JP4815218B2 - 動画データ抽出システムおよびコンピュータプログラム - Google Patents

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Description

本発明は、通信技術および情報処理技術を利用して、閲覧する動画データを抽出するための情報提供技術に関する。
生徒の学習向上のためには、学習方法の改革が早道である。 そのためのデータ収集、成功事例データなどの蓄積は進んでいる。ビデオ撮影や、その撮影後のデータのコンピュータへの取り込み、大容量のデータ処理が可能となったパーソナルコンピュータの能力アップなどを背景に、成功事例のビデオデータがライブラリとして整いつつある。
本願に関連する先行技術として、特開2005−182272号を抽出した(特許文献1参照)。
この技術は、学習塾の講師と生徒の管理を行い、効率的な学習指示書、指導報告書を作成するための技術である。より具体的には、管理コンピュータには、生徒及び講師に関するデータが登録されている管理データベースと、カリキュラムが登録されているカリキュラムデータベースが格納され、管理プログラムを動作させて、管理データベースとカリキュラムデータベースを利用し、学習指示書を作成する。授業前に、学習指示書を印刷して講師に配布し、授業後、マークシートをスキャナで読み取り、学習結果に対するアドバイスを含む指導報告書を作成して生徒に渡す。本部のサーバは、教室の管理コンピュータと通信し、全生徒及び講師の進捗状況データをダウンロード可能として学習塾全体の状況を瞬時に把握できるものである。
特開2005−182272号公報 特開2003−242307号公報 特開2005−242018号公報
(習慣、性格データの取得技術);自社の先願特許
また、本願発明人は、習慣、性格データの取得技術として、特開2003−242307号公報をすでに出願している(特許文献2参照)。
この技術は、被験者の「やる気度」「やる気度の要因」「能力」「適正な職業」などを診断し、その診断結果の記載された「やる気向上用診断シート」を見ることによって、自分の長所を知り、その伸ばし方を知ること、長所の発揮を妨げている心のブレーキを知り、その解消の仕方を知ること、長所を生かした職業を知ることで、被験者のやる気を向上させる技術である。
すなわち、やる気向上用診断シートは、予め用意された自己の環境を診断するための質問に対する回答に基づいて、被験者の「やる気度」「やる気度の要因」「能力」「適正な職業」等の診断項目ごとに得点を算出し、その得点をグラフ、表、文章(コメント)等に変換して表示する。グラフや表によって、診断結果を視覚的に捉えられ、理解しやすくなる。また、文章(コメント)によって、数値やグラフ、表などでは表現することのできない内容を伝えることができる。
(成績アップのためのデータ取得);自社の先願特許
さらに、本願発明人は、成績アップのためのデータ取得技術として、特開2005−242018号公報をすでに出願している(特許文献3参照)。
この技術は、弱点を克服するための復習ポイントとしての優先順位を算出し、生徒ごとに異なるカリキュラムを作成する技術である。
すなわち、学習課程の単位として定められた複数の学習単元データを、各学習単元データの相関関係を示した系統図に対応させて記憶する。系統図およびテスト問題データベースを用いて学力テストを作成する。生徒に受験させた学力テストを採点し、その学力テストの結果を受信する。記憶されている各学習単元データについて、学力テストの問題に関連する学習単元を抽出し、時系列にて古い順に並べ、学力テストの結果の悪い学習単元を優先させ、生徒が学習すべき優先順位を算出する。生徒は優先順位が把握できるため、学習効率が向上する。
さて、成功事例としてのいわゆる天才型の生徒は、大多数の生徒の参考にはならない。努力型の生徒とは、全く学習方法が異なるからである。しかしながら、こうしたことは、経験的に把握されているものの、客観性に乏しい。
つまり、閲覧させるためのデータは収集できても、そのデータに関する客観的な評価軸がない。
一方、前述したように、成功事例のビデオライブラリは、充実し始めている。ところがビデオデータは録画時間分だけの時間を要する。このため、成功事例を参考にしたい、という生徒においては、参考になるデータを厳選して提供しなければ、時間ばかり掛かってしまう。
そこで、その生徒にとって参考となりそうな成功事例を抽出してあげる必要があるが、その抽出に際しての合理的な手法は、存在していなかった。
また、学習塾を運営する際には、当然ながら入塾率や利益率などにも配慮しなければならない。例えばフランチャイズ展開をする場合には、フランチャイジー(オーナー)を説得するためのシステムを構築することが重要となってくる。このため、経験則によるものに加えて客観性に秀でた
そこで、本発明が解決しようとする課題は、情報提供者およびユーザにおける自分にとって参考となる成功事例データの抽出を合理化、客観化することにより、有益な参考データを取り出すことに寄与する技術を提供することにある。
ここで、請求項1から請求項7に記載の発明の目的は、情報提供者およびユーザにおける自分にとって参考となる成功事例データの抽出を合理化、客観化することにより、有益な参考データを取り出すことに寄与するシステムを提供することにある。
また、請求項8から請求項14に記載の発明の目的は、情報提供者およびユーザにおける自分にとって参考となる成功事例データの抽出を合理化、客観化することにより、有益な参考データを取り出すことに寄与するコンピュータプログラムを提供することにある。
(請求項1)
請求項1記載の発明は、生徒の年齢、学年および性格を含むパーソナルデータおよびその生徒のパーソナルデータに関連付けられたユーザIDを蓄積しているパーソナルデータベースと、 学習方法に関する動画データを前記パーソナルデータに関連付けて多数蓄積した動画データベースと、 動画データを欲する生徒のユーザIDの入力を受け付ける入力手段と、 前記入力手段から入力されたユーザIDに対応するパーソナルデータである希望パーソナルデータと前記動画データベースに関連付けられたパーソナルデータとを比較することによって、動画データベースの中から適切な動画データを抽出する抽出手段と、 その抽出手段が抽出した動画データのインデックスを画面出力する出力手段と、 前記パーソナルデータをレーダーグラフ化するレーダーグラフ作成手段と、を備えた動画データ抽出システムに係る。
前記パーソナルデータは、生徒が受験した性格診断テストの結果に基づいて社交度、デリケート度、自立度、まじめ度、自信度、情緒安定度という項目を含んで前記レーダーグラフ作成手段がレーダーグラフ化することが可能なデータとした性格診断結果を含んでいる。
前記動画データは、その動画データに関連付けられたパーソナルデータに係る生徒の性格診断テストの結果に対して各項目それぞれを複数段階の点数化をすることによってレーダーグラフ化された画像を関連付けて前記動画データベースに格納されている。
前記抽出手段は、前記入力手段によって入力されたユーザIDに関連付けられた希望パーソナルデータと、全ての動画データに関連付けられたパーソナルデータとについて、前記レーダーグラフ作成手段を用いてレーダーグラフ化したグラフ面積を比較演算し、そのグラフ面積の一致度が高い動画データを少なくとも一つ抽出することとした。
(用語説明)
「パーソナルデータ」とは、生徒の名前、性別、年齢、学年、性格診断結果、学力診断結果に加え、教科書学習、ノートまとめ、暗記、問題演習などの各生徒の学習方法からなる各種データのことであり、パーソナルデータベースに蓄積される。なお、パーソナルデータは、すでに学習塾に在籍している生徒や卒業生などに学習方法をインタビューしてデータベース化される。
「動画データ」とは、学習方法を動画データとして生成したデータであり、パーソナルデータに紐付けられている。
