JP5538511B2 - 学習支援システム、学習支援サーバ、学習支援方法、及び学習支援プログラム - Google Patents

学習支援システム、学習支援サーバ、学習支援方法、及び学習支援プログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理及び通信を利用して学習者の学習を支援する学習支援システム、学習支援サーバ、学習支援方法、及び学習支援プログラムに関するものである。
情報処理及び通信を利用して学習者の学習を支援する学習支援システムが知られている(例えば、特許文献1及び特許文献2)。これらの学習支援システムは、学習者端末から通信ネットワークを介して学習支援サーバに問題を送信するとそれに対する回答が学習支援サーバから学習者端末に返信される。
具体的には、特許文献1に記載の学習システムでは、学習者端末から問題を受けると、サーバは問題文を解析して、データベースから問題文に類似した問題文に対応する回答を検索して学習者端末に返信する。これによって、学習者は自習中に疑問点について即座に回答を得ることができるとともに、他者がした質問やそれに対する回答を参照しながらグループ学習の効果を活かして自習できる。
また、特許文献2に記載の学習支援システムでは、学習者端末から問題を受けると、サーバは学習者の成績に応じた解答・解説をデータベースから検索して学習者端末に返信する。これによって、学習者の成績に応じたレベルの解説で解答を行なうことができる。
特開2000−284679号公報 特開2005−173015号公報
しかしながら、従来の学習支援システムでは、学習者端末から問題が送られてくると、データベースを検索して、その問題に対する回答を取得して、学習者端末に返信するので、学習者端末から送られてきた問題がデータベースに記憶されていなかったり、情報処理によって問題の解析や学習者の質問内容の解析が正確にできなかったりすると、適切な回答をすることができないという問題がある。
一方、学習者端末から送られてきた問題をすべて回答者(人)が回答するとすれば、回答を返信するまでに時間がかかってしまう。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされたものであり、適切な回答をより早く得られる学習支援システムを提供することを目的とする。
本発明の一の態様は、通信ネットワークを介して互いに通信可能な学習者端末及び学習支援サーバを備えた学習支援システムであって、前記学習者端末は、問題を前記学習支援サーバに送信する問題送信部を備え、前記学習支援サーバは、前記問題送信部より送信された問題を受信する問題受信部と、問題コンテンツとその問題コンテンツに対応する回答コンテンツとを関連付けて記憶する問題マッチング用記憶部と、前記問題受信部にて受信した問題に対応する回答を取得する回答取得部と、前記回答取得部にて取得された回答を前記学習者端末に送信する回答送信部とを備え、前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した問題に対応する問題コンテンツを前記問題マッチング用記憶部から検索して、検索された問題コンテンツに関連付けられた回答コンテンツを前記回答として取得するとともに、検索結果の精度が低いほど高い優先度をつけて前記問題受信部にて受信した問題を回答者に提示して、回答者から前記回答を取得する構成を有している。
この構成により、学習支援サーバが学習者端末から問題を受信した場合に、回答取得部は、問題マッチング用記憶部を検索するとともに、検索結果の精度に応じた優先度をつけて、受信した問題を回答者に提示するので、回答者は、提示されている複数の問題に対して、検索結果の精度に応じた優先順位で回答できる。この結果、検索により十分な回答が得られなかった学習者には、優先的に回答者による回答が与えられることになる。なお、優先度が低い問題については回答者に提示しないようにしてもよい。
上記の学習支援システムにおいて、前記問題マッチング用記憶部は、前記回答コンテンツとして、前記問題コンテンツに対する解答及び/又は解説を記憶していてよく、前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した問題に対応する回答として、前記問題受信部にて受信した問題の解答及び/又は解説、及び/又は前記問題受信部にて受信した問題の類題とその解答及び/又は解説を取得してよい。
この構成により、回答取得部は、受信した問題の解答や解説が問題マッチング用記憶部に記憶されていない場合にも、学習者に、受信した問題の類題の解答や解説を提供できる。
上記の学習支援システムにおいて、前記問題マッチング用記憶部は、さらに、一般的な解説を記憶していてよく、前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した問題に対応する回答として、前記問題受信部にて受信した問題の解答及び/又は解説、前記問題受信部にて受信した問題の類題とその解答及び/又は解説、及び/又は前記問題受信部にて受信した問題に関する一般的な解説を取得してよい。
この構成により、回答取得部は、受信した問題の解答や解説が問題マッチング用記憶部に記憶されていない場合にも、学習者に、受信した問題の類題の解答や解説、又は受信した問題に関する一般的な解説を提供できる。
上記の学習支援システムにおいて、前記検索結果の精度は、前記問題受信部にて受信した問題の解答及び/又は解説が検索されなかった場合には、前記問題受信部にて受信した問題の解答及び/又は解説が検索された場合よりも低くてよい。
この構成により、学習者には、受信した問題の解答や解説が問題マッチング用記憶部の検索によって得られなかった場合には、まずは類題とその解答や解説を返信した上で、回答者への問題の提示の優先度を高くできるので、回答者は、その問題そのものの解答や解説が得られなかった問題に対して優先的に回答をすることができ、これによって、問題によって十分な回答を得るまでの時間が長くなったり短くなったりする不公平を軽減でき、より多くの学習者の満足を得ることができる。
上記の学習支援システムにおいて、前記検索結果の精度は、前記問題受信部にて受信した問題の解答及び/又は解説並びに前記問題受信部にて受信した問題の類題の解答及び/又は解説がいずれも検索されなかった場合には、前記問題受信部にて受信した問題の解答及び/又は解説並びに前記問題受信部にて受信した問題の類題の解答及び/又は解説の少なくともいずれか一方が検索された場合よりも低くてよい。
この構成により、学習者には、受信した問題の解答や解説が問題マッチング用記憶部の検索によって得られなかった場合には、まずは受信した問題の類題とその解答や解説、又は受信した問題に関する一般的な解説を返信した上で、回答者への問題の提示の優先度を高くすることができるので、回答者は、その問題そのものの解答や解説及び類題の解答や解説のいずれも得られなかった問題に対して優先的に回答をすることができ、これによって、問題によって十分な回答を得るまでの時間が長くなったり短くなったりする不公平を軽減でき、より多くの学習者の満足を得ることができる。
上記の学習支援システムにおいて、前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した問題を特定の回答者にのみ提示して、前記特定の回答者のみから回答を取得してよい。
この構成により、回答者を不特定多数の者とする場合と比較して、回答者を特定の者に限定することで、回答の質を担保できる。
上記の学習支援システムにおいて、前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した問題を不特定多数の回答者に提示して、前記不特定多数の回答者からの回答を取得してよい。
この構成により、不特定多数の回答者に問題を提示するので、早く回答が得られることを期待できる。
上記の学習支援システムにおいて、前記優先度は、さらに、前記問題送信部が前記学習支援サーバに前記問題を送信したとき、前記問題受信部が問題を受信したとき、前記回答取得部が前記問題マッチング用記憶部から検索することで前記回答を取得したとき、又は前記問題マッチング用記憶部から検索することで取得した前記回答を前記回答送信部が前記学習者端末に送信したときからの経過時間にも応じて決定されてよい。
この構成により、問題が投稿されてから、又は検索によって回答が得られてから、時間が経過している問題ほど優先度を高くして、回答者に早く回答をするように促すことができる。
上記の学習支援システムにおいて、前記回答取得部は、さらに、ウェブサイトを検索して前記回答を取得してよい。
この構成により、より幅広い回答を学習者に提供できる。
上記の学習支援システムにおいて、前記回答取得部は、さらに、前記問題受信部にて受信した問題に対する自動演算をして、前記回答として、前記問題受信部にて受信した問題の解答及び/又は解説を取得してよい。
この構成により、問題マッチング用記憶部に記憶されていない問題についても、自動演算によって解答や解説を得ることができるので、回答者に頼らずに、受信した問題の解答や解説を取得できる。
上記の学習支援システムにおいて、前記回答取得部は、前記自動演算によって、前記問題受信部にて受信した問題の解答及び/又は解説を取得した場合には、前記回答として前記問題受信部にて受信した問題の解答及び/又は解説が前記問題マッチング用記憶部から検索された場合と同等の優先度をつけてよい。
この構成により、受信した問題の解答及び/又は解説が自動演算によって取得された場合には、当該問題を回答者に提示する際の優先度を低くできる。
上記の学習支援システムにおいて、前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した問題に含まれる計算式に対して自動演算をすることで、前記問題受信部にて受信した問題の解答及び/又は解説を取得してよい。
この構成により、既存の自動計算の技術を有効に利用して、回答者に頼らずに精度の高い回答を得ることができる。
上記の学習支援システムにおいて、前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した問題に含まれる文章に対して自動翻訳をすることで、前記問題受信部にて受信した問題の解答及び/又は解説を取得してよい。
この構成により、既存の自動翻訳の技術を有効に利用して、回答者に頼らずに精度の高い回答を得ることができる。
上記の学習支援システムにおいて、前記学習支援サーバは、前記問題受信部にて受信した問題を問題コンテンツとして、前記回答取得部が取得した回答者からの回答を前記回答コンテンツとして、互いに関連付けて前記問題マッチング用記憶部に記憶する更新部をさらに備えていてよい。
この構成により、問題を受信して回答者がそれに対して回答をすることで、問題マッチング用記憶部に記憶される問題コンテンツ及び回答コンテンツが充実していき、回答取得部による問題マッチング用記憶部からの検索の精度を向上できる。
