JP5544553B2 - ピリピロペン誘導体の製造法およびその製造中間体 - Google Patents
ピリピロペン誘導体の製造法およびその製造中間体 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5544553B2 JP5544553B2 JP2009528134A JP2009528134A JP5544553B2 JP 5544553 B2 JP5544553 B2 JP 5544553B2 JP 2009528134 A JP2009528134 A JP 2009528134A JP 2009528134 A JP2009528134 A JP 2009528134A JP 5544553 B2 JP5544553 B2 JP 5544553B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- group
- compound
- formula
- following formula
- acetyl
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
- 0 C[C@](C(C[C@@]1*)[C@](C)(CC2)C([C@]3O)[C@]1(C)OC(C=C(c1cccnc1)O1)=C3C1=O)[C@]2*1CC1 Chemical compound C[C@](C(C[C@@]1*)[C@](C)(CC2)C([C@]3O)[C@]1(C)OC(C=C(c1cccnc1)O1)=C3C1=O)[C@]2*1CC1 0.000 description 5
Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07D—HETEROCYCLIC COMPOUNDS
- C07D493/00—Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system
- C07D493/02—Heterocyclic compounds containing oxygen atoms as the only ring hetero atoms in the condensed system in which the condensed system contains two hetero rings
- C07D493/04—Ortho-condensed systems
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P20/00—Technologies relating to chemical industry
- Y02P20/50—Improvements relating to the production of bulk chemicals
- Y02P20/55—Design of synthesis routes, e.g. reducing the use of auxiliary or protecting groups
Description
本発明は、害虫防除剤として有用なピリピロペン誘導体の製造法に関するものであり、より詳細には、1位および11位にアシルオキシ基を有し、7位に水酸基を有するピリピロペン誘導体の製造法に関するものである。
1位および11位にアシルオキシ基を有し、7位が水酸基であるピリピロペン誘導体は、WO2006/129714に記載されるように、害虫に対して防除効果を示す化合物である。
で表される化合物Cを製造する方法が提供され、該方法は、
(a1) 次式A1:
で表される化合物A1の7位アセチル基を、塩基を用いて加水分解することにより選択的に脱アシル化した後、7位の水酸基を保護することによって、次式B1:
Acは、上記で定義したとおりであり、
R1aは、置換されていてもよい直鎖C2−4アルキルカルボニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい−SiR3R4R5基(ここで、R3、R4およびR5は、互いに独立して、直鎖もしくは分岐鎖状のC1−6アルキル基、またはフェニル基を表す)、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキルオキシ−C1−6アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキルチオ−C1−6アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい直鎖、分岐鎖もしくは環状のC1−4アルキル基(この基が分岐鎖または環状であるときは、C3−4アルキル基)、ハロゲン原子で置換されていてもよいC2−6アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC2−6アルキニル基、置換されていてもよいベンジル基、または置換されていてもよい飽和もしくは不飽和の5もしくは6員の複素環基を表し、
ここで、R1aにおいて、アルキルカルボニル基が有してもよい置換基は、ハロゲン原子、C1−4アルキルオキシ基、C1−4ハロアルキルオキシ基、C1−4アルキルカルボニル基、C1−4ハロアルキルカルボニル基、C1−4アルキルカルボニルオキシ基およびC1−4ハロアルキルカルボニルオキシ基からなる群から選択されるものであり、複素環基およびベンジル基が有してもよい置換基は、ハロゲン原子、C1−4アルキル基、C1−4アルキルオキシ基、C1−4ハロアルキルオキシ基、C1−4アルキルチオ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4アルキルカルボニル基、C1−4ハロアルキルカルボニル基、C1−4アルキルカルボニルオキシ基、C1−4ハロアルキルカルボニルオキシ基、ニトロ基およびシアノ基からなる群から選択されるものである]
で表される化合物B1を得た後、化合物B1の1位および11位のアセチル基を、塩基を用いて加水分解することにより脱アシル化することによって、次式Fa:
で表される化合物Faを得る工程、または
(a2) 化合物A1または次式A4’:
で表される化合物A4’の1位、7位および11位のアシル基を、塩基を用いて加水分解することにより脱アシル化した後、1位および11位の水酸基を保護することによって、次式D:
で表される化合物Dを得た後、化合物Dの7位の水酸基を保護することにより、次式E:
R1bは、ホルミル基、置換されていてもよい直鎖C1−4アルキルカルボニル基、置換されていてもよいベンジル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい−SiR3R4R5基(ここで、R3、R4およびR5は、互いに独立して、直鎖もしくは分岐鎖状のC1−6アルキル基、またはフェニル基を表す)、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキルオキシ−C1−6アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC1−6アルキルチオ−C1−6アルキル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい直鎖、分岐鎖もしくは環状のC1−4アルキル基(この基が分岐鎖または環状であるときは、C3−4アルキル基)、ハロゲン原子で置換されていてもよいC2−6アルケニル基、ハロゲン原子で置換されていてもよいC2−6アルキニル基、または置換されていてもよい飽和もしくは不飽和の5もしくは6員の複素環基を表し、
ここで、R1bにおいて、アルキルカルボニル基が有してもよい置換基は、ハロゲン原子、C1−4アルキルオキシ基、C1−4ハロアルキルオキシ基、C1−4アルキルカルボニル基、C1−4ハロアルキルカルボニル基、C1−4アルキルカルボニルオキシ基およびC1−4ハロアルキルカルボニルオキシ基からなる群から選択されるものであり、複素環基およびベンジル基が有してもよい置換基は、ハロゲン原子、C1−4アルキル基、C1−4アルキルオキシ基、C1−4ハロアルキルオキシ基、C1−4アルキルチオ基、C1−4ハロアルキル基、C1−4アルキルカルボニル基、C1−4ハロアルキルカルボニル基、C1−4アルキルカルボニルオキシ基、C1−4ハロアルキルカルボニルオキシ基、ニトロ基およびシアノ基からなる群から選択されるものであり、
R2は、上記で定義したとおりである]
で表される化合物Eを得て、さらに化合物Eにおける1位および11位の保護基を脱保護することによって、次式Fb:
で表される化合物Fbを得る工程、ならびに
(b) 化合物FaまたはFbにおける1位および11位の水酸基を目的とするR’に対応するアシル化剤でアシル化することによって、次式B2aまたはB2b:
で表される化合物B2aまたは化合物B2bを得た後、化合物B2aまたは化合物B2bの7位の保護基を脱保護する工程
を含んでなる。
で表される化合物B2aを製造する方法が提供され、該方法は、
前記化合物A1の7位アセチル基を、塩基を用いて加水分解することにより選択的に脱アシル化した後、7位の水酸基を保護することによって、次式B1:
で表される化合物B1を得た後、化合物B1の1位および11位のアセチル基を、塩基を用いて加水分解することにより脱アシル化することによって、次式Fa:
で表される化合物Faを得て、次に、化合物Faにおける1位および11位の水酸基を目的とするR’に対応するアシル化剤でアシル化することを含んでなる。
次式A4:
で表される化合物A4の1位、7位および11位のアシル基を、塩基を用いて加水分解することにより脱アシル化した後、1位および11位の水酸基を保護することによって、前記化合物Dを得た後、化合物Dの7位の水酸基を保護することにより前記化合物Eを得て、さらに化合物Eにおける1位および11位の保護基を脱保護することによって前記化合物Fbを得て、次に、化合物Fbにおける1位および11位の水酸基をR’に対応するアシル化剤でアシル化することを含んでなる。
で表される。
を表す。
さらに別の好ましい実施態様としては、前記化合物Fbを経由する方法であって、前記式DまたはEにおけるR2が、前記式D−3で示される基である、方法が挙げられる。