「希望パーソナルデータ」とは、生徒の年齢、学年及び性格のほか、性別なども含まれる。また、性格は性格診断システムを用いて出力された性格診断結果などである。このほか、学力診断結果などを採用する場合もある。本請求項では、この希望パーソナルデータを生徒が予め入力しておけば、ユーザIDとして保管され、その後ユーザIDを入力することによって、動画データベースに蓄積された適切な動画データが迅速に抽出される。なお、新規入塾生などのように希望パーソナルデータが未入力の場合には、新規に設定されることになる。
「ユーザID」とは、生徒や先生が個別に設定したユニークIDのことであり、名前やアルファベット、数字などである。
「インデックス」とは、動画データで主演している生徒に係るパーソナルデータを、学習方法ごとにインデックス化したものである。通常は、生徒B、生徒C、生徒Dなどのように表示される。また、教科書学習、ノートまとめ、暗記、問題演習などのように、さらに細分化したインデックスである場合もある。
「出力手段」とは、例えばPCモニタ等に画面出力されるほか、プリントアウトによって出力される場合もある。
(作用)
動画データベースには、予め複数の生徒の学習方法を記録した動画データが蓄積されている。
パーソナルデータベースには、生徒の年齢、学年及び性格等がデータベース化されており、個々にユーザIDが設定されている。
入力手段が動画データを所望する生徒のユーザIDの入力を受け付けると、その受け付けたユーザIDからパーソナルデータベースにアクセスして該当するパーソナルデータを抽出し、動画データベースに記録されている全ての動画データに紐付けられたパーソナルデータと比較演算する。 そして、抽出手段が希望パーソナルデータと一致度が高いパーソナルデータに紐付けられた動画データを少なくとも一つ抽出する。 その抽出された動画データのインデックスを、出力手段が画面出力する。
すなわち、抽出された動画データは、パーソナルデータが同じまたは近似している生徒を抽出するので、同じパーソナルデータの生徒の学習方法を動画データとして閲覧することができる。したがって、生徒本人にとって参考となる成功事例データの抽出を合理化、客観化することができ、有益な参考データを取り出すことに寄与する。
(請求項2)
請求項2記載の発明は、 生徒の年齢、学年および性格を含むパーソナルデータを蓄積しているパーソナルデータベースと、
学習方法に関する動画データを前記パーソナルデータに関連付けて多数蓄積した動画データベースと、 動画データを欲する生徒の年齢、学年および性格を含む希望パーソナルデータを入力する入力手段と、を備え、 前記動画データベースの中から適切な動画データを抽出する抽出手段と、 その抽出手段が抽出した動画データのインデックスを画面出力する出力手段と、 前記パーソナルデータをレーダーグラフ化するレーダーグラフ作成手段と、を備えた動画データ抽出システムに係る。
前記パーソナルデータは、生徒が受験した性格診断テストの結果に基づいて社交度、デリケート度、自立度、まじめ度、自信度、情緒安定度という項目を含んで前記レーダーグラフ作成手段がレーダーグラフ化することが可能なデータとした性格診断結果を含んでおり、 前記動画データは、その動画データに紐づけられたパーソナルデータに係る生徒の性格診断テストの結果に対して各項目それぞれを複数段階の点数化をすることによってレーダーグラフ化された画像を関連付けて前記動画データベースに格納されており、 前記抽出手段は、前記入力手段によって入力されたユーザIDに関連付けられた希望パーソナルデータと、全ての動画データに関連付けられたパーソナルデータとについて、前記レーダーグラフ作成手段を用いてレーダーグラフ化したグラフ面積を比較演算し、そのグラフ面積の一致度が高い動画データを少なくとも一つ抽出することとした。
(作用)
動画データベースには、予め複数の生徒の学習方法を記録した動画データが蓄積されている。 パーソナルデータベースには、生徒の年齢、学年及び性格等がデータベース化されている。
入力手段が動画データを欲する生徒の年齢、学年及び性格を含む希望パーソナルデータを入力すると、その希望パーソナルデータをもとにパーソナルデータベースにアクセスして該当するパーソナルデータを抽出し、動画データベースに記録されている全ての動画データに紐付けられたパーソナルデータと比較演算する。
そして、抽出手段が希望パーソナルデータと一致度が高いパーソナルデータに紐付けられた動画データを少なくとも一つ抽出する。 その抽出された動画データのインデックスを、出力手段が画面出力する。
抽出された動画データは、パーソナルデータが同じまたは近似している生徒を抽出するので、同じパーソナルデータの生徒の学習方法を動画データとして閲覧することができる。
なお、請求項2の発明では、新規入塾生徒が学習方法を閲覧するのに高い効果を発揮する。すなわち、新規生徒の入塾率の向上を図る効果も期待できるため、このシステムを特徴として例えばフランチャイズ展開の効率化にも期待できる。
(削除)
(用語説明)
「レーダーグラフ」とは、パーソナルデータ(自信度、まじめ度、社交度等)にそれぞれ値軸を設定し、中心点から放射状にパーソナルデータ別にデータを表示したグラフのことである。なお、レーダーチャートと呼ばれている場合もある。
(作用)
パーソナルデータがレーダーグラフ化されることにより視認性が向上するので、数値のみで形成されたパーソナルデータの判断が容易となる。なお、グラフの種類としては、レーダーグラフに限らず、他のグラフであっても良いが、データを一目に視認可能なレーダーグラフとすれば視認性が向上するため好ましい。
請求項3
請求項3に記載の発明は、請求項1から請求項2のいずれかに記載の動画データ抽出システムを限定したものであり、
前記抽出手段は、前記レーダーグラフ作成手段が作成するレーダーグラフの面積一致割合の高い動画データから順に複数抽出することとしたことを特徴とする。
(作用)
画像処理ソフトウェア等を用いてパーソナルデータをレーダーグラフ化し、そのグラフ面積を比較演算するように構築することで、比較演算の処理速度の高速化を図ることができる。
バリエーション
請求項1から請求項3のいずれかに記載の動画データ抽出システムは、以下のようにしてもよい。
すなわち、 前記抽出手段が抽出したレーダーグラフをインデックス化するインデックス作成手段を備え、 そのインデックス作成手段は、前記ユーザIDに対応する生徒の学力およびパーソナルデータを二軸として二次元表示するとともに、その二次元表示において当該生徒の表示位置に近くなる動画データを抽出することでインデックスを作成するものであり、 前記出力手段は、前記インデックス作成手段が作成したインデックスを所定数、画面表示させることとしてもよい
(作用)
インデックス作成手段がレーダーグラフをインデックス化する。そのインデックスは、画面に出力表示される。システムを利用するユーザ(生徒等)は、画面表示された複数のインデックスを閲覧するとともに、それら各インデックスから所望するインデックスを選択すれば動画データの閲覧が可能となる。すなわち、自らの条件に適合する他の生徒の動画データの閲覧を容易にしている。
(削除)
(作用)
パーソナルデータは、社交度、デリケート度、自立度、まじめ度、自信度及び情緒安定度を含んで構成された性格項目値として構成している。すなわち、性格を示す項目を予め定義しておき、その性格に適合する生徒の学習方法を知るための目安として機能する。通常は、学力の高い生徒の学習方法に注目されることが多いが、学力以外に個々の性格に適する学習方法を重要視しているのである。
請求項4
請求項4に記載の発明は、請求項1から請求項3のいずれかにに記載の動画データ抽出システムを限定したものであり、
前記パーソナルデータは、学力診断テストから算出された学力を学力データ値として生成することとした。
(作用)
パーソナルデータには、請求項5で特定した性格項目値のほか、学力診断テストから算出された学力データ値も付与されている。すなわち、パーソナルデータを性格項目値及び学力データ値から構成すれば、より精度の高い学習方法を抽出することに寄与する。
請求項5
