JP2529292Y2 - マスタシリンダ - Google Patents

マスタシリンダ

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JP2529292Y2 JP1991078355U JP7835591U JP2529292Y2 JP 2529292 Y2 JP2529292 Y2 JP 2529292Y2 JP 1991078355 U JP1991078355 U JP 1991078355U JP 7835591 U JP7835591 U JP 7835591U JP 2529292 Y2 JP2529292 Y2 JP 2529292Y2
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B60VEHICLES IN GENERAL
    • B60TVEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
    • B60T11/00Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant
    • B60T11/10Transmitting braking action from initiating means to ultimate brake actuator without power assistance or drive or where such assistance or drive is irrelevant transmitting by fluid means, e.g. hydraulic
    • B60T11/16Master control, e.g. master cylinders
    • B60T11/236Piston sealing arrangements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Transportation (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)
  • Sealing With Elastic Sealing Lips (AREA)
  • Pistons, Piston Rings, And Cylinders (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ピストンがその一端を
液圧発生室に臨ませてシリンダ体内に摺動自在に嵌合さ
れ、ピストンの外周に設けられる装着溝には、シリンダ
体内面に摺接するリップを有して液圧発生室側に開いた
横断面略J字状のカップシールが装着されるマスタシリ
ンダに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、かかるマスタシリンダでは、図8
(a)で示すように、ピストン84の外周に、シリンダ
体86の内面と摺接し且つ一端が液圧発生室82に臨む
ガイド部84aと、カップシール80を装着させる装着
溝81とが隣接して設けられており、該ガイド部84a
には、装着溝81内に液圧発生室82から作動液を潤滑
用として導く連通孔83が穿設されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】上記従来のものでは、
液圧発生室82の容積を増大させる方向(矢印方向)に
ピストン84を急激に作動させたときには、カップシー
ル80のリップ80aがその前後の圧力差により図8
(b)で示すように液圧発生室82側に倒れ、ガイド部
84aの装着溝81側の側面(即ち装着溝81の一方の
側面81aに密接して連通孔83が閉塞されることが
ある。而して液圧発生室82の容積を増大させる側への
ピストン84の作動が終了したときに、リップ80aは
シリンダ体86の内面に摺接する方向に復帰しようとす
る。しかるにピストン84のガイド部84a外周面と、
シリンダ体86の内面との間の摺動間隙は極めて小さい
ので、前記連通孔83が閉塞された時点でリップ80a
およびシリンダ体86内面間に生じる環状室87から液
圧発生室82への作動液の流通が制限され、それにより
シリンダ体86内面に摺接する側へのリップ80aの復
帰が著しく遅延する。したがってリップ80aが復帰し
ていない状態でピストン84を反矢印方向に作動させて
液圧発生室82の圧力を増大させることもあり、その場
合、カップシール80によるシールが不充分となる。
【0004】そこで、実公昭62−25963号公報で
開示されたマスタシリンダでは、液圧発生室82の容積
を増大させる側にピストン84を付勢するばねとピスト
ン84との間に挟持した部材に、連通孔83から装着溝
81側に突出するストッパ部を設け、該ストッパ部によ
ってカップシール80の倒れを阻止するようにしている
が、カップシール80の倒れを防止するためだけの専用
の部品が必要であり、部品点数が増加する。
【0005】本考案は、かかる事情に鑑みてなされたも
のであり、部品点数の増加を回避してカップシールの倒
