JP2006343602A - 学習支援システム - Google Patents
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Abstract
【課題】 第一に学習者の積極的な意思に基づいて学習を行うことのできる新たなスタイルを確立する為の学習支援システムの提供を課題とする。
【解決手段】 学習者に応じた最適な学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかを選定する学習支援システムであって、当該学習支援システムは、学習者のモチベーションを測定または確認する第一テストの回答を入力するデータ入力手段の一つとして、PDA (パーソナルデジタルアシスタント)、携帯電話又はタブレットコンピューターから送信される第一テストの回答を受け取る通信手段を使用する学習支援システムとする。
【選択図】図1
【解決手段】 学習者に応じた最適な学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかを選定する学習支援システムであって、当該学習支援システムは、学習者のモチベーションを測定または確認する第一テストの回答を入力するデータ入力手段の一つとして、PDA (パーソナルデジタルアシスタント)、携帯電話又はタブレットコンピューターから送信される第一テストの回答を受け取る通信手段を使用する学習支援システムとする。
【選択図】図1
Description
本発明は学習者に応じた最適な学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかを選定する学習支援システムに関し、より具体的には学習者のモチベーションに基づいて、最適な学習方法及び/又は最適な教材を選定するための学習支援システムに関する。
従来の学習スタイルとしては、学校等において平均的な学力を有する学習者に対して知識を一方的に伝達するのが一般的である。特に公立学校においては、学年毎に吸収すべき知識の内容が予め決定される関係上、全ての学習者の学習意欲を考慮した上での授業の進行は実質的に不可能であり、依って、一方的な知識の授与による学習(又は教育)が行われている。
一方で、一部の私立学校や私塾では英才教育として、学習者の希望を最大限尊重した個別の教育スタイルが採用されているが、それでも学習者本人の精神・心理状態までは、十分には考慮されていないのが実情である。
一定レベルの知識を確立する上では、従前の”知識供与型”の教育スタイルも望ましいが、この教育スタイルは学習者の精神・心理状態が一切考慮されていないことから、学習者は、知識が一方的に教授される過程において、少なからずストレスを感じることがある。
また、教育とは人造りである事も考慮すれば、学習者の意思を尊重せずに、一方的な知識の教授だけを行うのは人格形成の点でも問題がある。
更に、欧米列強のキャッチアップが終焉を迎えた現代では、高付加価値のある製品やサービス、情報を生み出せる人材を育成が不可欠であり、その為には、”自発的に物事を遂行できる人材の育成”が必要である。
この様な状況下、近年では、特許文献1〜4に示されるように、効率的な学習を行うために、学習者の個性や学習意欲を考慮した上で、最適な学習方針などを策定するシステムが提案されている。
特開2001-296795号公報
特開2003-122240号公報
特開2003-242307号公報
特開2004-302215号公報
本発明は、従前における一方的な”知識供与型”の教育スタイルを改め、学習者が自ら学習したいという意思(モチベーション)を持ち、それに応じた学習を自らの意思で行うことのできる学習方法を提供するものである。
そのためには、学習者自身のモチベーションを測定し、それに応じた学習方法や教材を選択することが必要であるが、前記特許文献1から4に記載されているシステム乃至装置は、少なからず、その具体的な解決手段において、実用性、信憑性、及び有用性上の問題があり、必ずしも学習者の積極的な意思に基づいた学習スタイルを確立するのに適したものとはなっていない。
即ち、学習者の積極的な意思に基づいて学習を効率的に行うことのできる新たなスタイルを確立するためには、常に変化する学習者のモチベーションを、継続的に、かつ適切なタイミングで測定しなければならない。併しながら、前記特許文献1から4に記載されているシステムや装置は、学習方針や教材を特定する際に学習者に対して一回行うことを基本としており、継続的、かつ適切なタイミングで診断乃至測定を行えるものとはなっていない。
そこで本発明は、第一に学習者の積極的な意思に基づいて学習を行うことのできる新たなスタイルを確立する為の学習支援システムの提供を課題とする。
第二に、学習者のモチベーションに応じて学習方針や教材を選定することにより、効率的に学習を行い、学力を向上させることのできる学習支援システムの提供を課題とする。
第三に、継続的に、学習者自身のモチベーションを測定し、それに応じた学習方法や教材を選択することのできる学習支援システムの提供を課題とする。
第四に、適切なタイミングで学習者自身のモチベーションを測定し、それに応じた学習方法や教材を選択することのできる学習支援システムの提供を課題とする。
第五に、簡易な方法で学習者自身のモチベーションを測定することができ、それに応じた学習方法や教材を選択することのできる学習支援システムの提供を課題とする。
上記課題を解決するために、本発明ではコンピュータを含む電子計算機を用いて、学習者に対して行ったモチベーションを測定または確認する第一テストの回答を集計すると共に、これを解析し、学習者における現在のモチベーションをテキストやイメージを含むデータとして出力する学習支援システムを提供する。
より具体的には、学習者に応じた最適な学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかを選定する学習支援システムであって、当該学習支援システムは、
(1)学習者のモチベーションを測定または確認する第一テストの回答を入力するデータ入力手段と、