より好ましい実施態様としては、前記化合物D、E、FbおよびB2bを経由する方法であって、前記式DまたはEにおけるR2が、前記式D−3で示される基であり、前記式E、Fbまたは、B2bにおけるR1bが、アセチル基、クロロアセチル基、または置換されていてもよい直鎖または分岐鎖状のアルキルシリル基であり、前記式B2bおよび式CにおけるR’が、シクロプロパンカルボニル基である、方法が挙げられる。
次式C:
で表される化合物Cを製造する方法が提供され、該方法は、次式A4:
で表される化合物A4の1位、7位および11位のアシル基を、塩基を用いて加水分解することにより脱アシル化した後、1位および11位の水酸基を保護することによって、次式D:
で表される化合物Dを得た後、化合物Dの7位水酸基を保護することにより、次式E:
で表される化合物Eを得て、さらに化合物Eにおける1位および11位の保護基を脱保護することによって、次式Fb:
で表される化合物Fbを得て、次に、化合物Fbにおける1位および11位の水酸基をR’に対応するアシル化剤でアシル化することによって、次式B2b:
で表される化合物B2bを得た後、化合物B2bの7位の保護基を脱保護することを含んでなる。
化合物A1は、例えば、特開平6−184158号公報、WO2004/060065、特開平8−259569号公報、またはBioorganic Medicinal Chemistry Letter 5巻22号2683頁に記載の方法で得ることができる。
化合物A3から化合物B1を製造する工程において、7位水酸基の保護は、目的とするR1aに対応するR1a−Hal(Halはハロゲン原子を表す)で表されるR1aのハロゲン化物、酸無水物、混合酸無水物、または3,4−ジヒドロピランを使用し、塩基の存在下、酸の存在下またはこれらの非存在下で、またはジシクロヘキシルカルボジイミド、1−エチル−3−(3−ジメチルアミノプロピル)カルボジイミド塩酸塩、カルボニルジイミダゾール、ジピリジルジスルフィド、ジイミダゾイルジスルフィド、1,3,5−トリクロロベンゾイルクロリド、1,3,5−トリクロロベンゾイル無水物、PyBop、PyBropなどの縮合剤を使用することによって行うことができる。
化合物B1から化合物Faを製造する工程において用いられる溶媒としては、メタノールなどの炭素数1〜4のアルコール溶媒、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリルなどの非プロトン性極性有機溶媒、ジクロロメタン、クロロホルムなどのハロゲン系溶媒、または水、およびこれらの混合溶媒が挙げられる。
化合物A4および化合物A4’としては、例えば、特開平6−184158号公報、WO94/09147、特開平8−239385号公報などに記載の方法による天然物を用いることができ、あるいは、例えば特開平8−259569号公報に記載の方法による誘導体を用いることもできる。
化合物A2から化合物Dを製造する工程において用いられる溶媒としては、アセトン、ジエチルケトンなどのケトン系溶媒、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリルなどの非プロトン性極性有機溶媒、ジクロロメタン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素系溶媒、トルエンなどの芳香族炭化水素系溶媒、およびこれらの混合溶媒が挙げられる。
化合物Eから化合物Fbを製造する工程において用いられる溶媒としては、メタノールなどの炭素数1〜4のアルコール溶媒、アセトン、ジエチルケトンなどのケトン系溶媒、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N,N−ジメチルアセトアミド、アセトニトリルなどの非プロトン性極性有機溶媒、ジクロロメタン、クロロホルムなどのハロゲン系溶媒、または水、およびこれらの混合溶媒が挙げられる。
化合物Faから化合物B2aを製造する工程、および化合物Fbから化合物B2bを製造する工程は、無溶媒で実施することもできるが、溶媒を用いて実施することもできる。用いられる溶媒としては、アセトン、ジエチルケトンなどのケトン系溶媒、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフランなどのエーテル系溶媒、酢酸エチル、酢酸ブチルなどのエステル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリルなどの非プロトン性極性有機溶媒、ジクロロメタン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素系溶媒、トルエンなどの芳香族炭化水素系溶媒およびこれらの混合溶媒が挙げられる。
化合物B2aまたは化合物B2bから化合物Cを製造する工程において用いられる溶媒としては、メタノールなどの炭素数1〜4のアルコール溶媒、ジエチルエーテル、ジイソプロピルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキサンなどのエーテル系溶媒、N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセトアミド、ジメチルスルホキシド、アセトニトリルなどの非プロトン性極性有機溶媒、ジクロロメタン、クロロホルムなどのハロゲン化炭化水素系溶媒、トルエンなどの芳香族炭化水素系溶媒、水およびこれらの混合溶媒が挙げられる。
7−デアセチルピリピロペンAの合成
ピリピロペンA(30mg)を80%メタノール水溶液(2mL)に溶解し、1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−ウンデカ−7−エン(9mg)を加え、室温で1時間半撹拌した。反応溶液に酢酸を加え反応を止めた後、減圧下で溶媒を留去して、残渣に水を加え、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、7−デアセチルピリピロペンAの粗生成物を得た。これを分取薄層カラムクロマトグラフィー(Merck シリカゲル60F254 0.5 mm、アセトン:ヘキサン=1:1)にて精製して、7−デアセチルピリピロペンA(17mg、収率61%)を得た。ESI−MSおよび1H−NMRの測定結果より、特開平08−259569号公報に記載されているPR−7であることを確認した。
7−O−tert−ブチルジメチルシリル−7−デアセチルピリピロペンAの合成
実施例1の方法で合成した7−デアセチルピリピロペンA(30mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(5mL)に溶解し、イミダゾール(113mg)、tert−ブチルジメチルクロロシラン(250mg)を加えた。室温で24時間撹拌後、反応溶液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、7−O−tert−ブチルジメチルシリル−7−デアセチルピリピロペンAの粗生成物(470mg)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 0.11 (3H, s), 0.16 (3H, s), 0.90 (3H,s), 0.96 (9H, s), 1.30-1.38 (1H, m), 1.32-1.37 (1H, m), 1.41 (3H, s), 1.60 (3H,s), 1.61-1.69 (2H, m), 1.77-1.92 (1H, m), 2.05 (6H, s), 2.15 (1H, m), 2.89 (1H,d, J = 2.4 Hz), 3.64-3.70 (2H, m), 3.73 (1H, d, J = 11.6 Hz), 3.83 (1H, d, J = 11.6 Hz), 4.78 (1H, dd, J = 4.8, 11.2 Hz), 4.99 (1H, m), 6.36 (1H, s), 7.42 (1H,dd, J = 4.8, 8.0 Hz), 8.11 (1H, d, J = 8.0 Hz), 8.70 (1H, d, J = 4.4 Hz), 9.00 (1H, d, J = 2.0 Hz).
7−O−tert−ブチルジメチルシリル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの合成
実施例2で得た7−O−tert−ブチルジメチルシリル−7−デアセチルピリピロペンA(470mg)を88%メタノール水溶液(40mL)に溶解し、炭酸カリウム(307mg)を加え、室温で19時間半撹拌した。減圧下で溶媒を留去して、残渣に水、酢酸エチルを加えた。溶解しない固形物をろ取することで、7−O−tert−ブチルジメチルシリル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(65mg)を得た。母液を酢酸エチルで抽出した後、酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥した。減圧下で溶媒を留去して、7−O−tert−ブチルジメチルシリル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(235mg)を得た。あわせて300mg(実施例2から2段階の収率95%)の7−O−tert−ブチルジメチルシリル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAを得た。
1H-NMR (CD3OD):δ 0.08 (3H, s), 0.13 (3H, s), 0.64 (3H,s), 0.90 (9H, s), 1.19 (1H, dt, J = 3.6, 12.8 Hz), 1.31 (3H, s), 1.33-1.36 (2H,m), 1.48 (1H, t, J = 12.0 Hz), 1.53 (3H, s), 1.62-1.80 (3H, m), 1.99-2.03 (1H, m), 3.16 (1H, d, J = 10.8 Hz), 3.44 (1H, d, J = 10.8 Hz), 3.56 (1H, dd, J = 4.8,11.6 Hz), 3.76 (1H, dd, J = 5.2, 11.2 Hz), 4.86 (1H, d, J = 3.2 Hz), 6.47 (1H, s), 7.47 (1H, ddd, J = 0.8, 4.8, 8.0 Hz), 8.17 (1H, dt, J = 2.0, 8.4 Hz), 8.55 (1H, dd, J = 2.0, 4.8 Hz), 8.91 (1H, dd, J = 0.8, 2.4 Hz).
