JP3995997B2 - 教育システム - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ及び通信ネットワークを用いて学習を支援する教育システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、教育システムの例としては、「学習システム」と題する特開2000―284679公報に開示されるシステムがある。かかるシステムは、学習者からの質問文を解析する手段、システム内に蓄積された質問応答データベースの中から質問文に類似した質問文を検索して呈示する手段を有する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記の如きシステムでは、システム内の質問応答データベースが充実していなければ実用性に乏しいという問題がある。特に、教材を導入した初期段階では充分な質問応答データベースが蓄積されておらず、学習者の要求に十分に応えられないものである。一方、学習者の質問内容は、当該教育コースに限定された内容ばかりでなく、教育コースとして既に教育した単元の教材、あるいは今後教育する単元の教材、あるいは別の関連した教育コースの教材内に回答が含まれる場合も多い。このように質問応答データベースの内容が不十分或いは適切に構成されていないために、学習者の質問に対応することができず、学習者の学習意欲に十分に答え得るものではなかった。
【0004】
本発明は、以上の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、学習者の多様な質問に柔軟に対応しえる教育システムを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明による教育システムは、複数の教材データを保持する教材サーバと、前記教材データの学習シーケンスを規定する複数の教材メタデータを保持し、前記複数の教材メタデータのうちの1の教材メタデータに基づく教材データを前記教材サーバから順次抽出しつつ学習者端末に通信ネットワークを介して送信すると共に、前記学習端末を介して入力される文章テキストを前記通信ネットワークを介して受信する学習管理サーバと、を含む教育システムであり、要求内容及びキーワードに各々が対応する質問文パターンの複数と前記文章テキストとのマッチングにより、前記文章テキストに対応する要求内容及びキーワードを判別する入力解析手段と、当該判別された要求内容に適合し且つ当該判別されたキーワードを含む教材メタデータを回答教材メタデータとして、前記学習管理サーバにより保持された複数の教材メタデータのうちから抽出する教材検索手段と、前記1の教材メタデータに前記回答教材メタデータを挿入することにより、前記回答教材メタデータに基づく別の教材データを前記1の教材メタデータに組み込む教材データ組込手段と、を含むことを特徴とする。
【0006】
【発明の実施の形態】
本発明の実施例について、添付の図面を参照して詳細に説明する。
<第1の実施例>
図1は、本発明の第1の実施例における教育システムの全体の構成を示している。本図において、インターネットあるいはイントラネットなどのネットーワーク1に学習者端末2、学習管理サーバ3、教師エージェントサーバ4、教師端末5、教材サーバ6が接続される。学習管理サーバ3、教師エージェントサーバ4及び教材サーバ6の3つのサーバにより本発明による教育システムを構成する。学習者端末2及び教師端末5は、通常のパーソナルコンピュータである。
【0007】
学習管理サーバ3は、学習管理部31およびデータ記憶部32を有しており、データ記憶部32には学習者データおよび教材メタデータが格納されている。学習者データは、学習者のログインID、パスワード、氏名、学習履歴、テスト履歴等から構成され、学習管理部31から参照、更新、削除などの処理がおこなわれる。教材メタデータは、教材サーバ6内の各教材データにアクセス可能とするインデックスデータであると共に、学習のシーケンスを規定するプログラムの性質を有する。教材メタデータは、例えば、ADL(The Advanced Distributed Learning)が規定している教材のメタデータ標準SCORM(Sharable Content Object Reference Model)等に準拠した構成とすることも可能である。教材メタデータは、学習管理部31から参照される。
【0008】