(2)第一テストの回答結果と、学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかとが関連付けられて構築されているデータ記憶手段と、
(3)データ入力手段から入力された第一テストの回答に基づいて、前記データ記憶手段に記憶された学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかを選定するデータ処理手段と、
(4)データ処理手段で特定された学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかについての情報を出力するデータ出力手段とを含んで構成されており、
(1)学習者のモチベーションを測定または確認する第一テストの回答を入力するデータ入力手段と、
(2)第一テストの回答結果と、学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかとが関連付けられて構築されているデータ記憶手段と、
(3)データ入力手段から入力された第一テストの回答に基づいて、前記データ記憶手段に記憶された学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかを選定するデータ処理手段と、
(4)データ処理手段で特定された学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかについての情報を出力するデータ出力手段とを含んで構成されており、
前記データ入力手段の一つとして、PDA (パーソナルデジタルアシスタント)、携帯電話又はタブレットコンピューターから送信される第一テストの回答を受け取る通信手段が使用されている学習支援システムを提供する。
かかる学習支援システムによれば、学習者における第一テストの回答手段として、PDA (パーソナルデジタルアシスタント)、携帯電話又はタブレットコンピューターを使用することができ、よって、学習者は、いつでも、気がねなく、この第一テストを受けることができる。これにより、学習者においては、より最新のモチベーション測定結果に基づいた最適な学習方法や教材が提示されることから、気乗りのしない学習内容を無理に行う必要はなくなり、自らの意思に基づいて積極的に学習をすすめることができる。
上記本発明にかかる学習支援システムでは、PDA (パーソナルデジタルアシスタント)、携帯電話又はタブレットコンピューター(以下、携帯型電子装置とする)における回答の送信は、あらかじめ手元にある第一テストの問題集について、携帯型電子装置から回答する形式で行う他、コンピュータのデータ記憶手段における第一テストの設問記憶領域に記録されている設問を、設問送信手段(各種通信手段など)によってPDA、携帯電話又はタブレットコンピューター等に送信し、それについて回答させる形式によっても行うことができる。
よって、本発明にかかる学習支援システムは、上記PDA (パーソナルデジタルアシスタント)、携帯電話及びタブレットコンピューターの中から選択される、少なくとも1つの携帯型電子装置をデータ入力手段として使用する学習支援システムとすることができる。その際、これら携帯型電子装置をデータ入力手段としても使用することができる。
また本発明では、学習者に応じた最適な学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかを選定する学習支援システムであって、当該学習支援システムは、
(1)学習者のモチベーションを測定または確認する第一テストの回答を入力するデータ入力手段と、
(2)第一テストの回答結果と、学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかとが関連付けられて構築されているデータ記憶手段と、
(3)入力された第一テストの回答から学習者のモチベーションを判定し、且つその判定結果に基づいて、少なくとも記載内容の一部において相互に異なる2種類以上の測定結果情報を作成するデータ処理手段と、
(4)前記2種類以上の測定結果情報を別々に出力するデータ出力手段と
を含んで構成されている学習支援システムを提供する。
(1)学習者のモチベーションを測定または確認する第一テストの回答を入力するデータ入力手段と、
(2)第一テストの回答結果と、学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかとが関連付けられて構築されているデータ記憶手段と、
(3)入力された第一テストの回答から学習者のモチベーションを判定し、且つその判定結果に基づいて、少なくとも記載内容の一部において相互に異なる2種類以上の測定結果情報を作成するデータ処理手段と、
(4)前記2種類以上の測定結果情報を別々に出力するデータ出力手段と
を含んで構成されている学習支援システムを提供する。
この学習支援システムでは、学習者本人のみならず、学習者の保護者、教師など、学習者の周囲に存在する人々に対しても、それぞれの立場及び役割に応じた測定結果情報を出力できるものとして構築されており、その結果、学習者のモチベーションを周囲においても理解することができ、よって、例えば、学習者が欲していないにも拘わらず、周囲からの強制によって「学習させられる」といった、学習の強制を極力回避することもできる。
かかるシステムにより提供される、2種類以上の測定結果情報は、対象とする者(学習者本人、学習者の保護者、教師など)に応じた情報が記載されていることから、各出力情報を、他の者が閲覧できないようにして出力することが望ましい。具体的には、再封不可能な出力帳票として出力する他、それぞれにパスワードを付したデータファイル形式で出力することもでき、或いはそれぞれが所有する携帯電話などの携帯型電子装置に出力することができる。
また、かかる学習支援システムでも、学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかを選定する事が望ましい。よって、前記データ処理手段は、更に学習者のモチベーションの判定結果から、前記データ記憶手段に記憶された学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかを選定するものであり、当該選定内容に学習方法が含まれる場合には、選定した学習方法を、前記測定結果情報ごとに記載内容の少なくとも一部が異なる2種類以上の選定学習方法情報を作成するものとして構成することが望ましい。