7−O−tert−ブチルジメチルシリル−1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの合成
実施例3の方法で合成した7−O−tert−ブチルジメチルシリル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(57mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)に溶解し、0℃でピリジン(0.5mL)を加え、同温で30分撹拌し、シクロプロパンカルボニルクロリド(62mg)を加えた。同温で3時間撹拌後、反応溶液を水にあけ、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、7−O−tert−ブチルジメチルシリル−1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの粗生成物(87mg)を得た。これを分取薄層カラムクロマトグラフィー(Merck シリカゲル60F254 0.5mm、クロロホルム:メタノール=30:1)にて精製して、7−O−tert−ブチルジメチルシリル−1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(67mg、収率95%)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 0.11 (3H, s), 0.15 (3H, s), 0.85-0.88(4H, m), 0.91 (3H, s), 0.96 (9H, s), 0.92-1.01 (4H, m), 1.25-1.36 (1H, m), 1.42(3H, s), 1.45-1.47 (1H, m), 1.53-1.65 (5H, m), 1.58 (3H, s), 1.80-1.93 (2H, m),2.12-2.16 (1H, m), 2.81 (1H, d, J = 2.0 Hz), 3.65 (1H, d, J = 12.0 Hz), 3.70 (1H, m), 3.91 (1H, d, J = 11.6 Hz), 4.81 (1H, dd, J = 4.8, 11.6 Hz), 4.98 (1H, m),6.36 (1H, s), 7.41 (1H, dd, J = 4.8, 8.0 Hz), 8.10 (1H, dt, J = 2.0, 8.4 Hz), 8.69 (1H, dd, J = 1.6, 4.8 Hz), 9.00 (1H, d, J = 2.0 Hz).
1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの合成
実施例4の方法で合成した7−O−tert−ブチルジメチルシリル−1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(100mg)をテトラヒドロフラン(1.5mL)に溶解し、0℃でピリジン(0.6mL)、フッ化水素・ピリジン(0.9mL)を加えた。同温で4日間撹拌後、炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの粗生成物(92mg)を得た。これを分取薄層カラムクロマトグラフィー(Merck シリカゲル60F254 0.5 mm、クロロホルム:メタノール=20:1)にて精製して、1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(79mg、収率95%)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 0.85-0.88 (4H, m), 0.92 (3H, s), 0.96-1.01 (4H, m), 1.35 (1H, dt, J = 4.0, 12.6 Hz), 1.42 (3H, s), 1.45-1.50 (2H, m),1.56-1.63 (3H, m), 1.66 (3H, s), 1.79-1.93 (3H, m), 2.14 (1H, m), 2.17 (1H, d, J = 3.6 Hz), 2.85 (1H, d, J = 2.0 Hz), 3.74 (1H, d, J = 12.0 Hz), 3.78-3.82(1H, m), 3.86 (1H, d, J = 11.6 Hz), 4.82 (1H, dd, J = 5.2, 11.6 Hz), 4.99 (1H, m), 6.52 (1H, s), 7.42 (1H, dd, J = 4.8, 8.0 Hz), 8.11 (1H, dt, J = 1.9, 8.1 Hz), 8.70(1H, dd, J = 1.6, 4.8 Hz), 9.00 (1H, d, J = 2.0 Hz).
7−デアセチル−7−O−テトラヒドロピラニルピリピロペンAの合成
実施例1の方法で得た7−デアセチルピリピロペンA(500mg)をジクロロメタン(10mL)に溶解し、3,4−ジヒドロピラン(372mg)、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム塩(348mg)を加えた。室温で73時間半撹拌後、反応溶液を水にあけ、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、7−デアセチル−7−O−テトラヒドロピラニルピリピロペンA(742mg)の粗生成物を得た。ESI−MSおよび1H−NMRの測定結果より、特開平08−259569号公報に記載されているPR−44であることを確認した。
1,7,11−トリデアセチル−7−O−テトラヒドロピラニルピリピロペンAの合成
実施例6で得た7−デアセチル−7−O−テトラヒドロピラニルピリピロペンA(742mg)を66%メタノール水溶液(9mL)に溶解し、炭酸カリウム(511mg)を加え、室温で4時間撹拌した。水を加え、溶解しない固形物をろ取することで、1,7,11−トリデアセチル−7−O−テトラヒドロピラニルピリピロペンA(453mg、実施例6から2段階の収率90%)を得た。
1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチル−7−O−テトラヒドロピラニルピリピロペンAの合成
実施例7の方法で合成した1,7,11−トリデアセチル−7−O−テトラヒドロピラニルピリピロペンA(450mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(6mL)に溶解し、0℃でピリジン(3mL)を加え、同温で10分撹拌し、シクロプロパンカルボニルクロリド(525mg)を加えた。同温で1時間撹拌後、反応溶液を水にあけ、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチル−7−O−テトラヒドロピラニルピリピロペンAの粗生成物(800mg)を得た。
1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの合成
実施例8で得た1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチル−7−O−テトラヒドロピラニルピリピロペンA(800mg)をメタノール(8mL)に溶解し、0℃でp−トルエンスルホン酸1水和物(142mg)を加えた。同温で21時間半撹拌後、炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、減圧下でメタノールを留去して酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの粗生成物(570mg)を得た。これをシリカゲルクロマトグラフィー(Mega Bond Elut (Varian)、アセトン:ヘキサン=3:5)にて精製して、1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(346mg、実施例8から2段階の収率70%)を得た。実施例5のESI−MSデータおよび1H−NMRデータと一致した。
1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの合成
ピリピロペンA(1g)を66%メタノール水溶液(15mL)に溶解し、炭酸カリウム(355mg)を加え、室温で20時間撹拌した。減圧下で溶媒を留去し、酢酸エチルと水を加え、溶解しない結晶をろ取することで、1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(737mg、収率94%)を得た。ESI−MSおよび1H−NMRの測定結果より、特開平08−259569号公報に記載されているPR−3であることを確認した。
1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−イソプロピリデンピリピロペンAの合成
実施例10の方法で合成した1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(200mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)に溶解し、アセトンジメチルアセタール(456mg)、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム塩(550mg)を加えた。室温で25時間半撹拌後、反応溶液を水にあけ、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−イソプロピリデンピリピロペンAの粗生成物を得た。これを分取薄層カラムクロマトグラフィー(Merck シリカゲル60F254 0.5 mm、クロロホルム:メタノール=10:1)にて精製して、1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−イソプロピリデンピリピロペンA(171mg、収率79%)を得た。ESI−MSおよび1H−NMRの測定結果より、特開平08−269065号公報に記載されているPR−16であることを確認した。
7−O−tert−ブチルジメチルシリル−1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−イソプロピリデンピリピロペンAの合成
実施例11の方法で合成した1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−イソプロピリデンピリピロペンA(168mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(2mL)に溶解し、イミダゾール(92mg)、tert−ブチルジメチルクロロシラン(204mg)を加えた。室温で22時間撹拌後、反応溶液を水にあけ、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、7−O−tert−ブチルジメチルシリル−1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−イソプロピリデンピリピロペンAの粗生成物(193mg)を得た。これを分取薄層カラムクロマトグラフィー(Merck シリカゲル60F254 0.5 mm、クロロホルム:メタノール=20:1)にて精製して、7−O−tert−ブチルジメチルシリル−1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−イソプロピリデンピリピロペンA(187mg、収率90%)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 0.11 (3H, s), 0.16 (3H, s), 0.96 (9H,s), 1.03 (1H, m), 1.10 (3H, s), 1.33 (1H, dt, J = 3.6, 12.8 Hz), 1.40 (3H, s), 1.43 (3H, s), 1.44 (3H, s), 1.39-1.44 (1H, m), 1.55-1.58 (2H, m), 1.58 (3H, s), 1.64 (1H, q, J = 12.0 Hz), 1.81 (1H, dq, J = 3.6, 12.8 Hz), 2.20 (1H, dt, J = 3.2, 12.8 Hz), 2.81 (1H, d, J = 1.6 Hz), 3.42 (1H, d, J = 10.8 Hz), 3.51 (1H, d, J= 10.4 Hz), 3.50-3.53 (1H, m), 3.72 (1H, dd, J = 4.8, 11.2 Hz), 4.97 (1H, m), 6.35 (1H, s), 7.41 (1H, dd, J = 4.8, 8.0 Hz), 8.10 (1H, dt, J = 1.6, 8.0 Hz), 8.69 (1H, dd, J = 1.6, 4.8 Hz), 9.00 (1H, d, J = 2.0 Hz).