教師エージェントサーバ4は、教師エージェント管理部41、質問文解析部42、教材解析部43、教材検索部44、教師連絡部45、およびデータ記憶部46を有している。データ記憶部46には、教師エージェントメタデータおよび教師エージェントデータが格納されている。教師連絡部45は、電子メールや掲示板などのコミュニケーションツールである。教師エージェントメタデータは、教師エージェントを教材として見た場合のメタデータである。教師エージェントデータは、教師エージェントの画像、映像データ、音声データ、テキストデータ等から構成され、教師エージェント管理部41から参照される。これら2つのデータは、システム管理者あるいは教材制作者があらかじめ作成してお必要がある。
【0009】
教材サーバ6は、教材データベース管理部61、およびデータ記憶部62を有しており、データ記憶部62には教材データが格納されている。教材データは、学習教材となる画像、映像データ、音声データ、スライド、テキストデータ等から構成され、教材データベース管理部61から参照される。教材データは、あらかじめ教材制作者が作成しておく必要がある。
【0010】
図2は、教材メタデータの構成例を示している。図の右側は、例として学習コースCの概念構成を示している。コースCは、複数の単元、即ち教材ブロックB1及びB2からなる。例えば、B1にはキーワードKW1と機能F1が関連付けられている。例としては、KW1を「○○システム」とし、F1を「概要説明」とすることができる。単元B1には、複数の最小教材ブロックA1及びA2が関連付けられている。A1及びA2には、単元と同様に当該最小教材ブロックを識別、即ち検索するためのキーワードKW3、KW4と機能F3、F4が各々関連付けられている。A1及びA2の各々には、教材データP3及びP4が対応して関連付けられ、実際の教材データのファイル名等のリンク情報を記述される。本図の例では、更に、単元B2の学習条件として最小教材ブロックA1及びA2の何れかの学習者の履修を条件として単元B2の学習を認める構成を示している。かかる条件の記述は、本図の右側のメタデータの記述例における教材条件メタデータにより記述される。メタデータは、教材の全体構成を規定する「教材構造メタデータ」、前述の学習条件を定める「教材条件メタデータ」及び教材の構成を詳細に規定する「教材オブジェクトメタデータ」等の要素から構成される。
【0011】
図3は、教材メタデータの実際例を示している。図示される教材メタデータは、特定の教育コース、即ち「〇〇システムの商品教育」の内容を受講者に教授するためのコースCを例として記述してある。対応する規定が記述81に示される。この例では、コース全体についてのメタデータのなかに教師エージェントの記述82を含んでいる。
【0012】
このコースCでは、教師エージェント⇒単元B1⇒教師エージェント⇒単元B2⇒教師エージェントと進行するコースとする。単元B1は、システムの概要を説明するものとして、コンセプトを教授する教材A1と、特徴を教授するA2とから構成される。対応する規定が記述83に示される。記述83には、更に、単元B1のメタデータを指定する記述831を含む。これにより単元B1についてのメタデータがリンクされる。記述84は、教材A1についての規定を含み、記述842の「A1.xml」の記述によりメタデータのファイル名を指定し、記述841の「P3.htm」の記述により実際の教材データを指定している。記述841の「P3.htm」は、HTMLファイルであり、テキスト、画像等を含んだデータファイルである。
【0013】
図4は、教材ブロックを規定する教材メタデータの実際例を示している。ここで、記述86aが教材ブロックB1、即ち単元B1を規定し、記述86bが教材ブロックA1を規定している。本図の単元B1について見ると、記述861が当該単元の機能を指定し、例として「概要説明」が示されている。一方、本図の教材ブロックA1について見ると、記述862が教材ブロックA1のキーワードを指定し、例として「○○システム」と「コンセプト」が示されている。かかるメタデータの記述により、教材データを検索する際に、教材メタデータがインデックス情報を与えるものとして利用される。
【0014】
図5は、質問文の解析方法を説明している。ここで、図示される表は質問パターンと要求内容との対応関係の例を示している。かかる質問文の解析は、教師エージェントサーバ4における質問文解析部42により実行される。本図に示されように、例えば、「XとYとの違い〜」のパターンが学習者の入力にあれば、それはキーワードX及びYにより表される概念の比較説明を求める機能、即ち、比較説明(X、Y)に該当するものとして抽出される。要求内容としては、例えば図示されるように、キーワードに対する「用語解説」、「詳細説明」、「説明」、「比較説明」及び「実例」の各機能が挙げられる。
【0015】