上記、対象者(学習者本人、学習者の保護者、教師など)ごとに異なる形式のデータを出力することのできる学習支援システムにおいても、PDA、携帯電話又はタブレットコンピューター等の携帯型電子機器を用いて回答する様に構成することができ、その場合には、データ入力手段の一つとして、これらPDA等から送信される第一テストの回答を受け取る通信手段を使用し、データ出力手段の一つとして、第一テストの回答を送信したPDA等に対して、2種類以上の測定結果情報の内の何れかの測定結果情報(学習者用の情報)、及び/又は2種類以上の選定学習方法情報の内の何れかの選定学習方法情報(学習者用の情報)の少なくとも1つ以上を送信する通信手段を使用して構成される事が望ましい。
上記第一テストの内容としては、例えば以下の(A)〜(I)に示す項目の何れか又は全てを測定する設問より構成することができる。即ち、これらの項目を測定することにより、学習者におけるモチベーションを効率的に測定することができる。
(A)チャレンジ精神の喪失度を判断する為の設問。
この項目に関する設問は、例えば、学習者が「新しい事にチャレンジしても無駄だ」、「やってもどうせできない」という無力感を感じているか否か等を判断する為の設問として構成することができる。
この項目に関する設問は、例えば、学習者が「新しい事にチャレンジしても無駄だ」、「やってもどうせできない」という無力感を感じているか否か等を判断する為の設問として構成することができる。
(B)自信の喪失度を判断する為の設問。
この項目に関する設問は、例えば、学習者が「自分には能力が無い」、「勉強に向いていない」と思い込み自信を失いかけているか否か等を判断する為の設問として構成することができる。
この項目に関する設問は、例えば、学習者が「自分には能力が無い」、「勉強に向いていない」と思い込み自信を失いかけているか否か等を判断する為の設問として構成することができる。
(C)目標達成手段または問題解決手段の喪失度
この項目に関する設問は、例えば、学習者が「勉強したいという気持ちがあるか否か」、「どうやって勉強したら良いのか分からない」と感じているか否か等を判断する為の設問として構成することができる。
この項目に関する設問は、例えば、学習者が「勉強したいという気持ちがあるか否か」、「どうやって勉強したら良いのか分からない」と感じているか否か等を判断する為の設問として構成することができる。
(D)好奇心の喪失度
この項目に関する設問は、例えば、学習者が「勉強が面白くない」と感じているか否か等を判断する為の設問として構成することができる。
この項目に関する設問は、例えば、学習者が「勉強が面白くない」と感じているか否か等を判断する為の設問として構成することができる。
(E)自己決定感の喪失度
この項目に関する設問は、例えば、学習者が「どうせ自分のやりたい事を主張しても聞いてもらえない」、「先性に言われていることをやっているだけ」等の用に、自分で物事をコントロールできないと感じているか否か等を判断する為の設問として構成することができる。
この項目に関する設問は、例えば、学習者が「どうせ自分のやりたい事を主張しても聞いてもらえない」、「先性に言われていることをやっているだけ」等の用に、自分で物事をコントロールできないと感じているか否か等を判断する為の設問として構成することができる。
(F)周囲から期待されている感覚の喪失度
この項目に関する設問は、例えば、学習者が「どうせ自分はだれにも期待されていない」と思い込み、やる気を失っているか否か等を判断する為の設問として構成することができる。
この項目に関する設問は、例えば、学習者が「どうせ自分はだれにも期待されていない」と思い込み、やる気を失っているか否か等を判断する為の設問として構成することができる。
(G)安心感の喪失度
この項目に関する設問は、例えば、学習者が「自分には理想とする人がいない」、「だれのアドバイスを聞けばいいのかわからない」と思い込み、個々得ろ簿沿い気持ちになっているか否か等を判断する為の設問として構成することができる。
この項目に関する設問は、例えば、学習者が「自分には理想とする人がいない」、「だれのアドバイスを聞けばいいのかわからない」と思い込み、個々得ろ簿沿い気持ちになっているか否か等を判断する為の設問として構成することができる。
(H)周囲から関心をもたれている感覚の喪失度
この項目に関する設問は、例えば、学習者が「自分は存在意識が薄く、上手くいっても失敗しても誰にも気付かれない」と感じているか否か等を判断する為の設問として構成することができる。
この項目に関する設問は、例えば、学習者が「自分は存在意識が薄く、上手くいっても失敗しても誰にも気付かれない」と感じているか否か等を判断する為の設問として構成することができる。
(I)一体感の喪失度
この項目に関する設問は、例えば、学習者が「自分はクラスの中で受け入れられていない」と思い込み、仲間はずれになっている間隔を人知れず持っているか否か等を判断する為の設問として構成することができる。
この項目に関する設問は、例えば、学習者が「自分はクラスの中で受け入れられていない」と思い込み、仲間はずれになっている間隔を人知れず持っているか否か等を判断する為の設問として構成することができる。
そして、上記第一テストは、テスト一回あたり、10〜50問の設問によって構成されている事が望ましい。このような問題数とすることにより、例えば、学習者における第一テストの回答手段として携帯電話を使用する場合でも、無理なく回答することができる。
上記第一テストの回答に基づく学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかの選定方法としては、例えば、各設問ごとにポイトを決定しておき、その回答に応じたポイントの集計結果に応じて出力データを特定する方法(以下、「ポイント集計方式」とする)で行う他、各設問における回答の組み合わせごとに、それに対応した出力データを用意しておく方法(以下「組み合わせ関連方式」とする)で行うことができる。なお、これらの選定方法については、後述の実施の形態でより具体的に示す。
