JPH074115Y2 - 軌道用車両の研掃装置 - Google Patents

軌道用車両の研掃装置

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JPH074115Y2
JPH074115Y2 JP7923589U JP7923589U JPH074115Y2 JP H074115 Y2 JPH074115 Y2 JP H074115Y2 JP 7923589 U JP7923589 U JP 7923589U JP 7923589 U JP7923589 U JP 7923589U JP H074115 Y2 JPH074115 Y2 JP H074115Y2
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は軌道用車両たとえば電車などの外面を塗装前に
研掃する研掃装置に関する。
従来の技術 従来の電車等の汚れ落しや塗膜落しを行う研掃装置は、
電車の走行レールを跨いで門形フレームを立設固定し、
このフレームの内側床面に敷設した走行レール上に電車
を低速走行させ、この電車の両側面および上面の研掃面
に接触可能な複数の研掃用回数ブラシをフレームの定位
置に設け、これら回転ブラシの前後位置に水スプレーノ
ズルを配置した湿式のものである。上記構成において、
電車を走行レールに沿って低速で移動させ、スプレーノ
ズルから水を噴射するとともに回転ブラシを電車の研掃
面に接触させて研掃していた。
考案が解決しようとする課題 上記従来構成によれば、走行レールと電車の車輪の位置
ずれのため、電車の車体が幅方向に最大30mm程度ずれる
ことがあり、研掃面のずれは回転ブラシの弾性で吸収し
ているため、研掃面の仕上げ程度に大きい影響を与え、
均一な研掃ができないことがあった。また、従来の研掃
装置は湿式であるため、研掃面に残る水分を除去する乾
燥工程が必要となり、また研掃洗浄後の粉塵の混じる洗
浄排水を処理するために、排水処理設備が必要で、高コ
ストとなるものであった。
本考案は上記問題点を解決して、軌道用車両に位置づれ
があっても研掃むらが発生せずに均一に研掃できるとと
もに、乾燥工程や排水処理設備も不要にできて低コスト
な軌道用車両の研掃装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案は、軌道用車両の走
行レールの両側に沿って敷設した左右一対のガイドレー
ル上に、門形台車を走行自在に設け、この門形台車に、
軌道用車両に対して出退自在でかつ回転自在な研掃ブラ
シと、この研掃ブラシの周囲を覆って軌道用車両側に開
口部を有するケーシングと、このケーシングの開口部に
配設された粉塵飛散防止用の防塵ブラシとを備えた複数
の研掃部を設け、前記ケーシングに、集塵機に接続され
た吸塵パイプを接続し、前記研掃部に、軌道用車両の被
研掃面に当接して研掃ブラシを一定位置に維持する摺い
ローラを設けたものである。
作用 上記構成において、走行レール上に停止させた軌道用車
両に沿って門形台車を移動し、各研掃部の研掃ブラシを
回転させつつ突出させて電車の被研掃面に接触させ研掃
を行う。この研掃ブラシは研掃部に設け摺いローラによ
り、被研掃面との距離を一定に維持されて被研掃面を均
一に研掃する。そして、研掃により発生する粉塵は、防
塵ブラシにより飛散が防止されるとともに、ケーシング
内から吸塵パイプを介して集塵機に吸引され、工場内の
汚染が防止される。したがって、従来の湿式研掃機に比
べて、排水処理や乾燥工程も不要で粉塵の処理も容易に
行える。また、軌道用車両の位置ずれにも摺いローラに
より対応して研掃ブラシの位置を制御し、均一な研掃が
可能となる。
実施例 以下考案の一実施例を図面に基づいて説明する。
第1図〜第3図において、1は塗装工場内の床面2に引
込まれて敷設された電車3の走行レールで、この走行レ
ール1を覆って門形状のカバー体4が床面2に立設され
