JP5540946B2 - グローブボックス - Google Patents

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本発明は、助手席前方のインストルメントパネルに設けられるグローブボックスに関する。
助手席前方のインストルメントパネルに設けられるグローブボックスの場合、衝突安全技術として、前方衝突時、助手席の乗員がグローブボックスから受ける衝撃をやわらげる乗員保護対策を施すことが必要である。
従来、前方衝突時、乗員を保護するグローブボックスとしては、車室内に向けて開口するボックス構造体のうち、ボックス背面の4角部に、内外を連通する切欠部を各面の接合辺に沿って形成し、かつ、接合辺を薄肉脆弱部としたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−104130号公報
しかしながら、従来のグローブボックスにあっては、前方衝突によりダッシュパネルが車両後方に変形移動してきたときには、ダッシュパネルがデッキクロスメンバにて受け止められ、ダッシュパネルからの衝撃力の入力に対し、ボックス構造体を車両前後方向に圧縮変形させることができない、という問題があった。
すなわち、従来のグローブボックスは、ボックス構造体より車両前方位置であって、車幅方向に配置されたデッキクロスメンバ(車体部材)に、ボックス背面を支持する構成としている。このため、助手席の乗員がリッドに衝突することにより、グローブボックスが車両前方に押されて移動し、デッキクロスメンバに衝突したとき、乗員が受ける衝撃を吸収する作用を示す。
本発明は、上記問題に着目してなされたもので、前方衝突時、連結支柱の破断機能を損なうことなく、背面カバーの分断後に発揮される案内誘導機能により、速やかにボックス本体の内面に背面カバーを滑り込ませることができるグローブボックスを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明のグローブボックスは、ボックス本体と、背面カバーと、段差部と、複数の連結支柱と、案内突起と、を備えた手段とした。
前記ボックス本体は、車体に支持され、助手席前方のインストルメントパネルから車室に向かって開口する車室側開口部にリッドを有する。
前記背面カバーは、前記ボックス本体のダッシュ側開口部に配置され、前記ボックス本体の内面形状よりも小さな外面形状を有する。
前記段差部は、前記背面カバーと前記ボックス本体の間に形成され、前記背面カバーと前記ボックス本体を接続する。
前記複数の連結支柱は、前記段差部に設けられ、周方向に沿って直線状に開口した複数のスリットを部分的に接合する。
前記案内突起は、前記スリットの開口空間に向かって前記ボックス本体あるいは前記背面カバーから突設され、前記スリットの両側に開口空間を残しつつスリット隙間を狭める。
よって、前方衝突時、背面カバーに加えられる入力が、背面カバーと連結支柱を経過してボックス本体へと伝達されるが、力の伝達経路のうち脆弱である連結支柱に応力が集中し、連結支柱の破断が促される。このとき、スリットの開口空間に向かって案内突起が突設されているが、スリットの両側に開口空間を残すことで、案内突起による強度の上昇が抑えられるため、連結支柱の破断機能が損なわれることがない。
そして、連結支柱の破断進行により、ボックス本体から背面カバーが分断され、ボックス本体と背面カバーの接合剛性を保てない分断状態になると、背面カバーに加わる入力位置と入力方向にしたがって、車体に支持されたボックス本体の内面に、背面カバーが滑り込む。このとき、スリットの開口空間に向かって突設された案内突起によりスリット隙間を狭めるようにしているため、案内突起が、背面カバーをボックス本体の内面に向かって案内誘導させる。
この結果、前方衝突時、連結支柱の破断機能を損なうことなく、背面カバーの分断後に発揮される案内誘導機能により、速やかにボックス本体の内面に背面カバーを滑り込ませることができる。
