JP2000109497A - スピロ環式c―グリコシド - Google Patents

スピロ環式c―グリコシド

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JP2000109497A
JP2000109497A JP11274173A JP27417399A JP2000109497A JP 2000109497 A JP2000109497 A JP 2000109497A JP 11274173 A JP11274173 A JP 11274173A JP 27417399 A JP27417399 A JP 27417399A JP 2000109497 A JP2000109497 A JP 2000109497A
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compound
group
mixture
spirocyclic
mmol
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JP11274173A
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Anduuchi Chafikku
チャフィック・アンドゥーチ
Andrew Hitchcock Steven
スティーブン・アンドリュー・ヒッチコック
Almudena R Esteban
アルムデナ・ルビオ・エステバン
Sanchez-Martinez Concepcion
コンセプシオン・サンチェス−マルティネス
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Eli Lilly and Co
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07HSUGARS; DERIVATIVES THEREOF; NUCLEOSIDES; NUCLEOTIDES; NUCLEIC ACIDS
    • C07H19/00Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof
    • C07H19/01Compounds containing a hetero ring sharing one ring hetero atom with a saccharide radical; Nucleosides; Mononucleotides; Anhydro-derivatives thereof sharing oxygen

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 次の一般構造: 【化1】 [式中、記号の定義は、特許請求の範囲に記載した通り
である。]を有するスピロ環式C−グリコシド化合物を
提供することを課題とする。 【解決手段】 上記のスピロ環式C−グリコシド化合物
およびその新規誘導体の製造のための改良された合成経
路および新たな合成経路を提供することにより、該課題
を解決することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、1998年9月30日に提出し
た米国仮出願第60/102,400号の優先権を主張
する。
【0002】
【発明の属する技術分野】本発明は、スピロ環式C−グ
リコシドおよびその新規誘導体の製造方法に関する。
【0003】
【従来の技術】スピロ環式C−グリコシドは、パピュラ
カンジン化合物および関連アナログのキーとなる構造成
分の1つである。パピュラカンジンは、Papularia sph
aerosperma(NRRL 8086)の特定の菌株の培養に
より得られる二次代謝産物であって、3つの副成分であ
るC、D、およびEに加えて、2つの一次成分Aおよび
Bから成る。パピュラカンジン天然物および関連アナロ
グは、それらの抗真菌活性(例えば、米国特許第4,27
8,665号および同第5,091,413号;並びにTr
axler, P.ら,“Papulacandins,A New Family of
Antibiotics with Antifungal Activity/Structu
res of Papulacandins A,B,C andD”,J. Ant
ibiotics,XXXIII(9),967−978(198
0)を参照)および抗ニューモシスチス活性(例えば、米
国特許第5,089,478号を参照)により、過去20
年間にわたり注目されてきた。スピロ環が開いたパピュ
ラカンジンファミリーに関係のある他の化合物、すなわ
ち、ケティアカンジン(chaetiachandin)(Komori, T.
ら,“Chaetiacandin,A Novel PapulacandinII.
Structure Determination”,J. Antibiotics,X
XXVIII(4),544−546(1995)を参
照)およびフサカンジン(fusacandins)もまた知られてい
る。フサカンジンは、抗真菌活性(例えば、米国特許第
5,773,421号および同第5,585,251号;並
びにHochlowski, J. E.ら,“Fusacandins A and
B;Novel Antifungal Antibiotics of the Papula
candinClass from Fusarium sambucinum II. Isol
ation and Structural Elucidation”,J. of Anti
biotics,48(7),614−618(1995)を参
照)を有するものとして報告された。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】パピュラカンジン化合
物およびそれらのアナログの現在行われている研究は、
主として、天然物の単離および修飾から起こった;従っ
て、その化合物の誘導体化は制限される。その結果、ス
ピロ環式C−グリコシドを含む、またはスピロ環式C−
グリコシドから誘導される、可能性のある医薬的に活性
な物質を評価する際により多くの融通性を与える、重要
な中間体を製造するのに有効な方法に対する必要性があ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、スピロ環式C
−グリコシド化合物(I):
【化15】 [式中、Pは、H、アルキル(例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチル等)、アルケニル(例えば、ビニ
ル、アリル等)、アシル(例えば、アセチル)、または保
護基であり;Xは、OR1、SR1、N3、またはNH
n(R1)2-n(n=0または1)であり;およびR1は、P
と同じであるか、または糖部分である。]およびその新