請求項5に記載の発明は、請求項1から請求項4のいずれかに記載の動画データ抽出システムを限定したものであり、
前記動画データは、教科書学習カテゴリ、ノートまとめカテゴリ、暗記カテゴリおよび問題演習カテゴリの各カテゴリによって区分され、 前記出力手段は、各カテゴリごとのインデックスを出力可能とする。
(作用)
動画データには、教科書の学習についての学習方法が記録された教科書学習カテゴリ、ノートのまとめ方についての記録されたノートまとめカテゴリ、効果的な暗記方法について記録された暗記カテゴリ及び問題の解き方等について記録された問題演習カテゴリに区分されて記録されている。これらは、個々に選択して閲覧することが可能であり、例えば、生徒Bのノートまとめと、生徒Cの問題演習を選択することも可能である。
請求項6
請求項6に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の動画データ抽出システムを限定したものであり、
前記出力手段が画面出力した複数のインデックスから生徒が動画データを選択し、その選択された動画データに含まれるノートまとめカテゴリ等の写真データをプリントアウトするプリントアウト出力手段を備えた。
(作用)
本発明では、生徒に選択された動画データを画面表示以外にもプリントアウトすることができる機能である。生徒はプリントアウトされた紙媒体としての学習方法を自由に閲覧することができるので、学習方法のフォーマットや補助として役立つ。
請求項7
請求項7に記載の発明は、 生徒の年齢、学年及び性格を含むパーソナルデータおよびその生徒のパーソナルデータに関連付けられたユーザIDを蓄積しているパーソナルデータベースと、学習方法に関する動画データを前記パーソナルデータに関連付けて多数蓄積した動画データベースとを備えたホストコンピュータに対してネットワークを介して接続された端末装置のプログラムに係る。
そのプログラムは、動画データを欲する生徒のユーザIDの入力を受け付ける入力手順と、 前記パーソナルデータをレーダーグラフ化するレーダーグラフ作成手順と、 前記入力手順から入力されたユーザIDに対応するパーソナルデータである希望パーソナルデータと、前記動画データベースに関連付けられたパーソナルデータとを比較することによって、動画データベースの中から適切な動画データを抽出する抽出手順と、 その抽出手順が抽出した動画データのインデックスを画面出力する出力手順と、をコンピュータに実行させる。
前記パーソナルデータは、生徒が受験した性格診断テストの結果に基づいて社交度、デリケート度、自立度、まじめ度、自信度、情緒安定度という項目を含んで前記レーダーグラフ作成手段がレーダーグラフ化することが可能なデータとした性格診断結果を含んでいる。
前記動画データは、その動画データに紐づけられたパーソナルデータに係る生徒の性格診断テストの結果に対して各項目それぞれを複数段階の点数化をすることによってレーダーグラフ化された画像を関連付けてレーダーグラフ化して前記動画データベースに格納されている。
前記抽出手順は、前記入力手順によって入力されたユーザIDに関連付けられた希望パーソナルデータと、全ての動画データに関連付けられたパーソナルデータとについて、前記レーダーグラフ作成手段を用いてレーダーグラフ化したグラフ面積を比較演算し、そのグラフ面積の一致度が高い動画データを少なくとも一つ抽出することを端末装置のコンピュータに実行させることとした。
ここで、「ホストコンピュータ」とは、パーソナルデータベース及び動画データベースを備えたコンピュータである。端末装置とはインターネット等のネットワークまた、「端末装置」とは、本請求鉱のプログラムがインストールされるとともに、ホストコンピュータに対してネットワーク接続可能なコンピュータである。代表的なネットワークとしては、インターネットやイントラネットがある。
本請求項では、ホストコンピュータとは物理的に離れた位置にある端末装置が必要なデータを入力することによって、各データベースから動画データを抽出することを目的としている。また、端末装置を使用する形態としては、本システムに加盟しているフランチャイジーなどがある。
請求項8
請求項8に記載の発明は、 生徒の年齢、学年及び性格を含むパーソナルデータを蓄積しているパーソナルデータベースと、学習方法に関する動画データをパーソナルデータに関連付けて多数蓄積した動画データベースとを備えたホストコンピュータに対してネットワークを介して接続された端末装置のプログラムに係る。
そのプログラムは、動画データを欲する生徒の年齢、学年及び性格を含む希望パーソナルデータを入力する入力手順と、 前記パーソナルデータをレーダーグラフ化するレーダーグラフ作成手順と、 前記の動画データベースの中から適切な動画データを抽出する抽出手順と、 その抽出手順が抽出した動画データのインデックスを画面出力する出力手順と、をコンピュータに実行させる。
前記パーソナルデータは、生徒が受験した性格診断テストの結果に基づいて社交度、デリケート度、自立度、まじめ度、自信度、情緒安定度という項目を含んで前記レーダーグラフ作成手段がレーダーグラフ化することが可能なデータとした性格診断結果を含んでいる。
前記動画データは、その動画データに紐づけられたパーソナルデータに係る生徒の性格診断テストの結果に対して各項目それぞれを複数段階の点数化をすることによってレーダーグラフ化された画像を関連付けて前記動画データベースに格納されている。
前記抽出手順は、前記入力手順によって入力された希望パーソナルデータと全ての動画データに関連付けられたパーソナルデータとについて、前記レーダーグラフ作成手段を用いてレーダーグラフ化したグラフ面積を比較演算し、そのグラフ面積の一致度が高い動画データを少なくとも一つ抽出することを端末装置のコンピュータに実行させる。
(削除)
請求項9
請求項9に記載の発明は、請求項7から請求項8のいずれかに記載のコンピュータプログラムを限定したものである。
すなわち、前記抽出手順は、前記レーダーグラフ作成手順が作成したレーダーグラフのグラフ面積と、前記動画データベースに予め蓄積されたレーダーグラフのグラフ面積とを比較し、 それらレーダーグラフの面積一致割合の高い動画データから順に複数抽出することとした。
バリエーション
請求項7から請求項9のいずれかに記載のコンピュータプログラムを限定して、以下のようにすることもできる。
すなわち、 前記ユーザIDに対応する生徒の学力およびパーソナルデータを二軸として二次元表示するとともに、その二次元表示において当該生徒の表示位置に近くなる動画データを抽出することで、動画データを欲した生徒が欲する動画データにアクセスしやすいインデックスを作成するインデックス作成手順を備え、 前記出力手順は、前記インデックス作成手順が作成したインデックスを所定数、画面表示させることとした。
(削除)
請求項10
請求項10に記載の発明は、請求項7から請求項9のいずれかに記載のコンピュータプログラムを限定したものであり、前記パーソナルデータは、学力診断テストから算出された学力を学力データ値として生成したことを特徴とする。
請求項11
請求項11に記載の発明は、請求項7から請求項10のいずれかに記載のコンピュータプログラムを限定したものである。
すなわち、 前記動画データは、教科書学習カテゴリ、ノートまとめカテゴリ、暗記カテゴリ及び問題演習カテゴリの各カテゴリによって区分され、 前記出力手順は、各カテゴリごとのインデックスを出力可能とした。
請求項12
請求項12に記載の発明は、請求項7または請求項8に記載のコンピュータプログラムを限定したものであり、
前記出力手順が画面出力した複数のインデックスから生徒が動画データを選択し、その選択された動画データに含まれるノートまとめカテゴリ等の写真データをプリントアウトするプリントアウト出力手順を備えたことを特徴とする。
請求項8から請求項14に記載のコンピュータプログラムを、記録媒体へ記憶させて提供することもできる。ここで、「記録媒体」とは、それ自身では空間を占有し得ないプログラムを担持することができる媒体であり、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、CD−ROM、MO(光磁気ディスク)、DVD−ROM、PDなどである。
