JP5544465B2 - 電子回路 - Google Patents

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Description

本発明は、電子部品を積層接続して構成される電子回路に関する。
半導体LSI(Large Scale Integration)の技術(例えば特許文献1〜3)は、近年の高度情報化社会に多大な貢献をもたらしてきたが、半導体の微細化が物理的・経済的限界を迎えつつあり、さらなる高性能化が困難となっている。そこで、近年では、高度情報化社会のより一層の発展を目指し、半導体LSIの高性能化を図るべく、3D−SiP(System in Package)と称する積層デバイス構造が盛んに研究されている。
特開平11−239866号公報(1999年9月7日公開) 特許第4136844号公報(2008年6月13日登録) 特開2006−303345号公報(2006年11月2日公開)
しかし、従来の積層デバイス構造では、以下のような問題点がある。
すなわち、第1の問題点として、従来の、多数のウェハを多段階で積層接続するCu−Cu接続技術では、真空中で接合温度や圧力が高いため、安定した製造プロセスが困難である。また、第2の問題点として、従来の、Sn−Ag、Sn−In系のPbフリーろう材を用いた接続技術では、温度ヒエラルキーとフラックスレス可能な高耐熱の接合系を得ることが困難である。第3の問題点として、多数のウェハを多段階で積層接続した場合、ウェハの面内ばらつきに起因する接合不良が生じる。
以下、第3の問題点であるウェハの面内ばらつきに起因する接合不良について具体的に説明する。図27は、対向配置される電子部品の概略構成を模式的に示す断面図であり、図28は、2つの電子部品の接合の様子を模式的に示した断面図である。図27に示すように、電子部品100は、Si基板101と、Si基板101上に設けられる多数の接続用電極102と、接続用電極102上に成膜されるろう材103とを含んで構成されている。同様に、電子部品200は、Si基板201と、Si基板201上に設けられる多数の接続用電極202と、接続用電極202上に成膜されるろう材203とを含んで構成されている。
ここで、電子部品100および電子部品200を互いに接続するために対向配置すると、接合バンプの高さのばらつきにより接合バンプ間の距離にばらつきが生じる。図28には、ばらつきの状態に応じてケース1〜3が示されている。図29は、ケース1の接合の様子を模式的に示す断面図である。このケース1では、電子部品100および電子部品200同士をつき合わせた際に最初に接する部分であるため、正常な接合が行われる。
これに対して、ケース2,3では、ケース1の接合に対応して、電子部品100のろう材103と、電子部品200のろう材203との間にギャップが生じることになる。そのため、電子部品100の接続用電極102と、電子部品200の接続用電極202とが正常に接合されず、接合不良が生じ、接合部の信頼性が低下する。
また、このような接合不良を解消するために、予めギャップを考慮してろう材を多く供給しておく方法が考えられるが、この方法では、溶融後に低融点のろう材が残ってしまい、耐熱性が低下してしまうという問題が生じる。この低融点ろう材の残留による耐熱性低下の課題に対して、特許文献1では、SnIn系ろう材薄片を用いた低温・高耐熱接合方法が提案されている。しかし、この接合方法では、接続用電極材とろう材とからなる金属間化合物を介して接合されるため、その接合部は、一般に脆くなってしまう。そのため、ウェハ面内全ての接続用電極を、この接合方法で接続すると、信頼性が損なわれるという問題が生じる。
また、特許文献2では、ろう材薄膜が接続用電極材に完全に固液拡散し、接続用電極材とろう材とが全体として単一の合金層となるまで加熱加圧を行う方法が提案されている。この方法で得られる接合部は比較的信頼性が高いので好ましいが、多端子の接合においては、前記ギャップの存在により、全ての接続用電極をこのような形態で接合することは不可能である。
これらのようなろう材を用いる接合においては、ろう材表面に形成される自然酸化膜が接合を阻害するという問題がある。特に、前記先行技術のような、ろう材薄膜を用いた接合においては、この問題が顕著となる。特許文献3では、この問題に対して、Ag膜を形成することで自然酸化膜の形成を抑制する方法が提案されているが、この方法は単なる酸化防止膜という観点では公知である。さらに、ろう材薄膜の表面張力を発揮させ得る酸化防止膜のあるべき姿が明確にされていないという問題がある。
このように、積層デバイスの技術は様々な問題を含んでおり、その標準化された技術は確立されておらず、本格的な実用化には至っていない。