規誘導体の改良された製造方法を提供する。
【0006】
【発明の実施の形態】本発明の一態様では、一般構造I
A:
【化16】 で表されるスピロ環式C−グリコシド化合物の製造方法
であって、 (i)−78℃で、ジエチルエーテル中の化合物 1
(b):
【化17】 [式中、Pは、保護基である。]の溶液に、アルキルリ
チウム(例えば、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、
t−ブチルリチウム等)を混合して、リチウムアニオン溶
液を形成し; (ii)−78℃で、そのリチウムアニオン溶液を、−
78℃まで冷却したジエチルエーテル中の化合物 1
(a):
【化18】 [式中、Pは、保護基である。]の溶液と混合し; (iii)工程(ii)の混合物を急速に室温まで温め
(約1時間);そして (iv)所望のスピロ環式C−グリコシド化合物を単離
する;という工程を含んでなる方法を提供する。
【0007】本発明の別の態様では、一般構造IB:
【化19】 [式中、Xは、OP、SP、またはアジド基であり;お
よびPは、各々独立して、水素、アルキル、アルケニ
ル、アシル、または保護基である。]で表されるスピロ
環式C−グリコシド化合物の製造方法であって、 (i)ヨード化合物 1(a):
【化20】 [式中、Pは、上と同じ意味を有する。]を、化合物
1(b):
【化21】 [式中、Pは、上と同じ意味を有し;およびLは、脱離
基である。]と縮合して、エステル1(c):
【化22】 [式中、PおよびLは、上と同じ意味を有する。]を形
成し; (ii)該エステル1(c)をアルキルリチウムで処理
し;そして (iii)場合により、工程(ii)の間に除去された
かもしれないP基(これらは、同じであっても異なって
いてもよい。)のいずれをも元に戻し、構造Iで表され
る該スピロ環式C−グリコシド化合物を形成する;とい
う工程を含んでなる方法を提供する。
【0008】「脱離基」という用語は、結合している酸
素から除去して、酸素アニオンまたはヒドロキシル基を
形成する(脱離基の除去に関する条件に依存する。)こと
ができる基をいう。適当な脱離基には、T. W. Green
e,“Protective Groups in Organic Synthesi
s”,John Wiley and Sons,New York,N. Y.,
(第2版、1991)に記載されているような、当業者に
知られている脱離基がいずれも含まれる。好ましい脱離
基はアセチル基である。
【0009】本発明のまた別の態様では、ベンジルアル
コールと上の化合物 1(b)との間での縮合の後、ヨー
ド置換基を芳香族環上に導入する。
【0010】本明細書中に記載する方法により製造した
スピロ環式C−グリコシド化合物は、パピュラカンジン
化合物およびそのアナログの製造のための中間体として
使用することができる。その改良された方法は、以前に
文献で報告されているより高い収率を与える。その新た
な合成スキームは、現在文献に記載されている別の経路
より少ない工程、さらにはまた、現在文献に記載されて
いる別の経路より良い収率を有する。加えて、その新規
合成スキームは、存在している報告されている方法を使
用して、より困難であろう分子のアリールおよび炭水化
物部分の両方への、新たな官能性および保護基の含有を
可能とする。
【0011】本明細書中に記載する方法は、以下の構造
I:
【化23】 [式中、Pは、H、アルキル(例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、ブチル等)、アルケニル(例えば、ビニ
ル、アリル等)、アシル(例えば、アセチル)、または保
護基であり;Xは、OR1、SR1、N3、またはNH
n(R1)2-n(n=0または1)であり;およびR1は、P
に関して定義したものと同じであるか、または糖部分で
ある。]で表されるスピロ環式C−グリコシド化合物の
製造のための改良された方法および新たな合成経路を与
える。
【0012】本明細書中で使用する「保護基」という用
語は、反応を化合物上の他の官能基で行う間、ヒドロキ
シ、チオール、またはアミノ官能性をブロックまたは保
護するのに使用する部分をいう。ヒドロキシ保護基とし
て使用する場合の置換基は、エーテル(例えば、メチ
ル、メトキシメチル、もしくはベンジルオキシメチルエ
ーテル)、シリルエーテル(例えば、トリメチルシリルオ
キシもしくはt−ブチルジメチルシロキシ)、エステル
(例えば、アセトキシ、ベンジルオキシカルボニル、も
しくはt−ブトキシカルボニル)、またはスルホネート部
分(例えば、メタンスルホネートもしくはp−トルエンス
ルホネート)を形成し得る。ヒドロキシ保護基の厳密な
部類および種類は、誘導体化されたヒドロキシ基がその
後の反応条件に安定であって、残りの分子を破壊するこ
となく、保護基を適当な時点で除去することができる限
り、重要ではない。好ましいヒドロキシ保護基はアセチ
ルである。ヒドロキシおよびチオール保護基の具体的な
例は、T. W. Greene,“Protective Groups in O
rganic Synthesis”,John Wiley and Sons,New
York,N. Y.,(第2版、1991)に記載されてい
る。
【0013】アミノ保護基として使用する場合の置換基
は、nが0に等しい場合、環状イミド(例えば、フタル
イミドおよびテトラクロロフタルイミド)を形成し得
る。nが1に等しい場合、その保護基は、カルバメート
(例えば、メチル、エチル、および9−フルオレニルメ
チルカルバメート)、またはアミド(例えば、N−ホルミ
ルおよびN−アセチルアミド)を形成し得る。アミノ保
護基の厳密な部類および種類は、誘導体化されたアミノ
基が中間分子の他の位置に対するその後の反応条件に安
定であって、他のアミノ保護基をいずれも含め、残りの
分子を破壊することなく、保護基を適当な時点で選択的
に除去することができる限り、重要ではない。好ましい
アミノ保護基は、t−ブトキシカルボニル(t−Boc)、ア
リルオキシカルボニル、フタルイミド、およびベンジル
オキシカルボニル(CbZ)である。
【0014】「糖部分」は、次の一般構造:
【化24】 [式中、Rは、それぞれの場合独立して、水素、アジ
ド、O−P、NHn2-n(nは、0もしくは1であ
る。)、フッ素、C1−C6アルキル、または別の糖部分
であり;およびPは、H、アルキル(例えば、メチル、
エチル、プロピル、ブチル等)、アルケニル(例えば、ビ
ニル、アリル等)、アシル(例えば、アセチル)、または
保護基である。]を有する糖化合物の残基をいう。
【0015】文献は、以下のスキーム1に説明する合成
スキームによって、Xがヒドロキシ基であるスピロ環式
C−グリコシド化合物の合成を記載している;しかしな
がら、報告されている収率は僅か約34%である(Barr