一方、抽出されたキーワード及び/又は要求内容と教材データとのマッチングの方法としては、図4に示されるような教材メタデータにおける<function>項目をマッチングの対象とする。具体的は、キーワードは<keyword>項目と、要求内容は<functionname>とマッチングを行う。例えば、「○○システムの特長についてもう一度教えてください」という問いに対して、質問文解析部42により、要求内容を「説明」としキーワードを「○○システム+特長」として抽出し、<keyword>および<functionname>とマッチングすることにより、特定の教材メタデータを検索し、当該教材メタデータに規定された教材データを捜し当てることにより実現される。
【0016】
図6乃至図8は、第1の実施例における教育システムの処理手順を示している。
図6を参照すると、学習管理サーバの処理手順が示されている。先ず、学習管理サーバ3は、学習者端末2を介して、学習者の認証を行う(S101)。即ち、学習者が学習者端末2からネットーワーク1を介して学習管理サーバ3にアクセスすると、学習管理サーバ3は、学習管理部31により、学習者に対してIDとパスワードを要求するデータを送信する。学習者端末2は、IDとパスワードの入力を促す画面を表示し、学習者がIDとパスワードを入力すると、そのデータを学習管理サーバ3に送信する。送信されたIDとパスワードに応じて、学習管理サーバ3は、学習管理部31により、学習者データを参照してIDとパスワードが正しいかどうかをチェックする。正しくない場合は、もう一度IDとパスワードを要求するデータを学習者端末2に送信する。
【0017】
IDとパスワードが正しい場合は、学習管理サーバ3は、学習管理部31により、教材メタデータを参照し、選択可能なコースの名称、コースの説明等を学習者端末2に送信する。また、学習管理サーバ3は、学習管理部31により、データ記憶部32から該当するIDの学習者に対する学習者データの学習履歴を参照し、コースの学習が途中のものはその旨とコースおよび次の単元の名称、説明等のデータを学習者端末2に送信し、学習者端末2に学習コース及び/又は単元を表示せしめる(S102)。
【0018】
次に、学習管理サーバ3は、学習者が学習者端末2を介していずれかのコースあるいは単元を指定するのに応じて、選択されたコースあるいは単元を特定するデータを受信する。これにより、当該利用者について学習コース又は単元が設定される(S103)。以後、学習管理サーバ3は、学習者端末2を介した学習者の学習に対応した学習処理を実行する(S104)。
【0019】
ここで、図7を参照すると、学習管理サーバ3の学習処理の処理手順が示されている。該学習処理は、図6におけるステップS104に相当する。
先ず、学習管理サーバ3は、学習管理部31により、データ記憶部32から指定されたコースあるいは単元の教材メタデータを参照する(S201)。参照された教材メタデータに基づいて、シーケンス状に規定された教材ブロック、例えば、図3に示される単元B1及びB2或いは教師エージェントについて順次処理し、全ての教材ブロックを処理して教材データが終了する迄(S209)、教材ブロック毎に処理を繰り返し行う。
【0020】
学習管理サーバ3は、教材ブロック処理を行う(S202)。即ち、学習管理サーバ3は、学習していない最初の単元あるいは指定された単元について、教材メタデータに記述された教材データあるいは教師エージェントデータを、教材サーバ6あるいは教師エージェントサーバ4に要求し、これを学習者端末2に表示せしめる。この際に、教材サーバ6は、教材データの要求の受信に応じて、教材データベース管理部61により要求された教材データを学習管理サーバ3に送信する。一方、教師エージェントサーバ4は、教師エージェントデータの要求の受信に応じて、教師エージェント管理部41により、要求された教師エージェントデータを学習管理サーバ3に送信する。学習管理サーバ3は、教材データおよび教師エージェントデータの受信に応じて、それらを学習者端末2に送信して表示せしめる。
【0021】
学習者が教材を閲覧し、何らかの入力をおこなうと、学習者端末2は、それを学習管理サーバ3に送信する。これに応じて、学習管理サーバ3は、学習者の入力の有無を判定する(S203)。入力が無い場合には次の教材ブロックの処理に移る(S209及びS202)。
一方、入力が有る場合には、学習管理サーバ3は、学習管理部31により、現在の教材データに対応する教材メタデータの箇所を一時記憶するとともに、これを該当する学習者の学習履歴として学習者データに追加し保存する(S204)。次いで、学習者の入力および該当する学習者の学習者データを教師エージェントサーバ4に送信し、質問応答処理を依頼する(S205)。この依頼に応じて、教師エージェントサーバ4は、質問応答処理を実行する。
【0022】