7−O−tert−ブチルジメチルシリル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの合成
実施例12の方法で合成した7−O−tert−ブチルジメチルシリル−1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−イソプロピリデンピリピロペンA(116mg)をテトラヒドロフラン(1mL)に溶解し、0℃で63%酢酸(4mL)を加えた。室温で24時間撹拌後、炭酸水素ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、7−O−tert−ブチルジメチルシリル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの粗生成物(101mg)を得た。これを分取薄層カラムクロマトグラフィー(Merck シリカゲル60F254 0.5 mm、クロロホルム:メタノール=10:1)にて精製して、7−O−tert−ブチルジメチルシリル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(91mg、収率84%)を得た。
1H-NMR (CD3OD):δ 0.08 (3H, s), 0.13 (3H, s), 0.64 (3H,s), 0.90 (9H, s), 1.19 (1H, dt, J = 3.6, 12.8 Hz), 1.31 (3H, s), 1.33-1.36 (2H,m), 1.48 (1H, t, J = 12.0 Hz), 1.53 (3H, s), 1.62-1.80 (3H, m), 1.99-2.03 (1H, m), 3.16 (1H, d, J = 10.8 Hz), 3.44 (1H, d, J = 10.8 Hz), 3.56 (1H, dd, J = 4.8,11.6 Hz), 3.76 (1H, dd, J = 5.2, 11.2 Hz), 4.86 (1H, d, J = 3.2 Hz), 6.47 (1H, s), 7.47 (1H, ddd, J = 0.8, 4.8, 8.0 Hz), 8.17 (1H, dt, J = 2.0, 8.4 Hz), 8.55 (1H, dd, J = 2.0, 4.8 Hz), 8.91 (1H, dd, J = 0.8, 2.4 Hz).
1,11−ジデアセチル−1,11−O−イソプロピリデンピリピロペンAの合成
実施例11の方法で合成した1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−イソプロピリデンピリピロペンA(100mg)をジクロロメタン(2mL)に溶解し、トリエチルアミン(61mg)、4−ジメチルアミノピリジン(7mg)、無水酢酸(26mg)を加えた。室温で4時間撹拌後、反応溶液を水にあけ、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、1,11−ジデアセチル−1,11−O−イソプロピリデンピリピロペンAの粗生成物(120mg)を得た。これを分取薄層カラムクロマトグラフィー(Merck シリカゲル60F2540.5 mm、クロロホルム:メタノール=20:1)にて精製して、1,11−ジデアセチル−1,11−O−イソプロピリデンピリピロペンA(103mg、収率95%)を得た。ESI−MSおよび1H−NMRの測定結果より、特開平08−269065号公報に記載されているPR−43であることを確認した。
1,11−ジデアセチルピリピロペンAの合成
実施例14の方法で合成した1,11−ジデアセチル−1,11−O−イソプロピリデンピリピロペンA(99mg)をテトラヒドロフラン(1.2mL)、メタノール(2.4mL)に溶解し、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム塩(185mg)を加えた。室温で30時間撹拌後、トリエチルアミンを加え、減圧下で溶媒を留去した。残渣にクロロホルム、水を加え、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、1,11−ジデアセチルピリピロペンAの粗生成物(85mg)を得た。これを分取薄層カラムクロマトグラフィー(Merck シリカゲル60F254 0.5 mm、クロロホルム:メタノール=60:1)にて精製して、1,11−ジデアセチルピリピロペンA(64mg、収率72%)を得た。ESI−MSおよび1H−NMRの測定結果より、特開平08−259569号公報に記載されているPR−5であることを確認した。
1,11−ジデアセチルピリピロペンAの合成
1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(9.67g)をN,N−ジメチルホルムアミド(48mL)に懸濁させ、アセトンジメチルアセタール(6.61g)、p−トルエンスルホン酸一水和物(0.08g)を加えて38〜41℃で4時間撹拌した。4−ジメチルアミノピリジン(0.08g)を加えて減圧下1時間半留去した後、0℃に冷却した。同溶液にトリエチルアミン(2.57g)、無水酢酸(2.37g)を加えて同温で16時間撹拌後、反応溶液に水(96g)を加えて5%塩酸でpHを7.17に調整した。析出した淡黄色粉末を濾過して、水(20g)で2回洗浄した。得られた粗生成物をメタノール(48mL)に懸濁させ、15%塩酸(4.7g)を加えて25〜27℃で2時間攪拌した。水(33mL)を加えて不溶物を濾過した後、5%水酸化ナトリウム水溶液でpHを4.41に調整した。さらに水(31mL)を加えて析出した淡黄色粉末を濾過して、30%メタノール水(20mL)で2回洗浄した。40℃で23時間乾燥して1,11−ジデアセチルピリピロペンAを8.62g得た。1H−NMRの測定結果は実施例15の化合物の測定結果と一致した。
1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,11−ジデアセチルピリピロペンAの合成
実施例15の方法で合成した1,11−ジデアセチルピリピロペンA(61mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(1.2mL)に溶解し、0℃でピリジン(0.3mL)を加え、同温で10分撹拌し、シクロプロパンカルボニルクロリド(77mg)を加えた。同温で1時間半撹拌後、反応溶液を水にあけ、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,11−ジデアセチルピリピロペンAの粗生成物(97mg)を得た。これを分取薄層カラムクロマトグラフィー(Merck シリカゲル60F254 0.5 mm、クロロホルム:メタノール=20:1)にて精製して、1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,11−ジデアセチルピリピロペンA(73mg、収率93%)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 0.84-0.89 (4H, m), 0.89 (3H, s), 0.90-1.06 (4H, m), 1.37 (1H, dt, J = 3.8, 13.2 Hz), 1.45 (3H, s), 1.53 (1H, d, J = 4.0 Hz), 1.55-1.67 (4H, m), 1.70 (3H, s), 1.79-1.87 (2H, m), 1.89-1.94 (2H, m), 2.14-2.18 (1H, m), 2.16 (3H, s), 2.97 (1H, d, J = 2.0 Hz), 3.77 (2H, s), 4.81 (1H, dd, J = 4.8, 11.7 Hz), 5.00 (1H, m), 5.02 (1H, dd, J = 5.0, 11.4 Hz), 6.46 (1H, s), 7.40 (1H, dd, J = 4.9, 8.0 Hz), 8.09 (1H, dt, J = 1.9, 8.1 Hz), 8.68 (1H, dd, J = 1.6, 4.8 Hz), 9.00 (1H, d, J = 2.0 Hz).
