JP4772824B2 - マスタシリンダ - Google Patents
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Description
本発明の請求項3記載のマスタシリンダによれば、一端が開口する略有底筒状のシリンダと、該シリンダの開口側に摺動自在に嵌合されるプライマリピストンと、前記シリンダの前記プライマリピストンより底部側に摺動自在に嵌合されるセカンダリピストンと、前記シリンダ、前記プライマリピストン、および前記セカンダリピストンで画成されるプライマリ圧力室と、前記シリンダの底部側および前記セカンダリピストンで画成されるセカンダリ圧力室と、前記シリンダと前記プライマリピストンの外周面とで形成されリザーバに連通する第1の液補給室と、前記シリンダと前記セカンダリピストンの外周面とで形成されリザーバに連通する第2の液補給室と、前記第1の液補給室と前記プライマリ圧力室とを区画するため、前記プライマリピストンの外周面に摺接可能となるよう前記シリンダの内周側に保持された環状の第1のカップシールと、前記第2の液補給室と前記セカンダリ圧力室とを区画するため、前記セカンダリピストンの外周面に摺接可能となるよう前記シリンダの内周側に保持された環状の第2のカップシールと、を有し、前記各ピストンには、その外周面に一側が開口するとともに他側がそれぞれの前記圧力室に常時開口し、前記各ピストンの初期位置において、前記各圧力室を前記各液補給室に連通可能なリリーフポートと、該各リリーフポートの一側の開口より後側に、前側が小径で後側が大径となる制御テーパ面が形成されるとともに前記各リリーフポートの一側が開口する環状の凹部と、がそれぞれ形成され、前記各ピストンの初期位置において、前記各圧力室と前記各液補給室とがそれぞれ連通可能な状態で前記各カップシールの内周側が前記各ピストンの凹部内にそれぞれ収納され、前記各ピストンが前進したとき、前記各制御テーパ面が前記各カップシールの内周側の後端部とそれぞれ当接して前記各圧力室と前記各液補給室との連通をそれぞれ遮断することを特徴としている。
本発明の請求項4記載のマスタシリンダによれば、一端が開口する略有底筒状のシリンダと、該シリンダの開口側に摺動自在に嵌合されるプライマリピストンと、前記シリンダの前記プライマリピストンより底部側に摺動自在に嵌合されるセカンダリピストンと、前記シリンダ、前記プライマリピストン、および前記セカンダリピストンで画成され液圧を発生させるプライマリ圧力室と、前記シリンダの底部側および前記セカンダリピストンで画成され液圧を発生させるセカンダリ圧力室と、前記シリンダと前記プライマリピストンの外周面とで形成されリザーバに連通する第1の液補給室と、前記シリンダと前記セカンダリピストンの外周面とで形成されリザーバに連通する第2の液補給室と、前記第1の液補給室と前記プライマリ圧力室とを区画するため、前記プライマリピストンの外周面に摺接可能となるよう前記シリンダの内周側に保持された環状の第1のカップシールと、前記第2の液補給室と前記セカンダリ圧力室とを区画するため、前記セカンダリピストンの外周面に摺接可能となるよう前記シリンダの内周側に保持された環状の第2のカップシールと、を有し、前記各ピストンには、その外周面に一側が開口するとともに他側がそれぞれの前記圧力室に常時開口し、前記各ピストンの初期位置において、前記各圧力室を前記各液補給室に連通可能なリリーフポートと、前記各ピストンの外周部の前端側に、前側が小径で後側が大径となる制御テーパ面と、がそれぞれ設けられ、前記各カップシールの内周側の後端部は、前記各ピストンの初期位置において、前記各制御テーパ面の後側大径部よりも小径の状態で前記各制御テーパ面の前側に位置して前記各リリーフポートによる前記各圧力室と前記各液補給室との連通をそれぞれ可能とし、前記各制御テーパ面は、前記各ピストンが前進したとき、前記各カップシールの内周側の後端部とそれぞれ当接して前記各リリーフポートによる前記各圧力室と前記各液補給室との連通をそれぞれ遮断することを特徴としている。
本発明の請求項6記載のマスタシリンダによれば、請求項1乃至5の何れかに記載のものに関して、前記制御テーパ面は前記ピストンの軸線を含む面の断面形状が円弧状となっていることを特徴としている。
図1は、マスタシリンダ10の全体構成を示すもので、図中符号11は一端が開口する略有底筒状のシリンダを、符号12は、シリンダ11の開口部側(図における右側)に摺動可能に嵌合されたプライマリピストンを、符号13は、シリンダ11のプライマリピストン12より底部側(図における左側)に摺動自在に嵌合されたセカンダリピストンを、それぞれ示している。
Claims (6)
- シリンダと、
該シリンダに摺動可能に設けられるとともに該シリンダとで前側に液圧を発生させる圧力室を形成するピストンと、