該質問応答処理の結果を教師エージェントサーバ4から受信すると、学習管理サーバ3は、この結果について判定する(S206)。当該質問が応答する必要が無い旨の結果である場合には、次の教材ブロックの処理に移行する(S209及びS202)。
一方、質問が応答する必要が有る旨の結果である場合には、学習管理サーバ3は、教師エージェントサーバ4から回答メタデータを受信し、学習管理部31により、一時記憶していた元の教材メタデータの箇所に受信した回答メタデータを挿入する(S207)。そして、当該挿入箇所から学習の処理を再開する。
【0023】
以上のように、学習者が学習の途中でおこなった何らかの入力に応じて、挿入されたメタデータに基づいた別の教材ブロックによる学習プロセスが開始され、当該別の学習プロセスが終了するとまた元の教材ブロックに戻り学習処理が続行される。
ここで、図8を参照すると、教師エージェントサーバの質問応答処理の処理手順が示されている。教師エージェントサーバ4は、学習管理サーバ3からの依頼(図7のS205参照)に応じて質疑応答処理を実行する。
【0024】
先ず、教師エージェントサーバ4は、学習者の入力が質問文を構成する文章テキストか又はメニュー等に対する選択であるかを判定する(S301)。学習者の入力が文章テキストの場合は、教師エージェント管理部41により、質問文解析部42を用いて当該質問文を解析し、キーワード及び/又は要求内容を抽出する(S302)。抽出方法は、キーワード部分を変数とし、要求内容と対応させた複数の質問文パターンを用意し、入力テキストを各々の質問文パターンとマッチングすることにより、キーワードと要求内容を抽出する(図5参照)。
【0025】
一方、学習者の入力がメニュー選択あるいはボタン選択の場合は、教師エージェントサーバ4は、教師エージェント管理部41により、選択された内容をキーワードあるいは要求内容とする(S303)。このとき、教師エージェント管理部41により、要求内容をチェックし、特に回答の必要がない場合はその旨を学習管理サーバ3に送信する。
【0026】
次に、教師エージェントサーバ4は、教師エージェント管理部41により、教材検索部44を用いて、抽出したキーワードおよび要求内容をキーとして学習管理サーバ3に該当する教材メタデータがあるかどうかを検索し(S304)、教材メタデータが存在するか否かを判定する(S305)。
該当する教材メタデータが存在した場合、教師エージェント管理部41は、その教材メタデータに対応する単元あるいはコースを学習するために必要な条件を、教材解析部43を用いてその教材メタデータから抽出し、学習者の学習履歴及びテスト結果が該条件を満たしているかどうか判定する(S306)。
【0027】
該条件を満たしている場合、教師エージェント管理部41は、学習者の入力に対する回答である旨の教師エージェントメタデータとその教材メタデータを1つの教材メタデータとして合成し(S307)、これを回答メタデータとして学習管理サーバ3に送信する。条件を満たす教材メタデータが複数存在する場合は1つを選択する。
【0028】
一方、S305の判定において該当する教材メタデータが存在しなかった場合、あるいはS306の判定において条件を満たしていない場合には、教師エージェント管理部41は教師連絡部45を用いて教師端末5に学習者の入力テキストあるいは入力データ、および学習データを送信する。併せて、教師に回答してもらう旨の教師エージェントメタデータを作成し(S308)、回答メタデータとして学習管理サーバ3に送信する。
【0029】
尚、教師端末5は、教師エージェントサーバ4から学習者の入力テキストあるいは入力データ、および学習者データを受信して表示する。教師端末5の操作者、即ち教師が当該表示を閲覧して何らかの入力をおこなうと、教師端末5は、教師の入力および学習者データの学習者IDを教師エージェントサーバ4に送信する。そして、教師エージェントサーバ4が教師端末5から教師の回答および学習者IDを受信すると、教師エージェント管理部41は、教師の回答および学習者IDをデータ記憶部46に保存する。その後、教師エージェントサーバ4の教師エージェント管理部41は、学習管理部31から学習者の入力および学習者データを受信した際に、データ記憶部46に該当する学習者IDに対応する教師の回答が存在する場合は、教師の回答である旨の教師エージェントメタデータおよび教師の回答と、図8におけるS307で回答される教材メタデータとを1つの教材メタデータに合成し、学習管理サーバ3に送信する。
【0030】