れによるシール不良を防止し得るようにしたマスタシリ
ンダを提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本考案、液圧発生室と装着溝との間のピストン外
周に設けられてシリンダ体内面に摺接する環状ガイド部
に、一端を液圧発生室に連通させるとともに他端を装着
溝に開口させる複数の補給溝が設けられ、更にその環状
ガイド部の装着溝側の側面の周縁部には、液圧発生室側
に向かうにつれて大径となるテーパ面が設けられ、各補
給溝は、それらの底部がテーパ面の小径端よりもピスト
ンの半径方向内方に位置するように形成され、液圧発生
室の急激な減圧に因りリップが液圧発生室側へ倒れてテ
ーパ面に当接しても、前記側面及びカップシール間の空
間と、リップ及びシリンダ体内面間の環状室とが何れも
各補給溝を介して液圧発生室に連通し得るようにした
とを特徴とする
【0007】
【0008】
【実施例】以下、図面により本考案の実施例について説
明する。
【0009】図1ないし図4は本考案を自動車のクラッ
チ作動装置用マスタシリンダに適用したときの一実施例
を示すものであり、図1はマスタシリンダの縦断側面
図、図2はピストンの拡大縦断面図、図3は図1の3部
拡大図、図4は図2の4矢視正面図である。
【0010】クラッチ作動装置用のマスタシリンダMC
は、有底のシリンダ穴8を有して有底円筒状に形成され
るシリンダ体9を備え、前記シリンダ穴8内には、該シ
リンダ穴8の閉塞端すなわちシリンダ体9の前端壁9a
との間に液圧発生室11を画成してピストン10が摺動
可能に嵌合される。
【0011】図2を併せて参照して、ピストン10は鋳
造されるものであり、このピストン10には、シリンダ
穴8に摺接するガイド部12,13,14が前方から後
方(図2の左方から右方)に向けて順に軸方向に間隔を
あけて設けられ、ガイド部12,13間に装着溝15が
形成され、ガイド部13,14間にはガイド部13との
間に段差部16を介在させて装着溝17が形成され、さ
らにガイド部14にはグリス溜め溝18が設けられる。
而して、装着溝15にはカップシール20が、また装着
溝17にはカップシール21がそれぞれ装着される。
【0012】図3において、装着溝15は、相互に対向
する一対の側面15a,15bと、それらの側面15
a,15b間を連結する底面15cとで形成される。し
かも両側面15a,15bのうち、液圧発生室11側の
側面15aにおける周縁部には、液圧発生室11側に向
かうにつれて大径となるテーパ面15a′が設けられ
る。
【0013】一方、カップシール20は、従来周知のも
のであり、シリンダ穴8の内面に弾発的に摺接するリッ
プ20aを有して液圧発生室11側に開いた横断面略J
字状に形成される。
【0014】図4において、ピストン10における装着
溝15と液圧発生室11との間に位置するガイド部12
の外周には、一端を液圧発生室11に連通させるととも
に他端を装着溝15の側面15aに開口させる複数たと
えば3つの補給溝23,24,25が周方向に等間隔を
あけて設けられる。しかも各補給溝23〜25は、それ
らの底部がテーパ面15a′の小径端よりもピストン1
0の半径方向方側に位置するようにしてそれぞれ形成
される。
【0015】而してピストン10は、その軸線を含む平
面を分割面26とした一対の鋳型27,28間で鋳造成
形されるものであり、補給溝23は、ピストン10の軸
線を通って分割面26に直交する中心線C上に中心を有
する半円形状に形成されるのに対し、補給溝24,25
は、前記中心線Cとほぼ平行な平坦面24a,25aと
円弧面24b,25bとから成るものであり、補給溝2
3とはわずかに異なる形状を有する。このように各補給
溝23,24,25を形成することにより、両鋳型2
7,28を分割面26から相互に離反する方向に離型す
ることを可能として、各補給溝23,24,25をピス
トン10の周方向等間隔に形成することができる。
【0016】再び図1において、シリンダ体9の前端壁
9aには弁孔31が同軸に穿設されており、該弁孔31
はリザーバ29に連通される。またシリンダ体9の側部
には液圧発生室11内に常時連通する出力ポート30が
設けられており、該出力ポート30はスレーブシリンダ
38に接続される。
【0017】液圧発生室11内の前部には有底円筒状の
ケージ32が挿入されており、ピストン10の前部に結
合されたリテーナ33と前記ケージ32との間にはばね
34が縮設される。前記ケージ32内には、弁孔31を
閉鎖可能な弁体35が収納されており、該弁体35およ
びケージ32間には弁孔31を閉鎖する方向に弁体35
を付勢するばね36が縮設される。また弁体35には、
ケージ32を移動自在に貫通するロッド37が同軸に連
接されており、このロッド37の後端部37aは、規制
された範囲での軸方向相対移動を可能としてピストン1
0に係合される。
【0018】ピストン10の後端部には、プッシュロッ
ド40が作用的に連結されており、シリンダ体9の後端
部には、プッシュロッド40の後退限すなわちピストン
10の後退限を規制するためのストッパ41が固定され
る。
【0019】次にこの実施例の作用について説明する