上記の学習支援システムにおいて、前記学習者端末は、さらに、前記回答送信部より送信された回答を受信する回答受信部を備えていてよく、前記学習支援サーバは、前記回答受信部にて回答が受信された場合に、所定のあて先に、回答が受信された旨の通知を送信してよい。
この構成により、所定のあて先では、学習者が回答を得たことを確認できる。
上記の学習支援システムにおいて、前記学習者端末は、さらに、前記回答送信部より送信された回答を受信する回答受信部と、前記回答受信部にて受信した回答に対しての評価を学習者が入力するための評価部と、前記評価部にて入力された評価を所定のあて先に送信する評価送信部とを備えていてよい。
この構成により、所定のあて先では、回答に対する学習者の評価を知ることができ、回答取得部による検索手法の改善や、回答者の評価をすることができる。
上記の学習支援システムにおいて、前記問題送信部は、学習者の指示に応じて、前記回答受信部にて受信した回答に対する学習者の質問を、前記問題送信部にて送信した問題及び/又は前記回答受信部にて受信した回答を特定する情報とともに、前記学習支援サーバに送信してよい。
この構成により、学習者は、回答を受信した後に、さらに質問をすることができる。
本発明の別の態様は、通信ネットワークを介して学習者端末と通信可能な学習支援サーバであって、前記学習者端末より送信された問題を受信する問題受信部と、問題コンテンツとその問題コンテンツに対応する回答コンテンツとを関連付けて記憶する問題マッチング用記憶部と、前記問題受信部にて受信した問題に対応する回答を取得する回答取得部と、前記回答取得部にて取得された回答を前記学習者端末に送信する回答送信部とを備え、前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した問題に対応する問題コンテンツを前記問題マッチング用記憶部から検索して、検索された問題コンテンツに関連付けられた回答コンテンツを前記回答として取得するとともに、検索結果の精度が低いほど高い優先度をつけて前記問題受信部にて受信した問題を回答者に提示して、回答者から前記回答を取得する構成を有している。
この構成によっても、学習支援サーバが学習者端末から問題を受信した場合に、回答取得部は、問題マッチング用記憶部を検索するとともに、検索結果の精度に応じた優先度をつけて、受信した問題が回答者に提示するので、回答者は、提示されている複数の問題に対して、検索結果の精度に応じた優先順位で回答できる。この結果、検索により十分な回答が得られなかった学習者に、優先的に回答者による回答が与えられることになる。
本発明のさらに別の態様は、通信ネットワークを介して学習者端末と通信可能な学習支援サーバにおける学習支援方法であって、前記学習支援サーバは、問題コンテンツとその問題コンテンツに対応する回答コンテンツとを関連付けて記憶する問題マッチング用記憶部を備え、前記学習支援方法は、前記学習者端末より送信された問題を受信する問題受信ステップと、前記問題受信ステップにて受信した問題に対応する問題コンテンツを前記問題マッチング用記憶部から検索して、検索された問題コンテンツに関連付けられた回答コンテンツを回答として取得する回答検索ステップと、前記回答検索ステップにおける検索結果の精度が低いほど高い優先度をつけて前記問題受信ステップにて受信した問題を回答者に提示する問題提示ステップと、前記回答者からの回答を取得する回答取得ステップと、前記回答検索ステップにて取得された回答及び前記回答取得ステップにて取得した回答を前記学習者端末に送信する回答送信ステップとを含む構成を有している。
この構成によっても、学習支援サーバが学習者端末から問題を受信した場合に、回答取得部は、問題マッチング用記憶部を検索するとともに、検索結果の精度に応じた優先度をつけて、受信した問題が回答者に提示するので、回答者は、提示されている複数の問題に対して、検索結果の精度に応じた優先順位で回答できる。この結果、検索により十分な回答が得られなかった学習者に、優先的に回答者による回答が与えられることになる。
本発明のさらに別の態様は、通信ネットワークを介して学習者端末と通信可能な学習支援サーバのコンピュータを、前記学習者端末より送信された問題を受信する問題受信部、問題コンテンツとその問題コンテンツに対応する回答コンテンツとを関連付けて記憶する問題マッチング用記憶部、前記問題受信部にて受信した問題に対応する回答を取得する回答取得部、及び前記回答取得部にて取得された回答を前記学習者端末に送信する回答送信部として機能させ、前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した問題に対応する問題コンテンツを前記問題マッチング用記憶部から検索して、検索された問題コンテンツに関連付けられた回答コンテンツを前記回答として取得するとともに、検索結果の精度が低いほど高い優先度をつけて前記問題受信部にて受信した問題を回答者に提示して、回答者から前記回答を取得する。
この構成によっても、学習支援サーバが学習者端末から問題を受信した場合に、回答取得部は、問題マッチング用記憶部を検索するとともに、検索結果の精度に応じた優先度をつけて、受信した問題が回答者に提示するので、回答者は、提示されている複数の問題に対して、検索結果の精度に応じた優先順位で回答できる。この結果、検索により十分な回答が得られなかった学習者に、優先的に回答者による回答が与えられることになる。
本発明によれば、検索により十分な回答が得られなかった学習者に、優先的に回答者による回答を与えることができる。
本発明の実施の形態における学習支援システムの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態における学習者端末の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態における問題画像を送信する際の学習者端末の表示部の表示画面例を示す図 本発明の実施の形態における学習支援サーバの構成を示すブロック図 本発明の実施の形態における学習者マッチング用記憶部のデータ構成を示す図 本発明の実施の形態における問題マッチング用記憶部のデータ構造を示す図 本発明の実施の形態における問題画像から抽出されたキーワードの組と問題コンテンツの問題パーツの組とのマッチングの例を説明する図 本発明の実施の形態における抽出されたキーワードと問題パーツとのマッチング結果の例を示す図 本発明の実施の形態における回答の例を示す図 本発明の実施の形態における学習者端末の表示部の表示画面の例を示す図 本発明の実施の形態における学習者端末の表示部の表示画面の例を示す図 本発明の実施の形態における投稿記憶部のデータ構造を示す図 本発明の実施の形態における問題提示画面生成部によって生成される問題提示画面の例を示す図 本発明の実施の形態における学習者端末の表示部の表示画面の例を示す図 本発明の実施の形態における学習支援システムの動作フロー図
以下、本発明の実施の形態の学習支援システムについて、図面を参照しながら説明する。 図1は、本発明の実施の形態の学習支援システムの構成を示すブロック図である。学習支援システム100は、複数の学習者端末10と、学習支援サーバ20と、複数の回答者端末30とを含んで構成される。学習者端末10は、無線通信によって通信ネットワークNW1を介して学習支援サーバ20と通信可能に接続される。回答者端末30は、通信ネットワークNW2を介して学習支援サーバ20と通信可能に接続される。なお、学習支援サーバ20と回答者端末30との間に無線区間があってもよい。
本実施の形態の学習支援システム100の概要を説明する。学習者端末10は、学習者Lによって利用される。学習者Lは、学習をしていて分からない問題があった場合には、その問題を学習者端末10で撮影して問題画像を生成し、それを学習支援サーバ20に送信する。学習支援サーバ20は、学習者端末10から問題画像を受信すると、その問題画像に示される問題に対応する回答を取得する。
後述するように、学習支援サーバ20は、データベースを備えている。学習支援サーバ20は、データベースを検索することにより問題画像の問題に対応する回答を取得する。学習支援サーバ20はまた、問題画像の問題を回答者Rに提示する。回答者Rは、回答者端末30を用いて、学習者端末10から学習支援サーバ20に送信されてきた問題画像の問題をみて、それに対応する回答を回答者端末30に入力し、回答者端末30から学習支援サーバ20に送信する。即ち、学習支援サーバ20は、問題画像が示す問題に対応する回答をデータベースの検索によって取得するとともに回答者Rからも取得する。学習支援サーバ20は、さらに、ウェブサイトを検索することによっても問題画像が示す問題に対応する回答を取得する。
学習支援サーバ20は、回答を取得すると、問題画像を送信してきた学習者端末10にその回答を返信する。学習者端末10は、学習支援サーバ20から回答を受信して、それを表示する。即ち、学習者Lは、学習をしている際にわからない問題があった場合には、その問題画像を撮影して送信するという簡単な操作で、学習支援サーバ20からその問題に対応する回答を得ることができる。よって、学習者Lはわからない問題をテキスト入力する等の学習以外の作業に時間をとられることがなく、学習効率が向上する。以下、具体的に説明する。
本実施の形態の学習者端末10は、携帯電話端末であり、より具体的にはスマートフォンである。なお学習者端末10は、パーソナルコンピュータであってよく、有線で学習支援サーバ20と通信可能に接続されてもよい。図2は、学習者端末10の構成を示すブロック図である。学習者端末10は、撮影部11と、表示部12と、演算処理部13と、送受信部14と、入力部15と、記憶部16とを備えている。
撮影部11は、光学系、撮像素子、及び画像処理回路を備えたカメラである。学習支援システム100において、学習者Lは、特に、問題集やプリントに印刷された問題を撮影して問題画像を生成するために撮影部11を用いる。学習者Lは、問題集やプリントを利用して学習をしている際に、わからない問題があった場合には、その問題を撮影して問題画像を生成することができる。撮影部11は、「問題画像生成部」に相当する。問題画像生成部としての撮影部11は、問題集やプリントに印刷された問題を読み取るためのスキャナであってもよい。また、学習者Lが表示部12に問題を表示させて学習をしている場合には、問題画像生成部としての撮影部11は、表示部12に表示された画像をキャプチャして問題画像を生成するものであってもよい。
表示部12は、表示コンテンツを表示する。具体的には、問題を撮影して、問題画像を生成し、それを学習支援サーバ20に送信するための操作画面や、撮影部11にて生成された問題画像や、学習支援サーバ20から送信されてきた回答を表示するために用いられる。本実施の形態の表示部12は、液晶パネルで構成される。