本発明は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、電子部品を積層接続して構成される電子回路において、耐熱性を低下させることなく接合不良を解消することにより高性能化を図ることにある。
本発明の電子回路は、上記課題を解決するために、
接続用電極を含む複数の電子部品が積層接続されて構成される電子回路であって、
対向配置される各電子部品は、対向する接続用電極同士が直接接合している直接接合部と、対向する接続用電極同士が金属間化合物を介して接合している間接接合部とにより接続されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、接続用電極同士が直接接続する直接接合部と、接続用電極同士が金属間化合物を介して接続する間接接合部により構成されているため、積層接続する電子部品同士の間(接続用電極間)にギャップが生じたとしても、各電子部品の電気的接続が可能となり、従来のような接合不良を生じることがない。また、ギャップを考慮してろう材を多く供給する必要もないため、耐熱性が低下することもない。よって、従来と比較してより高性能な電子回路を実現することができる。
本発明の電子回路は、上記課題を解決するために、
接続用電極を含む複数の電子部品が積層接続されて構成される電子回路であって、
対向配置される各電子部品は、対向する接続用電極同士が、スペーサを介して接合している第1接合部と、対向する接続用電極同士が金属間化合物を介して接合している第2接合部とにより接続されていることを特徴としている。
上記の構成によれば、接続用電極同士が直接接続する直接接合部と、接続用電極同士が金属間化合物を介して接続する間接接合部により構成されているため、積層接続する電子部品同士の間(接続用電極間)にギャップが生じたとしても、各電子部品の電気的接続が可能となり、従来のような接合不良を生じることがない。また、ギャップを考慮してろう材を多く供給する必要もないため、耐熱性が低下することもない。よって、従来と比較してより高性能な電子回路を実現することができる。さらに、スペーサに因る一定量の間隔が接合ウェハ間に形成されるため、接合工程の後での樹脂の封入に好適である。よって、高性能かつ高信頼な電子回路を実現することができる。
前記電子回路では、前記スペーサは、Ni,Ni−P合金,Ni−B合金,Cu,Au,Ag,Pd,Pt,あるいはこれらの組み合わせから成る材料により構成することもできる。
前記電子回路では、前記金属間化合物は、対向する接続用電極間に供給されるろう材と、該接続用電極とにより生成されている構成とすることもできる。
前記電子回路では、前記金属間化合物は、対向する接続用電極間に供給されるろう材と、該接続用電極と、前記スペーサとにより生成されている構成とすることもできる。
前記電子回路では、前記ろう材は、表面に酸化防止膜が形成されている構成とすることもできる。
前記電子回路では、前記ろう材は、Sn、In、Bi、これらの合金、あるいは、これらの材料にGa,Sb,Ag,Cu,Ge,Au,Pd,Ptを少なくとも1つ含む合金、により構成されていてもよい。
前記電子回路では、前記酸化防止膜は、Ag、Au、Pd、Pt、あるいはこれらの組み合わせにより構成されていてもよい。
前記電子回路では、前記接続用電極は、Cr、Ni、Ni−P合金、Ni−B合金、Cu、Au、Ag、Pd、Pt、あるいはこれらの組み合わせにより構成されていてもよい。
以上のように、本発明の電子回路は、対向配置される各電子部品は、対向する接続用電極同士が直接接合している直接接合部と、対向する接続用電極同士が金属間化合物を介して接合している間接接合部とにより接続されている構成である。よって、従来と比較してより高性能な電子回路を実現することができる。さらに、多階層にSiウェハを積層する際の温度ヒエラルキー(前工程で接合した接続部を、後工程で溶融させない)を可能とし、高性能な三次元積層LSI、などの積層デバイスを実現することができる。
