JP2707188B2 - 鉄道車両の洗浄装置 - Google Patents

鉄道車両の洗浄装置

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JP2707188B2
JP2707188B2 JP4217492A JP21749292A JP2707188B2 JP 2707188 B2 JP2707188 B2 JP 2707188B2 JP 4217492 A JP4217492 A JP 4217492A JP 21749292 A JP21749292 A JP 21749292A JP 2707188 B2 JP2707188 B2 JP 2707188B2
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horizontal
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rotating brush
brush
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資和 樺山
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Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
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Mitsubishi Kakoki Kaisha Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄道車両の洗浄装置に関
し、さらに詳しくは鉄道車両の前面あるいは後面等の複
雑な流線型曲面からなる車体面の洗浄装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近の鉄道車両は高速化に伴い、一日の
走行距離が長くなり、さらには空気汚染の大きい市街地
を多く走行することもあって、汚れが激しく、このため
通常は一日に一回程度車体面を洗浄しているのが現状で
ある。汚れの主な原因物質は、空気中の微細塵芥や虫等
の付着であり、このため洗浄方法としては、洗浄水を噴
射しながら回転ブラシによる洗浄が最も効果的である。
鉄道車両の左右側面は一般に単純な垂直平面状であるた
め、機械化による自動洗浄が容易であり、多くの装置が
開発され実用化されている。代表的なものして、サイド
ブラシ型がある、これは円筒形の回転ブラシを垂直軸に
取り付け、その上下端をアームで軸支して車体面に圧接
して洗剤を噴射しながら洗浄する方法であり、技術的に
も問題は少なく広く採用されている。
【0003】しかしながら、鉄道車両の前面あるいは後
面の洗浄については次のような問題がある。たとえば、
自動車洗浄において用いられるような門型洗浄機の上部
水平軸に軸支されるローラ状のトップブラシをダウンシ
フトして洗浄する方法は、送電用の架線が障害となって
利用が不可能である。また仮にヂーゼル車両のように架
線が無い場合でも、前面、後面の形状は自動車に較べる
と立体的に複雑であり、門型洗浄機のトップブラシのダ
ウンシフト洗浄では充分な洗浄は不可能である。
【0004】この点を解決した装置としては、例えば特
開昭56ー21936 号で開示された装置がある。この装置
は、車両軌道に近接して立設された固定支軸に回転自在
に設けられる片持ち水平ビームと、この水平ビームの先
端部に水平方向に旋回自在に軸着され先端に竪軸回転ブ
ラシを有するブラシアームからなっており、水平ビーム
とブラシアームの水平角度の組み合わせにより回転ブラ
シを車体面に圧接しながら移動して洗浄している。そし
て曲面の鉛直方向の変化に対しては回転ブラシの直径を
上下方向に沿って変化させて対応している。しかしこの
装置では車体面の曲面が変わった場合には、その都度回
転ブラシを交換する必要があり、また複雑に変化する曲
面に対して一つのブラシで洗浄するため、どうしてもブ
ラシの圧接力が均一に成らないという不都合がある。ブ
ラシの圧接力が不均一の場合、弱い所は洗浄が不十分に
なり、強すぎるところは塗装を傷める恐れがある。以上
のように、鉄道車両の前面あるいは後面の洗浄について
は、現状では充分な性能を有する自動洗浄装置が開発さ
れていないため、非常に労力を要する手作業に依存して
いるのが実情である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は以上の従来技
術の問題点に鑑みてなされたものであって、複雑な流線
型の曲面に対しても任意に追従してしかも常に一定の力
で回転ブラシを圧接できる鉄道車両の前面あるいは後面
用の自動洗浄装置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1発明の要旨は、平行
に敷設される左右一対のレールに台車を介して走行自在
に載設される架台に鉛直に立設される支持軸と、前記支
持軸に適宜間隔を有して軸着される複数個の水平旋回用
軸受と、前記水平旋回用軸受に一体的に付設される水平
軸受に水平に支軸され後端に駆動用電動機を具備する長
尺円筒状の回転ブラシと、前記水平旋回用軸受に固定さ
れる水平滑車に一端が連結されガイドを介して案内され
るワイヤの他端に懸吊されるカウンターウェイトと、
記回転ブラシの上部に架設される洗浄水管とを具備する
ことを特徴とする鉄道車両の洗浄装置であり、第2発明
の要旨は、前記支持軸に固着される水平アームを回動し
て回転ブラシを架台内に収納する駆動シリンダを具備す
ることを特徴とする鉄道車両の洗浄装置。
【0007】
【作用】洗浄水管から洗浄水が噴射されるとともに回転
ブラシの電動機も駆動を開始し、図1の矢印方向に徐行
する。こうすると、複数の回転ブラシは夫々カウンター
ウエイトによって、常に一定の圧力で車体面に押しつけ
られながら、且つ習い運動をするので車体面全体を1往
復で均一に洗浄することができる。
【0008】
【実施例】以下図面に基づいて本発明の実施例について
説明する。図1は本発明の一実施例の平面図、図2は図
1のA−A視の立面図である。図に於いて、1は鉄骨等
からなる架台であり、底部の台車2によってベースプレ
ート3上に平行に敷設される左右一対のレール4に走行
自在に載設される。5は架台1の上下水平部材に回転自
在に鉛直に立設される支持軸であり、支持軸5には適宜
間隔を有して水平旋回用軸受6が複数個軸着されてい
る。そして水平旋回用軸受6には、長尺円筒状の回転ブ
ラシ7を水平に軸支する水平軸受8が側面に一体的に固
着されており、上端には水平滑車9が水平に一体的に固
着されている。16は回転ブラシ7の後端に直結され、
回転ブラシを回転駆動する電動機である。各水平滑車9
には、一端がカウンターウェイト10を懸吊するワイヤ
12がガイド11を介して水平に案内されて巻回連結さ
れる。13は支持軸5の上端に水平に固着される水平ア
ームであり、収納シリンダー14のピストンロッドに連
結されて回動される。15は回転ブラシ7の上方に車体
方向に延設して架設される洗浄水管であり、下部には
剤もしくは洗浄水を噴射する噴射ノズルが適宜間隔で複
数個取り付けられている。5Aは架台1内に、支持軸5
と若干の水平距離を有して立設される他の支持軸であ
り、支持軸5と同様に回転ブラシ7A等の全てが装着さ
れているが、支持軸5と異なる点は、回転ブラシの取り
付け高さが異なることで、丁度回転ブラシの直径分だけ
ずれて取り付けられている。
【0009】次に以上の構成からなる実施例の作用につ
いて説明する。本洗浄装置は車両基地内の軌道に近接し
て適宜場所に設置される。被洗浄車両を移動して、その
洗浄面の先端を図1のX点に合わせて停止する。そうす
ると、洗浄装置に装備された図示はされない光電センサ
ーがこれを検知して、自動的に洗浄操作を開始する。最
初に収納シリンダー14の作動空気が無負荷状態にな
り、支持軸5は自由に回転できる状態になる。カウンタ
ーウェイト10の作用で水平滑車9は図1の時計方向に
回転し、水平旋回用軸受6を介して一体化している水平
軸受8に軸支されている回転ブラシ7も時計方向に回動
し図1に図示される状態になり、回転ブラシ7Aも同様
に図1に図示される状態になる。次いで洗浄水管15か
ら洗剤もしくは洗浄水を噴射されるとともに回転ブラシ
7、7Aの電動機16も駆動を開始し、さらに架台1は
図示はされない台車2内の走行装置により、図1の矢印
方向に徐行する。こうすると、回転ブラシ7、7Aはカ
ウンターウェイト10によって、常に一定の力で車体面
に押し付けられながら、且つ習い運動をするので車体面
を均一に洗浄することができる。また車体面の上下方向
にたいしては、図2に図示されるように回転ブラシ7と
回転ブラシ7Aが交互に当接するので、デットエリアを
発生することなく全面的にもれなく洗浄することができ
る。このようにして、レール4に沿って架台1を適宜回
数往復動させることにより、充分に洗浄することができ
る。また、カウンターウェイト10の重量を変更するこ
とにより回転ブラシ7、7Aの圧接力を容易に調整でき
る。
【0010】洗浄運転が終了すれば、次の操作により
転ブラシ7、7Aを架台1内に収納する。駆動シリンダ
ー14を作動すると水平アーム13が反時計方向に回動
して、支持軸5、5Aも同方向に回転する。そうすると
支持軸5、5Aに固着されている図示はされない複数個
の係止片が、各水平旋回用軸受6に係着している水平軸
受8を反時計方向に90度回動し、回転ブラシ7、7A
は図1の2点鎖線のように収納される。
【0011】本実施例においては、支持軸を2本とし、
回転ブラシも前後2組としたが、支持軸の鉛直方向に複
数の水平な回転ブラシが設けられた構成であれば、1組
とすることも可能である。
【0012】
【発明の効果】以上の構成と作用を有する本発明によれ
ば、回転ブラシを常に一定の力で車体面に押しつけなが
ら、同時に習い運動によって車体面に追従させるので
線型の曲面などのように立体的に複雑な任意の形状の車
体面を均一に洗浄できるとともに、1往復の作業で洗浄
ができるため、作業労働力を大幅に省力化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の平面図
【図2】図1のA−A視の立面図
【符号の説明】
1:架台 2:台車 3:ベースプレート 4:レール 5:支持軸6:水平旋回用軸受 7:回転ブラシ 8:水平軸受9:水平滑車 10:カウンターウエイト 11:ガイド 12:ワイヤー 13:水平アーム 14:駆動シリンダー 15:洗浄水管 16:電動機 20:車両全面