ett, A.ら,J. OrganicChemistry,61(3),10
82(1996)を参照)。出願人がBarrettに記載さ
れている方法を追試した場合、5〜20%の範囲にある
収率が観察された。明らかに、この低い収率は、その物
質を中間体として使用すべき場合には許容され得ない。
【0016】
【化25】
【0017】Barrettに記載されている方法を使用し
て、スピロ環式C−グリコシドの収率を改良しようとす
る試みが幾つか成された。出願人は、最終収率にかなり
の影響を与える幾つかの条件を発見した。例えば、1
(b−1)のリチウムアニオンをグルコノラクトン 1(a
−1)に加える時の温度、さらにはまた、その反応を行
う溶媒が重要な役割を果たす。1(b−1)のリチウムア
ニオンを形成して、室温でグルコノラクトン 1(a−
1)の溶液に−78℃で加える場合、生成物の混合物が
観察され、これは、両方の試薬を−78℃で混合しなけ
ればならないことを示す。しかしながら、その反応は、
−78℃では起こらない(以下の実施例1を参照)。試薬
を−78℃で混合したら、次いで、その混合物の温度を
急速に上昇させて、反応を開始する。その反応混合物を
約1時間以内に室温まで温めるのが好ましい。より長い
反応時間は、スピロケタール 1(d−1)のより低い収
率(20%〜40%)を結果的にもたらした。その反応が
完了した後、当業者によく知られている標準的な単離方
法を使用して、反応生成物を単離することができる。例
えば、典型的には、溶媒を除去した後、残留物を分取ク
ロマトグラフィーによって精製する。
【0018】出願人はまた、トルエンおよびテトラヒド
ロフラン(THF)といったような反応溶媒が生成物を結
果的に少ししかもたらさない、または全くもたらさない
ことも観察した。好ましい溶媒はジエチルエーテルであ
る。加えるブロミド(例えば、ブロミド 1(b−1))の
当量もまた、最終収率に影響を及ぼした。例えば、等モ
ル量のブロミドおよびグルコノラクトン(例えば、グル
コノラクトン 1(a−1))は、過剰のブロミドを使用す
る場合より低い収率(30−40%)のスピロケタール化
合物(例えば、スピロケタール 1(d−1))を与えた。
好ましくは、1.0当量以上のブロミドをグルコノラク
トンに加える。たとえ2.0当量の添加が収率に効果を
与えないらしいとしても、好ましくは、ブロミドを約
1.5当量のレベルで加えて、費用を減らす。スピロケ
タール(スピロ環式C−グリコシド化合物)を60%の収
率で与える改良された方法のより詳細な記述に関して
は、以下の実施例1を参照。
【0019】一般構造I:
【化26】 を有するスピロ環式C−グリコシド化合物の製造のため
の改良された方法には、 (i)−78℃で、ジエチルエーテル中の化合物 1
(b):
【化27】 [式中、Pは、保護基である。]の溶液に、アルキルリ
チウム(例えば、メチルリチウム、n−ブチルリチウム、
t−ブチルリチウム等)を混合して、リチウムアニオン溶
液を形成し; (ii)−78℃で、そのリチウムアニオン溶液を、−
78℃まで冷却したジエチルエーテル中の化合物 1
(a):
【化28】 [式中、Pは、保護基である。]の溶液と混合し; (iii)工程(ii)の混合物を急速に室温まで温め
(約1時間);そして (iv)所望のスピロ環式C−グリコシド化合物を単離
する;ことが含まれる。
【0020】スキーム2は、Xがヒドロキシ基であるス
ピロ環式C−グリコシド化合物の製造のための新たな合
成経路を説明する。Braun, C. E.ら,Organic Syn
thesis,41,79(1961)に記載されている方法
を使用して、出発物質であるペンタアセチルヘキサン酸
塩を合成することができる。
【0021】
【化29】
【0022】スキーム3は、Xがヒドロキシ基であるス
ピロ環式C−グリコシド化合物の合成のための別の経路
を説明する。スキーム3では、ヨード置換基を合成のよ
り早い段階で合成スキームに導入する。アセチル化ヘキ
サン酸との縮合より前に、ヨウ素をフェニル環に加え
る。これに反して、スキーム2では、アセチル化ヘキサ
ン酸との縮合の後、ヨウ素をフェニル環上に導入した。
【0023】
【化30】
【0024】スキーム4は、Xがアジドまたはアミノ基
であるスピロ環式C−グリコシド化合物の合成を説明す
る。
【0025】
【化31】
【0026】スキーム5は、二糖のスピロ環式C−グリ
コシド化合物の合成を説明する。
【0027】
【化32】
【0028】当業者は、スキーム1、2、3、4、およ
び5、並びに以下の実施例が本発明の方法を説明するの
に役立ち、そして同様の方法を使用して、構造Iで表さ
れる他のスピロ環式C−グリコシド化合物を合成するこ
とができることが分かるであろう。
【0029】
【実施例】特に示さない限り、化学物質は全て、商業的
に(すなわち、Aldrich Chemical,Sigma等から)試薬
グレードまたはそれ以上のグレードで入手することがで
きる。
【0030】本明細書中で使用する頭字語は、対応する
意味を有する:TIPSは、トリイソプロピルシリルを
いう。TMSは、トリメチルシリルをいう。TBDMS
は、t−ブチルジメチルシリルをいう。DMFは、ジメ
チルホルムアミドをいう。NBSは、N−ブロモスクシ
ンイミドをいう。NISは、N−ヨードスクシンイミド
をいう。DMAPは、ジメチルアミノピリジンをいう。
EDCは、1−(3−ジメチルアミノプロピル)−3−エ
チルカルボジイミド 塩酸塩をいう。
【0031】一般的製法 Braun, C. E.,Organic Synthesis,41,79
(1961)に記載されている方法を使用して、次の実
施例で使用して、以下に説明するペンタアセチルヘキサ
ン酸を製造する。
【化33】
【0032】2,3,4,6−テトラ−O−(トリメチルシ
リル)−D−グルコノ−1,5−ラクトン 1(a)は、Ho
rton, D.およびW. Priebe,Carbohydrate Res.,
94,27(1981)に記載されているように製造す
ることができる。
【化34】
【0033】N2下、無水ピリジン940ml中のD−グ
ルコノラクトン(100g、561mmol)の透明な溶液
に、ヘキサメチルジシラザン(474ml、2247mmol)
およびTMSCl(新たに蒸留したもの、143ml、11
27mmol)を連続して加える。白色の固体が直ちに現わ
れた。60分後、ピリジンを除去して、白色の固体を得
る。その固体をCH2Cl2(1L)に縣濁させて、セライ
トを通して濾過する。ケーキをより多くのCH2Cl2(5
00ml)で洗浄する。溶媒を蒸発させて、その結果得ら
れた橙色の油状物質を高減圧(110−113℃/0.0
8mmHg)で蒸留して、所望の生成物256g(97.7
g)を淡黄色の油状物質として得る。
【0034】ブロミド 1(b)は、3,5−ジヒドロキシ
ベンゾエートで出発して、Barrett, A.,J. Org.