また、これらの発明に係るプログラムを格納したコンピュータから、通信回線を通じて他のコンピュータへ伝送することも可能である。
また、汎用的な端末装置に対して、請求項1に記載の発明に係るプログラムをプリインストール、あるいはダウンロードすることで、他の請求項に係るシステム(サーバ)を形成することも可能である。
請求項1から請求項7に記載の発明によれば、情報提供者およびユーザにおける自分にとって参考となる成功事例データの抽出を合理化、客観化することにより、有益な参考データを取り出すことに寄与する動画データ抽出システムを提供することができた。
また、請求項8から請求項14に記載の発明によれば、情報提供者およびユーザにおける自分にとって参考となる成功事例データの抽出を合理化、客観化することにより、有益な参考データを取り出すことに寄与するコンピュータプログラムを提供することができた。
以下、本発明を実施の形態及び図面に基づいて、更に詳しく説明する。ここで使用する図面は、図1から図20である。
図1は、動画データ抽出システムを概念的に示した概念図であり、図2は、ETSに係る診断装置の構成例を示す構成図であり、図3は、診断装置によって実現されている機能の例を示す機能図であり、図4は、質問文ファイルの一例を示す図であり、図5は、回答ファイルの一例を示す図であり、図6は、やる気度配点ファイルの一例を示す説明図であり、図7は、やる気度得点ファイルの一例を示す説明図であり、図8は、動画データ抽出システムの処理を示すフローチャートである。
図9は、システムサーバのハードウェア構成を示したブロック図であり、図10は、動画データベースのデータ記憶領域を示したブロック図であり、図11は、パーソナルデータベースのデータ記憶領域を示したブロック図であり、図12は、生徒用PCのハードウェア構成を示したブロック図であり、図13は、マッチング処理について説明した図であり、図14及び図15は、インデックス画面について説明した図であり、図16は、インデックス画面から動画データが再生された状態を示した図であり、図17は、動画データにおけるカテゴリをプリントアウトした状態を示した図であり、図18から図21は、第二実施形態について説明した図であり、図22は、第三実施形態における動画データ抽出システムを示す概念図である。
図1に示すように、動画データ抽出システムは、学習塾のシステムサーバ10にインストールされた性格診断プログラム(ETS)を用いて生徒Aに係る性格診断テストを実施し、その診断された生徒Aの性格に最も近いとされる他の生徒の学習方法を動画データベース20(以下、動画DBと表記する)から抽出し、その抽出した学習方法を動画データとして出力することで、他の生徒の学習方法を閲覧可能としたシステムである。
(ETS)
ここで、生徒の性格診断として用いるETS(『特開2003―242307号公報』参照)について、図2から図7を参照して説明する。
図2は、ETSに係る診断装置の構成例を示す構成図である。この診断装置は、例えば中央処理装置101、入力装置102、ファイル装置103、表示装置104からなり、これらの装置は、コンピュータ単体で構成される場合もあれば、ネットワークに接続された複数のコンピュータが協働して、それぞれの機能を実現する場合もある。また、この診断装置をサーバにしてネットワークを介してクライアントの診断をすることも考えられる。
ファイル装置103には、質問文ファイル、回答ファイル、回答分類ファイル、やる気度配点ファイル、やる気度の要因配点ファイル、能力配点ファイル、職業配点ファイル、やる気度得点ファイル、やる気度の要因得点ファイル、能力得点ファイル、職業得点ファイル、ひな形ファイル等のファイルが保存されている。
この診断を行うために診断に必要な質問文が予め用意されている。この質問文は、ファイル装置103に質問文ファイルとして記憶されている。図4に示す質問文ファイルの例では、質問番号1〜6番までに対応する質問文が記載されている。
質問番号1には、質問文として「親には毎日何かしらの理由で怒られている。」が入力されている。同様に質問文2には「自分はだめな人間だ。」、質問文3には「より短い時間で成績が上がるように工夫している。」、質問文4には「話していて相手の考えが間違っていると思うとその考えを変えたくなる。」、質問文5には「努力をすればたいていのことはできる。」、質問文6には「親の考えを無理やり押し付けられ自分の考えが通らない。」が入力されている。
これらの質問は、中央処理装置101によって表示装置104に表示される。例えば印刷装置やディスプレイ等が表示装置にあたる。被験者は表示された質問を読み回答する。
図3は、この診断装置において実現されている機能の例を示す機能図である。回答入力手段201は、中央処理装置101の指示により、この質問文に対する被験者の回答を入力するための機能をもっている。中央処理装置101によりディスプレイに表示された回答入力欄に従って、入力装置102、例えば、キーボードやマウスの操作により回答を入力したり、回答用紙に記入された文字をOCRにより読み取ったり、マークシートに記入されたマークを読み取ることにより入力される。なお、入力方法はこれらに限らない。
入力された回答は、中央処理装置101によりファイル装置103に記憶される。この例での回答は、質問番号に対応して「YES」か「NO」である。図5は回答ファイルであり、回答記憶手段202によって、ファイル装置103に記憶された回答ファイルの一例である。質問番号3、5に対しては「YES」、質問番号1、2、4、6に対しては「NO」と入力されたことがわかる。この例以外にも、質問に対し「いつもそうである」「時々そうである」「そうではない」等さまざまな回答例が考えられ、その回答例に合わせてファイル形式も変わる。
得点算出手段203は、「やる気度」、「やる気度の要因」、「能力」、「適正な職業」、それぞれの得点を算出する機能を有する。中央処理装置101により、ファイル装置103に記憶された回答ファイル及び配点ファイルに基づき得点を算出する。
図6および図7は、「やる気度」の得点算出について説明したものである。図6に示すやる気度配点ファイルは、質問番号と「やる気度」に関する診断項目を対応させ、配点を記憶している。このファイルの場合、大項目として「やる気度」を、さらに「やる気度」を細かく分析するための中項目として「自己決定力」、「自己可能性」、「周囲保護性」、「目標明確性」、「目標達成イメージ性」を取り上げている。
ここで「やる気度」とは、被験者が、「自己決定力」すなわち「自分で決めて進んでやっている」という気持ちや、「自己可能性」すなわち「自分はいろいろなことができる」という気持ち、「周囲保護性」すなわち「自分は周りから暖かく見守られている」という気持ちをどれだけ持っているかや、「目標明確性」すなわち「夢や目標がどれだけはっきりしているか」、「目標達成イメージ性」すなわち「夢や目標を達成するまでのイメージがわくか」である。
やる気度配点ファイルから「自己決定力」に関する質問番号は6であることがわかる。質問番号6には、配点基準として「NO」が入っている。これは、被験者が「NO」と回答した場合の配点を表している。すなわち、質問番号6に関し「NO」と回答していれば1点が配点される。
図5に示す回答ファイルより、本実施形態の被験者は質問番号6に関して「NO」と回答していることから、1点が配点される。この得点は図6のやる気度得点ファイルに、自己決定力に関する得点として、質問番号6の隣に「+1」として記憶される。これを質問ごとに繰り返すことにより、自己決定力に関する質問に得点が付与される。この結果、記憶された質問番号ごとの得点を合計して合計点を算出する。この場合、合計点は5点である。満点のところに「10」と入っているのは、自己決定力に関する質問に対し、すべて自己決定力がある方に回答した場合の得点を表わしている。修正方法は、例えば100点満点で表わしたい場合、%で表したい場合等の修正方法が入っている。この場合は100点満点に修正するため、「×10(10倍)」するとの修正方法が入っており、その結果修正点は50点となっている。