1,11−0−ジシクロプロパンカルボニル−1,11−ジデアセチルピリピロペンAの合成
1,11−ジデアセチルピリピロペンA(25.76g)を酢酸エチル(130mL)に懸濁させ、ピリジン(15.84g)を加えて10〜15℃に冷却した。シクロプロパンカルボニルクロリド(15.70g)を滴下して加え、25〜30℃で3時間撹拌した。再び10〜15℃に冷却して水(50mL)を滴下して加えて5N−塩酸でpHを2.59に調整した。分液して得られた有機層を5%重曹水(50mL)、10%食塩水(50mL)で順次洗浄した。得られた酢酸エチル溶液を減圧下留去してさらにメタノールに置換して約130mLに液量を調整した。水(130mL)を滴下して加えて析出した淡黄色粉末を濾過して、50%メタノール水(40mL)で2回洗浄した。40℃で23時間乾燥して1,11−0−ジシクロプロパンカルボニル−1,11−ジデアセチルピリピロペンAを30.80g得た。1H−NMRの測定結果は実施例16の化合物の測定結果と一致した。
1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの合成
実施例16の方法で合成した1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,11−ジデアセチルピリピロペンA(67mg)を95%メタノール水溶液(0.07mL)に溶解し、0℃で炭酸ナトリウム(22mg)を加えた。同温で4日間撹拌後、酢酸を加え、減圧下でメタノールを留去してクロロホルムで抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの粗生成物(74mg)を得た。これを分取薄層カラムクロマトグラフィー(Merck シリカゲル60F254 0.5 mm、クロロホルム:メタノール=10:1)にて精製して、1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(47mg、収率76%)を得た。実施例5のESI−MSデータおよび1H−NMRデータと一致した。
1,11−0−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの合成
1,11−0−ジシクロプロパンカルボニル−1,11−ジデアセチルピリピロペンA(30.00g)を水(20mL)とメタノール(190mL)の混液に懸濁させ、0〜5℃に冷却した。ナトリウムメトキシドの1M−メタノール溶液(4.49mL)を加えて同温で23時間撹拌した。1.2%塩酸(20mL)を加えて0.5μmのフィルターで濾過した。減圧下留去して液量を約90mLに調整した。メタノール/水=2/1の混液(120mL)を加えて約150mLに液量を調整し、さらにメタノール/水=2/1の混液(120mL)を加えて約180mLに液量を調整した。1時間室温にて攪拌したのち5℃に冷却して17時間攪拌した。析出した淡黄色粉末を濾過して、30%メタノール水(50mL)で2回洗浄した。40℃で22時間乾燥して1,11−0−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAを23.82g得た。lH−NMRの測定結果は実施例17の化合物の測定結果と一致した。
7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−イソプロピリデンピリピロペンAの合成
実施例11の方法で合成した1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−イソプロピリデンピリピロペンA(100mg)をテトラヒドロフラン(2mL)に溶解し、トリエチルアミン(61mg)、クロロ酢酸無水物(103mg)を加えた。室温で3時間半撹拌後、反応溶液を水にあけ、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−イソプロピリデンピリピロペンAの粗生成物(118mg)を得た。これを分取薄層カラムクロマトグラフィー(Merck シリカゲル60F254 0.5 mm、クロロホルム:メタノール=20:1)にて精製して、7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−イソプロピリデンピリピロペンA(80mg、収率70%)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 1.11 (3H, s), 1.16 (1H, dd, J = 2.4, 12.6 Hz), 1.33-1.41 (1H, m), 1.44 (3H, s), 1.45 (3H, s), 1.52 (1H, d, J = 4.0 Hz), 1.58-1.65 (1H, m), 1.62 (3H, s), 1.70 (3H, s), 1.66-1.75 (2H, m), 1.77-1.86 (1H, m), 2.22 (1H, m), 2.90 (1H, d, J = 2.0 Hz), 3.48 (2H, s), 3.54 (1H, dd, J = 3.6, 12.0 Hz), 4.19 (2H, d, J = 4.0 Hz), 5.00 (1H, m), 5.09 (1H, dd, J = 5.6, 11.6 Hz), 6.45 (1H, s), 7.41 (1H, dd, J = 4.8, 8.0 Hz), 8.10 (1H, dt, J = 1.6, 8.0Hz), 8.70 (1H, dd, J = 1.6, 4.8 Hz), 9.02 (1H, d, J = 1.6 Hz).
7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの合成
実施例18の方法で合成した7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−イソプロピリデンピリピロペンA(35mg)をテトラヒドロフラン(0.6mL)、メタノール(1.2mL)に溶解し、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム塩(61mg)を加えた。室温で31時間撹拌後、反応溶液を水にあけ、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの粗生成物(30mg)を得た。これを分取薄層カラムクロマトグラフィー(Merck シリカゲル60F254 0.5 mm、クロロホルム:メタノール=10:1)にて精製して、7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(24mg、収率74%)を得た。
1H-NMR (CD3OD):δ 0.74 (3H, s), 1.32 (1H, m), 1.44 (3H,s), 1.54 (2H, m), 1.69-1.75 (2H, m), 1.75 (3H, s), 1.79-1.86 (1H, m), 1.91-1.94(1H, m), 2.12 (1H, m), 3.26 (1H, d, J = 11.6 Hz), 3.52 (1H, d, J = 10.8 Hz), 3.67 (1H, dd, J = 5.2, 11.6 Hz), 4.33 (2H, d, J = 2.4 Hz), 4.98 (1H, m), 5.15 (1H,dd, J = 5.2, 11.6 Hz), 6.79 (1H, s), 7.55 (1H, dd, J = 4.8, 8.0 Hz), 8.28 (1H, dt, J = 2.4, 8.0 Hz), 8.62 (1H, dd, J = 1.6, 4.8 Hz), 9.02 (1H, d, J = 2.4 Hz).
7−O−クロロアセチル−1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの合成
実施例19の方法で合成した7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(21mg)をN,N−ジメチルホルムアミド(1.2mL)に溶解し、0℃でピリジン(0.3mL)、シクロプロパンカルボニルクロリド(25mg)を加えた。同温で2時間半撹拌後、反応溶液を水にあけ、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸マグネシウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、7−O−クロロアセチル−1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの粗生成物(37mg)を得た。これを分取薄層カラムクロマトグラフィー(Merck シリカゲル60F254 0.5 mm、クロロホルム:メタノール=30:1)にて精製して、7−O−クロロアセチル−1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(16mg、収率58%)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 0.85-0.90 (4H, m), 0.91 (3H, s), 0.96-1.08 (4H, m), 1.38 (1H, dt, J = 4.0, 12.6 Hz), 1.45 (3H, s), 1.54-1.67 (5H, m),1.72 (3H, s), 1.81-1.95 (3H, m), 2.17 (1H, m), 2.89 (1H, d, J = 1.6 Hz), 3.78 (2H, s), 4.17 (2H, d, J = 2.8 Hz), 4.82 (1H, dd, J = 4.8, 11.6 Hz), 5.01 (1H, m),5.09 (1H, dd, J = 5.2, 11.6 Hz), 6.45 (1H, s), 7.41 (1H, dd, J = 4.8, 8.0 Hz), 8.10 (1H, dt, J = 1.6, 8.0 Hz), 8.69 (1H, dd, J = 1.6, 4.8 Hz), 9.02 (1H, d, J =1.6 Hz).