Chem.,61(3),1082−1100(1996)に
記載されているように製造することができる。
【化35】
【0035】3,5−ビス[(トリイソプロピルシリル)オ
キシ]安息香酸メチル:無水DMF(200ml)中の3,5
−ジヒドロキシ安息香酸メチル(41.4g、250.4m
mol)、TIPSCl(99.5g、516.05mmol)、イ
ミダゾール(45.8g、672.7mmol)、およびDMA
P(1.04g)の無色の溶液を室温で24時間攪拌し
た。水(400ml)および酢酸エチル(400ml)を加え
て、その混合物をさらに30分間攪拌した。その混合物
をデカント用漏斗に移して、有機層を水(3×120ml)
で洗浄して、MgSO4で乾燥させた。濾過および濃縮に
より、油状物質118.1g(定量的)を得、これを精製
することなく次の工程で使用した。
【0036】試料をクロマトグラフィーにより精製し
て、所望の生成物(93%)(95/5のヘキサン/酢酸
エチル中、Rf 0.5)を無色の油状物質として、および
少量(3%)の一保護された化合物(95/5のヘキサン
/酢酸エチル中、Rf 0.19)を無色の油状物質として
得た。
【0037】3,5−ビス[(トリイソプロピルシリル)オ
キシ]ベンジルアルコール:冷却器および滴加漏斗を備
えた2リットルの丸底フラスコ中、エチルエーテル(8
00ml)中の微粉化LiAlH4(9.32g、245.6mmo
l)の縣濁液に、エチルエーテル(800ml)中の粗原料
(118.1g)の溶液をN2下に0℃で滴加した(発熱反
応)。最初に、混合物は黄色に変わり、その色が消失し
て、白色の縣濁液を得た。添加が完了した後、次いで、
その反応混合物を室温で2時間攪拌した。その縣濁液を
氷浴中で0℃まで冷却した後、水(200ml)を漏斗によ
り非常にゆっくりと加えた。KOH 1M(100ml)の
溶液を加えて、その混合物を20分間攪拌した。その結
果得られたスラリー混合物を、セライトを通して濾過し
た。ケーキをより多くのエチルエーテル(150ml)で洗
浄した。濾過は非常に遅かった。層を分離して、無色の
有機層をMgSO4で乾燥させた。濾過および濃縮によ
り、無色の油状物質を得た。ベンゼン(50ml)を加え
て、再び蒸発させて、アルコール105.8g(95%)
(95/5のヘキサン/酢酸エチル中、Rf 0.15)を
無色の油状物質として得、これを精製することなく次の
工程で使用した。
【0038】2−ブロモ−3,5−ビス[(トリイソプロ
ピルシリル)オキシ]−ベンジルアルコール:無水CCl4
(790ml)中のアルコール(105.8g、233.6mmo
l)の溶液に、NBS(43.66g、245.3mmol)を4
回に分けて(15分間隔で)加えた。添加が完了した後、
その混合物を4時間攪拌して、次いで、水(150ml)で
クエンチして、もう10分間攪拌した。有機層をデカン
トし、MgSO4で乾燥させた。濾過および蒸発により、
淡黄色の油状物質124g(99%)(90/10のヘキ
サン/酢酸エチル中、Rf 0.4)を得た。
【0039】tert−ブチル{[2−ブロモ−3,5−ビス
[(トリイソプロピルシリル)オキシ]−ベンジル]オキシ}
ジメチルシラン 1(b):無水CH2Cl2(1300ml)中
の粗製のブロモアルコール(124.3g、233.2mmo
l)、イミダゾール(47.7g、699.7mmol)、TBD
MSCl(42.2g、279.7mmol)、およびDMAP
(515mg)を室温で24時間攪拌した。溶媒を除去し
て、EtOAc/H2O(750ml/750ml)を加えた。
10分間激しく振盪した後、分離した有機層を飽和水性
NaCl(2×150ml)で洗浄し、MgSO4で乾燥させ
て、蒸発させた。その混合物をカラムクロマトグラフィ
ー(98/2のヘキサン/酢酸エチル)により精製して、
TBDMSアルコール137.8g(92%)(ヘキサン
中、Rf 0.26)を淡黄色の油状物質として得た。
【0040】実施例1に記載する改良された合成と比較
するために、次の比較実施例をBarrettら,J. Org.
Chem.,61(3),1082−1100(1996)に
記載の方法により行った。
【0041】比較実施例 −78℃で、Et2O(85ml)中のブロミド 1(b)(8
g、12.1mmol)に、tert−ブチルリチウム(ペンタン
中の1.7M、15.65ml、2.2当量)を加えて、その
混合物を0.5時間攪拌した後、カニューレによって、
−78℃で、Et2O(85ml)中のラクトン 1(a)(5.
66g、12.1mmol)に加えた。そのカニューレをドラ
イアイスパックで−78℃に維持した。その混合物を−
78℃で12時間攪拌した後、室温まで温め、水(10
0ml)でクエンチして、EtOAcで抽出した。有機相を
ブラインで洗浄し、乾燥させ、濾過して、濃縮した。そ
の結果得られた黄色の油状物質をMeOH(150ml)に
溶解して、アンバーライト IR120(75g)を加え
た。16時間攪拌した後、そのアンバーライトを濾過に
より除去して、MeOHを蒸発させた。油状物質をEtO
Acに溶解して、水(2×)およびブラインで抽出した。
有機層を乾燥させて、グラジエントクロマトグラフィー
(CHCl3中の5−10% MeOH)により精製して、標
記テトラオール1(d)(3.04g、34%)を油状物質
として得た。
【0042】実施例1 実施例1は、スピロ環式C−グリコシド化合物の合成の
ための改良された方法を説明する。
【0043】化合物 1(d)の製造
【化36】
【0044】N2下、ブロミド 1(b)(11.6g、1
8.0mmol、1.5当量)をエチルエーテル30mlに溶解
して、その溶液を、外部CO2−アセトン浴を備えた滴
加漏斗に移す。その冷却溶液に1.7M t−BuLi溶液
(22.2ml、37.8mmol)を滴加する。−78℃で35
分後、−78℃まで冷却したエチルエーテル40ml中の
グルコノラクトン 1(a)(6g、12.0mmol)の溶液
に、冷アニオン溶液を一度に(10−20秒)加える。−
78℃で1.5時間後、そのCO2−アセトン浴を取り外
して、その反応混合物を1時間かけて急速に室温まで温
める。次いで、その反応を水でクエンチし、EtOAcで
抽出し、ブラインで洗浄し、MgSO4で乾燥させて、蒸
発乾固させる。その粗原料をMeOH 160mlに溶解し
て、予め洗浄しておいた(MeOH)アンバーライト(80
g)で16時間処理する。その反応混合物を濾過して、
溶媒を蒸発させる。残留物をカラムクロマトグラフィー
(EtOAc、Rf 0.4)により精製して、純粋な生成物
1(d)4.7g(収率 60%)を白色の固体として得る。
【0045】−78℃で1.5時間後、アリコートを水
に直接移し、EtOAcでの抽出、乾燥、および蒸発させ
た場合には、出発物質の混合物である油状物質が得ら
れ、痕跡の中間ケトンも検出されなかった。このこと
は、その反応が−78℃では行われないことを確認す
る。
【0046】実施例2 実施例2は、新たな合成経路を使用して、上の構造
[式中、Pは、アリル基である。]で表されるスピロ環
式C−グリコシドの製造を説明する。
【0047】化合物 2(a)の製造
【化37】
【0048】アセトン中の炭酸カリウム(26.22g、
190mmol)および3,5−ジヒドロキシベンジルアルコ
ール(6.64g、47.4mmol)の攪拌混合物に、アリル
ブロミド(11.48g、95mmol)を一度に加える。そ
の混合物を48時間攪拌した後、溶媒を減圧下に除去す
る。残留物を水(100ml)とジエチルエーテル(150m
l)との間で分配する。有機層を分離し、水、ブラインで