同様にして同「自己可能性」についての合計点は4点、満点は10点、修正点は40点となっている。同「周囲保護性」についての合計点は3点、満点は10点、修正点は30点となっている。同「目標明確性」についての合計点は2点、満点は5点、修正点は40点となっている。「目標達成イメージ性」についての合計点は3点、満点は20点、修正点は15点となっている。
概ね以上のようにして生徒の習慣及び性格データが取得され、生徒の「やる気度」「やる気度の要因」「能力」「適正な職業」などが診断され、それを性格データとして確保する。
次に、本発明に係る動画データ抽出システムについて説明する。
動画データ抽出システムは、生徒が動画の閲覧等に使用する生徒用PC50、システム全体を制御するためのシステムサーバ10及びそのシステムサーバ10とネットワーク接続された動画DB20、パーソナルデータベース30(以下、パーソナルDBと表記する)とからなる。
図8に示すように、生徒Aは、学習塾内に設置されている生徒用PC50を用いてETSを実行する。その結果を性格データとしてシステムサーバ10に送信する(S101)。
システムサーバ10は、生徒用PC50から送信された性格データをネットワーク等によって受信する(S102)。受信した性格データを性格項目(社交度、デリケート度、自立度、まじめ度、自信度、情緒安定度)別に性格項目値として数値化して記録する(S103)。
その記録した性格項目値を二次元のレーダーグラフとして画像処理し、動画DB20に記録する(S104)。
また、動画DB20には、すでにレーダーグラフ処理された複数の生徒の性格データが記録されており、この動画DB20から生徒Aの性格項目値と一致するデータがあるか否かを検索する(S105)。
生徒Aの性格項目値と一致するデータがあれば、そのデータのレーダーグラフを抽出する(S106)。一方、生徒Aの性格項目値と一致するデータがなければ、生徒Aの性格項目値と近似するレーダーグラフを抽出する(S107)。そして、抽出した複数のレーダーグラフを、動画データを再生するために選択可能なインデックスを作成し(S108)、その作成したインデックスを画面に表示させる(S109)。
生徒Aは、生徒用PC50の表示部55を介して表示されたインデックスから所望するインデックスを選択する(S110)。システムサーバ10は、選択されたインデックスに関連する動画データを動画DB20から取り出し、システムサーバ10を介して生徒用PC50に配信する(S111)。生徒用PC50は、その動画データを受信することで(S112)、動画データによって自分の性格と同じまたは近似した他の生徒の学習方法を閲覧することができる。
(システムサーバ)
次に、システムサーバ10、動画DB20、パーソナルDB30、生徒用PC50のハードウェア構成について説明する。
図9に示すように、システムサーバ10は、本システムの中枢を担うサーバとしてシステム全体の制御を行う機能を有し、各種演算処理を行うCPU11、各種データを書き込む際に、それらのデータを一時的に展開するRAM(メモリ)12、オペレーティングシステム、アプリケーションソフトおよび各種データが記憶される記憶部13、マウスやキーボード等の入力部14、ディスプレイ等の表示部15、インターネットやイントラネットなどの電気通信回線に接続可能な通信部16、各種データをプリンタ等に出力可能な出力部17および各種データの入出力部である入出力ポート18を備えて構成されている。
(動画DB)
図10は、動画DB20のデータ記憶領域を示した概念図である。
動画DB20は、システムサーバ10にLAN接続されており、動画データ記録領域及び印刷用データ記録領域からなる。
動画データ記録領域は、生徒が自分の性格に最も適合する他の生徒の学習方法を閲覧し、その学習方法を参考にするための動画データが記録されている。各動画データは、「教科書学習カテゴリ」、「ノートまとめカテゴリ」、「暗記カテゴリ」、「問題演習カテゴリ」などの各カテゴリからなり、本実施形態では1カテゴリあたり、3分から5分程度の長さで構成されているものとする。
「教科書学習カテゴリ」の一例としては、『重要ポイントにマークする』、『色別にマークする』、『最重要ポイントは赤の蛍光ペンを利用する』、「ノートまとめカテゴリ」では、『カラーを使い分けて見やすく作成する』、『特に先生が強調していた箇所を別途書き留めておく』、「問題演習カテゴリ」では、『同じ問題を3回以上繰り返す』、『重要ポイントにマークする』、「暗記カテゴリ」では、『暗記用ノートを活用する』、『トイレの壁に重要単語の紙を貼る』、『連想ゲームを使って覚える』など、これらを生徒が視覚的に把握できるように記録されている。
印刷用データ記録領域は、前述のカテゴリ毎に区分された動画データを、プリントアウト可能な印刷用データが記録されている。この印刷用データは、例えば、生徒Aが所望する他の3人の生徒を選択し、その3人の生徒の各カテゴリ(「教科書学習」、「ノートまとめ」、「暗記」、「問題演習」)を任意に出力することが可能となっている。
なお、本実施形態における動画DB20はLAN上に設置しているが、特に限定されることはない。例えば、システムサーバ10の記憶装置として内蔵されていても良いし、USBケーブル等を介した外部記憶装置として接続されていても良い。ただし、LAN上に設置することで、複数の学習塾で動画データを共有可能にすることができるので合理的である。
(パーソナルDB)
図11は、パーソナルDB30の記憶領域を示した概念図である。パーソナルDB30は、システムサーバ10及び動画DB20にLAN接続されており、パーソナルデータ記録領域及びユーザID記録領域からなる。
パーソナルデータ記録領域は、生徒の名前、性別、年齢、学年、性格診断結果、学力診断結果に加え、教科書学習、ノートまとめ、暗記、問題演習などの各生徒の学習方法からなる各種データをパーソナルデータとして記録したものである。
ユーザID記録領域は、パーソナルデータ記録領域に記録されたパーソナルデータに関連付けられた識別子のことである。つまり、生徒がユーザIDを入力すれば、パーソナルDB30内に予め記録されている生徒のパーソナルデータが呼び出されることになる。なお、ユーザIDとしては、生徒や先生が任意に設定した名前やアルファベット、数字などがある。
(生徒用PC)
図12に示すように、生徒用PC50は、システムサーバ10と基本構成は同一であり、各種演算処理を行うCPU51、RAM52、記憶部53、入力部54、表示部55、通信部56、出力部57および入出力ポート58を備えて構成されている。生徒用PC50は、システムサーバ10にLAN接続されており、システムサーバ10が提供するETSに対して回答したり、動画DB20に記録されている動画データを閲覧したりすることができる。また、システムサーバ10が生徒の希望する動画データを印刷用データに変換し、その印刷用データを出力部57からプリントアウトすることも可能である。
以下、生徒Aに適合する動画データがシステムサーバ10によって抽出されるまでの処理についてさらに詳細に説明していく。
(S103:性格項目値の記録)
生徒Aは、生徒用PC50を用いてETSの回答を送信し、そのETS回答によって算出された生徒の性格データを受信したシステムサーバ10は、その性格データを性格項目値として記憶部13に記録する。この性格項目値は、1から5までの5段階評価、または1から10までの10段階評価など任意で良い。なお、本実施形態では、生徒の性格を特定して適切な学習方法を抽出するために、社交度、デリケート度、自立度、まじめ度、自信度、情緒安定度の6項目の性格項目を採用しているが、特に限定されるものではない。
(S104:レーダーグラフの作成)