実施の形態1に係る電子回路1の概略構成を示す断面図である。 実施の形態1に係る電子部品10および電子部品20の接続部を模式的に示す断面図である。 実施の形態1に係る電子部品10と電子部品20とを接合する前の状態を示す図である。 実施の形態1に係る電子部品10と電子部品20とが接合した状態を示す図である。 (a)〜(c)は、実施の形態1における第1接合部の接合の様子を模式的に示す断面図である。 (a)〜(c)は、実施の形態1における第2接合部の接合の様子を模式的に示す断面図である。 (a)〜(c)は、実施の形態1における第3接合部の接合の様子を模式的に示す断面図である。 実施例1に係る電子部品10aの一部の構成例を示す断面図である。 実施例1に係る電子部品20aの一部の構成例を示す断面図である。 実施例1において多数接合したバンプの一つについて、接合部の断面を観察した結果を示す図である。 実施例2に係る電子部品10bの一部の構成例を示す断面図である。 実施例2に係る電子部品20bの一部の構成例を示す断面図である。 実施例2においてSi−Cr−Cuの界面で破断したバンプの一つについて、接合部の断面を観察した結果を示す図である。 実施例2における中間層の成分分析を行った結果を示す図である。 実施例2における中間層に対して、加熱・冷却・断面観察を行った結果を示す図である。 実施例3に係る電子部品10cの一部の構成例を示す断面図である。 実施例3に係る電子部品10cにおける、各積層膜バンプ65の形状プロファイルの平均曲率半径を計測した結果を示すグラフである。 実施の形態2に係る電子回路における電子部品70および電子部品80の接続部を模式的に示す断面図である。 実施の形態2に係る電子回路における電子部品70と電子部品80とを接合する前の状態を示す図である。 実施の形態2に係る電子回路における電子部品70と電子部品80とが接合した状態を示す図である。 (a)〜(c)は、実施の形態2における第1接合部の接合の様子を模式的に示す断面図である。 (a)〜(c)は、実施の形態2における第2接合部の接合の様子を模式的に示す断面図である。 実施の形態2に係る電子回路の他の構成を示す断面図である。 実施の形態2に係る電子回路の他の構成を示す断面図である。 実施の形態2に係る電子回路の他の構成を示す断面図である。 実施の形態2に係る電子回路の他の構成を示す断面図である。 従来の、対向配置される電子部品の概略構成を模式的に示す断面図である。 従来の、2つの電子部品の接合の様子を模式的に示した断面図である。 従来の、ケース1の接合の様子を模式的に示す断面図である。
本発明の一実施形態について図面に基づいて説明すると以下の通りである。なお、本発明はこれに限定されるものではない。
〔実施の形態1〕
図1は、本実施の形態1に係る電子回路1の概略構成を示す断面図である。電子回路1は、3次元LSIなどの積層デバイス(3DSiP)であり、半導体チップ等の複数の電子部品10,20,…が積層接続されて構成されている。この図では、一例として、8個のDRAMメモリチップを積層接続した状態を模式的に示している。以下では、説明の便宜上、電子部品10およびこれに接続される電子部品20を例に挙げて説明する。
図2は、電子部品10および電子部品20の接続部を模式的に示す断面図である。電子部品10は、ウェハとしてのSi基板11と、Si基板11上に多数設けられる接続用電極12と、接続用電極12上に形成されるろう材13と、ろう材13上に形成される酸化防止膜14とを含んで構成されている。同様に、電子部品20は、ウェハとしてのSi基板21と、Si基板21上に多数設けられる接続用電極22と、接続用電極22上に形成されるろう材23と、ろう材23上に形成される酸化防止膜24とを含んで構成されている。
接続用電極12,22は、Cr、Ni、Ni−P合金、Ni−B合金、Cu、Au、Ag、Pd、Pt、あるいはそれらの組み合わせにより構成される。
ろう材13,23は、Sn、In、Bi、これらの合金、これらの材料にGa,Sb,Ag,Cu,Ge,Au,Pd,Ptを少なくとも1つ含む低融点の合金により構成される。また、ろう材13,23は、例えば、フォトリソグラフィ・エッチング方式により、バンプパターン状に形成される。
酸化防止膜14,24は、貴金属薄膜であって、Ag、Au、Pd、Pt、あるいはこれらの組み合わせにより構成される。酸化防止膜14,24の膜厚は、融点が必要以上に上がらないように、100nm以下であることが好ましい。また、酸化防止膜14,24は、ろう材13,23を形成後、大気に晒さずに、ろう材13,23上に形成する。これにより、ろう材13,23の表面酸化膜の形成を防止する。
次に、電子部品10と電子部品20との接合方法について説明する。上述したように、電子部品同士を積層接続する場合、多数配される各接続用電極の高さ(バンプ高さ)が一定ではないため、対向する電極部間にギャップが生じる。図3は、電子部品10と電子部品20とを接合する前の状態を示している。同図には、バンプ高さのばらつき度合いに応じた、第1接合部(直接接合部)、第2接合部(間接接合部)、および第3接合部(直接接合部)が示されている。なお、各ギャップの大きさは、第1接合部<第3接合部<第2接合部の関係を満たしている。図4は、電子部品10と電子部品20とが接合した状態を示している。以下では、図3に示す接合前の状態から、図4に示す接合後の状態になるまでの様子を、図5〜図7を用いて説明する。なお、ここでは、電極材をCuとする。
