JPH0415330Y2 - - Google Patents

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JPH0415330Y2
JPH0415330Y2 JP1985191469U JP19146985U JPH0415330Y2 JP H0415330 Y2 JPH0415330 Y2 JP H0415330Y2 JP 1985191469 U JP1985191469 U JP 1985191469U JP 19146985 U JP19146985 U JP 19146985U JP H0415330 Y2 JPH0415330 Y2 JP H0415330Y2
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JP
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brush
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attached
brush shaft
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JP1985191469U
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、凹凸条面を有する工場等の屋根面
(又は壁面)等を塗装する際の下地処理を行うケ
レン装置に関するものである。
[従来の技術] 一般に、工場等の屋根面や塗面の塗装を行う場
合には、塗装を行う面の下地処理(ケレン)を行
う必要があり、従来、斯かる下地処理を行う動力
工具として、パワーブラシ、スクレーパー、デイ
スクサンダー等が知られている。
[考案が解決しようとする問題点] しかしながら、前記動力工具を用いた下地処理
には、夫々次のような問題があつた。
即ち、パワーブラシの場合、手動工具のワイヤ
ブラシより能率はよいものの、錆やミルスケール
を完全に落すことができない。
一方、スクレーパーの場合、付着力の強い錆汚
れを手軽に掻落すことができるものの、凹凸の多
い面では有効でなく、大面積には実施困難であ
る。
又、デイスクサンダーの場合、能率的で大面積
の錆落しに適している反面、凹凸のある面では能
率が悪く、時には処理不可能なこともある。
本考案は、これらの問題を解決しようとしてな
したものである。
[問題点を解決するための手段] 本考案では、走行車輌2付本体フレーム1に、
該本体フレーム1の走行方向に対し軸芯方向を直
角にして回転可能に取付けたブラシ軸15と、凹
凸条面を有する下地処理面の凹凸形状に対応して
該下地処理面各部に対し先端部分が直角に接する
ように、前記ブラシ軸15の外周に本体フレーム
1の走行方向に対し平行に見て隣り合う端部が重
なるよう円周方向に位相差を付けてブラシ軸15
の軸芯方向にバネ鋼板17を介し取付けた複数の
カーテン状のブラシ部材16とから成るケレンブ
ラシ9を有し、更に該ケレンブラシ9を被覆し且
つ下地処理面の形状に対応する形状のスカート1
0を下端に取付けた防塵フード6及び該防塵フー
ド6と連通せしめた防塵ブロワ5を前記本体フレ
ーム1に装備した構成としている。
[作用] 従つて、凹凸条面を有する下地処理面の凹凸形
状に対応して該下地処理面に対しブラシシ軸の軸
心方向長さに亘り直角に且つ均一にブラシ部材を
接することができるので、ブラシ軸の駆動により
能率よく一様に下地処理を行うことができる。
[実施例] 以下図面に基づいて本考案の実施例を説明す
る。
第1図は本考案のケレン装置を凹凸条面を有す
る屋根面用として構成した場合を示している。ケ
レン装置本体フレーム1の両側前後位置に走行車
輪2を設けると共に、該車輪2を前記本体フレー
ム1上に設置した走行モータ3の駆動により回転
して、本体フレーム1を屋根4に形成された凹凸
面に沿つて屋根勾配の方向に移動し得るよう構成
し、且つ前記本体フレーム1の前部には、本体フ
レーム1上に設置した集塵ブロワ5と連通する防
塵フード6を配し、該防塵フード6内に、本体フ
レーム1上に設置したケレンモータ7の駆動によ
り動力伝達機構8を介して回転するようにしたケ
レンブラシ9を、本体フレーム1の移動方向と直
交するよう設ける。尚、10は防塵フード6下端
に取付けたスカート、11は軸受、12は車輪
2,2を連動させるためのVベルト、13はベル
トギヤ機構、14は屋根4の棟部に配置した巻上
装置によつて本体フレーム1の移動に同期して巻
上下するようにした支持ロープである。
前記ケレンブラシ9の詳細は第2図に示す如く
なつている。即ち、ケレンブラシ9は、ケレンモ
ータ7によつて回転駆動されるブラシ軸15の外
周面に、屋根4の凹凸形状(第2図ではCデツキ
であるが、その他第1図に示すルーフデツキや、
富士波、大波等の形状がある)と対応して下地処
理面各部に先端部分が直角(又はそれに近い角
度)の状態で接するよう、例えばスチール素線の
縒線によりカーテン状に形成して成る複数のブラ
シ部材16をブラシ軸15の軸芯方向にバネ鋼板
17を介し周方向に適宜間隔(例えば30°〜60°)
でしかも本体フレーム1の走行方向に対し平行に
見て隣り合う端部が重なるように取付けたもので
ある。尚軸方向で隣り合うバネ鋼板17は例えば
15°程度位相を夫々ずらして取付けてある。
斯かる構成としたケレン装置を用いて塗装すべ
き屋根4の下地処理を行う場合には、走行モータ
3を駆動して本体フレーム1を屋根4の凹凸面に
沿つて所要速度で移動させながら、ケレンモータ
7の駆動によりケレンブラシ9を回転させること
により行う。ケレンブラシ9を回転させると、ブ
ラシ部材16が屋根4の下地処理面の錆や従前の
塗装を掻落し、掻落した塵埃は、スカート10を
下端に設けた防塵フード6を介し集塵ブロワ5に
よつて集められる。この際、スカート10を下端
