弾性体2に用いた場合には角部の欠
けも生じなかつた。
ところ、70日間の使用によつても、クリーニング
ロール4はその角部が1〜2mm欠ける程度で殆ど
摩耗しなかつた。また、耐摩耗ゴムをクリーニン
グロール4の弾性体2に用いた場合には角部の欠
けも生じなかつた。
本装置はクリーニングロール1本でも効果があ
り、蛇行も少ないが、第1図及び第2図に示すよ
うに、斜め角度を反対にして2本配設すると、ベ
ルトの蛇行をより防ぐことができる。
り、蛇行も少ないが、第1図及び第2図に示すよ
うに、斜め角度を反対にして2本配設すると、ベ
ルトの蛇行をより防ぐことができる。
<考案の効果>
本考案は以上詳述したように、多数のデイスク
状弾性体とスペーサの交互配置からなるクリーニ
ングロールをコンベヤベルトの進行方向に対して
斜めに設置したことと、クリーニングロールの周
速をコンベヤベルトの移動速度とは異なるように
回転させることとした点、及び、圧接力調整装置
7を設けて、多数のデイスク形弾性体がコンベヤ
ベルトの接触面で若干変形する程度に圧接可能と
したこれら3点によつて、従来のものに比較して
ベルト付着物の除去効率を従来の30数%から90数
%にも向上させることができた。この除去効率の
向上によつて、粉塵の発生も防止できることとな
つた。従来の掻取式に比べてベルトの損傷、摩耗
を防ぐことができ、経費の面からみても、ベルト
の損傷、摩耗による修理費の軽減や掃除費が軽減
される効果が得られた。更に、環境汚染の面から
みても、室内汚染や空気汚染を防ぐことができた
のである。
状弾性体とスペーサの交互配置からなるクリーニ
ングロールをコンベヤベルトの進行方向に対して
斜めに設置したことと、クリーニングロールの周
速をコンベヤベルトの移動速度とは異なるように
回転させることとした点、及び、圧接力調整装置
7を設けて、多数のデイスク形弾性体がコンベヤ
ベルトの接触面で若干変形する程度に圧接可能と
したこれら3点によつて、従来のものに比較して
ベルト付着物の除去効率を従来の30数%から90数
%にも向上させることができた。この除去効率の
向上によつて、粉塵の発生も防止できることとな
つた。従来の掻取式に比べてベルトの損傷、摩耗
を防ぐことができ、経費の面からみても、ベルト
の損傷、摩耗による修理費の軽減や掃除費が軽減
される効果が得られた。更に、環境汚染の面から
みても、室内汚染や空気汚染を防ぐことができた
のである。
第1図は本考案のコンベヤベルトのクリーニン
グ装置を示す平面図であり、第2図は側面図であ
る。第3図はコンベヤベルトと接しているときの
クリーニングロールの要部拡大側面図である。 1……回転軸、2……弾性体、3……スペー
サ、4……クリーニングロール、5……軸受フレ
ーム、6……駆動装置、7……圧接力調整装置、
8……コンベヤベルト。
グ装置を示す平面図であり、第2図は側面図であ
る。第3図はコンベヤベルトと接しているときの
クリーニングロールの要部拡大側面図である。 1……回転軸、2……弾性体、3……スペー
サ、4……クリーニングロール、5……軸受フレ
ーム、6……駆動装置、7……圧接力調整装置、
8……コンベヤベルト。
Claims (1)
- 回転軸1に対してデイスク状の弾性体2とスペ
ーサ3とを交互に固定したクリーニングロール4
と、該クリーニングロール4をコンベヤベルト8
の進行方向に対して斜めに設置する軸受フレーム
5と、クリーニングロール4の周速をコンベヤベ
ルト8の移動速度とは異なるように同一方向へ回
転させる回転軸1の駆動装置6と、クリーニング
ロール4のコンベヤベルト面への圧接力調整装置
7とからなり、前記デイスク状弾性体2の変形に
よる面接触部でコンベヤベルト付着物を除去する
ことを特徴とするコンベヤベルトのクリーニング
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986162633U JPH0237773Y2 (ja) | 1986-10-22 | 1986-10-22 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986162633U JPH0237773Y2 (ja) | 1986-10-22 | 1986-10-22 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6367529U JPS6367529U (ja) | 1988-05-07 |
JPH0237773Y2 true JPH0237773Y2 (ja) | 1990-10-12 |
Family
ID=31090082
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986162633U Expired JPH0237773Y2 (ja) | 1986-10-22 | 1986-10-22 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0237773Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1300550C (en) * | 1988-08-05 | 1992-05-12 | Lawrence M. Spohn | Method for removing a compacted oil sand layer from a conveyor belt |
JP6051848B2 (ja) * | 2012-12-26 | 2016-12-27 | セイコーエプソン株式会社 | 記録装置 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5733114A (en) * | 1980-06-19 | 1982-02-23 | Jagenberg Werke Ag | Brush structure for washing belt |
-
1986
- 1986-10-22 JP JP1986162633U patent/JPH0237773Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5733114A (en) * | 1980-06-19 | 1982-02-23 | Jagenberg Werke Ag | Brush structure for washing belt |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6367529U (ja) | 1988-05-07 |
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