図5の(a)〜(c)は、第1接合部の接合の様子を模式的に示す断面図である。第1接合部では、電子部品10および電子部品20同士をつき合わせた際に最初に接する部分であり、Cu−Cuの正常(理想的)な接合が行われる。すなわち、同図に示すように、溶融前の段階(a)で、電子部品10の酸化防止膜14と電子部品20の酸化防止膜24とが接触する。続いて、加熱および加圧する溶融の段階(b)では、溶融したろう材13,23への酸化防止膜14,24の溶解と、溶融したろう材13,23の変形および加圧による酸化防止膜14,24の破壊とにより、溶融したろう材13,23は一つのろう材溶液となる。また、電子部品10の接続用電極12の電極材と、電子部品20の接続用電極22の電極材とが、溶融したろう材13,23あるいは前記ろう材溶液に溶出および拡散する。さらに、溶融したろう材13,23あるいは前記ろう材溶液が、バンプ周囲に押し出される。そして、接合の段階(c)で、電子部品10の接続用電極12と、電子部品20の接続用電極22とが直接接合され、その周囲に電極材Cuとろう材とからなる高融点の金属間化合物30が生成される。このように、第1接合部では、溶融したろう材へCuが拡散することにより、Cu−Cuの直接接合が行われ、理想的な接合部が形成される。
図6の(a)〜(c)は、第2接合部の接合の様子を模式的に示す断面図である。第2接合部では、電子部品10および電子部品20同士をつき合わせた際に、電子部品10の酸化防止膜14と電子部品20の酸化防止膜24との間にギャップが生じる(図3参照)。そのため、図6に示すように、溶融前の段階(a)では、電子部品10の酸化防止膜14と電子部品20の酸化防止膜24とは接触しない。続いて、加熱および加圧する溶融の段階(b)では、加圧と、第1接合部および後述の第3接合部でのろう材の溶融変形とによって、第2接合部におけるギャップが減少する。このギャップの減少と、溶融したろう材13,23への酸化防止膜14,24の溶解と、溶融したろう材13,23の変形および加圧による酸化防止膜14,24の破壊とにより、溶融したろう材13,23は一つのろう材溶液となる。また、電子部品10の接続用電極12の電極材と、電子部品20の接続用電極22の電極材とが、溶融したろう材13,23あるいは前記ろう材溶液に溶出および拡散する。さらに、溶融したろう材13,23あるいは前記ろう材溶液の一部が、バンプ周囲に押し出される。そして、接合の段階(c)で、電子部品10の接続用電極12と、電子部品20の接続用電極22との間に高融点の金属間化合物30が生成される。このように、第2接合部では、電子部品10の接続用電極12と電子部品20の接続用電極22とが、電極材Cuとろう材とにより生成される高融点の金属間化合物30を介して接続される。
図7の(a)〜(c)は、第3接合部の接合の様子を模式的に示す断面図である。この第3接合部では、第1接合部および第2接合部の中間的な形態の接合部が形成される。また、第3接合部では、第2接合部と同様、電子部品10および電子部品20同士をつき合わせた際に、電子部品10の酸化防止膜14と電子部品20の酸化防止膜24との間にギャップが生じるが、このギャップの大きさは第2接合部よりも小さくなる(図3参照)。図7に示すように、溶融前の段階(a)では、第2接合部と同様、電子部品10の酸化防止膜14と電子部品20の酸化防止膜24とは接触しない。続いて、加熱および加圧する溶融の段階(b)では、加圧と、第1接合部でのろう材の溶融変形とによって、第3接合部におけるギャップが減少する。このギャップの減少と、溶融したろう材13,23への酸化防止膜14,24の溶解と、溶融したろう材13,23の変形および加圧による酸化防止膜14,24の破壊とにより、溶融したろう材13,23は一つのろう材溶液となる。また、電子部品10の接続用電極12の電極材と、電子部品20の接続用電極22の電極材とが、溶融したろう材13,23あるいは前記ろう材溶液に溶出および拡散する。さらに、溶融したろう材13,23あるいは前記ろう材溶液の一部が、バンプ周囲に押し出される。そして、接合の段階(c)で、電子部品10の接続用電極12と、電子部品20の接続用電極22とが、対向する領域の一部分で直接接合され、残りの部分に電極材Cuとろう材とからなる高融点の金属間化合物30が生成される。このように、第3接合部では、Cu−Cu直接接合の部分と、高融点の金属間化合物30を介して接合する部分とが形成される。