る。このカバー体4内で走行レール1の両外側の床面2
にはそれぞれ走行レール1と平行なガイドレール5が敷
設され、これらガイドレール5上には、走行レール1上
の電車3を誇いで走行自在な門形台車6が配設される。
すなわち、この門形台車6は、両ガイドレール上にそれ
ぞれ前後輪7,8を介して配設された台車部6a,6aと、これ
ら台車部6a,6aに立設された支柱部6b,6bと、これら支柱
部6b,6b上端間を互いに連結する横梁部6cとで構成さ
れ、台車部6aに設けた走行用駆動モータ9が前輪7に連
結連動されて走行駆動される。
前記門形台車6の支柱部6bには、電車3の側面を研掃す
る研掃ブラシ12A〜12Dを備えた第1〜第4研掃部11A〜1
1Dがそれぞれ配設され、また横梁部6には電車3の上面
を研掃する研掃ブラシ12E〜12Hを備えた第5〜第8研掃
部11E〜11Hが配設される。そして第1,第2研掃部11A,11
Bは支柱部6bの前部位置に配設され、第3,第4研掃部11
C,11Dは支柱部6bの中央位置に配設され、各研掃ブラシ1
2F,12Gにより電車3の側面を全面にわたって研掃可能に
構成され、最上位置および最下位置の第2,第3研掃部11
B,11Cの研掃ブラシ12B,12Cは周面が電車3のコーナー部
に対応した湾曲状あるいは傾斜状に形成される。第3〜
第8研掃部11E〜11Hのうち、第5研掃部11Eは前部位
置、第6,第7研掃部11F,11は中央位置、第8研掃部11H
は後部位置にそれぞれ配設されて、各研掃ブラシ12E〜1
2Hにより電車3の上面を全面にわたって研掃可能に構成
され、両側位置の第6,7研掃部11F,11Gの研掃ブラシ12F,
12Gは外周面が電車3のコーナ部に沿う湾曲状に形成さ
れる。
前記第1〜第8形成部11A〜11Hはそれぞれほぼ同一構成
であり、第1研掃部11を説明し、他は同一符号を符して
説明は省略する。
この第1研掃部11Aは、第4図,第5図に示すように、
架台13上にリニアモーションベヤリング14を介して電車
3側に出退自在な可動体15が配設され、この可動体15の
先端部に、電車3側の前面開口部16aが形成されたケー
シング16が取付けられる。このケーシング16内には、円
柱状の第1研掃ブラシ12Aが門形台車の走行方向に対し
て直角方向でかつ電車3の被研摩面に対して略平行な回
転軸17(第1〜第4研掃部11A〜11Dでは垂直方向、第5,
第8研掃部11E,11Hでは水平方向第6,第7研掃部11F,11G
では傾斜方向)を中心に回転自在に支持されて、開口部
16aから周部が突出されている。ケーシング16から突出
した第1研掃ブラシ12Aの回転軸17の一端部は、ケーシ
ング16の後部に配設された研掃用モータ18の出力軸にベ
ルト19およびプーリ20A,20Bを介して連動連結されて回
転駆動される。この研掃ブラシは、たとえば回転軸17に
所定荒さの短冊状サンドペーパーの一端を千鳥状に多数
取付けて構成され、これにより電車3の被研掃面を5〜
10μm程度研掃して旧塗膜を剥し、塗装のための下地を
形成することができる。また、ケーシング16の開口部16
a周囲には、先端が電車3の被研掃面に接触可能な防塵
ブラシ21が取付けられ、研掃ブラシ12Aにより発生する
粉塵の飛散を防止している。そして外部から空気を流入
しやすくするために、この防塵ブラシ21は所定幅で植物
性繊維状の平ブラシ21aが第5図に示すように千鳥状に
配列される。前記支柱部6bには支持部材22を介して出退
用エヤシリンダ23が配設され、この出退用エヤシリンダ
23のピストンロッド23aがケーシング16の後部にピン連
結されてケーシング16および研掃ブラシ12が出退移動さ
れる。さらに、前記ケーシング16の走行方向前後には取
付部材24を介して電車3の被研掃面に当接する摺いロー
ラ25が回転自在に取付けられ、この摺いローラ25によ
り、出退用エヤシリンダ23で電車3の被研掃面側に付勢
される研掃ブラシ12Aを、被研掃面に対して一定距離に
維持して均一な研掃が可能に構成される。ケーシング16