更に本発明では、学力測定結果も加味し、必要に応じて、前記学習方法及び最適な教材の選定基準を調整する学習システムとすることもできる。
即ち、上記学習システムにおいて、更に前記データ記憶手段は、学力を測定する第二のテストの結果を学習者ごとに分けて記憶する第二記憶領域を有し、前記データ処理手段は、前記第一のテストの回答結果、それに基づいて選定した学習方法及び最適な教材、及び第二のテストの結果に関する履歴データを抽出し、前記データ出力手段は、抽出した履歴データを出力する学習支援システムである。
このシステムでは、履歴データが蓄積されていることから、学習者のモチベーション測定結果、それに基づいて選定した学習方法及び最適な教材、および第二のテストの結果の相関関係を考慮して、学習者ごとに、学習方法及び最適な教材の選定基準を調整する学習支援システムとすることができる。
また、第二のテストの結果もデータとしてストックしておくことで、データ処理手段は、第二のテスト結果(学力テスト)に基づき、学習者の思考パターンを評価すると共に、学習者が得意とする思考パターン、及び不得意とする思考パターンを判定することもできる。
ここで、第二テストとしては、例えば以下の(a)〜(d)に示す項目の何れか又は全てを測定する設問より構成することができる。
(a)外向的か、内向的か
(b)知覚的か、直感的か
(c)論理分析的か、価値観重視派か
(d)計画的か、自然体派か
(a)外向的か、内向的か
(b)知覚的か、直感的か
(c)論理分析的か、価値観重視派か
(d)計画的か、自然体派か
また、この第二テストは、国語、数学、英語などの各科目の学力を測定する設問群として構成する他、各科目において分類されているテーマ毎の学力を測定するための設問群として構成することもできる。
更にこの第二テストは、「記憶型の問題が得意か否か」や「理論構成型の問題が得意か否か」などを判断する為の設問群として構成する他、各設問における問い方を変えた場合に回答できるか否かを判断する為の問題群として構成する事もできる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1〜図5は発明を実施する形態の一例であって、図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
図1〜図5は発明を実施する形態の一例であって、図中、図1と同一の符号を付した部分は同一物を表わしている。
この実施形態に係る学習支援システムは、特にネットワークを介して実施することの出来る学習支援システムの例であり、これはデータ処理手段、データ記憶手段、データ入力手段、及びデータ出力手段を備えるサーバ装置と、学習者が使用する学習者端末24と、必要に応じて学習施設に設置される学習施設端末36とで構成されており、学習者端末24と学習施設端末36とは、サーバ装置に対して、ネットワークを介して接続されている。
学習者端末としては、本実施の形態に示す様に携帯電話端末を用いる事ができる他、PDA、タブレットコンピューター等のその他の携帯型電子機器を使用する事ができ、更にパーソナルコンピュータを使用することもできる。かかる学習者端末24は、少なくとも有線又は無線方式によって送信されたデジタル又はアナログ信号を受信し、これを表示できる装置が使用されるものであり、具体的な構成は当業者においても明らかである事から、その詳細な説明は省略する。
学習施設端末36は、通常、コンピュータが使用され、これはデータ処理装置とデータ記憶手段を含んで構成されたハードウェアと、データ記憶手段に格納されたソフトウェア(プログラム)とで構成することができる。この学習施設端末は、各学習施設に1台又は複数台設置することができ、これらは相互に双方向性バスで接続する他、広域ネットワーク(WAN=Wide Area Network)や構内ネットワーク(LAN=Local Area Network)を介して接続することができる。
サーバ装置は、入出力インタフェース27を通じて接続された補助記憶装置27と、通信装置32、キーボードまたはマウス、トラックボール、タッチパッド等の何れか又は全てを含むデータ入力装置22と、さらに、PC20に入出力インタフェース27を通じて接続した、通信装置32、表示装置28、印字装置29等の何れか又は全てを含むデータ出力装置とを伴って構成することができる。即ち、本実施の形態においては、通信装置32はデータ入力装置としても、データ出力装置としても機能することができる。この通信装置32は、有線・無線形式を問わず、各種の通信回線を通じて他の端末装置36に接続可能なものを使用することができる。
上記補助記憶装置23としては、フロッピー(登録商標)ディスク装置やハードディスクまたは光ディスク装置を用いることができ、入力装置22としては、キーボード等の他にOCR、OMR、バーコードリーダ、ディジタイザ、イメージスキャナ、音声認識装置等を使用する事ができ、そして出力装置としては、表示装置28等の他に作図装置30、マルチメディア処理装置31を使用する事ができる。
そしてPC20は、記憶装置26(RAM〔以下、メモリ26という〕)及び中央処理装置25(以下、CPU25という)を伴って構成されており、OSによる制御の下にメモリ26または補助記憶装置23にキャッシュされているプログラムを起動し、所定のタスク(プロセス)を実行する。このPC20を構成するCPU25は、与えられたデータに対して四則演算、論理演算等を行う演算装置25bと、実行される命令部26aのアドレスを元にメモリ26からCPU25に命令を取り込み、命令の内容を解読し必要な動作指示を他の装置に対して出す制御装置25aとを有する。この制御装置25aは、図1に示すように入力装置22等に対して入力制御指令を出し、メモリ26に対してはメモリ制御指令を出し、出力装置等に対しては出力制御指令を出す。
入力装置22等より入力されたコマンドは最初にメモリ26へと転送されて、メモリ26では、与えられたコマンドからデータ及び命令を選択するとともに、選択されたデータ及び命令をCPU25の制御装置25aに転送する。