記憶部13に記録された性格項目値は、レーダーグラフ作成手段が生徒Aの性格項目値(例えば、社交度3)を二次元グラフに画像処理する機能である。このようにして変換されたレーダーグラフを図13に示す。
すなわち、社交度、デリケート度、自立度、まじめ度、自信度、情緒安定度の6項目の各性格項目値を、レーダーグラフにしている。そして、このようにレーダーグラフ化された画像を、予め撮像した生徒の学習方法が記録された動画データに関連付けて動画DB20に記録するのである。
(S105〜107:マッチング処理)
次に、マッチング処理手段が動画DB20に予め記録された他の生徒のレーダーグラフから、生徒Aのレーダーグラフと一致するデータがあるか否かを検索する。図13に示すように、生徒Aのレーダーグラフは、動画DB20内に記録された生徒Bのレーダーグラフのグラフ面積が非常にマッチしていることが分かる。そして、レーダーグラフの面積一致割合の高い動画データから順に複数抽出するのである。
このように、グラフ面積が一致しているレーダーグラフがあれば、そのレーダーグラフを抽出する。なお、図13では生徒Bのみ図示されているが、このほかにも、生徒Bと同様のグラフ面積をしたレーダーグラフを検索して抽出することとなる。
また、一致するレーダーグラフが動画DB20内に無い場合には、最も近似する形状のレーダーグラフを検索して抽出する。
(S108〜111:インデックス作成〜動画配信)
マッチング処理手段が抽出した複数のレーダーグラフを、インデックス作成手段が動画データを再生するために選択可能なインデックス化として作成する。そのインデックスは、生徒用PC50の表示部55に出力表示される。システムを利用するユーザ(生徒等)は、画面表示された複数のインデックスを閲覧するとともに、それら各インデックスから所望するインデックスを選択すれば動画データの閲覧が可能となる。すなわち、自らの条件に適合する他の生徒の動画データの閲覧を容易にしている。
図14は、インデックス画面を示した図であり、縦軸に「性格」、横軸に「学力」を配置した二軸マップが形成されたインデックスが表示部55に表示された形態を示している。また、図の破線部分は選択可能領域であって、マッチング処理手段が抽出した生徒Aに適切な他の生徒を表示している。
ここでは、生徒Aにマッチする生徒として、生徒B、生徒C及び生徒Dが抽出されているが、特に3人に限定されることはなく必要に応じて増減することができる。ただし、3人程度を抽出しておけば、マッチング処理の正確性を向上させることができる。
インデックスからの選択方法としては、入力部54を用いてカーソルを移動させ、所望する生徒のインデックスを選択する。図15に示すように、生徒Bを選択した場合、画面が切り替わり、生徒Bの勉強ノウハウとして、「教科書学習」、「ノートまとめ」、「暗記」、「問題演習」が表示される。ここで、生徒Aはカーソルを移動させて「ノートまとめ」を選択したとする。
すると、システムサーバ10は動画DB20から選択された「ノートまとめカテゴリ」の動画データを生徒用PC50に配信する。そして、生徒用PC50の表示部55には、生徒Bの「ノートまとめ」の学習方法としての動画データが再生される。これは、図16に示すように、実際に生徒Bが使用しているノートの画像が映しだされて解説される。
まず、ノートは[学校で使用しているノート]、[家で問題演習するためのノート]、[参考書などの文法事項をまとめるノート]の3つに分類されるということ。
また、最も一般的な英語のノートにおいては、[教科書の本文を写して訳を書いておく]、 [単語は本文とは別に書き出し、例文を記入]、[文法事項や先生が言ったことをノートの下部にまとめておく]という学習方法がある。
[教科書の本文を写して訳を書いておく]は、教科書の本文を写しながら、カラーペンを使って見やすくまとめる。新出単語は「赤」、新しい文法には「青のアンダーライン」を使用する。
[単語は本文とは別に書き出し、例文を記入]は、単語はノートの隅に一定のスペースをつくり、必ず例文を加える。
[文法事項や先生が言ったことをノートの下部にまとめておく]は、ノートの下部にフリースペースをとっておいて、新しい文法事項や、先生が「重要」って言ったことを記入する、というように、それぞれより具体例が記載されている。
このようにして、生徒Aは生徒Bの「ノートまとめカテゴリ」における学習方法を音声による説明付きの動画データで閲覧することができるので、自らが参考となる成功事例データを閲覧することができる。
(プリントアウト機能)
また、本システムでは、表示部55に表示された「ノートまとめカテゴリ」等の写真データなどを、プリントアウトすることができる。プリントアウトの取捨は生徒Aが任意に設定できるが、例えば、参考になりそう、興味がある、などの生徒A個人の主観によって最終的にどの生徒の学習方法をプリントアウトするかを決定するようにすればよい。
図17には、表示部55に表示された「ノートまとめカテゴリ」を選択した場合に出力された印刷媒体の図であり、これは印刷手段によって実現される。生徒Aは、このように紙媒体として出力されたデータをそのまま真似したり、参考にしたりすれば、学習方法のフォーマットや補助として役立ち、また、実際に自分のノートに反映させることも容易となる。
(ユーザIDの登録)
なお、上記はパーソナルDB30にパーソナルデータが記録されていない新規登録者や新規入塾生用に対応した例を示しており、すでに入塾済みの在塾生の場合にはユーザIDの登録によって対応可能となっている。
すなわち、登録時に年齢、学年、性別及び性格(テスト)からなるパーソナルデータを登録することでユーザIDが発行される。このユーザIDを入力することによって、登録済みのパーソナルデータが呼び出されるので、使用毎に希望パーソナルデータを入力する手間を省くことができる。在塾生が使用する例としては、一旦抽出された動画データとは異なる生徒の動画データを閲覧希望した場合が主である。すなわち、新規入塾生徒が学習方法を閲覧するのに高い効果を発揮する。このため、フランチャイズ展開における入塾率の向上に寄与する。
(第二実施形態)
次に、動画データ抽出システムの他の形態について図18から図21を参照して説明していく。
第二実施形態における動画データ抽出システムは、システムサーバ10にインストールされた性格診断プログラム(ETS)を用いた性格診断テストと、学力診断プログラム(PCS)を用いた学力診断テストを生徒Aに実施し、その診断された生徒Aの性格と学力に最も近いとされる他の生徒の学習方法を動画DB20から抽出し、その抽出された学習方法を動画データとして出力することで、他の生徒の学習方法を閲覧可能としたシステムである。
図18及び図19に示すように、PCSとは、弱点を克服するための復習ポイントとしての優先順位を算出し、生徒ごとに異なるカリキュラムを作成するものであり、学習課程の単位として定められた複数の学習単元データを、各学習単元データの相関関係を示した系統図に対応させて記憶し、系統図およびテスト問題データベースを用いて学力テストを作成する。
そして、生徒に受験させた学力テストを採点し、その学力テストの結果を受信する。記憶されている各学習単元データについて、学力テストの問題に関連する学習単元を抽出し、時系列にて古い順に並べ、学力テストの結果の悪い学習単元を優先させ、生徒が学習すべき優先順位を算出する。(詳細は、特開2005−242018号公報参照)。このように、PCSによって算出された生徒の学力データや、その生徒が使用している教科書種別などの各データを、学力データ値として数値化して記憶部13に記録する。
図20は本システムの概念図を示し、図21は、本システムの一連の処理を示したフローチャートである。
図21に示すように、生徒Aは、学習塾内に設置されている生徒用PC50を用いてETSを実行し、その結果を性格データとしてシステムサーバ10に送信する(S201)。システムサーバ10は、生徒用PC50から送信された性格データをネットワーク等によって受信する(S202)。
続いて生徒Aは、PCSを実行し、その結果を学力データとしてシステムサーバ10に送信する(S203)。システムサーバ10は、生徒用PC50から送信された学力データを受信する(S204)。