と、液圧発生室11の容積を増大させる方向にピストン
10を急激に後退させとき、即ち液圧発生室11が急
激に減圧したときに、カップシール20のリップ20a
が、図3の鎖線で示すように、前後の圧力差により前方
すなわち液圧発生室11側に倒れる場合がある。この
際、ガイド部12の装着溝15側の側面、即ち装着溝1
5における液圧発生室11側の側面15aには、リップ
20aに対応する部分にテーパ面15a′が設けられて
いるので、正常姿勢にあるリップ20aが前倒れ状態と
なったとしてもテーパ面15a′(従って前記側面15
a)に当接することが極力回避される。しかも複数の補
給溝23〜25がテーパ面15a′の小径端よりも深く
してガイド部12の外周に設けられているので、リップ
20aがテーパ面15a′(従って前記側面15a)
当接したとしても、側面15aおよびカップシール2
0間の空間は補給溝23〜25を介して液圧発生室11
に連通しており、前記空間が密閉状態となることはな
い。
【0020】さらにリップ20aテーパ面15a′
(従って前記側面15a)に当接した状態で該リップ2
0aの外面およびシリンダ穴8の内面間に形成される環
状室は、複数の補給溝23〜25を介して液圧発生室1
1に連通しており、前記環状室から液圧発生室11側へ
の作動液の流れが抑制されることはなく、該環状室の作
動液がリップ20aの復帰動作を抑制することはない。
【0021】したがって液圧発生室11の容積を増大す
る方向へのピストン10の移動が終了したときには、リ
ップ20aはシリンダ穴8の内面に摺接する側に直ちに
復帰するものであり、液圧発生室11の容積を減少させ
る方向へのピストン10の前進作動が開始されるときま
で、リップ20aが前倒れ状態のままとなることが防止
され、シール性を維持することが可能となる。
【0022】しかも補給溝23〜25は、ピストン10
の鋳造時に形成されるものであるので、鋳造後に連通孔
を穿孔加工していた従来のものに比べると、加工工数が
少なくてすむ。
【0023】図5ないし図7は本考案を自動車のブレー
キ装置用タンデム型マスタシリンダに適用したときの実
施例を示すものであり、図5はタンデム型マスタシリン
ダの縦断側面図、図6図は図5の6部拡大図、図7は図
5の7−7線拡大断面図である。
【0024】先ず図5において、自動車のブレーキ装置
用タンデム型マスタシリンダMB は、シリンダ体43を
備え、このシリンダ体43に設けられる有底のシリンダ
穴44には、一対の前部ピストン45および後部ピスト
ン46が摺動自在に嵌合され、シリンダ穴44の閉塞端
および前部ピストン45間には前部液圧発生室47が形
成され、また両ピストン45,46間には後部液圧発生
室48がそれぞれ形成される。而して両液圧発生室4
7,48は自動車における二系統のブレーキ油圧回路に
接続される。しかも両ピストン45,46は戻しばね4
9,50により後退位置にそれぞれ付勢され、後部ピス
トン46の後端部には負圧ブースタBの出力杆51が連
接される。
【0025】シリンダ体43の上部に一体に突設される
円筒状の油溜52と、該油溜52の外周に下端部を嵌合
・連結させる合成樹脂製のリザーバ本体53とでリザー
バ54が構成され、油溜52内は、シリンダ体43と一
体の隔壁55により前部油溜室56および後部油溜室5
7に区画される。而して前部油溜室56は前部ピストン
45の直上に配置されるものであり、その底壁には、前
部油圧室47のリリーフポート58およびサプライポー
ト59が穿設される。
【0026】一方、シリンダ体43の上部後方には、油
溜52に続く厚肉側壁43aが設けられており、この側
壁43aには、内端を後部油溜室57に連通させる連通
路60が設けられる。また後部液圧発生室48のリリー
フポート61およびサプライポート62が連通路60に
十字状に交わるようにして側壁43aに穿設されてい
る。
【0027】ところで、前部ピストン45は鋳造される
ものであり、この前部ピストン45には、シリンダ穴4
4に摺接するガイド部63,64が相互間に環状凹部6
5を介在させて設けられる。而して前部ピストン45の
前部外周には、シリンダ穴44の内面に摺接するカップ
シール66がガイド部63で受けるようにして装着され
る。また前部ピストン45の後部外周には、前記ガイド
部64との間で環状の装着溝68を形成するガイド部7
3が設けられており、そのガイド部73の後面は後部液
圧発生室48に直接臨んでいる。前記装着溝68には、
シリンダ穴44の内面に摺接するカップシール67が
着される。そして前部ピストン45、後部液圧発生室4
8及びカップシール67は本考案のピストン、液圧発生
室及びカップシールをそれぞれ構成する。
【0028】図6および図7において、装着溝68は、
相互に対向する一対の側面68a,68bと、それらの
側面68a,68b間を連結する底面68cとで形成さ
れる。しかも両側面68a,68bのうち、後部液圧発
生室48側に在る側面68aの周縁部には、後部液圧発
生室48側に向かうにつれて大径となるテーパ面68
a′が設けられる。
【0029】またカップシール67は、シリンダ穴44