この実施の形態に示す学習支援システムにおいて、サーバ装置を構成するデータベースは、図2に示す様に、学習者を特定する情報を有する会員情報ファイルと、この会員情報ファイルに記載された各学習者に関連付けられている第一テスト回答ファイル、第二テスト回答ファイル、及び選定基準調整ファイルと、第一テスト設問ファイルと、第一テスト配点ファイルと、第一テスト結果出力ファイルと、第二テスト設問ファイルと、第二テスト配点ファイルと、第二テスト結果出力ファイルと、学習方法データファイルと、教材データファイルとを有して構築されている。
会員登録ファイルは、ユーザID、教材ID、クラスID、学習者の氏名、住所、電話番号、電子メールアドレス、ハンドル名(ニックネーム)、パスワード、年齢、性別、誕生日等の学習者に関する識別情報(ID情報)の他、測定結果の出力データの送付対象者を含んで記録している。
第一テスト回答ファイルは、学習者毎の第一テストの回答結果を蓄積して構成されるものであり、これは例えば会員登録ファイルにおけるユーザID毎に記録する事により、会員登録ファイルとの連携が可能である。
第二テスト回答ファイルは、学習者毎の第二テストの回答結果を蓄積して構成されるものであり、これも例えば会員登録ファイルにおけるユーザID毎に記録する事により、会員登録ファイルとの連携が可能である。
選定基準調整ファイルは、ユーザIDで管理されている各学習者の第一テスト結果と、第二テスト結果に基づいて、学習方法データファイルに記録された学習方法の選定基準、および教材データファイルに記録された教材の選定基準を調整する為の識別情報を含むものであり、これは後述の測定プログラムの実行に際して、「学習方法/教材の特定」ステップにおいて使用されるものである。
第一テスト設問ファイルは、学習者におけるモチベーションを測定する為の設問が記録されており、例えば関連する特定の問題毎に異なる識別子を付与して記録しておく事ができる。
例えば、この第一テストの設問ファイルには、(A)チャレンジ精神の喪失度、(B)自信の喪失度、(C)目標達成手段または問題解決手段の喪失度、(D)好奇心の喪失度、(E)自己決定感の喪失度、(F)周囲から期待されている感覚の喪失度、(G)安心感の喪失度、(H)周囲から関心をもたれている感覚の喪失度、(I)一体感の喪失度の何れか又は全てを判断する上で有効な設問を記録しておく事ができ、具体的には以下のような設問を記憶する事ができる。なお、以下における括弧内の符号は、識別子を表しており、最初のアルファベット文字は、上記(A)〜(I)の項目に対応している。
(A1)やればできる、とは思えなかった
(A2)どんなに努力しても無駄な事はある
(A3)むずかしいことは、はじめから断っておきたい
(A4)がんばっても、思うようにいかなかった
(B1)とても片付けられそうにない分量の宿題を出された
(B2)自分には難しすぎる問題が多い
(B3)失敗をしたとき、「自分には能力がないのかな」と感じる
(B4)自分は勉強に向いていないと思う
(C1)勉強のコツが掴めない
(C2)勉強の仕方をもっときちんと教わりたい
(C3)要領が悪い為に、やる気ばかりがカラ回りしている
(C4)勉強は、何からどう手をつければ良いのか分からない
(D1)新しい事を勉強するのは面倒くさい
(D2)結果が良くないときは「まあしかたがないか」とあきらめる
(D3)以前にできなかった事ができるようになっても、たいして感動を覚えない
(D4)いまやっている勉強におもしろさは感じない
(E1)自分は親や先生の言うとおりに動いているだけだと思う
(E2)自分がすべき事は、はじめから何もかもが決められている気がする
(E3)学校で何かアイデアを出しても、どうせ何も変わらない
(E4)いまの世の中がどうなっても、自分に責任はないと思う
(F1)学校の中に、自分の「かわり」となる人はいくらでもいる
(F2)成績が良くても悪くても、まわりは別に気をとめていない
(F3)先生は私の「とりえ」や得意分野をわかっていない
(F4)自分がいなくてははじまらない「責任の場」はないと思う
(G1)理想的だと思える人がいない
(G2)先生に安心してついていけない
(G3)先生の言う事はころころ変わる
(G4)何か困った事が起きたときに相談できる相手がいない
(H1)がんばっても、誰も認めてくれない
(H2)自分がいなくても、別に誰も困らない
(H3)みんなにあまり相手にされていない気がする
(H4)体調を壊しても、誰も心配しない気がする
(I1)なんとなくクラスの雰囲気にとけ込めていない気がする
(I2)自分がクラスの一員だとは思えない
(I3)自分と友達の考え方は違っていて、わかりあえない
(I4) 学校にいるとき「ひとりぼっちだ」と感じることがある
(A2)どんなに努力しても無駄な事はある
(A3)むずかしいことは、はじめから断っておきたい
(A4)がんばっても、思うようにいかなかった
(B1)とても片付けられそうにない分量の宿題を出された
(B2)自分には難しすぎる問題が多い
(B3)失敗をしたとき、「自分には能力がないのかな」と感じる
(B4)自分は勉強に向いていないと思う
(C1)勉強のコツが掴めない
(C2)勉強の仕方をもっときちんと教わりたい
(C3)要領が悪い為に、やる気ばかりがカラ回りしている
(C4)勉強は、何からどう手をつければ良いのか分からない
(D1)新しい事を勉強するのは面倒くさい
(D2)結果が良くないときは「まあしかたがないか」とあきらめる
(D3)以前にできなかった事ができるようになっても、たいして感動を覚えない
(D4)いまやっている勉強におもしろさは感じない
(E1)自分は親や先生の言うとおりに動いているだけだと思う
(E2)自分がすべき事は、はじめから何もかもが決められている気がする
(E3)学校で何かアイデアを出しても、どうせ何も変わらない
(E4)いまの世の中がどうなっても、自分に責任はないと思う
(F1)学校の中に、自分の「かわり」となる人はいくらでもいる
(F2)成績が良くても悪くても、まわりは別に気をとめていない