演算処理部13は、各種の演算処理を行う。演算処理部13は、演算処理装置やメモリを用いて、学習端末プログラムを実行することにより、入力部15からの入力や学習支援サーバ20から送信されてくるデータに従って以下に説明する各種の処理を行う。なお、学習端末プログラムは、通信ネットワークNW1を介してダウンロードされて記憶部16に記憶され、記憶部16から読み出されることによって実行されてもよいし、図示しない可搬型記憶媒体に記憶されて、そこから読み出されて実行されてもよい。演算処理部13の処理については後述する。
送受信部14は、無線通信によってデータを送受信する。本実施の形態では、特に、後述するユーザ名(学習者ID)及びパスワード、並びに問題を学習支援サーバ20に送信し、学習支援サーバ20から回答を受信する。問題は、画像の形式で送信される。問題画像を送信する送受信部14は、「問題送信部」に相当する。学習支援サーバ20からの回答の受信は、学習支援サーバ20によるプッシュ送信を受信してもよいし、学習者端末10が学習支援サーバ20にアクセスすることで、学習支援サーバ20からダウンロードしてもよい。回答を受信する送受信部14は、「回答受信部」に相当する。
入力部15は、学習者端末10のユーザである学習者Lの各種の入力を受け付ける。本実施の形態の入力部15は、タッチセンサ及びボタンからなる。タッチセンサは、液晶パネルで構成される表示部12に重ねて設けられ、液晶パネルとともにタッチパネルが構成される。
記憶部16には各種の情報が記憶される。本実施の形態では、特に、記憶部16は、撮影部11で生成された問題画像を記憶する。また、上述のように、記憶部16は、演算処理部13にて実行される学習者端末プログラムも記憶している。
以下、学習者端末10における演算処理部13の処理について詳細に説明する。演算処理部13は、入力部15への学習者Lの入力に従って、表示部12にログイン画面を表示させる。このログイン画面にて学習者Lが入力部15を用いてユーザ名及びパスワードを入力すると、演算処理部13は、送受信部14からこのユーザ名及びパスワードを学習支援サーバ20に送信する。送受信部14が学習支援サーバ20から認証情報を取得すると、演算処理部13は以下に説明する問題画像送信のための処理を開始する。なお、このユーザ名は、後述する学習者IDに相当する。
学習者Lは、学習中に分からない問題があると、撮影部11を用いてその問題を撮影する。これによって、撮影部11では、問題画像が生成される。演算処理部13は、生成された問題画像を表示部12に表示する。なお、送信する問題画像は、過去に撮影されて記憶部16に記憶されている画像から選択されてもよい。
演算処理部13は、入力部15への学習者からの入力に従って、表示部12に表示された問題画像に対して、問題部分を特定するマークを重畳する。このように、撮影部11にて生成された問題画像に問題部分を特定するマークを重畳することで、問題画像を加工する演算処理部13は、「問題画像加工部」に相当する。
本実施の形態において、問題画像に重畳されるマークは、問題画像中の問題部分を囲う枠である。問題画像に重畳されるマークは、問題部分の開始位置を示すマークであってもよいし、問題部分に重畳される着色であってもよい。このようなマークを付すことで、学習支援サーバ20側では、問題画像中のどの部分が問題部分であるかを容易に判断できる。
演算処理部13は、この加工された問題画像を送受信部14から学習支援サーバ20に送信するが、このとき、問題画像に付属情報を付加する。送受信部14からは、付属情報が付加された問題画像が送信される。なお、学習者Lが学習者端末10から学習支援サーバに問題を送信することを本明細書では「投稿」ともいう。本実施の形態は、投稿は問題画像の送信によって行われる。
本実施の形態において、問題画像に付加されて送信される付属情報には、ユーザ名(学習者ID)、送信日時、及びその問題の科目の情報が含まれる。科目の情報は、その問題が、国語、数学、理科、社会、英語のいずれの問題であるかを示す情報であり、学習者Lによって選択される。科目の情報を付加することで、学習支援サーバ20側では、科目の情報を利用して効率よく回答を取得できる。例えば、学習支援サーバ20において、検索によって回答を取得する場合には、指定された科目に従って検索範囲を絞り込むことができる。また、問題に対して回答者Rが回答する場合には、指定された科目を担当する回答者Rに問題を提示することができる。
図3は、問題画像を送信する際の学習者端末10の表示部12の表示画面例を示す図である。この表示画面には、生成された問題画像31が含まれる。問題画像にはユーザが付したマーク311が重畳されている。また、この表示画面には、科目を国語、数学、理科、社会、英語から選択するための科目選択アイコン32が設けられている。学習者Lは、いずれかのアイコンをタップすることで、科目を選択する。ユーザが送信ボタン33をタップすると、付属情報として選択された科目の情報を含む問題画像が学習支援サーバ20に送信される。なお、学習者Lがキャンセルボタン34をタップすると、問題画像がキャンセルされて、問題画像を生成するステップに戻る。
なお、演算処理部13は、問題の送信(投稿)ごとにユーザ名を付属情報として付加して送信しなくとも、学習者Lがユーザ名とパスワードとを用いてログインすることで、学習者端末10と学習支援サーバ20との間でセッションを確立して、その後は学習支援サーバ20にてクッキー(cookie)を用いて学習者Lの識別を行なってもよい。また、演算処理部13が付属情報として送信日時を付加して送信するのではなく、受信側である学習支援サーバ20において、各投稿にその受信日時の情報を付加してもよい。さらに、演算処理部13は、科目の情報に代えて、又は科目の情報に加えて、以下の一又は複数の情報を付属情報として問題画像に付加してもよい。
付属情報として、学習者Lが回答として投稿された問題の解答及び解説を望むのか、投稿された問題の類題の解答及び解説を望むかを示す情報が付加されてよい。即ち、学習者Lが送信する問題は、学習者Lにとって分からない問題には限られない。学習者Lは、ある問題が解けた場合にも、その問題の類題を解くことで学習の定着を図る場合には、その解けた問題を投稿することで、この問題の類題とその解答及び解説を回答として取得することができる。この付属情報を付加することで、学習支援サーバ20側では、学習者Lが、投稿された問題そのものを解けないのか、その問題の類題を解きたいのかを判断できる。なお、学習支援サーバ20は、投稿された問題の解答や解説を要求された場合にも、その問題の解答及び解説とともに、その問題の類題の解答及び解説を取得して学習者端末10に送信し、検索によってその問題の解答及び解説が得られない場合には、類題の解答及び解説を学習者端末10に送信する。
また、回答者Rを指名する情報が付属情報として付加されてもよい。学習支援サーバ20は、問題画像を受信すると、データベースを検索することで投稿された問題に対応する回答を取得するとともに、回答者Rからも回答を取得するが、このとき、付属情報として、特定の回答者Rを指名する情報が付加されている場合には、指名された回答者Rから回答を得るように、送信されてきた問題を当該指名された回答者Rのみに提示することができる。あるいは、複数の回答者Rに問題を提示する場合にも、その提示する問題に指名された回答者Rを明示してもよい。
また、学習者の質問コメントが付属情報として付加されてもよい。この付属情報が付加されていると、学習支援サーバ20側では、回答者Rが回答をする場合に、学習者の質問コメントを利用して学習者Lの質問の意図に沿った回答をできる。
なお、上記のように、演算処理部13は、撮影部11で生成された問題画像に、問題部分を示すマークを重畳する加工をして、さらに、上記の付属情報を付加して、送受信部14から送信するが、このような問題画像をいったん記憶部16に記憶しておいて、複数の問題画像が記憶部16に記憶された後に、それらをまとめて送信してもよい。即ち、送受信部14は、複数の問題画像をまとめて学習支援サーバ20に送信してよい。これによって、学習者Lは、学習中にわからない問題があるごとに、その問題を撮影して、問題画像を用意して、学習が一段落した等の任意のタイミングで、それらをまとめて学習支援サーバ20に送信できる。
次に、学習支援サーバ20の構成について説明する。学習支援サーバ20は、インターネット上のサーバである。図4は、学習支援サーバ20の構成を示すブロック図である。学習支援サーバ20は、送受信部21と、演算処理部22と、問題マッチング用記憶部(データベース)23と、学習者マッチング用記憶部(データベース)24と、投稿記憶部(データベース)25とを備えている。
送受信部21は、学習者端末10及び回答者端末30との間で各種のデータを送受信する。送受信部21は、特に、学習者端末10からユーザ名(学習者ID)とパスワード、及び付属情報の付加された問題画像を受信し、学習者端末10に回答を送信する。問題画像を受信する送受信部21は、「問題受信部」に相当する。また、送受信部21は、回答者端末30に対しては、投稿された問題を示す問題提示画面を送信し、回答者端末30から回答者Rが入力した回答を受信する。
演算処理部22は、文字認識部221と、自動演算部222と、検索部223と、問題提示画面生成部224と、DB更新部225とを備えている。この演算処理部22は、「回答取得部」に相当する。これらの構成は、演算処理部22が学習支援プログラムを実行することにより実現される。学習支援プログラムは、インターネットを介してダウンロードされ、図示しない記憶部に記憶されて、演算処理部22によって記憶部から読み出されることにより実行されてもよいし、図示しない記憶媒体に記憶されて、そこから読み出されることにより実行されてもよい。
文字認識部221は、送受信部21にて学習者端末10から受信した問題画像に対して文字認識処理を行う。文字認識部221は、まず、問題画像に重畳されたマークを認識して、そのマークが示す問題部分について、文字認識を行う。具体的には、文字認識部221は、マークである枠で囲まれた部分について文字認識を行う。なお、文字認識には、既存のOCR(Optical Character Reader)の技術を採用できる。
自動演算部222は、解答や解説に含まれる演算を行ない、学習者端末10に送信すべき回答を完成させる。自動演算部222は、例えば、数学の問題に対しては、解答や解説に含まれる自動演算アルゴリズムの演算を実行し、英語の問題に対しては、解答や解説に含まれる英語を翻訳する。
検索部223は、各種の処理を行なうが、まず、学習者マッチング処理について説明する。検索部223の学習者マッチング処理の説明に先立って、学習者マッチング用記憶部24について説明する。図5は、学習者マッチング用記憶部24のデータ構造を示す図である。学習者マッチング用記憶部24は、学習者ごとに、学習者ID及びパスワードが記憶されている。学習者IDは、各学習者Lに固有の識別情報であり、複数の英数字の組み合わせで構成される。学習者IDは、学習者Lには「ユーザ名」として認識されている。この学習者IDは、「学習者情報」に該当する。パスワードは、学習者Lによって指定された複数の英数字の組み合わせである。