実施例1のグローブボックスが適用された電気自動車のインストルメントパネル部を示す断面図である。 実施例1のグローブボックスの背面部を示す斜視図である。 実施例1のグローブボックスを車両前方側から視た背面図である。 実施例1のグローブボックスの車両前方部分を車両下側から視た底面図である。 実施例1のグローブボックスの段差部(連結支柱)を示す図4のA−A線断面図である。 実施例1のグローブボックスの段差部に開口したスリットの開口空間を示す図4のB−B線断面図である。 実施例1のグローブボックスの段差部に形成したスリット隙間を示す図4のC−C線断面図である。 前方衝突による衝撃力が背面カバーへの入力を開始する入力開始状態を示す背面カバーへの入力作用説明図である。 背面カバーへの入力による背面カバーの底面に有する狭幅連結支柱の破断開始パターンを示す連結支柱の破断作用説明図である。 背面カバーへの入力による背面カバーの底面に沿う狭幅連結支柱と広幅連結支柱の底面破断進行パターンを示す連結支柱の破断作用説明図である。 背面カバーへの入力による背面カバーの底面から両側面に沿う広幅連結支柱の両側面破断進行パターンを示す連結支柱の破断作用説明図である。 ボックス本体の内面に背面カバーを滑り込ませるときの案内突起による滑り込み案内動作を示す背面カバーの滑り込み作用説明図である。 ボックス本体の内面に背面カバーを滑り込ませた状態の一例を示す背面カバーの滑り込み作用説明図である。 実施例2においてボックス本体の内面に背面カバーを滑り込ませた状態の一例を示す背面カバーの滑り込み作用説明図である。 実施例2のグローブボックスを車両前方側から視た背面図である。
以下、本発明のグローブボックスを実現する最良の形態を、図面に示す実施例1および実施例2に基づいて説明する。
まず、構成を説明する。
図1は、実施例1のグローブボックスが適用された電気自動車のインストルメントパネル部を示す断面図である。図2は、実施例1のグローブボックスの背面部を示す斜視図である。以下、図1および図2に基づき全体構成を説明する。
実施例1のグローブボックスは、図1に示すように、ボックス本体1と、背面カバー2と、段差部3と、広幅連結支柱4(連結支柱)と、スリット5と、カバー入力突起6,6と、を備えている。
前記グローブボックスとは、フロントの助手席前方のインストルメントパネルに設けられ、車検証や道路地図などを収納する小物入れのことをいう。なお、グローブボックスの名称の由来は、エンジンを手動で始動していた頃にさかのぼり、エンジン始動に使った手袋(グローブ)を収納するためのボックスであったため、このように呼ばれるようになったといわれている。
前記ボックス本体1は、デッキクロスメンバ10(車体)に支持され、助手席前方のインストルメントパネル11から車室12に向かって開口する車室側開口部にリッド8を有する。このボックス本体1の支持は、デッキクロスメンバ10に固定したフランジ13によりボックス本体1の上面を2箇所で吊り下げ支持するようにしている。このデッキクロスメンバ10は、車幅方向に配置され、両端部を車体パネルに固定した車体部材である。また、リッド8は、下端部を回動中心として開閉動作するもので、開操作のために閉ロック機構を解除する把手8aを有する。
前記背面カバー2は、ボックス本体1のダッシュ側開口部に配置され、ボックス本体1の内面に背面カバー3を滑り込ませることができるように、ボックス本体1の内面形状よりも小さな外面形状を有する。この背面カバー2は、カバー上側の車両前後方向寸法L1を、カバー下側の車両前後方向寸法L2より短く設定している。そして、背面カバー2の背面位置のうち、背面カバー2の上側位置に、リッド8の開閉動作を滑らかにするダンパー15を、車幅方向に配置して設けている。このダンパー15は、背面カバー2の上側位置に固定された円筒状のシリンダー15aと、スプリング付勢力に抗してシリンダー内壁を摺動可能に設けられた図外のピストンと、このピストンに一端を連結すると共に他端をリッド8に連結した紐15bと、を有する。そして、リッド8の開時に開速度をスプリング付勢力により緩やかにコントロールし、リッド8の閉時に閉操作力をスプリング復元力によりアシストする。