以上のように、本実施の形態1に係る電子回路1は、接続用電極同士が直接接続する接合部(第1および第3接合部;直接接合部)と、接続用電極同士が金属間化合物を介して接続する接合部(第2接合部;間接接合部)により構成されている。そのため、積層接続する電子部品同士の間(接続用電極間)にギャップが生じたとしても、従来のような接合不良を生じることがない。また、ギャップを考慮してろう材を多く供給する必要もないため、耐熱性が低下することもない。よって、従来と比較してより高性能な電子回路を実現することができる。
次に、本電子回路1の製造工程の概略を説明する。
(1.ろう材膜バンプ形成工程)
電気素子および接続用電極が形成された基板にレジストパターンを形成し、ろう材膜を形成する。形成方法は、真空中で均一な成膜が可能な電子ビーム蒸着法が好ましい。
(2.表面酸化膜防止工程)
ろう材膜が大気に晒されて表面に自然酸化膜が形成されることを抑制するため、ろう材膜形成後、真空を保持したまま酸化防止膜を電子ビーム蒸着により連続して成膜する。
(3.接合工程)
上述の工程を経てろう材膜バンプを形成した電子部品をボンダーに設置し、位置合わせを行った後、ろう材の融点以上に加熱するとともに加圧し、一定時間保持する。
〔実施例1〕
次に、本実施の形態1に係る電子回路1の実施例1について以下に説明する。
図8は、電子部品10aの一部の構成例を示す断面図である。本実施例1における電子部品10aを、以下のように形成した。すなわち、直径30μm、高さ3μmのCuバンプ15のマトリックス状パターンを持つSiウェハ片2を用意し、それらのCuバンプ15上に、In50重量%およびSn50重量%から成り融点が117℃であるInSn合金と、Agインゴットとをそれぞれターゲット材に用いて、電子ビーム蒸着法により、厚さ2μmのInSn膜16と厚さ2nmのAg膜17から成る積層膜18を形成した。
図9は、電子部品20aの一部の構成例を示す断面図である。本実施例1における電子部品20aを、以下のように形成した。すなわち、直径30μm、高さ1μmのCuバンプ25のマトリックス状パターンを持つSiウェハ片3を用意し、それらのCuバンプ25上に、Agインゴットをターゲット材に用いて、電子ビーム蒸着法により、厚さ4nmのAg膜26を形成した。
そして、電子部品10aと電子部品20aとを対向させ、位置合わせを行った後、1.1MPa・250℃で加圧・加熱し10分間保持することで接合を行った。多数接合したバンプの一つについて、接合部の断面を観察した結果、図10のように、中間層は生成されず、Cu材同士が直接接合していることが確認された。
〔実施例2〕
次に、本実施の形態1に係る電子回路1の実施例2について以下に説明する。
図11は、電子部品10bの一部の構成例を示す断面図である。本実施例2における電子部品10bを、以下のように形成した。すなわち、Crインゴットと、Cuインゴットと、In50重量%およびSn50重量%から成るInSn合金と、Agインゴットとをそれぞれターゲット材に用いて、電子ビーム蒸着法により、Cr薄膜41と、Cu薄膜42と、InSn薄膜43と、Ag薄膜44とから成る、直径50μmの積層膜バンプ45を、マトリックス状パターンとして、Siウェハ片40上に形成した。
図12は、電子部品20bの一部の構成例を示す断面図である。本実施例2における電子部品20bを、以下のように形成した。すなわち、Cuインゴットと、In50重量%およびSn50重量%から成るInSn合金と、Agインゴットとをそれぞれターゲット材に用いて、電子ビーム蒸着法により、Cu薄膜51と、InSn薄膜52と、Ag薄膜53とから成る、直径50μmの積層膜バンプ54を、マトリックス状パターンとして、Siウェハ片50上に形成した。
なお、電子部品10bでは、Cr膜厚を50nm、Cu膜厚を2μm、InSn膜厚を2μm、Ag膜厚を2nmとし、電子部品20bでは、Cu膜厚を2μm、InSn膜厚を1μm、Ag膜厚を10nmとした。
そして、電子部品10bと電子部品20bとを対向させ、位置合わせを行った後、2.1MPa・180℃で加圧・加熱し10分間保持することで接合を行った。この接合処理の後、電子部品10bと電子部品20bとを引っ張って剥がしたところ、接合部では破断せずに、Siウェハ片40における、SiとCr、あるいはCrとCuの界面で破断したバンプ、Siウェハ片50におけるSiとCuの界面で破断したバンプ、および、Siウェハ片母材において破断を起こしたバンプ部が多数確認された。このため、本実施例2の構成における接合部の接合強度は不明であるが、一般にSi−Cr−Cu積層膜は、非常に強固な密着性が得られることから、高い信頼性を得られることが確認された。
前記のSi−Cr−Cuの界面で破断したバンプの一つについて、接合部の断面を観察した結果を図13に示す。同図に示すように、Siウェハ片内でのバンプ高さのばらつきの存在により、中間層を介した接合形態となっていることが確認された。