また、学習者マッチング用記憶部24は、学習者Lの属性として、会員名、地区、学校名、学年、成績、志望校を記憶している。会員名は、学習者Lの実名である。地区は、学習者Lの居住地区である。学校名は、学習者Lの所属している学校の名称である。学年は、学習者Lの学年であって、小学1〜6年、中学1〜3年、高校1〜3年のいずれかである。志望校は、学習者Lが進学を志望する学校の名称である。さらに、学習者マッチング用記憶部24は、学習者Lの投稿及び回答の履歴を記憶している。なお、学習者Lは、自己の履歴を、学習者端末10から適宜閲覧することができる。
上述のように、学習者端末10からは、学習者ID(ユーザ名)及びパスワードが送信されてくるので、検索部223は、それらを用いて学習者マッチング用記憶部24を参照して学習者Lの照合を行なう。学習者端末10から送信されてきた学習者IDとパスワードとの組み合わせが学習者マッチング用記憶部24に記憶されたデータに合致すると、学習支援サーバ20は、その学習者IDを学習者端末10に返信することで、学習者Lの認証を行なう。学習者端末10は、問題画像を送信する際には、この学習者IDを付属情報として付加する。学習支援サーバ20の検索部223は、学習者端末10から問題画像とともに送信されてきた学習者IDを用いて、学習者マッチング用記憶部24を検索して、当該学習者の学年の情報を取得する。
次に、検索部223による問題マッチング処理について説明する。ここでまず、本明細書にて用いられる「回答」、「解答」、「解説」という用語について説明する。本明細書において、「回答」とは、学習支援サーバ20が学習者端末10から問題を受信したことに対する何らかの返信をいい、当該問題の解答及び解説、当該問題の類題とその解答及び解説、当該問題に関連する情報(例えば、単元の一般的な解説)を含み、さらに、有効な解答及び解説が得られない、回答者Rによる回答待ち等の通知も「回答」に該当する。よって、「回答」は、「解答」や「解説」を含む広い概念である。一方、「解答」とは、問題の答えであり、「解説」とは、その答えを得るための説明である。
検索部223は、問題マッチング用記憶部23を検索することで、問題のマッチングを行なうが、この問題マッチング処理の説明に先立って、問題マッチング用記憶部23に記憶されたデータの構造を説明する。図6は、問題マッチング用記憶部23のデータ構造を示す図である。問題マッチング用記憶部23には、回答ごとに、回答No.、問題コンテンツ、回答コンテンツ、回答タイプ、科目、単元、対象学年、及び対象時期を互いに関連付けて記憶している。
回答No.は、各回答に固有の番号である。問題コンテンツは、回答に対応する問題のコンテンツである。問題コンテンツは、1つ又は複数の文章中のパーツ(問題パーツ)の組を記憶している。これらの問題パーツの中には、問題の文章を構成する語の問題パーツのほかに、例えば数学の問題については、「一次方程式の解」のような、具体的な一次方程式の解(例えばy=3)ではなく汎用性のあるパーツ(汎用問題パーツ)が含まれることもある。
回答コンテンツは、問題コンテンツに対応する回答のコンテンツであって、具体的には問題コンテンツの解答及び解説のコンテンツである。回答コンテンツは、1つ又は複数の文章である。これらの文章の中にも、例えば数学の問題については、「一次方程式の解」のような、具体的な一次方程式の解(例えばy=3)ではなく汎用性のあるパーツ(汎用回答パーツ)が含まれることがある。また、回答コンテンツの文章の中には、自動演算部222で行なうべき演算のアルゴリズムも含まれることがある。なお、上述のように、問題マッチング用記憶部23には、回答コンテンツとして、単元の一般的な解説も記憶されているが、回答コンテンツが単元の一般的な解説である回答は、問題コンテンツのデータを有していない。
科目及び単元は、問題コンテンツの科目及び単元である。対象学年は、学校の典型的なカリキュラムにおいて問題コンテンツの問題を学習する学年であり、対象時期は、問題コンテンツを学習する時期(例えば、「1学期」等)である。対象学年と対象時期をあわせることで、問題コンテンツを学習する学年及び学期(例えば、「中学2年1学期」等)が特定される。
検索部223は、文字認識部221が認識した文字に対して形態素解析を行ない、そこから助詞や助動詞等を除いた形態素をキーワードの組とする。また、検索部223は、例えば「x2+ax+b=0」のような数式については、所定のアルゴリズムで解析することで、それが「二次方程式」であることを認識する。検索部223は、問題画像から抽出されたキーワードの組、問題画像とともに付属情報として送信されてきた科目の情報及び問題の送信日時、並びに学習者マッチング用記憶部24の検索によって取得した学習者Lの学年の情報に基づいて、問題マッチング用記憶部23を検索することで、問題のマッチングを行なう。
検索部223は、付属情報として送信されてきた科目の情報と、問題マッチング用記憶部23に記憶された科目とを比較し、学習者マッチング用記憶部24の検索によって取得した学習者Lの学年の情報と、問題マッチング用記憶部23に記憶された対象学年とを比較し、付属情報としての送信されてきた送信日時と、問題マッチング用記憶部23に記憶された対象時期とを比較する。検索部223は、科目が完全に一致し、学年が完全に一致し、かつ時期が所定の誤差範囲内で一致する回答について、さらに、抽出されたキーワードの組と、問題コンテンツの問題パーツの組とを比較して、両者の一致度を示すマッチングスコアを計算する。
ここで、科目が完全に一致する回答のみを対象としているのは、科目の異なる回答の中に、送信されてきた問題に対応する回答があることはないと考えられるからである。また、本実施の形態では、学習の目的として日常の予習及び復習を想定して、学年が完全に一致し、時期が所定の誤差範囲内で一致する回答のみを対象としているが、この点は異なる設計も考えられる。例えば、学習の目的として受験勉強を想定する場合には、学習者の学年及び学期(時期)以前の時期を対象時期とするすべての回答を対象としてもよい。
さらに、学習の目的は、学習者が学習者端末10において指定して、その指定情報を付属情報として問題画像とともに学習支援サーバ20に送信されてもよい。学習の目的を指定するためのアイコンは、図3に示した表示画面に設けられてよい。この学習目的を指定する情報は、「学習目的情報」に相当する。この場合には、学習支援サーバ20の送受信部21は学習目的情報を受信し、検索部223は、学習目的情報、学習者の学年の情報、及び問題画像の送信日時に応じて、適切な範囲を設定して、対象学年及び対象時期が、設定された範囲に合致する(ないし含まれる)回答を対象として、問題のマッチングを行なうことができる。
検索部223は、投稿された問題に対する問題コンテンツを問題マッチング用記憶部23から検索して、検索された問題コンテンツに関連付けられた回答コンテンツを回答として取得する。図7〜9は、問題画像から抽出されたキーワードの組と問題コンテンツの問題パーツの組とのマッチングの例を説明する図である。この例では、問題画像として、数学の問題の画像が送信されてきている。
文字認識部221は、図7に示すように問題画像から「2次方程式x2+ax+b=0で解がx=2、x=3でした。aとbの値を求めよ。」という文章を認識する。すなわち、投稿された問題は、二次方程式の解が得られているときにその係数を求める問題である。検索部223は、この文章に対して形態素解析を行ない、不要な語を除いて、「二次方程式」、「x2+ax+b=0」(二次方程式)、「解」、「x=2」(二次方程式の解1)、「x=3」(二次方程式の解2)、「a」(二次方程式の係数1)、「b」(二次方程式の係数2)、「値」、「求め」というキーワードを抽出する。
問題マッチング用記憶部23には、問題コンテンツとして、[2次方程式]「解」[2次方程式の解1][2次方程式の解2][2次方程式の係数1][2次方程式の係数2]「求め」という問題パーツの組が記憶されている。ここで、「」は語の問題パーツであり、[]は汎用問題パーツである。また、この問題コンテンツには回答コンテンツとして、「これは2次方程式の係数を求める問題です。2次方程式[2次方程式]の解が[2次方程式の解1]、[2次方程式の解2]と与えられているので、それらをそれぞれ2次方程式に代入します。まず、[2次方程式の解1]を代入すると{自動計算1}(式1)が得られます。次に、[2次方程式の解2]を代入すると{自動計算2}(式2)が得られます。式1を[二次方程式の係数1]について解くと{自動計算3}(式3)が得られます。式3を式2に代入すると{自動計算4}(式4)が得られます。式4を式3に代入すると{自動計算5}(式5)が得られます。」 という文章が関連付けられている。ここで、[]は汎用回答パーツであり、{}は自動演算アルゴリズム(計算式)である。
図8は、抽出されたキーワードと問題パーツとのマッチング結果を示す図である。この例では、図示のようにマッチングされ、マッチングスコアは例えば「80」となる。なお、マッチングスコアは、抽出キーワードの組におけるマッチング割合、問題パーツの組におけるマッチング割合、その他の方法で算出されてよい。また、各キーワードないし問題パーツに重み付けをした上でそれらのマッチング割合を算出してマッチングスコアとしてもよい。このマッチングスコアは、即ち検索結果の精度を示している。
検索部223は、問題画像の問題と問題コンテンツとのマッチングを行なって、マッチングスコアが第1の閾値(例えば、80)以上であれば、その問題コンテンツは問題画像の問題と一致する問題コンテンツであると判断し、マッチングスコアが第2の閾値(例えば、50)以上で第1の閾値未満であれば、問題画像の問題と類似する問題コンテンツ(類題)であると判断し、マッチングスコアが第2の閾値未満であれば、送信されてきた問題に関係のない問題コンテンツであると判断する。
検索部223は、マッチングスコアが第2の閾値以上である場合に、その回答コンテンツを問題マッチング用記憶部23から抽出する。検索部223は、回答コンテンツ(図7の最下段参照)を抽出すると、汎用回答パーツに抽出されたキーワードを当てはめ、かつ、自動演算部222が抽出されたキーワードを自動演算アルゴリズムに代入して演算した結果を取得することで、図9に示す回答(解答及び解説)を取得する。送受信部21は、検索部223で取得された回答を学習者端末10に送信する。
学習者端末10は、回答を受信して、これを表示部12にて表示する。図10は、学習者端末10の表示部12の表示画面例を示す図である。この表示画面は、受信した回答一覧を示す画面である。この表示画面は、投稿された問題とそれに対する回答の一覧の情報が含まれる。投稿された問題の情報としては、その問題画像、送信日時の情報、選択された科目の情報が含まれる。回答一覧の各回答には、回答タイプ(投稿した問題の解答及び解説、投稿した問題の類題の解答及び解説、回答者Rからの回答、ウェブ検索結果等)、科目、単元、及びその回答の具体的内容を見るためのボタンが含まれる。