前記段差部3は、背面カバー2とボックス本体1の間の全周に形成され、背面カバー2とボックス本体1を接続する部分である。この段差部3は、背面カバー2とボックス本体1の外形寸法差を滑らかに吸収するように、傾斜段差形状に設定している。
前記広幅連結支柱4は、段差部3に設けられ、全周方向に沿って直線状に開口した複数のスリット5を部分的に接合する。この広幅連結支柱4は、ボックス構造体として通常使用時に必要な剛性を保つために設けられている。なお、スリット5を部分的に接合する連結支柱としては、この広幅連結支柱4以外に、後述するように、前方衝突時に破断のきっかけを作る狭幅連結支柱14(連結支柱)を有する。
前記カバー入力突起6,6は、背面カバー2の背面位置に一対突設され、先端面6a,6aがダッシュパネル16のパネル面16aに対し車両前後方向に対向する。このカバー入力突起6は、グローブボックスの下面を覆うアンダーカバー17の被係止部材としての機能を兼用する。つまり、アンダーカバー17は、車両前側係止部17aと車両後側係止部17bと吸音材17cを有し、車両前側係止部17aがカバー入力突起6,6に係止され、車両後側係止部17bがボックス本体1からの延設カバー部1aに係止される。
前記ダッシュパネル16は、車室12とモータ室18を画成する壁パネルであり、車室12側のパネル面16aには、吸音材16bが貼り付けられている。そして、ダッシュパネル16の車室12側のカバー入力突起6,6と対向する位置に、高強度による金属製ケースで覆われた制御ユニットボックス19が配置されている。つまり、前方衝突時、一体に変形するダッシュパネル16と制御ユニットボックス19を介し、その衝撃力を制御ユニットボックス19からカバー入力突起6,6に入力する構造となっている。
図3は、実施例1のグローブボックスを車両前方側から視た背面図である。図4は、実施例1のグローブボックスの車両前方部分を車両下側から視た底面図である。図5〜図7は、実施例1のグローブボックスの段差部に形成したスリット構造を示す断面図である。以下、図3〜図7に基づいて、広幅連結支柱4とスリット5とカバー入力突起6,6と案内突起7と狭幅連結支柱14の各形状や互いの位置関係について説明する。
前記カバー入力突起6,6は、図3に示すように、背面カバー2の背面位置のうち、背面カバー2の下側の両コーナー部に一対突設している。言い換えると、カバー入力突起6,6は、背面カバー2の背面位置のうち、背面カバー2の底面に沿う両側位置に一対突設している。そして、このカバー入力突起6,6は、狭幅連結支柱14と対応する位置関係により設定している。つまり、図3に示すように、カバー入力突起6,6を、背面カバー2の外周形状に沿う方向を長辺Wとする形状とし、狭幅連結支柱14に近接する位置に設定している。
前記段差部3は、図3および図4に示すように、背面カバー2の底面に沿って直線状に開口した複数のスリット5を部分的に接合する複数の狭幅連結支柱14と複数の広幅連結支柱4を交互に有する。そして、狭幅連結支柱14は、カバー入力突起6,6の長辺W範囲内に有し、広幅連結支柱4は、一対のカバー入力突起6,6の間の位置に有する。
なお、段差部3のうち、背面カバー2の底面に沿う部分以外の部分(背面カバー2の両側面や上面に沿う部分)は、図3および図4に示すように、複数のスリット5を部分的に接合する複数の広幅連結支柱4のみを有する。
前記案内突起7は、スリット5の開口空間に向かってボックス本体1の下面から突設され、図4〜図7に示すように、スリット5の両側に開口空間s,s(図6)を残しつつスリット隙間t(図7)を狭める突起である。この案内突起7は、図7に示すように、その突起上面に、背面カバー2の下面より低く、段差部3の上面からボックス本体1の上面へと滑らかに繋ぐ滑り込み案内面7aを形成している。そして、案内突起7は、図7に示すように、その突起端面7bをスリット5の背面カバー側開口端面2aの位置まで車両前方に延ばし、背面カバー2の下面と案内突起7の上面により形成される上下方向隙間を、スリット隙間tとしている。
次に、作用を説明する。