(F3)先生は私の「とりえ」や得意分野をわかっていない
(F4)自分がいなくてははじまらない「責任の場」はないと思う
(G1)理想的だと思える人がいない
(G2)先生に安心してついていけない
(G3)先生の言う事はころころ変わる
(G4)何か困った事が起きたときに相談できる相手がいない
(H1)がんばっても、誰も認めてくれない
(H2)自分がいなくても、別に誰も困らない
(H3)みんなにあまり相手にされていない気がする
(H4)体調を壊しても、誰も心配しない気がする
(I1)なんとなくクラスの雰囲気にとけ込めていない気がする
(I2)自分がクラスの一員だとは思えない
(I3)自分と友達の考え方は違っていて、わかりあえない
(I4) 学校にいるとき「ひとりぼっちだ」と感じることがある
なお、上記の設問は、この第一テストの内容の理解を容易にする為の一例を示したものであり、このような設問に限定することを意味するものではない。この第一テストにおける具体的な設問内容は、当然に適宜変更することができ、また設問の出題順序も随時変更する事ができる。
第一テスト配点ファイルには、上記各設問毎、又は各設問を跨って設定される配点が記述される。例えば、全ての設問に同じ配点を設定する他、例えば(A1)(B1)(C2)(D3)(E1)(F2)(G2)(H3)(I4)については、他の問題よりも配点割合を多くしたり、(A1)(B1)(B2)(D3)を選択した場合には、所定の点数を減じるなどの配点を記憶しておく事ができる。
第一テスト結果出力ファイルは、上記第一テスト配点ファイルに関連付けられた、測定結果の出力データを記憶しており、この出力データは、提示対象者(本人、親、教師など)毎に表現や記載項目を変化させたデータとして記録しておくことができる。
第二テスト設問ファイルは、学習者における学力を測定する問題の他、学習能力(例えば集中力の持続性)や、思考パターン(例えば、理論構成が得意である)などを判定する事のできる問題を適宜選定して記録したものである。
第二テスト配点ファイルも、前記第一テスト配点ファイルと同じように、各設問毎、又は各設問に跨る配点基準を設定し、これを記録しておく事ができる。
第二テスト結果出力ファイルも、前記第一テスト配点ファイルと同じように、第二テスト配点ファイルに関連付けられた、測定結果の出力データを記録したものであり、この出力データも、提示対象者(本人、親、教師など)毎に表現や記載項目を変化させたデータとして記録しておくことができる。
学習方法データファイルは、暗記中心の学習を行うか、問題集を使った学習を行うかなどを、第一テストの回答結果に関連付けて記録したものであり、例えば、第一テストの採点結果が一定の点数に満たない場合には、問題集を使った学習方法を行う等の様に、単純に第一テストの採点結果に関連付けて学習方法を記録する他、第一テストを構成するカテゴリー毎の採点結果を加味して、例えば(A)チャレンジ精神の喪失度と(D)好奇心の喪失度において、良好な結果(問題が無いとする所見)が得られた場合には、問題集を使った学習方法を選択するように関連付けて記録する事もできる。
また、この学習方法データファイルは、学習者のスケジュールを管理することが出来る様に、時間の要素を含んで構築することもできる。例えば、特定の第一テストの結果が現れた場合には、最初に問題集を使った学習方法を一時間行い、その後20分の休憩を挟んで、二時間の暗記中心型の学習方法を実施するなどの様に、時間の要素を含ませたデータとして構築する事ができる。このような学習者のスケジューリングも行う場合には、望ましくは各学習者における、当該決定された学習方法の達成度合いを記録し、その結果に基づいて適宜修正することが望ましい。
教材データファイルは、暗記中心の学習を行う為の教材、理解の整理に使用するのに適した教材などを、第一テストの回答結果に関連付けて記録したものであり、例えば、第一テストの採点結果が一定の点数に満たない場合には、理解の整理に適した教材を関連付ける等、単純に第一テストの採点結果に関連付けて最適な教材を記録する他、第一テストを構成するカテゴリー毎の採点結果を加味して、例えば(A)チャレンジ精神の喪失度と(D)好奇心の喪失度において良好な結果(問題が無いとする所見)が得られた場合には、暗記中心の教材を選択するように関連付けて記録する事もできる。
また、この教材データベースは、講義説明、問題、解答、解答の解説などの素材の記述内容(詳細か簡単かなど)ごとに分類した教材を、第一テストの回答結果に対応させて記録することもできる。
次に本実施の形態の学習支援システムにおける処理の流れを図1〜5に基づいて説明する。
先ず、この学習支援システムの会員となっている学習者は、携帯電話などの携帯型電子機器から学習支援システムにアクセスし、サーバ装置に対してログイン信号を送信する(ステップ100)。これによりサーバ装置は、データベース内の会員情報ファイル(図2)に記録されている会員データと照合し、一致していれば第一テストの設問を携帯型電子機器に送信する(ステップ110)。ここで送信される設問の形式は、例えば図4(A)に示す様に1問毎に送信し、送信された設問に対しての回答を受信した段階で、図4(B)に示すような次の設問を送信する事が望ましい。この様な問題提示方法を採用する事により、測定を受けている学習者もテンポ良く回答することができるので率直な回答を得ることができ、更に学習者における問題の先読みなどを阻止する事ができる。また、1問毎の設問形式とする事により、携帯電話などの様に表示できる文字数が少ない場合でも、端末として使用できるとのメリットも得られる。
そしてサーバ装置は、第一テストに関する必要な全ての回答を受信した段階(ステップ120)で、第一テスト採点ファイル(図2)に記録された採点基準を主記憶装置26に呼び出し、これに基づいてCPU25は第一テストの結果を集計する(ステップ130)。この集計に際しては、各設問の回答(YES又はNO)毎に割り当てられた得点を単純に集計する他、特定の2以上の設問において、全て「YES」を選んだ場合、または2/3以上「NO」を選んだ場合には、配点割合を高く設定する事などもできる。