学習者Lが回答の具体的内容を見るためのボタンを指示すると、演算制御部13は、対応する回答の内容を学習支援サーバ20からダウンロードして表示部12に表示する。このとき、学習支援サーバ20は、回答の内容が学習者端末10にて受信されたとして、所定のあて先にその旨の通知を送信する。ここで、所定のあて先は、例えば、学習支援システム100の運営者のアドレスや、その回答をした回答者Rのアドレスである。これによって、運営者は回答者Rが回答をしたこと及びそれを学習者Lが見たことを知ることができ、回答者Rは自らがした回答を学習者Lが見たことを知ることができる。
学習者Lは、回答を得た後に、その回答を踏まえて追加の質問を行なうことができるので、この表示画面には、そのためのボタンも設けられる。また、この表示画面には、1つ前の画面に戻るためのボタンも含まれる。学習者端末10の演算処理部13は、学習者Lのテキスト入力によって、受信した回答に対する学習者Lの質問を、受信した回答を特定する情報とともに、受け付ける。この質問は、送受信部14から学習支援サーバ20に送信される。なお、質問には、受信した回答を特定する情報に代えて、又は受信した回答を特定する情報に加えて、投稿された問題を特定する情報が付加されてよい。
また、受信した回答に対する追加の質問は、学習者Lによって入力されるテキストの形式で行なうものに限らず、例えば、回答が表示された表示画面に「分からない」等のボタンが設けられて、学習者Lがそのボタンを指示したことの情報が学習支援サーバ20に送信されてもよい。学習支援サーバ20では、テキストによる質問や「分からない」旨の評価ボタンの指示情報が送信されてくることで、既に送信した回答では学習者Lがいまだに理解できていないことを判断できる。この場合、学習支援サーバ20は、再度、学習マッチング用記憶部23を検索したり、回答者Rに対して当該問題を提示したりすることができる。回答者Rに再度問題を提示する場合には、学習者Lによってテキスト入力された質問も合わせて提示する。
また、学習支援サーバ20は、その質問の対象となる回答が回答者Rによる回答である場合には、再度の問題提示を、当該回答をした回答者Rに提示してもよい。具体的には、学習支援サーバ20は、回答をした回答者のアドレス(あて先)に、テキストによる質問や「分からない」旨の評価ボタンの指示情報とともに、問題を送信する。回答者Rは、より詳しい解説や、より基礎的な解説を含む回答をすることができる。さらに、かかる質問の頻度や傾向が、要求回答深度として、学習者用マッチング記憶部24の当該学習者のデータとして記憶されてもよい。そうすることで、最初の回答をする際に、当該学習者Lの要求回答深度を参照することで、どの程度の詳しい、又は基礎的な解説を含む回答をすればよいかを判断できる。
図11は、検索部223による問題マッチング用記憶部23の検索によって第2の閾値以上のマッチングスコアを有する回答が見つからなかった場合に、ウェブ検索を行なった結果のみを示す表示画面である。この表示画面では、上記と同様に問題が提示されるとともに、回答者Rからの回答を待っている旨のメッセージ、及びウェブ検索の結果得られた有効なウェブサイトの情報が示されている。
図4に戻って、問題提示画面生成部224は、投稿された問題を回答者Rに提示するための問題提示画面を生成する。問題提示画面生成処理について説明する前に、まず、投稿記憶部25及びDB更新部225について説明する。図12は、投稿記憶部25のデータ構造を示す図である。投稿記憶部25は、投稿ごとに、投稿No.、問題画像、科目、学年、送信時間、ステータス、返信済み回答、優先度を記憶している。
投稿No.は、各投稿に固有の番号である。問題画像は、学習者端末10から送信されてきたものである。なお、問題画像に代えて、又は問題画像に加えて、文字認識部211にて認識された文章が記憶されてもよい。科目及び送信時間は、問題画像の付属情報中の科目及び送信時間である。学年は、検索部223によって学習者マッチング用記憶部24から検索されたものである。
ステータスは、その投稿に対して、DB検索回答済み(データベース検索によって取得した回答を返信済み)であるか、回答者回答済み(回答者Rから取得した回答を返信済み)であるか、検索回答済みかつ回答者回答済みであるか、ウェブ検索回答済み(ウェブ検索によって取得した回答を返信済み)であるか、未回答であるか等の、その投稿に対する回答状況を示す。返信済み回答は、その投稿に対して既に返信されている回答である。この返信済み回答は、検索部223の検索によって取得されたものであることもあるし、回答者Rから取得したものであることもあるし、ウェブ検索によって取得されたものであることもあるし、それらの任意の組み合わせであることもある。
優先度は、いずれの投稿の回答が早く望まれているのか(緊急度)を示す情報であり、その値が高いほど緊急度が高いことを意味する。回答者Rは、この優先度を参照することで、どの投稿の緊急度が高いかを認識できる。優先度は、その投稿についての検索部223におけるマッチングスコアが低いほど、高くなる。また、優先度は、回答者Rによる回答がまだされていない場合には、回答者Rによる回答が既にされている場合よりも、高くなる。なお、自動演算部222によって、投稿された問題そのものの解答及び解説が得られた場合には、問題マッチング用記憶部23を検索して、投稿された問題そのものの解答及び解説が検索された場合と同等の優先度を付与する。
また、優先度は、送信日時から現在時刻までの経過時間が長いほど、高くなる。なお、経過時間を計測する基準時は、問題画像の送信日時に限らず、学習支援サーバ20が問題画像を受信した日時、検索部223が問題マッチング用記憶部23を検索して回答を取得した日時、検索部223が問題マッチング用記憶部23を検索して取得した回答を学習者端末10に送信した日時等であってもよい。
DB更新部225は、投稿記憶部25の各投稿のステータス、返信済み回答、及び優先度を更新する。すなわち、ある投稿に対して、何らかの回答が学習者端末10に送信された場合には、その回答を返信済み回答として、その投稿のステータスを更新する。また、検索部223にてマッチングスコアが算出されると、優先度を計算して更新し、回答者から回答が得られた場合にも優先度を更新する。
問題提示画面生成部224は、回答者端末30に問題を提示する際には、投稿記憶部25に記憶されたデータを用いて、問題提示画面を生成する。問題提示画面には、投稿ごとに、投稿No.、問題画像、科目、学年、送信時間、ステータス、返信済み回答、及び優先度の情報が含まれる。
図13は、問題提示画面生成部224によって生成される問題提示画面の例を示す図である。各問題には、緊急度(優先度)、問題画像のサムネル、送信日時、科目、学年、単元の情報が含まれ、また、各問題について、回答者Rが回答をするためのボタンが含まれる。この問題提示画面は、学習者支援サーバ20の送受信部21から各回答者端末30に送信される。
DB更新部225は、回答者端末30から回答を受信すると、その回答を問題マッチング用記憶部23に追加する。これによって、回答者Rから回答を取得するごとに、問題マッチング用記憶部23が充実していき、よって検索部223による問題マッチング処理のマッチングスコアが向上していく。
次に回答者端末30について説明する。回答者端末30は、通常のパーソナルコンピュータである。回答者端末30は、携帯端末(例えば、スマートフォン)であってもよい。回答者端末30は、回答者Rによって使用されるが、この回答者Rには、専属の回答者と一般の回答者がいる。専属の回答者とは、この学習支援システム100における講師スタッフとして登録されているものであり、一般の回答者は、不特定多数の者である。
学習者Lが受信する回答において、専属の回答者からの回答であるのか、一般の回答者からの回答であるのかの別が明示されてよい。また、専属の回答者と一般の回答者とで異なる問題提示画面が生成されてよい。例えば、専属の回答者用の問題提示画面には、学習者Lの詳細な属性(学校名、成績等)が表示されてよい。
回答者Rは、回答者端末30にてこの問題提示画面を表示して、提示された問題に対する回答を入力することができる。このとき、回答者Rは、緊急度の値を参照して、どの問題に回答するかを決定する。なお、回答者Rに対して、回答をすることに対するインセンティブを付与している場合には、緊急度が高い問題に回答をするほど高いインセンティブを付与するようにしてよい。
回答者Rによる回答は、マウスやキーボード、あるいはタッチパネルのような通常の入力デバイスを用いて入力することができる。回答者Rは、回答のテキストを回答者端末30に入力すると、その回答を学習支援サーバ20に送信する。なお、回答者Rは、手書きの回答を撮影して回答画像を生成し、その回答画像を回答者端末30に取り込んで学習支援サーバ20に送信することで回答をすることもできる。さらに、回答者Rは、回答を手書き入力することもでき、この場合には手書き入力によって生成された画像が学習支援サーバ20に送信される。
学習支援サーバ20が回答者端末30から回答を取得すると、DB更新部225が、投稿記憶部25における該当する投稿のデータを更新するとともに、送受信部21がこの回答を学習者端末10に送信する。図14は、学習者端末10の表示部12の表示画面の例を示す図である。この表示画面は、受信した回答一覧を示す画面である。この回答一覧の中には、新たに回答者Rから取得した回答のほか、既に検索部223による検索によって得られている回答も含まれている。新たに回答者Rから取得した回答には、新着の回答であることを示す「NEW」のマークが付される。
また、上述のように、DB更新部25は、回答者端末30から取得した回答を問題マッチング用記憶部23に追加することで、問題マッチング用記憶部23を更新するが、回答者Rは、回答をする際には、その更新に必要な情報も入力する。回答者端末30において、図13に示した問題提示画面中の「回答をする」のボタンを指示すると、回答入力のための画面が表示されるが、この回答入力画面には、問題マッチング用記憶部23のデータ構造(図6参照)に対応して、単元、対象学年、対象時期を入力する部分が含まれる。
DB更新部25は、回答者Rから回答を取得した場合には、その回答の対象となった投稿の問題画像及び/又はその問題画像に対して文字認識を行なって得られた文章と問題コンテンツとし、回答者Rから取得した回答を回答コンテンツとし、回答タイプは回答者による回答とし、科目は、その回答の対象となった投稿で指定された科目とし、単元、対象学年、対象時期は、回答者Rが指定したものとして、回答No.を付与して、問題マッチング用記憶部23に、新たな回答を記憶する。なお、DB更新部25が、専属の回答者からの回答のみを問題マッチング用記憶部23に追加し、一般の回答者からの回答は問題マッチング用記憶部23に追加しないようにして、問題マッチング用記憶部23に記憶される回答の質を担保してもよい。