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】平行に敷設される左右一対のレールに台車
    を介して走行自在に載設される架台に鉛直に立設される
    支持軸と、前記支持軸に適宜間隔を有して軸着される複
    数個の水平旋回用軸受と、前記水平旋回用軸受に一体的
    に付設される水平軸受に水平に支軸され後端に駆動用電
    動機を具備する長尺円筒状の回転ブラシと、前記水平旋
    回用軸受に固定される水平滑車に一端が連結されガイド
    を介して案内されるワイヤの他端に懸吊されるカウンタ
    ーウェイトと、前記回転ブラシの上部に架設される洗浄
    水管とを具備することを特徴とする鉄道車両の洗浄装
    置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載の洗浄装置において、支持
    軸に固着される水平アームを回動して回転ブラシを架台
    内に収納する駆動シリンダを具備することを特徴とする
    鉄道車両の洗浄装置。
JP4217492A 1992-07-24 1992-07-24 鉄道車両の洗浄装置 Expired - Lifetime JP2707188B2 (ja)

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JPS446227Y1 (ja) * 1966-04-18 1969-03-06
JPS6045452A (ja) * 1983-08-24 1985-03-11 Seidensha:Kk 車両前後面洗浄装置
JPH04197856A (ja) * 1990-11-29 1992-07-17 East Japan Railway Co 流線形状車輌のボンネット洗浄装置

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