洗浄した後、硫酸マグネシウム(MgSO4)で乾燥させ
る。減圧下に濃縮して、黄色の油状物質10.5gを
得、これを、ヘキサン中の10% 酢酸エチル(EtOA
c)、続いて、20%、25%、そして最終的には30%
のEtOAcで溶出するシリカでのカラムクロマトグラフ
ィーにより精製して、構造 2(a)と一致した1H−NM
Rを有する無色の油状物質5.5gを得る。
【0049】化合物 2(b)の製造
【化38】
【0050】クロロホルム(CHCl3)50ml中の化合物
2(a)(2.5g、11.8mmol)の溶液に、N−ヨード
スクシンイミド(5.16g、23mmol)を一度に加え
る。その混合物を暗所にて室温で48時間攪拌する。次
いで、溶媒を減圧下に除去する。残留物をジエチルエー
テルと水との間で分配する。有機層を1N チオ硫酸ナ
トリウム、水、およびブラインで洗浄した後、MgSO4
で乾燥させる。乾燥させた有機層を減圧下に濃縮して、
構造 2(b)と一致した1H−NMRを有する桃色の固体
3.9g(収率 100%)を得る。
【0051】化合物 2(c)の製造
【化39】
【0052】無水塩化メチレン(CH2Cl2)40ml中の
ペンタアセチルヘキサン酸(4.9g、12mmol)、化合
2(b)(3.8g)、およびN,N−ジメチルアミノピ
リジン(DMAP)10mgの攪拌溶液に、EDC(2.3
g、12mmol)を一度に加える。その混合物を窒素雰囲
気下に16時間攪拌する。溶媒を減圧下に除去して、残
留物をジエチルエーテルと水との間で分配する。有機層
を飽和重炭酸ナトリウム、1N 塩酸、水、次いで、ブ
ラインで洗浄する。その溶液をMgSO4で乾燥させた
後、減圧下に濃縮する。残留物を、ヘキサン中の酢酸エ
チル(30%、40%、50%)のグラジエントで溶出す
るシリカでのカラムクロマトグラフィーにより精製し
て、化合物 2(c)と一致した1H−NMRを有する化合
物6.7g(収率83%)を得る。
【0053】化合物 2(d)の製造
【化40】
【0054】化合物 2(c)をベンゼン100mlに溶解
し、減圧下に濃縮し、アルゴンを加えて減圧を解除し、
高減圧下にさらに一晩乾燥させることにより、使用前に
乾燥させる。無水テトラヒドロフラン(THF)125ml
中の化合物 2(c)(4.0g、5.46mmol)の攪拌溶液
に、ヘキサン(6.8ml、10.9mmol)中のn−ブチルリ
チウム(1.6M)の溶液をアルゴン下に−78℃で滴加
すると、黄色になる。その混合物を−78℃で30分間
攪拌した後、メタノール200mlを加え、その後、冷却
浴を取り外す。その混合物を室温で16時間攪拌した
後、Dowex 50×8−100 イオン交換樹脂(予めメ
タノールで洗浄しておいた)30gを加える。その混合
物をさらに16時間攪拌した後、濾過して、減圧下に濃
縮する。残留物をピリジン100mlに溶解した後、無水
酢酸(60ml)を加える。16時間後、その混合物を減圧
下に濃縮して、残留物を酢酸エチルと1N HClとの間
で分配する。有機層を飽和水性重炭酸ナトリウム、水、
およびブラインで洗浄し、次いで、MgSO4で乾燥させ
た後、減圧下に濃縮する。残留物を、ヘキサン中の40
% 酢酸エチルで溶出するシリカでのカラムクロマトグ
ラフィーにより精製して、構造 2(d)と一致した1H−
NMRを有する無色の油状物質1.95g(収率66%)
を得る。
【0055】実施例3 実施例3は、前に記載した構造で表されるスピロ環式
C−グリコシド化合物の製造をさらに説明する。
【0056】化合物 3(a)の製造
【化41】
【0057】実施例2で化合物 2(c)の製造に関して
記載した方法と同じ一般的方法を使用し、次の物質を対
応する量で使用して、化合物 3(a)を製造する。 ペンタアセチルヘキサン酸: 16.6g、40.9mmol 3,5−ジメトキシベンジルアルコール: 4.5g、45.0mmol EDCI: 9.4g、45.0mmol N,N−ジメチルアミノピリジン: 150ml 塩化メチレン: 100ml 水性後処理および減圧下での濃縮の後、粗製の物質をヘ
キサン中の20% 酢酸エチルで2回トリチュレートす
る。次いで、残留物を、100% 塩化メチレン、塩化
メチレン中の18% 酢酸エチル、および塩化メチレン
中の20% 酢酸エチルで溶出するシリカでのカラムク
ロマトグラフィーにより精製して、構造3(a)と一致し
1H−NMRを有する無色の油状物質(これは、放置す
ると凝固する)16.6g(収率 75%)を得る。
【0058】化合物 3(b)の製造
【化42】
【0059】クロロホルム中の化合物 3(a)(1.51
g、2.7mmol)およびN−ヨードスクシンイミド(67
2mg、3.0mmol)の溶液を50℃まで24時間加熱す
る。冷却した紫色の混合物を水、1N チオ硫酸ナトリ
ウム、飽和水性重炭酸ナトリウム、およびブラインで洗
浄する。有機層をMgSO4で乾燥させた後、減圧下に濃
縮して、構造 3(b)と一致した1H−NMRを有する白
色の固体1.8gを得る。その物質はまた、未反応の出
発物質も約15%含む。その混合物をさらに精製するこ
となく次の合成工程で使用した。
【0060】化合物 3(c)の製造
【化43】
【0061】実施例2で2(d)の製造に関して記載した
方法と同じ方法を使用して、化合物3(c)を製造する。
単離された化合物の1H−NMRは、構造 3(c)と一致
する。
【0062】実施例4 実施例4は、前に記載した構造で表されるスピロ環式
C−グリコシド化合物の新規アミノアナログの合成を説
明する。
【0063】化合物 4(a)の製造
【化44】
【0064】ピリジン20ml中の1,2,5,6−ジアセ
トン−D−アロフラノン(5.07g、19.5mmol)の溶
液に、塩化トシル(3.90g、20.5mmol)を加える。
その混合物を室温で16時間攪拌する。残留物を氷水に
注ぎ入れると、沈殿が形成される。その沈殿を濾過し
て、減圧デシケーター中、五酸化リンで一晩乾燥させ
る。1H−NMRは、対応するトシレートの形成を確認
する。次いで、固体をジメチルホルムアミド(DMF)1
00mlに溶解して、アジ化ナトリウム(12.8g)を加
える。その混合物を還流温度まで48時間加熱すると、
その混合物が黒色となる。次いで、その混合物を冷却し
て、減圧下に濃縮する。残留物を水と酢酸エチルとの間
で分配する。有機層を水で2回、続いて、ブライン溶液
で洗浄した後、MgSO4で乾燥させる。濃縮物を、ヘキ
サン中の10% 酢酸エチルで溶出するシリカでのカラ
ムクロマトグラフィーにより精製して、構造 4(a)
一致した1H−NMRを有する無色の油状物質2.63g
(収率 45%)を得る。
【0065】化合物 4(b)の製造
【化45】
【0066】Dowex 50×8−100 樹脂600mgを
含む水2ml中、化合物 4(a)(400mg、1.4mmol)を
60℃まで16時間加熱する。その混合物を冷却し、濾
過して、減圧下に濃縮して、構造 4(b)と一致した1
−NMRを有する白色の固体260mg(収率 92%)を
得る。
【0067】化合物 4(c)の製造
【化46】
【0068】メタノール20ml中のヨウ素(2.85g)
の溶液を40℃まで温めた後、メタノール5ml中の化合
4(b)の溶液を加える。熱を取り去って、メタノー
ル33ml中の水酸化カリウムの溶液を10分かけて滴加
する。さらに10分後、メタノール25ml中の水酸化カ
リウムの溶液を滴加した後、20分間攪拌する。メタノ
ール中のヨウ化バリウム(2.5g)の溶液を滴加した
後、10分間攪拌する。形成された沈殿を遠心分離し、
メタノールに再び縣濁させ、再び遠心分離した後、高減
圧下に24時間乾燥させて、固形物質(構造 4(c))1.