実施例1のグローブボックスにおける作用を、「背面カバーへの入力作用」、「連結支柱の破断作用」、「背面カバーの滑り込み作用」に分けて説明する。
[背面カバーへの入力作用]
図8は、前方衝突による衝撃力が背面カバーへの入力を開始する入力開始状態を示す。以下、図8に基づいて、背面カバー2への入力作用を説明する。
前方衝突によりダッシュパネル16が車両後方に変形移動してきたとき、図8に示すように、ダッシュパネル16からの衝撃力IFは、制御ユニットボックス19を介して、カバー入力突起6,6を突設した背面カバー2の背面位置に集中入力される。つまり、制御ユニットボックス19とカバー入力突起6,6の先端面6a,6aとの接触部分を、背面カバー2への入力点Pとし、この接触部分に作用する矢印Eの方向を背面カバー2への入力方向とする。
したがって、ダッシュパネル16からの同じ衝撃力IFに対して背面カバー2に加えられる入力は、狭く限られた入力面積による集中入力であるため、広い入力面積による分散入力の場合の入力レベルに比べ、入力レベルが高くなる。
この背面カバー2に加えられる高レベルの集中入力が、背面カバー2と両連結支柱4,14を経過してボックス本体1へと伝達されるが、力の伝達経路のうち脆弱である広幅連結支柱4や狭幅連結支柱14に応力が集中し、両連結支柱4,14の破断が促される。
以上説明したように、実施例1では、背面カバー2の背面位置に、先端面6a,6aがダッシュパネル16のパネル面16aに対し車両前後方向に対向するカバー入力突起6,6を突設する構成を採用した。
したがって、前方衝突時、ダッシュパネル16からの衝撃力IFが、背面カバー2のカバー入力突起6,6を突設した位置に集中して入力する。
このため、複数の連結支柱4,14の破断を促し、速やかにボックス本体1の内面に背面カバー2を滑り込ませることができる。
実施例1では、カバー入力突起6,6を、背面カバー2の背面位置のうち、背面カバー2のコーナー部に突設した。
すなわち、ボックス構造において三面が交わるコーナー部の構造強度が最も高く、このコーナー部の領域に存在する連結支柱4,14の破断を促すことが、ボックス本体1から背面カバー2を速やかに分断する上で重要となる。
これに対し、集中入力作用を示すカバー入力突起6,6を、背面カバー2のコーナー部に突設することで、コーナー部の領域に存在する連結支柱4,14の破断を促し、ボックス本体1から背面カバー2を速やかに分断することができる。
実施例1では、カバー入力突起6,6を、背面カバー2の背面位置のうち、背面カバー2の下側の両コーナー部に一対突設した。
すなわち、背面カバー2の下側に沿ってボックス本体1から背面カバー2を分断したい場合、片側から連結支柱4,14を破断すると、もう片側まで破断が進行するまで待つ必要があり、破断応答性が低くなる。
これに対し、背面カバー2の下側に沿ってボックス本体1から背面カバー2を分断するとき、両側からの連結支柱4,14の破断になることで、高応答の破断進行によりボックス本体1から背面カバー2を分断することができる。
実施例1では、背面カバー2のカバー上側の車両前後方向寸法L1を、カバー下側の車両前後方向寸法L2より短く設定し、背面カバー2の背面位置のうち、背面カバー2の上側位置に、リッド8の開閉動作を滑らかにするダンパー15を、車幅方向に配置して設けた。
すなわち、リッドの開閉動作を滑らかにするダンパーは、一般的にボックスの側部に設けられる。このとき、ボックスの側部にダンパーの設置スペースを確保する必要があり、余分なスペースを要する。一方、実施例1のように、背面カバー2の側面形状を三角形状などとした場合には、背面カバー2の上側位置にスペースを確保できる。
このため、背面カバー2の上側位置に確保されるスペースを有効利用し、ダンパー15を背面カバー2の上側空きスペースに設けることができる。
[連結支柱の破断作用]
図9〜図11は、背面カバーへの入力による背面カバーの底面に有する狭幅連結支柱の破断開始パターン・底面破断進行パターン・両側面破断進行パターンを示す。以下、図9〜図11に基づいて、広幅連結支柱4と狭幅連結支柱14の破断作用を説明する。