次に、前記中間層の成分分析を行った結果を、図14に示す。同図に示すように、Cu,In,Sn(Agは微量のため検出されず)が検出されたことから、前記中間層は、これらの成分から構成される層であることが確認された。
さらに、前記中間層に対して、加熱・冷却・断面観察を行った。400℃の加熱処理を行った結果を図15に示す。同図に示すように、接合部は加熱処理を施してもInやSnの溶融に起因する組織変化が観察されなかったことから、前記中間層全てがCuとInSn材との金属間化合物となっており、400℃以上の高耐熱性を有することが確認された。
〔実施例3〕
次に、本実施の形態1に係る電子回路1の実施例3について以下に説明する。
図16は、電子部品10cの一部の構成例を示す断面図である。本実施例3における電子部品10cは、以下のように形成した。すなわち、Crインゴットと、Cuインゴットと、In50重量%とSn50重量%から成るInSn合金と、Agインゴットとをそれぞれターゲット材に用いて、電子ビーム蒸着法により、厚さ50nmのCr薄膜61と、厚さ50nmのCu薄膜62と、厚さ2μmのInSn薄膜63と、Ag薄膜64とから成る、直径20μmの積層膜バンプ65を、マトリックス状パターンとして、Siウェハ片60上に形成した。この電子部品10cを複数作成し、それぞれのAg膜厚を、0nm,10nm,30nm,50nmとした。
続いて、これらの電子部品10cを180℃に加熱し、10秒間保持した。この熱処理前後のそれぞれの電子部品10cにおける、各積層膜バンプ65の形状プロファイルの平均曲率半径を計測した結果を図17に示す。同図に示すように、Ag膜厚が10nmおよび30nmの電子部品10cにおいては、自然酸化膜生成が防止され、かつAg膜64の一部あるいは全てが溶融ろう材に溶解するため、溶融ろう材の表面張力により、バンプの曲率半径が40μm未満と充分小さい値となっているが、Ag膜厚が0nmの電子部品10cにおいては、自然酸化膜の存在によって、曲率半径が40μm以上と大きい値となっている。また、Ag膜厚が50nmの電子部品10cにおいても、ろう材に溶解せずに残ったAg膜自体の存在により、曲率半径は大きくなっている。
Ag膜64の溶融ろう材への溶解量は加熱保持時間に関して概ね単調増加であること、本発明による接合形態を実用する場合に必要な加熱保持時間は長くても概ね100秒程と見積もられること、および、100秒を加熱保持した場合の平均曲率半径の膜厚依存性に対する実験結果から、本発明におけるAg膜厚は100nm以下とすることが好ましいことが見出された。
〔実施の形態2〕
前記実施の形態1で例に挙げた図1の電子回路1において、電子部品10およびこれに接続される電子部品20の他の形態について説明する。以下では、説明の便宜上、図1の電子部品10を電子部品70と表し、電子部品20を電子部品80と表す。
図18は、本実施の形態2に係る電子部品70および電子部品80の接続部を模式的に示す断面図である。電子部品70は、ウェハとしてのSi基板71と、Si基板71上に多数設けられる接続用電極72と、接続用電極72上に形成されるろう材73と、ろう材73上に形成される酸化防止膜74とを含んで構成されている。同様に、電子部品80は、ウェハとしてのSi基板81と、Si基板81上に多数設けられる接続用電極82と、接続用電極82上に形成されるろう材83と、ろう材83上に形成される酸化防止膜84とを含んで構成されている。また、スペーサ90は、スペーサ本体91と、スペーサ本体91を覆うように形成されるろう材92と、ろう材92を覆うように形成される酸化防止膜93とを含んで構成されている。また、スペーサ90は、電子部品70と電子部品80との間に形成されている。
接続用電極72,82は、Cr、Ni、Ni−P合金、Ni−B合金、Cu、Au、Ag、Pd、Pt、あるいはそれらの組み合わせにより構成される。
スペーサ本体91は、Ni、Ni−P合金、Ni−B合金、Cu、Au、Ag、Pd、Pt、あるいはそれらの組み合わせにより構成される。
ろう材73,83,92は、Sn、In、Bi、これらの合金、これらの材料にGa,Sb,Ag,Cu,Ge,Au,Pd,Ptを少なくとも1つ含む低融点の合金により構成される。
酸化防止膜74,84,93は、貴金属薄膜であって、Ag、Au、Pd、Pt、あるいはこれらの組み合わせにより構成される。酸化防止膜74,84,93の膜厚は、融点が必要以上に上がらないように、100nm以下であることが好ましい。また、酸化防止膜74,84,93は、ろう材73,83,92を形成後、大気に晒さずに、ろう材73,83上に、およびろう材92周囲に形成する。これにより、ろう材73,83,92の表面酸化膜の形成を防止する。