前記シリンダと前記ピストンの外周面とで形成されリザーバに連通する液補給室を前記圧力室に対して区画するため、前記ピストンの外周面に摺接可能となるよう前記シリンダの内周側に保持された環状のカップシールと、を有し、
前記ピストンには、その外周面に一側が開口するとともに他側が前記圧力室に常時開口し、前記ピストンの初期位置において、前記圧力室を前記液補給室に連通可能なリリーフポートが形成されているマスタシリンダにおいて、
前記ピストンの外周部は、前記カップシールと締代をもって摺接する締代摺接面と、前側が小径で後側が大径となって前記締代摺接面に連なる制御テーパ面とを有し、
前記カップシールは内周側にインナリップ部を有し、該インナリップ部は外力を受けない自由状態で前記内周側の後端部よりも先端側の径が小さくなるように傾斜する内周側の摺接面を有し、前記カップシールの内周側の後端部は、前記ピストンの初期位置において、前記締代摺接面よりも小径の状態で前記制御テーパ面の前側に位置し、
前記制御テーパ面は、前記ピストンが前進したとき、前記カップシールの内周側の後端部と当接して前記リリーフポートによる前記圧力室と前記液補給室との連通を遮断し、
前記ピストンの前進に従い、前記カップシールの内周側の後端部が前記制御テーパ面によって拡径されつつ該制御テーパ面と前記締代摺接面との境界部に載り上げ、さらに、該境界部が前記カップシールの内周側の摺接面に接触した状態となり、その後、前記カップシールの内周側の摺接面の先端側が前記締代摺接面に摺接することを特徴とするマスタシリンダ。 - 一端が開口する略有底筒状のシリンダと、
該シリンダに摺動可能に設けられる一対のピストンと、
該一対のピストンと前記シリンダとで形成されて一対のピストンの初期位置からの移動により液圧を発生させる2つの圧力室と、
前記シリンダと前記一対のピストンの外周面とで各ピストン毎に形成されリザーバに連通する液補給室と、
該各液補給室を前記各圧力室に対して区画するため、前記各ピストンの外周面に摺接可能となるよう前記シリンダの内周側に保持される環状のカップシールと、
を有し、
前記各ピストンには、
その外周面に一側が開口するとともに他側が前記圧力室に常時開口し、前記各ピストンの初期位置において、前記各圧力室を前記各圧力室に対応する前記液補給室に連通可能なリリーフポートが形成され、
前記各ピストンの外周部には、前記カップシールと締代をもって摺接する締代摺接面と、前側が小径で後側が大径となって前記締代摺接面に連なる制御テーパ面とが形成され、
前記各カップシールは、内周側にインナリップ部を有し、
該インナリップ部は外力を受けない自由状態で前記内周側の後端部よりも先端側の径が小さくなるように傾斜する内周側の摺接面を有し、
前記各カップシールの内周側の後端部は、前記各ピストンの初期位置において、前記締代摺接面よりも小径の状態で前記制御テーパ面の前側に位置し、
前記制御テーパ面は、前記各ピストンが前進したとき、前記カップシールの内周側の後端部と当接して前記各リリーフポートによる前記各圧力室と前記各圧力室に対応する前記液補給室との連通を遮断し、
前記各ピストンの前進に従い、前記各カップシールの内周側の後端部が前記制御テーパ面によって拡径されつつ該制御テーパ面と前記締代摺接面との境界部に載り上げ、さらに、該境界部が前記各カップシールの内周側の摺接面に接触した状態となり、その後、前記各カップシールの内周側の摺接面の先端側が前記締代摺接面に摺接することを特徴とするマスタシリンダ。 - 一端が開口する略有底筒状のシリンダと、
該シリンダの開口側に摺動自在に嵌合されるプライマリピストンと、
前記シリンダの前記プライマリピストンより底部側に摺動自在に嵌合されるセカンダリピストンと、
前記シリンダ、前記プライマリピストン、および前記セカンダリピストンで画成されるプライマリ圧力室と、
前記シリンダの底部側および前記セカンダリピストンで画成されるセカンダリ圧力室と、
前記シリンダと前記プライマリピストンの外周面とで形成されリザーバに連通する第1の液補給室と、
前記シリンダと前記セカンダリピストンの外周面とで形成されリザーバに連通する第2の液補給室と、
前記第1の液補給室と前記プライマリ圧力室とを区画するため、前記プライマリピストンの外周面に摺接可能となるよう前記シリンダの内周側に保持された環状の第1のカップシールと、
前記第2の液補給室と前記セカンダリ圧力室とを区画するため、前記セカンダリピストンの外周面に摺接可能となるよう前記シリンダの内周側に保持された環状の第2のカップシールと、
を有し、
前記各ピストンには、
その外周面に一側が開口するとともに他側がそれぞれの前記圧力室に常時開口し、前記各ピストンの初期位置において、前記各圧力室を前記各液補給室に連通可能なリリーフポートと、
該各リリーフポートの一側の開口より後側に、前側が小径で後側が大径となる制御テーパ面が形成されるとともに前記各リリーフポートの一側が開口する環状の凹部と、
がそれぞれ形成され、
前記各ピストンの初期位置において、前記各圧力室と前記各液補給室とがそれぞれ連通可能な状態で前記各カップシールの内周側が前記各ピストンの凹部内にそれぞれ収納され、前記各ピストンが前進したとき、前記各制御テーパ面が前記各カップシールの内周側の後端部とそれぞれ当接して前記各圧力室と前記各液補給室との連通をそれぞれ遮断することを特徴とするマスタシリンダ。 - 一端が開口する略有底筒状のシリンダと、
該シリンダの開口側に摺動自在に嵌合されるプライマリピストンと、
前記シリンダの前記プライマリピストンより底部側に摺動自在に嵌合されるセカンダリピストンと、
前記シリンダ、前記プライマリピストン、および前記セカンダリピストンで画成され液圧を発生させるプライマリ圧力室と、
前記シリンダの底部側および前記セカンダリピストンで画成され液圧を発生させるセカンダリ圧力室と、
前記シリンダと前記プライマリピストンの外周面とで形成されリザーバに連通する第1の液補給室と、
前記シリンダと前記セカンダリピストンの外周面とで形成されリザーバに連通する第2の液補給室と、
前記第1の液補給室と前記プライマリ圧力室とを区画するため、前記プライマリピストンの外周面に摺接可能となるよう前記シリンダの内周側に保持された環状の第1のカップシールと、
前記第2の液補給室と前記セカンダリ圧力室とを区画するため、前記セカンダリピストンの外周面に摺接可能となるよう前記シリンダの内周側に保持された環状の第2のカップシールと、を有し、
前記各ピストンには、
その外周面に一側が開口するとともに他側がそれぞれの前記圧力室に常時開口し、前記各ピストンの初期位置において、前記各圧力室を前記各液補給室に連通可能なリリーフポートと、
前記各ピストンの外周部の前端側に、前側が小径で後側が大径となる制御テーパ面と、
がそれぞれ設けられ、
前記各カップシールの内周側の後端部は、前記各ピストンの初期位置において、前記各制御テーパ面の後側大径部よりも小径の状態で前記各制御テーパ面の前側に位置して前記各リリーフポートによる前記各圧力室と前記各液補給室との連通をそれぞれ可能とし、
前記各制御テーパ面は、前記各ピストンが前進したとき、前記各カップシールの内周側の後端部とそれぞれ当接して前記各リリーフポートによる前記各圧力室と前記各液補給室との連通をそれぞれ遮断することを特徴とするマスタシリンダ。 - 前記ピストンの外周部に凹部を形成するとともに該凹部に前記リリーフポートの開口部を配置し、さらに該リリーフポートの開口部より後側の前記凹部を前記制御テーパ面とし、前記凹部は、前記ピストンが初期位置にあるときに、前記カップシールの内周側を収納可能としていることを特徴とする請求項1、2、4のいずれかに記載のマスタシリンダ。
- 前記制御テーパ面は前記ピストンの軸線を含む面の断面形状が円弧状となっていることを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載のマスタシリンダ。
Priority Applications (1)
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JP2008110696A JP4772824B2 (ja) | 2008-04-21 | 2008-04-21 | マスタシリンダ |
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2008110696A JP4772824B2 (ja) | 2008-04-21 | 2008-04-21 | マスタシリンダ |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP29450298A Division JP4141548B2 (ja) | 1998-09-30 | 1998-09-30 | マスタシリンダ |
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JP2008179364A JP2008179364A (ja) | 2008-08-07 |
JP2008179364A5 JP2008179364A5 (ja) | 2009-04-16 |
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JP2008110696A Expired - Lifetime JP4772824B2 (ja) | 2008-04-21 | 2008-04-21 | マスタシリンダ |
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2008
- 2008-04-21 JP JP2008110696A patent/JP4772824B2/ja not_active Expired - Lifetime
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