前方衝突によりダッシュパネル16が車両後方に変形移動してきたとき、ダッシュパネル16からの衝撃力IFは、背面カバー2の背面位置のうち、カバー入力突起6を突設した位置に集中入力される。そして、この集中入力が、背面カバー2と広幅連結支柱4および狭幅連結支柱14を経過してボックス本体1に伝達されるが、力の伝達経路に存在する連結支柱のうち、最も脆弱である狭幅連結支柱14に応力が集中する。
この狭幅連結支柱14への応力集中により、まず、狭幅連結支柱14が破断し、この破断をきっかけとし、その後、他の広幅連結支柱4や狭幅連結支柱14へ応力集中が移行するのにしたがって次々と連結支柱破断が進行するという連鎖破断パターンを示す。
実施例1での連鎖破断パターンは、まず、一対のカバー入力突起6,6の長辺Wの範囲内に有する狭幅連結支柱14,14への応力集中が最大になるため、この狭幅連結支柱14,14が他の連結支柱に先行して破断する(図9)。
次に、狭幅連結支柱14,14の破断をきっかけとし、背面カバー2の底面に沿った段差部3に設けられた広幅連結支柱4や狭幅連結支柱14へ応力集中が移行する。この応力集中の移行にしたがって、背面カバー2の底面に沿って設けられた広幅連結支柱4や狭幅連結支柱14が連鎖的に破断する(図10)。
次に、背面カバー2の底面に沿った広幅連結支柱4や狭幅連結支柱14の破断を終了すると、さらに、背面カバー2の両側面に沿った段差部3に設けられた広幅連結支柱4へ応力集中が移行する。この応力集中の移行にしたがって、図11の矢印に示すように、背面カバー2の両側面に沿って設けられた広幅連結支柱4が連鎖的に破断する(図11)。
以上説明したように、実施例1では、スリット5を部分的に接合する連結支柱として、広幅連結支柱4と狭幅連結支柱14を設ける構成を採用した。
すなわち、前方衝突時、ダッシュパネル16からの衝撃力IFが、背面カバー2に集中して入力されると、狭幅連結支柱14が先行して破断し、この狭幅連結支柱14の破断をきっかけとして複数の広幅連結支柱4の連鎖破断が促されるという作用を示す。
このため、前方衝突時、速やかにボックス本体1の内面に背面カバー2を滑り込ませることができる。
実施例1では、背面カバー2にカバー入力突起6,6を突設し、このカバー入力突起6,6を狭幅連結支柱14と対応する位置関係により設定した。
すなわち、狭幅連結支柱14の応力集中による破断のタイミングが、カバー入力突起6,6から加わる集中力により早期となる。
このため、前方衝突時、狭幅連結支柱14が早期に破断し、この破断をきっかけとする連鎖破断をさらに促すことができる。
実施例1では、カバー入力突起6,6を、背面カバー2の外周形状に沿う方向を長辺Wとする形状に設定した。
すなわち、背面カバー2の外周形状に沿う方向は、連結支柱4,14の連鎖破断方向であり、カバー入力突起6,6からの入力が、スポット入力になると、連鎖破断の進行速度に遅れが出ることがある。
これに対し、カバー入力突起6,6の長辺Wを、背面カバー2の外周形状に沿う方向とすることで、狭幅連結支柱14の破断をきっかけとし、速やかに連鎖破断を進行させることができる。
実施例1では、段差部3を、背面カバー2の底面に沿って直線状に開口した複数のスリット5を部分的に接合する複数の狭幅連結支柱14と複数の広幅連結支柱4を交互に有する構成とした。
例えば、破断性の良い連結支柱としたい場合には、全ての連結支柱を狭幅連結支柱14にすると、良好な破断性が確保されるが、ボックス本体1と背面カバー2の連結剛性が低くなる。
これに対し、狭幅連結支柱14と広幅連結支柱4を交互に配置したことにより、ボックス本体1と背面カバー2の連結剛性の確保と、ボックス本体1と背面カバー2の破断性の確保と、の両立を図ることができる。
実施例1では、カバー入力突起6,6を、背面カバー2の背面位置のうち、背面カバー2の底面に沿う両側位置に一対突設し、狭幅連結支柱14を、カバー入力突起6,6の長辺Wの範囲内に有し、広幅連結支柱4を、一対のカバー入力突起6,6の間の位置に有する配置とした。
すなわち、カバー入力突起と連結支柱の設定間隔が離れている場合、入力時の連結支柱の破断が曲げ破断となり、剪断による破断に比べ、過大な入力を要する。