4gを得る。
【0069】化合物 4(d)の製造:氷浴中で冷却した
無水酢酸14mlに、70% 水性過塩素酸(1.45g)
を、その温度を20℃以下のままとするような添加速度
を維持しつつ攪拌しながら滴加する。その混合物に、化
合物4(c)(1.4g、2.4mmol)を、その温度を40℃
以下に維持しつつ滴加する。次いで、その混合物を40
℃まで20分間加熱した後、冷却し、氷水10mlに注ぎ
入れて、1時間攪拌する。その混合物をCHCl3(3×
50ml)で抽出して、合わせた抽出物を水で洗浄し、硫
酸マグネシウムで乾燥させて、減圧下に濃縮して、白色
の固体(構造 4(d))1.8gを得る。
【0070】化合物 4(e)の製造
【化47】
【0071】化合物 2(c)の製造に関して実施例2で
記載した方法と同じ一般的方法を使用し、次の物質を対
応する量で使用して、化合物 4(e)を製造する。 実施例1から得られた化合物 2(b): 5.0g、14.5mmol 化合物 4(d): 9.1g、23.4mmol EDC: 4.2g、21.9mmol N,N−ジメチルアミノピリジン: 88mg、0.72mmol 塩化メチレン: 150ml ヘキサン中の25%〜30% 酢酸エチルで溶出するシ
リカでのカラムクロマトグラフィーを使用して、粗製の
物質を精製して、構造 4(e)と一致した1H−NMRを
有する化合物8.1gおよび不純な化合物2.0gを得
る。
【0072】化合物 4(f)の製造
【化48】
【0073】化合物 4(e)をベンゼン100mlに溶解
し、減圧下に濃縮し、アルゴンを加えて減圧をし、高減
圧下にさらに一晩乾燥させることにより、使用前に乾燥
させる。無水THF 20ml中の化合物 4(e)(650m
g、0.91mmol)の溶液に、ヘキサン(1.6ml、1.82
mmol)中のn−ブチルリチウム(1.13ml)をアルゴン下
に−78℃で10分かけて滴加し、添加の間、その溶液
をフラスコ壁の内側に沿って流下させる。−78℃で2
0分間攪拌した後、メタノール20mlを加えて、冷却浴
を取り外す。その混合物を周囲温度まで温めて、16時
間攪拌する。次いで、その混合物のpHをDowex 50×
8 100 (H+型) イオン交換樹脂の添加によって1
−2に調節して、その混合物をさらに3時間攪拌する。
その混合物を濾過し、減圧下に濃縮して、ピリジン16
mlおよびAc2O 8mlを加える。その混合物を16時間
攪拌し、減圧下に濃縮して、残留物を、ヘキサン中の2
5%〜30% EtOAcのグラジエントで溶出するシリ
カでのクロマトグラフィーにかけて、構造 4(f)と一
致した1H−NMRを有する無色の油状物質220mg(収
率 41%)を得る。
【0074】化合物 4(g)の製造
【化49】
【0075】無水THF 15ml中の化合物 4(f)(1
50mg、0.28mmol)の溶液をアルゴンでパージして、
Pd(PPh3)4 33mg(0.03mmol)をアルゴン下に加え
た後、モルホリン465mg(5.67mmol)を加える。そ
の混合物をアルゴン下に周囲温度で6時間攪拌した後、
減圧下に濃縮する。残留物をEtOAcと1N HClとの
間で分配して、有機層を分離し、1N HCl、ブライン
で洗浄し、MgSO4で乾燥させて、減圧下に濃縮する。
残留物をピリジン4mlに溶解して、Ac2O 2mlを加え
た後、周囲温度で16時間攪拌する。次いで、その混合
物を減圧下に濃縮して、残留物を、ヘキサン中の40%
EtOAcで溶出するシリカでのクロマトグラフィーに
かけて、構造 4(g)と一致した1H−NMRを有する無
色の油状物質108mg(収率 72%)を得る。
【0076】化合物 4(h)の製造
【化50】
【0077】予めN2でパージしておいたEtOH 10m
l中の化合物 4(g)(62mg、0.12mmol)および10
% Pd/C 100mgの激しく攪拌した混合物を、1気
圧のH 2下での水素化に30分間かける。その混合物を
2で再びパージし、濾過して、減圧下に濃縮して、構
4(h)と一致した1H−NMRを有する白色の粉末4
2mg(収率 72%)を得る。
【0078】実施例5 実施例5は、二糖のスピロ環式C−グリコシド化合物の
製造を説明する。
【0079】化合物 5(a)の製造
【化51】
【0080】化合物 4(e)をベンゼン100mlに溶解
し、減圧下に濃縮し、アルゴンを加えて減圧を解除し、
高減圧下にさらに一晩乾燥させることにより、使用前に
乾燥させる。無水THF 150ml中の実施例4から得
られた化合物 4(e)4.5g(6.3mmol)の溶液に、ヘ
キサン(1.6ml、12.6mmol)中のn−ブチルリチウム
(7.9ml)をアルゴン下に−78℃で10分かけて滴加
し、添加の間、その溶液をフラスコ壁の内側に沿って流
下させる。−78℃で20分間攪拌した後、メタノール
150mlを加えて、冷却浴を取り外す。その混合物を周
囲温度まで温めて、16時間攪拌する。次いで、その混
合物のpHをDowex 50×8 100 (H+型) イオン
交換樹脂の添加によって1−2に調節して、その混合物
をさらに3時間攪拌する。その混合物を濾過し、減圧下
に濃縮して、残留物を、CHCl3中の3%〜5% メタ
ノールの溶媒グラジエントで溶出するシリカでのクロマ
トグラフィーにかけて、構造 5(a)と一致した1H−N
MRを有する淡黄色の固体1.05g(収率 42%)を得
る。
【0081】化合物 5(b)の製造
【化52】
【0082】無水DMF 80ml中の化合物 5(a)(4.