1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの合成
実施例20の方法で合成した7−O−クロロアセチル−1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(14mg)を95%メタノール水溶液(1.4mL)に溶解し、炭酸水素ナトリウム(1.9mg)を加えた。室温で3時間撹拌後、酢酸を加え、減圧下でメタノールを留去して、1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの粗生成物を得た。これを分取薄層カラムクロマトグラフィー(Merck シリカゲル60F254 0.5 mm、クロロホルム:メタノール=10:1)にて精製して、1,11−O−ジシクロプロパンカルボニル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(12mg、収率94%)を得た。実施例5のESI−MSデータおよび1H−NMRデータと一致した。
1,11−O−ベンジリデン−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの合成
実施例10の方法で合成した1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(1.0g)をN,N−ジメチルホルムアミド(10mL)に溶解し、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム塩(2.75g)、ベンズアルデヒドジメチルアセタール(3.3g)を加えた。室温で5時間撹拌後、反応溶液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、1,11−O−ベンジリデン−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの粗生成物を得た。これをシリカゲルクロマトグラフィー(Mega Bond Elut (Varian)、アセトン:クロロホルム=1:10)にて精製して、1,11−O−ベンジリデン−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(887mg、収率74%)を得た。ESI−MSおよび1H−NMRの測定結果より、特開平08−269065号公報に記載されているPR−93であることを確認した。
1,11−O−ベンジリデン−7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの合成
実施例22の方法で合成した1,11−O−ベンジリデン−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(1.0g)をピリジン(2.5mL)に溶解し、0℃でクロロ酢酸無水物(206mg)を加えた。同温で1時間半撹拌後、反応溶液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、1,11−O−ベンジリデン−7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの粗生成物を得た。これをシリカゲルクロマトグラフィー(Mega Bond Elut (Varian)、アセトン:ヘキサン=1:100)にて精製して、1,11−O−ベンジリデン−7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(359mg、収率72%)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 1.19-1.22 (1H, m), 1.25 (3H, s), 1.41(1H, m), 1.48 (3H, s), 1.53-1.56 (1H, m), 1.70 (3H, s), 1.70-1.84 (3H, m), 1.95(1H, m), 2.27 (1H, m), 2.88 (1H, d, J = 1.6 Hz), 3.49 (1H, d, J = 10.4 Hz), 3.50-3.53 (1H, m), 3.89 (1H, d, J = 10.4 Hz), 4.20 (2H, d, J = 3.2 Hz), 5.02 (1H, m), 5.12 (1H, dd, J = 5.2, 11.6 Hz), 5.54 (1H, s), 6.46 (1H, s), 7.33-7.43 (4H, m), 7.51 (2H, dd, J = 1.6, 8.0 Hz), 8.11 (1H, dt, J = 2.0, 8.0 Hz), 8.70 (1H, dd, J = 1.6, 4.8 Hz), 9.02 (1H, d, J = 2.0 Hz).
7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの合成
実施例23の方法で合成した1,11−O−ベンジリデン−7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(10mg)をクロロホルム(1mL)、メタノール(9mL)に溶解し、10−カンファースルホン酸(3mg)を加えた。室温で5日間撹拌後、反応溶液を水にあけ、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの粗生成物を得た。これをシリカゲルクロマトグラフィー(Mega Bond Elut (Varian)、アセトン:クロロホルム=1:10)にて精製して、7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(8mg、収率100%)を得た。実施例19のESI−MSデータおよび1H−NMRデータと一致した。
1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−p−メトキシベンジリデンピリピロペンAの合成
実施例10の方法で合成した1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(1.0g)をN,N−ジメチルホルムアミド(22mL)に溶解し、p−トルエンスルホン酸ピリジニウム塩(2.76g)、p−メトキシベンズアルデヒドジメチルアセタール(0.4g)を加えた。室温で4時間撹拌後、反応溶液を水にあけ、酢酸エチルで抽出した。酢酸エチル層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−p−メトキシベンジリデンピリピロペンAの粗生成物を得た。これをシリカゲルクロマトグラフィー(Mega Bond Elut (Varian)、アセトン:クロロホルム=1:10)にて精製して、1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−p−メトキシベンジリデンピリピロペンA(520mg、収率41%)を得た。ESI−MSおよび1H−NMRの測定結果より、特開平08−269065号公報に記載されているPR−124であることを確認した。
7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−p−メトキシベンジリデンピリピロペンAの合成
実施例25の方法で合成した1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−p−メトキシベンジリデンピリピロペンA(100mg)をテトラヒドロフラン(2mL)に溶解し、トリエチルアミン(50mg)、クロロ酢酸無水物(60mg)を加えた。室温で2時間半撹拌後、反応溶液を水にあけ、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−p−メトキシベンジリデンピリピロペンAの粗生成物を得た。これをメタノールと酢酸エチルで再結晶化、さらにシリカゲルクロマトグラフィー(Mega Bond Elut (Varian)、アセトン:クロロホルム=1:30)にて精製して、7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−p−メトキシベンジリデンピリピロペンA(83mg、収率75%)を得た。
1H-NMR (CDCl3):δ 1.20 (1H, m), 1.24 (3H, s), 1.40 (1H,m), 1.47 (3H, s), 1.54 (1H, d, J = 3.6 Hz), 1.72 (3H, s), 1.66-1.80 (3H, m), 1.93 (1H, m), 2.26 (1H, m), 2.87 (1H, d, J = 2.0 Hz), 3.47 (1H, d, J = 10.0 Hz), 3.47-3.51 (1H, m), 3.80 (3H, s), 3.87 (1H, d, J = 10.4 Hz), 4.20 (2H, d, J = 3.2 Hz), 5.01 (1H, m), 5.12 (1H, dd, J = 5.6, 11.6 Hz), 5.50 (1H, s), 6.46 (1H, s), 6.90 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.41 (1H, dd, J = 4.8, 12.0 Hz), 7.43 (2H, d, J = 8.8 Hz), 8.10 (1H, dt, J = 2.0, 8.4 Hz), 8.70 (1H, dd, J = 2.4, 4.8 Hz), 9.02 (1H, d, J = 2.0 Hz).