これに対し、両連結支柱4,14に近接する位置の一対のカバー入力突起6,6により、両連結支柱4,14を主に剪断により破断することができる。そして、狭幅連結支柱14と広幅連結支柱4の配置関係により、狭幅連結支柱14の剪断破断をきっかけとし、破断を進行させるという連鎖破断パターンにより、背面カバー2の底面分断を高い確実性により実現することができる。
[背面カバーの滑り込み作用]
図12は、ボックス本体の内面に背面カバーを滑り込ませるときの案内突起による滑り込み案内動作を示し、図13は、ボックス本体の内面に背面カバーを滑り込ませた状態の一例を示す。以下、図12および図13に基づいて、背面カバー2の滑り込み作用を説明する。
上記のように、前方衝突時、背面カバー2に加えられる入力が、背面カバー2と広幅連結支柱4および狭幅連結支柱14を経過してボックス本体1へと伝達されるが、力の伝達経路のうち脆弱である狭幅連結支柱14に応力が集中し、狭幅連結支柱14の破断が促される。このとき、スリット5の開口空間に向かって案内突起7が突設されているが、スリット5の両側に開口空間s,sを残すことで、案内突起7による強度の上昇が抑えられるため、狭幅連結支柱14の破断機能が損なわれることがない。勿論、その後の広幅連結支柱4への破断進行に際しても、破断進行が損なわれることがない。
そして、広幅連結支柱4および狭幅連結支柱14の破断進行により、ボックス本体1から背面カバー2が分断され、ボックス本体1と背面カバー2の接合剛性を保てない分断状態になる。この分断状態になると、図13に示すように、背面カバー2に加わる下側からの入力にしたがって、デッキクロスメンバ10に支持されたボックス本体1の内面に、背面カバー2の底面が滑り込む。このとき、スリット5の開口空間に向かって突設された案内突起7によりスリット隙間tを狭めるようにしている。このため、図12の仮想線に示すように、案内突起7が、背面カバー2をボックス本体1の内面に向かって案内誘導する機能を発揮する。
以上説明したように、実施例1では、案内突起7を、スリット7の開口空間に向かってボックス本体1から突設し、スリット5の両側に開口空間s,sを残しつつスリット隙間tを狭める構成を採用した。
すなわち、案内突起7によりスリット5の両側に残した開口空間s,sが、両連結支柱4,14の破断機能を分担し、案内突起7によるスリット隙間tが、背面カバー2の分断後に発揮される案内誘導機能を分担する。
このため、前方衝突時、速やかにボックス本体1の内面に背面カバー2を滑り込ませることができる。
実施例1では、案内突起7を、ボックス本体1の下面からスリット5の開口空間に向かって突設した(図7)。
すなわち、図6に示すように、スリット5に案内突起7を突設しないと、コインなどの小物Dがスリット5からしたに落ちてしまう。
これに対し、ボックス本体1の下面からスリット5の開口空間に向かって案内突起7を突設すると、図7に示すように、コインなどの小物Dが、背面カバー側開口端面2aに引っ掛かって、コインなどの小物Dの落下を防止することができる。
実施例1では、案内突起7の突起上面に、背面カバー2の下面より低く、段差部3の上面からボックス本体1の上面へと滑らかに繋ぐ滑り込み案内面7aを形成した。
このため、背面カバー2を、滑り込み案内面7aに沿って円滑にボックス本体1の内面に向かって案内誘導させることができる。
実施例1では、案内突起7の突起端面7bを、スリット5の背面カバー側開口端面2aの位置まで車両前方に延ばし、背面カバー2の下面と案内突起7の上面により形成される上下方向隙間をスリット隙間tとした。
すなわち、背面カバー側開口端面2aと案内突起7の突起端面7bとの間に滑り込み方向の隙間が形成されない。
このため、分断された背面カバー2の車両後方への移動直後から、確実にボックス本体1の内面に向かう案内誘導機能を発揮させることができる。
次に、効果を説明する。
実施例1のグローブボックスにあっては、下記に列挙する効果を得ることができる。
(1) 車体(デッキクロスメンバ10)に支持され、助手席前方のインストルメントパネル11から車室12に向かって開口する車室側開口部にリッド8を有するボックス本体1と、