の内面に弾発的に摺接するリップ67aを有して後部液
圧発生室48側に開いた横断面略J字状に形成される。
【0030】さらに、前部ピストン45におけるガイド
部64の外周には、一端を後部液圧発生室48に連通さ
せるとともに他端を前記側面68aに開口させる複数た
とえば3つの補給溝69,70,71が周方向に等間隔
をあけて設けられており、補給溝70,71は、前部ピ
ストン45の鋳造時に2つの鋳型の離型を可能とすべく
補給溝69とは異なる形状に形成される。
【0031】このような実施例においても、図1ないし
図4の実施例と同様に、カップシール67のリップ67
aのシリンダ穴44内面に摺接する方向の復帰動作を速
やかにして、シール性を維持することが可能となり、さ
らに補給溝69〜71を前部ピストン45の鋳造時に形
成することにより、加工工数の低減を図ることができ
る。
【0032】
【考案の効果】以上のように本考案よれば、ピストン
の急激な後退等に起因した液圧発生室の急減圧に因りカ
ップシールのリップが液圧発生室側に倒れても、そのリ
ップが環状ガイド部の装着溝側の側面に当接すること
を、該ガイド部のテーパ面によって極力回避することが
でき、また同リップがテーパ面に万一当接したような場
合でも、テーパ面小径端よりも深い補給溝によって、ガ
イド部側面及びカップシール間の空間と、リップ及びシ
リンダ体内面間の環状室とを何れも液圧発生室に難なく
連通させることができるので、液圧発生室の前記急減圧
によっても環状ガイド部側面及びカップシール間の空間
が密閉状態とならないばかりか、リップ及びシリンダ体
内面間の環状室から液圧発生室側への作動液の流れも抑
制されず、従って、その液圧発生室の減圧解消に伴いリ
ップを所期のシール位置に迅速に復帰させることができ
て良好なシール性を維持することができる。また上記補
給溝の特設によってもガイド部には所期のピストンガイ
ド機能を有効に発揮させることができるから、ピストン
の摺動が常にスムーズであり、更にカップシールの倒れ
防止のための専用ストッパを特別に設ける必要はないか
ら、部品点数の増加を抑えてコスト節減に寄与すること
ができる。
【0033】
【図面の簡単な説明】
【図1】クラッチ作動装置用マスタシリンダの縦断側面
図である。
【図2】ピストンの拡大縦断面図である。
【図3】図1の3部拡大図である。
【図4】図2の4矢視正面図である。
【図5】ブレーキ装置用タンデム型マスタシリンダの縦
断側面図である。
【図6】図5の6部拡大図である。
【図7】図5の7−7線拡大断面図である。
【図8】従来技術の断面図である。
【符号の説明】
8,43 シリンダ体 10,45 ピストン 11,48 液圧発生室12,73 ガイド部 15,68 装着溝 15a,68a 側面 15a′,68a′ テーパ面 20,67 カップシール 20a,67a リップ 23〜25,69〜71 補給溝 MB ,MC マスタシリンダ

Claims (1)

    (57)【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ピストン(10,45)がその一端を液
    圧発生室(11,48)に臨ませてシリンダ体(8,4
    3)内に摺動自在に嵌合され、ピストン(10,45)
    の外周に設けられる装着溝(15,68)には、シリン
    ダ体(8,43)内面に摺接するリップ(20a,67
    a)を有して液圧発生室(11,48)側に開いた横断
    面略J字状のカップシール(20,67)が装着される
    マスタシリンダにおいて、 液圧発生室(11,48)と装着溝(15,68)との
    間のピストン(10,45)外周に設けられてシリンダ
    体(8,43)内面に摺接する環状ガイド部(12,7
    3)に、一端を液圧発生室(11,48)に連通させる
    とともに他端を装着溝(15,68)に開口させる複数
    の補給溝(23,24,25;69,70,71)が設
    けられ、更にその環状ガイド部(12,73)の装着溝(15,
    68)側の側面(15a,68a)の周縁部には、液圧
    発生室(11,48)側に向かうにつれて大径となるテ
    ーパ面(15a′,68a′)が設けられ、 各補給溝(23,24,25;69,70,71)は、
    それらの底部がテーパ面(15a′,68a′)の小径
    端よりもピストン(10,45)の半径方向内方に位置
    するように形成され、 液圧発生室(11,48)の急激な減圧に因りリップ
    (20a,67a)が液圧発生室(11,48)側へ倒
    れてテーパ面(15a′,68a′)に当接しても、前
    記側面(15a,68a)及びカップシール(20,6
    7)間の空間と、リップ(20a,67a)及びシリン
    ダ体(8,43)内面間の環状室とが何れも各補給溝
    (23,24,25;69,70,71)を介して液圧
    発生室(11,48)に連通し得るようにした ことを特
    徴とする、マスタシリンダ
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