に設けた防塵フード6により下地処理面の掻落し
部分が外部から遮蔽した状態になるので、掻落し
た塵埃が、風や下地処理面の傾斜等により外部に
漏洩して飛散することなく確実に集塵ブロワ5に
より集められることになり、公害対策上有益であ
る。ケレンブラシ9幅の作業が終了したら、装置
全体を横方向に単位幅だけ移動させ、前述の作動
を繰返す。
前記において、ブラシ部材16は、凹凸条面を
有する屋根4の凹凸形状に対応して下地処理面各
部に総て直角状態で接するようにバネ鋼板17を
介しブラシ軸15に取付けてあるので、下地処理
面の凹凸形状に拘らずブラシ部材16の下地処理
面への押付力の均等化(毛足の長さの一定化)を
図り得て効率よく一様に錆や従前の塗装を掻落す
ことができると共に、走行車輌2付本体フレーム
1からブラシ軸15を取外すことなくバネ鋼板1
7からブラシ部材16を取外すことによりブラシ
部材16の交換を行うことも可能となつてブラシ
部材16の取替作業の容易化をも図り得る。又、
前記の下地処理作業は、ケレンブラシ9を本体フ
レーム1と一体に移動させながら行うので、広範
囲を短時間にて簡単に行うことができる。更に第
2図に示す如くブラシ部材16を、紙面に対し上
下方向にずらして隣り合うブラシ部材16の端部
が相互に重なるようにブラシ軸15にその軸芯方
向に取付けているので、下地処理しにくい下地処
理面の曲折部の下地処理を確実に行うことができ
る。
尚、前記実施例では、本考案のケレン装置を屋
根の下地処理として用いたが、壁面の下地処理を
行う場合にも採用することができる。但しその場
合には、壁面にケレンブラシ9が接するよう車輪
2の代りにマグネツトローラを用い、且つ本体フ
レーム1を上部から巻上装置によつて吊下げた
り、クレーンにリーダーを取付けて該リーダーに
沿つて本体フレーム1を昇降させるようにする。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案のケレン装置によ
れば、駆動装置によつて回動駆動されるブラシ軸
の外周に、凹凸条面を有する下地処理面の凹凸形
状に対応して該下地処理面各部に対し直角に接す
るようカーテン状のブラシ部材を、本体フレーム
の走行方向に対し平行に見て隣り合う端部が重な
るように円周方向に位相差を付けてブラシ軸の軸
芯方向にバネ鋼板を介し取付けて成るケレンブラ
シを有するので、凹凸条面を有する下地処理面や
下地処理しにくい下地処理面の曲折部における錆
や従前の塗装を確実且つ効率よく一様に掻落すこ
とができ、又ケレンブラシを被覆し且つ下地処理
面の形状に対応する形状のスカートを下端に取付
けた防塵フード及び該防塵フードと連通せしめた
集塵ブロワを装備しているので、掻落した塵埃を
即座にしかも完全に外部へ漏洩飛散することなく
集塵ブロワにより集めることができて公害対策上
きわめて有益であり、更に広範囲の下地処理を短
時間にて簡単に行うことができ、更に又ブラシ軸
を本体フレームから取外すことなくバネ鋼板から
ブラシ部材を取外すことによりブラシ部材の交換
も可能となつてブラシ部材の取替作業の容易化を
も図り得られる、と言う優れた効果を奏し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のケレン装置の全体説明図、第
2図は要部の説明図である。 1はケレン装置本体フレーム、2は車輪、3は
走行モータ、4は屋根、7はケレンモータ、9は
ケレンブラシ、10はスカート、15はブラシ
軸、16はブラシ部材、17はバネ鋼板を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 走行車輌2付本体フレーム1に、該本体フレー
    ム1の走行方向に対し軸芯方向を直角にして回転
    可能に取付けたブラシ軸15と、凹凸条面を有す
    る下地処理面の凹凸形状に対応して該下地処理面
    各部に対し先端部分が直角に接するように、前記
    ブラシ軸15の外周に本体フレーム1の走行方向
    に対し平行に見て隣り合う端部が重なるよう円周
    方向に位相差を付けてブラシ軸15の軸芯方向に
    バネ鋼板17を介し取付けた複数のカーテン状の
    ブラシ部材16とから成るケレンブラシ9を有
    し、更に該ケレンブラシ9を被覆し且つ下地処理
    面の形状に対応する形状のスカート10を下端に
    取付けた防塵フード6及び該防塵フード6と連通
    せしめた集塵ブロワ5を前記本体フレーム1に装
    備したことを特徴とするケレン装置。
JP1985191469U 1985-12-12 1985-12-12 Expired JPH0415330Y2 (ja)

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JP1985191469U JPH0415330Y2 (ja) 1985-12-12 1985-12-12

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JP1985191469U JPH0415330Y2 (ja) 1985-12-12 1985-12-12

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Publication Number Publication Date
JPS6299378U JPS6299378U (ja) 1987-06-24
JPH0415330Y2 true JPH0415330Y2 (ja) 1992-04-07

Family

ID=31145642

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JPS6299378U (ja) 1987-06-24

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