の下部には、研掃ブラシ12Aにより研掃された粉塵を吸
引する吸塵口26が設けられ、この吸塵口26は、第2図に
示すように台車部6aの後部に配設された集塵機27に吸塵
パイプ28を介して接続される。
第1図〜第3図において、31は支柱部6b外側に設けられ
たガイドローラで、カバー体に設けられたガイド面32に
当接して門形台車6の横揺れを防止している。33は門形
台車の各部に電力を送るケーブルベア、34は制御盤、35
は操作盤である。
上記構成において、電車3を走行レール1に沿ってカバ
ー体4内へ移動させ停止させう。そして、門形台車6を
電車3を跨ぐように矢印A方向に移動させ、出退用エヤ
シリンダ23を伸展して研掃用ブラシ12A〜12Hを摺いロー
ラ25が電車3の被研掃面に当接するまで突出し、研掃用
モータ18により研掃用ブラシ12A〜12Hを回転して研掃を
行う。そして所定の速度で門形台車6を移動させつつ、
摺いローラ25により研掃ブラシ12A〜12Hを研掃面から一
定距離に維持し、一定厚さの塗装面を剥して塗装用下地
を形成する。そして、研掃ブラシ12A〜12Hにより削られ
た粉塵は、防塵ブラシ21によりケーシング16内からの飛
散が防止されるとともに吸塵パイプ28を介して集塵機27
に吸引される。また、窓ガラス等は予め入力されたデー
タに基づき、電車3の端部をセンサーで検出して、所定
位置で所定の研掃ブラシ12A〜12Hを後退させることで研
掃を停止させ、被研掃面のみを研掃する。
考案の効果 以上述べたごとく本考案によれば、門形台車を移動させ
るとともに、研掃部の研掃ブラシを突出させ、摺いロー
ラにより被研掃面と研掃ブラシとの距離を一定に維持す
ることにより、軌道用車両が走行レールに対して幅方向
に位置ずれしていても、確実に対応して均一に被研掃面
を研掃することができる。しかも、研掃により発生する
粉塵は、防止ブラシにより飛散が防止されてケーシング
内から吸塵パイプを介して集塵機に吸引されるので、従
来の湿式に比べて排水処理設備や乾燥工程が不要となり
低コストとなる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示し、第1図は研掃装置の正
面図、第2図は同側面図、第3図は同平面図、第4図は
研掃部の側面図、第5図はケーシングの正面図である。 1……走行レール、3……電車、5……ガイドレール、
6……門形台車、6a……台車部、6b……支柱部、6c……
横梁部、11A〜11D……第1〜第4研掃部、11E〜11H……
第5〜第8研掃部、12A〜12H……研掃ブラシ、15……可
動体、16……ケーシング、16a……開口部、18……研掃
用モータ、21……防塵ブラシ、23……出退用エヤシリン
ダ、25……摺いローラ、26……吸塵口、27……集塵機、
28……吸塵パイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】軌道用車両の走行レールの両側に沿って敷
    設した左右一対のガイドレール上に、門形台車を走行自
    在に設け、この門形台車に、軌道用車両に対して出退自
    在でかつ回転自在な研掃ブラシと、この研掃ブラシの周
    囲を覆って軌道用車両側に開口部を有するケーシング
    と、このケーシングの開口部に配設された粉塵飛散防止
    用の防塵ブラシとを備えた複数の研掃部を設け、前記ケ
    ーシングに、集塵機に接続された吸塵パイプを接続し、
    前記研掃部に、軌道用車両の被研掃面に当接して研掃ブ
    ラシを一定位置に維持する摺いローラを設けたことを特
    徴とする軌道用車両の研掃装置。
JP7923589U 1989-07-05 1989-07-05 軌道用車両の研掃装置 Expired - Fee Related JPH074115Y2 (ja)

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