次に、上記の学習支援システム100における回答返信までの処理を説明する。図15は、学習支援システム100の動作フロー図である。まず、学習者端末10は、問題を撮影して(ステップS11)、問題画像を生成する。そして、その問題画像を加工して、それに付属情報を付加した上で、学習支援サーバ20に送信する(ステップS12)。
学習支援サーバ20の送受信部21が学習者端末10から問題画像を受信すると(ステップS21)、検索部223は、付加された付属情報のうちの学習者IDを用いて学習者Lを検索する(ステップS22)。また、学習支援サーバ20の文字認識部221は問題画像から文字を認識して、検索部223は認識された文字列からキーワードの組を抽出して、問題マッチング用記憶部24から、問題コンテンツとしてキーワードの組に対応する問題パーツの組を有する回答を検索する(ステップS23)。検索部223の検索によって回答が得られると、送受信部21はその検索結果を学習者端末10に送信する(ステップS24)。学習者端末10ではこの検索結果を受信する(ステップS13)。
また、検索部223にて検索結果が得られると、DB更新部225は、その検索のマッチングスコアに従って、投稿記憶部25を更新する(ステップS25)。投稿記憶部25が更新されると、問題提示画面生成部26は、問題提示画面を生成して(ステップS36)、それを回答者端末30に送信する(ステップS27)。なお、問題提示画面生成部26は、回答者端末30から問題提示画面の要求があった場合に問題提示画面を生成してもよい。回答者端末30は、この問題提示画面を受信して(ステップS31)、その問題提示画面を表示することにより、回答者Rに問題提示画面を提示する。これに対して回答者Rが回答を入力すると、回答者端末30は、その回答を取得して(ステップS32)、取得した回答を学習支援サーバ20に送信する(ステップS33)。
学習支援サーバ20の送受信部21は、回答者端末30から送信されてきた回答を受信して(ステップS28)、それを学習者端末10に送信する(ステップS29)。なお、学習者支援サーバ20は、回答をプッシュ送信によって学習者端末10に送信してもよいし、学習者端末10からの要求に応じて回答を学習者端末10に送信してもよい。学習者端末10は、回答を受信して(ステップS14)、それを表示部12に表示する。これによって、学習者Lが回答を確認できる。なお、以上の図15を参照した説明では、DB更新部23による問題マッチング用記憶部23の更新の処理については、説明を省略している。
(変形例)
上記の実施の形態では、問題は、問題画像として学習者端末10から学習支援サーバ20に送信され、学習者支援サーバ20では、問題画像に対して文字認識を行なった。しかしながら、問題は、学習者端末10からテキストデータとして学習支援サーバ20に送信されてもよい。このテキストデータは、学習者Lが入力することで得られてもよいし、学習者端末10で問題画像に対して文字認識をすることで得られてもよい。また、学習者端末10から学習支援サーバ20に問題画像を送信して、学習支援サーバ20にて文字認識を行なってテキストデータを取得し、そのテキストデータをいったん学習者端末10に返信して、学習者Lが確認及び修正した後に、学習者端末10から学習支援サーバ20に返信してもよい。さらに、学習者端末10から学習支援サーバ20に送信される問題は、問題画像に代えて、又は問題画像に加えて、動画データや音声データの形式で送信されてもよい。また、問題マッチング用記憶部23に記憶される回答コンテンツも、画像、動画像、音声等のコンテンツであってよい。
また、上記の実施の形態では、学習支援サーバ20が問題画像を受信すると、これに対して文字認識部221が文字認識を行ない、文字認識の結果を用いて問題マッチングを行なったが、文字認識部221を省略してもよい。この場合には、問題マッチング用記憶部23には、各回答について、問題コンテンツとして、問題の画像が記憶されており、検索部223は、受信した問題画像と問題マッチング用記憶部23に記憶された問題コンテンツとしての問題画像とのパターンマッチングを行なって、受信した問題画像に対応する解答を検索する。また、問題の投稿が音声データで行なわれる場合には、文字認識部21に変えて、音声データに対して音声認識を行なう音声認識部が設けられてよい。
また、上記の実施の形態では、問題マッチング用記憶部23には、回答コンテンツとして、それのみで学習者Lへの回答となる完全な回答のコンテンツが記憶されていたが、これに限らず、問題マッチング用記憶部23に、互いに組み合わせられることで完全な回答を構成する回答パーツが記憶されてもよい。この場合には、検索部223は、受信した問題画像に含まれる複数のキーワードと部分的に一致する複数の問題パーツの組を検索し、それらの問題パーツに関連付けられた回答コンテンツ(回答パーツ)を組み合わせることで、完全な回答を完成させる。
また、上記の学習支援サーバ20の構成の一部が、学習支援サーバ20と通信可能に接続された一又は複数の他の装置に設けられてもよい。例えば、各記憶部23〜25は、学習支援サーバ20とは別のデータベースサーバに設けられてもよい。
また、上記の実施の形態では、学習者Lが回答を取得してそれを閲覧する構成及び処理を説明したが、学習支援システム100には、学習者Lが回答に対して評価を行なうための構成が設けられていてもよい。具体的には、回答を表示する画面に、当該回答を評価するためのボタンが設けられ、当該ボタンが指示されると、評価をするための画面が表示される。評価をするための画面では、学習者Lは、「大変役に立った」、「まあまあ役に立った」等の評価の選択肢を選択でき、さらに、評価のためのテキストを入力できる。学習者Lは、評価の選択及びテキスト入力をした後、その評価の送信を指示する。
演算処理部13は学習者Lの送信の指示に応じて、送受信部14から選択された評価及び入力されたテキストを学習支援サーバ20に送信する。この演算処理部13の機能は、「評価部」に相当し、選択された評価及び入力されたテキストを送信する送受信部14は、「評価送信部」に相当する。回答者Rの回答に対するそのような評価は、学習支援サーバ20にて、回答者Rへのインセンティブとして計上されてもよい。なお、送受信部14は、評価及び入力されたテキストを、学習支援サーバ20に代えて、又は学習支援サーバ20に加えて、他の所定のあて先、たとえばその回答をした回答者Rのあて先に送信してもよい。
また、上記の実施の形態では、問題マッチング用記憶部23に、回答コンテンツとして、問題コンテンツの解答及び解説が記憶されていたが、回答によっては、解答のみ又は解説のみが記憶されてもよい。
また、検索部223は、学習者マッチング用記憶部24に記憶されている学習者Lの投稿の履歴を、その学習者Lからの投稿についての問題マッチング処理における検索の絞込条件として用いてもよい。
さらに、上記の実施の形態では、回答者Rに投稿された問題を提示する際に、その緊急度(優先度)の情報を提示したが、これに限らず、例えば、優先度が所定の閾値以上である問題のみを回答者Rに提示し、優先度が所定の閾値未満である問題は回答者Rに提示しないようにしてもよいし、優先度が所定の閾値である問題にのみ、又は優先度の大小に応じて、「大至急」、「急ぎ」等のマークを付してもよい。さらに、問題提示画面において、優先度が大きい順に問題を並べてもよい。また、上記の実施の形態では、優先度を問題提示画面において緊急度として提示したが、回答をした回答者にインセンティブ(例えば、ポイント)が与えられる場合には、優先度に応じた与えられるインセンティブの量(例えば、ポイント数)を増減させるとともに、その与えられるインセンティブの量を問題ごとに明示してもよい。これらの例によっても、検索結果の精度が低いほど高い優先度をつけて投稿された問題を回答者に提示することが可能である。
(付記)
上記の実施形態の一部または全部は、以下の各付記のようにも記載することができる。但し、以下の各付記は、本発明の単なる例示に過ぎず、本発明は以下の各付記に限られるものではない。
(付記1−1)
通信ネットワークを介して互いに通信可能な学習者端末及び学習支援サーバを備えた学習支援システムであって、
前記学習者端末は、
問題画像を生成する問題画像生成部と、
前記問題画像生成部にて生成された問題画像を前記学習支援サーバに送信する問題送信部と、
を備え、
前記学習支援サーバは、
前記問題送信部より送信された問題画像を受信する問題受信部と、
前記問題画像の問題に対応する回答を取得する回答取得部と、
前記回答取得部にて取得された回答を前記学習者端末に送信する回答送信部と、
を備えたことを特徴とする学習支援システム。
この構成により、学習者は、学習をしている際にわからない問題があった場合には、その問題画像を生成して送信するだけで、学習支援サーバからその問題に対応する回答を得ることができる。よって、わからない問題のテキストを打ち込む等の学習以外の作業に時間をとられることがなく、学習効率が向上する。
(付記1−2)
前記問題画像生成部は、撮影によって前記問題画像を生成することを特徴とする (付記1−1)に記載の学習支援システム。
この構成により、学習者は、問題集やプリントを利用して学習をしている際に、わからない問題があった場合には、その問題を撮影して問題画像を生成することができる。
(付記1−3)
前記学習者端末は、さらに、問題を表示する表示部を備え、
前記問題画像生成部は、前記表示部に表示された問題をキャプチャすることによって前記問題画像を生成することを特徴とする付記1−1に記載の学習支援システム。
この構成により、学習者は、学習者端末を用いて表示部に問題を表示させながら学習をしている際に、わからない問題があった場合には、表示部に表示されたその問題をキャプチャすることにより問題画像を生成することができる。
(付記1−4)
前記学習者端末は、さらに、前記問題画像に対して、問題部分を特定するマークを重畳する問題画像加工部を備えたことを特徴とする付記1−1乃至付記1−3のいずれかに記載の学習支援システム。
この構成により、学習支援サーバでは、回答をすべき問題を容易に特定できる。
(付記1−5)
前記マークは、前記問題部分を囲う枠、前記問題部分の開始位置を示すマーク、前記問題部分に重畳される着色のいずれかであることを特徴とする付記1−4に記載の学習支援システム。
この構成により、学習支援サーバは、問題部分あるいはその開始位置を容易に特定できる。
(付記1−6)
前記問題送信部は、前記問題画像に付属情報を付加して、前記問題画像を送信することを特徴とする付記1−1乃至付記1−5のいずれかに記載の学習支援システム。
この構成により、学習支援サーバは、付属情報を利用して回答を取得できる。
(付記1−7)
前記付属情報は、前記問題の科目の情報であることを特徴とする付記1−6に記載の学習支援システム。