90g、12.1mmol)およびアニスアルデヒド ジメチ
ルアセタール(2.86g、15.7mmol)の溶液に、p−
トルエンスルホン酸(230mg、1.2mmol)を一度に加
える。その混合物を減圧下に0.5時間攪拌した後、ト
リエチルアミン10mlを加える。溶媒を減圧下に除去し
て、残留物をピリジン60mlに溶解する。Ac2O(30m
l)を加えて、その混合物を周囲温度で16時間攪拌す
る。次いで、その混合物を減圧下に濃縮して、粗製の生
成物6.51gを得る。粗製の物質の一部(3g)をAcO
H 24mlおよび水6mlに溶解して、周囲温度で2時間
攪拌する。次いで、その混合物を減圧下に濃縮して、残
留物を、3:2のEtOAc:ヘキサンで溶出するシリカ
でのクロマトグラフィーにより精製して、構造 5(b)
と一致した1H−NMRを有する白色の固体1.13g
(収率 45%)を得る。
【0083】化合物 5(c)の製造
【化53】
【0084】無水CH2Cl2 2ml中の化合物 5(b)(1
01mg、0.22mmol)の攪拌溶液に、2,4,6−コリジ
ン(54mg、0.44mmol)をアルゴン下に−78℃で加
えた後、AcCl(18mg、0.22mmol)を加える。その
混合物を6時間かけて周囲温度まで温めて、さらに10
時間攪拌する。次いで、その混合物を1N HCl、水で
洗浄し、硫酸マグネシウムで乾燥させて、減圧下に濃縮
する。残留物を、1:1のEtOAc:ヘキサンで溶出す
るシリカでのクロマトグラフィーにより精製して、構造
5(c)と一致した1H−NMRを有する白色の固体86
mg(収率 78%)を得る。
【0085】化合物 5(d)の製造
【化54】
【0086】ピリジン100ml中の1,2,3,4−ジイ
ソプロピリデン−D−ガラクトピラノース25.0g(9
6mmol)の攪拌溶液に、塩化トシル(19.2g、0.10
mol)を一度に加える。その混合物を周囲温度で48時間
攪拌する。次いで、その混合物を氷水に注ぎ入れて、E
tOAcで抽出する。有機抽出物を1N HCl、飽和水性
重炭酸ナトリウム、および水で洗浄し、硫酸マグネシウ
ムで乾燥させて、減圧下に濃縮する。粗製の生成物(4
1.0g)をDMF 150mlに溶解し、アジ化ナトリウ
ム(25g、0.39mol)を加えて、その混合物を140
℃まで16時間加熱する。アジ化ナトリウム(25g、
0.39mol)をさらに加えて、その混合物を140℃ま
でさらに72時間加熱した後、冷却して、濾過する。濾
液を減圧下に濃縮して、残留物をEtOAcと水との間で
分配する。有機層を硫酸マグネシウムで乾燥させて、減
圧下に濃縮して、褐色の油状物質25.5gを得、これ
をさらに精製することなくその後の工程で使用する。
【0087】化合物 5(e)の製造
【化55】
【0088】予めN2でパージしておいたMeOH 15
0ml中の化合物 5(d)(3.0g、10.5mmol)および
10% Pd/C 1gの激しく攪拌した混合物を、1気
圧のH2下での水素化に16時間かける。その混合物を
2で再びパージし、濾過して、減圧下に濃縮する。残
留物をCH2Cl2 25mlに溶解して、2,4,6−コリジ
ン2.2ml(16.6mmol)を加えた後、酸クロリド(2.2
g、10.2mmol)を滴加する。その混合物を16時間攪
拌した後、1N HClに注ぎ入れて、有機層を分離し、
飽和水性重炭酸ナトリウムで洗浄し、硫酸マグネシウム
で乾燥させて、減圧下に濃縮して、所望のアミド4.1
g(収率 94%)を得る。その物質をさらに精製するこ
となく次の工程で使用する。
【0089】化合物 5(f)の製造
【化56】
【0090】化合物 5(e)(3.1g、5.8mmol)を水
80mlに縣濁させて、Dowex 50×8 100 (H+
型) イオン交換樹脂15gを加える。その混合物を80
℃まで16時間加熱した後、反応はほとんど起こらなか
った。次いで、THF(40ml)を加えて、固体を溶解し
て、その混合物を80℃まで48時間加熱する。その混
合物を冷却し、濾過して、減圧下に濃縮する。残留物を
ピリジン40mlに溶解して、Ac2O 20mlを加える。
その混合物を周囲温度で16時間攪拌する。次いで、そ
の混合物を減圧下に濃縮して、1:1のEtOAc:ヘキ
サンで溶出するシリカでのクロマトグラフィーにかけ
て、構造 5(f)と一致した1H−NMRを有する無色の
油状物質1.6g(収率 41%)を得る。
【0091】化合物 5(g)の製造
【化57】
【0092】AcOH 1.6mlおよびAc2O 0.8ml中
の化合物 5(f)(1.50g、2.8mmol)の混合物に、
酢酸(4ml)中の33% HBrを0℃で5分かけて加え
る。0℃で0.5時間攪拌した後、その混合物を周囲温
度まで温める。さらに2時間攪拌した後、CH2Cl2
0mlを加えて、有機層を分離し、氷冷水、氷冷飽和水性
重炭酸ナトリウム(×3)で洗浄し、硫酸マグネシウムで
乾燥させて、減圧下に濃縮して、構造 5(g)と一致し
1H−NMRを有する白色の粉末1.48g(収率95
%)を得る。
【0093】化合物 5(h)の製造
【化58】
【0094】アルコール 5(c)(550mg、0.11mmo
l)、およびブロモ糖 5(g)(740mg、1.35mmol)の
混合物をベンゼン10mlに溶解して、各々の場合につい
て、アルゴンを加えて減圧を解除しつつ、減圧下に濃縮
する(2回繰り返す)ことにより乾燥させる。火炎乾燥さ
せた粉末化 4A モレキュラーシーブ(2g)を加えた
後、無水CH2Cl2 10mlを加えて、その混合物をアル
ゴン下に0.5時間攪拌する。次いで、トリフルオロメ
タンスルホン酸銀(403mg、1.57mmol)を加えて、
その混合物を暗所にてアルゴン下に16時間攪拌する。
アセトン(10ml)を加えて、その混合物を濾過して、
1:1のCH2Cl2:アセトンで洗浄する。合わせた濾
液および洗浄物を減圧下に濃縮して、残留物を、トルエ