次に、電子部品70と電子部品80との接合方法について説明する。上述したように、電子部品同士を積層接続する場合、多数配される各接続用電極の高さ(バンプ高さ)が一定ではないため、対向する電極部間にギャップが生じる。図19は、電子部品70と電子部品80とを接合する前の状態を示している。同図には、バンプ高さのばらつき度合いに応じた、第1接合部および第2接合部が示されている。図20は、電子部品70と電子部品80とが接合した状態を示している。以下では、図19に示す接合前の状態から、図20に示す接合後の状態になるまでの様子を、図21および図22を用いて説明する。なお、ここでは、電極材およびスペーサ本体91の材料をCuとする。
図21の(a)〜(c)は、第1接合部の接合の様子を模式的に示す断面図である。第1接合部では、電子部品70および電子部品80同士を、スペーサ90を介してつき合わせた際に、電子部品70および電子部品80がスペーサ90を介して最初に接する部分であり、正常(理想的)な接合が行われる。すなわち、同図に示すように、溶融前の段階(a)で、電子部品70の酸化防止膜74とスペーサ90の酸化防止膜93とが接触し、電子部品80の酸化防止膜84とスペーサ90の酸化防止膜93とが接触する。続いて、加熱および加圧する溶融の段階(b)では、溶融したろう材73,83,92への酸化防止膜74,84,93の溶解と、溶融したろう材73,83,92の変形および加圧による酸化防止膜74,84,93の破壊とにより、溶融したろう材73,83,92は一つのろう材溶液となる。また、電子部品70の接続用電極72の電極材と、電子部品80の接続用電極82の電極材と、スペーサ90のスペーサ本体91のCu材とが、溶融したろう材73,83,92あるいは前記ろう材溶液に溶出および拡散する。さらに、溶融したろう材73,83,92あるいは前記ろう材溶液のうち、スペーサ本体91と接続用電極72,82との間に位置する部分が、スペーサ本体91の周囲に押し出される。そして、接合の段階(c)で、電子部品70の接続用電極72とスペーサ90のスペーサ本体91とが直接接合され、電子部品80の接続用電極82とスペーサ90のスペーサ本体91が直接接合され、その周囲に、電極材Cuとスペーサ材Cuとろう材とのうちの2つ以上からなる高融点の金属間化合物94が生成される。このように、第1接合部では、溶融したろう材へCuが拡散することにより、スペーサと各接続用電極の間でCu−Cuの直接接合が行われ、信頼性の高い接合部を形成することができる。
図22の(a)〜(c)は、第2接合部の接合の様子を模式的に示す断面図である。第2接合部では、電子部品70および電子部品80同士を、スペーサ90を介してつき合わせた際に、電子部品80の酸化防止膜84とスペーサ90の酸化防止膜93との間にギャップが生じる。同図に示すように、溶融前の段階(a)では、電子部品70の酸化防止膜74とスペーサ90の酸化防止膜93とは接触するが、電子部品80の酸化防止膜84とスペーサ90の酸化防止膜93とは接触しない。続いて、加熱および加圧する溶融の段階(b)では、溶融したろう材73,92への酸化防止膜74,93の溶解と、溶融したろう材73,92の変形と加圧による酸化防止膜74,93の破壊とにより、溶融したろう材73,92は一つのろう材溶液となる。また、加圧と、第1接合部でのろう材の溶融変形とによって、第2接合部でのギャップが減少する。このギャップの減少と、溶融したろう材83,92への酸化防止膜84,93の溶解と、溶融したろう材83,92の変形および加圧による酸化防止膜84,93の破壊とにより、溶融したろう材83,92は一つのろう材溶液となる。これにより、溶融ろう材73,83,92は一つのろう材溶液となる。また、電子部品70の接続用電極72の電極材と、電子部品80の接続用電極82の電極材と、スペーサ90のスペーサ本体91とが、溶融したろう材73,83,92あるいは前記ろう材溶液に溶出および拡散する。さらに、溶融したろう材73,83,92あるいは前記ろう材溶液のうち、スペーサ本体91と接続用電極72,82との間に位置する部分の一部が、スペーサ本体91の周囲に押し出される。そして、接合の段階(c)で、電子部品70の接続用電極72とスペーサ90のスペーサ本体91との間に高融点の金属間化合物94が生成され、同様に、電子部品80の接続用電極82とスペーサ90のスペーサ本体91との間に、高融点の金属間化合物94が生成される。このように、第2接合部では、電子部品70の接続用電極72と電子部品80の接続用電極82とが、電極材とスペーサとろう材とにより生成される高融点の金属間化合物94を介して接続される。