次に、この第一テストの回答を集計した後、その結果に基づいて、学習者のモチベーションを解析する(ステップ140)。モチベーションの解析に際しては、単純にステップ130の集計結果に関連付けて記録されている、第一テスト結果出力ファイル中の出力データを抽出する他、更にポイントの集計によらず、実際に選択された回答の組み合わせに応じて関連付けて記録されている、第一テスト結果出力ファイル中の出力データを抽出することもできる。
そして、モチベーションの解析結果及び第一テストの集計結果の少なくとも何れかに関連付けて記録されている、学習方法データファイル中の学習方法データ、及び教材データファイル中の教材データを、それぞれの結果に基づいてサーバ装置のCPUが抽出し、学習方法/教材を特定する(ステップ150)。
この学習方法データや教材データの抽出に際しては、学習者において選定基準調整ファイルが作成されている場合には、当該選定基準調整ファイル中に記録された基準調整データを主記憶装置に読み込み、抽出プログラムを修正する事により、その学習者に合った最適な学習方法及び教材を選定することができる。
以上の様に測定されたモチベーションの解析結果及び第一テストの集計結果の少なくとも何れか、並びに特定された学習方法及び教材の少なくとも何れかを、第一テスト回答ファイルに記録する(ステップ160)。また、学力を測定する為の前記第二テストを実施した場合には、その結果を第二テスト回答ファイルに記録する。これら第一テスト回答ファイル及び第二テスト回答ファイルを形成することにより、学習者における、本システムの適合性を判断する事ができ、仮に本システムで作成される学習方法/教材が十分な効果を発揮していない場合には、その抽出基準を変更する為の選定基準調整ファイルを作成する事が可能になっている。
そして、これらモチベーションの解析結果、第一テストの集計結果、特定された学習方法及び教材の少なくとも何れかを含んだ出力データが作成され(ステップ170)、これが学習者等に送信される。図5は、この出力データの一例を示しており、前記(A)チャレンジ精神の喪失度、(B)自信の喪失度、(C)目標達成手段または問題解決手段の喪失度、(D)好奇心の喪失度、(E)自己決定感の喪失度、(F)周囲から期待されている感覚の喪失度、(G)安心感の喪失度、(H)周囲から関心をもたれている感覚の喪失度、(I)一体感の喪失度に対応した、各項目毎の集計結果記載欄50と、現状を把握する為の情報及びその対応策が記載された回答解析結果記載欄51が設けられている。
この出力データの作成に際しては、学習者本人、学習者の保護者や教師など、対象者毎に記載内容を異ならせることが望ましく、この場合には、特に「現状を把握する為の情報及びその対応策」が記載されている欄の表現を変えたり、記載する情報そのものを変更することができる。これらのデータは、予め補助記憶量域内の第一テスト結果出力ファイル、及び第二テスト結果出力ファイル内の記録情報を出力する形式で実施する事ができる。
なお、この出力データは、電子機器に接続されたディスプレイや、携帯電話の液晶画面で確認する他、印字装置29により紙等に印刷して提供することもできる。この場合、当該印字装置29は、同一人の第一テストの結果として、少なくとも記載内容の一部において相違する複数の出力帳票21a,b,cを作成する事になる。
尚、本発明の学習支援システムは、上記した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
20 コンピュータ(サーバ装置)
24 学習者端末(携帯電話など)
36 学習施設端末
24 学習者端末(携帯電話など)
36 学習施設端末
Claims (14)
- 学習者に応じた最適な学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかを選定する学習支援システムであって、当該学習支援システムは、
(1)学習者のモチベーションを測定または確認する第一テストの回答を入力するデータ入力手段と、
(2)第一テストの回答結果と、学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかとが関連付けられて構築されているデータ記憶手段と、
(3)データ入力手段から入力された第一テストの回答に基づいて、前記データ記憶手段に記憶された学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかを選定するデータ処理手段と、
(4)データ処理手段で特定された学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかについての情報を出力するデータ出力手段とを含んで構成されており、
前記データ入力手段の一つとして、PDA (パーソナルデジタルアシスタント)、携帯電話又はタブレットコンピューターから送信される第一テストの回答を受け取る通信手段が使用されていることを特徴とする学習支援システム。 - 前記学習支援システムは、さらにPDA (パーソナルデジタルアシスタント)、携帯電話又はタブレットコンピューターに対して第一テストの設問を送信する設問送信手段を備える請求項1に記載の学習支援システム。
- 学習者に応じた最適な学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかを選定する学習支援システムであって、当該学習支援システムは、PDA (パーソナルデジタルアシスタント)、携帯電話及びタブレットコンピューターの中から選択される、少なくとも1つの携帯型電子装置と、この携帯型電子装置に対して、学習者のモチベーションを測定または確認する第一テストの設問を送信し、かつ携帯型電子装置から送信される各設問回答を受信するコンピュータとを含んで構成されており、当該コンピュータは、
(1)携帯型電子装置との間で、学習者のモチベーションを測定または確認する第一テストの設問データ及び回答データを送受信するデータ通信手段と、
(2)第一テストの回答結果と、学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかとが関連付けられて構築されているデータ記憶手段と、