7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの合成
実施例26の方法で合成した7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチル−1,11−O−p−メトキシベンジリデンピリピロペンA(30mg)をクロロホルム(5mL)、メタノール(1mL)に溶解し、10−カンファースルホン酸(3mg)を加えた。室温で5日間撹拌後、反応溶液を水にあけ、クロロホルムで抽出した。クロロホルム層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧下で溶媒を留去して、7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンAの粗生成物を得た。これをシリカゲルクロマトグラフィー(Mega Bond Elut (Varian)、アセトン:クロロホルム=1:5)にて精製して、7−O−クロロアセチル−1,7,11−トリデアセチルピリピロペンA(14mg、収率69%)を得た。実施例19のESI−MSデータおよび1H−NMRデータと一致した。
Claims (6)
- 次式C:
(a1) 次式A1:
で表される化合物A1の7位アセチル基を、塩基を用いて加水分解することにより選択的に脱アシル化した後、7位の水酸基を保護することによって、次式B1:
Acは、上記で定義したとおりであり、
R1aは、ハロゲン原子で置換されていてもよい−SiR3R4R5基(ここで、R3、R4およびR5は、互いに独立して、直鎖もしくは分岐鎖状のC1−6アルキル基、またはフェニル基を表す)、またはテトラヒドロピラニル基を表す]
で表される化合物B1を得た後、化合物B1の1位および11位のアセチル基を、塩基を用いて加水分解することにより脱アシル化することによって、次式Fa:
で表される化合物Faを得る工程、または
(a2) 化合物A1または次式A4’:
で表される化合物A4’の1位、7位および11位のアシル基を、塩基を用いて加水分解することにより脱アシル化した後、1位および11位の水酸基を保護することによって、次式D:
で表される化合物Dを得た後、化合物Dの7位の水酸基を保護することにより、次式E:
R1bは、アセチル基、クロロアセチル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい−SiR3R4R5基(ここで、R3、R4およびR5は、互いに独立して、直鎖もしくは分岐鎖状のC1−6アルキル基、またはフェニル基を表す)、またはテトラヒドロピラニル基を表し、
R2は、上記で定義したとおりである]
で表される化合物Eを得て、さらに化合物Eにおける1位および11位の保護基を脱保護することによって、次式Fb:
で表される化合物Fbを得る工程、ならびに
(b) 化合物FaまたはFbにおける1位および11位の水酸基を目的とするR’に対応するアシル化剤でアシル化することによって、次式B2aまたはB2b:
を含んでなる、方法。 - R1bが、アセチル基、クロロアセチル基、またはハロゲン原子で置換されていてもよい−SiR3R4R5基(ここで、R3、R4およびR5は、互いに独立して、直鎖もしくは分岐鎖状のC1−6アルキル基、またはフェニル基を表す)である、請求項1に記載の方法。
- 次式C:
で表される化合物Cを製造する方法であって、
次式Fb:
R1bは、アセチル基、クロロアセチル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい−SiR3R4R5基(ここで、R3、R4およびR5は、互いに独立して、直鎖もしくは分岐鎖状のC1−6アルキル基、またはフェニル基を表す)、またはテトラヒドロピラニル基を表す]
で表される化合物Fbにおける1位および11位の水酸基をR’に対応するアシル化剤でアシル化することによって、次式B2b:
で表される化合物B2bを得た後、化合物B2bの7位の保護基を脱保護することを含んでなる、方法。 - 次式C:
次式A4:
で表される化合物A4の1位、7位および11位のアシル基を、塩基を用いて加水分解することにより脱アシル化した後、1位および11位の水酸基を保護することによって、次式D:
で表される化合物Dを得た後、化合物Dの7位の水酸基を保護することにより、次式E:
R1bは、アセチル基、クロロアセチル基、ハロゲン原子で置換されていてもよい−SiR3R4R5基(ここで、R3、R4およびR5は、互いに独立して、直鎖もしくは分岐鎖状のC1−6アルキル基、またはフェニル基を表す)、またはテトラヒドロピラニル基を表し、
R2は、上記で定義したとおりである]
で表される化合物Eを得て、さらに化合物Eにおける1位および11位の保護基を脱保護することによって、次式Fb:
で表される化合物Fbを得て、次に、化合物Fbにおける1位および11位の水酸基をR’に対応するアシル化剤でアシル化することによって、次式B2b:
で表される化合物B2bを得た後、化合物B2bの7位の保護基を脱保護することを含んでなる、方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009528134A JP5544553B2 (ja) | 2007-08-13 | 2008-08-13 | ピリピロペン誘導体の製造法およびその製造中間体 |
Applications Claiming Priority (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007210804 | 2007-08-13 | ||
JP2007210804 | 2007-08-13 | ||
PCT/JP2008/064520 WO2009022702A1 (ja) | 2007-08-13 | 2008-08-13 | ピリピロペン誘導体の製造法およびその製造中間体 |
JP2009528134A JP5544553B2 (ja) | 2007-08-13 | 2008-08-13 | ピリピロペン誘導体の製造法およびその製造中間体 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2009022702A1 JPWO2009022702A1 (ja) | 2010-11-18 |
JP5544553B2 true JP5544553B2 (ja) | 2014-07-09 |
Family
ID=40350754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009528134A Active JP5544553B2 (ja) | 2007-08-13 | 2008-08-13 | ピリピロペン誘導体の製造法およびその製造中間体 |
Country Status (16)
Country | Link |
---|---|
US (2) | US8263778B2 (ja) |
EP (2) | EP2186815A4 (ja) |
JP (1) | JP5544553B2 (ja) |
KR (1) | KR101570887B1 (ja) |
CN (1) | CN101821272B (ja) |
AU (1) | AU2008287799B2 (ja) |
BR (1) | BRPI0814980B1 (ja) |
CA (1) | CA2696039C (ja) |
EC (1) | ECSP10010019A (ja) |
IL (1) | IL203698B (ja) |
MX (1) | MX2010001609A (ja) |
NZ (1) | NZ583710A (ja) |
RU (1) | RU2494101C2 (ja) |
TW (1) | TWI422333B (ja) |
WO (1) | WO2009022702A1 (ja) |
ZA (1) | ZA201001744B (ja) |
Families Citing this family (24)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DK2319923T3 (en) | 2008-07-24 | 2014-02-24 | Meiji Seika Pharma Co Ltd | A PYRIPYROPEN biosynthetic genes |
MX2011011414A (es) * | 2009-05-13 | 2011-12-06 | Meiji Seika Pharma Co Ltd | Proceso para producir derivados de piripiropeno. |
WO2010150739A1 (ja) * | 2009-06-23 | 2010-12-29 | 学校法人北里研究所 | Acat2阻害活性を示す水酸基含有ピリピロペン誘導体 |
PL2530164T3 (pl) * | 2010-01-26 | 2018-01-31 | Meiji Seika Pharma Co Ltd | Sposób wytwarzania pirypiropenu |
AU2011210969A1 (en) | 2010-01-26 | 2012-09-06 | Meiji Seika Pharma Co., Ltd. | Method for producing pyripyropene derivative by enzymatic process |
PL2530149T3 (pl) | 2010-01-26 | 2018-04-30 | Meiji Seika Pharma Co., Ltd. | Struktura kwasu nukleinowego zawierająca klaster genów biosyntezy pirypiropenu i gen markerowy |
UA111151C2 (uk) * | 2010-03-01 | 2016-04-11 | Мейдзі Сейка Фарма Ко., Лтд. | Спосіб одержання похідних пірипіропену |
BR112012028760A2 (pt) * | 2010-05-24 | 2018-02-06 | Meiji Seika Pharma Co Ltd | agente de controle de organismo nocivo |
ES2567266T3 (es) | 2010-05-28 | 2016-04-21 | Basf Se | Mezclas de pesticidas |
JP5948320B2 (ja) | 2010-05-28 | 2016-07-06 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | 殺有害生物混合物 |
JP2013166704A (ja) * | 2010-06-16 | 2013-08-29 | Meiji Seikaファルマ株式会社 | 新規殺虫剤 |
WO2011161131A1 (en) | 2010-06-25 | 2011-12-29 | Basf Se | Herbicidal mixtures |
WO2011161132A1 (en) | 2010-06-25 | 2011-12-29 | Basf Se | Pesticidal mixtures |
JP6425887B2 (ja) | 2010-09-14 | 2018-11-21 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | ピリピロペン殺虫剤及び補助剤を含有する組成物 |
MX355432B (es) | 2010-09-14 | 2018-04-18 | Basf Se | Composiciones que contienen un insecticida de piripiropeno y una base. |
CA2865462C (en) | 2012-03-12 | 2020-11-10 | Basf Se | Liquid concentrate formulation containing a pyripyropene insecticide ii |
CN104168769B (zh) * | 2012-03-12 | 2016-12-14 | 巴斯夫欧洲公司 | 生产啶南平杀虫剂的含水悬浮液浓缩物配制剂的方法 |
BR112014022498B1 (pt) | 2012-03-12 | 2021-02-23 | Basf Se | formulação de concentrado líquido, preparação de pronto uso aquosa, método para proteger plantas, método não-terapêutico para controlar pragas invertebradas, método para proteção de material de propagação de planta e usos de uma formulação |
BR112014022648B1 (pt) | 2012-03-13 | 2021-05-25 | Basf Se | formulação de concentrado líquido, preparação aquosa, métodos para proteger plantas, não-terapêutico para controlar pragas invertebradas e para proteção de material de propagação de planta contra pragas invertebradas, e usos de uma formulação |
MX368666B (es) * | 2013-01-16 | 2019-10-10 | Basf Se | Metodo para preparar un compuesto de piripiropeno. |
KR102163826B1 (ko) | 2013-01-16 | 2020-10-12 | 바스프 에스이 | 피리피로펜 살충제를 포함하는 액체 에멀전화성 제형의 제조 방법 |