受信した性格データを性格項目値とし、学力データを学力データ値として数値化して記録する(S205)。
その記録した性格項目値及び学力データ値を二次元のレーダーグラフとして画像処理し、動画DB20に記録する(S206)。
また、動画DB20には、すでにレーダーグラフ処理された複数の生徒の性格データ及び学力データが記録されており、この動画DB20から生徒Aの性格項目値及び学力データ値と一致するデータがあるか否かを検索する(S207)。
生徒Aの性格項目値及び学力データ値と一致するデータがあれば、そのデータのレーダーグラフを抽出する(S208)。一方、生徒Aの性格項目値及び学力データ値と一致するデータがなければ、生徒Aの性格項目値及び学力データ値と近似するレーダーグラフを抽出する(S209)。そして、抽出した複数のレーダーグラフを、動画データを再生するために選択可能なインデックスを作成し(S210)、その作成したインデックスを表示させる(S211)。
生徒Aは、生徒用PC50の表示部55に表示されたインデックスから所望するインデックスを選択すると(S212)、その選択されたインデックスに関連する動画データを動画DB20から取り出され、システムサーバ10を介して生徒用PC50に配信される(S213)。生徒用PC50は、その動画データを受信することで(S214)、動画によって自分の性格及び学力と同じまたは近似した他の生徒の学習方法を閲覧することができる。
第二実施形態における動画データ抽出システムでは、性格を把握するためのETSに加え、その生徒の学力を把握するためのPCSを採用することで、性格や学力がより近い生徒を動画DB20から抽出することができる。このため、生徒本人にとって参考となる成功事例データの抽出を合理化、客観化することができ、有益な参考データを取り出すことが可能となる。
(第三実施形態:フランチャイズシステム)
また、上述した第一実施形態及び第二実施形態における動画データ抽出システムを、フランチャイズ化(以下、FCと表記する)することもできる。
図22は、本システムをフランチャイジー化した場合の概念図を示している。すなわち、ETSやPCSなどのプログラムがインストールされたシステムサーバ10と、そのシステムサーバ10に接続された動画DB20及びパーソナルDB30に対し、FCオーナー用の端末装置がネットワークを介して接続されている。ネットワークとしては、インターネットでも良いが、セキュリティ上の問題から専用線によるイントラネットを構築しているものとする。
本実施形態における端末装置は、大阪支部と北海道支部にあるものとして説明するが、もちろんこれ例外の場所に支部があっても良い。
実際の運用については、以下のようになる。
例えば、北海道支部の端末装置に生徒がユーザID(または希望パーソナルデータ)を入力すると、その入力データがシステムサーバ10に送信される。システムサーバ10では、生徒に入力されたユーザIDに関連付けられた希望パーソナルデータと、全ての動画データに紐付けられたパーソナルデータとを比較演算し、一致度の高い動画データを動画DB20から抽出する。そして、その抽出された動画データのインデックスを端末装置の画面に出力し、生徒は所望するインデックスを選択すれば動画データが再生されることになる。
なお、システムサーバ10側では、動画DB20のアクセス制限機能を有する認証サーバによってフィルタリング処理し、FCオーナー以外のユーザのアクセスを排除することができる。FCオーナーがアクセスする際には、FCオーナー専用のID及びパスワード等の認証手段を用いてシステムにログインする。ログインに成功して認証されれば、動画DB20内の各種データが利用可能となる。
(遠隔自宅学習)
また、上述した実施形態では、学習塾にて性格診断及び学力診断から動画データの閲覧までの処理がなされていたが、このほか、生徒の自宅にあるPCからシステムサーバ10にアクセスし、動画データの閲覧を行うことも可能である。この場合、生徒の自宅PCにインストールされたWebブラウザを用いて、システムサーバ10や動画DB20に接続されたWebサーバにアクセスし、生徒専用のID及びパスワード等の認証手段を用いてWebサーバにログインし、性格診断テスト及び学力診断テストを実行して、その結果から動画データを閲覧することになる。
動画データ抽出システムを概念的に示した概念図である。 ETSに係る診断装置の構成例を示す構成図である。 診断装置によって実現されている機能の例を示す機能図である。 質問文ファイルの一例を示す図である。 回答ファイルの一例を示す図である。 やる気度配点ファイルの一例を示す説明図である。 やる気度得点ファイルの一例を示す説明図である。 動画データ抽出システムの処理を示すフローチャートである。 システムサーバのハードウェア構成を示したブロック図である。 動画データベースのデータ記憶領域を示したブロック図である。 パーソナルデータベースのデータ記憶領域を示したブロック図である。 生徒用PCのハードウェア構成を示したブロック図である。 マッチング処理について説明した図である。 インデックス画面の説明図である。 インデックス画面の説明図である。 インデックス画面から動画データが再生された状態を示した図である。 動画データにおけるカテゴリをプリントアウトした状態を示した図である。 P C S についての処理を示したフローチャートである。 P C S によって算出された系統図である。 第二実施形態における動画データ抽出システムの概念図である。 第二実施形態における動画データ抽出システムの処理を示すフローチャートである。 第三実施形態における動画データ抽出システムを示す概念図である。
1 0 システムサーバ
1 1 、5 1 C P U
1 2 、5 2 R A M
1 3 、5 3 記憶部
1 4 、5 4 入力部
1 5 、5 5 表示部
1 6 、5 6 通信部
1 7 、5 7 出力部
1 8 、5 8 入出力ポート
2 0 動画データベース
3 0 パーソナルデータベース
5 0 生徒用P C
1 0 1 中央処理装置
1 0 2 入力装置
1 0 3 ファイル装置
1 0 4 表示装置
2 0 1 回答入力手段
2 0 2 回答記憶手段
2 0 3 得点算出手段
2 0 4 得点変換手段
2 0 5 診断結果出力手段

Claims (12)

  1. 生徒の年齢、学年および性格を含むパーソナルデータおよびその生徒のパーソナルデータに関連付けられたユーザIDを蓄積しているパーソナルデータベースと、
    学習方法に関する動画データを前記パーソナルデータに関連付けて多数蓄積した動画データベースと、
    動画データを欲する生徒のユーザIDの入力を受け付ける入力手段と、
    前記入力手段から入力されたユーザIDに対応するパーソナルデータである希望パーソナルデータと前記動画データベースに関連付けられたパーソナルデータとを比較することによって、動画データベースの中から適切な動画データを抽出する抽出手段と、
    その抽出手段が抽出した動画データのインデックスを画面出力する出力手段と、
    前記パーソナルデータをレーダーグラフ化するレーダーグラフ作成手段と、
    を備えた動画データ抽出システムであって、
    前記パーソナルデータは、生徒が受験した性格診断テストの結果に基づいて社交度、デリケート度、自立度、まじめ度、自信度、情緒安定度という項目を含んで前記レーダーグラフ作成手段がレーダーグラフ化することが可能なデータとした性格診断結果を含んでおり、
    前記動画データは、その動画データに関連付けられたパーソナルデータに係る生徒の性格診断テストの結果に対して各項目それぞれを複数段階の点数化をすることによってレーダーグラフ化された画像を関連付けて前記動画データベースに格納されており、