以上のように第1の実施例においては、学習者端末、学習管理部を有する学習管理サーバ、教師端末、教材データベース管理部及び教材データ記憶部を有する教材サーバが接続されたネットワークに、教師エージェント管理部および教材検索部を有する教師エージェントサーバを接続し、学習管理部は、学習時に学習者が何らかの入力をおこなうと、学習者の入力および、学習履歴を含む学習者データを教師エージェントサーバに送信し、教師エージェント管理部は、受信した学習者の入力、および学習者データをもとに教材検索部を用いて教材メタデータを検索して回答の教材メタデータを合成し、学習管理サーバに送信し、学習管理部は、受信した教材メタデータを元の教材メタデータに挿入して学習処理を再開するようにしたことにより、教師エージェントと対話的に学習を進めることが可能となる。
【0031】
さらに、教師エージェントサーバは、質問文解析部を有し、質問文解析部は、学習者の入力を解析してキーワードと要求内容を抽出できるようにしたことにより、学習者は教師エージェントと自然な文による対話が可能となる。
また、教師エージェントサーバは、教師連絡部を有し、教師エージェント管理部は、有効な回答ができない場合、教師連絡部を用いて教師に回答を依頼するようにしたことにより、教師エージェントサーバが有効な回答ができない場合でも、対話が終了したり、理解できない回答をすることがない。
<第2の実施例>
図9は、本発明の第2の実施例における教育システムの全体の構成を示している。本図に示されるように、本第2の実施例においては、第1の実施例における構成に加えてネットーワーク1にナレッジマネジメントサーバ7が接続され、教育システムが構成される。
【0032】
ナレッジマネジメントサーバ7は、ナレッジ管理部71、およびデータ記憶部72を有しており、データ記憶部72にはナレッジデータが格納されている。ナレッジデータは、複数項目のデータから構成され、1つあるいは複数の項目のキーワードをキーにしてナレッジ管理部71から参照される。例えば、専用用語の解説、顧客との折衝履歴等のデータである。
【0033】
また、教師エージェントサーバ4には、第1の実施例の構成に加えてナレッジデータ検索部47が更に備えられる。
図10は、第2の実施例における教師エージェントサーバの質問応答処理の処理手順を示している。
第2の実施例では、教師エージェントサーバ4が学習者の入力に対するキーワードおよび要求内容を抽出するまでの処理は第1の実施例と同様であるので、説明を割愛する(S301乃至S303)。
【0034】
その後、教師エージェント管理部41は、教材検索部44を用いて、抽出したキーワードおよび要求内容をキーとして学習管理サーバ3に該当する教材メタデータがあるかどうかを検索する(S304)。この際に、更に、ナレッジデータ検索部47を用いて、抽出したキーワードおよび要求内容をキーとしてナレッジマネジメントサーバ7に該当するナレッジデータがあるかどうかを検索する(S304−1)。
【0035】
S304の検索の結果、該当する教材メータデータが存在した場合又は存在しない場合以降の処理は、第1の実施例と同様であるので説明を割愛する(S305乃至S308)。該当するナレッジデータが存在した場合、教師エージェント管理部41は、学習者の入力に対する回答である旨の教師エージェントメタデータとそのナレッジデータを1つの教材メタデータとして合成し、学習管理サーバ3に送信する。これは第1の実施例における教材データに関する処理と同様である。
【0036】
尚、教材メタデータを検索するか、あるいはナレッジデータを検索するかの判断の処理ステップを加えても良く、この場合には、要求内容に応じて優先順位、あるいは要求内容に応じて検索するか否かを判断することとして良い。
以上のように、第2の実施例においては、第1の実施例におけるネットーワークに、専門用語の解説、顧客との折衝内容等の組織内ノウハウに関わる知識データベースを有するナレッジマネジメントサーバを接続し、第1の実施例における教師エージェントサーバにナレッジデータ検索部を加え、教師エージェント管理部は、教材メタデータを検索するのに加えてナレッジデータ検索部を用いてナレッジマネジメントサーバを検索するようにしたことにより、対話学習にナレッジマネジメントサーバ内のナレッジデータ、すなわち組織内の知識、ノウハウ等を利用することが可能となり、効率的に知識を習得することができる。
【0037】
尚、以上の複数の実施例においては、1つの学習者端末及び1つの教師端末が示されたが、本発明は複数の学習者端末或いは教師端末を想定している。
【0038】
【発明の効果】
以上のように、本発明による教育システムにより、学習者の多様な質問に柔軟に対応し得ることが可能となる。即ち、学習者に提供される特定のコースの学習教材に限定されず、該教育システムに保持された多数の学習教材から当該質問に対応する回答が検索され、当該学習教材の一部として一体として再構成され、学習者に提供される。更に、保持される学習教材には、通常の学習教材ばかりでなく、ナレジッジデータ、即ち知識情報をも含み得ることから、より多様な質問に柔軟に対応し得る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例におけるシステム全体の構成を示しているブロック図である。
【図2】教材データの構成例を説明している説明図である。
【図3】教材メタデータの実際例を示している図である。
【図4】教材ブロックを規定している教材メタデータの実際例を示している図である。
【図5】質問文の解析方法を説明している説明図である。
【図6】図1に示される学習管理サーバの処理手順を示しているフローチャートである。
【図7】図1に示される学習管理サーバの学習処理の処理手順を示しているフローチャートである。
【図8】図1に示される教師エージェントサーバの質問応答処理の処理手順を示しているフローチャートである。
【図9】本発明の第2の実施例におけるシステム全体の構成を示しているブロック図である。
【図10】図9に示される教師エージェントサーバの質問応答処理の処理手順を示しているフローチャートである。
【符号の説明】
1 ネットワーク
2 学習者端末
3 学習管理サーバ
4 教師エージェントサーバ
5 教師端末
6 教材サーバ
7 ナレッジマネジメントサーバ
31 学習管理部
32 データ記憶部
41 教師エージェント管理部
42 質問文解析部
43 教材解析部
44 教材検索部
45 教師連絡部
46 データ記憶部
47 ナレッジデータ検索部
61 教材データベース管理部
62 データ記憶部
71 ナレッジ管理部
72 データ記憶部

Claims (7)

  1. 複数の教材データを保持する教材サーバと、前記教材データの学習シーケンスを規定する複数の教材メタデータを保持し、前記複数の教材メタデータのうちの1の教材メタデータに基づく教材データを前記教材サーバから順次抽出しつつ学習者端末に通信ネットワークを介して送信すると共に、前記学習端末を介して入力される文章テキストを前記通信ネットワークを介して受信する学習管理サーバと、を含む教育システムであって、
    要求内容及びキーワードに各々が対応する質問文パターンの複数と前記文章テキストとのマッチングにより、前記文章テキストに対応する要求内容及びキーワードを判別する入力解析手段と、
    当該判別された要求内容に適合し且つ当該判別されたキーワードを含む教材メタデータを回答教材メタデータとして、前記学習管理サーバにより保持された複数の教材メタデータのうちから抽出する教材検索手段と、
    前記1の教材メタデータに前記回答教材メタデータを挿入することにより、前記回答教材メタデータに基づく別の教材データを前記1の教材メタデータに組み込む教材データ組込手段と、
    を含むことを特徴とする教育システム。
  2. 組み込まれた別の教材データを前記学習端末に送信することで、前記回答教材メタデータが規定する学習シーケンスに基づいて学習を再開する学習再開手段をさらに含むことを特徴とする請求項1記載の教育システム。
  3. 前記教材メタデータは、SCORM(Shareable Content Object Reference Model)に規定される形式であることを特徴とする請求項1記載の教育システム。
  4. 前記学習者を特定する識別情報及び前記学習者の学習履歴を対応付けて保持し且つ前記学習者の学習に応じて前記学習履歴を更新する学習履歴更新手段と、前記更新された学習履歴が前記1の教材メタデータが規定する学習条件を満足するか否かを判定し、当該判定結果に応じて前記1の教材メタデータが規定する学習シーケンスを変更する学習教材判定手段と、を更に含むことを特徴とする請求項1記載の教育システム。
  5. 複数項目のナレッジデータを保持する手段と、ナレッジデータ検索手段とをさらに含み、前記ナレッジデータ検索手段は、前記キーワードを含む項目のナレッジデータを前記複数項目のナレッジデータから抽出し、前記教材データ組込手段は、抽出された項目のナレッジデータを前記1の教材メタデータに組み込むことを特徴とする請求項1記載の教育システム。
  6. 前記要求内容は、説明、詳細説明、実例、比較の各要求のうちの何れかを少なくとも1つ含むことを特徴とする請求項1記載の教育システム。
  7. 前記教材検索手段は、該当する教材メタデータが無かった場合に、教師から回答がある旨を前記学習者端末に送信すると共に、教師端末に回答を依頼する手段を更に含むことを特徴とする請求項1記載の教育システム。
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