JP6215355B2 (ja) | 2013-01-25 | 2017-10-18 | ビーエーエスエフ ソシエタス・ヨーロピアBasf Se | 水性懸濁製剤の調製方法 |
ES2705537T3 (es) | 2013-03-28 | 2019-03-25 | Basf Se | Producción de piripiropenos a partir de biomasa seca |
CN113735924A (zh) * | 2021-09-01 | 2021-12-03 | 河北威远生物化工有限公司 | 一种23-酮阿维菌素B2a/B2b衍生物的制备方法 |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08259569A (ja) * | 1995-03-27 | 1996-10-08 | Kitasato Inst:The | ピリピロペン誘導体 |
JPH08269065A (ja) * | 1995-04-03 | 1996-10-15 | Kitasato Inst:The | ピリピロペン誘導体 |
WO2006129714A1 (ja) * | 2005-06-01 | 2006-12-07 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | 害虫防除剤 |
WO2008066153A1 (fr) * | 2006-11-30 | 2008-06-05 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | Agent antiparasitaire |
Family Cites Families (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5111171B1 (ja) * | 1971-06-28 | 1976-04-09 | Sumitomo Chemical Co | |
JP3233476B2 (ja) | 1992-10-22 | 2001-11-26 | 社団法人北里研究所 | Fo−1289物質およびその製造法 |
JPH08239385A (ja) | 1995-03-03 | 1996-09-17 | Kitasato Inst:The | Fo−1289物質およびその製造法 |
KR100522446B1 (ko) | 2003-01-07 | 2005-10-18 | 한국생명공학연구원 | 아실 코에이:콜레스테롤 아실 트란스퍼라제의 저해활성을갖는 화합물 또는 그 염을 유효성분으로 하는 살충제 |
US7491738B2 (en) * | 2005-06-01 | 2009-02-17 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | Pest control agents |
KR100943983B1 (ko) | 2006-07-27 | 2010-02-26 | 한국생명공학연구원 | 피리피로펜 유도체 및 이를 포함하는 살충제 조성물 |
-
2008
- 2008-08-13 WO PCT/JP2008/064520 patent/WO2009022702A1/ja active Application Filing
- 2008-08-13 NZ NZ583710A patent/NZ583710A/en not_active IP Right Cessation
- 2008-08-13 AU AU2008287799A patent/AU2008287799B2/en not_active Ceased
- 2008-08-13 EP EP08827512A patent/EP2186815A4/en not_active Withdrawn
- 2008-08-13 KR KR1020107005415A patent/KR101570887B1/ko active IP Right Grant
- 2008-08-13 CA CA2696039A patent/CA2696039C/en active Active
- 2008-08-13 RU RU2010109368/04A patent/RU2494101C2/ru not_active IP Right Cessation
- 2008-08-13 MX MX2010001609A patent/MX2010001609A/es active IP Right Grant
- 2008-08-13 CN CN2008801111451A patent/CN101821272B/zh active Active
- 2008-08-13 US US12/733,113 patent/US8263778B2/en active Active
- 2008-08-13 EP EP13154660.8A patent/EP2592084B8/en active Active
- 2008-08-13 TW TW097130831A patent/TWI422333B/zh active
- 2008-08-13 BR BRPI0814980-1A patent/BRPI0814980B1/pt active IP Right Grant
- 2008-08-13 JP JP2009528134A patent/JP5544553B2/ja active Active
-
2010
- 2010-02-03 IL IL203698A patent/IL203698B/en active IP Right Grant
- 2010-03-08 EC EC2010010019A patent/ECSP10010019A/es unknown
- 2010-03-11 ZA ZA2010/01744A patent/ZA201001744B/en unknown
-
2012
- 2012-08-13 US US13/572,971 patent/US8759529B2/en active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH08259569A (ja) * | 1995-03-27 | 1996-10-08 | Kitasato Inst:The | ピリピロペン誘導体 |
JPH08269065A (ja) * | 1995-04-03 | 1996-10-15 | Kitasato Inst:The | ピリピロペン誘導体 |
WO2006129714A1 (ja) * | 2005-06-01 | 2006-12-07 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | 害虫防除剤 |
WO2008066153A1 (fr) * | 2006-11-30 | 2008-06-05 | Meiji Seika Kaisha, Ltd. | Agent antiparasitaire |
Non-Patent Citations (2)
Title |
---|
JPN6013022742; Journal of Antibiotics Vol.49, No.11, 1996, p.1149-1156 * |
JPN6013022743; Bioorganic & Medicinal Chemistry Letters Vol.5, No.22, 1995, p.2683-2688 * |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
CN101821272B (zh) | 2013-03-27 |
ZA201001744B (en) | 2011-06-29 |
CA2696039A1 (en) | 2009-02-19 |
ECSP10010019A (es) | 2010-06-29 |
EP2186815A4 (en) | 2012-01-25 |
BRPI0814980B1 (pt) | 2022-05-31 |
NZ583710A (en) | 2012-03-30 |
CA2696039C (en) | 2015-11-24 |
EP2592084B8 (en) | 2014-08-27 |
EP2186815A1 (en) | 2010-05-19 |
AU2008287799A1 (en) | 2009-02-19 |
IL203698B (en) | 2018-04-30 |
KR101570887B1 (ko) | 2015-11-20 |
AU2008287799B2 (en) | 2013-10-31 |
KR20100051857A (ko) | 2010-05-18 |
BRPI0814980A2 (pt) | 2015-02-03 |
MX2010001609A (es) | 2010-03-15 |
TWI422333B (zh) | 2014-01-11 |
BRPI0814980A8 (pt) | 2016-07-26 |
US20100160640A1 (en) | 2010-06-24 |
US8759529B2 (en) | 2014-06-24 |
WO2009022702A1 (ja) | 2009-02-19 |
TW200915987A (en) | 2009-04-16 |
RU2494101C2 (ru) | 2013-09-27 |
RU2010109368A (ru) | 2011-09-20 |
US8263778B2 (en) | 2012-09-11 |
JPWO2009022702A1 (ja) | 2010-11-18 |
CN101821272A (zh) | 2010-09-01 |
US20120330021A1 (en) | 2012-12-27 |
EP2592084A1 (en) | 2013-05-15 |
EP2592084B1 (en) | 2014-07-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5544553B2 (ja) | ピリピロペン誘導体の製造法およびその製造中間体 | |
BR112012018232B1 (pt) | Compostos derivados de furo [3,2-b] pirano úteis na síntese de análogos de halicondrina b e métodos de sintetização de er-80402 e de eribulina | |
JP2000109497A (ja) | スピロ環式c―グリコシド | |
JP5781432B2 (ja) | ピリピロペン誘導体の製造法 | |
JP5717752B2 (ja) | ピリピロペン誘導体の製造法 | |
WO2014056442A1 (zh) | (2r)-2-脱氧-2,2-二取代-1,4-核糖内酯及其制备方法和用途 | |
CN110511197B (zh) | 一种n-呋喃酮基芳基磺酰腙类化合物及其合成方法和应用 | |
US20200231622A1 (en) | Method for preparing steroid derivative fxr agonist | |
KR101794970B1 (ko) | 신규한 뉴클레오시드 유도체 | |
US20090281301A1 (en) | Manufacturing Process of 2' ,2' - Difluoronucleoside and Intermediate | |
RU2738408C1 (ru) | Способы селективного введения защитных групп в производные резорцина | |
KR100741310B1 (ko) | 젬시타빈의 합성에 유용한 신규한나프탈렌-2-카르복실레이트 유도체와 그의 제조방법 | |
US8168766B2 (en) | Process of making 2-deoxy-2,2-difluoro-D-ribofuranosyl nucleosides and intermediates therefor | |
AU2010347354B9 (en) | Process for producing pyripyropene derivatives | |
JP2003252891A (ja) | サイトサミノマイシン合成中間体、及びその製法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110517 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130514 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130712 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20131206 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140214 |
|
A911 | Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911 Effective date: 20140225 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140318 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711 Effective date: 20140417 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140417 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20140417 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5544553 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |