JP5537252B2 - マスタシリンダおよびこれを用いたブレーキシステム - Google Patents
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Description
カップシール(separation seal;SEP)をそれぞれ有するタンデム型のマスタシリンダが提案されている(例えば、特許文献1参照)。
る。プライマリピストン3の後退限位置では、第1径方向孔15の一部が第2カップシール5のインナーリップの前端部より後方に位置する。このときは、プライマリ液圧室9が第1リザーバ接続口17に連通し更にリザーバ21内に連通する。また、セカンダリピストン6の後退限位置では、第2径方向孔16の一部が第4カップシール8のインナーリップの前端部より後方に位置する。このときは、セカンダリ液圧室10が第2リザーバ接続口18に連通し更にリザーバ21内に連通する。したがって、プライマリ液圧室9およびセカンダリ液圧室10には液圧が発生していない。
り、スムーズなブレーキ液の補給が可能となる。したがって、特許文献2に記載のマスタシリンダでは、プライマリ液圧室およびセカンダリ液圧室の液密性が確保され、しかもリザーバからのブレーキ液の補給性が向上されている。
SO4およびSEP7の装着状態の検査確認作業を行うことで、ISO4およびSEP7のシール性の低下あるいはISO4およびSEP7の非装着を検知している。
a等)のエアー(本発明の圧力流体に相当)をセカンダリ液圧室10内に供給する。コンタミ等によるSEP7のシール性の低下やSEP7の非装着があると、セカンダリ液圧室10内に供給されたエアーはSEP7を通過してプライマリ液圧室9に流動する。プライマリ液圧室9に流動したエアーは、更に第1出力口19を通して配管24内に流動する。このため、配管24内の圧力が上昇するので、この上昇した圧力が圧力センサ25で検知されることで、コンタミ等によるシール性の低下やSEP7の非装着が検知される。
図1は、本発明に係るマスタシリンダの実施形態の一例を用いたブレーキシステムを模式的に示す図である。なお、前述の従来例の構成要素と同じ構成要素には同じ符号を付すことにより、それらの詳細な説明は省略する。
定数の径方向溝22dが周方向に所定の間隔を置いて形成されている。また、図2(a),(c)に示すように、アウターリップ22cの先端部には、所定数の径方向溝22eが
周方向に所定の間隔を置いて形成されている。
eを有している。したがって、コンタミ等の異物によるSEP7のシール性の低下あるいは非装着をより確実にかつより簡単に検知することが可能となる。
この例のマスタシリンダ1の他の構成および他の作用効果は、前述の特許文献1に記載のマスタシリンダと同様である。その場合、特許文献1に記載のマスタシリンダは流量制御弁を有しているが、この例のマスタシリンダ1では不要である。
られるが、図4(a)ないし(c)に示すように、この例のSEP7およびISO4を構成するカップシール22では径方向溝22d,22eは設けられない。また、この例のマ
スタシリンダ1では、環状溝2bの後壁2cに、所定数の径方向溝2dが周方向に所定の間隔を置いて設けられている。検査確認作業でエアーのエアー圧がカップシール22に作用することにより、カップシール22が後方に移動して、アウタリップ22cの先端あるいはベース22aの後端が後壁2cに当接しても、これらの径方向溝2dを通してエアーが流動する。そして、配管24のエアー圧を圧力センサ25で検知したりあるいはエアーの流出を検知することで、環状溝2bに配設されたカップシール22のシール性の低下あるいはカップシール22の非装着をより確実にかつより簡単に検知確認することが可能となる。
この例のマスタシリンダ1の他の構成および他の作用効果は前述の例と同じである。
で種々の設計変更が可能である。
e…径方向溝、24…配管、25…圧力センサ、31…ブレーキシステム、32…ブレーキペダル、33…倍力装置、34…ブレーキシリンダ
Claims (5)
- シリンダ本体と、
このシリンダ本体のシリンダ穴と、
ベース、インナーリップおよびアウターリップにより径方向の断面がほぼコ字状に形成されるとともに前記シリンダ穴の開口部に設けられて前記シリンダ穴を外部に対してシールする環状のアイソレーションカップシールと、
前記アイソレーションカップシールを貫通して前記シリンダ穴に液密にかつ摺動可能に嵌合挿入されたピストンと、
前記シリンダ本体のシリンダ穴内に形成され、前記ピストンの作動時に液圧が発生されるとともに前記ピストンの非作動時に前記液圧が消滅する液圧室と、
前記ピストンは、前記シリンダ内に直列に配設されたプライマリピストンとセカンダリピストンとの2つのピストンからなり、
前記液圧室は、プライマリピストンと前記セカンダリピストンとの間に設けられたプライマリ液圧室と、前記シリンダ本体と前記セカンダリピストンとの間に設けられたセカンダリ液圧室との2つの液圧室からなり、
ベース、インナーリップおよびアウターリップにより径方向の断面がほぼコ字状に形成されるとともに、前記プライマリ液圧室と前記セカンダリ液圧室との間に前記プライマリ液圧室側と前記セカンダリ液圧室側とを区画する環状のセパレーションカップシールを有するマスタシリンダにおいて、
前記アイソレーションカップシールは前記シリンダ穴に設けられた環状溝に配設され、
圧力流体による前記アイソレーションカップシールの検査確認作業時、前記アイソレーションカップシールが移動して前記環状溝の後壁に当接する前記アイソレーションカップシールの部位または前記アイソレーションカップシールが移動して当接する前記環状溝の前記後壁に、径方向溝が設けられており、
前記セパレーションカップシールは前記シリンダ穴に設けられた第2の環状溝に配設され、
圧力流体による前記セパレーションカップシールの検査確認作業時、前記セパレーションカップシールが移動して前記第2の環状溝の後壁に当接する前記セパレーションカップシールの部位または前記セパレーションカップシールが移動して当接する前記第2の環状溝の後壁に、第2の径方向溝が設けられていることを特徴とするマスタシリンダ。 - 前記アイソレーションカップシールは前記環状溝に、前記インナーリップおよび前記アウターリップが前記ピストンの作動方向に延びるようにして配設され、
前記環状溝の後壁に当接する前記アイソレーションカップシールの前記部位は前記ベースであり、前記ベースまたは前記ベースが当接する前記環状溝の後壁に、前記径方向溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のマスタシリンダ。 - 前記セパレーションカップシールは前記第2の環状溝に、前記インナーリップおよび前記アウターリップが前記ピストンの非作動方向に延びるようにして配設され、
前記セパレーションカップシールの前記部位は前記アウターリップの先端部であり,前記アウターリップの先端部または前記アウターリップの先端部が当接する前記第2の環状溝の後壁に、第2の径方向溝が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のマスタシリンダ。 - 前記アイソレーションカップシールの前記ベースに前記径方向溝が設けられるとともに前記セパレーションカップシールの前記アウターリップに前記第2の径方向溝が設けられる場合は、前記アイソレーションカップシールおよび前記セパレーションカップシールが前記ベースおよび前記アウターリップにそれぞれ径方向溝が設けられた同じカップシールから構成され、または前記環状溝の後壁に前記径方向溝が設けられるとともに前記第2の環状溝の後壁に前記第2の径方向溝が設けられる場合は、前記アイソレーションカップシールおよび前記セパレーションカップシールが、径方向溝が設けられない同じカップシールから構成されていることを特徴とする請求項1または3に記載のマスタシリンダ。
- ブレーキ操作部材と、前記ブレーキ操作部材の操作により作動してブレーキ液圧を発生するマスタシリンダと、前記マスタシリンダの液圧により発生するブレーキ力によりブレーキを作動するブレーキシリンダとを備えるブレーキシステムにおいて、
前記マスタシリンダは、請求項1ないし4のいずれか1つに記載のマスタシリンダであることを特徴とするブレーキシステム。
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