ン中の30%〜35% EtOAcのグラジエントで溶出
するシリカでのクロマトグラフィーにより精製して、二
5(h)と一致した1H−NMRを有する白色の固体8
10mg(収率 76%)を得る。
【0095】化合物 5(i)の製造
【化59】
【0096】ジオキサン4mlおよび水2ml中の化合物
5(h)(400mg、0.42mmol)の溶液に、LiOH.H2
O(150mg、3.6mmol)を加える。その混合物を周囲
温度で16時間攪拌する。その混合物のpHをDowex 5
0×8 100 (H+型) イオン交換樹脂の添加により
4まで酸性とした後、濾過して、減圧下に濃縮して、構
5(i)と一致した1H−NMRを有する白色の固体3
10mg(収率 99%)を得る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 スティーブン・アンドリュー・ヒッチコッ ク アメリカ合衆国46032インディアナ州カー メル、ストーミー・リッジ・コート1484番 (72)発明者 アルムデナ・ルビオ・エステバン アメリカ合衆国インディアナ州カーメル、 アーバー・ドライブ468番 (72)発明者 コンセプシオン・サンチェス−マルティネ ス スペイン28529マドリッド、リバス・バシ アマドリッド、アベニダ・カンピリョ・ デ・サン・イシドロ49番

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般構造I: 【化1】 [式中、 Pは、H、アルキル、アルケニル、アシル、または保護
    基であり;Xは、SR1、N3、またはNHn(R1)
    2-n(n=0または1)であり;およびR1は、Pと同じ
    であるか、または糖部分である。]を有するスピロ環式
    C−グリコシド化合物。
  2. 【請求項2】 該糖部分が一般構造IIまたはIII: 【化2】 [式中、 Rは、それぞれの場合独立して、水素、フッ素、C1
    6アルキル、アジド、O−P、NHn2-n(nは、0
    もしくは1であるか、または別の糖部分である。)であ
    り;およびPは、H、アルキル、アルケニル、アシル、
    または保護基である。]で表される、請求項1に記載の
    スピロ環式C−グリコシド化合物。
  3. 【請求項3】 一般構造IA: 【化3】 [式中、Pは、保護基である。]を有するスピロ環式C
    −グリコシド化合物を製造する方法であって、 (i)−78℃で、ジエチルエーテル中の化合物 1
    (b): 【化4】 [式中、Pは、保護基である。]の溶液に、アルキルリ
    チウムを混合して、リチウムアニオン溶液を形成し; (ii)−78℃で、該リチウムアニオン溶液を、−7
    8℃まで冷却したジエチルエーテル中の化合物 1
    (a): 【化5】 [式中、Pは、保護基である。]の溶液と混合し; (iii)工程(ii)の該混合物を急速に室温まで温
    め;そして (iv)該スピロ環式C−グリコシド化合物を単離す
    る;という工程を含んでなる方法。
  4. 【請求項4】 該化合物 1(b)が少なくとも1.5当量
    に等しい量で存在する、請求項3に記載の方法。
  5. 【請求項5】 一般構造IB: 【化6】 [式中、 Xは、OP、SP、またはアジド基であり;およびP
    は、各々独立して、水素、アルキル、アルケニル、アシ
    ル、または保護基である。]で表されるスピロ環式C−
    グリコシド化合物を製造する方法であって、 (i)ヨード化合物 1(a): 【化7】 [式中、Pは、上と同じ意味を有する。]を、化合物
    1(b): 【化8】 [式中、 Pは、上と同じ意味を有し;およびLは、脱離基であ
    る。]と縮合して、エステル1(c): 【化9】 [式中、PおよびLは、上と同じ意味を有する。]を形
    成し; (ii)該エステル1(c)をアルキルリチウムで処理
    し;そして (iii)場合により、工程(ii)の間に除去された
    かもしれないP基(これらは、同じであっても異なって
    いてもよい。)のいずれをも元に戻し、構造Iで表され
    る該スピロ環式C−グリコシド化合物を形成する;とい
    う工程を含んでなる方法。
  6. 【請求項6】 Xがアジドである場合、該アジド基をア
    ミノ基に還元するという工程をさらに含んでなる、請求
    項5に記載の方法。
  7. 【請求項7】 一般構造I: 【化10】 [式中、 Xは、OP、SP、またはアジド基であり;およびP
    は、各々独立して、水素、アルキル、アルケニル、アシ
    ル、または保護基である。]で表されるスピロ環式C−
    グリコシド化合物を製造する方法であって、 (i)化合物 1(a): 【化11】 [式中、Pは、上と同じ意味を有する。]を、化合物
    1(b): 【化12】 [式中、 Pは、上と同じ意味を有し;およびLは、脱離基であ
    る。]と縮合して、エステル1(c): 【化13】 [式中、PおよびLは、上と同じ意味を有する。]を形
    成し; (ii)化合物 1(c)をN−ヨードスクシンイミドで
    処理して、ヨード化合物1(d): 【化14】 [式中、PおよびLは、上と同じ意味を有する。]を形
    成し; (iii)該エステル1(d)をアルキルリチウムで処理
    し;そして (iv)場合により、工程(iii)の間に除去された
    かもしれないP基(これらは、同じであっても異なって
    いてもよい。)のいずれをも元に戻し、構造Iで表され
    る該スピロ環式C−グリコシド化合物を形成する;とい
    う工程を含んでなる方法。
  8. 【請求項8】 Xがアジドである場合、該アジド基をア
    ミノ基に還元するという工程をさらに含んでなる、請求
    項7に記載の方法。
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