この構成により、学習支援サーバは、科目の情報を利用して効率よく回答を取得できる。例えば、学習支援サーバの回答取得部において、データベースを検索することで回答を取得する場合には、指定された科目に従って検索範囲を絞り込むことができる。また、問題に対して回答者が回答する場合には、指定された科目を担当する回答者に問題を提示することができる。
(付記1−8)
前記付属情報は、前記回答として、前記問題画像に示される問題の解答及び/又は解説、及び前記問題画像に示される問題の類題の解答及び/又は解説のいずれを望むかを示す情報であることを特徴とする付記1−6又は付記1−7に記載の学習支援システム。
この構成により、学習支援サーバの回答取得部は、付属情報に従って、問題の解答や解説を取得し、又は類題の解答や解説を取得することができる。すなわち、学習者は、自らが解けない問題の問題画像を学習支援サーバに送信することもできるし、当該問題については解けるが、類題で学習の定着を図りたい場合にも、当該問題の問題画像を送信することができる。学習支援サーバは、付属情報に基づいて、学習者が、送信されてきた問題を解けないのか、その問題の類題を解きたいのかを容易に判断できる。なお、問題画像が示す問題の解答や解説を要求された場合に、学習支援サーバが、その問題の解答や解説とともに、その問題の類題の回答及び解説を取得して学習者端末に送信してよいことはいうまでもない。
(付記1−9)
前記付属情報は、回答者を指名する情報であることを特徴とする付記1−6乃至付記1−8のいずれかに記載の学習支援システム。
この構成により、学習支援サーバの回答取得部は、指名された回答者から回答を得るように、送信されてきた問題を当該指名された回答者に提示することができる。
(付記1−10)
前記付属情報は、学習者の質問コメントであることを特徴とする付記1−6乃至付記1−9のいずれかに記載の学習支援システム。
この構成により、学習支援サーバの回答取得部は、学習者の質問コメントを利用して学習者の質問の意図に即した回答を取得できる。なお、この構成は、回答取得部が回答者から回答を取得する場合に特に有利である。
(付記1−11)
前記問題送信部は、前記問題画像生成部によって生成された複数の問題画像をまとめて送信することを特徴とする付記1−1乃至付記1−10のいずれかに記載の学習支援システム。
この構成により、学習者は、学習中にわからない問題があるごとに、その問題を撮影して、そのようにして複数の問題画像が生成された後に、それらをまとめて学習支援サーバに送信して回答を請うことができる。
(付記1−12)
付記1−1乃至付記1−11のいずれかに記載の学習支援システムにおける前記学習者端末。
(付記1−13)
コンピュータを付記1−12に記載の学習者端末として機能させるための学習者端末プログラム。
(付記2−1)
通信ネットワークを介して互いに通信可能な学習者端末及び学習支援サーバを備えた学習支援システムであって、
前記学習者端末は、
問題を前記学習支援サーバに送信する問題送信部を備え、
前記学習支援サーバは、
前記問題送信部より送信された問題を受信する問題受信部と、
問題コンテンツ、その問題コンテンツに対応する回答コンテンツ、及び学習時期を互いに関連付けて記憶する問題マッチング用記憶部と、
前記問題受信部にて受信した問題及び前記問題受信部にて前記問題を受信した時期に基づいて、前記問題マッチング用記憶部から前記問題受信部にて受信した問題に対応する問題コンテンツを検索し、検索された問題コンテンツに関連付けられた回答コンテンツを前記回答として取得する回答取得部と、
前記回答取得部にて取得された回答を前記学習者端末に送信する回答送信部と、
を備えたことを特徴とする学習支援システム。
この構成により、学習時期に応じて、受信した問題に対応する回答が検索されるので、単に投稿された問題によってそれに対応する回答を検索する場合と比較して、検索の精度が向上する。
(付記2−2)
前記問題送信部は、前記問題のほかに、学習者を特定するための学習者情報を送信し、
前記問題受信部は、前記学習者情報を受信し、
前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した前記学習者情報によって特定される学習者の属性にも基づいて、前記問題マッチング用記憶部から前記問題受信部にて受信した問題に対応する回答を検索する
ことを特徴とする付記2−1に記載の学習支援システム。
この構成により、学習者の属性及び学習時期に応じて、受信された問題に対応する回答が検索されるので、検索の精度がより向上する。
(付記2−3)
前記学習支援サーバは、さらに、前記学習者情報と学習者の属性とを関連付けて記憶する学習者マッチング用記憶部を備え、
前記回答取得部は、前記学習者情報に基づいて、前記学習者マッチング用記憶部から検索することで、前記学習者情報に対応する前記学習者の属性を取得し、前記問題受信部にて受信した問題、取得した前記学習者の属性、並びに前記問題受信部にて前記問題を受信した時期に基づいて、前記問題マッチング用記憶部から前記問題受信部にて受信した問題に対応する回答を検索する
ことを特徴とする付記2−2に記載の学習支援システム。
この構成により、学習者情報を用いた検索によって容易に学習者の属性を取得できる。
(付記2−4)
前記学習者の属性は、学習者の学年であることを特徴とする付記2−2又は付記2−3に記載の学習支援システム。
この構成により、学習者の学年及び学習時期に基づいて、受信した問題に対応する回答を検索するので、学習者がまだ習っていない問題を検索の対象から除外したり、学習者が現在習っている問題のみを検索の対象としたりでき、それによって検索の精度を向上できる。
(付記2−5)
前記問題送信部は、前記問題のほかに、学習者の学習目的を示す学習目的情報を送信し、
前記問題受信部は、前記学習目的情報を受信し、
前記回答取得部は、前記学習目的情報に応じた学習時期に関連付けられた回答を、前記問題マッチング用記憶部から検索する
ことを特徴とする付記2−1乃至付記2−3のいずれかに記載の学習支援システム。
この構成により、学習目的(例えば、日常的な予習復習、期末テスト、高校受験準備等)によって、問題マッチング用記憶部に記憶された問題の範囲をその学習時期によって決定した上で検索を行なうことができ、検索の精度が向上する。
(付記2−6)
前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した問題に対応する回答として、前記問題受信部にて受信した問題の解答及び/又は解説、及び前記問題受信部にて受信した問題の類題の解答及び/又は解説を、前記問題マッチング用記憶部から検索することを特徴とする付記2−1乃至付記2−5のいずれかに記載の学習支援システム。
この構成により、受信した問題の解答や解説が問題マッチング用記憶部に記憶されていない場合にも、その問題の類題の解答や解説を学習者に提供できる。
(付記2−7)
前記学習者端末は、さらに、前記問題を表す問題画像を生成する問題画像生成部を備え、
前記問題送信部は、前記問題画像を送信し、
前記問題受信部は、前記問題画像を受信し、
前記問題マッチング用記憶部は、問題画像とその回答とを関連付けて記憶し、
前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した問題画像と前記問題マッチング用記憶部に記憶された問題画像とのパターンマッチングを行なうことで、前記問題受信部にて受信した問題画像に対応する回答を前記問題マッチング用記憶部から検索することを特徴とする付記2−1乃至付記2−6のいずれかに記載の学習支援システム。
この構成により、学習者は、学習をしている際に、わからない問題がある場合には、その問題を撮影又はキャプチャリングして送信するだけで、学習支援サーバからその問題に対応する解答や解説を得ることができる。よって、学習者は、わからない問題のテキストを入力する等の学習以外の作業に時間をとられることがなく、学習効率が向上する。また、回答取得部は、画像のパターンマッチングによって受信した問題画像と問題マッチング用記憶部に記憶された問題画像とのマッチングを行なって、受信した問題画像に対応する解答や解説を検索できる。
(付記2−8)
前記学習者端末は、さらに、前記問題を表す問題画像を生成する問題画像生成部を備え、
前記問題送信部は、前記問題画像を送信し、
前記問題受信部は、前記問題画像を受信し、
前記学習支援サーバは、さらに、前記問題受信部にて受信した問題画像に対して文字認識を行なう文字認識部を備え、
前記回答取得部は、前記文字認識部にて認識された文字と前記問題マッチング用記憶部に記憶された問題とのマッチングを行なうことで、前記問題受信部にて受信した問題に対応する回答を前記問題マッチング用記憶部から検索することを特徴とする付記2−1乃至付記2−6のいずれかに記載の学習支援システム。
この構成により、学習者は、学習をしている際に、わからない問題がある場合には、その問題を撮影又はキャプチャリングして送信するだけで、学習支援サーバからその問題に対応する解答や解説を得ることができる。よって、学習者は、わからない問題のテキストを入力する等の学習以外の作業に時間をとられることがなく、学習効率が向上する。また、回答取得部は、文字認識によって認識された文字と問題マッチング用記憶部に記憶された問題とのマッチングを行なって、受信した問題画像に対応する解答や解説を検索できる。
(付記2−9)
前記問題マッチング用記憶部は、問題を構成する問題パーツの組み合わせと回答とを関連付けて記憶しており、
前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した問題に含まれるキーワードの組み合わせと前記問題マッチング用記憶部に記憶された前記問題パーツの組み合わせとのマッチングを行なうことで、前記問題受信部にて受信した問題に対応する回答を前記問題マッチング用記憶部から検索することを特徴とする付記2−8に記載の学習支援システム。
この構成により、キーワードの組み合わせ及び問題パーツの組み合わせを用いて精度の高いマッチングを行なうことができる。
(付記2−10)
前記問題マッチング用記憶部は、問題を構成する問題パーツの組み合わせと回答パーツとを関連付けて記憶しており、
前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した問題に含まれるキーワードの組み合わせと前記問題マッチング用記憶部に記憶された前記問題パーツの組み合わせとのマッチングを行なうことで、前記問題受信部にて受信した問題に対応する複数の前記回答パーツを前記問題マッチング用記憶部から検索し、検索された前記回答パーツを組み合わせることで前記回答を取得することを特徴とする付記2−8に記載の学習支援システム。
この構成により、複数の回答パーツを組み合わせて回答を取得するので、問題マッチング用記憶部に記憶された回答パーツは汎用性を有し、受信した問題に精度よく対応する回答を取得できる。