よって、本実施の形態2に係る電子回路1は、接続用電極同士がスペーサを介して接続する接合部(第1接合部)と、接続用電極同士が金属間化合物を介して接続する接合部(第2接合部)により構成されている。そのため、積層接続する電子部品同士の間(接続用電極間)にギャップが生じたとしても、従来のような接合不良を生じることがない。また、ギャップを考慮してろう材を多く供給する必要もないため、耐熱性が低下することもない。さらに、スペーサに因る一定量の間隔が接合ウェハ間に形成されるため、接合工程の後での樹脂の封入に好適である。よって、高性能かつ高信頼な電子回路を実現することができる。
以上のように、本実施の形態2に係る電子回路は、以下の構成とすることができる。
本電子回路は、接続用電極を含む複数の電子部品が積層接続されて構成され、
対向配置される各電子部品は、対向する接続用電極同士が、該電子部品同士の間の距離を保持するスペーサに接することにより電気的に接続される第1接合部と、対向する接続用電極同士が金属間化合物を介して電気的に接続される第2接合部とにより接続されている構成である。
なお、上述の形態(例えば図18)では、接続用電極72,82およびスペーサ本体91の全てにろう材が形成されているが、本実施の形態2に係る電子回路はこれに限定されるものではなく、例えば、接続用電極72および接続用電極82のみにろう材が形成されている形態(図23)、スペーサ本体91のみにろう材が形成されている形態(図24)、接続用電極72および接続用電極82のいずれか一方と、スペーサ本体91にろう材が形成されている形態(図25,図26)であってもよい。
本発明は上述した実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。
本発明は高性能な3次元積層デバイスを実現できるため、MEMS系デバイス全般(例えば、イメージセンサデバイス等)や、半導体デバイス全般(例えば、積層メモリデバイス、マルチコア、プロセッサデバイスなど)に適用できる。
1 電子回路
10,20,70,80 電子部品
11,21,71,81 Si基板、ウェハ
12,22,72,82 接続用電極
13,23,73,83,92 ろう材
14,24,74,84,93 酸化防止膜
30 金属間化合物
90 スペーサ
91 スペーサ本体
10a,10b,10c 電子部品
20a,20b,20c 電子部品

Claims (9)

  1. 接続用電極を含む複数の電子部品が積層接続されて構成される電子回路であって、
    対向配置される各電子部品は、対向する接続用電極同士が直接接合している直接接合部と、対向する接続用電極同士が金属間化合物を介して接合している間接接合部とにより接続されていることを特徴とする電子回路。
  2. 接続用電極を含む複数の電子部品が積層接続されて構成される電子回路であって、
    対向配置される各電子部品は、対向する接続用電極同士が、スペーサを介して接合している第1接合部と、対向する接続用電極同士が金属間化合物を介して接合している第2接合部とにより接続されていることを特徴とする電子回路。
  3. 前記スペーサは、Ni,Ni−P合金,Ni−B合金,Cu,Au,Ag,Pd,Pt,あるいはこれらの組み合わせから成る材料で構成されていることを特徴とする請求項2に記載の電子回路。
  4. 前記金属間化合物は、対向する接続用電極間に供給されるろう材と、該接続用電極とにより生成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子回路。
  5. 前記金属間化合物は、対向する接続用電極間に供給されるろう材と、該接続用電極と、前記スペーサとにより生成されていることを特徴とする請求項2または3に記載の電子回路。
  6. 前記ろう材は、表面に酸化防止膜が形成されていることを特徴とする請求項4または5に記載の電子回路。
  7. 前記ろう材は、Sn、In、Bi、これらの合金、あるいは、これらの材料にGa,Sb,Ag,Cu,Ge,Au,Pd,Ptを少なくとも1つ含む合金、により構成されていることを特徴とする請求項4〜6のいずれか1項に記載の電子回路。
  8. 前記酸化防止膜は、Ag、Au、Pd、Pt、あるいはこれらの組み合わせにより構成されていることを特徴とする請求項6に記載の電子回路。
  9. 前記接続用電極は、Cr、Ni、Ni−P合金、Ni−B合金、Cu、Au、Ag、Pd、Pt、あるいはこれらの組み合わせにより構成されていることを特徴とする請求項1〜8のいずれか1項に記載の電子回路。
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