前記ボックス本体1のダッシュ側開口部に配置され、前記ボックス本体1の内面形状よりも小さな外面形状を有する背面カバー2と、
前記背面カバー2と前記ボックス本体1の間に形成され、前記背面カバー2と前記ボックス本体1を接続する段差部3と、
前記段差部3に設けられ、周方向に沿って直線状に開口した複数のスリット5を部分的に接合する複数の連結支柱4,14と、
前記スリット5の開口空間に向かって前記ボックス本体1あるいは前記背面カバー2から突設され、前記スリット5の両側に開口空間s,sを残しつつスリット隙間tを狭める案内突起7と、
を備えた。
このため、前方衝突時、連結支柱4,14の破断機能を損なうことなく、背面カバー2の分断後に発揮される案内誘導機能により、速やかにボックス本体1の内面に背面カバー2を滑り込ませることができる。
(2) 前記案内突起7は、前記ボックス本体1の下面から前記スリット5の開口空間に向かって突設した。
このため、(1)の効果に加え、案内突起7が持つ機能として、背面カバー2の案内誘導機能に、コインなどの小物Dの落下を防止する小物落下防止機能を追加することができる。
(3) 前記案内突起7は、その突起上面に、前記背面カバー2の下面より低く、前記段差部3の上面から前記ボックス本体1の上面へと滑らかに繋ぐ滑り込み案内面7aを形成した。
このため、(2)の効果に加え、背面カバー2を、滑り込み案内面7aに沿って円滑にボックス本体1の内面に向かって案内誘導させることができる。
(4) 前記案内突起7は、その突起端面7bを前記スリット5の背面カバー側開口端面2aの位置まで車両前方に延ばし、前記背面カバー2の下面と前記案内突起7の上面により形成される上下方向隙間を前記スリット隙間tとした。
このため、(3)の効果に加え、分断された背面カバー2の車両後方への移動直後から、確実にボックス本体1の内面に向かう案内誘導機能を発揮させることができる。
実施例2は、実施例1におけるカバー入力突起を無くし、全周のスリットに対して案内突起を設定した例である。
まず、構成を説明する。
実施例1との相違点を、図14および図15に基づき説明する。
(a) 背面カバー2’を方形側面形状と方形背面形状とした。
(b) 実施例1におけるカバー入力突起を無くした。
(c) 段差部3の全周にわたって開口した複数のスリット5の全てに対して案内突起7を突設した(図15)。
なお、他の構成は、実施例1と同様であるので、対応する構成に同一符号を付して説明を省略する。
次に、作用を説明する。
前方衝突時、実施例1におけるカバー入力突起を無くしたことで、ダッシュパネル16から背面カバー2’に加わる入力の方向は、図14の矢印に示すように、下向き斜め方向であったり、水平方向であったり、上向き斜め方向であったりする。これによって、図14の仮想線に示すように、分断された背面カバー2’が、ボックス本体1の内面へ滑り込むとき、背面カバー2’の分断姿勢は、背面カバー2’への入力方向に応じた様々な分断姿勢パターンを示す。
これに対し、実施例2では、段差部3の全周にわたって開口した複数のスリット5の全てに対して案内突起7を突設した。このため、背面カバー2’の分断姿勢パターンにかかわらず、背面カバー2’を、円滑にボックス本体1の内面へ滑り込ませる誘導案内機能を発揮させることができる。なお、案内突起7による他の作用については、実施例1と同様であるので、説明を省略する。
次に、効果を説明する。
実施例2のグローブボックスにあっては、実施例1の(1)〜(4)の効果に加え、下記の効果を得ることができる。
(5) 前記案内突起7は、前記段差部3の全周にわたって開口した複数のスリット5の全てに突設した。
このため、背面カバー2’の分断姿勢パターンにかかわらず、背面カバー2’を、円滑にボックス本体1の内面へ滑り込ませる誘導案内機能を発揮させることができる。
以上、本発明のグローブボックスを実施例1および実施例2に基づき説明してきたが、具体的な構成については、これらの実施例に限られるものではなく、特許請求の範囲の各請求項に係る発明の要旨を逸脱しない限り、設計の変更や追加等は許容される。