(3)携帯型電子装置から送信された第一テストの回答に基づいて、前記データ記憶手段に記憶された学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかを選定するデータ処理手段と、
(4)データ処理手段で特定された学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかについての情報を出力するデータ出力手段と、
を含んで構成されていることを特徴とする学習支援システム。 - 学習者に応じた最適な学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかを選定する学習支援システムであって、当該学習支援システムは、
(1)学習者のモチベーションを測定または確認する第一テストの回答を入力するデータ入力手段と、
(2)入力された第一テストの回答結果から学習者のモチベーションを判定し、且つその判定結果に基づいて、少なくとも記載内容の一部において相互に異なる2種類以上の測定結果情報を作成するデータ処理手段と、
(3)前記2種類以上の測定結果情報を別々に出力するデータ出力手段と
を含んで構成されていることを特徴とする学習支援システム。 - 前記データ処理手段は、更に学習者のモチベーションの判定結果から、前記データ記憶手段に記憶された学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかを選定するものであり、
当該選定内容に学習方法が含まれる場合には、選定した学習方法を、前記測定結果情報ごとに記載内容の少なくとも一部が異なる2種類以上の選定学習方法情報を作成する請求項4に記載の学習支援システム。 - 前記データ入力手段の一つとして、PDA(パーソナルデジタルアシスタント)、携帯電話又はタブレットコンピューターから送信される第一テストの回答を受け取る通信手段が使用されており、
前記データ出力手段の一つとして、このデータ入力手段に第一テストの回答を送信したPDA(パーソナルデジタルアシスタント)、携帯電話又はタブレットコンピューターに対して、前記2種類以上の測定結果情報の内の何れかの測定結果情報、及び2種類以上の選定学習方法情報の内の何れかの選定学習方法情報の少なくとも1つ以上を送信する通信手段が使用されている、請求項5に記載の学習支援システム。 - 前記データ記憶手段は、前記第一テストの回答結果、及びそれに基づいて選定した学習方法及び/又は最適な教材を、学習者ごとに分けて記憶する第一記憶領域を備える、請求項1〜6の何れか一項に記載の学習支援システム。
- 前記第一テストは、以下の(A)〜(I)に示す項目の何れか又は全てを測定する設問より構成される、請求項1〜7の何れか一項に記載の学習支援システム。
(A)チャレンジ精神の喪失度
(B)自信の喪失度
(C)目標達成手段または問題解決手段の喪失度
(D)好奇心の喪失度
(E)自己決定感の喪失度
(F)周囲から期待されている感覚の喪失度
(G)安心感の喪失度
(H)周囲から関心をもたれている感覚の喪失度
(I)一体感の喪失度 - 前記第一テストは、一回のテストが、10〜50問の設問によって構成されており、
前記データ処理手段は、演算手段と制御手段を含んで構成されており、
当該制御手段は、2問目以降の設問を前問に対する回答の入力後に出題する
請求項1〜8の何れか一項に記載の学習支援システム。 - 更に前記データ記憶手段は、学力を測定する第二のテストの結果を学習者ごとに分けて記憶する第二記憶領域を有し、
前記データ処理手段は、前記第一のテストの回答結果、それに基づいて選定した学習方法及び最適な教材、及び第二のテストの結果に関する履歴データを抽出し、
前記データ出力手段は、抽出した履歴データを出力する、請求項1〜9の何れか一項に記載の学習支援システム。 - 前記データ処理手段は、履歴データに基づいて、学習者ごとに、学習方法及び最適な教材の選定基準を調整する請求項10に記載の学習支援システム。
- 前記データ処理手段は、第二のテスト結果(学力テスト)に基づき、学習者の思考パターンを評価すると共に、学習者が得意とする思考パターン、及び不得意とする思考パターンを判定する、請求項10又は11に記載の学習支援システム。
- 前記第二テストは、以下の(a)〜(d)に示す項目の何れか又は全てを測定する設問より構成される、請求項10〜12の何れか一項に記載の学習支援システム。
(a)外向的か、内向的か
(b)知覚的か、直感的か
(c)論理分析的か、価値観重視派か
(d)計画的か、自然体派か - 学習者に応じた最適な学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかを選定するために、学習者のモチベーションを測定又は確認する学習支援システムであって、当該学習支援システムは、
(1)学習者のモチベーションを測定または確認する第一テストの回答を入力するデータ入力手段と、
(2)第一テストの回答結果と、学習者のモチベーションを示す評価結果とが関連付けられて構築されているデータ記憶手段と、
(3)データ入力手段から入力された第一テストの回答に基づいて、前記データ記憶手段に記憶された評価結果を抽出乃至選択するデータ処理手段と、
(4)データ処理手段で特定された学習方法及び最適な教材の少なくとも何れかについての情報を出力するデータ出力手段とを含んで構成されており、
前記データ入力手段の一つとして、PDA (パーソナルデジタルアシスタント)、携帯電話又はタブレットコンピューターから送信される第一テストの回答を受け取る通信手段が使用されていることを特徴とする学習支援システム。
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-
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- 2005-06-09 JP JP2005170199A patent/JP2006343602A/ja active Pending
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