(付記2−11)
付記2−1乃至付記2−10のいずれかに記載の学習支援システムにおける前記学習支援サーバ。
(付記2−12)
コンピュータを付記2−11に記載の学習支援サーバとして機能させるための学習支援プログラム。
本発明は、検索により十分な回答が得られなかった学習者に、優先的に回答者による回答を与えることができるという効果を有し、情報処理及び通信を利用して学習者の学習を支援する学習支援システム等として有用である。
100 学習支援システム
10 学習者端末
11 撮影部
12 表示部
13 演算処理部
14 送受信部
15 入力部
16 記憶部
20 学習支援サーバ
21 送受信部
22 演算処理部
221 文字認識部
222 自動演算部
223 検索部
224 問題提示画面生成部
225 DB更新部
23 問題マッチング用記憶部
24 学習者マッチング用記憶部
25 投稿記憶部
31 問題画像
311 マーク
32 科目選択アイコン
33 送信ボタン
34 キャンセルボタン

Claims (19)

  1. 通信ネットワークを介して互いに通信可能な学習者端末及び学習支援サーバを備えた学習支援システムであって、
    前記学習者端末は、問題を前記学習支援サーバに送信する問題送信部を備え、
    前記学習支援サーバは、
    前記問題送信部より送信された問題を受信する問題受信部と、
    問題コンテンツとその問題コンテンツに対応する回答コンテンツとを関連付けて記憶する問題マッチング用記憶部と、
    前記問題受信部にて受信した問題に対応する回答を取得する回答取得部と、
    前記回答取得部にて取得された回答を前記学習者端末に送信する回答送信部と、
    を備え、
    前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した問題に対応する問題コンテンツを前記問題マッチング用記憶部から検索して、検索された問題コンテンツに関連付けられた回答コンテンツを前記回答として取得するとともに、検索結果の精度が低いほど高い優先度をつけて前記問題受信部にて受信した問題を回答者に提示して、回答者からの回答を前記回答として取得する
    ことを特徴とする学習支援システム。
  2. 前記問題マッチング用記憶部は、前記回答コンテンツとして、前記問題コンテンツに対する解答及び/又は解説を記憶しており、
    前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した問題に対応する回答として、前記問題受信部にて受信した問題の解答及び/又は解説、及び/又は前記問題受信部にて受信した問題の類題とその解答及び/又は解説を取得することを特徴とする請求項1に記載の学習支援システム。
  3. 前記問題マッチング用記憶部は、さらに、一般的な解説を記憶しており、
    前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した問題に対応する回答として、前記問題受信部にて受信した問題の解答及び/又は解説、前記問題受信部にて受信した問題の類題とその解答及び/又は解説、及び/又は前記問題受信部にて受信した問題に関する一般的な解説を取得することを特徴とする請求項2に記載の学習支援システム。
  4. 前記検索結果の精度は、前記問題受信部にて受信した問題の解答及び/又は解説が検索されなかった場合には、前記問題受信部にて受信した問題の解答及び/又は解説が検索された場合よりも低いことを特徴とする請求項2に記載の学習支援システム。
  5. 前記検索結果の精度は、前記問題受信部にて受信した問題の解答及び/又は解説並びに前記問題受信部にて受信した問題の類題の解答及び/又は解説がいずれも検索されなかった場合には、前記問題受信部にて受信した問題の解答及び/又は解説並びに前記問題受信部にて受信した問題の類題の解答及び/又は解説の少なくともいずれか一方が検索された場合よりも低いことを特徴とする請求項2に記載の学習支援システム。
  6. 前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した問題を特定の回答者にのみ提示して、前記特定の回答者のみから回答を取得することを特徴とする請求項1乃至5のいずれか一項に記載の学習支援システム。
  7. 前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した問題を不特定多数の回答者に提示して、前記不特定多数の回答者からの回答を取得することを特徴とする請求項1乃至のいずれか一項に記載の学習支援システム。
  8. 前記優先度は、さらに、前記問題送信部が前記学習支援サーバに前記問題を送信したとき、前記問題受信部が問題を受信したとき、前記回答取得部が前記問題マッチング用記憶部から検索することで前記回答を取得したとき、又は前記問題マッチング用記憶部から検索することで取得した前記回答を前記回答送信部が前記学習者端末に送信したときからの経過時間にも応じて決定されることを特徴とする請求項1乃至7のいずれか一項に記載の学習支援システム。
  9. 前記回答取得部は、さらに、ウェブサイトを検索して前記回答を取得することを特徴とする請求項1乃至8のいずれか一項に記載の学習支援システム。
  10. 前記回答取得部は、さらに、前記問題受信部にて受信した問題に対する自動演算をして、前記回答として、前記問題受信部にて受信した問題の解答及び/又は解説を取得することを特徴とする請求項1乃至9のいずれか一項に記載の学習支援システム。
  11. 前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した問題に含まれる計算式に対して自動演算をすることで、前記問題受信部にて受信した問題の解答及び/又は解説を取得することを特徴とする請求項10に記載の学習支援システム。
  12. 前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した問題に含まれる文章に対して自動翻訳をすることで、前記問題受信部にて受信した問題の解答及び/又は解説を取得することを特徴とする請求項10に記載の学習支援システム。
  13. 前記学習支援サーバは、前記問題受信部にて受信した問題を問題コンテンツとして、前記回答取得部が取得した回答者からの回答を前記回答コンテンツとして、互いに関連付けて前記問題マッチング用記憶部に記憶する更新部をさらに備えたことを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の学習支援システム。
  14. 前記学習者端末は、さらに、前記回答送信部より送信された回答を受信する回答受信部を備え、
    前記学習支援サーバは、前記回答受信部にて回答が受信された場合に、所定のあて先に、回答が受信された旨の通知を送信することを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の学習支援システム。
  15. 前記学習者端末は、さらに、
    前記回答送信部より送信された回答を受信する回答受信部と、
    前記回答受信部にて受信した回答に対しての評価を学習者が入力するための評価部と、
    前記評価部にて入力された評価を所定のあて先に送信する評価送信部と、
    を備えたことを特徴とする請求項1乃至13のいずれか一項に記載の学習支援システム。
  16. 前記問題送信部は、学習者の指示に応じて、前記回答受信部にて受信した回答に対する学習者の質問を、前記問題送信部にて送信した問題及び/又は前記回答受信部にて受信した回答を特定する情報とともに、前記学習支援サーバに送信することを特徴とする請求項14又は15に記載の学習支援システム。
  17. 通信ネットワークを介して学習者端末と通信可能な学習支援サーバであって、
    前記学習者端末より送信された問題を受信する問題受信部と、
    問題コンテンツとその問題コンテンツに対応する回答コンテンツとを関連付けて記憶する問題マッチング用記憶部と、
    前記問題受信部にて受信した問題に対応する回答を取得する回答取得部と、
    前記回答取得部にて取得された回答を前記学習者端末に送信する回答送信部と、
    を備え、
    前記回答取得部は、前記問題受信部にて受信した問題に対応する問題コンテンツを前記問題マッチング用記憶部から検索して、検索された問題コンテンツに関連付けられた回答コンテンツを前記回答として取得するとともに、検索結果の精度が低いほど高い優先度をつけて前記問題受信部にて受信した問題を回答者に提示して、回答者からの回答を前記回答として取得する
    ことを特徴とする学習支援サーバ。
  18. 通信ネットワークを介して学習者端末と通信可能な学習支援サーバにおける学習支援方法であって、
    前記学習支援サーバは、問題コンテンツとその問題コンテンツに対応する回答コンテンツとを関連付けて記憶する問題マッチング用記憶部を備え、
    前記学習支援方法は、
    前記学習者端末より送信された問題を受信する問題受信ステップと、
    前記問題受信ステップにて受信した問題に対応する問題コンテンツを前記問題マッチング用記憶部から検索して、検索された問題コンテンツに関連付けられた回答コンテンツを回答として取得する回答検索ステップと、
    前記回答検索ステップにおける検索結果の精度が低いほど高い優先度をつけて前記問題受信ステップにて受信した問題を回答者に提示する問題提示ステップと、
    前記回答者からの回答を取得する回答取得ステップと、
    前記回答検索ステップにて取得された回答及び前記回答取得ステップにて取得した回答を前記学習者端末に送信する回答送信ステップと、
    を含むことを特徴とする学習支援方法。
  19. 通信ネットワークを介して学習者端末と通信可能であり、かつ問題コンテンツとその問題コンテンツに対応する回答コンテンツとを関連付けて記憶する問題マッチング用記憶部を備えた学習支援サーバのコンピュータ
    前記学習者端末より送信された問題を受信する問題受信ステップと、
    前記問題受信ステップにて受信した問題に対応する問題コンテンツを前記問題マッチング用記憶部から検索して、検索された問題コンテンツに関連付けられた回答コンテンツを回答として取得する回答検索ステップと、
    前記回答検索ステップにおける検索結果の精度が低いほど高い優先度をつけて前記問題受信ステップにて受信した問題を回答者に提示する問題提示ステップと、
    前記回答者からの回答を取得する回答取得ステップと、
    前記回答検索ステップにて取得された回答及び前記回答取得ステップにて取得した回答を前記学習者端末に送信する回答送信ステップと、
    を実行させるための学習支援プログラム。
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