実施例1,2では、案内突起7を、スリット5の開口空間に向かってボックス本体1から突設する例を示した。しかし、案内突起を、スリットの開口空間に向かって背面カバーから突設する例としても良い。
実施例1,2では、連結支柱として、広幅連結支柱4と狭幅連結支柱14を併用する例を示した。しかし、スリットを部分的に繋ぐ連結支柱として、1種類の連結支柱を用いたものであっても良い。
実施例1では、背面カバー2の背面位置に、カバー入力突起6,6を突設した例を示した。また、実施例2では、カバー入力突起6,6を無くした例を示した。つまり、背面カバーにカバー入力突起は、必ずしも要するものではない。また、カバー入力突起を突設する場合も、実施例1の数や位置に限られず、例えば、目指す破断パターンに応じ、背面カバー2の背面の何れかの位置に、1つまたは複数設定するような例としても良い。
実施例1では、背面カバー2のうち底面に沿う1辺の領域のスリット5に案内突起7を突設する例を示した。また、実施例2では、背面カバー2’のうち全周領域のスリット5に案内突起7を突設する例を示した。しかし、案内突起は、背面カバーの誘導案内の必要性に応じ、部分領域、あるいは、2辺の領域、あるいは、3辺の領域などに有するものとしても良い。
実施例1では、電気自動車に適用したグローブボックスの例を示した。しかし、電気自動車以外の車両、例えば、エンジン車、ハイブリッド車、燃料電池車、などの他の車両のグローブボックスに対しても適用できる。
1 ボックス本体
2,2’ 背面カバー
2a 背面カバー側開口端面
3 段差部
4 広幅連結支柱(連結支柱)
5 スリット
6 カバー入力突起
7 案内突起
7a 滑り込み案内面
8 リッド
10 デッキクロスメンバ(車体)
11 インストルメントパネル
12 車室
13 フランジ
14 狭幅連結支柱(連結支柱)
15 ダンパー
16 ダッシュパネル
16a パネル面
17 アンダーカバー
18 モータ室
19 制御ユニットボックス
s,s 開口空間
t スリット隙間

Claims (5)

  1. 車体に支持され、助手席前方のインストルメントパネルから車室に向かって開口する車室側開口部にリッドを有するボックス本体と、
    前記ボックス本体のダッシュ側開口部に配置され、前記ボックス本体の内面形状よりも小さな外面形状を有する背面カバーと、
    前記背面カバーと前記ボックス本体の間に形成され、前記背面カバーと前記ボックス本体を接続する段差部と、
    前記段差部に設けられ、周方向に沿って直線状に開口した複数のスリットを部分的に接合する複数の連結支柱と、
    前記スリットの開口空間に向かって前記ボックス本体あるいは前記背面カバーから突設され、前記スリットの両側に開口空間を残しつつスリット隙間を狭める案内突起と、
    を備えたことを特徴とするグローブボックス。
  2. 請求項1に記載されたグローブボックスにおいて、
    前記案内突起は、前記ボックス本体の下面から前記スリットの開口空間に向かって突設したことを特徴とするグローブボックス。
  3. 請求項2に記載されたグローブボックスにおいて、
    前記案内突起は、その突起上面に、前記背面カバーの下面より低く、前記段差部の上面から前記ボックス本体の上面へと滑らかに繋ぐ滑り込み案内面を形成したことを特徴とするグローブボックス。
  4. 請求項3に記載されたグローブボックスにおいて、
    前記案内突起は、その突起端面を前記スリットの背面カバー側開口端面の位置まで車両前方に延ばし、前記背面カバーの下面と前記案内突起の上面により形成される上下方向隙間を前記スリット隙間としたことを特徴とするグローブボックス。
  5. 請求項1から請求項4までの何れか1項に記載されたグローブボックスにおいて、
    前記案内突起は、前記段差部の全周にわたって開口した複数のスリットの全てに突設したことを特徴とするグローブボックス。
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