    前記抽出手段は、前記入力手段によって入力されたユーザIDに関連付けられた希望パーソナルデータと、全ての動画データに関連付けられたパーソナルデータとについて、前記レーダーグラフ作成手段を用いてレーダーグラフ化したグラフ面積を比較演算し、そのグラフ面積の一致度が高い動画データを少なくとも一つ抽出することとした動画データ抽出システム。
  2. 生徒の年齢、学年および性格を含むパーソナルデータを蓄積しているパーソナルデータベースと、
    学習方法に関する動画データを前記パーソナルデータに関連付けて多数蓄積した動画データベースと、
    動画データを欲する生徒の年齢、学年および性格を含む希望パーソナルデータを入力する入力手段と、を備え、
    前記動画データベースの中から適切な動画データを抽出する抽出手段と、
    その抽出手段が抽出した動画データのインデックスを画面出力する出力手段と、
    前記パーソナルデータをレーダーグラフ化するレーダーグラフ作成手段と、
    を備えた動画データ抽出システムであって、
    前記パーソナルデータは、生徒が受験した性格診断テストの結果に基づいて社交度、デリケート度、自立度、まじめ度、自信度、情緒安定度という項目を含んで前記レーダーグラフ作成手段がレーダーグラフ化することが可能なデータとした性格診断結果を含んでおり、
    前記動画データは、その動画データに紐づけられたパーソナルデータに係る生徒の性格診断テストの結果に対して各項目それぞれを複数段階の点数化をすることによってレーダーグラフ化された画像を関連付けて前記動画データベースに格納されており、
    前記抽出手段は、前記入力手段によって入力されたユーザIDに関連付けられた希望パーソナルデータと、全ての動画データに関連付けられたパーソナルデータとについて、前記レーダーグラフ作成手段を用いてレーダーグラフ化したグラフ面積を比較演算し、そのグラフ面積の一致度が高い動画データを少なくとも一つ抽出することとした動画データ抽出システム。
  3. 前記抽出手段は、前記レーダーグラフ作成手段が作成するレーダーグラフの面積一致割合の高い動画データから順に複数抽出することとした請求項1から請求項2のいずれかに記載の動画データ抽出システム。
  4. 前記パーソナルデータは、学力診断テストから算出された学力を学力データ値として生成することとした請求項1から請求項4のいずれかに記載の動画データ抽出システム。
  5. 前記動画データは、教科書学習カテゴリ、ノートまとめカテゴリ、暗記カテゴリおよび問題演習カテゴリの各カテゴリによって区分され、
    前記出力手段は、各カテゴリごとのインデックスを出力可能とした請求項1から請求項4のいずれかに記載の動画データ抽出システム。
  6. 前記出力手段が画面出力した複数のインデックスから生徒が動画データを選択し、その選択された動画データに含まれるノートまとめカテゴリ等の写真データをプリントアウトするプリントアウト出力手段を備えた請求項1または請求項2に記載の動画データ抽出システム。
  7. 生徒の年齢、学年及び性格を含むパーソナルデータおよびその生徒のパーソナルデータに関連付けられたユーザIDを蓄積しているパーソナルデータベースと、学習方法に関する動画データを前記パーソナルデータに関連付けて多数蓄積した動画データベースとを備えたホストコンピュータに対してネットワークを介して接続された端末装置のプログラムであって、
    そのプログラムは、動画データを欲する生徒のユーザIDの入力を受け付ける入力手順と、
    前記パーソナルデータをレーダーグラフ化するレーダーグラフ作成手順と、
    前記入力手順から入力されたユーザIDに対応するパーソナルデータである希望パーソナルデータと、前記動画データベースに関連付けられたパーソナルデータとを比較することによって、動画データベースの中から適切な動画データを抽出する抽出手順と、
    その抽出手順が抽出した動画データのインデックスを画面出力する出力手順と、をコンピュータに実行させ、
    前記パーソナルデータは、生徒が受験した性格診断テストの結果に基づいて社交度、デリケート度、自立度、まじめ度、自信度、情緒安定度という項目を含んで前記レーダーグラフ作成手段がレーダーグラフ化することが可能なデータとした性格診断結果を含んでおり、
    前記動画データは、その動画データに紐づけられたパーソナルデータに係る生徒の性格診断テストの結果に対して各項目それぞれを複数段階の点数化をすることによってレーダーグラフ化された画像を関連付けてレーダーグラフ化して前記動画データベースに格納されており、
    前記抽出手順は、前記入力手順によって入力されたユーザIDに関連付けられた希望パーソナルデータと、全ての動画データに関連付けられたパーソナルデータとについて、前記レーダーグラフ作成手段を用いてレーダーグラフ化したグラフ面積を比較演算し、そのグラフ面積の一致度が高い動画データを少なくとも一つ抽出することを端末装置のコンピュータに実行させることとしたコンピュータプログラム。
  8. 生徒の年齢、学年及び性格を含むパーソナルデータを蓄積しているパーソナルデータベースと、学習方法に関する動画データをパーソナルデータに関連付けて多数蓄積した動画データベースとを備えたホストコンピュータに対してネットワークを介して接続された端末装置のプログラムであって、
    そのプログラムは、動画データを欲する生徒の年齢、学年及び性格を含む希望パーソナルデータを入力する入力手順と、
    前記パーソナルデータをレーダーグラフ化するレーダーグラフ作成手順と、
    前記の動画データベースの中から適切な動画データを抽出する抽出手順と、
    その抽出手順が抽出した動画データのインデックスを画面出力する出力手順と、をコンピュータに実行させ、
    前記パーソナルデータは、生徒が受験した性格診断テストの結果に基づいて社交度、デリケート度、自立度、まじめ度、自信度、情緒安定度という項目を含んで前記レーダーグラフ作成手段がレーダーグラフ化することが可能なデータとした性格診断結果を含んでおり、
    前記動画データは、その動画データに紐づけられたパーソナルデータに係る生徒の性格診断テストの結果に対して各項目それぞれを複数段階の点数化をすることによってレーダーグラフ化された画像を関連付けて前記動画データベースに格納されており、
    前記抽出手順は、前記入力手順によって入力された希望パーソナルデータと全ての動画データに関連付けられたパーソナルデータとについて、前記レーダーグラフ作成手段を用いてレーダーグラフ化したグラフ面積を比較演算し、そのグラフ面積の一致度が高い動画データを少なくとも一つ抽出することを端末装置のコンピュータに実行させることとしたコンピュータプログラム。
  9. 前記抽出手順は、前記レーダーグラフ作成手順が作成したレーダーグラフのグラフ面積と、前記動画データベースに予め蓄積されたレーダーグラフのグラフ面積とを比較し、
    それらレーダーグラフの面積一致割合の高い動画データから順に複数抽出することとした請求項8から請求項9のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  10. 前記パーソナルデータは、学力診断テストから算出された学力を学力データ値として生成することとした請求項7から請求項9のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  11. 前記動画データは、教科書学習カテゴリ、ノートまとめカテゴリ、暗記カテゴリ及び問題演習カテゴリの各カテゴリによって区分され、
    前記出力手順は、各カテゴリごとのインデックスを出力可能とした請求項7から請求項10のいずれかに記載のコンピュータプログラム。
  12. 前記出力手順が画面出力した複数のインデックスから生徒が動画データを選択し、その選択された動画データに含まれるノートまとめカテゴリ等の写真データをプリントアウトするプリントアウト出力手順を備えた請求項7または請求項8に記載のコンピュータプログラム。
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